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ゆっくりいこう

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2017-10-10

[] ジェフのダブルボランチと岡山の守備

 岡山戦の序盤、ジェフは岡山のプレスに苦しみ、先に失点してしまいます。

 しかし、30分頃から猛攻を仕掛けて、逆転勝利をあげました。


 まずは岡山のプレスに関して。

 今回はなんとなく、横にしてみました。

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 岡山は3-4-3で構えて、1トップの赤嶺がCBの一報にプレスに行くと、それに合わせて逆サイドのシャドーが前に飛び出していって、2人で2CBに圧力をかける。

 そして、相手のボールをサイドに追いやって、ジェフのSBがボールを持つと、WBが前に出ていくプレスをかけてきました。


 1トップ、シャドー、WBと順番に前に出ていくプレスのかけ方は、岡山の基本的な守り方となっています。

 一か所に集中するようなプレスではないので、高い位置で囲って奪うような展開は少ないかもしれません。

 しかし、バランスよく前方の全エリアにプレスをかけることができ、相手を前に向かせずミスを待つというのが狙いなのではないかと思います。



 ただ、そこをかわされると弱いところがある印象で、赤嶺も継続的にプレスをかけられるタイプではないと思います。

 このあたりはジェフ戦の翌節から引き分けが続いているファンマが1トップにいる長崎や、スタメンからウェリントンを外している福岡も同様の悩みがあるのではないでしょうか。

 赤嶺はファンマやウェリントンよりは走れる選手だと思うのですが、劣勢な時に守備に行ってくれない印象もあって、行く時の行かない時の判断に課題があるのかなとも思います。


 その点でラリベイは献身的に守備もするし、ポストプレーでも貢献してくれる。

 その上でゴールも決めているわけですから、やはり監督としては凄く助かる選手ではないかと思います。

 こういった選手が1トップにいると、攻守においてチーム作りの計算がしやすくなりますね。



 上の図でも示したように、岡山はサイドで数的不利になりやすい状況にあると言えると思います。

 前からのプレスがはまり続ければ、ジェフは前を向けないので問題なく守れますが、プレスが効かなくなるとサイドで人数不足に陥る。

 ジェフのウイングが中央寄りにいる状況ではCBが見ることもあったと思いますが、基本的にはCBがサイドに流れることも少なかったと思います。


 ジェフはサイドで壁パスからSBを走らせるようなことが多いですが、相手が2人で対応している時はサイドで手詰まりになることが多い。

 しかし、この日はサイドで数的優位になることが多く、30分以降はそこから先手を取れていた印象です。

 岡山はサイドにおける守備に対して、以下のようにボランチが出て行って対応することが多かったと思います。

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 特に岡山は右サイドで後手に回ることが多かったと思いますが、そこに関戸が出ていくことで対応しようとしていました。

 ただ、それでも全体的に寄せが甘く、サイドでも劣勢が続いていたと思います。


 さらにボランチが外に出ていくため、中央が空きがちに。

 ジェフはその空いたスペースにウイングやトップ下が侵入し、そこから仕掛けてチャンスを作っていきました。

 逆に言えば岡山は、そこを埋めきれずに苦しんでいたと思います。



 良い時の岡山はWBとシャドーとボランチがサイドで素早く寄せていき、相手を行き場をなくす守備が基本だったと思います。

 それによってミドルエリアでの守備も安定していたように思うのですが、ここ最近の岡山はそこで素早く囲い切れずに苦しんでいる印象です。

 特にジェフ戦ではシャドーが前に残ることが多く、ミドルエリアでの守備に参加することが少なかったと思います。


 それによりサイドで数的不利になり、ボランチが行っても間に合わないため相手を囲い切れず。

 逆に中盤中央が空いてしまい、穴が大きくなっていってしまったように見えました。

 後半からはシャドーが開いてジェフのSBを見ることが多くなって若干改善されたようにも思いますが、前半のうちに対応しきれなかったことが痛かったのではないでしょうか。



 ジェフがダブルボランチに変更したため、シャドーがダブルボランチを見るような考えだったのでしょうか。

 また、ジェフとしてはダブルボランチに変更したことによって、中盤の底からパスを繋ぎやすくなったようなところもあったのかなと思います。

 これまでにもインサイドが下がってビルドアップに参加することはやっていたわけで、近い形ではあったはずです。


 しかし、夏場からインサイドが下がる時は中盤の底ではなく、SB付近まで流れることがおおく、その分ビルドアップの幅が狭くなっていたように思います。

 今回は中盤の底にボランチが二人いた分、中央からパスを出せたことで有効なパスが増えたのではないでしょうか。

 このあたりは上手くやったというよりは、今まで難しいことをやろうとしすぎていたようにも感じる部分です。



 さらにインサイドが2人からトップ下が1人になったことにより、結果的に中盤の高い位置にスペースが増えたようにも思います。

 それによって図でも示したように相手のボランチ脇が空きやすくなり、そこにウイングなどが侵入することが出来たのかもしれません。

 前に人数をかけすぎれば味方のスペースもなくなってしまうわけで、あえて空けることも大事だと思いますし、結果的にトップ下が1人になってスペースが増えたことによって選手が動きやすい状況にもなったようにも見えました。


 ダブルボランチに変更したのは、町田の負傷と熊谷の離脱も大きかったのかなとも思います。

 一方でインサイドを1人減らしたことや町田不在のデメリットも気になりましたが、ここ最近はそこまでのハイプレスを実施できていなかっただけに、大きなマイナスにはならかなったのかもしれません。

 逆にダブルボランチにして中盤の底を埋められた印象もなく、後半は中盤の裏を取られることも目立っていたように思います。


 それでも攻撃においてはいくつか可能性を感じましたが、岡山の守備に問題があったために有効に使えた部分もあったのかもしれません。

 特にシャドーが中盤まで戻らないということになると、残りの5×2で守らざるを得なくなるため、どう守っても厳しくなるのではないかと思います。

 ここ最近戦った3バックの長崎もシャドーの献身的な守備というものがチームの守備を支えていたと思いますし、そういった相手にも良い攻撃が出来るかが重要ではないかと思います。

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