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ゆっくりいこう

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2018-06-12

[] 山形のプレスとジェフのビルドアップの変化

 試合後にも話したように、ジェフの3枚でのビルドアップに対して、3トップ気味にプレスをかけ守備をはめこんできました。

 図にするとこんな感じに。

f:id:aratasuzuki:20180610170940p:image

 ジェフはビルドアップ時に熊谷が後方に下がって3バックになるので、山形はそこに1トップ2シャドーで追いかけていく。


 またトップ下の船山が下がって受けようとしてくるので、1トップの阪野などがそのコースを消しながら前に出て行っていました。

 それでも船山にパスが入った時には、ボランチが前に出てくることもありましたが、そういったケースはあまり多くなかったと思います。

 そもそも山形はボランチ付近で持つ船山に対して、あまり警戒していなかった印象もありました。



 ジェフのSBにボールが入った時には、WBが対応していました。

 この時にWBが後方から前へ出ていく対応が印象的で、後ろから前に出ていくことによって、後方のスペースも消しつつ、プレスにも行けていたように思います。

 全体的なスタートポジションは低い分、前節対戦した山口のように高い位置でボールを奪うシーンは少なかったと思いますが、その分後方を空けることは少なくなり、ロングボールなどにも対応できる状況が作れていたと言えるでしょう。


 そして、中盤の左右、矢田とサリーナスには、ボランチがそのままつく形に。

 中盤からサイド前方に出ていく動きに対しては、ゾーン気味に見ていた印象でした。

 状況によってCBやWBが見る形で、山形は3バックなのでCBが外に出ても、中央の栗山がカバーできると考えていたのではないでしょうか。



 ジェフとしてはこの中盤が外に出ていく動きを、もっと効果的に使いたいところだったのではないかと思います。

 ただ、後方でのビルドアップがうまくいっていないだけに、そこに上手くボールも入れられず。

 サリーナスがビルドアップを助けようと中盤後方に下がることも多かったですが、その分前の選手が減ってしまいさらに攻撃が作れない状況となっていた印象でした。


 それもあって、前半途中から4-4-2に変更したのではないかと思います。

 さらに後半からは熊谷が下がらずにボランチでプレーすることによって、CB2枚とボランチ2枚でビルドアップをしていきました。

 これによって、相手の3トップでのプレスを回避する狙いがあったのではないでしょうか。

f:id:aratasuzuki:20180610171930p:image

 白い円で示したようにジェフは後方4枚でパスを繋ぐようになったため、山形は数的同数でプレスをかけることが出来なくなります。


 さらにジェフはサイドにSHとSBの2枚を置くことで、より明確にサイド攻撃を狙っていきます。

 特に左SHの為田が個人技で打開していく形が効果的でしたね。

 ただ、両SBが積極的に高い位置を取るため、DFは2枚だけになってカウンターを受ける危険性も高まり、後半開始直後は殴り合いになっていました。



 一方の山形はジェフの変化に、当初は戸惑っていた印象があります。

 後半開始直後は前半同様に前から3人でプレスをかけるも追い切れず、その裏を攻め込まれていたところもあったと思います。

 しかし、山形は2点目を取ったあたりから、守備も落ち着いていきました。


 前半のように前3枚で積極的に追うのではなく、図の黒い四角で表示したように、5-4-1でスペースを消す形にシフト。

 これによって5-2-3でサイドが1枚になりがちだった状況から、2枚で守りやすくなります。

 その分、押し込まれやすくはなりますが、ジェフが明確にサイドを2枚にしてきたことに対応してきたと言えるのでしょう。



 シンプルな4-4-2になったジェフですが、ボランチがボールを持っても中央で縦パスを狙えず。

 前にはツインタワーしかいないため、CFがポストプレーをしても受ける選手がおらず、中央からの展開が作れない。

 結局サイドからのゴリ押ししかないような状況ですが、そこは相手が警戒しているという状況になってしまいました。


 それでも1点を返せたことはプラス材料だとは思いますが、試合全体で言えば相手に主導権を握られた試合だったと言えるのではないでしょうか。

 山形としてはしっかりとジェフ対策をして、守備ではめこんでの勝利ということで、木山監督らしい展開だったと言えるのかもしれません。

 一方でジェフとしてはジェフ対策を打開するような策が見出せず、苦戦した試合だったということになると思います。

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