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ゆっくりいこう

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2018-07-07

[] 4-4-2の完成度の差を感じ1-3の逆転負け

 試合前にも話した通り、後半に失速して失点することの多いジェフですが、大宮戦でも後半に2失点して敗れてしまいました。

 そう考えると、いつものパターンとも言えるのでしょう。


 しかし、あれだけ中央で縦パスを繋がれてしまっては、失点が増えても仕方がないことだと思います。

 ラインを高く押し上げられないのに、コースもスペースも消せていない。

 前へ潰す意識だけが残ってその裏を取られてしまう状況で、チームとしての守備が作れていない印象です。


 同じ4-4-2の大宮との対戦だっただけに、チームとしての完成度の高さを感じた試合だったように思います。

 大宮も前半には隙があったと思うのですが、後半勝負だったのでしょうか。

■先制するもあっさりと同点に

 ジェフは高木の柏移籍が決まり、乾が左SBで出場。

 その他のスタメンは変更なし。

 控えには小島が復帰し、エベルト、清武が入り、勇人、サリーナスが外れました。


 ここ6試合負けなしの大宮は、スタメンを継続。

 渡部、菊地などが負傷中で、右SBには酒井高徳の弟にあたる酒井宣福が入っており、CBは山越と河本のコンビに。

 GKは市船出身で、今年水戸から移籍した29歳の笠原がプレーしています。



 2分、大宮の攻撃。

 熊谷のハンドで得た右サイドからのFK。

 マテウスが直接狙いますが、GKロドリゲスが弾き出します。


 立ち上がりは大宮ペース。

 2トップからプレスに行って、ジェフのSBのところで囲い込み、守備からリズムを作ります。

 ボールを持つと中盤のスペースを使い、2列目からチャンスを狙っていく展開。



 ジェフはアタッキングサードにボールを持ち込めない状況が続きましたが、10分に初めてのチャンスでゴールを奪います。

 中盤での浮き球を船山が拾って、ダイレクトで為田を走らせるボールを供給。

 為田が仕掛けて低いボールを上げると、ラリベイがダイレクトで合わせてゴール。 


 スコアが動いて、大宮の勢いが落ちていきます。

 前からのプレスに行けなくなり、中盤にもスペースが出来ていきました。

 ジェフがボールを持てるようになり、押し込んでいきます。



 25分にはジェフのチャンス。

 熊谷のロングパスから船山が右サイドで仕掛けて、グラウンダーのパスを受けた指宿がシュート。

 これは相手DFに当たりますが、茶島が高い位置で奪い返してシュートを放つと、GK笠原がセーブ。


 しかし、30分に大宮が同点ゴール。

 DFからの楔のパスを通され、右サイドの酒井へ落とされると、縦パスを潰しにいった増嶋の裏に、逆サイドへ回っていたマテウスが入ります。

 そのままマテウスがパスを受けて、左足でゴール。



 41分には、セットプレーからジェフが決定機。

 左サイドからのCKを船山が蹴ると、ファーで乾がヘディングシュート。

 しかし、ゴールライン前で富山がカバーして、ゴールならず。


 前半はお互いにオープンな展開が目立ちましたが、その後スコアは動かず。

 1-1のまま折り返します。

■後半から失速して逆転負け

 ジェフは矢田が負傷したという情報もあり、ハーフタイムに矢田を下げて小島を投入。

 しかし、55分には大宮のチャンス。

 三門からの展開を受けた酒井からのクロスを上げると、大前が近藤と増嶋の間を取ってヘディングで狙いますが、ゴールの左を逸れます。


 57分、ジェフは指宿に代えて清武し、清武が右サイドに入って、船山が中央に回りました。

 62分、大宮のマテウスが足を釣って下がり、嶋田が入りました。

 ジェフは後半に入ってから運動量が落ち、大宮が攻め込む時間が増えていきます。



 そして、68分に大宮が追加点。

 山越からのボールをタッチライン際で受けた酒井が、そのまま持ち込んでセンタリング。

 増嶋の裏を取った富山が、シュート放ちゴール。


 まず、この時間のジェフは全体のラインが下がって、CBから自由にパスを出されてしまいました。

 さらに酒井への為田の寄せが甘く、増嶋も富山を見失っていました。

 これだけミスが続くと、やられてしまいますね。



 その直後にも、ジェフが失点。

 熊谷から船山への不用意な縦パスを大山に奪われると、そのままゴール前へ縦パス。

 これに反応した大前が、裏を取ってシュートを放ち1-3に。


 2点ビハインドとなったジェフは、74分に茶島に代えて真希を投入。

 80分、大宮は富山に代えてシモヴィッチを投入。

 その後はジェフがボールを持つも、なかなかチャンスを作れない状況に。


 86分、大宮は茨田に代えて横谷を起用。

 試合終盤は大宮はサイドをスライドして、穴のないディフェンスを確立。

 ジェフは打つ手もなく、そのまま1-3で敗戦しました。

■4-4-2での完成度の差

 4-4-2で戦う両チームですが、特に守備での熟成度の差がハッキリと出てしまったようです。

 大前もボックスで守る時とプレスをかける時の判断が出来るようになってきたと話していたようですが、大宮は守備の個々の仕事が明確になっていたと思います。


 プレスに行く時は2トップでCBにプレスをかけていき、サイドに追い込んでSHが潰しに行く。

 その際にジェフのボランチがサイドにサポートへいった時には、同サイドのボランチが対応しに行く。

 前からプレスをかけられているからこそ、ボランチが外に出て行っても問題なく潰せるという判断なのでしょう。



 一方のジェフは前からプレスがはまっていなくても、相手ボランチにはボランチがチェックに行く。

 そのため相手ボランチが下がる動きを見せると、ジェフのボランチはフラフラとついていってしまい、バイタルエリアがポッカリと空く。

 それによって楔のパスのコースが出来てしまうだけでなく、CBの前が空いて楽に相手が仕掛けられる状況になることが多かったと思います。


 1失点目もジェフのボランチが前に出て行ったことで、楔のパスのコースが空いてそこに出されたところから。

 ボランチがいないので増嶋が潰しに行かざるを得なくなり、増嶋の後ろをマテウスに取られてしまった。

 大宮からすればボランチが下がって相手選手を釣り出しておいて、その裏を取るという思惑通りの攻撃と言えるでしょう。



 ジェフはハイプレスハイライン時から、ともかく前に潰しに行く動きが基本。

 パスの出所を潰して相手がプレスを避けたら、避けた先にも潰しに行き、奪ってカウンターを狙う。

 DFラインでも前へ潰しに行って、相手の行き場をなくして、ミスを誘うという守備が基本だと思います。


 ただ、現在はハイラインを諦めている状況なわけで、それでも前に潰しに行っては、裏のスペースが出来てしまう。

 以前ならCBが前に潰しに行っても、全体のラインを上げることによってオフサイドを狙えたわけですが、現在はハイラインではないため、DFラインの凹凸が大きくなってギャップが出来てしまう。

 これはボランチなども同様で、以前は中盤が前へ追いかけても全体が圧縮しているから、その裏のスペースは小さく済むという狙いだったはずです。



 実際にはハイプレスハイラインも相手をハメきるプレスが作りきれず、1ボランチ脇やDFライン裏などをとられることが多かった。

 そのため、ハイラインを諦めたということになるのでしょう。

 けれども、やり方を変えたにもかかわらず、守り方は「前へ前へ」という動きで変わらないため、ボランチやCBの裏を取られてしまうということだと思います。


 その点、大宮はプレスに行ける時には、ボランチも含めて前へ潰しに行く。

 プレスがはまらなければ4×4でスペースを消すと、状況に応じた護り方が出来ていたと思います。

 前半の大宮は運動量が上がらず押し込まれ過ぎていた印象もありましたが、試合終盤にはサイドへのスライドもしっかりと出来ていて、穴のない守備が構築できていたように思います。



 J2だと相手チームによっては、CBからの縦パスやバイタルエリアでのミスなどもあって、守備時にスペースが出来ても問題なく済む試合もあると思います。

 しかし、大宮レベルの戦力になるとそんな甘さを許してはもらえず、しっかりとジェフの課題を突かれてしまったということになるのでしょう。

 戦力的に近いものがあるからこそ、チームとしての完成度の差が大きく出てしまったようにも思います。


 しかし、実際問題として、チームの完成度はそう簡単に上がっていくものではなく、早期の解決は期待しづらいのかもしれません。

 果たして、どこまで現状のチームを持たせることが出来るのか。

 それが現実的な見方なのかなと思います。

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