arcanum_jpの日記

2017-12-10

レーザーカッター工作:ずん子のアクリルスタンド、もう第何弾だかわかんねぇや

f:id:arcanum_jp:20171208161732j:image

どうも。ずん子アクリルスタンドアーティストとでも呼ぼうかしらとおもう自分です。

色々試したのですがなかなかよい感じには作れませんでしたが、Webを巡回していていいなと思い、今回はこちらのアクリルスタンドを見てマネしてみようかとおもいました。



多分これ、いつも目標にしているこのアクリルスタンドの人ですね・・・たぶん。

突然だけど、工夫を凝らしてオンリーワンなまどかグッズを作る職人たちに触発されて

自分でも何か作ってみたくなったんだ。

というわけで、自分の持っているアドバンテージって何かを考えた結果、

ふと目に留まったレーザ加工機を使ってのレーザ彫刻にトライしてみたよ!

普段は全然違うモノの加工に使ってるから、アクリル板に

うまくレーザ加工できるか不安だったけど、何とか完成。

外観(アクリル板の上に点描みたいな感じで画像を表現)

http://www.matomagi.com/archives/27816995.html

http://www.matomagi.com/archives/27816995.html

まず、観察します。これ、よく見るとT字型のアルミか何かを使ってますね、、しかもT字の突起は0.5mm?1mm?肉厚になっていて結構薄いです。T字型の突起に3mmのアクリルの板を固定しているのですね。ちなみに幅は200mmぐらいですかね。

f:id:arcanum_jp:20171208214323j:image

多分、この構造だとLEDなどで光らせるってのではない気がするのですが、気になるのは2枚目にコードが見えるのと、3枚目に見事に光らせたものがありますね、どうやったんだろ・・・、アルミに穴が開いていれば多分下から光らせる事が出来るのですが・・・

f:id:arcanum_jp:20171210011753j:image

と言うことでイメージ的にはこんな感じに作ればいいのかなとまずメモ。アルミアングル材ではT字は見つからないのでL字型を2枚張り合わせて、中央にアクリル板を挟み込むようにします。そしてその下にLEDテープが配置されるようにします。これでどうだ!

f:id:arcanum_jp:20171208214801j:image


そうと分かったらとりあえず、ずん子作ります。安心して作ります。ずん子!ずんこーーー、、ず・ん・こ!とか言いながら深夜に酒飲みながら楽しく作業しています。ベクトルデータの製造工程はお顔や太ももとにらめっこしながら神経質にやるので正直家族には見せられませんね、、いつもお顔のアップをお目目とか大事な部分をどう彫ったら良いかとか冷や冷やしながら作りますが、まあ、楽しいです。


今回はににこ先生の絵のトレスから自分なりにかわいいお顔を描けたと思います。大体の作業は5時間ぐらいですがそのあとに何度も手直しするので結局10時間弱ぐらい(大げさ!)でしょうか。多いのか少ないのかはさっぱりわかりませんが楽しい時間です。


f:id:arcanum_jp:20171208215606p:image

f:id:arcanum_jp:20171208215600p:image

同じような商品でグラスにサンドブラスト系の処理を施す方は見ていると下のように周りに線を描いて境界をはっきりさせるようですね。境界線があるとどちらかと言うとポップな印象を受けます。これね、結構面倒だと思います。販売ベースの方はやっぱりもっと絵を仕上げているのだなと思いつつ。ちなみに下はずん子のグラスの画像をちと拝借。自分は線をシャープにしたいので、境界線は描きませんでした。

f:id:arcanum_jp:20171210015316p:image

東北ずん子クリアタンブラー 紹介文

東北ずん子ちゃんを彫ったグラスです。高さ136ミリ。ずん子サイダーを飲むときはぜひ使ってね。絵は自分で描いた二次絵を使ってます。

https://booth.pm/ja/items/84019

うーん、、自分も絵が描ければなぁ・・・西田敏郎みたいな気持ちになってる。

そして台座部分はこんな風にアルミアングル材を近くのムサシに行ったりして現物を参照しながら描いていきます。DYIセンターの部材コーナーで、これはどうか?これならどう使う?うーん、、これいいけど、目的に合うかなぁとかブツブツ言いながら想像します。対象のスタンドは幅120mmとちょっと小幅にしました。これはレーザーカッターHAJIMEの彫りの時間などを考慮してです。できれば大きめのものにしたいのはやまやまですが・・・


工作はこういった、「出来るかな?」という不安定な思いを抱えつつ自分なりにこうすればいいんじゃないか?とかそういった試行錯誤が何度やっても楽しいです。モノづくり大好きな人は因果なもんよのぉと思いますが。


f:id:arcanum_jp:20171208215722j:image


アルミアングル材は1mぐらいで売っていますので、それを購入してその場で切ってもらてきます(有料)その後、ドリルでビス部分に穴をあけるわけですね。これは近くの工作室を借りて行います(これも有料)部材は安いですがこの時点で加工に結構お金が飛んでいますがもう、進みだした計画は止まりません。サンクコストと言う奴を実感します。公共事業と化してきました。その公共事業を分かりつつ、日ごろウルサイ事言いながらなんだかんだ放っておいてくれるカミさんに感謝ですね。


f:id:arcanum_jp:20171208220200j:image

で切ってきたずん子がこちら。今回も不幸にもHAJIMEの容赦ない斜め切りがあり頭抱えながら、1枚辛うじてできました。

f:id:arcanum_jp:20171208123901j:image

こんな感じで1枚目は盛大にずん子を袈裟がけに切ってしまいました。レーザーカッターHAJIMEはイラレ→HARUKAでの転送バグがあったりして、それを踏むとまぁこんな感じで悲しみしかありません。大体これで20分ぐらいロスします。

f:id:arcanum_jp:20171208124036j:image

どうやらずん子ファンが大事にする太もも、何事もなく彫れたようです。ちと線が細いかなと感じますがここは次への課題でしょう。

f:id:arcanum_jp:20171208135608j:image

陰影はディザ3種類ほどですが懸念点であった0.1mmディザも彫れているようです。HAJIMEで彫れているのだからトロテックはどうでしょう?当然もっと綺麗に彫れるだろうと思います。二の腕から手にかけてがちょっと彫りが荒いですね。HAJIMEはちょっとこういう所が安定しない。後ほど見せる光を当てたモノでは問題ないのですが。もっと最高の彫りを手にいれるならトロテックになるのでしょうね・・

f:id:arcanum_jp:20171210020316j:image


まず仮組してみます。まぁ、うまくはまりました。想定通りです。まずこの瞬間が楽しいですね。ワクワクしてきますし、はやく作りたいと心が躍ります。

f:id:arcanum_jp:20171208161512j:image


仮組みしたまま下から光を出してみます。これはこれで良い感じがします。ランタンのようです。

f:id:arcanum_jp:20171208161732j:image

ずん子アクリルスタンド爆誕!

アクリルに貼ってある紙を取って完成です。

f:id:arcanum_jp:20171208223209j:image


早速LEDライトをつけてみます

f:id:arcanum_jp:20171208223316j:image


ちょっとアップ

f:id:arcanum_jp:20171208223331j:image


ふとももーーーーふとももーーーーー・・・失礼しました・・・

f:id:arcanum_jp:20171208223425j:image


実はこれ、黙っていましたが彫る前に反転するの忘れてしまいました。今回の場合右利きのずん子は反転忘れると左利きになってしまいます。これは致命的・・・アクリルスタンド、特に光る奴はきちんと絵が裏側になっていないと光の関係上、綺麗に見えないのですね。下の絵をみてください。光をつけると表側(見る人側)が彫られていると、反対側に彫った部分が反射で映ってしまいます。アホ毛部分がよく分かると思います。

f:id:arcanum_jp:20171210011142j:image


なので、光るアクリル系のものは裏側に反転して彫るのです。こうすると線が綺麗に出ます。

f:id:arcanum_jp:20171208223417j:image


まぁ遠巻きにみれば分からないのですが、ここは今回の失敗点で次は失敗しないぞぉ!と言う所です。まぁ、かわいいので許す

f:id:arcanum_jp:20171208223517j:image


側面はこんな感じでアクリルなので光ります。ここは改善すべきだろうか?もうこれで良いだろうか・・・悩ましいです。

f:id:arcanum_jp:20171208223538j:image

f:id:arcanum_jp:20171208223528j:image



とまあここまで書いて、

ああ!スマホの写真じゃ光の綺麗さがうまく伝わんねぇ!

写真は青みがかっていますが、ほんのり青みがかかる綺麗な白です。いやぁ、データ上でも今回のお顔は、かわいく描けたと思いなんども見てしまいました。

誰かに見せてぇ!

とずん子片手におっさんは悶えてます。

2017-11-05

ずん子スタンドその4:100円ショップのLEDを利用する

f:id:arcanum_jp:20171105195841j:image

これの検討いつまでやってんだろ・・・と思い出した自分です。

あるひ100円ショップでこういうLEDのグッズを見つけました。・・・うーん、、これ、、、隠せばLED台の中身になるのでは?そう思うと今まで作ってきたLEDスタンドが走馬燈のようによぎった。そして僕はその商品を握りしめレジに向かうのであった。

f:id:arcanum_jp:20171105140548j:image

イメージ的にはこんな感じでMDFを積層に重ねていきます。

f:id:arcanum_jp:20171105192935p:image

これは前回作った時のこちらの応用です。

前回から結構時間が空いてしまいましたが、前回はできた箱自身が光ってしまい、光る台座の役割を果たしていませんでした。実はあれ、かっこいいシールかなんかを付ければいいのですが、光を通さないぐらいのシール貼るって結構大変なんですよ。なので放っておきました。

今回はそのバージョンアップでまた作り直します。Youtubeアクリル関係で漁っていて見つけたのがこちら。なるほど、木材を積層に重ねればいいんですね、、

http://d.hatena.ne.jp/arcanum_jp/20170626/1498484387

さっそくこれをイラストレータでデータを作ります。これぐらいならもうお茶の子さいさいチョチョノチョイです。

f:id:arcanum_jp:20171105143927p:image

これをレーザーで切ってきます

f:id:arcanum_jp:20171104124107j:image

切り口は黒くなっていますので接着する前にリューターで適当に削っておきます。いつも思うのですがMDFの切り口って黒くなるのは分かるのですがなぜかベタベタしますよね・・なんでだろ・・・

f:id:arcanum_jp:20171104210652j:image

こんな感じで入れる予定です。

f:id:arcanum_jp:20171104210744j:image

きりたんはこんな感じで結構削れましたね・・・今回は削れすぎな感じがします。

f:id:arcanum_jp:20171104210752j:image

こちらは今回うまく切れずに次点になった、ずんだもん・・・

f:id:arcanum_jp:20171104212237j:image

f:id:arcanum_jp:20171105145809p:image

これを木工ボンドでビッチリと接着します。レーザーで切ったとはいえ、先ほど適当にリューターで削ったのもあり、ぴったり合いませんね・・

f:id:arcanum_jp:20171104212224j:image

f:id:arcanum_jp:20171104212217j:image

f:id:arcanum_jp:20171104211547j:image

重しを乗っけて朝まで待ちます。

f:id:arcanum_jp:20171104212810j:image

f:id:arcanum_jp:20171105151218p:image

紙やすりで削って行きます。こんな風になりました。

f:id:arcanum_jp:20171105134737j:image

右はまだ削って無いものです。このぐらいきれいにします。

f:id:arcanum_jp:20171105133345j:image


LEDスタンド爆誕!!

f:id:arcanum_jp:20171105134724j:image


ずん子さんを立ててみます。なかなかいいですね。

f:id:arcanum_jp:20171105195841j:image



暗いところで光らせるとこんな感じです。

f:id:arcanum_jp:20171105171052j:image

f:id:arcanum_jp:20171105142750j:image

今回はやすりがけまででしたが、これをいい具合な色合いになるようニスを塗った方が高級感が出るでしょうか。色々小さい部分では不満はありましたがなかなよく出来たと思います。もうちょっと小型化できればとてもいいなと思いました。

2017-10-28

「「原因と結果」の経済学―――データから真実を見抜く思考法」を読んだ

f:id:arcanum_jp:20171028165655j:image


共著の中室氏の本を依然読んで面白かったので、何か出てないかなと思っていたところ、共著で出していたので購入。以前読んだ「学力経済学」は様々な教育関連の社会実験やデータなどから個人学力はその子供の学力のみならず社会にとっての利益につながるというのがデータが示しているというのが印象的だった。某財務官僚の「教育は個人の利益」と言った方に読ませてあげたい。


こちらの原因と結果の経済学は、データを読む際に間違いやすいのが因果関係相関関係、原因と結果には因果関係があるがデータは往々にして原因からは直接結果にはならない相関関係が存在し、間違いを起こす。またその間違いのために発生する経済的損失などが起きるため相関関係に振り回されないためにはデータから見た仮設が因果関係を持つかを判断しなくてはならない。


その因果関係を見つけるためには因果推論と言う方法が必要で、では因果推論はどうやって行っていくか、それはデータは実験や経済行動など「行われた事実」しか表されていない。そのためその事実に対する仮説の関係が正しいかどうかは別の視点から見る必要がある。それが「その事実が行われていなかったら」のデータで、それと比較してみれば、原因と結果に因果関係があるかが分かる。


それを反事実と言うが、それは歴史の「たられば」と同様でデータとしては直接観察する事はできない。そのため、データから比較可能なグループを作って反事実であろう値を埋めていき比較する。その方法として全章を通してジュエリーショップの広告と売り上げの関係をケーススタディとし、以下の方法を世界で行われた同様のデータなどを交え説明していく。

  • ランダム化比較実験
  • 自然実験
  • 疑似実験
  • 操作変数
  • 回帰不連続デザイン
  • マッチング法
  • 回帰分析

個人的には回帰不連続デザインが面白かった。これはジュエリーショップで、従業員が50人以上の店は広告を出し、49人以下の店では広告を出さないという施策を行った場合。広告を出す出さない以外に売り上げもあんまり変わらないだろうし、そこに施策を行わなかった場合の反事実を見出せる。これでこの事実と反事実の数字が乖離していれば、広告と売り上げに因果関係があるという判断もできる。本では以下のように綺麗に(たぶん実際にはこのような綺麗な数字は無いと思われるけど)売り上げが断層になっていて、なるほどと思った。

f:id:arcanum_jp:20171028165646j:image


多分これらの本で紹介された方法は一例であって、その一つの分析だけで判断できるものではないのだろう。自分の業界の仕事の見積もりが2つ3つの見積もりの方法をやってみて精度がましていくのと同じように。


ランダム化比較実験だけど、本書では費用の面などでおいそれと出来る事ではないという。これ読んで思い出したのが、阿部修二氏の「吉野家経済学」今検索したら2002年の著書でもう15年も前の本であるけど、当時社長だった(引退した?)阿部修二氏が吉野家での改革を描いた本だったような。


内容は例えば吉野家の歴史であったり吉野家を展開するための坪数、キッチンの配置、配膳の際の立ち位置などまでの利益に対する効率化の方法を書いた本。その中で当時牛丼を300円以下にする施策で、店舗によって270円〜300円(うろ覚え)の店を設定して(各店舗への損害を加味したうえで)売り上げの比較実験をして決めたって書いてあった。


企業だったらそういった劇的な事も出来るかもしれない。でも本書もそうだが、前回読んだ学問の経済学でも、著者は両方とも本の中で、世界中で行われた実験やデータなどの因果関係があるのに日本の政策決定はなんの根拠もないものから決定されたりしている旨書かれていて、暗澹たる思いになったのも事実。多分、そういった政策決定をする人が隠居していなくならない限り、変わらないんだろうなあと・・・


参考:

「学力」の経済学

「学力」の経済学

2017-10-22

「アドラー心理学で「子どものやる気」を引き出す本: “本当に響く”ほめ方、叱り方、励まし方 (知的生きかた文庫)」を読んだ(途中まで)

アドラー心理学難しいんだよね・・カミさん、子どもの教育系の本、と言うより本は一切読まないので、読むかなと淡い期待をもって買ってみた。

アドラー心理学は本書でも言われるように共同体感覚、が大事なんでしょうけど、じゃあ子供に共同体感覚を・・・ではなくその前段階の子供が自分を好きになる、自分を尊敬するであったりとするためには親は何をすべきか?って事を書いている

アドラー心理学って言うと、褒めるな!と言うのが感覚としてあるけど、褒める行為は他者の評価を気にする子になる、人生が他者に依存してしまう、と言う事で本書でも単に褒める事は推奨していません。

中盤まで読んだ感想としては子ども自己肯定感を伸ばしてあげましょと言う話かなと。それはアドラーに限らずどうやったら伸ばせるかって本は多いので・・・みんなそれを悩んでるんだけどね

アドラー心理学心理学と言うよりなんか哲学みたいで、考えるのが好きな人には向いているかもしれないけど、自分みたいにコンピュータみたいに心が無い人には向いていませんね・・・再確認

2017-10-21

「AIが神になる日――シンギュラリティーが人類を救う」を読んだ


ツイッターでフォローしている人が出していたので購入してみた。

この本は話題のAIシンギュラリティに到達した後、についての著者の考察です。現代のいうAIディープラーニングアルファGoのように一部の分野のみですが、このAIの研究が進み、能力が人間を超えたシンギュラリティが起きた後の話です。著書でも言われますが少なくとも100年以上先の未来を書いています。科学系の話ではなくどちらかと言うと著者の主張を通じての哲学みたいな本ですね。


著者はAIには人間の持つような感情は無いため、物事を公平に決定する事ができるとして、今の言い方で言うと、共産主義のような性格になるのではないか?と言う。今までの共産主義は感情を持つ人間が運用していたためにどうしても腐れるという作用が起きている。でも感情が無いAIならそのような事は起きない、と言う。


その公平な判断で世界の運用を行い、人間はそれに従うのが良いのではないか?と言う。つまり、シンギュラリティが起きてしまったら、人間が考える事は「小人の考え休むに似たり」なので考えても無駄。AIを神としてあがめなさいと言うこと。こういったAIや機械が将来的に救いになるという本はほかにもありますね。考えとしては面白いです。


スマホが神になる 宗教を圧倒する「情報革命」の力」では、AIなどが人間に判断を下さないまでも、スマホなどの端末が個人にとっての救いになったりすると言います。

神の啓示はマリア様の像などを端末として人々に受信され救われる。それと同様に個人の救い、何かしらへの答えはスマホを通して行われるようになる。例えば宗教に人は救いを求めるが、本物の宗教はいくら拝んでも答えてはくれない。だけど、スマホはググれば(望んだものかは別として)何かしら答えは教えてくれる。SNSの存在によって救われる人もいる。暇つぶしのゲームでも、個人にとってはそのゲームによって社会復帰などが行われたりと救いの面もある。聞けば何かしらの答えをくれるインスタントの神様端末なのだ。

http://d.hatena.ne.jp/arcanum_jp/20170501

シンギュラリティと言うと映画で見られるように、賢いAIが人間を不要として排除にかかる・・・と言う恐ろしい未来などがあります。でもAIを積んだ機械や殺人マシーンが人間を突如襲ってくるのでしょうか?


人工知能は人間を超えるか ディープラーニングの先にあるもの (角川EPUB選書)」と言う本ではシンギュラリティ後について、リアルなボディを持つAIが闊歩することは現実味としては薄い、と言う。例えば人口生命体がリアルなボディを持ったとしてもそれを維持する基盤については人間に頼らざるを得ないと。なので人間を排除するなんて事は現実味が薄いと。


実はシンギュラリティが2045年と近未来に予想されているとも本書では言っていますが、シンギュラリティ自身、著者は否定的な立場です。その理由は本書では3つの視点から論じているのですが、本書を読めばなるほどねぇとは感じるのですが、遠い未来ではそのような不安もある事でしょう。

http://d.hatena.ne.jp/arcanum_jp/20170321/1490102122

AIと我々動物ではセンサーも異なる。シンギュラリティ後、AIにとっての神経は監視カメラIoT機器、それをつなぐネットワークだろうし。地球が自身のボディと感じるんじゃないだろうか。なのでAIを積んだ小型のボディが必要とは感じないんじゃないだろうか。


じゃぁAIが人間を支配するとはどんな事なんだろうと考えてみたけど、膨大な行動科学系の研究の分析から多分人間が意識できないレベルでの行動制御での支配になるのではないだろうか。意識せずAIの望む行動が強化されるようにAIは社会基盤、規則を整備する。行動が強化されるという事は、その世界では人間にとっても好ましい世界だろう。そういう意味ではその世界ではAIは神になれる。誰が皆が好ましいと感じるような世界を運営するAIに反旗を翻すだろうか。


こう書いてペットにとって人間つーのは一種の神だよね。飼いならすという行為は人間社会に適合するように動物にインセンティブを提示する事によって得られる行動の強化だから。動物がインセンティブを得られる範囲内では彼らにも好ましい世界だろう。ユーチューブとかで人間に撫でられて気持ちよさそうにしている猫とか犬とか鳥とか見てるとそう感じる。


著者は、シンギュラリティは既に遠い別の惑星では起きているのではないか?とし、AIがその惑星からそこの人類から離れて飛び立っているかもしれないと言う。これ、面白いね、アーヴだよこれ。星界シリーズの。そうするとAIが得る物理的なボディと言うのは美男美女・・・と言うのは置いておいて、AIが侵略してくると言うのは面白いかもしれない。アーヴに統合されたら以外に公平な世界が待っていたみたいな。


著者のいう公平な判断をしていくAIに対し、人類は反旗を翻すだろうか?星界シリーズでは人類統合体が反旗を翻していたんだけど。物語ではアーヴの作る世界は主人公の目からも公平に見えていた。対して人類統合体はどうしても人間臭く馬鹿なんじゃないの?って見えていたけどこれがなぜか本書のいう感覚に似ている。事実は小説より奇なり。人類はAIに反旗を翻すでしょうか?そんな妄想を読みながらしていた。

参考:

人工知能は人間を超えるか (角川EPUB選書)

スマホが神になる 宗教を圧倒する「情報革命」の力 (角川新書)