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architecture_database

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2009-08-10

最近の建築を取り巻く状況についての考察 その1:「フラット」とは

最近の建築を取り巻く状況についての考察をしたいと思います。長くなるのでいくつかのエントリに分けることになりますが、ご容赦いただければ幸いです。

第一回のこのエントリでは、建築業界における「フラット」とは何かについて考えます。

「フラット」とは何か

ここ何年か「フラット」という言葉が注目を集めました。調べてみると、以下の二つの「フラット」が確認できます。

この数年来、現代美術家の村上隆が積極的に提言している、平板で余白が多く、奥行きに欠け遠近法的な知覚を拒むなど、伝統的な日本画とアニメーションのセル画とに共通して見られる造形上の特徴を抽出した概念。現代美術の文脈に、日本特有のオタク文化の美意識を導入するために用いられることが大半だが、かつてL・スタインバーグが提唱した「フラットベッド」との親近性を指摘する声もある。村上の一貫した感覚と強い戦略性は、美少女フィギュアなどの立体的な造形作品をもスーパーフラットと称していることからも窺われるし、また最近では、哲学者の東浩紀がHTML言語のデータベースをこの概念で説明したり、現代建築のある種の傾向がスーパーフラットの比喩で語られたりするなど、現代美術の枠を超え、広く現代の文化全般に関わる概念として参照されることも多くなった。本来全く異質なはずの美術とオタクを安直に組み合わせた俗流理論との批判も少なくないが、村上が日本を代表するアーティストとしての地位を不動のものとしたのに並行して、スーパーフラットの影響力もさらに拡大しつつあり、今後も活発な議論が期待される。

[執筆者:暮沢剛巳]

また、社会学者の東浩紀はスーパーフラットについてラカンを用いて語ろうとしたり、いろいろしています。存在論的、広告的、スーパフラット的

出版社 / 著者からの内容紹介(amazon.co.jp)

The World Is Flat——世界は「フラット」になった。この言葉の意味を理解しなければ、これからの企業や個人が生き延びることはできません。ITの飛躍的発展はインドや中国にグローバルな競争力を与え、その結果、先進国の仕事は次々に奪われています。その一方、知識やアイディアが共有されることにより、あらゆる場所でイノベーションが起きています。競争とイノベーションの新時代を、われわれはどう生き抜けばいいのか? Google、ウォルマート、デルなど「世界のフラット化」を成功に結びつけている実例を多数紹介しながら、21世紀の繁栄の条件を示します。

大雑把に分けると芸術の分野と経済の分野において、ある種の「フラット」化が起きているということができると思います。そしてこれから書く一連のエントリは、この二つの分野と建築業界との間におきたフラット化の独自の関係を見出してみようという試みで、それらから今日の建築家像が浮かび上がってくるのではないかと考えています。

その1 :「フラット」とは

その2 :ユニット派論争から現在までの流れ

番外編1:こたつ問題

2の補足:

  

5作品。

8月10日のニュース。5作品。

建築家 Steven Holl Architectsによる中国・深セン市のマスタープランコンペ応募案。

(via archdaily)

Four Towers in One Competition / Steven Holl Architects

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ポーランドの建築家 formodesignによる水上の家。

(via designboom)

formodesign: house on the water

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ポルトガルの建築家 Arquitectos Anónimos®によるポルトガルの住宅。

(via archdaily)

NG House / Arquitectos Anonimos

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フランスの建築家 Jacques Ferrier Architectsによる上海万博のフランス館。

(via archdaily)

French Pavillion for Shanghai Expo 2010

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アメリカの建築家 SPF Architectsによるカナダ・カルガリーの国立劇場コンペの応募案。

(via archdaily)

National Music Center / SPF Architects

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結果の発表は9月だそうです。