2012-04-10
大都市周縁のショッピングセンターにおける店舗と駐車場の配置分析
昨日、今年度の建築学会大会に梗概を提出しました。
夏に名古屋で発表予定です。
何人かの友人に見せたところ、感想をもらったので久しぶりのblog更新も兼ねて書こうと思います。
【論文概要】
大型商業施設の中でもショッピングセンター(SC)に着目し、既往の研究で行われたきた大型のSC(数万平米以上のもの)や都外のSCとは異なる、大都市(東京)の周縁である京王相模原線沿線のSCについて、特に駐車場と店舗に着目した配置分析を行う。
結果以下のように分類された。
図[店舗と駐車場の立地関係による分類一覧及び店舗配置]
表[対象施設一覧]
以上の分類から、対象とする来店者が徒歩利用者なのか自動車利用者なのかによって配置が大きく異なる事が分かった。
駅前に近年は自動車型の店舗が増加し、大都市周縁の駅前においても郊外化が進んでいる様子の一端を知る事が出来た。
というのが結論です。
【指摘された事】
・考察で近年駅前にも自動車による来客層を狙ったタイプが現れている, とあるがそのタイプC,E(特にE)は駅前とは言い難い。
むしろ建設年が新しくなるにつれて駅から離れているし, それに伴って駐車場形態も変化してる。
ということは考察で述べたことはむしろ前提条件であって, これからその原因を探るのが論文なんじゃないか。
→確かにE、というかぐりーんうぉーくは駅前ではないけど、他は駅前と言っても良い距離にあると思う。「これまでは郊外型SCは、より駅より遠い距離で徒歩利用が想定されないような大通り沿いにあるよ」状態だったけど、徒歩利用者が十分いる圏内においてもそういう類型が現れつつあるよ、ってのを言いたかったのでそういう風に書いた方が良かったかも。
あと駅前に作ろうと思っても多分地価の関係上作れないという状況があって、自動車利用型店舗はどうしても敷地面積が広い必要があるから大きな土地を確保できるという前提条件が必要。
橋本駅にあるアリオなんかは工場跡地に商業施設が誘致されてたりとかするんだよね。
このSCが出来る前の経緯が面白くて、工場が特に多いんだけど、スーパー銭湯の撤退とか、大面積を使う施設の撤退がほとんどある(田んぼに突如できるやつはちがうけど)。
だから建設年が新しくなって自動車型(広い土地必要)が増加→駅から少し離れた場所にできる、という構図ができてる(と思う)。
この論文は、今まで都外(茨城とか)の高速道路とか国道沿いにしか見られなかったのに、鉄道と自動車がせめぎ合ってる大都市周縁の部分にもそういうSC出来てきているという事が類型によって示せてる、ということが知見だと思う、思う、、、(もちろん十分ではない)
・考察のパラメータ足りないのではないか。
→これはまさにそうなんだけど、時間不足としか言えない笑。
これからこのテーマでやるとしたら必須だろうね。どういうパラメータにするかは考えないとだけど。
・この論文のゴールは郊外化によってできたニュータウンの中で,更なる郊外化, 二重郊外化現象が起きているということなのかなって思った. 今後その二重郊外化がどう収束していくのかを探ってみたら面白い。
→これは自分がどういうスケールで捉えてるかという問題だと思うな。
「中心市街地」と「郊外」っていうのをどう定義付けできるかというのがとても難しい。
例えば東京都心から見れば八王子市なんか郊外だし、東京都全体から見れば茨城県も埼玉県も郊外。
でもミクロに見ると駅前とそこからは離れた場所、とも言えるんだよね。
だからこれに関してはニュータウンでなくても「二重郊外化」みたいなことは起きるのは当たり前というか、それでは論文にならないかも。
あー。書いていたら修論やりたくなってきました。
方向性定めないとなあ。。。
2012-01-26
陸前高田「まちのリビングプロジェクト」りくカフェに行ってきました。
1月初め、関わらせていただいていた「陸前高田 まちのリビングプロジェクト」がオープンしました。
とても良い経験で、今までで最大級に感動。
文章を書くのは大変なので写真だけアップします。
2011-06-20
SHIBAURA HOUSE
先日妹島和世さんが設計した「SHIBAURA HOUSE」のオープンハウスが開催されていたため、いってきました。
正面入ってすぐの吹き抜け空間。
何枚もの(ほぼ)正方形のスラブが、様々なところで欠きとられ、積層されている構成。
吹き抜けを介し、上下階が一体的に緩くつながり合う構成がとても心地よかった。
テラスからみた内部空間
裏側の設備部分や、階段のディテールもすてきでした。
テラスにつながる階段
キッチン設備
特に印象的だったのは空間のプロポーション(縦横比)。
約14m角の平面に対して天井高が約4〜6mという縦に広い空間。
平面的な曲線の使い方も相まって、ほとんど狭さを感じませんでした
(階段の幅なども相当絞り込んで内部空間を確保)。
建物に織り込まれたテラスは外部との境界を手すりではなく網で仕切っており、「限りなく内部に近い」外部空間。
テラスを取りながら、その空間をうまく内部と一体的に見せる素材使いは巧み。
テラスと外部を隔てる網
しかし空間自体よりも、その使われ方が肝になるであろう建築なので、使用され始めるとどうなるのか、これからも注目してみたいと思います。














