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2007-07-23 (Mon)

[][][][][]国際交流基金、「日本語でケアナビ」を公開

screenshot

国際交流基金関西国際センターが「日本語でケアナビ」を公開した(2007-07-06)。看護介護に関わる人向けの和英・英和辞書となっている。「仕事で使える」「気持ちを伝える」「くらしに役立つ」といったシチュエーション別に約5500の語彙や表現、約2000の例文がまとめられている。「サイトの概要」に記されている「看護介護仕事をする人たちの日本語学習のため」という目的はわかりづらいが、「詳しい説明」では狙いとするところが明瞭に述べられている。

日本語でケナナビ」は日本看護師介護職従事者として就労しようとする日本語学習者の支援と、その日本語教育援助者の支援のために、国際交流基金関西国際センター制作し、インターネットサイトで公開する和英/英和辞書です。

・詳しい説明

http://www.nihongodecarenavi.jp/ja/ja_about_outline2.html

間近に迫ってきた看護介護分野における外国人労働者の受け入れを見据えてのサイトということだろうか。

なお、サイト日本語英語の両方で提供されており、モバイル版も公開されている。また、「制作者について」のページには、サイト制作に関わったスタッフが明記されている。

(以上、国際交流基金関西国際センター

制作者について

http://www.nihongodecarenavi.jp/ja/ja_about_staff.html

実際の制作過程については、国際交流基金ブログ地球を、開けよう。」に2回に渡って掲載された開発秘話に詳しい。この内容を踏まえつつ、感心した点と課題を感じた点をそれぞれ一つだけ述べておきたい。

日本語でケアナビ」は日英両語で提供されている。各ページの右上に日本語のページであれば「English」という画像が、英語のページであれば「日本語」という画像があり、ここをクリックするともう一方の言語版へと移動する。感心するのは日本語英語のページがきちんと対応関係にあることだ。たとえば、

・50音の表でさがす

http://www.nihongodecarenavi.jp/ja/ja_50on_top.html

のページ右上にある画像「English」をクリックすると、

・50-On

http://www.nihongodecarenavi.jp/en/en_50on_top.html

へと移動する。英語版を持つサイトは増えているが、ページ間の一対一対応ができているサイトは極めてまれだ。制作スタッフが一手間かけたこの一工夫は、

看護介護の分野だけでなく、日本で生活する人や日本人と一緒に働く人、いろいろな人に役立つのではと期待してます。だから、「看護介護」という先入観なく、みなさんに使ってほしいと思います。

・「新提供の日本語教育支援ツール『日本語でケアナビ』(前編)」(地球を、開けよう。2007-07-18

http://d.hatena.ne.jp/japanfoundation/20070718

という願いを叶える一助となると思う。

逆に課題を感じるのは、「日本語でケアナビ」の売りの一つである「タグナビ」の機能である。

タグナビでさがす

http://www.nihongodecarenavi.jp/ja/ja_tag_top.html

そもそもタグづけ自体がまだごく一部の理解に留まっているのに加えて、「日本語でケアナビ」における「タグ」はサイト制作者側だけが付与する形をとっており、ブログソーシャルブックマークで行われているタグづけ(タギング)とは意味が異なる。「日本語でケアナビ」での探し方を広げようという意図はわかるが、現時点ではウェブサービスにおいて重要な直感的な理解のしやすさを欠いている。Web2.0の文脈で用いられる「タグ」と、「日本語でケアナビ」でいうタグとでは意味が異なることも考えると、名称を含めた改善が必要と思う。

日本語でケアナ

http://www.nihongodecarenavi.jp/

・「「日本語でケアナビ」サイト 公開のお知らせ」【PDF】(2007-07-06)

http://www.jpf.go.jp/j/about_j/press/dl/0272.pdf

国際交流基金関西国際センター

http://www.jpf.go.jp/j/kansai/

・「新提供の日本語教育支援ツール『日本語でケアナビ』(前編)」(地球を、開けよう。2007-07-18

http://d.hatena.ne.jp/japanfoundation/20070718

・「『日本語でケアナビ』開発秘話(後編)」(地球を、開けよう。、2007-07-20)

http://d.hatena.ne.jp/japanfoundation/20070720

国際交流基金

http://www.jpf.go.jp/

・「すべての学術資源クレジットを入れよう」(編集日誌、2006-11-29

http://d.hatena.ne.jp/arg/20061201/1164907865

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