ACADEMIC RESOURCE GUIDE (ARG) - ブログ版 このページをアンテナに追加 RSSフィード

"Ask not what the net can do for you - ask what you can do for the net."

インターネットの学術利用をテーマにした専門サイトACADEMIC RESOURCE GUIDEブログ版です。記事は主に以下の4点です。

1. 新着・新発見リソース - 最新の学術サイトの紹介と批評。
2. 編集日誌 - 編集長・岡本真の日誌。
3. イベントカレンダー - 順不同のイベント情報。
4. 産官学連携クリップ - ウェブ産業の産官学連携に関するニュース、講演情報等。
5. メルマガ版 - 本ブログを再編集したメールマガジンの発行情報。

New!【重要】サイト移転のお知らせ:2011年1月1日より、arg.ne.jpに移行します。過去の記事も移行済みです。本ブログ自体もアーカイブします。



好評販売中!『ブックビジネス2.0』

好評販売中!『これからホームページをつくる研究者のために』

 | 

2008-10-06 (Mon)

[][]2008-10-05(Sun): 第2回ARGカフェ&ARGフェストへの招待(11/28(金)開催@みなとみらい

【注:本日誌については追記が入っていきます】

遅くなりましたが、

・「第2回ARGカフェ&ARGフェストの開催予定」(編集日誌、2008-09-30)

http://d.hatena.ne.jp/arg/20081001/1222817685

で予告した通り、

2008-11-26(Wed)〜2008-11-28(Fri):

第10回図書館総合展/学術情報オープンサミット2008

(於・神奈川県パシフィコ横浜

http://www.j-c-c.co.jp/library/

にあわせて開催する「第2回ARGカフェ&ARGフェスト」の参加者募集を開始します。

<第2回ARGカフェ&ARGフェスト>

ご参加いただける方は、

・第2回ARGカフェ&ARGフェスト(11/28)参加申し込み

http://form.mag2.com/laihagaifr

よりお申し込みください。

※記入上の注意

  • ご氏名:当日、会場にてお付けいただく名札に印刷します。ネットで一貫して用いているハンドルネームでも構いません。
  • ご所属:記入は任意です。ご自身のサイトブログの名称でも構いません。
  • 受信確認:メール受信後、3日以内に受信確認の返信をします。3日を過ぎても返信がない場合はお問い合わせください。

また、ライトニングトーク/Lightning Talksでお話いただける方は、その旨と現段階で考えている話題をご記載ください。ライトニングトーク/Lightning Talksについては、

・What are Lightning Talks?(Shibuya Perl Mongers、2003-09-10)

http://shibuya.pm.org/blosxom/common/lightning_talks.html

・「電光石火の一発勝負 ライトニングトークの極意教えます」(@IT自分戦略研究所2007-11-09

http://jibun.atmarkit.co.jp/lcom01/special/ltalk/ltalk01.html

をご参照ください。

ちなみに、前回の第1回ARGカフェと、そこでのライトニングトーク/Lightning Talksの模様については、

・「第1回ARGカフェを開催」(編集日誌、2008-07-12)

http://d.hatena.ne.jp/arg/20080713/1215960266

・「ARGカフェへの感想反響(1)」(編集日誌、2008-07-13)

http://d.hatena.ne.jp/arg/20080714/1215969390

・「ARGカフェへの感想反響(2)」(編集日誌、2008-08-08

http://d.hatena.ne.jp/arg/20080810/1218362385

・「ARGカフェで話したこと−学術ウェブの10年−ARGの過去現在未来」(編集日誌、2008-07-20

http://d.hatena.ne.jp/arg/20080721/1216566831

あたりをご覧ください。

なお、第2部 ARGフェスト(18:00〜20:00)は人数が40名になると貸切になります。ご都合がつく限り、ぜひ第2部にもご参加ください。もちろん、第2部からの参加でもかまいません。

[][]2008-10-04(Sat): 日本アーカイブズ学会 2008年度第1回研究集会「デジタル情報技術が拓くアーカイブズの可能性」でコメント

f:id:arg:20081005161626j:image:w200

・「10月4日(土)、日本アーカイブズ学会へのお誘い@学習院大学」(編集日誌、2008-09-28

http://d.hatena.ne.jp/arg/20080929/1222618102

で伝えていたように、

2008-10-04(Sat):

日本アーカイブズ学会 2008年度第1回研究集会「デジタル情報技術が拓くアーカイブズの可能性」

(於・東京都学習院大学

http://www.jsas.info/modules/news/article.php?storyid=21

コメンテーターとして参加。

  1. 平野宗明、相原佳之、石田徹、蔵原大、黒木信頼、中村元、牧野元紀(国立公文書館アジア歴史資料センター)「アジア歴史資料センターから見たデジタルアーカイブズ現在展望
  2. 後藤真(花園大学)「「デジタルアーカイブ」と記録資料−“正倉院文書データベース”と近代史料のデジタル化を通して」

という2つの発表を受けてコメントした。コメントの内容を手元のノートを参考にまとめておこう。

  • まず、そもそも「アーカイブズ」とは何かということを考えたい。言いかえれば、「アーカイブズ」とはどのような働きを持つものなのか。
  • 図書館ではよく「収集・分類・保存・提供」と語られるが、「アーカイブズ」の場合は「保存」だろうか。
  • この「アーカイブズ」にデジタル情報技術が加わることで何が起こるのか。
  • 2つの報告で語られたように、「保存」と「提供」、そして「再構成」(再集合、再生、修復、復元)がある。
  • だが、両報告でも一致していたように、少なくとも現在デジタル情報技術では、100年単位の「保存」は実現しない。
  • それどころか、両報告で実例が挙げられたように、情報の劣化や減衰すら起きうる。
  • 情報の劣化や情報の減衰は、情報の変容と言いかえられるだろう。
  • デジタル化に伴って起きる情報の変容には、デジタル化に際しての単純なミスもあれば、後世の知見に基づく原典の修正もある。
  • さらにデジタル情報には、可変性が高く変容そのものが知らぬ間に行われかねないという本質的課題がある。
  • 両報告では「正確性」(平野報告)、「真正性」(後藤報告)と表現されていたが、これは情報技術世界でいま問題とされている「信頼性」と「信憑性」の問題としてとらえられる。
  • 以上を踏まえつつ、今後の取り組みが期待される課題を挙げる。
  • 1つは、デジタルアーカイブズの目的を整理すること。少なくとも「保存」「提供」「再構成」という3つの機能がありうることは明らかになった。
  • そして「保存」については、必ずしも目的は達せられないことも示唆された。
  • 答えは一つではない。「保存」「提供」「再構成」といった働きが複合的に含まれることになるだろう。
  • その複合的な目的や働きを構成する要素を一覧できる見取り図をとりまとめていく必要がある。
  • 2つ目は、情報の変容の区分を明確にすることであり、同時に明確に区分した情報の変容パターンに対し、どのような態度をとるのか、いわば受容度を決めることだ。
  • 3つ目は、デジタルアーカイブズの大きな目的の一つが利用・活用であるなら、利用・活用を促す仕組みを議論し、一種のスタンダードをつくること。
  • 一つのアイデアとして、デジタルアーカイブズを見るもの/読むものとしてではなく、言及・引用するものへと変えることがある。
  • そのための最低条件として、たとえばパーマリンクがあり、たとえばはてな記法によるブログでの書影表示のような機能があるだろう。
  • これら3点について、議論を重ねて一定の定式をつくっていってほしい。そのための議論を重ねるのが日本アーカイブズ学会の役割だろう。

なお、あくまでノートから起こしたものなので、実際の発言内容とまったく同じではない。

コメントの後、約30分ほどフロアからの質疑を中心とした全体討議。

全体的に非常に濃密な議論が交わされ、心地よい疲労感に包まれた研究集会だった。アーカイブズアーキビスト世界は、実質的初体験だったが、非常に楽しいひとときだった。

企画者・参加者のすべてに感謝だが、企画の中心であった松崎裕子さんと古賀崇さんには特に感謝したい。

また、

・Daily Searchivist

http://d.hatena.ne.jp/searchivist/

の主宰者であり、

・「アーカイブ2004年をふりかえる」第203号(2005-01-07)

http://archive.mag2.com/0000005669/20050107004000000.html

を寄稿してくださった坂口貴弘さんにようやくお目にかかれたこともありがたかった。存じ上げてからおよそ4年目。ついに対面できた感動は忘れがたい。

[][]2008-10-03(Fri): 二村一夫著『労働は神聖なり、結合は勢力なり−高野房太郎とその時代』、読了

・「二村一夫著『労働は神聖なり、結合は勢力なり−高野房太郎とその時代』(岩波書店2008年、2940円)」(編集日誌、2008-09-27)

http://d.hatena.ne.jp/arg/20080929/1222614944

で新刊として紹介した

労働は神聖なり、結合は勢力なり―高野房太郎とその時代

・二村一夫著『労働は神聖なり、結合は勢力なり−高野房太郎とその時代』(岩波書店2008年、2940円)

http://www.amazon.co.jp/gp/product/4000025937/arg-22/

読了

高野房太郎といえば、どんなにかんばっても大学受験に備えての日本史勉強の片隅に出てくる人物というのが大方の記憶だろう。いや、日本史大学受験の必修科目ではない以上、それすらむしろ例外かもしれない。

そんな高野房太郎という人物の一生が、本書には実に躍動感を持って描かれている。高野人生ハイライトシーンは、労働組合期成会や鉄工組合を設立し、生協運動のさきがけとなった頃だろう。だが、その期間は実は1897年から1900年までのわずか3年ばかり。その前史であるアメリカを中心とした海外生活は実に10年。日本帰国後、高野は精力的に活動するわけだが、その素養をアメリカ生活の中でどのように磨き深めていったのか、本書の前半部は実に丹念に追いかけている。まさに歴史家仕事というべきだろう。

多数の史料を読み込んでいるからこそだろう。本書の随所で著者は、従来の学説や理解に対する数々の新説を示している。残念ながら、自分にはその当否を判断することはできないのだが、著者が示した新たな解釈はどのように評価できるのだろうか。ここはぜひ同じ分野の研究者の反応を期待したい。

なお、目次は以下の通り。

  1. 文明開化の子−長崎時代
  2. 若き戸主−東京時代
  3. 諭吉の孫弟子横浜時代
  4. 桑港日本雑貨店開業−夢の実現と破綻
  5. 職工義友会を創立−日本労働運動の源流
  6. アメリカからの通信−日本最初の労働組合
  7. アメリカ海軍の水兵−「戦時特派員」を装う
  8. 職工諸君に寄す−組合結成の呼びかけ
  9. 労働組合期成会の人びと−労働運動応援団
  10. 鉄工組合誕生日本最初の労働組合
  11. 横浜で「共働店」開業生協運動の先駆
  12. 鉄工組合の衰退−治安維持法前後
  13. 高野房太郎と片山潜指導者としての資質
  14. 終章「失敗の人」か?

著者の渾身の力作であり、重厚な研究書であるが、同時に評伝として存分に楽しめる。労働問題生協運動の先駆者として、あるいは海外に出た初期の日本人明治人として、幅広い層の関心を刺激する一冊である。ぜひ、大勢の方に手に取ってほしい。

[][]2008-10-02(Thu): 第10回図書館総合展へのお誘い(1)−丸善ライブラリーニュースアドバイザーの集い(公開編集会議)「私の理想図書館

2008-11-26(Wed)〜2008-11-28(Fri):

第10回図書館総合展/学術情報オープンサミット2008

(於・神奈川県パシフィコ横浜

http://www.j-c-c.co.jp/library/

が近づいてきました。昨日、フォーラムプレゼンテーションプログラムが公開されています。3日間の会期中、私もいくつかの催しに参加しますし、番外的な個人企画として第2回ARGカフェ&ARGフェストを主催します。

・「第2回ARGカフェ&ARGフェストの開催予定」(編集日誌、2008-09-30)

http://d.hatena.ne.jp/arg/20081001/1222817685

第2回ARGカフェ&ARGフェストの予定は、追ってお知らせしますが、まずその前に自分が参加するフォーラムを紹介しておきます。まず初日の11月26日(水)は、午後に開催される

・Library of the Year 2008

http://www.iri-net.org/loy/loy2008.html

選考委員として参加します。Library of the Year 2008は記念シンポジウム(13:00〜)と最終選考会(15:30〜)の2部構成ですが、私が参加するのは最終選考会のほうです。

2日目の11月27日(木)は、

・私の理想図書館丸善ライブラリーニュースアドバイザーの集い(公開編集会議

http://www.maruzen.co.jp/business/edu/libforum2008/

で司会を務めます。

丸善ライブラリーニュース

http://www.maruzen.co.jp/business/edu/lib_news/

は復刊されてから間もなく1年。このアドバイザーの集い(公開編集会議)で、丸善ライブラリーニュースの次の1年の方向性について大勢の方々と意見交換したいと思っています。追って丸善から詳細が発表されるはずですが、少しだけ内容にふれておきます。

部分的な変更が出てくる可能性はありますが、要するに単にアドバイザー会議を公開するのではないということです。参加者全員で行う編集会議ですので、ぜひ常日頃の思いをご披露いただければと思います。なお、会場の関係上、定員100名で参加申し込みを締め切ります。参加をお考えの方はお早めにお申し込みください。

 |