東京大学史料編纂所、大日本史料総合データベースをリニューアル(2009-03-02)

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東京大学史料編纂所大日本史料総合データベースをリニューアルした(2009-03-02)。

東京大学史料編纂所データベース SHIPS for インターネット検索ページ
http://www.hi.u-tokyo.ac.jp/ships/
大日本史料総合データベース - ヘルプ
http://www.hi.u-tokyo.ac.jp/ships_help/OSIDE/W61/
東京大学史料編纂所
http://www.hi.u-tokyo.ac.jp/index-j.html

仁和3年(887年)から慶應3年(1867年)までの間の時代について、『大日本史料』『史料綜覧』「史料稿本」の綱文・書名・本文・索引語が検索できるという。

東京大学史料編纂所のトップページにある「ニュース&トピックス」には、

大日本史料総合データベースをリニューアルいたしました。詳しくは こちら をご参考ください。
(データベース検索へ)

と記されているが、この書き方がこれまで何度も指摘してきている東京大学史料編纂所のサイト作りの問題点をよく表している。過去にこう書いている。

利用にあたってはまず「東京大学史料編纂所データベース」のページに入り、利用するデータベースとして「鎌倉遺文フルテキストDB」を選択しなくてはいけない。せっかく優れたデータベースが多数あるにも関わらず、この構造のためデータベースに直接リンクして紹介できないことが多い。東京大学史料編纂所にはこの構造の見直しをお願いしたい。いち早くデータベースの開発に取り組んできた東京大学史料編纂所だが、ウェブでの発信における利便性や操作性の改善については無頓着すぎると思う。

・「東京大学史料編纂所、鎌倉遺文フルテキストデータベースを公開」(新着・新発見リソース、2006-10-17
http://d.hatena.ne.jp/arg/20061017/1161018857

データベースごとに独自のURL(パーマリンク)を持たないので、上述のお知らせでも、「詳しくは こちら」のリンク先は、

大日本史料総合データベース - ヘルプ
http://www.hi.u-tokyo.ac.jp/ships_help/OSIDE/W61/

に、「(データベース検索へ)」へのリンク先は、

東京大学史料編纂所データベース SHIPS for インターネット検索ページ
http://www.hi.u-tokyo.ac.jp/ships/

になっている。いずれのリンクをクリックしても、即座に大日本史料総合データベースに移動することはできないし、そもそもどのようにリニューアルされたのかわからない。東京大学史料編纂所は重要なデータベースを多数公開しているのだが、このようなサイト作りの拙さによって、利用しにくいものになっている。本年度こそ、ぜひ改善に取り組んでほしい。