ACADEMIC RESOURCE GUIDE (ARG) - ブログ版 このページをアンテナに追加 RSSフィード

"Ask not what the net can do for you - ask what you can do for the net."

インターネットの学術利用をテーマにした専門サイトACADEMIC RESOURCE GUIDEブログ版です。記事は主に以下の4点です。

1. 新着・新発見リソース - 最新の学術サイトの紹介と批評。
2. 編集日誌 - 編集長・岡本真の日誌。
3. イベントカレンダー - 順不同のイベント情報。
4. 産官学連携クリップ - ウェブ産業の産官学連携に関するニュース、講演情報等。
5. メルマガ版 - 本ブログを再編集したメールマガジンの発行情報。

New!【重要】サイト移転のお知らせ:2011年1月1日より、arg.ne.jpに移行します。過去の記事も移行済みです。本ブログ自体もアーカイブします。



好評販売中!『ブックビジネス2.0』

好評販売中!『これからホームページをつくる研究者のために』

2008-06-17 (Tue)

[][][][]市川市図書館、蔵書検索(OPAC)に青空文庫データを追加(2008-06-**)

screenshot

市川市図書館が蔵書検索(OPAC)に青空文庫データを追加した(2008-06-**)。

青空文庫の電子テキストが検索・閲覧できます

http://www.city.ichikawa.chiba.jp/shisetsu/tosyo/posnew/pos_aozora.htm

市川市図書館所蔵 資料検索

https://opac.city.ichikawa.chiba.jp/cgi_bin/Sopcstop.sh?p_mode=1

市川市図書館

http://www.city.ichikawa.chiba.jp/shisetsu/tosyo/tosmain.htm

すでにこのニュースは、

・「蔵書と青空文庫を一括検索(市川市図書館)」(千葉県図書館図書館NEWS、2008-06-02)

http://geocities.yahoo.co.jp/gl/chiba_lib/view/20080602/1212398254

・「図書館のOPACと青空文庫」(Copy & Copyright Diary、2008-06-02)

http://d.hatena.ne.jp/copyright/20080602/p1

によって伝えられているが、OPACで検索した際に当該の書籍の本文が青空文庫で公開されている場合は、検索結果であれば書名の横に[電子テキスト]と表示される。そのまま当該書籍書誌情報に入ると、青空文庫へのリンクアイコンが表示され、ここをクリックすると当該書籍に関する青空文庫図書カードアクセスできる。

同様の試みとしては、以前紹介した実践女子大学図書館の事例がある。

・「実践女子大学図書館、OPACの検索対象に「青空文庫」収録作品を追加(2007-09-04)」(新着・新発見リソース、2008-02-03)

http://d.hatena.ne.jp/arg/20080203/1202042229

このような図書館の蔵書にとらわれることなく、市民がアクセスできる資料を拡大していこうとする姿勢は歓迎したい。ただ、実用性という観点でいえば、実践女子大学図書館の際にも指摘した課題は解決されていない。各地の図書館で意欲的な試みがなされるようになってきたが、そろそろ実用性という観点でも本格的な試みに出てきてほしいものだ。

2008-02-03 (Sun)

[][][][]実践女子大学図書館、OPACの検索対象に「青空文庫」収録作品を追加(2007-09-04)

screenshot

実践女子大学図書館が実践女子大学短期大学図書館 蔵書検索(OPAC)の検索対象に「青空文庫」収録作品を追加している(2007-09-04)。「青空文庫」と入力して検索すると、以下のように約7000点に及ぶ青空文庫の収録作品の書誌情報が表示される。

1. [図書].インターネット図書館青空文庫 / 野口英司編著. - 東京 : はる書房 , 2005.11.

2. [図書].青空文庫へようこそ : インターネット公共図書館の試み / 青空文庫編 ; [並製], [特製]. - [東京] : 大日本印刷株式会社ICC本部. - 東京 : トランスアート市谷分室 (発売) , 1999.11. - (HONCO双書 ; H003).

3. [図書]."夢は呼び交す ――黙子覚書―― / 蒲原有明 (夢は呼び交す, 岩波文庫岩波書店, 2000)". - .[電子ブック]

4. [図書]."二等車に乗る男 / 豊島与志雄 (豊島与志雄著作集 第二巻(小説2[#「2」はローマ数字、1-13-22]), 未来社, 1965)". - .[電子ブック]

5. [図書]."丘の上 / 豊島与志雄 (豊島与志雄著作集 第二巻(小説2[#「2」はローマ数字、1-13-22]), 未来社, 1965)". - .[電子ブック]

6. [図書]."公孫樹 / 豊島与志雄 (豊島与志雄著作集 第二巻(小説2[#「2」はローマ数字、1-13-22]), 未来社, 1965)". - .[電子ブック]

7. [図書]."或る素描 / 豊島与志雄 (豊島与志雄著作集 第二巻(小説2[#「2」はローマ数字、1-13-22]), 未来社, 1965)". - .[電子ブック]

8. [図書]."足 / 豊島与志雄 (豊島与志雄著作集 第二巻(小説2[#「2」はローマ数字、1-13-22]), 未来社, 1965)". - .[電子ブック]

9. [図書]."はしがき(『十二年の手紙』その一) / 宮本百合子 (宮本百合子全集 第三十巻, 新日本出版社, 1986)". - .[電子ブック]

10. [図書]."「女人芸術」か「女人大衆」かの批判について / 宮本百合子 (宮本百合子全集 第三十巻, 新日本出版社, 1986)". - .[電子ブック]

ここから任意の作品を選んで書誌の詳細情報ページに進み、ページの左側にある「ee book」というアイコンクリックすると、青空文庫内の著者紹介ページに移動する。

これはOPACといえば、蔵書を検索するものという固定観念を打ち破る意欲的な試みといえるだろう。所蔵の有無に関わらず、利用者を情報に誘導していくのが図書館の役割であると考えれば、非常に理にかなった改善であり、今後他の図書館のOPACに普及していくのではないだろうか。

さて、今後の普及を見据えて、一つだけ課題を指摘しておきたい。その課題とは、同図書館が所蔵する図書の書誌と青空文庫の作品情報が結びついていないことである。たとえば、「菊池寛 短篇と戯曲」で検索してみると、

1. [図書].菊池寛 : 短篇と戯曲 / 菊池寛著. - 東京 : 文芸春秋 , 1988.3.

2. [図書]."島原心中 / 菊池寛 (底本: 菊池寛 短篇と戯曲, 文藝春秋, 1988(昭和63)年3月25日第1刷)". - .[電子ブック]

3. [図書]."俊寛 / 菊池寛 (底本: 菊池寛 短篇と戯曲, 文芸春秋, 1988(昭和63)年3月25日第1刷)". - .[電子ブック]

4. [図書]."乱世 / 菊池寛 (底本: 菊池寛 短篇と戯曲, 文芸春秋, 1988(昭和63)年3月25日第1刷)". - .[電子ブック]

5. [図書]."義民甚兵衛 / 菊池寛 (底本: 菊池寛 短篇と戯曲, 文芸春秋, 1988(昭和63)年3月25日第1刷)". - .[電子ブック]

といった検索結果が表示される(一部抜粋)。

2. [図書]."島原心中 / 菊池寛 (底本: 菊池寛 短篇と戯曲, 文藝春秋, 1988(昭和63)年3月25日第1刷)". - .[電子ブック]

3. [図書]."俊寛 / 菊池寛 (底本: 菊池寛 短篇と戯曲, 文芸春秋, 1988(昭和63)年3月25日第1刷)". - .[電子ブック]

4. [図書]."乱世 / 菊池寛 (底本: 菊池寛 短篇と戯曲, 文芸春秋, 1988(昭和63)年3月25日第1刷)". - .[電子ブック]

5. [図書]."義民甚兵衛 / 菊池寛 (底本: 菊池寛 短篇と戯曲, 文芸春秋, 1988(昭和63)年3月25日第1刷)". - .[電子ブック]

青空文庫の収録作品であり、

1. [図書].菊池寛 : 短篇と戯曲 / 菊池寛著. - 東京 : 文芸春秋 , 1988.3.

青空文庫菊池寛の作品を電子化する際に用いた底本である。この2つのデータを結びつけられないだろうか。つまり、

菊池寛 : 短篇と戯曲 / 菊池寛著. - 東京 : 文芸春秋 , 1988.3.

http://opac.jissen.ac.jp/opac/books-query?mode=2&place=&code=12126507&key=B118933878624341

の書誌詳細情報のページに、この本を底本として電子化された青空文庫の収録作品を表示するということだ。これができると、OPACで検索して書誌詳細情報のページを訪れた際に、実はその本がすでに青空文庫電子化されて公開されていることがわかり、実際に書架に本を探しに行く前に、あるいは本を探しに行く必要すらなく、その場で必要とする本にアクセスできるようになる。ISBNを用いることでデータの紐づけは可能と思われるので、今後の改善点の一つとしてほしい。

・実践女子大学短期大学図書館 蔵書検索

http://opac.jissen.ac.jp/opac/expart-query?mode=2

・実践女子大学図書館

http://www.jissen.ac.jp/library/

青空文庫

http://www.aozora.gr.jp/

2007-01-05 (Fri)

[][]青空文庫、著作権保護期間の延長を行わないよう求める請願署名を開始(2007-01-01)

インターネットの電子図書館青空文庫が「著作権保護期間の延長を行わないよう求める請願署名」を開始した(2007-01-01)。現在、著作権の保護期間を現行の作者の死後50年から、作者の死後70年へと延長するべきか否かが議論されている。青空文庫はこれまで一貫して延長を望まない旨を表明してきたが、ここに至って明確な反対運動を起こすことになったようだ。

この問題は青空文庫に限られたことではなく、文学作品の電子化にあたってきた研究者にとっても他人事ではない。また、日々著作物を生み出す研究者という職業のあり方にも大きく影響するだろう。研究者の声をぜひ聞きたい。

・著作権保護期間の延長を行わないよう求める請願署名

http://www.aozora.gr.jp/shomei/

・「著作権保護期間延長反対署名活動の開始」(そらもよう、2007-01-01)

http://www.aozora.gr.jp/soramoyou/soramoyouindex.html#000202

・「全書籍電子化計画と著作権保護期間の行方」(そらもよう、2006-01-01)

http://www.aozora.gr.jp/soramoyou/soramoyou2006.html#000174

・「著作権保護期間の70年延長に反対する」(そらもよう、2005-01-01)

http://www.aozora.gr.jp/soramoyou/soramoyou2005.html#000144