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インターネットの学術利用をテーマにした専門サイトACADEMIC RESOURCE GUIDEブログ版です。記事は主に以下の4点です。

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2. 編集日誌 - 編集長・岡本真の日誌。
3. イベントカレンダー - 順不同のイベント情報。
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5. メルマガ版 - 本ブログを再編集したメールマガジンの発行情報。

New!【重要】サイト移転のお知らせ:2011年1月1日より、arg.ne.jpに移行します。過去の記事も移行済みです。本ブログ自体もアーカイブします。



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2008-11-10 (Mon)

[][][]2008-11-07(Fri): 筑紫哲也さん逝く

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筑紫哲也さんが亡くなった。ある程度、想定されていたこととはいえ、衝撃を覚える。自分にとって筑紫さんはやはりNews23キャスターとしての印象が強い。そして、News23といえば、やはり、

・TBS - 多事争論

http://www.tbs.co.jp/news23/old/onair/taji/souron08.html

だろう。News23自体をそれほど熱心に見ていたわけではないのだが、印象的だったのは、1996年8月15日の「『である』ことと『する』こと」だ。

1996年8月15日多事争論「『である』ことと『する』こと」

http://www.tbs.co.jp/news23/old/onair/taji/s60815.html

この日の多事争論は、こんな語り出しで始まっている。

丸山真男という碩学がいます。戦後日本が生んだ最高の知性だと、私は思うのですけれども。

以降、

日本の思想 (岩波新書)

丸山眞男著『日本思想』(岩波新書1961年、735円)

http://www.amazon.co.jp/gp/product/400412039X/arg-22/

に収められている論文「『である』ことと『する』こと」に基づく話が続くのだが、この日のこの話題を持ってくるのはさすが丸山眞男蓮華窓の弟子を自称する筑紫さんらしいと感心したものだ。そして、さらに実はその日に丸山眞男が亡くなっていたことにも大いに驚かされた。そのときの状況はさらに後日の多事争論で筑紫さん自身が語っている。

1996年9月2日多事争論「補」

http://www.tbs.co.jp/news23/old/onair/taji/s60902.html

と、さまざまなことを思うのだが、いま最も思うことは、様々な批判があるのだろうが、筑紫さんは多事争論での自らの言論に非常に責任感を持っていたということだ。テレビラジオでの発言はその場限りで、言ってみれば垂れ流しのままで終わることが多い中、多事争論は筑紫さんの発言内容を文章にして、公開してきた。だからこそ、いままさにしているように、そのときどきの多事争論に言及・リンクし語ることができる。多事争論アーカイブ化に筑紫さんの意図がどれだけ働いていたのかはわからない。だが、日本テレビ界にあって、多事争論アーカイブ化は稀有な事例であることは覚えておきたい。

・TBS - 多事争論月別リスト

http://www.tbs.co.jp/news23/old/onair/taji/solist.html

ニュースキャスター (集英社新書)

筑紫哲也著『ニュースキャスター』(集英社新書2002年、693円)

http://www.amazon.co.jp/gp/product/4087201457/arg-22/

2008-07-11 (Fri)

[][][]2008-07-10(Thu): 戸塚洋二さん死去(66歳)

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高エネルギー加速器研究機構(KEK)の前機構長で、日本学術振興会学術システム研究センターの所長を務める戸塚洋二さんが亡くなった。享年66歳。

戸塚洋二さん

http://www-sk.icrr.u-tokyo.ac.jp/~totsuka/

日本学術振興会学術システム研究センター

http://www.jsps.go.jp/j-center/

高エネルギー加速器研究機構(KEK)

http://www.kek.jp/

高エネルギー加速器研究機構(KEK)のサイトにある機構コラムで、現在機構長である鈴木厚人さんが、

戸塚洋二KEK前機構長のご逝去に際して

http://www.kek.jp/intra-j/director/column/

という文章を書いている。

今は、基準となる精神的な支えを突如取り去られてしまったような、また、大きな、常に寄りかかれる柱を突然失ってしまった思いです。

言葉が重い。

・「ニュートリノ研究ノーベル賞候補、戸塚洋二氏が死去」(読売新聞、2008-07-10)

http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20080710-OYT1T00339.htm

・「ニュートリノ研究戸塚洋二氏が死去 ノーベル賞候補」(日本経済新聞、2008-07-10)

http://www.nikkei.co.jp/news/shakai/20080710AT1G1001U10072008.html

・「ニュートリノ研究戸塚洋二さん死去 ノーベル賞候補」(朝日新聞、2008-07-10)

http://www.asahi.com/obituaries/update/0710/TKY200807100130.html

・「訃報ニュートリノ質量発見戸塚洋二さん死去、66歳」(毎日新聞、2008-07-10)

http://mainichi.jp/photo/news/20080710k0000e040061000c.html

・「戸塚洋二さん死去:ノーベル賞目前に…恩師の小柴さん悲痛」(毎日新聞、2008-07-10)

http://mainichi.jp/select/today/news/20080710k0000e040068000c.html

・「ニュートリノの質量発見 物理学戸塚洋二氏が死去」(産経新聞、2008-07-10)

http://sankei.jp.msn.com/culture/academic/080710/acd0807101307006-n1.htm

・「死去した戸塚洋二氏 ノーベル賞候補、壮絶がん闘病」(産経新聞、2008-07-10)

http://sankei.jp.msn.com/culture/academic/080710/acd0807102148008-n1.htm

・「戸塚さん、最後まで科学者 がんと生命見つめた闘病生活」(産経新聞、2008-07-10)

http://sankei.jp.msn.com/culture/academic/080710/acd0807101402007-n1.htm

2007-08-21 (Tue)

[][]2007-08-19(Sun): 廣岡秀一さんの追悼記事

先日、

・「廣岡秀一さん逝去(50歳)」(編集日誌、2007-08-10)

http://d.hatena.ne.jp/arg/20070813/1186932853

を伝えたが、三重大学での同僚・奥村晴彦さんが、

・「廣岡先生のお別れ会」(Okumura's Blog、2007-08-12)

http://oku.edu.mie-u.ac.jp/~okumura/blog/node/1592

を、長年の友人・斎藤和志さんが、

・「お別れの辞」(世間流宮別館、2007-08-14)

http://blog.so-net.ne.jp/saitok/2007-08-14-3

を書いている。特に故人との長い交友関係を持つ斎藤さんが告別式(お別れの会)で捧げた弔辞に胸が打たれる。

あまり早い段階で話題にするのは不謹慎とは思いつつも、廣岡さんの業績の一つとして、廣岡さんのサイトブログはぜひ何らかの形で残してほしい。最近では、昨年亡くなった鈴木みどりさんのサイトや、廣井脩さんのサイトが残されている。

・「鈴木みどりさん逝去(65歳)」(編集日誌、2006-07-24)

http://d.hatena.ne.jp/arg/20060725/1153780465

・「廣井脩さん(災害情報学)、死去(59歳)」(編集日誌、2006-04-16)

http://d.hatena.ne.jp/arg/20060417/1145205289

また、

・「故人のサイト −岡田藤太郎さん」(編集日誌、2006-05-02)

http://d.hatena.ne.jp/arg/20060503/1146660864

・「故・菱木昭八朗さんのサイト」(編集日誌、2005-07-21)

http://d.hatena.ne.jp/arg/20050828/1134798900

で紹介したような保存事例もある。

2007-08-13 (Mon)

[][]2007-08-10(Fri): 廣岡秀一さん逝去(50歳)

・心理尺度(項目)データベース(PSDB_Mie)

http://www.s-hirooka.com/hirooka/mpsbmain.html

日本社会心理学:心理学者によるサイトの検索

http://www.s-hirooka.com/psy_search.html

など、社会心理学のリソースを早くから多数運営してきた廣岡秀一さん(三重大学)が昨日亡くなられたという。知り合いの心理学者の方にうかがった。時事通信に訃報が出ている。

広岡秀一氏(ひろおか・しゅういち=三重大学長補佐・教育心理学)9日午後0時27分、肝不全のため津市の病院で死去、50歳。山口県岩国市出身。葬儀・告別式は12日午後1時30分から津市藤方1617の1の津斎奉閣で。喪主は妻雅子(まさこ)さん。(了)

・「広岡秀一氏死去(三重大学長補佐)」(時事通信、2007-08-10)

http://www.jiji.com/jc/c?g=obt_30&k=2007081000897

あまりの衝撃に言葉が出ない。

・廣岡研究室

http://www.s-hirooka.com/

・ある大学人のつぼやき

http://shuhiro.blog.ocn.ne.jp/weblog/

廣岡さんとはかなり早い時期からメールのやりとりがあり、小著『これからホームページをつくる研究者のために−ウェブから学術情報を発信する実践ガイド』でも心理尺度(項目)データベースを紹介させていただいた。

・『これからホームページをつくる研究者のために−ウェブから学術情報を発信する実践ガイド』(岡本真著、築地書館、2006年、2940円)

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/480671335X/arg-22/

その際にお礼のメールを頂戴したのが最後のやりとりになる。一度お目にかかりたいと思い、仙台で開催された昨年の社会心理学会の大会でお姿を探したのだが……。

あらためてサイトブログを拝見すると、ブログ「ある大学人のつぼやき」が7月中旬に終了している。

・「ブログー終了」(2007-07-15)

http://shuhiro.blog.ocn.ne.jp/weblog/2007/07/post_0f8b.html

自分でも先を見通していらしたのだろうか。インターネットを通したおつきあいに過ぎず、関係者の方々の悲しみに比べれば自分の思いはそれほどのものではないのかもしれない。だが、やはり、ただただ悲しい。生前の廣岡さんのご厚情に感謝し、ご遺族にお悔やみを申し上げたい。

ここ1年、悲しいニュースが多すぎる。

・「鈴木みどりさん逝去(65歳)」(編集日誌、2006-07-24)

http://d.hatena.ne.jp/arg/20060725/1153780465

・「廣井脩さん(災害情報学)、死去(59歳)」(編集日誌、2006-04-16)

http://d.hatena.ne.jp/arg/20060417/1145205289

2007-08-03 (Fri)

[][]2007-08-01(Wed): 小田実さんの死去

作家の小田実さんが亡くなった。

・作家小田実のホームページ

http://www.odamakoto.com/

参院選の話題で印象が薄れてしまうかと懸念したが、ブログでとりあげている研究者もいるようだ。

・西村一朗「小田実さんの思い出」(西村一朗の地域居住談義、2007-07-30)

http://blog.goo.ne.jp/in0626/e/f4269e87dae471a15e33baf8c7961d06

・久恒啓一「「何でもみてやろう」「ベ平連」の小田実(オダマコト)さんの思い出」(今日も生涯の一日なり、2007-07-31)

http://plaza.rakuten.co.jp/hisatune/diary/200707310000/

・小田川大典「小田実のこと」(D's BLOG、2007-08-01)

http://hpt.cocolog-nifty.com/blog/2007/08/post_a7e7.html

小田さんというと、私にとっての最大の印象は、慶應義塾大学経済学部「現代思想」のホームページである。

・慶應義塾大学経済学部「現代思想」のホームページ

http://www.mita.cc.keio.ac.jp/econ/gendaishiso/

慶應義塾大学経済学部の講義「現代思想」での小田さんの講義風景を記録したこのサイトについては、

・入江健輔「インターネット大学教育に何をもたらすか−慶應義塾大学経済学部「現代思想」のホームページづくりから−」(本誌第130号、2002-05-07)

http://www.ne.jp/asahi/coffee/house/ARG/130.html

に詳しい。小田さんがインターネットをどのようにみていたのか、当事者ならではの貴重な証言も残されている。