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地下室のアーカイブス(岩川ありさBLOG) このページをアンテナに追加 RSSフィード Twitter


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2017-03-15

[]婚ひ星(よばひぼし)

3月4日(土)

1日中、論文校正をしていた。昨年の12月3日に 「ちょっと私は校正がひどいので、自分の校正もしっかりやろうと心に決めた」と書いたのだが、心に決めたことを守れなかったのである。先延ばしを回避するためのメモを書いておこう。「まずははじめてみる」というのは、「まず間違ってみる」ということだと思う。書けない、できないのは当たり前。まずは間違いにゆこうというくらいではじめると恐怖が強い場合の対処になる。小分けにするとは、1頁を書こうではなく、1文字タイプし、1行書こうからだ。

3月5日(日)

鉄血のオルフェンズ」。シノが・・・。ヤマギの気持ちを考えるとやりきれない。流星のことを古語では「婚ひ星(よばひぼし)」と呼ぶらしい。だから、シノがフラウロスに「流星号」という名前をつけ、ヤマギが「おかえり、流星号」といったのは偶然ではなかったように思う。ほかに方法を持たない彼らの答えだったように思う。彼らはずっとお互いを呼び求めていた。「オルフェンズ」の脚本とシリーズ構成をした岡田麿里は漢字の名前に相当意味を持たせている。また、ホモフォビアに陥らない形で二人を描いている一方、家族に回収したのはなぜかと思ったが、鉄華団が親族関係の語彙で語られてきた根本的な理由が見えてきた。

第45話 これが最後なら

第45話 これが最後なら

3月6日(月)

5年間、関わってきたプロジェクトの一区切りのシンポジウムに参加した。この場所で私は多くの領域の研究成果に触れ、新たな視点を知った。そして、研究対象すらも広がった。私たちが協働しうるのは、他者からどうしようもなく呼びかけられたその瞬間なのかもしれない。

3月7日(火)

UTCPのワークショップ「日本のサブカルチャーダイバーシティに耐えるか」を聴きに行った。川村覚文、田中東子、筒井晴香の発表はどれも歴史とサブカルチャーとの関係を問うものだった。ディスカッサントの隠岐さや香が、読者共同体と製作者の意識を分析しながらコメントを加えていたところも興味深い。2015年11月に行われた「イケメン×2.5次元」のワークショップと連なっていて、その点も印象に残った。

3月8日(水)

津島佑子『半減期を祝って』(講談社、2016)、村田沙耶香コンビニ人間』(文藝春秋、2016)の読書会。やはり何人かで読むと見え方が変わる。私は、「コンビニ人間」を悲観的に捉えていたが、そうではない見方に触れたのはよかった。

半減期を祝って

半減期を祝って

コンビニ人間

コンビニ人間

3月9日(木)

温又柔『来福の家』(白水Uブックス、2016)。同じ漢字に別の音がある。母語とは何か、国語とは何か、国籍とは何かを問う小説。描写自体も生き生きしていていい。

来福の家 (白水Uブックス)

来福の家 (白水Uブックス)

3月10日(金)

来月発表する書評を書いている。この作者はどこまで行くのだろうとそう思える小説だ。

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