原一男監督と考える 70年代の生の軌跡――障害・リブ・沖縄
〜 初期ドキュメンタリー作品上映とトーク

2016年4月29日(金・祝日)13:00〜18:30
於:立命館大学朱雀キャンパス5F大ホール


last update: 20160322

【企画趣旨】
 1960年代を揺るがしたカウンターカルチャーや社会運動のうねりが退潮した70年代前半。自主上映というかたちで、社会を鋭くえぐるドキュメンタリー映画のフィルムが全国を廻り、さまざまな人の出会いや対立、抵抗を呼び覚ましつつ、新たな運動を切り拓いていく先駆けとなりました。
 本企画では、原一男監督の初期ドキュメンタリー作品である『さようならCP』と『極私的エロス・恋歌1974』を上映し、原監督を交えて、1972〜1974年の障害者運動、ウーマンリブ運動、そして沖縄の運動の軌跡をたどります。
 「さようなら」から「極私的」へ。その流れの意味は、社会的な運動が分断されている現在を照らし、運動と生活、ドキュメンタリーとアートの緊張関係、そして映画の在り方を問い直す力につながるはずです。70年代を知る/知らない/改めて知りたい人たちが、共に考える機会になれば、と願っています。

【日時】2016年4月29日(金・祝日)13:00(12:30開場)〜18:30

【会場】立命館大学朱雀キャンパス5F大ホール(JR/地下鉄「二条」駅下車徒歩2分|京都市中京区西ノ京朱雀町1)
[アクセスマップ]http://www.ritsumei.ac.jp/accessmap/suzaku/

【参加要件】
参加費無料・申し込み不要
車いすでのご入場には誘導が必要になりますので、入口でスタッフに車いすで入場する旨をお伝えください。
*お席は十分余裕がございますが、万一満席の場合はご入場を制限させていただきますので、ご了承ください。
*会場には駐車場がありませんので、ご来場の際は公共交通機関をご利用ください。
*ホール内での飲食はできません。ロビーにてお済ませください。

【主催】
主催:原一男作品上映実行委員会・京都
共催:立命館大学生存学研究センター(http://www.ritsumei-arsvi.org/

■上映作品
◇『さようならCP』(1972年/82分/16ミリ 監督・撮影:原一男
◇『極私的エロス・恋歌1974』(1974年/98分/16ミリ 監督・撮影:原一男
*本企画はDVD上映となります。ご了承ください

トーク
◇対話に向けて/1970年代〜交錯する運動
報告1:障がい者運動と自主上映 …… 立岩真也
報告2:ウーマンリブと「性」 …… 村上潔
報告3:沖縄返還前後の闘争 …… 大野光明
◇全体討議:原一男監督を囲んで(進行:岡本晃明)

■プログラム *変更の可能性あり
(0)12:30 開場
(1)13:00-13:02 開会挨拶
(2)13:02-14:24 『さようならCP』上映
(3)14:25-14:40 報告1
 [休憩]
(4)14:50-16:28 『極私的エロス・恋歌1974』上映
(5)16:30-16:40 報告2
(6)16:40-16:50 報告3
 [休憩]
(7)17:00-18:30 全体討議

原一男監督プロフィール
 1945年生まれ。映画監督。1972年、小林佐智子と〈疾走プロダクション〉を結成。『ゆきゆきて、神軍』(1987年)でベルリン映画祭カリガリ映画賞、毎日映画コンクール監督賞などを受賞。『全身小説家』(1994年)でキネマ旬報ベストテン1位・作品賞・日本映画監督賞などを受賞。1995年、次世代のドキュメンタリー作家の養成を目指し、自ら塾長となって〈CINEMA塾〉を開講。対談集に『ドキュメンタリーは格闘技である――原一男 vs 深作欣二 今村昌平 大島渚 新藤兼人』(筑摩書房/2016年)がある。

■お問い合わせ先
◆企画内容に関する事柄
原一男作品上映実行委員会・京都
E-mail:fourwallingkyoto[at]gmail.com *[at]→@
◆会場に関する事柄
立命館大学生存学研究センター
E-mail:ars-vive[at]st.ritsumei.ac.jp *[at]→@


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■参考事項
◇原 一男
ドキュメンタリー映画の鬼才 原一男公式サイト(http://docudocu.jp/title/
原一男 _ neoneo web(http://webneo.org/archives/tag/%E5%8E%9F%E4%B8%80%E7%94%B7
◇『さようならCP』
◇疾走プロダクション 19720408 『シナリオ さようならCP』
◇『さよならCP』上映運動関連資料(MS Word 83.5KB|作成:定藤邦子) *“さよなら”は資料原文ママ
◇『さよならCP』上映運動関連資料・2(MS Word 74.5KB|作成:定藤邦子) *“さよなら”は資料原文ママ
◇青い芝の会
◇横田弘
◇障害者(運動)史のための年表
◇沖縄闘争(1960年代後半〜1970年代前半)

■告知
◆2016/03/22 https://twitter.com/ShinyaTateiwa/status/712069184952279040
「4月29日…原一男監督の、1972年の『さようならCP』と1974年の『極私的エロス・恋歌1974』を上映し、原監督に話を聞く、他という企画…まず『さようならCP』についてのページを増補したので、しまいまで、見てください。」→http://www.arsvi.com/ts/20162133.htm
◆立岩 真也 2016/03/19 「04/29『さようならCP』『極私的エロス・恋歌1974』上映+・1――「身体の現代」計画補足・133」
 https://www.facebook.com/ritsumeiarsvi/posts/1703477963252517

◆2016/03/18 https://twitter.com/ShinyaTateiwa/status/710761113055408128
URL忘れ再送:04/29「原一男監督と考える 70年代の生の軌跡〜障害・リブ・沖縄 初期ドキュメンタリー作品上映とトーク」於:京都,http://www.arsvi.com/2010/20160429hk.htm 行こうかという人立岩真也までご一報を→tae01303@nifty.ne.jp
◆2016/03/18 https://twitter.com/ShinyaTateiwa/status/710754397442019328
04/29「原一男監督と考える 70年代の生の軌跡〜障害・リブ・沖縄 初期ドキュメンタリー作品上映とトーク」於:京都,出演:原一男・村上潔・大野光明・岡本晃明・立岩真也他。数予測したいので行こうかという人は立岩までご一報いただければと→tae01303@nifty.ne.jp(続く)
■報道



UP: 20160317 REV: 20160319, 0321, 0322
◇原 一男  ◇『さようならCP』  ◇青い芝の会 
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