母の日
先日の遠足で、チビ小からは自分の名前をスタンプして、似顔絵を描いたバック(ちょうどお弁当が入るくらいのサイズ)をもらった。赤い花が描いてあったので「これ、カーネーション?」と聞くと「彼岸花」との答え。謎...(笑) 私の誕生日の頃に咲く花を描いてくれたらしい。ありがとう。
チビ大とチビ中に「明日は母の日だけど、何かプレゼントとかもらえるのかな??」と今年も懲りずに聞いてみた。やっぱり何もなし。「いつもありがとう!」とか、労る言葉も誰からもなし。義母にはちゃんとカーネーションを贈ったけど、自分の母親には結局電話もしなかった。そういう姿が子ども達にも伝染してるんだろうな。反省。
「日曜日は雨だから、土曜日2日分遊ぼう!」と、海に公園にかき氷にと相当母業を頑張った。さて、今日は...「今日にぴったりな本がある!」と「バムとケロのにちようび」を持ってきて、それから3時間たっぷり本を読まされましたとさ。
音楽葬について
昨年9月、父が亡くなった。脳腫瘍で倒れてから16年と1日の闘病生活だった。上の写真のように↑元気に孫たちと遊びまわった翌日、別の場所に癌が見つかって入院からの1年後。寂しくなったけど、先に逝った友達や先輩達とお唄いや囲碁、宴会と楽しい日々を過ごしていることと思う。
父の葬儀は、音楽葬で執り行った。ずいぶん増えてきたとはいえ、まだまだ少数派。ネットや書籍でも色々と調べてみたが、欲しい情報は見つからなかった。葬儀場の担当者の方も初めての経験。お互いに手探りの状態だったが、親身に相談に乗ってくださり、無事葬儀を終えることができた。
時間が経ち、記憶が薄れた部分もあるが、今後同じ形での葬儀を検討している方達への参考になればと思い、ここに記録することにした。
お葬式のスタイル・会場選びから音楽葬に決めるまで
先に記した通り、闘病生活も長かったため、誕生日や還暦のお祝いをするたび、「これが最後かもしれない」という覚悟や寂しさはどこかにあった。ホスピスへの転院が決まった時、葬儀場の見学に行くことにした。
葬儀に参列させていただくと、一番悲しいはずの喪主や近しい家族がバタバタと忙しく、泣いている時間がないように感じることもあった。小さい子どももおり、静かに、ゆっくりとお別れをしたいという思いがあり、最初は「密葬(家族葬)」を考えていた。しかし、本人が大好きな音楽を聴きながら旅立ちたいという話をしていたこと。どんたくなど、お祭りや人の集う賑やかな場所が好きだったため、「一般葬・音楽葬」についても検討することとした。
事前にHP等でリサーチ、良さそうなところに直接電話して相談し、候補を2つに絞る。「密葬(家族葬)」「音楽葬」どちらに転んでも対応可能な施設に見学に行った。この頃知り合った方が葬儀関係の仕事をされており、いただいたアドバイスもずいぶんと役に立った。2つしか見ていない葬儀場だか、ずいぶんと迷った。
- 広い宿泊スペース(複数の個室、キッチンスペース)がある
- 小さな子ども達も遊べるスペースがある
- 足腰が不自由になりつつある方にも来ていただきやすいバリアフリーな建物
- ある程度プライベートも確保しつつ、家族がゆっくり過ごせるスペースがる
葬儀場に決めた。典○会館にお世話になった。重箱の隅をつつく指摘をするならば、最初見学に伺った際、音楽担当者が同席してくれたら即決していた。
事前の打ち合わせ
まずは残された時間を大切に過ごすこと。漠然とでも葬儀のイメージが浮かんだら、その時点で担当者と共有(基本メール)。葬儀直前にきっちり時間をとり、式次第や段取り全て一つ一つ確認して決めるという話をしておいた。
- 使いたい音楽のリストアップ
- 祭壇のイメージ
- 展示したい写真選びと展示方法の確認
- ピアノの献奏か、弦楽四重奏にするのかなど。
死亡後、葬儀までの打ち合わせ
お葬式のスタイルが多様化してきたとはいえ、仏式のお葬式が一般的。当日の混乱を避けるため、キーパーソンには事前に弦楽四重奏による一般葬・音楽葬を考えていることをを知らせておいた。
父が亡くなり、自宅に連れて帰ってきた後、担当者と自宅で打ち合わせ。九響のチェリストに演奏していだけることとなった。家族4人で行ったスペイン・ポルトガル旅行で訪れたアルハンブラ宮殿。そこで父が嬉しそうに歌っていたアルハンブラの思い出を献奏曲に選んだ。しかし、打ち合わせが終わった後すぐに電話をいただき、ギター用に書かれた曲で、弦楽四重奏用の楽譜がなく、対応できないとのこと。「どうしても!」と諦めきれない私たちの想いを受け入れてくださり、「プロなのでなんとかします!」と、時間がないなか弦楽四重奏用に譜面を起こしてくださり、葬儀で献奏していただけることとなった。
葬儀
- 参列者 140程度
- 内訳 家族 10、親族 45、隣組(ご近所) 30、友人関係 55
- 開場・入場案内 パッヘルベルのカノン、G線上のアリア、アヴェ・マリア
- 開式の辞
- 黙祷
- 献奏 アルハンブラの思い出
- プロフィール紹介 昴
- 焼香 コンドルは飛んで行く、蘇州夜曲
- 弔電紹介 草原情歌
- 代表挨拶
- 閉式の辞
- 告別の時間 G線上のアリア
- 出棺前の挨拶・出棺 いい日旅立ち(葬儀会場からスピーカーを使って外に流す。)
上記が葬儀の流れと演奏した曲のリスト。開式前、司会者に
- 故人の思い出の曲での音楽葬であること
- それぞれのお気持ち(宗派、焼香の作法、数珠を持つ・持たないなども含めて)でお見送りください
というアナウンスをしていただき、開式。
たくさんの方が弔問に来てくださり、出棺まで1時間20分程度(通常出棺まで1時間程度)の葬儀となった。焼香か献花か悩んだが、お参りに来てくだる方は、仏式がほとんど。焼香をして別れを偲んでいただくのが、弔問に来ていただける個人を尊重したスタイルかなと思い、焼香台を設置。結果、置いてよかった。
祭壇
白ベースのお花の祭壇。私も妹も菊が嫌いなので、八重のトルコキキョウ、カサブランカなどをメインに使って飾りつけしていただいた。
展示物
祭壇の脇に、家族旅行の写真や見台(長唄の本を置く台)、お稽古の手提げ袋などを展示した。ロビーにもあちこち旅行した先での思い出の写真、孫たちと一緒に花見をした時の写真などを飾った。
ムービー
還暦の時に「祝・60歳、60人からのおめでとう!」という企画趣旨で、父の生い立ちと、職場の同僚、お世話になった先輩、親戚などを回ってコメントをいただいた。亡くなった後、久しぶりに見直したら、メッセージ部分はノーカット編集なし。公にするには恥ずかしい仕上がりだったが、父の人となりを知ってもらうのにはとてもよかった。通夜の後、葬儀の前何度か繰り返して流した。
初七日的会食
火葬後、親戚と一緒に初七日的食事会を行った。会葬の御礼と、今後49日・初盆・1周忌…の法要は行わないこと、現時点でお墓を建てたりする予定はないことをお知らせして散会した。
追記・通夜について。
- 開式の辞
- 黙祷
- 焼香
- 親族代表挨拶
- 閉式の辞
- 散会・(会食)
ここでも、司会の方にそれぞれの気持ちで個人を偲びお別れをしてくださいと話していただき、通夜式を始めた。30分弱。
参列者の感想など。
父の姉
私も音楽葬にしようと思ってるの。入院中、息子嫁にクラシック音楽をMDに入れてもらい、ずっと聴きながら過ごしたのよ。大好きな曲が見つかり、自分のお葬式にはこの曲を流してもらおう!と決めてるのよ。
知人
とってもよかったわ。私も音楽葬にしよう!曲はなんにしようかなぁ?
私の恩師
誰に衒うこともなく、故人の遺志を尊重した温かい葬儀だった。癒されました。
隣組の方
〇〇さん(父の名前)が、隣組の総会で歌いよんしゃる姿やら、夏祭りに浴衣で孫たちと楽しそうにしとんしゃる姿を思い浮かべながら参列させてもらいました。
友人
何事も型通りにやれば楽ではあるのだけれど、気持ちを込めてやればちゃんと伝わるのだと色々と考えさせられた〇〇(友人の名前)でした。
友人
九州交響楽団の演奏がただで聴ける!明日のお葬式は絶対来ないかんね。
*ちゃんとお参りしてくださいました。ここだけ切り取るととんでもない方のようだから念のため。
いい声しか聞こえていないのかもしれないが、概ね「よかった」という感想をいただいた。最後に、喪中葉書と西日本新聞に掲載された葬儀の記事を紹介して終わりにする。
計画ですよ、計画!
来週から夏休み。あれこれ持ち帰りの準備が始まったり、各教科の仕上げやテストが始まる。そして降って湧いてきた膨大な計算ドリルの宿題。2回繰り返したものを金曜日にノートと一緒に提出とのこと。範囲が指定されておらず、同じクラスのお母さんに聞くと「32番までじゃないですか?」との回答を得る。ノートを見てどこまでできているか確認すると、なんと!1回目も終わっていないものが多数。月曜日から宿題とは別に1日8個ずつ進めて、木曜日は予備日という計画を子どもと一緒に立てる。21:00就寝は死守したい。すると、食事とお風呂以外は自由時間皆無。こんな状況おかしいとは思いつつ、なんとかできそうなので頑張らせることとした。我が家は3人子どもがいる。待っている方もできるだけ心地よい時間を過ごせるようにするためにはあれこれ工夫が必要。
火曜日に計算ドリルの宿題の範囲を聞いて帰る様伝えたが例によって忘れてくる。水曜日に帰ってきて「最後までらしい」と半泣きで伝えるちび。そうすると、1日15個やらないと終わらない計算。「本当は遊びに誘われたんだけど、ドリルが終わらないから断ってきた」ってもうさぁ。「せんでいい!」「無理に決まっとる。」とキレる私。さらに、算数の確認テスト(別のドリル)が終わっていないところがある人はやって提出、習熟度テストがあるから、そのテストに向けた対策プリントも...ともう呆れてしまう。学校が家庭学習の目安として出しているのは1日40分,宿題だけで40分かかる。4月中旬に本格的に授業が始まり7月上旬までに宿題や授業で30個弱しかこなせなかったものを、学校で勉強した後の家庭の時間4日間で66個もやらせるのはどう考えてもおかしい。いかん、怒りが噴火している。
我が家の娘、決して理解が早いわけではない。何をするにも基本的に時間がかかる。本人も自覚している。「決められた時間内で結果を出す」ということも折に触れ話をしつつ、作文や作品づくりなど土日時間をとって十分納得いくようにかける時間やつくれる時間を必要に応じて作るようにしている。図工などで構想を考えてくるという宿題が出た時は、壮大なイメージを出してきたとしても、90分で納得いくものが作れるように軌道修正したりしている。
宿題はきっちりやっている。もちろん提出などうっかりミスもあるけど、体調不良でできなかた分も含めてもれなく提出している。そこまでちゃんとやっている子どもに毎日3時間机に張り付いて勉強させる計画性のなさに私は怒っているのだ。
途方に暮れながら、指定された範囲は全部済ませていきたい!でも終わらないと泣きながら頑張った。横に張り付いて、気分転換もさせつつ「終わらなくてもいい」という条件のもと頑張った。当然弟・妹は、おかあに相手してもらえないから荒れてくる。温厚な旦那も、キレ気味...。毎日やっている「洗濯物たたみ」「(食事前の)食器並べ」など、家族の一員として、(我が家では)当然やるべきタスクもやらない1週間。これも、おかしい。でも、本人がよく頑張って66個のドリルを全部済ませた。あっぱれ!
成績付けの大詰めを迎えた先生。この状況で、計画性のない先生に物申したとしてもきっと受け止めきれず、締め切りのある成績付けに支障をきたすだけ。変わらないと思うが、夏休みに入り、業務がひと段落したところで話す機会は作っていただこうと思う。
あ、悪いことばかりではなかったという補足もしておく。この4日間相当な量こなしたので、日々計算のスピードが上がってきた。本人もそれがわかり嬉しかったようだ。「前はできなかったけど、これできるようになった」と、自分ができているとこそうじゃないところも理解している。何度教えてもらってもイマイチ理解していなかった重なりのある長さの計算もできるようになり、自分で問題を考えられるところもまで来た。あっぱれ!
各家庭それぞれ事情がある。「赤ちゃんが生まれた」「親の介護が大変」「ひとり親世帯でとにかく働かないと食べていけない」「急にどちらかが単身赴任になって生活が落ち着いていない」など、本当にたくさんあると思う。やってあげたくても時間が作ってあげられなくても1ヶ月あればなんとかしてあげられることもある。ぜひ2学期はもう少し計画性を持って授業をすすめ、宿題を出していただければと思う。
本日晴天なり。明日から3連休。宿題を終えた子どもと思いっきり遊ぶぞ!
幼稚園:読み聞かせの記録
今年度から、幼稚園で読み聞かせの会代表をしている。
保護者の中から立ち上がった組織で、10年くらい続いているらしい。プロの集団ではないし、「良い絵本」とされるものから選んできっちり読み聞かせというよりは、まずお母さん自身が楽しんで参画できること。家庭で我が子に読み聞かせをする延長線上で、園の子どもたちにも読み聞かせをできる環境を作りたいと思い、今年度はそういう方向で活動をすることを周知した。
子連れだと、どこにいっても少しずつ我慢しなきゃいけないことがある。小さな我慢が溜まり溜まっていくといつか爆発する(笑)良くない。だから、在園児に迷惑がかからない程度にメンバー同士で下の子のサポートして読み聞かせできる状況を作ること。それからも、子ども達の前で本は読まずとも、好きな本・紹介したい本を事前ミーティングに持参し、他の保護者に読んでもらうというスタイルもありとした。
初回の活動で、読んだのは下記の通り。
本の下に記載しているコメントは、読み聞かせをした保護者の感想。
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総括コメント
子ども達も初めてで緊張していたのか、反応が薄くて逆にドキドキしたというお母さん達の声。子ども達が笑うまで楽しい絵本を読み続ける(笑)!?みたいな話もしつつ、ゆる〜く集っています。面白かった本をお母さん同士で読み聞かせしたり、後半は「絵本ライブやっちゃう?」とかいう話も出てきました。
小学校:読み聞かせの会
今年度から小学校の読み聞かせの会に入った。幼稚園ではすでにババアな感じで「若いママ達頑張って!」と、どちらかといえば後方支援なスタンスなのだけど、小学校では新参者も新参者(笑)「ゼロから学ばせていただきます。」という感じ。
「せんぼん(選本)については...」「図書館の壁面製作の日時は」「団体登録の手続きは」とか、知らない言葉や責任や活動範囲の広さにちと怖気付いてしまた。積極的にwelcomeな雰囲気でもなく、かつ新参者につき、すごーく遠いところから客観視していたけど、皆様とても熱い気持ちをお持ちの方ばかり。そして、その気持ちがまとまっておらず、ちと言葉が乱暴だけど各々「読み聞かせってこうでしょ」という持論に基づいて活動をしている感じ。(*声の大きい方の存在が目立つけど、小さなところで細やかな配慮をしてくださってる方もちゃんとといらっしゃいます。)OGの方が「〜という形で提案してみては?」と、瀬田貞二さんとか松岡享子さんなどが紹介してらっしゃるようないわゆる「良い絵本」「ストーリーテリング(素話)」のザ・クラシックな分野で提案されるも、「いえ、今年はこのスタンスではやりません!」と、本屋さんで平積みしてあるような最近の人気作家さんの本が上がる。極端だけど能楽推進派と今週のCDヒットランキングは〜と言ってる人達の会話なので、なかなか噛み合わない。まずは、互いの気持ちを汲み取り、落とし所を見つけて活動方針を決めるところからスタートしたほうが歪みが大きくならずに済むのになと。もう少し様子を見て、みなさんの人となりがわかってからから発言することにする。
おかあのいいところ
みんなで外出。階段を下りながら、おもむろにチビ達が話し始めた。
「おかあって、いいところたくさんあるよね!」「だよね。ほんといっぱいあるよね〜!」と、嬉しいこと言ってくれている。どんないいところが出てくるのかと逸る気持ちを抑えつつ、何も言わずにチビ達の後ろを歩いた私。
「人前では優しいよね。」「そうそう!ほ〜んとっ、人前では優しいよね♪」...orz
もう何も言えなかった(笑)
人前でも、人前じゃなくても優しいおかあと思ってもらえるように努力します。