Hatena::ブログ(Diary)

記憶の残滓 by arkibito

2018-04-18

ばーすでー

毎年奥さんのバースデーケーキを自作する。

料理は好きだが、

製菓はなかなかどうして精密さが問われるので苦手なので、

ケーキを作るのは1年にこの日だけ。

今年は夜なべをして、イチゴレアチーズケーキをこさえました。

ミキサーが見当たらないので、

イチゴのピューレを作るのに

茶こしにすりこぎスタイルでひたすらイチゴをつぶしたり

なかなか大変でしたが、家族には大変好評でした。


f:id:arkibito:20180417000309j:image:w360


f:id:arkibito:20180417023146j:image:w360


義母が気を利かせてディナーを予約してくれていて

夫婦で美味しいフレンチをいただいてきました。

もうぼちぼちエエ年になってきましたが、

このまま、これからも一緒に年を重ねていければなと思います。


f:id:arkibito:20180417185212j:image:w360


f:id:arkibito:20180417194315j:image:w360

『火垂るの墓』 高畑勲監督

火垂(ほた)るの墓 [DVD]

火垂(ほた)るの墓 [DVD]


高畑勲監督の追悼で先日放映された『火垂るの墓』を観る。

小学生の頃に初めて映画館で見て(トトロと二本立て!)以来、

何度か観ているが実はちょっと苦手な作品である。

というのはどうにも感情が抑えられず、

相当なエネルギーを消耗してしまうから。

子供の頃は、自分にも妹がいるので、

どうしても清太に自分を置き換えて観てしまって、

あれこれと考えを張り巡らせたし、

阪神大震災を経験して以降は、

作中の焼け野原地震の光景がオーバーラップしてしまう。

そうして今では自分に小さな娘たちがいて、

彼女たちのことを想いながら見てしまったら、もうどうにも止まらない。

先日も、ずっとずっとこらえていたのだけど、

とうとう、どうしようもなく嗚咽していたら、

長女がそっと手を握ってくれて、涙腺が決壊してしまった。


そういう風に、どう頑張っても感情が圧倒的に押し寄せてしまって、

作品について、あるいは作中に描かれている事柄について

冷静な分析だったり、解釈が難しい作品だったのだが、

先日はできるだけ目を逸らさず、正面から受け止めることに努めた。


原作者の野坂さんも、高畑監督も、

戦争という忌むべきものに対しては、もちろん大反対だし、

それがもたらす様々な災い、

つまり親しい者たちとの死別や、

飢え、貧困、暴力、排除、無秩序、絶望といったものへの

嫌悪は言わずもがななのだが、

彼らが訴えたかったことのなかには、

戦争がもたらすものへのNOだけではなく、

戦争をもたらすものへのNOも含まれているのではないだろうか。

つまり、排他的な思考、

絶対的な権力が暴力的に国を支配するような状況、

あるいはそれらを着実に根付かせる思想的教育の恐怖について。

その重要なメッセージが、

スクリーンに映し出される悲しい物語に対する

激しい感情の高ぶりに隠れて

自分自身、今まであまり認識できていなかったように思う。

ただ単純に戦争はいけないということ以上に、

その異常な社会が異常でないように感じられるような

考え方や社会の在り様こそが、最も忌むべきものであるということだ。


そのメッセージを紐解くうえで、

自分が一番、この作品で着目した点は、

清太が叔母の家を出て、自活をすることを決めたことだ。

もちろん、叔母の言動には耐えがたい屈辱や嫌悪を感じざるを得ないし、

自分たちの居場所が極めて窮屈に感じるのは間違いない。

しかし、もし清太が本当にあの時代を生き延びるのだという

ゆるぎない意思があり、

なにより節子が無事に生きる、成長することを第1に考えるとしたら、

己がプライドを捨て、どれだけ我慢を強いられ、

地べた這いつくばってでも、

あの家に残ることを選択しただろうし、

あるいは農家のおじさんが諭すように、急に瀕した状態で、降参して

屈辱的であっても、家に戻るということができたはずだ。

もし自分が同じ状況ならというのを昔から何度も何度も考えたが、

やっぱりそれがあの状況では最善の選択だったろうというところに落ち着く。

しかし清太はそれをしなかったし、考えもしていない。

あれだけ大切な妹の生存を脅かしてまで、

何が彼をそこまで頑なにしてしまったのだろうか。

そこがずっと引っかかっていた。


もちろん精神的に複雑な青年期にある少年の純粋な強がりやエゴ、

大人への反抗心が働いたということもあるだろうが、

清太にその選択をさせなかったのは、

彼が軍エリートの一家に生まれた長男であるという点に

一番の要因があると思われる。

空襲により、母親が死に、孤児となって運命が一変してしまったが、

それまではむしろ裕福で、何不自由のない生活を送っていた。

連合艦隊の幹部としての父親に絶大な信頼と誇りを抱き、

大日本帝国勝利することを信じて疑わない姿勢が、

作中で随所に描かれている。

もし彼らが、普通の一般的な水準の家に生まれていたら、

戦時における日常においては、

すでにあれくらいの理不尽な出来事は

当たり前のこととして受け入れられたのであろうが、

彼らの育ちが、生き恥をさらして無様に生きるなら、

尊厳ある死を選ぶというような、

極端で誤った武士道めいたものへと導いてしまったのではないだろうか。

それはまさしく、当時の日本が誤った正義に邁進してしまったことと重なる。


一般的に、彼らの行動については

理不尽な大人の世界に反旗を翻したという評があるが、

自分から見ると、むしろ理不尽な大人の世界の理屈を信じて疑わずに

子どもながらに突き詰めてしまったからこその悲劇のように映った。

つまり、戦争という異常な時代の中で、その状況を異常とせず、

自らの生活に落とし込んだうえで、現実の戦争と同じ理屈で、

彼らなりの小さな戦争をしかけたのではないだろうか。

それも初めから負け戦とわかっていてである。

人によっては、あの選択をもってして、

自業自得だと切り捨てるような安易な結論を下す人もいるかもしれないが、

まだ自立もできないような少年少女にすらそういう思想が植え付けられ、

ああいう選択を強いられたという点や、

まだ未熟な者たちを正しい道へと導くことができない社会に

翻弄されたという点において、

やはり彼らもまた悲しい犠牲者だと言わざるを得ない。


この作品でせめてもの救いは、

彼らが死後、強い絆でもって

再び魂がひかれあって再会を果たしているという事が

描かれていることである。

それがたとえ、生きる者の願望が、

いいように想像してしまった産物であったとしても、

それがもしなかったら、もう自分は本当に心が張り裂けて

二度とこの映画を観れないかもしれない。

だからあのように描くことは、きっと、

高畑さんの心からの優しさなのだろう。


実際にあのような悲劇とほぼ同じようなことが、

たかだか70年前のこの日本で繰り広げられたこと、

そして依然として世界から戦争や紛争がなくならないこと、

また、その恐ろしい影がこの現代日本においても、

ひたひたと出番を伺うような不穏な空気が

少しずつ濃くなっていることを考えれば、

大人こそ、この映画をマジメに直視して観るべきだろう。

そして高畑さんが残したメッセージをつないでゆき

二度と同じ過ちを犯さないことが、

高畑さんへの、そして清太や節子への

一番の追悼になるのだと信じてやまない。

2018-04-16

岩国の銘酒 雁木

f:id:arkibito:20180409010828j:image:w360


先日義母がお土産に買ってきてくれたお酒です。

岩国地酒と言えば、獺祭が有名ですが、

この雁木さんもなかなかのものです。

錦川の河口近くに構える蔵が和洋折衷モダンな造りで格好ええんです。

大事に飲まねば。

TRAVELING COFFEEにて

木屋町の元・立誠小学校の校舎内で営業されていたTRAVELING COFFEEさん。

2020年にホテルに生まれ変わる工事のため、

運動場の仮設店舗に一時的にお引越し。

ここのオーナーのドンマキーノさんは、

いつも類さんが上洛される際にアテンドされている、

京都屈指の食通さん。

先日のお礼もかねがね、新店舗に初めてお邪魔しました。

中には、コーヒー屋に加えて、インフォーメーション、

そして厳選された本が並ぶ立誠図書館がオープンしたばかり。

歓楽街のど真ん中で、ここだけゆったりとした時間が流れ、

こだわりの豆を挽いた絶品のコーヒーをいただけます。


f:id:arkibito:20180412192108j:image:w360


f:id:arkibito:20180412191501j:image:w360

『ちっちゃな魔法使い』 by Saigetsu

f:id:arkibito:20180413083910j:image:w640


先日の京都精華大でお会いしたSaigetsuさんの卒制木版パネルです。

ココン烏丸Kara-S(精華大のアンテナショップ)で販売するとのことですが

しかも印刷的な問題で今のところ一点モノとしてということだったので、

早速連絡を取って、

一番最初に心奪われたこちらの『ちっちゃな魔法使い』を取り置きしてもらっていました。

そうして週末にわが家に新しい仲間入り。

これからの明るい夢もありながら、どことなくノスタルジックな気分にもなる

素敵な画ですね。

Saigetsuさんどうもありがとう。これからも応援してます。

2018-04-13

VIVA!霊仙山!

ちょっと時間が経ちましたが、先日のお山の話をば。


このところの体調不良もしかりだが、

年なのか休日になかなか早起きできなくなってきていて、

お山やら自転車やらの出動が間に合わなくなって、

結局ダラダラとした休日を過ごしてしまうというのが続いていて、

そんな体たらくを棚に上げて、

やっぱり山へ行きたい、ロングライドに行きたいと

気持ちだけが先走っているのだが、

この週末は何が何でもお山に行くんだと気合十分で就寝し、

睡魔の誘惑を振り切って早朝の電車に飛び乗りお山へ。


今回のターゲットは、鈴鹿山脈の北限に位置し、

百名山伊吹山と正面向かいにある霊仙山。

以前、真冬に雪山登山で訪れたのだが、

その時は6合目でホワイトアウトに遭い、

無念の途中下山で山頂を踏めずに、ずっと宿題になっていた。

本当ならもう少し早め、

一面雪の白い世界のうちに訪れる予定だったのだが

絶不調のコンディションでずれ込んでしまった。

これ以上遅い時期になるとヒル地獄として有名なお山なので

またしばらく登りそびれる恐れもあり、満を持してのタイミング。


6時台の快速に乗り、どんぶらこっこ米原まで。

そこで乗り換えて、1駅先の醒ヶ井駅に到着したのが8:35。

以前はここから醒ヶ井の養鱒場まで路線バスがあったのだが、

すでになくなってしまっているので、

仕方なくここから4kmほど歩きます。


醒ヶ井

f:id:arkibito:20180324083603j:image:w360


なかなかお天気が素晴らしいのだけど、

すぐに暑くなって上着を脱いでテクテク名水の集落を歩く。

40分ほどで養鱒場に到着。


↓養鱒場

f:id:arkibito:20180324091034j:image:w360


しかしここが登山口ではなく、

ここからさらに4kmも退屈な林道をひたすら歩く必要があります。

アプローチが遠いよ〜@@

単調な谷沿いの林道をとぼとぼと歩いていると、

何台かの車が通り過ぎていきます。

車だと登山口まではすぐだからいいよなあと愚痴りながら

黙々と長い長い舗装道路を詰め、

ようやく1時間30分ほどかけて榑ヶ畑登山口に到着。

この日は行楽日和というのもあって、

随分下の方まで路駐の車がズラリ。

小さな東屋で登山届を出して、ようやく山歩きスタート。


↓熊注意

f:id:arkibito:20180324092714j:image:w360


↓ひたすら林道を歩く

f:id:arkibito:20180324094452j:image:w360


↓榑ヶ畑登山口

f:id:arkibito:20180324095042j:image:w360


ゲートをくぐって、進んでいくと、

うっそうとした森の中に、

随分前に放棄された集落の残骸へと分け入っていきます。

雪解けの水が足元を腐らせてぐじゅぐじゅなので、

足の置き場を選びながら進んでいくと、

小さな山小屋かなやに到着。

越冬缶ジュースは残念ながら売り切れておりました。


↓山小屋かなや

f:id:arkibito:20180324095958j:image:w360


ここから湿っぽい谷底とさよならをして、

一気に急な登りを弓なりになぞり、

小さな尾根にぶつかるところで一気に直登で上まで。

汗拭き峠ではたくさんの人が一服を入れていましたが、

混雑を避けて、ここはスルーしていきます。

大所帯のパーティーに道を譲られながら回廊を伝っていきます。


↓汗拭き峠の急登

f:id:arkibito:20180324100453j:image:w360


↓登りきって回廊を行く

f:id:arkibito:20180324101002j:image:w360


小さな岩場を乗越てから先は

南側の斜面をなぞるようにして道は続く。

大洞谷源頭と呼ばれている、

下から合流するかのように沢がぶつかる地点で、

道は急に向きを変えてジグザグ折れてゆく。

そこそこペースを維持して登ってきたので、

オーバーヒートしてしまい、ここで上着を脱ぎます。暑い!


↓大洞谷源頭

f:id:arkibito:20180324101522j:image:w360


↓四合目

f:id:arkibito:20180324102235j:image:w360


少しばかり急登を詰めると、

木立が並ぶ広々とした緩斜面に出て、

トレースに従って進んでいく。

しばらくすると北川が開けた見晴台と呼ばれる五合目に到着。

山の管理の方々が重い資材を下ろして休憩されていてご挨拶。

しばし、遠くに見える琵琶湖長浜の町並みを眺めて、リスタート。


↓五合目・見晴台から琵琶湖長浜の町並み

f:id:arkibito:20180324102801j:image:w640


ここから前方に立ちはだかる

こんもりとした山の塊に取り付いて、

大きく右側にトラバースするように

山肌を横切りながら山上を目指すのだが、

ここからただでさえ急斜面になるのに、足元の具合がすこぶる悪い。

冬の間にしっかりと積もった雪がすべて溶け込んで、

地面がまるでチョコレートフォンデュのように

ひどいぬかるみになっている。

足がとられたり、ドロドロになるのはまだいいとして、

足を差し出した瞬間に、スリップし、

斜面なので滑り落ちるような感覚をどうにか踏ん張ってこらえる始末。

まるで一人ローション相撲のような様相

トレッキングポールを取り出して、それを支えに進むのだが、

それでも油断をしていると、

ズルッ、ツルンと転倒しかける。

思わぬトラップに大苦戦してペースは大幅にダウンしてしまいます。


↓泥地獄スタート

f:id:arkibito:20180324104116j:image:w360


ようやく急な斜面が落ち着いて、滑り落ちることはなくなったが

足元の状態は変わらずで、

登山靴にべったりまとわりついた泥が重みを増してゆく。

まるでスノーシューを履いて

ぺったんぺったんと前進するような足取りで、

どうにかこうにか中腹の6合目までやってきました。


↓六合目

f:id:arkibito:20180324104811j:image:w360


ここから先は大きない木々がなくなり、

低い芝と、点在する岩のフィールドをジグザグに詰めていきます。

足元の具合も、少しずつまともな土に変わっていき、

歩きやすくなってきました。

遠く北側に再び琵琶湖の姿が見え始めました。


↓急斜面を詰める

f:id:arkibito:20180324104933j:image:w360


↓徐々にカルスト地形

f:id:arkibito:20180324105006j:image:w360


この急斜面が意外とあって、

ジグザグジグザグと岩の間を抜けながら登っていくと、

途中見覚えのある岩と木の姿が。

全開、深い雪の頃にアタックした際に撤退を決めた場所です。

あの時は雪に乗じて、6合目からほぼ直登してあそこまで詰めたのですが、

そこから先、完全なホワイトアウト前後不覚に陥り、

無理をして先へ進んでしまったら、

もう絶対降り口を見つけられないと、後退しました。

このあと予想以上に広大な山上を目の当たりにして、

あの時の判断は間違っていなかったなあと改めて感じました。

雪の季節でなくても、悪天候でガスっていたら、

結構道迷いの危険が高いと思います。


↓前回は右手の木のところで撤退

f:id:arkibito:20180324105333j:image:w640


そこからもう少しだけ登ったところにお猿岩があり、

ここが七合目。いよいよ山上にやってきました。

前方を見ると、広大なフィールドが広がっていて、

低い芝の草原にぽつぽつと白い岩がむき出しに点在して

見事なカルスト地形を見せています。

予想以上のスケール感に足取りも軽くなります。

振り返れば、豊かな水をたたえる琵琶湖がぽっかりと浮かんでいて

まさしく絶景。

関西でこれほどまで気持ちのいいお山もなかなかないでしょう!


↓七合目・お猿岩

f:id:arkibito:20180324105858j:image:w640


↓山上は広大なフィールドが広がっていました!

f:id:arkibito:20180324105902j:image:w640


↓絶景かな〜

f:id:arkibito:20180324105914j:image:w640


長浜市街

f:id:arkibito:20180324110416j:image:w640


開放的な山上に出てからは悠々と歩きます。

いまだに残雪が名残惜しそうに横たわっているところでは、

雪をすくったり、足跡をつけたりしながら、進みます。

にょきにょきと映えるように点在する岩をかいくぐっていくと、

小さな池があり、そこが八合目。

そこから右に視線を振ると、

うっすらと白い雪を纏った大きな山の塊が見え、

そこが霊仙山のピークのようです。

トレースはそちらへは向かわず、

まず前方に連なる尾根の一番高いところ、

経塚山をめがけているのでそちらへと向かいます。


カルスト台地をさらに進む

f:id:arkibito:20180324110519j:image:w640


↓八合目・お池

f:id:arkibito:20180324111016j:image:w360


↓左手に経塚山、右が霊仙山

f:id:arkibito:20180324111137j:image:w640


残雪踏み踏み

f:id:arkibito:20180324111310j:image:w640


少しずつ上りをこなしながら

ゆっくりと大きくなっていく霊仙を仰ぎ見る。

まだあそこはかすかに冬が残っているようで、ワクワクする。

そうして振り返ってみれば、

ここまで歩いてきた山上の庭園がずらーっと広がっていて

これがまたたまらない。

これ、最高に晴れた真冬の日だったら、

一面の銀世界なんだろうなあ。

しかもすぐ向かい側には、伊吹山が堂々と鎮座しているし、

その脇から、白無垢の白山御嶽山

ひょっこりはんと顔を出している。

大阪からほぼ新快速一本で行ける範囲に

こんなアルプス感あふれるお山があるなんて!

いやあ、山を満喫してますよ。素晴らしい。


伊吹山越しの白山

f:id:arkibito:20180324112015j:image:w640


↓経塚山の中腹から山頂をのぞむ

f:id:arkibito:20180324112148j:image:w640


↓見事ですなあ

f:id:arkibito:20180324112319j:image:w640


↓ただっ広い!

f:id:arkibito:20180324112538j:image:w640


えっほえっほと登りを詰めて、

尾根のピークである経塚山に到着。

ここで少しだけ補給タイム。

何しろ朝はサンドイッチしか食べてなくて、

お腹がペコペコ。

もう山頂までは持たなそうなので、

ここでおにぎりを2つほどパクパク。

しばし休憩ののち、

目の前にどーんと構えている本丸へと出発します。


↓経塚山

f:id:arkibito:20180324113053j:image:w640


↓左が最高点、右が山頂

f:id:arkibito:20180324114121j:image:w640


この霊仙山はちょっと変わっていて、

双耳峰という扱いでもないのですが、

”山頂”と呼ばれるピークと、

”最高点”と呼ばれるピークの2つがあります。

どちらから行こうかと悩んで、

ひとまず左側にある最高点を目指します。

大きな雪渓を横目に、ほぼ直登するような形で斜面に取り付きます。

うっすらと雪のパウダーと、

そこからようやく顔を出した緑を踏みしめながら、

上り詰めて最高点に到着したのが11:55。

醒ヶ井の駅から出発して約4時間30分の行程でした。


残雪を横目に

f:id:arkibito:20180324114249j:image:w640


↓霊仙山最高点

f:id:arkibito:20180324115545j:image:w640


ここからの眺めもまた素晴らしく、

北側には伊吹山と右手に広がる大垣市街、

そして南東の奥には伊勢湾が山の間に横たわっている。

そこから南側には鈴鹿山脈が縦に連なっていて、

右手側に湖東の町並み。

いやあ、絶景です。


↓1098mの最高点にて。左手に伊勢湾が見える

f:id:arkibito:20180324115223j:image:w640


↓湖東方面

f:id:arkibito:20180324115324j:image:w640


↓遠く御嶽

f:id:arkibito:20180324115419j:image:w640


↓海老のしっぽの食べ残し

f:id:arkibito:20180324115508j:image:w360


しばらく景色を堪能したのち、

もう一方のピークへと向かいます。

一度鞍部まで下っていきますが、

案の定、足元が緩いので、スリップしないように慎重に下り、

そこから、まるで洋菓子のようなシルエットの”山頂”に向けて、

最後のひと登り。


↓続いてあちらのテッペンへ

f:id:arkibito:20180324115944j:image:w640


↓クグロフのような道を登りますヨ〜

f:id:arkibito:20180324120727j:image:w640


↓えっちらおっちら

f:id:arkibito:20180324120843j:image:w640


そうして、こちらの”山頂”も無事に到着。

さっきの”最高点”よりもこちら側の方が琵琶湖がよりはっきり見渡せます。

ちょっと時期的に遅きに帰した感があったのだけど、

こちらには低木にまだ樹氷めいたものが張り付いていて、

ちょっとしたオマケが嬉しかったり。

せっかくスケール抜群の絶景が広がっているのに、

あっさり下山ももったいないので、

さっきの補給で残していたカップ麺をいただきます。

インスタントでも、この絶景を前には十分なごちそう!


↓山頂とうちゃこ

f:id:arkibito:20180324120753j:image:w640


伊吹山方面

f:id:arkibito:20180324120803j:image:w640


琵琶湖方面

f:id:arkibito:20180324121044j:image:w640


↓冬の名残り

f:id:arkibito:20180324121343j:image:w640


↓プチ樹氷

f:id:arkibito:20180324121009j:image:w640


↓定番の昼飯

f:id:arkibito:20180324122340j:image:w360


20分ほど滞在をして、いよいよ下山をします。

雪渓で遊びつつ、経塚山まで戻ってきましたが、

また同じルートというのも味気なく、

あのドロドロの斜面を下るのは想像しがたいこともあり、

もう1つのルートである柏原コースへ向かうことにしました。


↓さて下山

f:id:arkibito:20180324123204j:image:w640


↓ズンドコ下ります

f:id:arkibito:20180324123932j:image:w640


↓雪の斜面

f:id:arkibito:20180324124108j:image:w640


経塚山の直下で道を折れて、雪渓を横断しつつ、

向こう側の山にポツンと立っている避難小屋へ向かいます。

中は本当に簡素な造りですが、

真冬や荒天時に雪や雨風を防ぐには貴重な避難所になります。


↓経塚山をおりたとこ

f:id:arkibito:20180324124937j:image:w360


↓霊仙山避難小屋

f:id:arkibito:20180324125510j:image:w360


小屋から少し進んでいくと、

その先が一気の激下り。

まだ足元がしっかりしているのでスリップの心配はないが、

慎重に下ります。

暗部に降り立つと道が分岐していますが、

谷山谷ルートは台風等で荒れ具合がひどいため

通行止めになっているので、そのまま向かいの起伏へと進みます。


↓四丁横崖の激下り

f:id:arkibito:20180324130226j:image:w360


↓八合目。谷山谷ルートは通行不可

f:id:arkibito:20180324130710j:image:w360


ここから、赤テープを頼りに、

ほとんど獣道寸前に頼りない道を進んでいきます。

夏ならばしっかりとトレースがあるんだろうけど、

まだ雪解け間もない時期で、

こちら側のルートを歩く人も少ないようで、

よくよく先を確認しながら進みます。

そのまま進んでいくと目の前を小さな沢が斜めに横切っていて、

ちょうどそこが日陰になっているせいで、

残雪がしっかりと溜まっている。

そこでルートを見失ってしまう。

雪だまりには登山者の踏み跡もついておらず、

沢の先を見渡しても赤テープらしきものは見当たらない。

そのまま横断していくのか、それとも右手に沢を登っていくのか、

あるいは左手に沢を下るのか???

ここは焦らずじっくりと見極めようと目を凝らすと、

左手前方に、うっすらとトレースのようなものが見える。

方角的にはちょっと違うような気もするのだが、

とりあえずそちらへと進んでいくと、

そこを進んでいくとちょっとした広場のようなところに出た。

トレースはうっすらながら先へ進んでいるのだが、

どう考えても谷山谷方面へと向かっているので、

一度ザックを下ろし、現在地を確認する。

幸い広場からは伊吹山も見えるし、

ふりかえればさっきの避難小屋も見えるので

地図と照らし合わせながら現在地を確定すると、

やはり柏原ルートから外れているようだった。

さっきのポイントまで戻ろうとすると、周辺の木立がざわつく。

もしや熊???と構えて、周囲を確認すると

何頭かの鹿が、一目散に逃げてゆくのが見える。

あのトレースは彼らの生活道だったようです。


↓ルートをロスとして、よくわからない鹿の広場に出た

f:id:arkibito:20180324130906j:image:w360


とりあえず、このまま進むわけにもいかないので引き返しますが、

山の形状から判断するに、そのまま戻るよりも

稜線へ直接向かった方が早かろうと、林の中をごそごそ進む。

足元をよく見ると、丸っこいチョコボールのような鹿のフンが辺り一面に。

しばらく登っていくとなだらかな部分に出て、

その前方に登山客の姿を発見!

ようやく正規のルートに戻れました。

やはりさっきの雪だまりの沢を登っていくのが正解のようでした。


↓迷いに迷ってようやくルート復帰

f:id:arkibito:20180324132429j:image:w360


復帰したポイントからは急な下りとなります。

ここら辺も雪が結構残っていて、

ルートが全く埋もれてしまっていますが、

はるか下に、小さな標識のようなものが見えているので、

どうにか行先がわかりました。

急な斜面の緩い箇所を選んで

尻セードでズシャーとやったのですが、

途中雪がボコッと陥没をしてはまってしまいました@@


↓七合目までの雪の急斜面を尻セードで

f:id:arkibito:20180324133218j:image:w360


エイホッと抜け出して、看板まで再び尻セードかけて降りる。

そこからは、東の養老方面へと続く山並みと、

そこに刻まれた林道のラインが見えてきました。

ちなみにあの林道は、

員弁方面へと出るための道で柏原方面へは行かないので

うかつにそちらへ行かないように注意が必要。


林道はあるが、三重へ行ってしまうので注意

f:id:arkibito:20180324133929j:image:w360


しばらく林道ランデブーするようにして登山道が続いていきます。

登山道林道サヨウナラをするポイントで、

正規のルートは反対の斜面へと続いていて、

それとは別に、もう一つ

そのまま稜線を上がっていく細いトレースを見つける。

恐らく電気関係の作業用のものだろうが、

ちょっと頭に入れておく。


正規ルートを進んでいくと、さらに分岐があり、

そこには標識が立っている。

そのまま斜面を下りるように進む河内道は通行止めになっていて、

斜面を下りずになぞっていく柏原道へ標識通り進む。


↓標識通り、柏原道へ行くが…

f:id:arkibito:20180324134049j:image:w360


しかし、この斜面に取り付けられた道が徐々に頼りなくなっていき、

本当にこれが正規ルートなの?と思うほど。

それでもさっきちゃんと標識もあった訳だし、進むしかない。

すると、広範囲にわたって雪がへばりついた斜面に差し掛かる。

その先のルートがどうなっているのか一切の目印が見当たらないうえに、

そのまま斜面を横切るにはあまりに危険な状況になってきた。

慎重に雪をかき分けて谷へ下るようにして横断するか、

あるいは、斜面を無理やり登り返して稜線へ出るべきか…

いずれにせよ、そのままのレベルで横切るのは、

雪がなくても険しすぎて難しい状況。

これ本当に正規ルートなの???

さっきの道迷いの件もあるし、とりあえず、

もう少し前進して、違う角度から周囲を見れば

ここから見えない位置に赤テープがあるかもしれないから

それで落ち着いて判断しようと、

目の前の雪だまりに足を踏み入れたのだが、

その瞬間、ごぼっと足元の雪が崩れて、2mほど落下。

ひや〜危ない!!

足を少しくじいてしまった以外には他にけがはなかったけど、

ちょっとヒヤリとしました。

どうにかさっきの場(そこまでは間違いなくルートとはっきりわかる地点)に戻り、

そこから雪の多い谷へ下るのをやめて、

稜線を目指して急な斜面をやみくもに上ります。

そういえば、さっき林道と別れる地点で、

作業道があったはずだから、

そこを一時的にたどれば正規ルートには戻れるだろうという判断。

道なき道をよじ登ってどうにか稜線に出ると、

一定間隔で作業用の赤い杭が打たれていて、

そこをなぞって稜線のピークに出る。

周囲を見渡すと、東に大垣の町並みが見え、北側には伊吹山

この日は晴れていて進行方向がよく確認できるから、

まだ迷っても安心して、とりあえずこっち方面と進めるのだが

本格的にこの山塊に入るのは初めてだったし、

これが天気が良くなかったら、相当迷っていた危険性もあるなあ。


↓仕方なく斜面を登りなおしてどこかのピー

f:id:arkibito:20180324135353j:image:w360


大垣の町並み

f:id:arkibito:20180324135651j:image:w360


ピークから、伊吹山の見える方角の斜面を下っていくと、

中腹で休憩をしている女性がいらして、

念のためこっちで合っていますと聞くと、正解ですとの答え。

彼女も、自分と同じポイントで正規ルートを断念して、

こちらに迂回してきたそうです。

そこからすぐ先にあるY字に枝分かれした松のある場所で

正規ルートに復帰しました。


↓特徴的な松

f:id:arkibito:20180324135738j:image:w360


そこから先は明瞭なトレースを伝って、六合目まで。

なんか八合目からの区間は、

迷いに迷いまくってとっても長く時間が感じられました。


↓六合目

f:id:arkibito:20180324135853j:image:w360


六合目から再び谷を下っていきますが、

ここでも依然としてまだらの雪面が残っていて、

トレースをかき消しています。

トレースなのか、雪解けの水が集まっている小さな沢なのか、

何本もの筋が谷から放射状に延びていて、

しばらくはでたらめに谷を下って行ったのだが、

知らぬ間にルートが左の尾根へと

離脱するのを危うく見逃してしまうところでした(汗)


↓まだらの残雪が道を惑わせる

f:id:arkibito:20180324140539j:image:w360


そこから、再び稜線を歩くのだが、

通せんぼするかのように胸まである雪の塊が行く手を遮ったり

トレースを消してしまっている。

だが稜線上では、ルートを迷うこともないので、

そのままその雪を乗り越えて稜線をなぞってゆく。

しかし、これほど高度を下げているというのに、

まだこれだけの雪が残っているとは、

この辺は立派な豪雪地帯と言っていいのかもしれないなあ。

そうして五合目に到着。


↓五合目

f:id:arkibito:20180324140717j:image:w360


五合目を過ぎると、左手に管理された杉林が続き、

トレースもしっかりしたものになってくる。

時期に前方に黄色いコンテナが見え、

それが四合目の避難小屋。


↓四合目の避難小屋

f:id:arkibito:20180324141954j:image:w360


四合目から三合目までも

比較的穏やかなトレースをえっほえっほと下っていく。


↓三合目

f:id:arkibito:20180324142721j:image:w360


順調に高度を下げ、距離も詰めて、二合目まで下りる。

二合目のところはちょっと広場のようになっている。

次はどちらへ進むのかと思ったら、

倒木が行く手を塞いでいる谷底が正解のようだ。


↓小道を行けば〜♪

f:id:arkibito:20180324143018j:image:w360


↓二合目

f:id:arkibito:20180324144326j:image:w360


そのまま狭い川底にたどり着くのだが、

この冬の雪の重みのせいか、

斜面の上部から何本のもの木が倒れかけてきて、

沢を埋め尽くしているし、

足元もルートが明瞭についているわけではなく、

沢の中の安定している石をつないでいくような感じ。

これで本当に正規ルートなのかと思うほど荒れていますが

他に迂回できる余地はないので、

上からの落石や倒木に注意しつつ、慎重に抜けていきます。


↓大荒れじゃないか

f:id:arkibito:20180324145229j:image:w360


ようやくっまともな道に出てしばらく進むと一合目。

ようやく終わりが見えてきたのかなあと安堵しましたが、

しかし登山口まではまだまだ長い距離がありました。

未舗装の林道に出て、

そのまま牧場のようなところを横目にひたすら歩きます。

さらに林を抜けて、名神高速とぶつかるところが柏原登山口

一合目から30分かかりました。

ふぃ〜。


↓一合目

f:id:arkibito:20180324145459j:image:w360


↓山道を抜けました

f:id:arkibito:20180324150120j:image:w360


登山口に下山

f:id:arkibito:20180324152652j:image:w360


しかし、ゴールはもちろんここではなく、

さらに10分ほど集落を歩いてJR柏原駅に到着。

いや〜下りは下りでは長い道のりでした@@

ということで約7時間の山行を終えました。


柏原駅

f:id:arkibito:20180324153413j:image:w360


長い長いアプローチは難儀ではあるけれど、

素晴らしいロケーションとスケール感のある山に大満足でございました。

2018-04-10

Music Life 『川の流れる街で』 by 島田歌穂

大阪北部にお住いの人なら、

きっと一度は聞いたことのあるあの曲をカバーしてみました。

唄っているのはミュージカル界のレジェンド島田歌穂さんです。

1990年の歌なので、かれこれ30年近いのですね。


D


【川の流れる街で】

唄:島田歌穂

作詞:公文健、作曲: 石川大明


せせらぎの音に 耳かたむけて

何を見つめる 美しい瞳

素晴らしい恋が 生れるでしょう

夢が叶うわ この街で


DREAMING EYES 心秘めて

ときめきのときを待つ


HAVE A NICE TIME HAVE A GOOD DAY

光り輝く ひとときを

HAVE A NICE TIME HAVE A GOOD DAY

川の流れる街で


流れ行く水に 想いを馳せて

二人囁く 限りない未来

新しい恋が 水面に揺れる

波にきらめく 愛の街


SHINING EYES 祈り込めて

新しいときを見る


HAVE A NICE TIME HAVE A GOOD DAY

光り輝く ひとときを

HAVE A NICE TIME HAVE A GOOD DAY

川の流れる街で


HAVE A NICE TIME HAVE A GOOD DAY

光り輝く ひとときを

HAVE A NICE TIME HAVE A GOOD DAY

川の流れる街で

2018-04-09

FOLKLORE ライブ feat. 坂本美雨 at rizm/colissimo_cafe selen

風が優しく髪を撫で、山が大きく深呼吸する。

花はサヨナラを告げてゆくが、

夜空は絶えずこちらへとメッセージを放ち続ける。

そうして僕らはFOLKLOREの優しい音の輪に抱かれて眠りにつく____


↓FOLKLORE ライブ feat. 坂本美雨

f:id:arkibito:20180407170125j:image:w640


土曜日。

この日は長らく楽しみにしていた

FOLKLORE&坂本美雨さんの演奏会。

午前の音楽教室を終えて、

そのまま家族で丹波路快速に乗り込んで、

三田から3つほど行った相野駅で降りる。

そこから路線バスに揺られて

丹波立杭焼の里のはずれにある今田集落へ。

ここに昔郵便局として使われていた建物をリノベーションした

カフェ・コリシモさんがあり、

そこから少し歩いたところにある米蔵を改装した

rizmという空間が今回の会場です。


↓colissimo

f:id:arkibito:20180407173356j:image:w640


↓美雨さん来ます

f:id:arkibito:20180407172839j:image:w360


バスの本数が少なく、会場の1時間ほど前に到着したので、

カフェでコーヒーをいただきながら時間を過ごす。

マイカーじゃない人はみな同じなので、結構混雑していました。

開場時間となり、自分だけ先に、

rizmさんへチケット清算と場所取りに向かうと、

道すがらに美雨さんとばったり!

どうも!と声をかけると、ちゃんと覚えてくださっていて、

あとでまた娘ちゃんとも!とご挨拶してくれました。


それから、なんと絵本作家谷口さんの姿も!

先日お店にお邪魔したときに、コリシモさんの話になって、

行こうかなとお話しされていたので、もしやと思ったら、

遊びに来られていて、驚きの再会でした。


10分前になりカフェにいるみんなを呼びに行って、会場へ。

広々とした天井に、ピンの張りつめた冷たい空気が漂う空間で

青森で撮られたという星空を投影しながら、

演奏会が静かに幕を開けました。


↓rizm

f:id:arkibito:20180407150357j:image:w360


青木さんが奏でる音の粒の1つ1つの豊かさと愛おしさに導かれ、

haruka nakamuraさんのピアノが優しい物語を紡ぎだす。

そこに、内田輝さんのサックスがそっと寄り添って、

気づけば、小さな小さな星空がどんどんと広がってゆき

遥か彼方の宇宙の果てまでを射程に捉えてゆく。

どこまでもどこまでも広く奥行きを帯びた音の世界に、

まるで自分が溶けだしてしまうような幸福な居心地。

そして、そのあまりに壮大で果てしない世界に、

一筋の光を差し伸べるかのようにして

美雨さんのどこまでも透明な歌声が祝福のメロディーを羽ばたかせて、

ああ、これが音楽というものだなとしみじみと感じられる。

とても素晴らしい演奏会でした。


小さいころから知っている童謡「きらきらぼし」が

あれほど壮大で、感動的で、

思わず温かい涙をこぼしてしまいそうなほどに

胸に響くなんて思いもしませんでした。

こんな幸福感を味わうことができて、本当に素晴らしい。


演奏後、美雨さんとカフェでいろいろとお話しできました。

奥さんと娘の手作りクッキー(美雨さんとこのサバ美嬢をデザイン)を

谷口さんところで買ったクッキー缶に入れて、お土産にお渡ししたり、

味噌づくりの話をしたり、もちろんアンサンブルズ東京の思い出も。

美雨さん、本当に気さくで心遣いの方です。


↓お手製のサバ美クッキー

f:id:arkibito:20180409143304j:image:w360


FOLKLOREの青木さんとも

先日の京都ワークショップに参加したこともあり、

演奏後に色々とお話しできました。

つま弾く音の1つ1つがとても丁寧で、意味があり、

深みを感じられる心地よいギターに惚れ惚れしてしまいます。

素晴らしい音楽家は、足し算ではなく引き算で音楽を奏でますが

青木さんもまさしく。

あんな風に温かい音を出せたら、きっといいだろうなあ。


↓美雨さんと

f:id:arkibito:20180407170621j:image:w360


素朴で豊かな山里の、素敵な空間で、

春の終わりに開かれた小さな小さな音楽会は、

どこまでも広がる星空と繋がっていました。

↓青木隼人さんと

f:id:arkibito:20180407174118j:image:w360

ランチを食べにいつもの場所へ

日曜日。

夕方からの用事までの間に、さくっとお山。

といってもいつものところへお昼を食べに行くだけだけども。

登り始めからパラパラ雨が降ってきたので、

緑の多い、高座谷から。

キャッスル直下の荒れ具合がどんどんひどくなっているなあ。

今年も台風が来るだろうけど、心配だなあ。


f:id:arkibito:20180408113847j:image:w360


1時間ほどで、いつもの場所へ。

かなり風が強く、冷たいので、サクッとお昼を済ませる。


f:id:arkibito:20180408120754j:image:w640


f:id:arkibito:20180408120944j:image:w360


下りは、荒地山から魚屋道に出て、風吹岩を経て保久良さん。

桜は残念ながらすっかり散ってしまっていた。

どうにか時間に間に合うように帰宅。


f:id:arkibito:20180408123715j:image:w360


最近は、あえて人のいない夕暮れ時を狙って上るので、

こんな早い時間は久々だけど、やっぱり人が多すぎる。

テンション高い女の金切り声が谷中に響くのとか、

にわかアスリート気取りのトレイルランナーが

周りに配慮することなく乱暴に走り抜けたり、

ぞろぞろと大所帯が道を占拠しているのとか、

そういうの全然いらない。