Hatena::ブログ(Diary)

記憶の残滓 by arkibito

2015-11-25

『風わたり』 *オリジナル楽曲*

矢継ぎ早に第16弾のリリース。

タイトルは『風わたり』

夢破れ町を去る若者が、

それでもきっと明日はいい風が吹くと希望を捨てない、

ベタですがそんなようなシンプルな歌です。



この歌は、家族で買い物をしている最中、

キディランドの前で突然メロディーが浮かび、

慌てて携帯の音声メモに録音をして、

そのあと自宅へ帰ってギターを弾いてメロディーをキャッチしました。

最初は何となくカントリーな雰囲気だったので進めていたのですが、

盛り上がりのところでハモリを採用して

ベースラインを考えたところで少しテイストが変化しました。

歌詞の方も英語のほうがメロディーに合っているかなあと最初思っていたのですが

それではメッセージが伝わりづらくなってしまうので、

ちょっと普段よりも文字量を増やして早口調で歌うことにしました。

歌詞のほうは意外と短時間で書き上げましたが、

タイトルは結構悩んでしまいました。

結果的に、「風わたり」という言葉尻が非常に気に入ったタイトルです。

ジャケットはわざわざ淀川の土手へ行って自撮り。


f:id:arkibito:20151123123228j:image:w360


『風わたり』

作詞・作曲:arkibito


ポケットいっぱいに破れた夢を詰め込んで

僕は今日この町を出てゆくことを決めた

I gotta go

I gotta go now

It's time to change my life


洗いたての白いシャツに袖を通したなら

胸を張って思い出にさようならをしよう

I gotta go

I goota go now

It's time to change my life


涙の片道切符を

くしゃくしゃに握りしめて

まだまだやれるはずさと

小さくつぶやいた…


見慣れた町並みが遠く流れてゆく

明日吹く風はどこへと向かってゆくのだろう

Don't turn around

No dream behind you

That's a brand new day


澄み渡る青空もあれば

冷たい雨に降られる日もある

太陽がそっぽ向いても

それでも道は続いてゆく…


見たことのない景色が少しずつ始まってゆく

明日吹く風はどこへでも向かってゆくのだろう

I gotta go

I just go ahead

It's time to change my life


I gotta go

I goota go now

It's time to change my life

2015-11-20

『NIGHT HAWKS 〜夜鷹〜』 *オリジナル楽曲*

7月以来、久々の新曲リリースとなります。

オリジナル楽曲第15弾はこれまたかなり久々に全英語詞に挑戦。

その名も『NIGHT HAWKS 〜夜鷹〜』

元々アメリカンな曲をイメージしていて、

自分的にはかなりそのイメージ通りの出来で満足。

(ただし相変わらずギターテクは上達してませんケド…)



夏シーズンはどっぷり山遠征漬けではありましたが、

ギターはほぼ毎日かき鳴らしており、

楽曲の元ネタ的なものは結構たまってはいたのですが

本格的に歌詞をつけて、アレンジを組んでというほどの時間が取れずにいました。

ようやく山シーズンもひと段落したところで、そろそろ形にしようと動きだし、

その第1弾となります。

大体テキトーにギターを弾きながら、ハナモゲラ式に鼻歌を歌って、

それを徐々に成形していくのだが、

この歌はメロディーの段階からこれは英語詞じゃないと雰囲気が出ないなあと思っていました。

敬愛する細野晴臣さんがインタビューか何かで

英語には英語のテンポやニュアンス、日本語には日本語のそれがあって、

それをむやみに変換すると楽曲の持つイメージとかニュアンスが変わってしまうので

できるだけ原曲通りに歌うのがよいというようなことを言っていました。

その感覚よくわかります。

この曲は英語の歌詞で歌わないと、メロディーの持つねっとりとした感じが絶対出ない。

英語で歌詞を書くのは本当に久々で、日本語で書くより神経を使う作業なので

書き初めまではかなり躊躇していたのですが、

コンセプトというか歌のストーリーが見えてからは意外とスムーズにできました。

ただ、文法的に不安がないわけじゃないけど…でもたぶん大丈夫(笑)


今年はほとんど読書の時間が取れていないのだが、

ほぼ1年をかけて繰り返し読んでいる一冊がある。

それがアメリカ文学の巨匠スチュワートダイベックの『シカゴ育ち』という本で

なんというか自分の思う理想の文学像がそのまま一冊に凝縮されていて、

アメリカ中間層の他愛もない日常の克明な描写から連想されるアメリカの風景に

この1年どっぷり浸かっている。

その一節に「夜鷹」という話があって、

話自体は普通の夜のコーヒーショップに集う人たちの話なのだけど

自分にとっては非常に印象に残る物語で、

そこからインスピレーションを得て、夜鷹というタイトルだけ先行して付けました。

元々、この歌をニールヤングみたいな

ねっとり、スモーキーな楽曲にしたいと思っていたので

歌詞の中身的にはもっとメッセージ性のあるもの、

できればキリスト教哲学観を含んだものにしたいなあと考えていたところ、

夜鷹という言葉には江戸時代の遊女のことを指すということを知りました。

鷹というと鳥類の中でも非常に高尚で威厳ある王様のようなイメージなのに、

そういうひどい環境で虐げられてきた人女性たちを指すというのは何と因果なものか。

そこに堕天使的な要素があるなと感じて、それを描いてみたところ、

曲の持つイメージとぴったり合致しました。


曲のアレンジとしては本当にシンプル最少。

最初はドラムも入れていたのだけど、

そうするとちょっとアレンジがゴージャスになりすぎて最終的には外して

ギター(ベース代わりのテイクも含む)のアレンジを4枚入れるだけの構成にしました。

リズムをしっかり取るというのを頭に入れて弾いたので、リズム感は出てると思います。

ザラザラと乾いた荒涼とした音質と、

ねっとりまとわりつくようなメロディーラインで、

荒野のアメリカン的な雰囲気を出したいなあと頑張りました。

どうも自分はジプシー的な血の湧くようなメロディーとかリズムが好きなのです。

もうちょっとソロのピッキングがうまくなれればいいんだけどなあ。


ジャケットの写真は先日の鳳凰三山での一枚。

鷹の歌なのに、鳳凰=鷲での写真で想定外のニアミスですが。

あの枯れ枯れの林の風景は絶対何かに使えると思っていたらすぐに出番がありました。

もろもろ満足な仕上がり。


f:id:arkibito:20151030112521j:image:w640


『NIGHT HAWKS 〜夜鷹〜』

作詞・作曲:arkibito


Hey boys, did you hear me?

Night hawks hang around a back alley for bait

The eyes that glared always keep watchin' you


An ex-queen reduced to a beggar

does anything for such a paltry sum

Oh,No way,you're no match for her 


But I know

Just I know what she really is

Flapping holy golden wings,

Slits rogue's throat by incisive nails and gobbles down their guts


Hey listen carefully

Night hawks sadly sings a blood-smeared song

The eyes filled with sorrow beg forgiveness


Every night,She weeps at pitiful own form on the show windows

And just waiting for daylight but never comes...


Hey listen carefully

Night hawks sadly sings a blood-smeared song

The eyes filled with sorrow beg forgiveness


Boys,keep in mind

Night hawks hang around a back alley for bait

The eyes that glared always keep watchin' you


おい坊や聞いてるか?

夜鷹が獲物を求めて路地裏をうろつき

ギラギラした目つきでお前たちをいつだって見ているぞ


かつての女王様も今じゃただの物乞いさ

それっぽっちのはした金のためでもなんだってやる

お前なんて全くお呼びじゃない


でも俺だけは知ってんだ

彼女の本当の姿を

黄金色の聖なる翼をばたつかせながら

鋭い爪で悪党どもの喉元を切り裂いて

そのはらわたを喰らうのさ


耳を澄ませて聞いてみな

夜鷹が血塗られた歌を物悲しく歌いあげ

悲しみに満ちたまなざしで許しを請うのを


毎夜毎夜と

ショーウィンドウに映る哀れなシルエットを見てはむせび泣く

来るはずのない夜明けをただ待ち続けて


耳を澄ませて聞いてみな

夜鷹が血塗られた歌を物悲しく歌いあげ

悲しみに満ちたまなざしで許しを請うのを


そしてこれだけは覚えておけ

夜鷹が獲物を求めて路地裏をうろつき

ギラギラした目つきでお前たちをいつだって見ているぞ

2015-07-10

Music Life 『豆の日常』 *オリジナル楽曲*

色々とお忙しい中でも、一応ギターだけは毎日触ってます。

それにメロディーは頭の中で随時降っては湧き降っては湧いているのだが

それをグイッと引っ張り上げて、形にするという、

一番労力のいるところで、時間も取れず体力がない。

まして、それに歌詞をつけてアレンジをしてとすると

本当に相当なエネルギーを要するのだが

そこまでスケジュールがまかなえない今日この頃。

今現在で、7,8曲はデモデモ段階のストックがあるけど、

ぼちぼち仕上げていくしかない。

一日が50hくらいあったらええねんけどなあ。


そんなこんなで久々オリジナル楽曲のアップです。

今回はインストゥルメンタル。

学生時代、映画の製作サークルに入っていて、

そこで今の奥さんとも知り合った訳なのだけど、

映画に合わせてBGMをつけたり、作曲もしていました。

今回の曲は、奥さんが初めて作った『豆の日常』という、

当時飼っていた愛犬マメタロウの写真を

紙芝居チックに流す作品に合わせて曲を作ったものです。

女子らしいほのぼの系の作品に合わせて、

手作り感あふれるシンプルでほっこりとしたメロディに仕上げました。

それを久々にリバイバル。



↓『豆の日常 オリジナルver』

f:id:arkibito:20150706230710j:image


オリジナルは、キーボードで、オカリナと木琴の音を足しているのですが、

これをギターだけでやってみたらどうだろうと、途中で思い立ち、

別バージョンもこしらえてみました。

ちなみに、こちらのジャケットは、奥さんに書き下ろしてもらいました。

もっと音を重ねてもよかったのだけど、

GONTITIな感じを意識して、DUOで展開してみました。

今の第3期音楽活動の心の師としては、

何度も濱口さんや細野さんの名を挙げていますが

大学時代の第2期音楽活動の時期の心の師の1人は、チチ松村さんでした。

実はうちの親がチチさんとちょっと関係がありまして、

お話をしたことも何度かあります。

チチさんの確かな伴奏と感性も素晴らしいのだけど、

ゴンザレス三上さんのメロディーが本当に素晴らしいんです。

チチさんが三上さんのすごいところは、

ギターソロなのに手数が少なく、音と音の間に絶妙な間を作り出して

1音1音の音の豊かさを最大限に引き出すことができるところと

TVかなにかでおっしゃっていましたが、

ただポロンと弦を一つはじいただけなのに、

ブワ〜っと増幅されて世界に広がるあの様は本当に素晴らしいです。

自分はあくまでギタリストではないですし、

プレイヤーとしては5流を自負していますが、

メロディーに対してはいつでも敏感でいようと心がけています。



↓『豆の日常 アコースティックver』

f:id:arkibito:20150709233940j:image:w360

2015-06-11

Music Life 『さらば愛しき最低の町』 *オリジナル楽曲*

なにやら大忙しの毎日で1日24時間じゃ足りない感じ。

コンスタントに続けていた音楽活動も少しペースダウンせざるを得ないのですが

ひさしぶりに新曲のリリースです。

タイトルは『さらば愛しき最低の町』。



まず最初に哀愁あふれるギターリフを思いついて、

そこから味付けをしていったのですが、

もうリフが昭和歌謡の世界ですからね。

男臭い感じを歌詞の世界でも展開したいと思って、

何のとりえもない地方都市でただ平凡な日常にくすぶっている男の物語にしました。

自分も故郷(といってもお隣の県だが)を捨ててきた人間なので

歌詞は比較的すぐに仕上がりました。

でもこの主人公のモデルは自分じゃなくて実は”黒石さん”なんですが。(笑)

とにかく愚かなほどド直球ド真ん中で畳み掛けたかったので

「町を捨てる」といったダイレクトで

かなりパンチの効いたフレーズを展開。

そのフレーズをより際立たせるために、アレンジも攻めました。

ツインギターにしたのは、故郷に対して、

「何もないクソッたれの町」という感情と、

「自分を育ててくれた愛しき町」という想いの二重性を

並行して流すという意味を込めています。

あとは、いつか使ってみたかったアレをようやく使えました。

アレとは時代劇の曲とかで使用される「カァァァ〜!!!」という効果音。

ヴィブラスラップという打楽器の音です。

あの音を使えるシチュエーションってなかなかないので、

ついつい多用しすぎてます。(笑)


f:id:arkibito:20150610221955j:image:w360


『さらば愛しき最低の町』

作詞・作曲:arkibito


俺はこの町を捨てる

このクソったれの 淀みきった吹き溜まり

夢さえ見えぬ


永遠に続く

昨日と同じ明日

まるで底なしの無限のループ


ロードサイドの明かりが

馬鹿に眩しいだけで

あとは墓場のように眠り続ける


俺はこの町を捨てる

残酷なほどの退屈が俺を石に変える前に


一握りの野望を胸にぶら下げて

憧れの都会で

いっそ燃え尽きて果てたい


俺はこの町を捨てる

親も友も思い出も すべてを置いてゆく

もう二度と


降り立つこともない

このクソったれの 嗚呼 愛しき

故郷よ さらば

2015-05-21

Music Life 『アイスクリン』 *オリジナル楽曲*

オリジナル楽曲第13弾は、

夏の暑さと清涼感を表現した『アイスクリン』という曲です。



これも学生時代に作った古い曲ですが、本格的にアレンジしたのは初。

セブンス系のコードが連続するのですが、

それがエバーグリーンな清々しさを感じさせます。

さらにクリアなギターを何重にも重ねることで、

水のもつクリアな青さを表現しています。

そのギター構成を目いっぱい前面に出すため、

ベースラインはできるだけ曲の伸びやかさを支えることを意識して。

一番苦労したのはドラムパートで、曲の爽快感を演出するために、

ギターのリフに合わせて結構複雑なビートを刻んでいるのですが、

パットを叩くのが難しく何度も録り直ししました。

あと、この爽やかな曲には自分の歌声がちょっと合ってませんね…特に低音パート。

この曲の製作期間中は相当具合が悪くて声が出なかったのもあるのですが、

Aメロが意外と低音で、サビに入ると一気に高音パートへ跳ね上がり、

音域が相当広いので意外と難しいのです。

歌詞は当時のもので、やはり抽象的なのですが、

その荒削りな感じが、夏の心地よい暑さをそのまま表現している

裸の感覚に思えたのでそのまま変更しませんでした。

グラフィックはできるだけ曲の音のイメージである青さを表現したかったので、

金沢21席美術館のレアンドロのプールの写真を使いました。


f:id:arkibito:20140921123155j:image:w360:left


『アイスクリン』

作詞・作曲:arkibito


音もなく 溶け込んでく 焼けた空気に

ちょっぴり甘い夏を切り取って


なまぬるい まちを 泳ぎ 泳いで

疲れ切った その先のセンチメンタル


まるで張りついてしまいそうな

熱をぬぐって

キミの口元を すべり抜けてゆくよ アイスクリン


ギラギラした商店街の向こう側まで

いっそ やけくそのエネルギー はじき出す


知ってる?

ななめ向かいのコインランドリーから

回った、回った!

真夏の夢が 今 ほら!


愛してる まちも空もキミも

そしてみんな全部 この夏に溶けてゆく

焼けた肌に よくなじませたなら

1,2,3でこの空に飛んでゆこう

そうさ 僕は真っ只中

今 僕は「永遠」を感じている


真っ白なTシャツを汚しながら

やっぱり甘い 夏を切り取って


遠くから 野球少年の呼び声

ぶっきらぼうに 顔出したノスタルジー


遠慮のない この暑さが

青いウェーブを連れ添って

まるでラムネみたいに

ぶつかり合って 弾けたんだ


愛してる まちも空もキミも

そしてみんな全部 この夏に溶けてゆく

焼けた肌に よくなじませたなら

1,2,3でこの空に飛んでゆこう

そうさ 僕は真っ只中

今 僕は「永遠」を感じている