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記憶の残滓 by arkibito

2017-01-06

オリジナル人形劇『おいしいのたべよう』

このお正月にまた新たな本気遊びを家族で。

オリジナルの人形劇『おいしいのたべよう』です。

曲も、絵も、構成も、振り付けもすべて、

自分と奥さんと長女で分担してこしらえました。



年末にかけて、いしいしんじさんの人形劇を見たり、

銭湯ペンキ絵師さんの見事な筆さばきを見たり、

『私は真悟』の壮絶スペクタクルに度肝を抜かれたり、

自分も奥さんも娘も、かなり刺激を受け、何かやりたいねという流れに。

だって、せっかく吸収したものをただよかったねえ、

面白かったねなんてつまらない!

インプットしたものを自分たちの中でグルグルガチャンとして、

アウトプットしてみたらどうなるか。

鉄は熱いうちに打てじゃないけれど、

何かやろうよと思い立ったらすぐやらないと、

熱は意外と速く冷めてしまうので。


11月に音楽教室の課題で長女がオリジナルの曲を作るというのがあって、

去年はそれで大阪大会まで行ったのだが、

今回は残念ながら落選。

でも、今回の曲の題材は、

長女が生まれてきた妹のためを思って作った大切な曲。

単に作って終わりじゃなく、

何かずっと残る形にしてあげたいなあと思っていたので、

それを劇という形に仕上げなおして、

やってみたら面白いかもということになりました。


オリジナル曲を劇の構成に合わせてパート分けしたり増やしたりして

3分ほどのものに仕上げます。

それに合わせて必要な絵を考えますが、

持ち手が2人しかいないのであまり増やしすぎると持てなくなるため、

いろいろ意見を出し合って絵の数を絞っていきます。

描く絵が決まったら、早速ペイント。

2人の登場人物は奥さんが担当し、食べ物の絵は長女が。

自分はそれを段ボールや厚紙に貼り合わせて、

持ち手の所は割り箸を使ったり工作。

なかなかみな本気でした。

せっかくなら、誰かに見てもらいたいし、

お正月に一族で集まる時にお披露目しようとなったので、

年の瀬の夜遅くまで我が家はナゾの工作集団と化して

せっせこせっせこと夜なべ。

年賀状作成とのダブルパンチで大変でしたが、

とても充実しておりました。

お正月にはみんなの前で無事に披露できました。


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傍から見たら、この家族何やってんの?って感じかもしれませんが、

普通は考えたり、やらないことをやるほうが絶対面白いし、

マジメにアソブ、マジメをアソブというのがモットーなので。

たけしがCMで言っていますが、

「いまだ!バカやろう!」の精神です。

娘には、いい意味でアホになれよととよく言います。

型にはまらず、自由な発想で、

他と違うことを恐れず、大胆にやってみることが大事だよと。

ただ、他と違うということは覚悟がいること。

違うということをただ単に馬鹿にされないため、

そしてやっていることが絵空事ではなく

説得力のあるものにするためには、

しっかりとマジメであること、

そして遊びでも真剣でやることです。

そういうことを言葉で伝えるのも大切ですが、

それを実践として教えるというのはもっと大切だと思うので、

今回のような機会をどんどん作っていきたいなあと思います。

正直、しょーもない遊びかもしれませんが、

それを一生懸命やることによって、

自分が考えたことが歌になり、劇になり、

それが少なからず誰かの心を動かすとしたら、

それってとても素敵なことだと思います。

何より、自分の発想が形になる、

それだけでも嬉しいことです。

そういう喜びや、感動をいっぱい感じてほしいし、

その裏側には苦労だったり努力だったりも

一緒についてくるということも、

学んでくれたらなあと思いますし、

自分で考え、自分で行動する人間になってほしいです。


もう少しマジメな話をすれば、

「遊び」とは創造と発想の源なのです。

例えば、京都まで遊びに行くとして、

普通の人は車や電車を利用していくと思います。

効率や採算を考えれば当然のチョイスですが、

それは当たり前すぎて面白くもなければ、

そこに何も生まれません。

それを、普通では考えないようなこと、

例えば、チャリンコで行ってみようとか、歩いて行ってみよう、となると、

そこに「面白さ」とか「意外性」とか、”創造のタネ”が芽生えます。

社会的、経済的なものの考え方だと、

チャリで京都へ行くなんて、しんどいだけで時間の無駄かもしれません。

でも、その一見無駄なこと、馬鹿をやることで、

新しいものの見方や、予想外の感動、

あるいは創意工夫をするきっかけを生み出すのです。

決められたことを決められたようにやる仕事をこなすだけでは、

創造の幅を広めることはできません。

日常に張り巡らされた常識や固定観念の枠の中でだけで

物事を判断していては、新しい発想は生まれません。

一番よくないのは、ゲームでもなんでもそうですが、

何か与えられたおもちゃを「消費」すること。

それはただの暇つぶしでしかありません。

それであれば、自らおもちゃや遊びを作り出すことを

遊びにしてしまえばよいのです。


遊び方を知っているかそうでないかは、

イコール人間的な豊かさの度合いだと、

自分は信じています。

(もちろんまじめで勤勉であるということは大前提ですが)

仕事はできても、本気で遊べない人間はつまらない。

遊ぶことは創造すること、発想すること、

つまり自主的に考えることです。

そして人間は考える葦なのですから。

少なくとも自分は、

人の顔色ばかりうかがって自ら発信しない人、

他力本願の人、ただ流れに身を任せて浮いている人にはなりたくない。

そういう人ほど、人生はつまらないとか、

世の中が面白くないとかうそぶきます。

でも、人生が面白いかどうかは、自分次第!


余談ですが、もし遊びの社会学に興味がある方は是非、

ロジェ・カイヲワの『遊びと人間』や

ホイジンガホモ・ルーデンス』といった文献を読んでみてください。

遊びとはなかなか、あなどれないものなのです。

2015-11-25

『風わたり』 *オリジナル楽曲*

矢継ぎ早に第16弾のリリース。

タイトルは『風わたり』

夢破れ町を去る若者が、

それでもきっと明日はいい風が吹くと希望を捨てない、

ベタですがそんなようなシンプルな歌です。



この歌は、家族で買い物をしている最中、

キディランドの前で突然メロディーが浮かび、

慌てて携帯の音声メモに録音をして、

そのあと自宅へ帰ってギターを弾いてメロディーをキャッチしました。

最初は何となくカントリーな雰囲気だったので進めていたのですが、

盛り上がりのところでハモリを採用して

ベースラインを考えたところで少しテイストが変化しました。

歌詞の方も英語のほうがメロディーに合っているかなあと最初思っていたのですが

それではメッセージが伝わりづらくなってしまうので、

ちょっと普段よりも文字量を増やして早口調で歌うことにしました。

歌詞のほうは意外と短時間で書き上げましたが、

タイトルは結構悩んでしまいました。

結果的に、「風わたり」という言葉尻が非常に気に入ったタイトルです。

ジャケットはわざわざ淀川の土手へ行って自撮り。


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『風わたり』

作詞・作曲:arkibito


ポケットいっぱいに破れた夢を詰め込んで

僕は今日この町を出てゆくことを決めた

I gotta go

I gotta go now

It's time to change my life


洗いたての白いシャツに袖を通したなら

胸を張って思い出にさようならをしよう

I gotta go

I goota go now

It's time to change my life


涙の片道切符を

くしゃくしゃに握りしめて

まだまだやれるはずさと

小さくつぶやいた…


見慣れた町並みが遠く流れてゆく

明日吹く風はどこへと向かってゆくのだろう

Don't turn around

No dream behind you

That's a brand new day


澄み渡る青空もあれば

冷たい雨に降られる日もある

太陽がそっぽ向いても

それでも道は続いてゆく…


見たことのない景色が少しずつ始まってゆく

明日吹く風はどこへでも向かってゆくのだろう

I gotta go

I just go ahead

It's time to change my life


I gotta go

I goota go now

It's time to change my life

2015-11-20

『NIGHT HAWKS 〜夜鷹〜』 *オリジナル楽曲*

7月以来、久々の新曲リリースとなります。

オリジナル楽曲第15弾はこれまたかなり久々に全英語詞に挑戦。

その名も『NIGHT HAWKS 〜夜鷹〜』

元々アメリカンな曲をイメージしていて、

自分的にはかなりそのイメージ通りの出来で満足。

(ただし相変わらずギターテクは上達してませんケド…)



夏シーズンはどっぷり山遠征漬けではありましたが、

ギターはほぼ毎日かき鳴らしており、

楽曲の元ネタ的なものは結構たまってはいたのですが

本格的に歌詞をつけて、アレンジを組んでというほどの時間が取れずにいました。

ようやく山シーズンもひと段落したところで、そろそろ形にしようと動きだし、

その第1弾となります。

大体テキトーにギターを弾きながら、ハナモゲラ式に鼻歌を歌って、

それを徐々に成形していくのだが、

この歌はメロディーの段階からこれは英語詞じゃないと雰囲気が出ないなあと思っていました。

敬愛する細野晴臣さんがインタビューか何かで

英語には英語のテンポやニュアンス、日本語には日本語のそれがあって、

それをむやみに変換すると楽曲の持つイメージとかニュアンスが変わってしまうので

できるだけ原曲通りに歌うのがよいというようなことを言っていました。

その感覚よくわかります。

この曲は英語の歌詞で歌わないと、メロディーの持つねっとりとした感じが絶対出ない。

英語で歌詞を書くのは本当に久々で、日本語で書くより神経を使う作業なので

書き初めまではかなり躊躇していたのですが、

コンセプトというか歌のストーリーが見えてからは意外とスムーズにできました。

ただ、文法的に不安がないわけじゃないけど…でもたぶん大丈夫(笑)


今年はほとんど読書の時間が取れていないのだが、

ほぼ1年をかけて繰り返し読んでいる一冊がある。

それがアメリカ文学の巨匠スチュワート・ダイベックの『シカゴ育ち』という本で

なんというか自分の思う理想の文学像がそのまま一冊に凝縮されていて、

アメリカ中間層の他愛もない日常の克明な描写から連想されるアメリカの風景に

この1年どっぷり浸かっている。

その一節に「夜鷹」という話があって、

話自体は普通の夜のコーヒーショップに集う人たちの話なのだけど

自分にとっては非常に印象に残る物語で、

そこからインスピレーションを得て、夜鷹というタイトルだけ先行して付けました。

元々、この歌をニールヤングみたいな

ねっとり、スモーキーな楽曲にしたいと思っていたので

歌詞の中身的にはもっとメッセージ性のあるもの、

できればキリスト教的哲学観を含んだものにしたいなあと考えていたところ、

夜鷹という言葉には江戸時代の遊女のことを指すということを知りました。

鷹というと鳥類の中でも非常に高尚で威厳ある王様のようなイメージなのに、

そういうひどい環境で虐げられてきた人女性たちを指すというのは何と因果なものか。

そこに堕天使的な要素があるなと感じて、それを描いてみたところ、

曲の持つイメージとぴったり合致しました。


曲のアレンジとしては本当にシンプル最少。

最初はドラムも入れていたのだけど、

そうするとちょっとアレンジがゴージャスになりすぎて最終的には外して

ギター(ベース代わりのテイクも含む)のアレンジを4枚入れるだけの構成にしました。

リズムをしっかり取るというのを頭に入れて弾いたので、リズム感は出てると思います。

ザラザラと乾いた荒涼とした音質と、

ねっとりまとわりつくようなメロディーラインで、

荒野のアメリカン的な雰囲気を出したいなあと頑張りました。

どうも自分はジプシー的な血の湧くようなメロディーとかリズムが好きなのです。

もうちょっとソロのピッキングがうまくなれればいいんだけどなあ。


ジャケットの写真は先日の鳳凰三山での一枚。

鷹の歌なのに、鳳凰=鷲での写真で想定外のニアミスですが。

あの枯れ枯れの林の風景は絶対何かに使えると思っていたらすぐに出番がありました。

もろもろ満足な仕上がり。


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『NIGHT HAWKS 〜夜鷹〜』

作詞・作曲:arkibito


Hey boys, did you hear me?

Night hawks hang around a back alley for bait

The eyes that glared always keep watchin' you


An ex-queen reduced to a beggar

does anything for such a paltry sum

Oh,No way,you're no match for her 


But I know

Just I know what she really is

Flapping holy golden wings,

Slits rogue's throat by incisive nails and gobbles down their guts


Hey listen carefully

Night hawks sadly sings a blood-smeared song

The eyes filled with sorrow beg forgiveness


Every night,She weeps at pitiful own form on the show windows

And just waiting for daylight but never comes...


Hey listen carefully

Night hawks sadly sings a blood-smeared song

The eyes filled with sorrow beg forgiveness


Boys,keep in mind

Night hawks hang around a back alley for bait

The eyes that glared always keep watchin' you


おい坊や聞いてるか?

夜鷹が獲物を求めて路地裏をうろつき

ギラギラした目つきでお前たちをいつだって見ているぞ


かつての女王様も今じゃただの物乞いさ

それっぽっちのはした金のためでもなんだってやる

お前なんて全くお呼びじゃない


でも俺だけは知ってんだ

彼女の本当の姿を

黄金色の聖なる翼をばたつかせながら

鋭い爪で悪党どもの喉元を切り裂いて

そのはらわたを喰らうのさ


耳を澄ませて聞いてみな

夜鷹が血塗られた歌を物悲しく歌いあげ

悲しみに満ちたまなざしで許しを請うのを


毎夜毎夜と

ショーウィンドウに映る哀れなシルエットを見てはむせび泣く

来るはずのない夜明けをただ待ち続けて


耳を澄ませて聞いてみな

夜鷹が血塗られた歌を物悲しく歌いあげ

悲しみに満ちたまなざしで許しを請うのを


そしてこれだけは覚えておけ

夜鷹が獲物を求めて路地裏をうろつき

ギラギラした目つきでお前たちをいつだって見ているぞ

2015-07-10

Music Life 『豆の日常』 *オリジナル楽曲*

色々とお忙しい中でも、一応ギターだけは毎日触ってます。

それにメロディーは頭の中で随時降っては湧き降っては湧いているのだが

それをグイッと引っ張り上げて、形にするという、

一番労力のいるところで、時間も取れず体力がない。

まして、それに歌詞をつけてアレンジをしてとすると

本当に相当なエネルギーを要するのだが

そこまでスケジュールがまかなえない今日この頃。

今現在で、7,8曲はデモデモ段階のストックがあるけど、

ぼちぼち仕上げていくしかない。

一日が50hくらいあったらええねんけどなあ。


そんなこんなで久々オリジナル楽曲のアップです。

今回はインストゥルメンタル。

学生時代、映画の製作サークルに入っていて、

そこで今の奥さんとも知り合った訳なのだけど、

映画に合わせてBGMをつけたり、作曲もしていました。

今回の曲は、奥さんが初めて作った『豆の日常』という、

当時飼っていた愛犬マメタロウの写真を

紙芝居チックに流す作品に合わせて曲を作ったものです。

女子らしいほのぼの系の作品に合わせて、

手作り感あふれるシンプルでほっこりとしたメロディに仕上げました。

それを久々にリバイバル。



↓『豆の日常 オリジナルver』

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オリジナルは、キーボードで、オカリナと木琴の音を足しているのですが、

これをギターだけでやってみたらどうだろうと、途中で思い立ち、

別バージョンもこしらえてみました。

ちなみに、こちらのジャケットは、奥さんに書き下ろしてもらいました。

もっと音を重ねてもよかったのだけど、

GONTITIな感じを意識して、DUOで展開してみました。

今の第3期音楽活動の心の師としては、

何度も濱口さんや細野さんの名を挙げていますが

大学時代の第2期音楽活動の時期の心の師の1人は、チチ松村さんでした。

実はうちの親がチチさんとちょっと関係がありまして、

お話をしたことも何度かあります。

チチさんの確かな伴奏と感性も素晴らしいのだけど、

ゴンザレス三上さんのメロディーが本当に素晴らしいんです。

チチさんが三上さんのすごいところは、

ギターソロなのに手数が少なく、音と音の間に絶妙な間を作り出して

1音1音の音の豊かさを最大限に引き出すことができるところと

TVかなにかでおっしゃっていましたが、

ただポロンと弦を一つはじいただけなのに、

ブワ〜っと増幅されて世界に広がるあの様は本当に素晴らしいです。

自分はあくまでギタリストではないですし、

プレイヤーとしては5流を自負していますが、

メロディーに対してはいつでも敏感でいようと心がけています。



↓『豆の日常 アコースティックver』

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2015-06-11

Music Life 『さらば愛しき最低の町』 *オリジナル楽曲*

なにやら大忙しの毎日で1日24時間じゃ足りない感じ。

コンスタントに続けていた音楽活動も少しペースダウンせざるを得ないのですが

ひさしぶりに新曲のリリースです。

タイトルは『さらば愛しき最低の町』。



まず最初に哀愁あふれるギターリフを思いついて、

そこから味付けをしていったのですが、

もうリフが昭和歌謡の世界ですからね。

男臭い感じを歌詞の世界でも展開したいと思って、

何のとりえもない地方都市でただ平凡な日常にくすぶっている男の物語にしました。

自分も故郷(といってもお隣の県だが)を捨ててきた人間なので

歌詞は比較的すぐに仕上がりました。

でもこの主人公のモデルは自分じゃなくて実は”黒石さん”なんですが。(笑)

とにかく愚かなほどド直球ド真ん中で畳み掛けたかったので

「町を捨てる」といったダイレクトで

かなりパンチの効いたフレーズを展開。

そのフレーズをより際立たせるために、アレンジも攻めました。

ツインギターにしたのは、故郷に対して、

「何もないクソッたれの町」という感情と、

「自分を育ててくれた愛しき町」という想いの二重性を

並行して流すという意味を込めています。

あとは、いつか使ってみたかったアレをようやく使えました。

アレとは時代劇の曲とかで使用される「カァァァ〜!!!」という効果音。

ヴィブラスラップという打楽器の音です。

あの音を使えるシチュエーションってなかなかないので、

ついつい多用しすぎてます。(笑)


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『さらば愛しき最低の町』

作詞・作曲:arkibito


俺はこの町を捨てる

このクソったれの 淀みきった吹き溜まり

夢さえ見えぬ


永遠に続く

昨日と同じ明日

まるで底なしの無限のループ


ロードサイドの明かりが

馬鹿に眩しいだけで

あとは墓場のように眠り続ける


俺はこの町を捨てる

残酷なほどの退屈が俺を石に変える前に


一握りの野望を胸にぶら下げて

憧れの都会で

いっそ燃え尽きて果てたい


俺はこの町を捨てる

親も友も思い出も すべてを置いてゆく

もう二度と


降り立つこともない

このクソったれの 嗚呼 愛しき

故郷よ さらば