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記憶の残滓 by arkibito

2017-06-22

『いっさいはん』 by minchi

育児世代に話題の絵本「いっさいはん」の原画展が、

茶屋町マルジュンであったので、家族で観に行ってきました。

もう、あるあるが、あるあるすぎて抱腹絶倒。

しかも女の子がまるままうちの次女と瓜二つなもんでなおさら。

面白すぎました。


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2017-06-21

『大阪的』 by 江 弘毅・津村記久子

ミシマ社の人気シリーズ「コーヒーと一冊」は、

その名の通り、コーヒー一杯を味わう時間で

一冊を読み切れるサイズ感が、取り付きやすくて嬉しい本です。

今回は、作家の津村記久子さんと、

meetsの編集長だった江さんによる大阪談義。


大阪的 (コーヒーと一冊)

大阪的 (コーヒーと一冊)


津村さんの大阪評は、「できるお姉ちゃんのいる次女的立場」で、

それがなんとも歯がゆいというもの。

東京という”できる”長女に対しては

常にコンプレックスや対抗意識があるから、

それに負けじとアレコレ頑張ってみても、結局できる姉に勝てない。

かといって、三女や四女のように自由奔放にはできないから、

個性があるようでいて、実は個性が発揮できず、

誰かの真似事、二番煎じに甘んじている地味な存在。


そんな大阪が二位の地位に甘んじるくらいなら、

もっと他の地方都市がそうであるように、

東京に対抗した生き方を捨てて、

もっとローカルに属しているという感覚で

生きてゆくべきじゃないのという提案。

ナルホド。ナルホド。


東京のどこの駅前にもあるような、

リッパなグランフロント大阪をつくるくらいなら、

もっとコテコテで格好悪くてもいいから、

地元感丸出しのザ・大阪な猥雑なもの作ればよかったのにと思うし、

地方ならその土地の名産やご当地感を平気で丸出しにした

建物や売り出し方ができているのに、

大阪はなぜか、そういう体面を装って、

結局、どこか東京を意識したような、凡庸なものができてしまう。

結局、変なコンプレックスに動かされて、

”ええ恰好しい”をすることで、

大阪らしさがない、自由がない、フツーってなってる。

大阪では、アホとか馬鹿とか言われるより、

おもんないって言われるのが一番嫌なはずなんちゃうん。

簡単な物言いで書かれているけど、

実はけっこう核心的なお話だと思います。


あと、江さんとの対談で、関西弁についての話題があって、

それも普段自分ではなかなか意識しない側面を、

わかりやすく書かれていて、なかなかに面白い。

関西弁と言っても河内のそれと、東大阪のそれと、摂津のそれと、

全然イントネーションも、言い回しも、ニュアンスも違う。

それが関西の人はその微妙な差異をちゃんと感じ取っているというか、

それが至極当然のこことして使い分けられていて、

そんな身体化された言語というのは、世界的にも稀ではないか。

そして、そのコミュニケーションにしても、

常に水位の上げ下げみたいなこと、

相手を敬ったり、馬鹿にしたり、間合いを測ったりという、

実はすごく高等な技法が無意識的に使われていて、

なおかつ、そこにボケ・ツッコミという役割的なものまでを盛り込んだうえで

会話が成り立っている。

しかもそこに正解と言える正解はなくて、

その場の状況や相手との親密度に合わせて、有機的に変化していく。


そういう自由さや、老獪さを本来持ち合わせた関西人なのだから、

なに一つの大きな指針(東京)に囚われて、

そこに染まる必要もないのに、なんでかなああ。

江戸ってそんなエライんかなあって思ってしまいます。

個人的には東京なんかすっ飛ばして、

東洋のバルセロナになったらええのにと思います。

突然、わけのわからないオブジェや無茶な建物がバーンとあって、

ずっと完成しない建物があって、とにかく自由が溢れた街。

おもろいやろなあ。

2017-06-20

ピ、ピンチ

日曜日。

4月以降、上の娘の音楽教室のこれからを考えていて、

ピアノエレクトーンか、進む方向が決まり、

今後に向けてエレクトーンを買ってきました。

まあ、高級ブランドのフラッグシップモデルの

カーボンバイク1台分ぐらいが、

あっという間に飛んでいきました。

んんんん〜。ピンチ!

2017-06-19

『吉田類の「今宵、ほろ酔い酒場で」』 by 長尾直樹監督

土曜日の夕方。

近所のテアトル梅田まで。

酒場詩人こと吉田類さんの銀幕デビューでございます♪

ちょうど封切りに合わせて、

舞台挨拶があったのを先週思いだし、

慌てて窓口に駆け込んだらラス3だけ座席が残ってて、

上の娘と二人で行ってまいりました。

京都和歌山奈良などへは毎年来られているのですが、

なかなか大阪でお会いするチャンスがなくて、

それが今回、我が家から目と鼻の先に来られるということで、

これは絶対行かねば。


舞台挨拶

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ビール付き

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映画は、月9のあの番組の映画版というわけではなく、

酒場にまつわる3話オムニバス形式のドラマ。

”世に奇妙”のタモさんよろしく、

類さんがストーリーテラーとなり、

また第3話では堂々の主役を演じておられます。

エンディング曲も熱唱!

監督は、こよなく愛する映画『鉄塔武蔵野線』の長尾監督。

例の番組の大ファンだった長尾さんが、たっての希望で、

類さんをメインに酔っぱらいの映画を作りたいということで

実現した映画です。

しかも、1話目では、”鉄塔”の主人公のお父さん役だった

菅原大吉さんが出演していて、

2話目では、”鉄塔”の主人公ミハル役だった

チビノリダーこと伊藤淳史さんが主演。

そこに類さんが絡むというドリームチーム

3話とも、酒そのものというよりも、

酒がつなぐ人間関係の温かさだったり、

酒場という聖地のもつ味わいが織りなす物語で、

笑いありホロリありで楽しませていただきました。

3話目には、類さんの幼少期を思わせる

高知仁淀川のくらしが描かれるのだが、

それがまた”鉄塔”の世界に続いているような

ノスタルジーで、仁淀川に行きたくなりました。

類さんの哀愁を帯びた演技と土佐弁がなんとも沁みました。


↓テアトル梅田にて絶賛公開中!


上演後、いよいよご本人が登場してのトークショー

登壇と同時に会場は大盛り上がり。

で、今回も我が家の工作部隊お手製の看板を振っていると、

なんとすぐに気づいていただいて、

ご紹介いただいてしまいました。いやはや恐縮です。

そこからは映画のお話、お酒のお話がどんどこどん。

いやあ〜サービス精神が素晴らしい。


↓類さん登壇

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↓大盛況♪

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↓お酒ももちろん入ります

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イベント後、退壇の際には、

後方席まで回ってきていただいて、

そこでご挨拶もできました。

特に娘についてはすごく気にかけてていただいてて、

本当にありがたい。

その後、グッズ購入者へのサイン会にももちろん出ました。

もうすっかり覚えていただいて、

色々とお話もさせていただきました。

テレビで見ると、ただの酔いどれのオッチャンに見えるかもしれませんが、

会えばわかる懐の大きさと、

根底にあるダンディズムと気品さは、まさしく紳士ですね。


↓近くに来てくれました

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↓ハイチーズ

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ということで、映画も楽しめ、

ご本人にもお会いできて大満足でメデタシ、メデタシ。

のはずが!!!!

2017-05-29

IN/SECTS presents 『KITAKAGAYA FLEA 2017 spring / ASIA BOOK MARKET』

土曜日。

久々の土曜日だ。

午前中は音楽教室。今月から新しい体制になり、

クラスは3人に縮小。

そのあと、平日に入れていた個人レッスンも土曜にスイッチ。

お昼を食べたら、長女とプールへ。

自分はもう今年に入って全然泳げてなくて、

ブランクでヘロンヘロンでした。


プールが終わったら、

この日はお楽しみのイベントへ北加賀屋まで。

名村造船所=CCO(大阪クリエイティブセンター)で

IN/SECTS Magazine主催のブックイベントにお邪魔してきました。


いきなり余談ですが、

北加賀屋は昔から何かとなじみのある場所で、

親の仕事の手伝いで、ちょうどこのCCOの向かいにある

パラドールさんによく出入りしていて、

名村造船所跡にもちょくちょく潜り込んでいました。


↓CCO大阪クリエイティブセンター(旧名村造船所

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↓運河の向こうは船町

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このイベントには、自分が最近色々とお世話になっている

本屋さんや出版社さんも参加されていて、

その方たちとお会いするのも楽しみにやってきました。

3Fのメインフロアに入ったら、いきなり誠光社の堀部さんとばったり!

ちょうど奥さんが行司さんのワンピースを着ていたので、

その節のお礼を言って、いろいろお話しできました。

そしてまずは何より最初のイベントに参加。

毎度のスタンダードブックストアの中川さんと、

大阪を代表するデザイン集団grafの代表の服部さんによる

直観ブックマーカー」という

本を使った遊びイベントに途中から飛び込み。

これがメチャ面白かった♪


↓3Fブースは大盛況

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↓スタンダードの中川さんとgrafの服部さん

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直観讀みブックマーカー」は複数の人たちが、

それぞれ2,3冊の本を持ち寄ってやる遊びです。

まずは本に教えてほしいテーマを決め、

持参した本の中から直観でそのテーマが載っていそうな本をチョイス。

選んだ本をみんなで一斉に頭上に掲げて、

ステキな言葉に巡り合えることをお祈りして、

直観でバッと本を開き、開かれたページからさらに目を瞑って、

そのページのどこかを人差し指で指差します。(直観讀み)

自分で選択するのではなく、

完全に偶然によって選ばれたその文章が

そのテーマについてのあなたの答えとなります。

完全に偶然なので、全く見当違いの場合になったりもしますし、

ミラクルが起きてナルホド!と思う答えが出る場合もあります。

それをみんなで発表しあうというものです。

その文章たちを、色々な角度から解釈したり、

テーマに無理やりこじつけたりして、コトバで遊ぶのです。

もし興味がある方は下記のサイトに詳しく載っていますのでご覧ください。


直観ブックマーカー

http://tyokkannyomibookmarker.info/


途中から参加したので、

我々が参加できたのは2つのテーマだけだったのですが

これがなかなか面白かった。

まず人によって持参する本が全然違う。

小説を持ってくる人もあれば、絵本の人、

経済本の人、ファッション雑誌なんでもあり。

そこから全くの偶然で文章が抜き出されるので、

全く予想がつきません。

で、いい感じで出てきたものにはみんな、

「おお!なるほど!」となるし、

全然見当違いのものを

みんなでああでもないこうでもないというのもまた面白い。

一番ナルホド!となったのは、「食」とは?というテーマで、

答えが「冥土土産」というもの。うーん奥が深い。


直観ブックマーカー

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さて、どうにか中川さんのイベントにも参加できました。

来てすぐにイベント突入だったので、フロアめぐりを早速。

大なり小なり色々な出版社の方やデザイナーの方のコーナーがあり、

見るからに楽しそう!

しかも台湾香港韓国といったアジア圏からの出店もありました。

いわゆる業者による見本市や品評会というお堅い感じじゃなく、

学祭の延長のゆる〜い感じで、

みんなで繋がって面白いことしようよ、

関西のカルチャー育てちゃおうよというノリがものすごく心地よく。

途中で、先日お邪魔したミシマ社さんを発見。

ちょうど、その日にお話ししたTさんがいらしていろいろお話しできました。


↓さて巡ります♪

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↓さまざまな出版社やデザイナーさんが出店

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自分と奥さんは無類の本好きで、娘も絵本や漫画大好きなので、

1つのブースで長居してなかなか全部見きれないほど。

用事がなければ朝から来てもよかったね〜と言いながら、

1つ1つ丁寧に回りました。

2階では、イラストレーターさんによる似顔絵描きやライブ、

手作り体験などもあり、本当に盛りだくさんでした。


↓なんか学祭の感じでオモロイ!

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↓2Fもイベントやら体験ブースやら

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フードの出店も充実していて、

特に、関西の有名なスパイスカレー屋さんがこぞって。

黄レンジャーとしてはこちらも見逃せないということで、

しっかり実食!


↓1Fはフード

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↓ニタカリー

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↓スパイスカリー大陸

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↓カチャロン

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↓とりあえず3つ食う

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18:30からは誠光社の堀部さんと、

名古屋東山の本屋さんON READINGの黒田さんによるトークショー

これからの本屋のあり方なども含めて、

最前線にいらっしゃる人のリアルにシビアな経営の話から、

本屋をやる意味、横のつながりとか、いろいろ身になるお話。


↓誠光社の堀部さんのトークショー

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↓大事なお話が盛りだくさん

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結局、クローズの20時までしっかり滞在して、

色々な人とお話もでき、大量の本も購入し、

とても楽しめるイベントでした。