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記憶の残滓 by arkibito

2017-03-27

ほろ酔い京都 「レボリューションブックス」「サウナの梅湯」「天空の立ち呑み屋とさか」

日曜日。

夕方から京都に用事があり、

今週もまたいろいろパッケージでと思っていたが雨。

なので、お昼過ぎまではのんびり。

予定時間より少し早めに出動して、

腹ごしらえということで、レボリューションブックスさんへ。


↓レボリューションブックス

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酔っぱらってしまった困るので、レモンサワー2杯と、

みょうがチーズ、あと韓国産の唐辛子の乗った辛奴を。

奴が一丁ほどのサイズで食べごたえありました。


生搾りレモンサワーとみょうがチーズ

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↓辛奴

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さて、少し時計を早送りして、

用事が終わったのが20:30くらい。

まだ帰るには早いし、せっかくの京都なので、

前回に引き続いて五条にあるサウナの梅湯さんへ。

前回はいらなかったサウナもいただきましたが、

なかなか高温設定だねえ。

こんな時間でも、お年寄りから若者集団、

外国の方まで、たくさんの人が混ざって一緒の風呂に。

ええですなあ。

帰りがけ、番頭のお兄さんとお姉さんと銭湯談義。

若い人は勉強熱心だなあ。

応援します。


↓サウナの梅湯

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ポッカポカの体を涼ませながら、京都駅方面へテクテク。

酔いも覚めてしまったし、まだ時間もあるので、

気になっていた立ち飲み屋さんへ寄ってみます。

ヨドバシの裏手の雑居ビルの4Fにある

天空の立ち呑み屋 とさか」さんへ。

立ち呑み屋といえば、入りやすさからいっても

大通りに面していたり、

地上階の平というのが定石だが、

ここはあえて立地の難を逆手にとって、

天空の”と名付けられています。

お一人様はカウンターたちなので、窓側ではなく、

あまり天空感はありませんでしたが、

それでも大きくとった窓から街の明かりが見え、開放感があります。


天空の立ち呑み屋 とさか

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↓雑居ビルの4Fにあり、窓も大きくとってあり開放的

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さて、料理の方ですが、

定番の立ち飲みメニュー200〜500円程度である他に

ここは洋食系のお勧めがそろっているようです。

また地酒もそこそこ品ぞろえがあるようなので

いただくことにします。


↓定番以外にも洋食系が多い

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まずは伏見の酒で個人的に1,2の好みである「トミオー」さんを。

フルーティーで甘口の酒に合わせるのは、ハモンセラーノ500円。

ベストマッチング。ええ塩梅です。

メニューも盛り付けなどもこ洒落た感じで工夫されていて、

ちょっとリッチな気分。


↓富翁とハモンセラーノ500円

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続きましても、せっかくの京都なので、

京都の酒をということで「英勲」をいただきます。

スルッとスッキリとした飲み口。

ここで、デミグラスの牛スジ煮込みを。

デミグラソースこそその店の基本ですからね。

熱々にトーストされたバケットと一緒にサーブされます。

んん〜おいしいねえ。

コクのあるブラウンソースをスッキリと酒で流します。

ごちそうさん

伏見という大酒処を抱え、都気質のある土地柄ですが、

立ち飲み屋さんの世界では、むしろ、

京都の方が、自由で幅広い発想の店が多くなってきた気がします。


↓英勲とデミグラス牛スジ煮込み(400円)

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時刻はもうすぐ11時。

電車の出発まで15分もあったので、

急ぎ駅そばで〆。

おなかいっぱい。


駅そばで〆

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2017-03-22

名古屋の夜は更けて

名古屋に戻ってきて、あとは呑み!


名古屋駅を出て北側に少し歩いて、

向かったのは「のんき屋」さん。

名古屋の老舗中の老舗です。

常連さんは外の立ち飲みで、

大鍋を目の前にサクサクっと切り上げていきますが、

せっかくなので中でゆっくり座って飲みます。

中も大繁盛でごった返していますが、

手慣れたスタッフがきびきびと回していていい感じ。

それにしてもさすが老舗だけあって、

佇まいに味があって、それだけもウマイとわかる。


↓のんき屋

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↓すでにうまそう

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↓味な店

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しょっぱなはやっぱり生!

と、お母さんにお願い。

メニューは串ものとおでんがメインで、

1本90円〜110円くらいの相場

1品1本ずつ頼むというより、

みんな3本とか5本とかまとめてドカドカと注文する感じ。

まずはあんまり大鍋の煮え具合がよかったのでどて焼。

さすが味噌王国ですからね、旨いに決まってます。

心臓はお母さんのお勧めで塩。


↓まずは生とどて焼(1本90円)

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↓心臓は塩で

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串カツも頼みます。

大阪を習ってかここも二度づけ禁止とありました。

ちなみに、今でこそ大阪串カツの本場みたいになっていますが

自分が今の仕事を始めたほんの10年前までは

大阪名物でもなんでもなかった。

マーケティングの妙。

ここもそうだし、おちょぼさんの玉家さんとか、

個人的にはこっちの地域の人の方が串カツのイメージ。

そして追加のトン辛焼、うめ〜〜〜〜。たまらん!

大阪ではこういう感じのホルモン串出すところほとんどないので

ほんと羨ましい。


串カツ

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↓トン辛焼

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そうそう、せっかくのおでんも忘れずに。

こちらも人気で、タネ切れが多かったけど、

大根のシミシミ具合、味噌の甘辛い感じ、たまらん〜!!

いやはや、最高でした。ごちそうさん!!


おでんも忘れずに

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↓常連さんは外の立飲みで直接ナベにドボン

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1軒目を後にして、次に向かったのは円頓寺商店街

この東側のエリアがどうも最近賑わっているらしく、

若い人たちがシャッター商店街に入り込んで色々やっていて、

大阪でいう、裏ナンバや天満市場界隈のようなところらしいので行ってみる。

本当はここにあるバックパッカーの宿「西アサヒ」さんに

泊まろうと思っていたのだけど、

連休ということもあってか一杯で残念。

確かにこの商店街、深く掘れば面白そうでしたが、

お目当ての店が別にあったので軽く流してスルー。


円頓寺商店街

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大阪の商店街でもここまではみ出さないぞ?

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↓と、殿!

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↓西アサヒ

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で、商店街の東の端のアーケードを抜けた先にある

「五條」さんにやってきました。

個々の佇まいがすでに味。

中に入ると奥に細長いコの字カウンターで、

物静かなご夫婦で切り盛りされています。

店内は音楽もなく、常連客の世間話がBGMという、

まことに普段使いの地元に根差した感じ。

やはりここでもメニューは同じ。名古屋は徹底されている感じで、

串カツとどて焼、そしてホルモンの串。

いやあ、ここも最高でした。

抜群のテリと、甘辛い味噌ダレ。

名古屋の夜のゴールデンコースで決まりですな。

ごちそうさん


↓五條

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↓生とどて焼

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↓味な七味

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↓味な店内と味なお母さん

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↓この照り!きも焼きととん焼

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↓皮焼とつくね

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結構がっつり飲んで食べたのでおなかの具合もそろそろ。

でも〆はしっかりということで、名古屋駅に戻りつつ、

やってきたのは名古屋の中華といえば、

ここしかないということで、

夜中なのに超行列ができて賑わっている「味仙」へ。

すごい人出、店内は熱気ムンムン。

あちこちから飛びかう注文をスタッフが迅速でさばき、

それをゴッドマザーのようなお母さんが

目を光らせ、地獄耳を立ててコントロール。

戦場のようですがこのワイガヤ感はアジアの屋台のような感じで楽しい。

お目当ては当然、台湾ラーメン

もうね、辛いのなんの。でも、レンゲの進む手が止まらないんです。

あああ、辛い!ヒーハー!!でも旨い!!


↓味仙

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台湾ラーメン600円

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大満足で名古屋の夜を楽しんで、

今宵は定宿にしている「宝温泉」に。

大浴場で疲れを癒し、休憩所でゆったり就寝。

翌日も愛知を楽しみますよん。


湯〜とぴあ宝にて一泊

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2017-03-16

食事会

昨日は近所のローストビーフ屋さんで食事会に参加。

お店はちょっと?でしたが、

楽しい仲間たちとワイワイできました。


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ご近所めんライフ 「ラーメン東大」「光龍益」「麺屋青空」「ティーパン」

ひさびさに麺記事。


まず1軒目は十三にある徳島ラーメンのお店。

徳島ラーメンのフランチャイズとしては最も有名な系列かも。

玉子無料なのが嬉しいけど、写真撮る前に割れてしまった…

不覚。

徳島ラーメンの特徴は、時にスキヤキ風味と言われる

濃い味、甘辛い味と、生卵のセッション。

単体では濃いので白ライスが要りますね。

まずまずおいしいけど、喉が渇く。


↓ラーメン東大

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2軒は、ひっさびさに南方の光龍益。

単純に響かないから近いけどいかなかったけど、

やっぱりダメ。

今回はつけ麺にしたけど、

やっぱりここのスープ妙な生姜風味と

しつこい甘だるっこさがいつまでも不快。

ギトギトの鶏白湯の臭みを消すための努力とか工夫ではなく、

別のものを追加して隠しているような感じに受け取れる。

部屋の臭いにおいを消すのではなく、

芳香剤撒いて、余計臭くなるみたいな。

チャーシューの代わりの煮豚?

あれが、繊維に沿わずに切られて出てくるから

全然全く噛み切れない。

口の中で悪戦苦闘してくちゃくちゃやってると、

ドロドロスープもベタついて食べててもイライラ。

なぜここが評価高いのか全く分からない。

これは同行者の皆さん全くの同意見でした。

これなら天一でいいじゃん。

たぶんもう行かない。


↓光龍益

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続いては、まだ南方界隈では新米の部類に入る青空さん。

オープン当初は結構行列ができていましたが、

最近は早くも飽きられている様子。

その理由がわかる気がします。

この界隈はラーメン激戦区だけど、

博多トンコツ系は他にはないので、

環境的にはやっていけそうだと思ったが、

やはり肝心のラーメンのクオリティが向上してこないと、

お客さんの舌は肥えてるからすぐわかる。

麺もスープもあまり特徴もなく、

食後いつまでもベタベタとした感じだけが残る。


↓麺屋 青空

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ラストはお口直しに、安心のティーパン。

味噌ラーメン550円+ライス150円で、

このボリューム、早さ、味。

昼飯にはもってこい。

それがわかってるから近くの会社員はこぞってここに飛び込む。


↓ティーパン みそラーメン

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2017-03-13

関東 右往左往

東京遠征2日目。

個別トピックスは色々詳しく書くのに時間がかかるので

その前に、まずは移動についてまとめ。

生粋の関西人にとっては、東京の地理や交通網はちんぷんかんぷん。

地下鉄でさえ、大阪のように碁盤の目のように理路整然としておらず、

皇居を中心として複雑怪奇に曲がりくねり、

オマケに今日ではあれやこれやと相互乗り入れが盛んで、

来た電車の案内板に表示されている駅名さえ、

果たしてどっち方面?なんてこともよくある。

JRはJRで、山手線、東海道線、横須賀・総武線、京浜東北線と

複数路線が並行している個所がいくつもあり、どれがどれやら。

最近になって、ようやく山手線の内側ならわかってきましたが、

その外側に広大に広がる未知なる関東平野に、

あちらこちら張り巡らされた私鉄やJRローカル線を

今回はいくつもつないでの移動。

しかもタイトスケジュールのため、一度の接続ミスが命取り。

太川・蛭子コンビのようにはいきません。

綿密に計画を立て、あとはダッシュ。


朝7:15の中野坂上駅から満員電車に乗り込み2駅先の新宿。

そこからダッシュで京王線。初めて乗ります京王線。

準特急なる電車に乗り、笹塚・明大前・調布・府中を過ぎて、

8時を少し過ぎたところで1つ目の目的地である聖蹟桜ヶ丘駅に到着。

ここで2時間ほどみっちり歩き倒し、駅に戻ってきて、

10:30の準特急で新宿に取って返す。

そこでJR中央本線に乗り換え、6つ先の荻窪へ。

そこでも1時間ほど滞在して、ダッシュで戻ってきて12:30の電車に乗り込む。

またもや新宿に到着して今度は埼京線に乗り換え。

池袋・赤羽と過ぎて、武蔵浦和で武蔵野線に乗り換え。

もはやこの辺の土地勘なく、

車窓を見てもただっ広い平野で方向感覚も鈍る。

4つ目の南越谷で降りて、隣接する新越谷駅で東武スカイツリーライン線。

それで北上して春日部に着いたら、ダッシュで東武野田線に乗り、

2つ目の南桜井駅で下車。

ここでも3時間ほど滞在し、帰りは1つ隣の藤の牛島駅から。

そのまま大宮まで出て、そこから京浜東北線に乗り、西川口駅で下車。

そこで1時間滞在して、帰りは川口駅から東京へ。

なんとか滞りなくすべてのミッションをクリアできました。

東京〜大宮ってすぐ近くのように思っていましたが、全然。

この日は、まるで大阪から午前中に京都行って、

その足で神戸に行って、ラストは奈良、くらいな移動。

1つの沿線でいくつか用事をつなげられたら一番良かったけど、

あれこれ欲張りすぎてこんなことになってしまいました。

でもまあ充実の2daysでした。


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お昼ご飯は、荻窪で、時間を見誤り30分空いたスキにこちらへ。

門下同士でいろいろトラブルや軋轢があるそうですが、

関東では相当ネームバリューのある一門のはず。

でも、麺はフニャフニャで風味もなく、

スープも妙な甘だるっこさで、しかも最初からぬるいからラストは冷たく。

具がどっさりなのはありがたいけど、

そのせいで麺をつけるのに邪魔でバランスが悪いし、

なんかなあ〜。

大阪の激戦区の味の方がよっぽどだと思いました。

まあ、旅の時はいつも食は犠牲にしがちなので、

まとまって食べれただけでもよしとしよう。

ナベ呑み

続いて6大ミッションその2。

せっかくの東京なので、あの人にはあっておかねばなりません。

ということでイベント終わりにN氏と合流。

前回は確か丹沢の前夜にちょこっとの時間で品川で呑んで以来なので

2年ぶりでしょうか。

相変わらずのざっくばらんぶりに安心します。


ちょうどイベントが新宿だったので、その近辺で。

N氏が駆けつけるのを待つ間に、先行して思い出横丁で一杯。

魅力的な酒場がギッシリ詰まった小さな路地は活気にあふれて

それだけでも楽しい。

どこも小さな店構えの所ばかりで、すでに超満員。

どこでもいいやと入ったのが「つるかめ」さん。


↓新宿西口 思い出横丁

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↓つるかめ

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メニューを見ると、なんか面白いメニューばかり。

とりあえず付き出しとビールをいただきます。


↓あやしいメニューがずらり

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↓とりあえず生と突き出し

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そのあとチューハイにスイッチし、ポテサラと、

あと牛スジ煮込みをなぜかササミにインして揚げたポジャなるものを。

妙な組み合わせですが、これはこれでなかなか旨し。

そのうちN氏登場で、ひと盛り上がり。


↓ポテサラとバカコンポジャ

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とりあえず1軒目はほどほどにして、2軒目突入。

三丁目へ移動して、焼きトンのお店へ。

自分で網でホルモンを焼くところでした。

大阪じゃ串ものはあっても、

こういうスタイルのお店はなかなかないので新鮮でした。


↓新宿三丁目ホルモン横丁

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↓豚や三八

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↓焼きトン

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↓うまし

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そのまま、この日はN氏の家に転がり込んで、

一晩泊めてもらうことにして家呑み。

遅くまであれやこれや話したなあ。

N氏は経験豊かで幅広い知識があるので、

やっぱり何を話しても面白い。

それにフルオープンな性格なので、

人としての徳もあって、ええ奴です。


↓家呑み

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翌日は早朝から大移動の連続になるので早めに寝るつもりが

3時くらいまで酒をやりながら、気づいたら床で寝てた。

6時のアラームで奇跡的に目が覚め、7時にはおいとま。

N氏、ありがとね〜。


↓朝!

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ということで、大忙しの2日目が幕を開けるのでした。

2017-03-07

金沢王道コース デザインの本質を探る旅?

北陸旅行2日目。

加賀温泉を9:36に出発して、30分ほどで金沢にとうちゃこ。

さすがシーズンなのと、

新幹線東京から一本ということもあってか、

駅前からものすごい人出です。

こちとら人数もいてベビーカーなので、

無理にバスは使わずにタクシー移動。

金沢に来たら寄らずにはいられないのが21世紀美術館ですね。

美術館内はすごい人で、チケットブースからすごい行列でしたが、

やっぱりここは外すわけにはいきません。


↓金沢21世紀美術館

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↓レアンドロのプール

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行ったときは、「工芸とデザインの境目展」というのをやっていました。

どちらもモノづくりという意味では同じで、

しかもどこまでが工芸でどこまでがデザインなのか、

線引きが非常に曖昧ですが、

「プロセスと素材」「手と機械」「かたち」「さび(経年変化」

といった観点からその境目を模索するという内容の企画。

例えば、タイプライターとiMAC、

バカラのグラスとIKEAの割れないコップ、

昔のコカコーラの瓶と、今のコカコーラのスリムボトル

石垣とコンクリート壁などといったような

同一の目的で作られた商品を、

古い時代の道具たちを”工芸”、最新のツールを”デザイン”として

対比するという展示の仕方でした。


個人的な感想としては、

ますますその境目がどうなのかわからなくなるような感じでした。

つまりこの企画で”工芸”と位置付けられたモノの方が、

”デザイン”と位置付けられたモノよりも、

デザイン的に優れていると感じたからです。

結論としては、「工芸」とは、

まず最初に何か作業や仕事(料理や木工)があり、

それらを効率かつ正確に行えるものとして生み出された道具が、

機能美としてデザイン的な素質を発するもの。

一方、「デザイン」とは、モノの機能的な内面から湧き出たものではなく、

コマーシャル的な意味合いから表面的に飾り立てられたものであり、

それによって消費行動へと駆り立てるための一種のお化粧にすぎない、

として捉えた方が個人的には随分しっくりくる。


結果的に製品をプロダクトするという行為は同じだったとしても、

その出発点、あるいは考え方の原点が、

いいモノを”つくりだす”ということが、

いつしか多く”売る”というところにすり替えられた時、

没個性化が始まり、真の意味でのデザイン的な魅力を見失う。

誰にでも使い勝手がよく、誰にでも受け入れられる、

けれども、無味無臭、人畜無害な

極めて凡庸なものが世界を席巻することになる。


アパレルの世界でいう”ユニセックス”デザインなどというものは、

文字通り男である女であるという根本的なボーダー=個性すらも

ある意味否定したものだ。

男にも売れる、女にも売れる、シェアが拡大する、売り上げが上がる。

それは商業的には成功かもしれないが、それは求められたものなのか。

昔のスポーツカーや、ビートルなどの

個性的なフォルムやデザインに胸躍らせても、

どのメーカーも似たり寄ったりの現代のツルンとした

家電自動車にもはやロマンは感じられない。

1つとして違いのない真っ白なiphoneに対して

黒電話やピンクの公衆電話のもつ”味わい”とは

決してノスタルジー的な意味合いだけではないはずだ。

しかし機能や効率が格段に向上するのに反比例して、

デザインはどんどん形骸化してゆく。

便利で快適で文句もないが、ただつまらない、面白くない。

これは製品やデザインという世界に留まる話ではなく、

フォーマット化された店舗、住宅、芸術作品まであらゆる世界で

同時進行的に起こっているデザインの砂漠化だ。


町に溶け込んだ老舗の珈琲屋と

スターバックスの対比がわかりやすいかもしれない。

前者は、もちろん商売として

コーヒーを提供するということが前提だとしても、

町の人たちのくつろぎの場を提供するといった

別の側面を持ち合わせていて、

そのお店の持つ場の魅力というものは、

そこにしかない=ユニークなものだ。

一方で、スターバックスは、

もちろんくつろぎの場を提供するということもあるにせよ、

結果的にはサービスを「売る」「買う」という場所でしかなく、

そのお店の持つ場の雰囲気というものは、

全国どこでも同じサービスが受けられるという均一化が支配する。


あるいはビールなど、日本のどこで飲んでも

同じ商品であれば同じ味がするはずだが、

ファミレスやファストフード店で飲むよりも、

老舗の角打ちやベースボールスタジアムで飲む方が

うんと美味しいに決まっている。

また、きっと、そこが会社の会議室や便所だったら

好きなビールも飲めたもんじゃないだろう。

このように、単に商品を売る・買う、使いこなすといった、

消費や効率の範疇に留まらないものを

人は敏感に感じ取って生きているのであって、

そういう部分こそ、人間の求める豊かさそのものだと思うし、

それを追求することこそが、

本当の意味での”デザイン”なのではないだろうか。

今のデザインのほとんどは、

商品を売るためのツールに成り下がっているものがあまりに多い。

現代社会には”消費”という病魔はどこにでも棲みついているし、

どの分野・世界でも巣食っている。

売れること、シェアを占めること、

流行のメインストリームを席巻することが正義だと

本当に信じられている現代社会で、

”工芸”を取り戻すには、

やはりモノづくりの原点を見直すこと、

豊かさの本質を探る必要があると改めて感じました。

そもそも日本人はそういうワビとかサビと称されるものへの

気遣いとか感性に長けているはずだと信じたいところです。


↓「トーマス・ルフ」展

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つづいて同時にやっていた「トーマス・ルフ」展。

アンドレアス・グルスキーなどと並ぶ、

ベッヒャー派を代表するドイツの写真家です。

自ら撮影した写真の作品に留まらず、

例えばネット上にあふれる大量の画像データや、

NASAの衛星画像といった既存の画像を加工した作品などを発表しつつ、

溢れかえる画像に囲まれて生きる現代社会においての

写真・メディアの在り方についての視点を与えています。

非常に冷ややかなまなざしから捉えられた写真たちの

無言の佇まいのすごみというか、

そういうところがベッヒャー派ならではでした。

初期の「ハウス」というシリーズの写真が、

自分の感性にぴったりで見入ってしまいました。


↓カラー・アクティヴィティ・ハウス by オラファー・エリアソン

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美術館を満喫したら、

すぐ近くにある気になっている本屋さんに向かいます。

「Books under Hotchkiss」という流通に囚われない新しい本屋さん。

2Fがギャラリーのようになっていて、

そこにものづくりや表現者さんの作品を展示して、

そのテーマや内容に関連する本を期間中に1Fで販売をするという形式。

3か月ごとに入れ替えがって、

その度に商品も全部入れ替えるということで、それもなかなか面白い。

この間のスタンダードブックストアさんでの本屋トークや、

さきほどの工芸とデザインの話にもつながりますが、

単に本を物販するということではなく、

本というものを糸口にして、

”知”をやり取りする場をデザインするということの実践とでもいう感じです。

この時は、「Books & Dogs展」ということで、

たくさんの作家さんやデザイナーさんが

犬にまつわる本をチョイスしたものが並んでおりました。


↓BUH - Books under Hotchkiss

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↓Books & Dogs展

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↓不思議な本屋です

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さて、すっかり時間が過ぎて14時近く。

おなかペコペコですので、遅めのお昼ご飯にすることにします。

ということで片町までトコトコ歩いていたのですが、

途中で次女がどこかで片方の靴を脱いで無くなっていて、

慌てて歩いてきた道を戻って、道端に転がっているのを無事救出したり。

昔マカオで長女がサンダルをなくして、

大慌てしたのを思い出しました。

姉妹そろって靴なくすな〜。


で、お昼ご飯には名物の金沢おでんを、ということで、

「赤玉本店」になってきました。

ここの牛スジ煮込みが本当に上品な味わいでおいしくて、

注ぎ金沢に来たら絶対食べたい!と思っておったのです。

昼間からお酒をいただきつつ堪能させていただきました。

んまい!


↓赤玉本店

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↓お目当ての牛スジ煮込みを能登の宗玄で

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↓金沢おでん

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ゆっくり遅めの昼食を済ませたら、

帰りの電車まであまり十分な時間が無くなってきましたが

せっかくなので、ひがし茶屋街までワープして散策。

町家を改装したカフェで一服したり、お土産を物色したり。


↓ひがし茶屋街

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↓和カフェで休憩

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↓ちょっとブレイク

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金沢駅まで戻ってきて、電車の時間まで駅ビルでおみやげタイム。

ちょっと戦列を離れて地酒ブースへ。

自販機で入れたお酒呑みつつ、見て回り、1本お買い上げ。

あとは晩御飯にお弁当とか、色々。


↓ラストの酒

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帰りのサンダーバードはモロ混みで大変でしたが、

20時ごろに無事に帰宅しました。

なんだかんだ子連れ旅は大変ですが、

カニも酒もアートも満喫できた北陸の旅でした。