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記憶の残滓 by arkibito

2017-04-27

修了コンサート

日曜日は、長女の音楽教室の修了コンサート。

エレクトーンピアノでそれぞれ1曲ずつ披露

珍しく?緊張気味でしたが、無事に弾き終えることができました。


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これで今の年少組コースは修了。

これまで5年間一緒にやってきたクラスは、

一応存続することになったけど、

引っ越しや、別のコースへ進む子らがいて、

少しさみしくなります。

うちの娘も、そろそろピアノ科かエレクトーン科か、

選択しないといけない。

本人はどうもエレクトーンの方が楽しそうだということらしく、

自分もそっちの方がいいのかなと思っている。

ピアノ科はどうしてもクラシック主体のレッスンで、

古典をいかに忠実に弾くかという技能面がメインになる一方、

エレクトーンは楽曲のラインナップは幅広く、

アンサンブルの構成組みや、アレンジといった

アイデアの領域のことになる。

何もプロの演奏者を目指すわけでもないし、

上手下手の物差しだけの世界は多分性に合わないだろうから。

それでもやっぱり本格的にやっていくんなら、

家にあるキーボードじゃなく、

ちゃんとしたエレクトーンを買ってあげねば(汗)


演奏会の後はみんなで堀江ピザ屋でランチ。

相変わらず子供らは大騒ぎ。


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みんなとお別れして我が家は

そのままブックストアさんへ。

まったりして帰る。


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2017-04-19

『音楽と美術のあいだ』刊行記念トークイベント 大友良英×小崎哲哉

時計の針を少し巻き戻して、金曜日の晩。

恵文社一乗寺店に本当に数年ぶりにお邪魔します。

学生時代からだからもう20年近く通っていますが、

昔はこういった本屋がここしかなかったんだけど、

今は身近にも増えてきて、

どうしても距離があるので足が遠のいてしまっていました。

前訪れた時は、店の西側に拡張していましたが

今回は東側も拡張されて、あたらしくイベントブースまで。

相変わらず本のラインナップも素晴らしく、品ぞろえ抜群です。


恵文社一乗寺店

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で、今回お邪魔したのは、

去年秋に参加させていただいた

「アンサンブルズ東京」の主催者であり、

音楽家・ギタリスト大友良英さんが新しい本を出版する

記念のトークショーに参加するためです。

単に音楽活動を行うだけではなく、

日本はもちろん世界各地で「アンサブルズ」プロジェクトを行い、

老若男女問わず、また音楽や芸術の垣根を越えて、

ムーブメントを起こしているすごい人です。

お相手は数々の芸術系雑誌の編集長を務め、

芸術プロデューサーとしても活躍の小崎哲哉さん。


↓『音楽と美術のあいだ』刊行記念トークイベント 大友良英×小崎哲哉

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トークスタート

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とにかくもう最初から最後まで大切なことだらけでした。

そこまでしっかり考えているということ、

そしてそれらを単に頭でっかちな理屈で終わらせるのではなくて

それらを実践することの偉大さをまざまざと実感しました。

色々多岐にわたる話題で、

なかなかうまく順序立ててまとめることができないけど、

ポイントだけおさらい。


結局、音楽や美術作品を作り出すということではなく

現象を作り出す、場を演出するということが大事で、

そういう意味では美術も音楽も科学も料理も根っこは同じ。

デジタルの時代では、それらを録音したりアーカイブ化して、

いつでもどこでも再生可能な技術が発達してしまったがために、

それらの現象的な側面、ライブ感という、

本来の醍醐味が軽んじられ、

単純に娯楽対象、消費対象として用いられてしまう。


音楽でいえば、PA技術の発達やオーディオ設備の充実で、

日々たくさんの音が溢れているけれど、

ほとんどは音の主要な部分を拾っているだけで、

実は細かな音を再現できていない。

それでは作り手の本当のこだわりだったり、

核心部分が正しく伝わらないのだけど

今の人たちはスマホのイヤホンの音しか知らないから

それで十分満足してしまう。

というより、それしか知らないから、

はじめからそういうものだとして認識されてしまう。

むしろ、そういうことにこだわるのは

一部のマニアの世界の話でしょと切り捨てられてしまう。

すると聴く側のクオリティが下がるのは当然で、

そうすると今度は作り手側のハードルも下がる、

その負のスパイラルが繰り返されてしまうのは

ホンモノを知らない、無知であるということに尽きる。

それは芸術の世界でもテレビの世界でも、なんでもそう。

大量消費、大量生産、デジタル技術が便利さを加速させる一方で、

簡略化により省かれた部分がそっくりそのまま衰退してしまう。

でもその省かれた部分が実は大切なものだったりする。

つまり、何に重きを置くのか。

効率やコストなのか、クオリティなのか、

価値観の問題にぶちあたる。


芸術家や音楽家は

そもそも社会の通底にある価値観や常識を一変させたり、

別の角度からの視点を示唆したり、

あるいは全く新たな価値観を創造する類の

アクションやモーションを起こす人たちなので

そういった傾向や時流に対して、

彼らが起こそうとしているのは

ヴァルター・ベンヤミンが提示した

アウラ=一回性」の復権なんじゃないかと思いました。

つまり、今や何もかにもが大量にコピーされ、均一化され、

時代の早すぎる流れのなかで、

すぐに別のものに簡単に置き換えられてしまうような

モノやコトではなく、

その日その場所でたった一度しか体感できない

”経験”こそがホンモノであり、

それに気づかせるための1つの方法として、ということでしょうか。

そのもっとも有効的な方法の一つが、

ハレとケの交わる”祭り”であり、

大友さんが手がける「アンサンブルズ」プロジェクトなのでしょう。


また本のタイトルの意義について述べられている部分も

なかなか興味深かった。

「音楽と美術のあいだ」ということですが、

その「あいだ」というのは

2つの中間に属する何かを指し示しているのではなくて、

音楽と美術とのつながり、間柄という意味で、

この2つは長らく交わりそうで交わらないような

明確な境界が存在してしまっていたのだけど、

それらを越境したり、

行き来したりするような動きがどんどん出てきている。

これはこのお題にかかわることだけじゃなくて、

その世界・業界の中だけで成立するような評価体系の中だけでは

そのものの真価は図ることができないし、

一側面的な偏った見方に陥りかねない。

常に大事なのは、他者の存在、他者視線

これは、とても大事な投げかけです。


そもそも自分がどんなジャンルものか、

どういった系統に属するかなんて言うことは

本来どうでもよくて、むしろそれは評論家や歴史家の仕事。

ただ、世間を知らない若者が知らずにパクッている場合に、

大人がきちんと怒る必要があり、

その根拠としての体系化の作業とその教示は大切なことであるという

小崎さんのキュレーター然としたコメントはなかなかうなずけました。


色々な話を伺って、ナルホドと思わせることだらけでした。

つまり”型”ではなく”型破り”なんだと。

自分も音楽をやっている端くれの端くれですが、

コードがあったり、AメロBメロサビといったフォーマットがあったり、

ある型に従って構成されていて、

それらを忠実に演奏する、上手に間違わずに弾くということだけに

どうしても頭が行きがち。つまり型にばかりこだわってしまう。

でも人の心を動かしたり、

世代や時代を越えたムーブメントを起こす本当の要素というのは、

そういったものを越えたところにあるもの、

つまり”型破り”なんだと気付かされました。

これは音楽に限らず、美術でも、スポーツでも何でもそうかもしれません。

もちろん、それをはっきりと口にできるのは、

何よりもまず”型”を知っていることが大前提で、

”型”もできない者がそう主張したとて、

何の説得力も持ちえないということは言うまでもない。

文字通り、型があってこその型破りであって、

それもまた他者の存在の話につながってくる。

うーん、納得。


とにかく、何事も自分で考える、

よく考えるということの大切さ。

ホンモノっていうは決して偶然の産物ではなく、

すべて必然であって、

そしてホンモノはえてして面白い。

本当にこの夜はとても素晴らしい勉強になりました。

そして先日の本屋トークの話ともやっぱり繋がる話で、

とても収穫の多かった。

(これを何か形にできればいいんだけど…)


↓すごい大事なことしゃべってます

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トークショーの後はサイン会。

アンサンブルズ東京で●●駅から参加しましたというと、

覚えていていただけてました。

しかし、これほどの方と一緒の舞台で歌って踊ったというのが

今になって本当に奇跡というか、ありえないことだなあと改めて。

娘にとっても一生の財産になったろうし、

本当に大友さんには感謝しかありません。


↓大友さんと記念撮影

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↓サインいただきました

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この日のトークショーの内容を

ぎゅっと凝縮したのがこの一冊なので

これから読み込もうと思います。

バイブル必至だな。


↓必読!

2017-04-14

Music Life 『くだらないの中に』

星野源のソロとしての初のシングルの曲。

珍しく奥さんからのリクエストで、取り急ぎ練習。

「くだらないの中に愛が 人は笑うように生きる」

まさしく沁みるわあ。


2017-04-04

Music Life 『切手のないおくりもの』

引き続いての弾き語り練習。

チューリップの財津和夫さんが作詞・作曲した

『切手のないおくりもの』です。

「みんなのうた」などでも流されていたので、

誰もが一度は耳にしたことのある曲だと思います。

小さな子供にも届くようにわかりやすく丁寧な言葉遣いと

そこに込められた温かなメッセージとメロディーが本当に素晴らしい曲です。


ご本人はもちろん、様々な人がカバーをしていますが

自分が一番印象に残っているのが、

「羊毛とおはな」さんのカバーしたものでした。

残念ながら若くして亡くなってしまいましたが

ボーカルの千葉さんの心のこもった柔らかい包み込むような声と

市川さんの確かな技術で編み上げられていながら、

とても素朴なギターの音色、

そしてラストの子供たちとの大合唱が温かな気持ちにさせてくれます。

こういう曲こそがいつまでも歌い継がれていくものなんだろうなあ。


Music Life 『恋とマシンガン』 by フリッパーズ・ギター

一気にあたたかくなり春めいてきました。

ので、ここでハッピーでキャッチーなナンバーを。

細野ワールドの正当な継承者である小山田君と

つい先日謎の復活を遂げた王子様オザケンの伝説ユニット、

フリッパーズギターの珠玉の名曲であり、

渋谷系の最高峰の一つ「恋とマシンガン」を。

締めが雑すぎた…


2017-03-29

Music Life 『おとなの掟』 by Doughnuts Hole

ああ〜『カルテット』終わってしまったなあ。

1つ1つの会話に人生の深みを感じさせる

台詞がちりばめられていて、

恋愛観とか夫婦観とかものすごく考えさせられた。

キャストの面々が一癖も二癖もあり、

あれこれ回り道をしながらも

淋しさや十字架を一緒に背負っていく、

カルテットして完成されていく様が本当に素晴らしかった。


エンディングの曲がまた意味深で、

メロディーも林檎さん×斉藤ネコさんの黄金コンビによって

ムーディーな大人の装いで、

このドラマを飾るのに相応しいドレスアップ。

ということでカバーしてみました。



今思えばこの歌の歌詞にこの物語の本質が凝縮されていますので、

少しばかり抜粋。


「好きとか嫌いとか欲しいとか、気持いいだけの台詞でしょう

 白黒つけるには相応しい…滅びの呪文だけれど」

「言葉の鎧も呪いも一切合財 脱いで剥いでもう一度 僕らが出会えたら」

「白黒つけるのは恐ろしい…切実に生きればこそ」からの「僕らはグレー」

「おとなは秘密を守る…」


んん〜、ほろ苦い。