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記憶の残滓 by arkibito

2017-05-02

芦屋地獄谷から黒岩

土曜日は楽しいお仕事でバタンQ。

日曜日は数少ない休み。

体調が思わしくなく、熱っぽいし、咳が止まらないし、

重だるい。


昼ごろまではダラダラしていたが、せっかくのお天気だし、

気分的にリフレッシュしたいということで、

急きょ準備をしてお山へ。

絶不調なので、無理をせずに黒岩で

遅めのお昼を食べて帰るだけのつもりで芦屋川へ。


で、いつものように高座の滝へ向かうのだが、

こんな時間でも、茶屋の前は人でごった返して、

その先も軽い渋滞が起こっていて、

その人込みを避けるように地獄谷に下りてしまった。

カンカン照りで暑かったこともあり、

結果的に涼を求めて沢歩きで正解だった。


芦屋地獄谷

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地獄谷へ降りると

さっきまでのドンチャンが嘘のようにひっそり。

黙々と小さな滝や段差を越えていきます。

前方でカップルがいてパスした以外は、

谷では誰とも会わず、静かな山歩きでよい。

こないだまとまった雨が降ったからか

小便滝は勢いよく流れておりました。


↓沢歩き

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↓どんどこ越える

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↓直登

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↓小便滝

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前回は、ここから梅谷の堰堤を越えて、

さらに地獄谷を風吹岩直下まで詰めたが、

今回はフツーにロックガーデンへ。

こちらへ行くのははるか昔ぶりだ。

チムニーを抜けて谷を脱出すると、

ザレザレの岩場が広がる世界へ突入。


↓谷を脱出

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具合もそれほどよくなく、あくまで黒岩で飯が目的なので、

あまり無理したくないが、

久々に来たのにスルーするのも何なんでA懸には登る。

この日は本当のエエ天気で、すっきりクリアな青空が広がり、

青々とした緑と白岩のコントラストが美しい。

日差しはまだずいぶん強かったが、

そのかわりに風が心地よく吹き抜けて火照った体を冷やしてくれる。

日暮れ前だからなのか、

ヒッチコックばりにカラスたちが飛びまくってカアカアやっていた。


↓A懸

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↓A懸からの眺め

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ドリンクを飲みながらしばし景色に見とれて休憩したら

今度はB懸に向かいます。

ザレザレの滑りやすい地面を上ったり下りたりしながら進み、

B懸まで。


↓B懸へ向かいます

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↓どんどこ行くよ

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万物相が見えてきました

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↓ええ天気

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↓ズシャーっと下る

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そこからピラーロックまでなぞる。

造形美だね。造形美。

ここでも少しばかりぼおっと。


↓ピラーロック

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↓記念撮影

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↓小休止

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↓ええ眺め

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↓さて出発

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そこから中央稜線に入り、ほどなくして風吹岩。

そこはスルーして、そのまま荒地山へ入り、黒岩へ。

若者3人パーティーが遅めのランチを広げていたので

脇で1人、ヌコ相手に小宴。

こどもの日にちなんで、アテは柏餅

本当は個々でのんびりしたかったけど、

隣のパーティーに遠慮して、15分ほどで切り上げて退散。


↓黒岩

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柏餅で一杯

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↓ヌコ

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帰りはそのままキャッスル下へ下り、高座の滝から芦屋川。

限られた時間でしたが、お山に行けてよかった。

GWはこれでおしまいかも。

2017-03-24

渥美トレイル 弾丸縦走

愛知県のカニの爪のひとつ渥美半島には

背骨のように山がポコポコと連なっていて、

それを繋いだ手軽なトレイルがいくつかあるようでした。

せっかくなら最高峰を通るルートを歩こうと思って

雨乞山から最高峰の大山をつなぐ

渥美トレイルを歩いてみることにします。


予定通りのバスに乗り込み、30分ほど走って、

石神バス停に到着したのが12:03。

ここから半島を縦断する形でトレイルを歩き、

南側の海岸線にある越戸バス停まで。

バスの時間が15:09か17:09の2択しかなく、

大阪までの帰りを考えると当然前者を狙っていくしかない。

となると逆算するとほぼ3時間で完歩する必要がある。

初めての山塊なので距離感がイマイチわからないのだが、

あまり悠長に歩くことはできないだろう。

でも、トップでもせいぜい330mだし、

まあこないだの愛宕山ほど地獄でもないはず。

序盤にできるだけ頑張って、後半に余裕を持たせるため

スタートから巻きで参ります。


↓石神バス停

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まずはバス停から国道をまたぎ、石神の集落へ。

一応、ポイントに雨乞山への案内があるのでそれにしたがって

のどかな村落を抜けていきます。

すでに右側には雨乞山が見えていて、

ずーっと直線の道を歩いていくと、

貯水池の所で案内があり、そこを曲がります。

そして池の脇から舗装が解けて、トレイルがスタートします。


↓集落内を標識に沿って

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↓雨乞山がみえてきました

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貯水池横からトレイルスタート

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いざ山道へと勢い勇んで舗装を外れた途端、

目の前に衝撃的な光景が!

なにこの激坂!!

ほぼ垂直に感じられるようなガレガレの道が、

はるか上部まで連なっているではありませんか!?

いや、これがずっと続くようなら絶対ヤヴァイでしょ。

いきなりのカウンターパンチに目がくらみますが、

行くっきゃない。

取り付いて、手も思いっきり使いながらよじ登るような感じ。

でもガレッガレなので、足元が滑る滑る。

ずり落ちないようにして、

必死のパッチで体を押し上げていきます。

すぐさま全身から大汗が吹き出ますが、

立ち止まるとずり落ちそうなくらいなので

斜度が安定するまでは体を動かし続けてとにかく登る。

ようやく上部の人工物のあるところでわずかな平地があり、

早くも一服。

いやあ、無茶なトレイルのつけ方をします。

これ、下る方はもっと怖いと思う。


↓写真では平坦に見えますが、真垂直に感じるくらいの激坂

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↓とりあえずここで激坂緩む

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そこからは、常識の範囲での急坂に変わりますが、

のっけからこのハードトレイルは予想してなかった。

徐々に斜度は落ち着いて、ブッシュの間を進んでいきます。

高度的にはロケットスタートのように一気に上げてきたので

すぐ目の前に雨乞山が現れ、

振り返れば、眺望も一気に開けてきました。


ブッシュの間を進む

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↓雨乞山の山頂が見えてきた。後ろには三河湾がちらり

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↓10分ら足らずでこれだけ上がってきました

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そこからも、決して安易な道ではなく、

岩礁を越えていくような個所を何度もこなしていきます。

ただ、特段滑落など危険を感じるような場面はありません。

高度を上げるにつれ、麓の集落だけではなく、

三河湾とその向こうにある蒲郡一帯まで望むことができます。

すぐ目の前が海だとなかなか眺めがよくて気持ちがよい。


↓岩場もあり面白い

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↓なかなかの見晴らし

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さらに上がっていくと、今度は南側の眺望も開けてきます。

見渡すと、これから進んでいく山並みが見え、

その一番先に、電波塔が目印となった山。

あれが、最終目的地であり、今回の最高峰となる大山

こう見ると、結構な距離がある上に、

アップダウンが相当ありそう。

時間的な縛りがあるうえに、

しょっぱなの激坂に面食らっているので、焦ります。


↓はるか遠くに最終目的地の大山電波塔

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そこからも岩場は続いていきます。

なかなかどうして野趣に富んだ面白い道です。

しばらくして平坦なところに出ました。

くちなし台という標識があります。

個々も南の眺望が開けていて、

右手に物見山、奥に大山が見えます。


↓岩も登ります

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↓くちなし台

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↓左のピークが大山、右のピークが物見山

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そこから、ようやく穏やかになったトレイルを進んでいくと、

前方に雨乞神社の標識。

本線を少し外れて、右の枝道へと進んでいくと、

大岩をくり抜いた洞に小さなお堂がありました。

”雨乞”というだけに、

この辺りは干ばつがひどかったのかもしれませんね。

せっかくなのでお賽銭を入れてお参り。


↓雨乞神社

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↓お参り

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すぐに本線へと戻り、トップを目指します。

ここからもなかなかの岩場が連続していきます。

登山口からはわずかに30分ですが、

すでに高いところまで来てます。

えいほえいほと登りきって標高233mの雨乞山に到着。


↓なかなかの岩場

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↓登り切るとさらに眺望が良くなってくる

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なかなかの見晴らしで開放感があります。

眼下に広がる福江の町並みの先に、

三河湾の一番狭まる湾の入り口に浮かぶ

篠島日間賀島佐久島があり、

対岸に延びるのは知多半島

いやあ、ええ山です。


三河湾を一望。向こうは知多半島

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↓雨乞山とうちゃこ

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↓海薫る絶景かな

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さて、若干の休憩と撮影タイムを済ませて

次に向かうは物見山。

南側に向かってトレイルが続いていて、

割と平坦にブッシュの間を抜けていきますが、

せっかく急登を詰めた甲斐なく、どんどん下っていきます。

眺望はなくなり、深い緑の中、しんどい登り返し。

この辺りは歩きやすいのでサクサクと飛ばして、

10分ほどで物見山に到着。


↓平坦な尾根歩き

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↓と思いきや、アップダウンがありそう

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↓物見山

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物見山からは、さっきまで見えていなかった

大山までの間の具合が確認できます。

あそこまで、まだ2度3度ドンブラコと登り返しがありそうだ。


↓まだまだトレイルは続く

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物見山の山頂を後に、比較的平坦な尾根道をずんずん進むと、

前方に分岐点。

せっかくなので寄り道をして、直進します。

先客が休憩していた弁当岩をスルーして、その先の

タコウドという不思議な名前のピークまで。

残念ながらここは眺望なし。

弁当岩で少しだけ眺望を楽しんで、さっきの分岐までバック。


↓分岐点から少し寄り道

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↓弁当岩

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タコウド

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ここから南側の斜面を一気に下る。

ガレッガレで滑りやすいトレイルで、

うっそうとした森の中へ落ちていくようにして

ズシャーズシャーと下っていきます。

この山塊はどうやらどこから登っても下りても、

急なようです。

そうして鞍部にある糀峠に到着。

ここからはいくつかの道に枝分かれしていますが、

ここは迷いなく大山方面の登りへ。


↓糀峠

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ここからも、短いながらの急登を詰めることになります。

しばらく登ると鉄塔のある広場。

振り返ると真正面に物見山がドーン。結構迫力を感じます。


鉄塔

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↓振り返って物見山

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鉄塔の広場からブッシュに分け入って、

再び急登と格闘。

一気に登って、つつじ山という表示のあるところからは

斜度がいったん緩む。

緑の回廊のようなトレイルを進んでいくと、

再び岩場のよじ登る区間があり、汗がしたたり落ちる。

登りきると分岐があり、本線を少し外れて、

狼煙(のろし)山と呼ばれる小さな広場に出ます。

ここからも電波塔のある大山が見えます。

まだまだ先は長い。


↓つつじ山

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激坂続く

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↓狼煙山

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↓南側の眺望

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一旦分岐まで戻り、本線を進むと、

まるでマレフィセントな暗くて怪しい雰囲気の

深い森の間を縫うようにして進みます。

この辺りは斜度は収まり、平坦な道だが、

木の枝に合わせるかのようにクネクネと道も曲がっていきます。

しばらく進むと、目の前に突如の大岩が現れ、

その割れ目の間をトレイルは進んでいます。

そこをえいやと登りきると、

そこが観音の腰掛けと呼ばれる岩でした。


↓魔女の森のような道が続く

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↓目の真の大岩を登ると…

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深い深い森が一帯を支配する中で、

この大岩だけがぴょこんと突き抜けて、存在を主張して、

まるで陸の孤島のようです。

すり鉢状の平地のヘソに位置していて、

周囲の山を見上げることができます。

もともと渥美半島自体、太平洋から吹き付ける風の通り道なのだが

この付近はさらに風が幾方向からも舞い込んでくるのか

バタバタと強く吹いています。

時刻は13:30を少し過ぎたところ。

スタート地点のバス停から

持ち時間の約半分を使ってここまで来ました。

残りの道のりを1.5hで歩破しないとバスに間に合いませんが、

目測では、少なくとも半分は来ているので、

今のところは大丈夫そう。

少し岩の陰で休息を取り、おやつとおにぎりで昼ごはん。


↓観音の腰掛け岩から狼煙山を振り返る

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↓海も見える

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10分足らずで休息を終えて、リスタート。

岩の向こう側から再び深い森の中へと進みます。

空が曇ってきたので、ますます森の中は薄暗くなり、

グリム童話のような不気味な雰囲気が高まります。

しばらくは平坦でしたが、じきに斜度が上がっていきます。

15分ほど登っていくと、前方が丁字路の分岐になっていて、

その真ん中に臍石(ヘソ石)と呼ばれる岩の塊がゴロン。

そこに登ってみると、ようやく目の前に大山が姿を現し、

その脇からちらりと太平洋が見えました。


↓再び森の中

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↓臍石

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太平洋が見えた

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あとひと山登り返せばと、めどがついてきた矢先に、

ついにスマホが馬鹿になります。

表示ではあと18%の電力のはずなのに、

気づいたら落ちていて、

再起動して写真を1枚撮るとまた電源が落ちてを繰り返し、

そのうち再起動もできなくなりました。

ここで困るのが、今回の遠征で腕時計をし忘れてしまい、

スマホが起動しないと時間がわからない。

ここまでの状況だときっとバスの時間には間に合うが、

細かな時間がわからず調整ができなくなってしまったので

とにかく急げるところは急ぐということに

徹しないといけなくなった。

今回はまだメドがついているし、低山だからいいけど、

この夏の遠征でもちょっと気を付けておかないといけないな。


しばらく尾根道を歩いていくと、

あつみ大山トンネルの方からの登山道と合流。

いよいよチマコッピに向けてオーラスの登りです。

で、これがまたキツイ。

この山塊はどこも本当に最短真直でトレイルがついているので

全部急登に感じます。

10分ほど急登とと格闘して、

最後は汗ダラダラで山頂に達しました。


↓いよいよラストスパート

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↓最後までキツイ!

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標高327.9m、渥美半島最高峰、大山

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山頂にはずっと見えていた電波塔があり、

その脇に展望台が設けられていました。

登ってみると、北側にはここまで歩いてきた山々が連なっています。

西側には午前中歩き回った伊良湖方面の様子と海が見えます。


電波塔と、伊良湖岬

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↓雨乞山方面

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↓お決まりのシェー

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さて、あまり悠長にはできませんので、

ひとしきり眺めを楽しんだらすぐに下山開始。

表参道側の道は幅は広く、先ほどまでと比べると歩きやすいが

こちらもなかなかの急坂で、がれています。

海へと一気に下る道なのですが、

残念ながらこの道上からは海は見えず、ちょっと残念…


表参道

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20分ほど、ガシガシと下って、

白山神社の鳥居でトレイルは終了。

お疲れ様でした。

眺望もよく、岩場などバリエーションに富んだコースで

なかなか面白い山でした。

ただし、標高に比べて、アップダウンがきついので

油断していると大変かと思われます。


白山神社の鳥居にて無時下山

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↓海が目の前

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↓振り返って大山

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とりあえず無事に下山はできましたが、

ゴールはここではありません。

R42へと出て、左手に進んで歩いていくとバス停を発見。

時刻表を確認すると15:09。

スマホがなんとか一瞬再起動で来て、

時刻を確認すると20分前で、ホッ。

ということは、2時間40分の山行だったということになります。


道は交通量が多く、路肩もないし、

バス停と言っても標識だけなので、

民家の石垣に座ってコーラを飲みながらバスを待ちます。

時刻通りにバスが来て乗り込みひと段落。


↓越戸バス停

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無事に三河田原駅に戻ってきました。

10分後に出る豊鉄に乗り、豊橋に戻ってきたのが16:22。

そこから16:45発のこだまに乗って名古屋着。


↓三河田原駅

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豊橋駅

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おなかペコペコだったので、

新幹線ホームのきしめん屋さんでしっかりいただいてから、

乗り換えて、帰阪したのが19時頃でした。

ということで、名古屋遠征編、完結。


↓味噌きしめん

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↓山行ルート

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<山行スケジュール>

12:03石神バス停⇒12:15雨乞山登山口⇒12:32くちなし台⇒

12:35雨乞神社12:37⇒12:40雨乞山12:45⇒

12:55物見山12:57⇒13:02分岐⇒13:05タコウド13:06⇒

13:10分岐⇒13:15椛峠⇒13:17鉄塔⇒13:22つつじ山⇒

13:25狼煙山13:27⇒13:32観音の腰掛け岩13:40⇒

13:55臍石13:57⇒14:15大山14:20⇒

14:40白山神社鳥居⇒14:45越戸バス停15:09

2017-03-16

俊足 愛宕さん参り

日曜日。

晩に京都で用事があり、

それまでにちょっとお山でもと思ったのだが、

疲労のために起きたのが昼前。

大慌てで出動して嵐山駅に到着。


↓阪急嵐山駅

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今日は軽い気持ちで、愛宕山に登ることにしたのだが

想像以上にしんどい山で、

やはりナメちゃいかんなというのを実感することになる。

標高は924mなので、せいぜい六甲山程度だし、

嵐山から見えているので、イージーだろうと思っていたのだが、

難所があったり、テクニカルな個所はないけれど、

冬場には遭難者が出るのもうなずける山でした。


13:40に阪急嵐山駅を出発。

観光客でごった返す中を進み、渡月橋を渡る。

渡ったところですぐに左折し、

保津川を左に見ながらずんずん進む。


↓渡月橋

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↓保津川

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ドンツキから嵐山公園の敷地へ入り、

急坂をひょいと上れば展望所。

たくさんの人がいました。

ここからは保津川の流れがよく見え、

対岸の山裾に月見の名所、大悲閣千光寺が見えます。

観光客の人混みはここまでで、そこから先はほとんど人がいない。

段々と公園の整備された遊歩道からトレイルらしくなってきて、

少しずつのぼります。

公園の終わりの標識の所で振り返るとわずかに眺望が開けます。


↓嵐山公園の展望所より

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↓嵐山公園の果て

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そこからさらにガレ場を登っていくと、森の中に入り、

害獣防止のフェンスに沿ってトレイルが続きます。

何気にこう配があります。

そうして、ほどなくして1つ目のピークである小倉山(295m)に到着。

ここは藤原定家によって小倉百人一首が撰ばれた地と伝えられています。

東南方面に眺望が開けていて、東へ伸びる丸太町通り、

その奥に東山と、この間歩いた音羽山〜醍醐山の山並み。

そして、右手にカーブしていく桂川。

山頂から少しブッシュを突っ切って山の反対側に開けたところがあり、

そこからは嵯峨野の町並みがすぐ下に見えました。


↓小倉山から京都市街を望む

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↓嵯峨野の町並み

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そこからトレイルは幾重にも枝分かれしているのだが、

なじみのない山中なので、

一番踏み跡がしっかりしている道をチョイスしててくてく。

深い森をずんずん歩いていくと、

急に開けた公園みたいなところに出る。

そこからアスファルトの道が敷かれていて、

それに沿って今度は下り。

ずんずん進むと、前方からエキゾースト音が響く。

嵐山高雄パークウェイにぶちあたります。


↓嵐山高雄パークウェイ

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有料道路は車専用なので歩行者は進入禁止。

なにより走り屋がぶっ放しているので入りたいとも思わないけど。

で、トレイルはその道のすぐ脇の崖に

へばりつくようにして続いているのでそのまま進みます。

本当に取ってつけたようなオマケの道なので、細くガレていて

意外と慎重にいかないといけません。

途中、展望の開けるスポットがあり、

そこから眼下に保津川、

そして上に今回の目的地の愛宕山が望めました。


↓道路下にへばりつくようについたトレイル

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↓落合を眼下に。奥の山が愛宕山

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細い細いトレイルをしばらく歩いていくと、車道に出ます。

そこが六丁峠。ひさびさに来ました。


↓六丁峠

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↓トロッコ保津峡駅が見える

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そのまま保津川と清滝川の合流点である落合まで

クネクネ、クネクネと坂道を下っていきます。

反対側から何人かのハイカーがしんどそうに上がってきてご挨拶。

ようやく下り終えたところにある赤い橋の所が落合。


↓落合

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ここから清滝川沿いのトレイルに入ります。

一度橋を渡って、ずんずん進んでいくと、

なかなか趣のある川沿いの道となります。

さっきまで結構暑かったのだが、川面をそよぐ風が涼しい。

この区間はなかなかいい道ですね。

小さな滝のある小さな橋を渡り、さらに2kmほど進んでいくと

清滝の集落に出ました。


↓清滝川を遡上

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↓涼しい道です

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↓水も澄んできれい

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↓沢歩きっぽくなってきます

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↓小さな滝

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なかなかさびれた集落である清滝。

嵐山から来るまでなら20分もかからないところですが、

何とも山深く秘境めいた場所に感じます。

その集落の果てに赤い鳥居が立っており、

ここからいよいよ愛宕山への登山が始まります。


↓渡猿橋

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↓清滝の集落

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愛宕山登山スタート

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時刻は15時をすでに過ぎている。

看板には遭難防止の喚起のアナウンスがいくつもあり、

それによれば登って降りて5時間とある。

出発のタイミングとしては日没ギリギリのまずいタイミングだが、

本気ペースで行けば大丈夫。

ということで、ハイペースでスタート。

だが、のっけからなかなかの急こう配の坂に苦しめられます。

時期に道は延々と階段地獄へと変わり、かなりキツイ。

しかもこの日は晩のメインイベントのための本を4冊も背負っているので

何気に重くのしかかります。

汗びっしょりで黙々と階段を上がっていきます。


↓のっけから急坂@@@

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たくさんの人が下りてくるのですが、皆かなり疲弊している様子で、

この山の大変さがよく伝わってきます。

挨拶を交わしながら行き違いを繰り返す。

このルートには、2種類の道しるべがあって、

1つは嵯峨消防分所のもので、1つ1つに面白コメントが付いた

1〜40/40のカウント。

もう1つは大昔からある町石で、こちらは50カウント。

それを目安に上がっていくのですが、

序盤は全然減らないカウントに辟易するので

目安なるのがよいのやら悪いのやら。

とにかくケツカッチンなので、全く立ち止まらず黙々と歩いて

20丁目にあたる一文字屋跡に到着。

ここでひとまずドリンク休憩と、

あまりにヒートアップしているので上着とニット帽を脱いでしまう。

すぐに出発。


↓一文字屋跡(20丁目)

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ここまで結構な急こう配の階段続きで、

どの山も取り付きが一番しんどいだろうから、

そろそろ階段地獄も収まるかなんて思っていたら全然。

これはもう修行の域といってもいいですね。

そうして25丁目に位置するふかや跡まで来ました。

ようやく半分。

ここは休まずスルー。


↓ふかや跡(25丁目)

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さらにひたすら続く階段に苦しめられながら、

30丁目の水口屋跡まできました。

登り口の鳥居からほぼノンストップで35分@@@

足攣りそうです。


↓水口屋跡(30丁目)

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ここからいったん平坦な道が山肌をなぞるようにして続き、

少し足休め。(といっても立ち止まらずペースを少し落とすだけ)

何か所か見晴らしの良いスポットがあり、そこから京都の町並みを望みます。

なんか、南方面で怪しい黒煙が上がっているのが見えます。

後でニュースで、ラジコン飛行機が墜落して一帯を焼く火事があったようです。


↓思えば遠く来たもんだ

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↓ん?大火事?

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安息の道は長くは続かず、またにわかに鈍い階段状の道が続く。

ピキピキする足に鞭を入れてさらに進んでいくと、

水尾分かれに到着。

水尾と言えばユズの里として有名ですね。


↓水尾分かれ

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ここから道は一路北へと転じ、少しは斜度が緩まります。

ずんずんと北山杉の木立を抜けて、順調にカウントを減らしていきます。

しかし、そう簡単には終わらず、

44丁目の所に通称ガンバリ坂と呼ばれているという階段があり、

悶絶しながらも駆け抜けます。


↓佐賀消防分団の標識

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↓44丁目のガンバリ坂@@@

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そこからさらに歩くと前方に愛宕神社の黒門が見えてきました。

やった!

で、ここでカウントは40/40を指すのですが、

実はエクストラが続いていて41,42と…


↓黒門

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とにかくまずはトップへということで、

がらんとした社務所前を抜けていくと、

またまた長い石段…

これをどうにかやっつけ、再び門をくぐり、

ほんとの最後の階段を登り詰めて、山頂にある愛宕神社に到着しました。

時刻は16:30。

予定していたデッドラインの15分前にどうにか来れました。

通常3時間かかる道のりを1時間20分で来たので、我ながら頑張りましたが

ちょっと無茶なプランでした…

せっかく頑張ってきたので、ちゃんとお参りを済ませます。


↓社務所の広場は残り雪まじり

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↓ラスト!!!

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↓愛宕神社

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↓山頂の気温は2度

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↓さらば

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もうハンガー手前だったので、

お参りを済ませたらすぐに広場まで降りて、

買ってきた赤飯おにぎりとスティックケーキにありつく。

広々とした山上にはまだ若干の雪が残っていて、ひんやりとしています。

眺望はというとあまり期待したものではなく、

高杉の間からはるか眼下に都の様子がうかがえる程度です。

それにしても六甲山と同じくらいの標高なのに、

六甲から見る阪神間より、愛宕から見る京都はずっとずっと小さく見え、

かなり高いところのように感じられました。


↓雪だるま

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↓山頂からの眺め。なかなか高く感じます

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さて、時刻はすでに16:38。

日没が迫る上に、用事に遅刻しないためにはギリギリのラインだったので

滞在わずか10分足らずですが、すぐに下山を開始します。

トントコトントコと駆け降りるような形で、黙々と下る。

最後、10/40くらいで、複数のトレイルランナーに追いついたのだが、

プチバトルみたいになったので、本気出して千切り、

せっかくペースが上がったので、

そのままトレランに切り替えてダッシュで下り降りました。

鳥居の所で17:29なので、1時間かからずに無事下山。


↓無事下山!

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山からは無事下りれましたが、

ここから嵐山駅まで行かねばならないので

降りたところの自販機でお茶を買って

一気飲みしたらすぐにリスタート。

渡猿橋を渡って、清滝トンネルまでの急こう配を登っていると、

坂の上の方で、年配の女性の方、

身なりからすると地元の住民と思われる人が、

慌てた感じで走って横切るのが見えた。

こんなところで急を要して走る人がいるのはなぜ?と思って、

ひょっとしてひょっとして、バスがあるのかもしれないと思って

そこまでダッシュで坂を50mほど駆け上がってみると、

ビンゴ!!!

なんとバスが今まさに出発しようとしているところで、

手を上げて運転手さんに合図をして、ドアを開けてもらって、

どうにか滑り込みました。

元々、バスなんてないと思っていて調べもせず、

嵐山まで登って降りてあと1時間は歩かないといけないと思っていたので

本当にラッキーでした。

あの女の人が目の前で走ってくれてなければ、

気づかなかったので本当ありがたい。

ということで、17:34のバスに乗り込みました。


↓奇跡的にバスに間に合う

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バスは20分ほどでJR駅の最寄りのバス停まで来たのですが

あいにく、万札しか持っておらず、両替もできず、

どうしようと困っていたら、運転手さんが

「今日は大丈夫です。次利用した際に払ってください」とありがたいお言葉(涙)

あるだけの小銭(といっても60円)を入れて、お礼を言って下車しました。

注ぎ、バスを利用した時は必ず、お返しします。

ということで、無事に4時間の山行を終え、

18時ごろの京都行の電車に乗り込みました。

いや〜疲れた。


↓山行ルート

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<山行記録>

13:40阪急嵐山駅⇒13:45渡月橋⇒13:55嵐山公園亀山地区展望台(1/3)⇒

14:13小倉山14:15⇒14:39六丁峠⇒14:49落合⇒15:07渡猿橋⇒

15:10鳥居⇒15:23一文字屋跡(20丁目)⇒15:34ふかや跡(25丁目)⇒

15:48⇒水口屋跡(30丁目)⇒16:07水尾分かれ⇒

16:14ガンバリ坂(44丁目)⇒16:22黒門⇒16:26愛宕神社社務所⇒

16:30愛宕山16:38⇒16:41愛宕神社社務所⇒17:29鳥居⇒17:34清滝バス停

2017-03-01

地獄谷から八幡谷

日曜日。

コンディション最悪で昼まで寝る。

無気力なまま昼を過ぎ、

このままではいかんと無理やり家を出て、

夕暮れ迫る六甲に分け入る。

時刻はすでに16時になろうとしているが、全然かまわない。

山に入れば何者でもなく、そこらの木や石と同じ存在になれる。

今はそれがどうしても必要。

高座の滝の先から珍しく芦屋地獄谷へ足を進める。


↓夕暮れに入山

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芦屋地獄谷

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土石流アラートのロープをくぐって、

早速谷底の沢を進んでいく。

この日の水勢はそれほどなく、

小滝をいくつも越えていく。


↓いざいざ

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↓沢歩き

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↓小滝をいくつも越えていきます

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↓水量は少なめ

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↓静かでよろし

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しばらくは誰にも会わず静かな山歩き。

何も聞こえず、ただ水の音と葉っぱを踏みしめる音だけ。

無心で歩く。

少し大きめな滝のところで、

前方から団体さんが直降して渋滞。

みなこんな時間から登ってくる人がいるというような感じ。

全然大丈夫です。


↓しばしウェイティング

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下山の大パーティーがいなくなると、

そこからは全く人気がなくなる。

いくつもの滝を直登したり、巻いたり、

無心で汗をかいて、ひたすら沢を遡上する。


↓ここは直登

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↓ここは左から巻きます

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↓ここは直登

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小便滝のところで、この谷筋に唯一ある堰堤にぶつかる。

一旦右手の斜面に向かってトレイルは折れていく。

そのままA〜C懸や万物相のある

ロックガーデン方面へ行ってもよかったが、

今日はひたすら日陰の谷底を黙々とさらうということをしたくて、

斜面の左手にうっすら伸びる堰堤方面へ折れる。

堰堤の向こう側の広い河原に降り、

よく目を凝らすと白テープが右手にあり、

それを頼りつつ谷筋を引き続いて進む。

いくつか細かい出合があるが、

主流を選択しながらどんどん深い谷底へと分け入る。

すでに手掛かりとなるようなテープや、踏み跡はなく、

ひたすら沢に沿って進んでいく。

周囲の山並みの位置関係は完全に頭に入っているのだが、

ここまでこの一帯の谷に潜ったことがない。

不安と同時に、迷子になっている状況にワクワク感というか、

大袈裟に言えば生きてる実感が湧いて少し元気になる。


↓堰堤に出ます

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↓まだまだ続く小滝

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↓沢のど真ん中を進む

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↓こっちで行けますよね?

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いくつもの分岐と思われるところを折れ、滝や大岩を抜け、

一か所、かなりの落差の部分を左から高巻きしていくと、

大きな谷が二手に分かれるところに、

手製の看板がぶらさげてあった。

まだまだ谷の深い位置ではあるが、

人工物があるというだけでもほっと一安心。

看板の地図を見ると、左手に行けば金鳥山、

まっすぐ行けば風吹岩。当然直進します。


↓看板が出てきて一安心

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この先は、沢も流れというより

ちょろちょろと水があるだけのようになり、

そのうち沢は広い山の斜面へと変わっていく。

おそらくこの流れのもとは横池なんだろうけど、

いったいどこから始まってるんだろうか?

斜面はおそらく風吹岩の直下に向かって斜度を増していく。

踏み跡がなく、歩きやすいところを見つけながら登っていく。

途中で何度か風吹岩で見かけたトラ猫がいて目が合う。

茂みや木の枝を使ってどんどん上がっていくと、

そのうち、白テープを発見。

白なのでかなり目視しづらく、

しかも忘れたころの間隔で付いているので、

よくよく前方に目を凝らしながら進む。

そのうち前方に見慣れたガレ岩が見えてきて、

風吹岩に出ました。

なかなか見過ごした分岐もいくつもあるので、

集中してエリアを彷徨っても面白そうだ。


↓わずかな手掛かりにブッシュを突き抜ける

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↓ようやく出口が見えてきた

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1時間弱のちょっとした冒険だったが

感覚的に結構長い時間彷徨っている状況だったように感じた。

何の音もなく、無心で、ただ目の前の岩や斜面に取り付いて

全神経を集中させて突破する、ただそれだけのことだが、

生きた心地を取り戻すのにこれほどぴったりなものはない。

無人の風吹岩で、心地よい汗をぬぐい、水分補給をしながら

夕暮れ迫る大阪平野と大阪湾をぼおっと眺める。

この日はとても空気が澄んでいたのか眺望がくっきり見える。

大和葛城山の山並みが、二上山を顔として

まるで阿蘇五岳の涅槃像とそっくりだと気付いた。


↓風吹岩

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↓大和葛城山系は涅槃像みたいだ

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時刻はすでに17時。セオリーなら、

このまま魚屋道を下って保久良さんへ向かうのだが、

せっかくの冒険が尻すぼみになるので、

どうせなら下りも使ったことのない道を行くことにする。

風吹岩からメインルートに出て登っていき、

途中から脇道に入って横池へ進む。

その脇にある小ピークへ登ってから

そのまま雌池へ下る。


↓横池

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↓小ピークより

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↓雌池

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ここから打越峠へ向かったはずなのだが、

ルートが色々ありすぎてよくわからず、

やみくもに分岐を選択して歩いていると、

何やらものすごい木組みが連なる道に出る。

七兵衛山へ向かおうか迷ったが、森が深く日差しが入らないので

徐々に真っ暗になってきた。

地図も持ってきていないし、

この日は岡本駅のある方向へおとなしく歩きます。


↓分岐

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↓すごい木組みが続く

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うっそうとした森が続き、段々薄暗くなってきました。

道はよく整備されており全く問題はないが

色々分岐が多いので逆に迷ってしまいそう。

18時には無事住宅街に脱出。

そこから岡本駅まで急な坂道を降りて山行終了。


↓木漏れ日広場

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↓分岐

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↓お地蔵さん

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↓無事下山

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↓山行ルート

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<山行記録>

15:45芦屋川駅⇒16:00高座の滝⇒16:05芦屋地獄谷入口⇒16:15小便滝16:17⇒

16:20梅谷第二砂防ダム⇒16:40金鳥山分岐⇒16:55風吹岩17:00⇒

17:10横ノ池⇒17:15横池(雌池)⇒17:25木漏れ日広場⇒

17:45八幡滝⇒17:55八幡谷登山口⇒18:15阪急電車岡本駅

2017-02-20

音羽山・醍醐山

今週末は久々に土曜出勤。

どうにかこうにかケリがついて一安心。


日曜日。

奥さんのお友達が遊びにやってくるというので昼から出動。

半日コースで行ける近場のお山は限られるが、

この日は行ったことのない山域に行ってみようと、

京都・滋賀の県境にある音羽山から醍醐山まで抜けるルートへ。

JRで山科まで行き、そこで京阪線に乗り換えて大谷という無人駅下車。

15:00ジャストに山行開始。


↓京阪大谷駅

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まずは、逢坂関のところにかかる歩道橋でR1をまたぎます。

するといきなりだらだらと続く階段からスタート。

えっほえっほと登っていきますが、眺望はなし。

お一人トレイルランナーさんが下りてきてご挨拶をしましたが

それ以外は会う人はなく、ひっそりと静かな山歩き。

ある程度登りきるといったん平坦になりますが、再び長い階段区間

途中にテープが貼ってあって、500とか600とか数字が書いてありますが

きっと段数だと思われます。


↓逢坂関でR1をまたぐ

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↓いきなり階段…

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↓稜線に出ると穏やか

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↓と思いきや階段再び

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道の大半は鬱蒼とした森の中なのですが、

ときおり眺望が開ける場所があり、

そこからは比叡山と大津の港が見えます。

そして別の所からは湖東方面の眺めも。

はるか遠くに見えるのは伊吹でしょうか。


↓比叡山と琵琶湖がチラ

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↓遠く伊吹

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階段区間を無事終えると、ただっ広い稜線の道。

道にはいくつもの轍がありMTBが乗り込んできているのでしょう。

40分ほどかけて、ようやく音羽山に到着しました。


↓音羽山(593.2m)

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山頂には鉄塔が立っており、西側の眺望が開けていて、

すぐ眼下には山科の街並みがあり、

東山を越えたところの京都盆地もよく見渡せます。

そして反対側の山並みの一番高いのが愛宕山

一方、北側に転ずれば、ここまで歩いてきた山並みの先に比叡山があり、

その奥には比良山系の山がほんのり雪化粧して並んでいます。

そして関西の水がめ、琵琶湖の青々しさ。


↓山科と京都市内

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↓登ってきた方向を振り返って

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ここからトレイルはまだまだ続きます。

その先分岐があり、石山寺方面へ抜けるルートと、

牛尾観音経由で、醍醐方面へ抜けるルート。

すでに時間は16時頃で、帰りのアクセスも考えて

醍醐山方面へ向かいます。

この京都・大津県境の山は、

古くから都へ抜ける交通の要所でもあり、

色々なバリエーションで山道が発達しているので

他にも面白そうな道はありそうだ。


牛尾観音方面へ入ると、道は細まり、

山塊の西側の斜面にへばりつくようになる。

グルーッと観音のある谷を回り込むような形で下っていくと、

牛尾観音さんがあります。

こんなところに古刹の観音様がいらっしゃるとは知りませんでした。


↓牛尾観音

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境内を出て、激坂を下っていくと

桜の馬場と呼ばれる少し開けた河原に出ます。

この脇を流れる小川に小さな橋が架かっていて、

そこに小さく高塚山はこちらと案内が出ているのでそちらへ進みます。


↓桜の馬場から脇道へ

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そこから先は小さな沢を遡上するのですが、

あまり人が出入りしないのか倒木が道をふさいでいたり、

なかなか荒れています。

それでもトレイルはしっかりとしていて、ずんずん進みます。

途中、苔滑恍の滝というなんとも風情のあるネーミングの小滝があります。


↓なかなか荒れた沢歩き

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↓苔滑恍の滝

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さらに奥へ進むと、森は深くなり、

沢も所々崩落していたり、倒木も増えてきます。

一旦道をくぐります。

沢はさらに広々としていきます。

途中、行者ヶ森への分岐を見やり、奥へと進みます。

すると、前方で物音がするので、

珍しく人が来たのかなと思ったら、

慌てて斜面へと逃げ去る鹿でした。


↓深い森

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↓道をくぐる

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↓苔むす石

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↓苔むす倒木

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↓鹿さん

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そのうち沢はどんどん形骸化していき、

人工的にえぐられた溝を進むようになります。

そこを登りきると、メインのトレイルから高塚山へ続く分岐。

少しだけ寄り道をして、高塚山のピークを踏みますが、

眺望もなく、標が立っていなければピークともわからないところでした。


↓ミゾミゾ

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↓高塚山(485m)

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分岐まで戻り、醍醐山を目指します。

しばらく進んでいくと、いきなり舗装道路に出ます。

ゴルフ場への道のようです。

しばらくこの舗装道路を下ります。

途中、眺望がよいところがあり、

夕焼けに染まる都を見下ろします。


↓夕焼け

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舗装道路を進んでいくと、横峰峠に到着。

このまま舗装道路を進んで、岩間寺や笠取方面へ進むこともできますが

この時間からそちらへ行くと帰りの足がないので断念。

醍醐山へ続く階段を上ります。


↓横峰峠

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しばらく急登を登り、そこからしばらく森の中を進むと、

醍醐寺の境内に入りました。

当然こんな時間ですから誰もおらずひっそり閑。

時刻は17:30となり、日暮れが迫っているのですぐに下山を開始。


↓五大力

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↓醍醐山(454m)

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↓上醍醐

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↓あゝ日暮れ

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ここから麓までは結構な距離と急な下りが続きました。

これは登るのは結構骨が折れそうです。

辺りは真っ暗になるし、

どこからか野犬の吠えるのが響いていてビクビク。

30分ほどかけて無事に麓に到着。

そこからさらに歩いて、地下鉄醍醐駅でフィニッシュ。


↓無事下山

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15:00大谷駅⇒15:05東海自然歩道歩道橋⇒15:40音羽山15:50⇒

16:15牛尾観音(牛尾山法厳寺)⇒16:20桜の馬場⇒

16:52高塚山16:55⇒17:13横峰峠⇒17:25醍醐山17:35⇒

18:00醍醐寺⇒18:15醍醐駅


↓山行スケジュール

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