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記憶の残滓 by arkibito

2016-11-18

スノーホワイト 白山 日帰り

そうだ、白山に行こう!

そう思い立ったのはわずか1週間前のこと。

ずっと行きたい行きたいと思いながらも行けずじまいだった白山

一番の要因は足がないことだった。

マイカーがあれば比較的近くて行きやすいのだが、

公共交通機関を利用する身としては、金沢で前泊して、

朝一のバスに乗り、麓で再度バスを乗り換えてというとなかなか面倒だし、

無駄に一泊分お金もかかる。

そこで、福井からレンタカーを借りてのアプローチを考えたのだが、

夏場はマイカー規制で、冬場は冬季閉鎖で、

登山口から6km手前の市ノ瀬園地までしか行けない。

今の時期登山バスは運行を終了しているので、

その片道6km・往復12km歩かないといけない。

困って色々調べてみると、

通行規制のかかっているシーズンの

わずかな合間(10月下旬〜11月中旬)だけ

別当出合までの道の封鎖が解除されている。

もうここしかない!と思い立って大急ぎで段取り。


他の人の参考記録を覗くと、

すでに前の週に白山は今季の初冠雪を記録し、

山上は雪山シーズンに入っている。

登りやすい山とはいえ、標高は2702mあるので、

相当な冷え込みが予想できる。

今回は麓で車なので、荷物をデポして行けるので、

多めの防寒衣類や寝袋をパッキング。


20:54発の特急サンダーバードに乗り、

福井駅には22:47着。

降りるとすでに肌寒い。しかもパラパラと小雨。

ここからR8沿いにあるレンタカー屋さんまでは4kmの歩きなのに…

というのも、福井にもたくさんレンタカー屋はあるのだが

24h営業でこの時間帯に空いているのはそこしかないのだ。

福井の道はどこも幅広でがらんとしていて、

なんとなく心細さを感じながら40分ほど歩いてお店に到着。

なぜかレンタカーカラオケ屋の兼用という込み入った複合施設


レンタカーを借ります

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手続きを済ませて、いざヴィッツ発進!

2年ぶりの車の運転なので、最初の10分くらいは軽いパニック。

やはり習慣って大事。やらないと忘れます。

モウロクしたご老人が操作ミスで事故を起こすというのもうなずけます。

店を出て角を曲がったらすぐに停車して、

基本操作やボタンを目指し声出しで確認しました(笑)

R8バイパスで北上を開始し、福井JCTをかすめて、

わずかに中部縦貫道をつかって勝山方面へ。

交通量が少ないので煽られることもなく、運転に集中できます。

あとはナビに従ってR416をトレースし、R157に入ります。

ここからは山道ですが、走りやすい道で、大分運転も慣れてきました。

白峰で大きくUを切る形で、県道33号に入る。

市ノ瀬まではおおむね車線もあって整備されているので問題ないが、

ただ、小雨で真っ暗だし、手取川に沿ってクネクネとしているので

ちょっとドキドキ。


↓2時間ドライブで市ノ瀬

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市ノ瀬からは、一年の大半は一般車の通行が規制されて、

登山バスがピストンする区間

行き違いができない狭い道で、しかもクネクネアップダウンもあり、

一層慎重に15分ほど。

別当出合の手前の駐車場に到着。

駐車場は河原まで下ったところにあるので、

わずかな登りを嫌って、上部の県道の路肩に止めている人が多かったが

自分はちゃんと駐車場にイン。

ライトを消すと真っ暗です。

いそいそと翌日の準備をしたり、寝袋を出したりして、朝まで仮眠。

もっと冷えるかと思いましたが、着込んだおかげでよく眠れました。

5時を過ぎるとすでに出発をしようとしている人や、

麓から車で到着した人などで騒がしくなる。

自分も山に持っていくものと、車においていくものを仕分けしたり、

山上の寒さでバーナーが不能になった場合を考えて、

ここで先に湯を沸かしてサーモスに準備しておいたり。

そうこうしているうちに周囲も明るくなってきたので、

6:15にいよいよ山行スタート!


別当出合の駐車場を出発

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まずは駐車場から県道33号まで少し登ります。

そこから落石ゲートをまたいで、さらに10分ほど歩いていくと、

別当出合のターミナルに出ます。

ここで登山届を提出し、トイレを済ませて、いざ!

一番イージーなのは砂防新道コースで、

そちらへ行くにはまず吊橋を渡る必要があるのだが

冬場は踏板が外されて渡れなくなっています。

(無理に鉄骨を伝ってわたる輩がいるらしいが…)

ということで、この日は、

もう1つの定番コースである観光新道をピストンすることになります。

空を見上げると、前日の小雨はやんでいるものの、雲が舞っている感じ。

雲はおそらく早朝に出るだけで晴れそうだけど、山上は相当風が強そうです。

ここから見る別山のフォルムが鋭くて、本峰よりも気になる存在。


別当出合登山口。奥の橋は踏板が撤去され通行不可

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↓別山が気になる

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さて、吊橋の脇から山道に突入します。

前日の雨で地面はドロドロで、ツルツルに濡れた岩や木やすべりやすい。

最初は大きくジグザグを切っているので、

少し登っては平行移動、少し登っては平行移動だったが、

工事作業用の道をまたぐあたりから、一気に斜度が増し、

長々と急な石畳に息が上がる。

登っていくにつれて空も明るくなり、

別山の枯れたすそ野が少しずつ見渡せるようになってきました。

直登に近いようなしんどい区間もありながら、

1時間ほどで別当坂分岐に到着。


↓のっけから激坂が続きます

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↓少しずつ明るくなってきました

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市ノ瀬からの白山禅定道と合流

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ここからは稜線歩き。

まずは目の前にそびえる出っ張りへの急な登り。

ヒーヒーいいながらクリアすると

そこからは細かいアップダウンが続きます。

稜線の北側の斜面は陰になるので、

雪がちらちらとのこっています。

この辺りからペースを上げて

先発隊の人たちを次々とパスしていきます。

仙人窟をくぐると、

白山の本丸の山塊がどどーんと待ち構えていて圧倒されます。


↓ここからは稜線歩き

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↓朝日が顔を出す

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↓雪が混じりだします

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↓仙人窟をくぐる

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↓あの上が弥陀ケ原

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この観光新道は、左右ともに眺望がよく、

左手には白山釈迦岳が構え、右手には別山と、

崩落をし続ける谷の様子がよく見えます。

いくつかの出っ張りをこなし、一度大きく下るのですが

そこが結構雪がたまっている上に、凍り付いてツルツル滑る。

気をつけなきゃと思った瞬間にズルッ!

大きく尻もちをついてしまいました。

小さな鞍部から再び上りが発生、藪の間を抜けていくと、

ほどなくして殿ヶ池避難小屋に到着しました。

時刻は8:23。

ここでは前泊している人たちが結構いるみたいで

小屋の中はびっしり寝袋が敷かれている状態。

これから山頂に向かおうとしている人たちが

慌ただしく出入りしていました。

朝が冷え込んだので相当厚着をしていたのですが、

そのせいで全身ムレムレだったので、

何枚か脱ぎ気をしてこの後に備えたり、

トイレ休憩などで10分ほど滞在。


↓向かいに見える白山釈迦

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↓振り返って

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↓最高のお天気

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↓殿ヶ池避難小屋

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8:30をまわり、リスタート。

ここからは雪や凍結が目立つようになってきます。

アイゼンまではふようだが、ストック装備で行きます。

山も上部になってくるにつ入れて少しずつ風も強くなってきて

体感が寒い。

岩のむき出しの斜面となり、雪も目に見えて増えてきました。

展望の効いた斜面をえっちらと登り、

蛇塚と呼ばれる小さな窪地を抜けていくと、

別山方面の見事な眺望が迎えてくれました。


↓雪交じりの山

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↓馬のたて髪

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↓滑る!

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↓いよいよ本格的に雪が増えてきた

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↓蛇塚

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↓なかなかの絶景

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早朝はどんよりと雲がちだった空も、

朝日の勢いに後押しされて、素晴らしい青空を見せてくれています。

斜面を横切るようにして取り付けられた道は雪ですべりやすく、

うっかり足を滑らせて右側の斜面を転がり落ちれば大変なので

慎重に歩きます。

そうして砂防新道との合流地点である黒ボコ岩に到着したのが9:22。


↓黒ボコ岩

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黒ボコ岩の分岐を左に折れて少し歩いていくと…

すばらしい雪原が目の前に広がっていました。

ここは弥陀ケ原と呼ばれる一帯で、

麓からは見えなかった白山連峰の最高峰の御前峰がどーん。

なんだこの美しさは!

弥陀ケ原からはこれまでとは違って完全に雪山の世界へと突入します。

北からの風は一層強くなり、

吹き上げられた雪がサラサラと宙を舞っては輝きます。

それらが木々にあたり固まって樹氷があちらこちらにできていました。

他の登山客も一様にその美しさに見とれて、カメラを構えています。

中にはスキー板を抱えた人もいて、

おそらく初滑りを楽しみに来ているのでしょうね。

スキーをしないのでよくわかりませんが、

このくらいの積雪があれば滑れるんですね。


↓弥陀ケ原

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樹氷

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山スキーの人も続々

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弥陀ケ原は木道が整備されていてその上をコツコツと歩きます。

雪が積もっているところはいいのだが、

丸太がむき出しの所は凍結をしていてとにかく滑るので

雪のあるところを選んでずんずん進みます。

そのうち、雪原を抜け、再び急なのぼりへと進みます。

ここは雪が吹き溜っていて、ズボズボと膝くらいまで埋まり、

まだ十分雪が締まっていないので、一歩足を踏み出した途端に、

ずるっと滑り落ちる感じで、なかなか上がっていきません。

登山靴には雪がこびりつき足先が冷たい!

ストックをうまく支えに使って登るのだが、

ストックを抜く度に、折り畳み部分がポキンポキンと折れてしまって難儀。

もうストックもボロボロなので買い替え時かなあ…

15分ほど急登と格闘して、

ようやく前方に室堂ビジターセンターが見えてきました。

小屋は当然閉まっていて売店などもやっていません。

軒先で少し休憩です。


↓室堂到着

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室堂から見上げる御前峰は

まさに白山という名にふさわしいシルエットで、

雲一つない青空とのコントラストが本当に美しく、

ビシビシと冷たい風でこわばった顔も思わず笑みになってしまう。

ひゃほい!


↓青空とのコントラストが眩しいぜ

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しばしの休憩と補給を済ませたらいざ最高点である御前峰へ出発。

荷物をデポすることもできるのだが、一緒に背負っていきます。

山頂までは残り距離にして750m、標高差250mです。

まだそれほど登頂している先発隊はおらず、

わずかについたトレースを頼りに登ります。

室堂から上は、弥陀ケ原で見た雪原よりもさらに雪の量が増し、

しかも強烈な北風が、狂ったように左ほほに殴り掛かる始末で

体感がめちゃくちゃ寒い!!

序盤のブッシュを抜ける区間はまだよかったのだが、

そこから全くむき出しの山肌に突入すると、

もはや登山道らしきものはなくなって、真っ白な雪原。

遮るものが一切なく、暴れる風をモロに受けて前進もままならない。

それどころか、時折ブワ〜ッとトップが吹いて、

足元から吹き飛ばされそうなくらいの圧を受けて、

思わずストックにしがみついて構えなくてはならない。

足元はずぶずぶと柔らかい雪の中に沈んでいき、

右を引っこ抜いては左、

左を引っこ抜いては右を繰り返していく。


↓いざ山頂アタック

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↓白の世界

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↓青石

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↓高天ヶ原

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もう山頂が目の前になってくると、

一転して雪の付き方が穏やかになり、

石畳がむき出しになっているところも出てくる。

つまり、それだけ上部は風が強いということ。

40分ほど雪と風と格闘した末に、

標高2702m、白山連峰の最高点である御前峰に登頂です。

いや〜ラスト厳しかった@@@


↓御前峰登頂♪エビの尻尾がすごい!

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記念撮影の前にまずはお堂にお参り。

お堂はびっしり凍てついておりますが、

囲われているので風から身を守ってくれます。

そして最高点の碑の前で記念撮影。

同じころに到着された方と写真を取り合いっこしながらワイワイ。


↓凍てつく奥宮

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本当は余裕があればお鉢めぐりをしながら、

剣ヶ峰(2,677m)と大汝峰(2,684m)の方へも行ってみたかったが、

ご覧の通りの雪世界。

日帰りなので無理はご法度ということで、今回はパスしました。


↓剣ヶ峰と大汝峰

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何といっても最高に天気がよく、はるか遠く東には

天と地を隔てるように連なる北アルプスがズラリ!

劔も立山も、槍も穂高も、乗鞍もオールスターが勢ぞろい!

スバラシイ!

面白いのはある一定の高さ以上は雪に覆われた冬の世界なのだが

それより下はまだこれから紅葉を迎えようとしていて、

はっきりと世界が異なるのがわかります。


北アルプスが丸見え!

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↓室堂を見下ろす

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途中から腕時計が完全に馬鹿になり、

頼りにしていたiPHONEも室堂から寒さのせいで起動しなくなり、

時間がわからないので、近くにいた人に時間を聞くと

そろそろ11時になろうとしていました。

山頂は相当寒いのだが、360度どこ見てもウキウキしてしまって

気づけば20分も予定をオーバー。

名残惜しいですがそろそろ下山を開始します。

下山は楽チンで、なかば強引に突っ込んでいって滑っても、

雪だまりのクッションで止まるので、

ザックザックとテンポよく下ります。

途中から続々と、後続の人たちが苦しそうに登ってくるので、

エールを送りつつ、室堂まであっという間でした。


↓冬!

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↓びっしりエビの尻尾。というよりタラバのカニ身っぽい

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室堂で、少しばかりまとまった補給をすることにします。

陽の当たっているベンチに腰掛けて、カレーヌードルの支度。

朝に仕込んでいたサーモスのお湯はまだ熱々だったので、

雪上で余計な装備を広げることなく、あっという間に出来上がり。

しかし、ここで肝心の割りばしが入ってないことに気づく。

ガッデム!!どうしやう?

色々荷物を探っていると、未使用の歯ブラシが一本出てきました。

同じ口に入れるスティックだしこれでいいやと、代用。

山で食べるちょっと固めに仕上がったカレーヌードル

やっぱウマイやぁ〜♪


カップヌードルカレーでお昼

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お腹も満たされ、暖も取れたので体力が一気に回復

元気いっぱいで下山を開始します。

室堂から弥陀ケ原までも先ほどと同じようにズズズ〜っと滑り降ります。

お昼頃となり、お天道様もだいぶん強くなったせいで、

表面の雪が解けてきたようで、

朝のような真っ白さが少し損なわれて、

足元がサクッサクという感触からベチョベチョになってきました。

名残惜しく弥陀ケ原から振り返って白山にさようなら。


↓弥陀ケ原から振り返って

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↓今度は別山アタックだな

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弥陀ケ原をすぎ、黒ボコ岩を過ぎると、季節は一気に逆戻り。

朝登ってきたときにはびっしりとあった雪は

この辺では随分解けて、登山道がむき出しきなっています。

この辺りからどんどん下からの登山客とすれ違います。

中には欧米人のグループもいましたが、

なぜみな半袖半ズボン?

彼らは富士山でも北アルプスでも、

びっくりするくらい薄着の人が多いけど、

さすがに室堂から上はその恰好では寒すぎると思うんだけど。

逆に自分は、真冬の山上対策であれこれびっしり着込んでいて

ここまで下ってくるととにかくムレムレで暑い!

殿ヶ池避難小屋に到着すると中には誰もいなかったので、

アンダーのタイツやら何やら全部とっぱらって着替え。

寒いのもつらいけど、暑いのも体力を奪う。


↓観光新道を下ります

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↓砂防新道方面

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着替えを済ませ、小屋を出発。

あとはトントントンと観光新道の稜線のアップダウンをこなし、

最後は急坂を下って

13:50に別当出合の登山口へ無事に下山しました。


↓無事に下山

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そこから駐車場までさらに歩いて、30分ほど準備と一服。

何気に標高差1500m、13kmを歩いてきたのでお疲れモードですが

今回はここから運転

夜間はほとんど交通量もなかったので、

ゆっくり走っていてもよかったけど、

昼間は交通量があるのであちこちに気を配って走らないと。

まずは市ノ瀬までの狭小区間

改めて昼間に見ると久しぶりのドライブにしてはハードな道でした。

白峰までの山肌は色とりどりの紅葉が見事。


↓帰ります

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↓道中の山は紅葉

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R157は意外と交通量があり、しかも谷トンネルまでは登りで

ヴィッツの馬力ではベタ踏みでもペースが上がらない。

幸い後ろからはほとんど車が来なくてよかった。

勝山に入って、ルートを思案。

この時間帯からだと福井市内のR8バイパスはきっとモロ混み。

なので、できるだけR8を使いたくないので、

越前大野から回ってR158で福井を目指します。

どこか寄って行ってもよかったのだけど、

その余裕もなくとにかく安全運転に集中するのが精いっぱいで

福井に直行してしまいました。

やはりブランクは大きいなあ。

無事に車を返却できたのが16:30。

そこから歩いて福井駅に到着が17:00。

まずは帰りの特急の手配をしてから、腹ごしらえで駅そば

福井駅駅そばはツユが旨くてお気に入りです。

あとは30分ほど時間があったので、

駅ビルのみやげ物屋さんであれこれ物色。

17:44の特急サンダーバードに乗り込み、帰阪が19:34でした。


駅そば

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↓またね♪

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ということで、高所登山はおそらく今回がオーラス。

あとは年末まで六甲を中心にパトロールかな。

今年は一般的に天候不順で、毎週末天気が読み辛かったですが

奇跡的にほとんど雨に降られることもなく、

幸せなシーズンでございました。

2016-11-16

正式に

これまで非公式ながら、地元ハイカーに愛されてきた武田尾廃線跡が、

昨日から正式(?)にハイキングコースとして一般開放されることになったそう。

といってもこれまでも、自己責任でたくさんの人が廃線跡を歩いていたし、

これからもあくまで自己責任なことには変わりはありませんが、

それは他の山登りやハイキングでも同じことです。

ただ、今まではひょっとして不法侵入になるの?

と、少しばかり後ろめたい気持ちがなくはなかったので

これで堂々と通行することができますね。


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この廃線跡では、かつて落石による事故があって、

その際に封鎖しようという動きがあったのを

市民の声で回避して、事実上開放されてきたという経緯があります。

最近では、廃線跡を、市民の憩いの場、

町の歴史を刻む遺構としての保存していこうという風潮があり、

それが後押しした格好でしょうか。

一般開放に合わせてトイレの設置や、巡回パトロールなどの実施も

西宮市の方で行っていくそうで、ますます人気が出そうですが、

あまりわんさか人が来るというのもまた困りものですね。


↓ニュースソース

http://www.nishi.or.jp/contents/0003998700030002500205.html


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2016-11-13

スノーホワイト 白山

この週末は、前ノリ日帰りで白山へ行ってまいりました。

ビギナー向けのお山として

老若男女に親しまれる北陸きっての名峰ですが

実はこの山塊は初めて。

やはり初の白山は、その名の通り

山がホワイトな時にこそと思っていたので

別当出合までの道が道路封鎖解除されている

夏季と冬季のわずかな合間を狙って突撃。


ルートは定番の砂防新道は登山口にある

橋の踏板が撤去されているので

観光新道のピストン

何気に登山口からの標高差1500mあって、

真砂坂から少しずつ雪が登場し、

弥陀ヶ原より上は完全雪山。

紅葉を一気すっ飛ばして、いきなりの冬シーズン突入。

室堂からは狂ったように殴りつける風に難儀しましたが

無事に日帰りでクリアできました。

まだアイゼンなどの雪山装備はなくても大丈夫でしたが、

登山靴はビシッと凍り付き、

室堂より上部ではなんども雪に膝までズボズボ。


白山登頂

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とにかく最高のお天気に恵まれ、

山頂からは白いお化粧をした北アルプス

北端から南端までずらり!

はるか南にはうっすらと伊吹山まで見えた!

11月の中旬に標高2700mにいられる幸せを十分堪能できました。


↓快晴!

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↓まさに”白”山

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↓びっしり

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あと、登山口である別当出合までは、

福井からレンタカーを借りたのだが、

車の運転は実に2年ぶり。

しかも夜中に、雨上がりで、土地勘のない場所で

市ノ瀬からは狭く曲がりくねった山道だったので

ドッキドキでした。

やっぱりたまには運転しないと感覚が鈍る。


↓山行ルート

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<山行スケジュール>

06:15別当出合駐車場⇒06:25別当出合⇒07:20別当坂分岐⇒

08:23殿ヶ池避難小屋08:35⇒09:22黒ボコ岩⇒

09:46白山室堂09:55⇒10:35白山10:55⇒11:15白山室堂11:35⇒

11:50黒ボコ岩⇒13:00別当坂分岐⇒13:50別当出合

2016-10-29

NEWシューズ購入

もうすでに履き古して履き古して、

つま先などは穴が開いてしまっていた

サロモンのトレランシューズ。

気づけばもう7年。

これはもう潮時ということで、ニューシューズを購入。

自分は足が大きく、

28.5cm(EU45、USA10.5)サイズがなかなかなくて、

しかもそろそろトレランシーズンではなくなるので、

在庫も乏しく、結局1か月くらい探し回って決めたのが、

スポルティバのウルトララプター ゴアテックス

トレランはしないけど、

例えば六甲などへ行くのに

ハイカットの登山靴では疲れるだけなので、

低山用に軽くて機動力のあるシューズは必須。

出来れば長距離仕様で

全天候対応のゴアテックス装備のものということで

こちらをチョイスしました。

早く体調戻して山に行きたい!


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2016-10-24

さよなら笠ヶ岳 下山も地獄

前日の激闘と、たらふく食べた晩御飯のおかげもあって、

ぐっすり快眠。

5時ごろに目覚ましで目覚め、朝焼け撮影の準備。

といっても撮影は小屋前なので、楽ちん。

まずまずの冷え込みなのでしっかり防寒をして外へ出ると、

すでに東の空がうっすらと明るんできていました。

この日の日の出時刻は6時ですが、

なんといっても目の前に日本で一番高い山脈が横たわっているので

もう少しかかりそうです。

南側の方に目を転じると、

焼岳、乗鞍岳御嶽山がこの日も仲良く並び、

その奥には様々な山が水墨画のように濃淡を帯びて連なっています。

南アルプスもしっかりと見えており、

甲斐駒の脇に富士山が静かに佇んでおります。

なんとも穏やかなアルプスの朝です。


↓淡く空が明けます

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↓目覚める槍

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↓東南の山並み

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↓甲斐駒に寄りそう富士山

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そこそこ冷え込んではいるのだが、

驚くほど風がなく、凪いでいて、静か。

少しずつ穂高連峰のフチがオレンジ色に染まりだし、

谷間からこぼれた光で、

こちら側の山も明るく照らされてきました。

そうして徐々に、太陽が姿を現しました。

思った以上に南側、ちょうど北穂の南陵あたりから

ジワジワと光がこぼれ、

影絵のごとくくっきりと穂高連峰が縁どられていきます。

そうして、朝は一気にやってきて、

あっという間に昼間になりました。


↓明るくなってきました

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↓日の出

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↓北穂南陵から朝日

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↓出ました

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朝焼けショーを見届けたら、朝ごはん。

6時をちょっとすぎてしまいましたが、

今期日本アルプス最終日だし、この陽気なので、

あわてずゆっくり山を味わってもよいではないですか。

何人かの人はここからクリヤ谷方面へ下山をされることで、

興味をそそられましたが、比較的長いうえに、難儀な道らしい。

同じ道を戻るのもなあとは思いつつも、

この後、実は別用があるのと、やはりバスのことを考えると、

始発の新穂高で乗っておかないと、

途中の中尾温泉からでは座れない可能性が高いので、

やはり昨日登ってきた笠新道を下ることにしました。


↓朝食

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朝食を終え、トイレを済ませたら、部屋に戻って荷造り。

小屋の人にお礼を言って7時前にいよいよ小屋立ちします。

スッキリとした青空の下、

伸び伸びとしている笠ヶ岳に見守られながら石畳を下っていきます。

足元をよく見ると、方々で霜柱が立っていて、

やはり夜中は冷え込んだようでした。

テン場の脇の石の「サヨナラ」に、

ぽっかりと寂しい気持ちを抱きつつ、

後ろ髪をひかれながら下山の途につくのでした。


↓小屋発ち

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↓スッキリとした笠

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霜柱

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↓サヨナラ

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風はとても穏やかで、

むしろ勢いを増して照りつける日差しで熱くなって、

レインウェアを脱ぎます。

抜戸岩を抜けて、抜戸岳にたどりつきます。

何度も何度も笠ヶ岳をふりかえり、黒部源流の山々を見つめ、

目に焼き付けます。

ああ、また来年かあ。


↓笠が遠くなってゆく

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↓何度も振り返る

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↓抜戸岳への稜線

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↓抜戸岩

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さてさて、杓子平まで一気に駆け下ります。

登りあれだけ大変だったこの坂も、

下りはピョンピョンと快調快調。

眺望が開けているので開放感も抜群で、

気持ちよく杓子平まで下ってきました。

この先で乗越っこせば、この風景ともお別れなので

ベンチから雄大な笠ヶ岳をしばし眺める。

いい山だったなあ。


↓杓子平への下り

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↓杓子平から稜線を見上げる

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↓さらば笠ヶ岳

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この先は、笠新道の真骨頂。

昨日右へ左へ、苦労した文字通りの九十九折れを下っていきます。

かなりいいペースで下っているはずなのに、

目の前の風景に一向に変化なく、全然高度が下がらない!

登りも厳しければ、下りもまた同じ!

中間地点からは眺望もなくなり、

下りの衝撃で痛み出した足と格闘しながら、

黙々とストイックに下山。

笠新道の取り付きについたのが9:45だったので、

杓子平から約1時間30分の格闘でしたが、

もっともっと長く下っていたように感じるくらい長かった!

思っていたバスよりも1本早い便まで、十分時間があったので

林道はペースを落とし、足を休めつつ、

新穂高に戻ってきたのが10:30でした。


新穂高に無事下山

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トイレで、汗びっちょりのウェアを着替えて、

軽くみやげを物色しているうちにバスの時間となり、

10:55出発で、北アルプスを離脱しました。

おそらく今期の本格遠征のお山はこれで最後でしたが、

オーラスを、お天気にも恵まれ、

素晴らしい山行で締めくくることができました。