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記憶の残滓 by arkibito

2017-12-14

なんちゃってキャノンボール 第3区間:浜松〜おちょぼさん

ひどい頭痛で目が覚めると、見知らぬベッドの上。

まだ完全にもうろうとしている頭をどうにか働かせて、

ああ、今浜松ゲストハウスだっけと思いだす。

尿意に誘われ、トイレへ出ようとすると、

こんな夜中なのにうめさんが起きている。


arkibito「ああ、うめさんもトイレですか。呑み過ぎてトイレ近いですよねえ〜」

うめさん「何言ってんの?もう出発ですよ」

arkibito「!!!!!!!」


ということで、起きたのは夜中ではなく、出発10分前の5:50でした。

マジかよ!?

奇跡的に起きれたことはいいとしても、シャワーも浴びてないし、

昨日ぶっ倒れたままで準備できてないし、

何よりまだ全然頭覚めてないし、ガンガン痛いし、

なまじ休息を入れたことで全身の筋肉がカキンコキンで、

今から元気よく300km走りまーすな状態には全く程遠い。

この状況当たり前じゃねーからなっ。

もうシャワーはあきらめて、大急ぎで着替えをして、

とりあえず顔をバシバシ洗って、

気つけにウォーターサーバーの水をがぶ飲みして、ハイ出発!!


↓朝!

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予定を少し押して6:15に宿を出ました。

2人とも前日の終盤の状況を考えると明らかに回復していい感じ。

お天気も見事に晴れて、スッバラシイ朝です。

ボチボチおしゃべりをしつつ、裏道を抜けて電車通りに出ます。

この道、とても立派なのに、

昨日の晩から車の通りはほとんどないし、

電車も走っているところを一度も見ることなく、

ゴーストタウンのようでした。

八幡町で右折し、下池川町からR152の大手通り。

右手に浜松城を見ながら、ちょっとした坂を上って下って、連尺。

とりあえず市街地は抜けて、

伝馬町の先のセブイレに入って朝食タイム。


浜松離脱中

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20分ほどでリスタートしてR257を下ります。

すぐに、東海道本線新幹線をくぐります。

ちょうど新幹線がズシャーンと駆け抜けていきます。

やっぱ文明の利器は速えええ〜。

それにしても、うめさんが朝から元気いっぱい。

可美小学校を過ぎたあたりで、

にこやかな表情で「前牽きま〜す」と先頭へ上がってきます。

う〜〜〜ん、なんでか怖いぞ〜、と思ったら、

どんどんトレインがペースアップ。やっぱり〜@@@

自分はサイコンがないので実際の速度はわかりませんが

明らかにガチ牽きされて、

後で聞いたら35〜38kmくらいだったようでしょっぱなから参ったなあ。

高塚駅の先で直進して、旧東海道へ入ってもペースは変わらず、

結局舞阪の手前までがっつりしごかれました。

その先に、見事な松並木が現れ、

野菜さんはおおおっと感動されておりました。


舞阪の松並木

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新町でR301をまたぎ、そのまま直進して舞阪宿へ。

どうも前日にお祭りがあったようです。

風情ある街並みをのんびりと抜けた先には浜名湖がすうっと広がりました。

いやあ、清々しい朝。


舞阪宿

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浜名湖

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湖畔をなぞり、小さな橋を渡って弁天島へ。

ここで湖の真ん中にある朱の鳥居をのんびり眺めます。

向こうに見えるR1バイパスの浜名大橋から先が遠州灘

で反対側に広がる水面が浜名湖の本体ですが、

野菜さんはずっと勘違いされてたそうで愕然とされていました。

10分ほどのんびりしてからリスタートします。

時刻は7:30。すでに予定から1時間遅れ@@


弁天島

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向かい風に悩まされながら西浜名橋を渡り新居町へ。

栄町から県道417号に入ると、

野菜さんがさっきのうめさんに刺激されたのか、

ぐいぐいと先頭を引っ張っていきます。

2人とも昨日の疲労はどこ行ったんだ〜〜と叫びつつ、

遅れないようにしっかりと進みます。

単調な直線コースを進んでいくと、前方で、

海際のR1バイパスから高架が伸びてきていて、

そのまま潮見坂に突入していきます。


潮見坂に突撃!

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ここは距離は短いですがしっかりとした登りです。

例によって野菜さんが勢いを増して登っていくので

最初は真後ろべたつきしていましたが、

後々のことを考えると無理に体力を消費してもいけないし、

高度を上げるにつれて左手に海が見えてきたので

写真を撮るために一旦停止。

そこからうめさんと、

昨日の箱根での野菜さんの復活劇を反芻しながら登ります。

大きくS字を切って白須賀の交差点で登り終了。


↓待て!ベジタブル!

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そこから田畑広がる高台の道を緩やかに滑っていき、

里山でR1に復帰する手前、

一度軽く下ったところにある小さな川のところで

愛知県の標識がぽつんと立っております。

つ・ま・り・・・・・・・・静岡が今ここで終わったのです!

いやあ、終わった!終わった!静岡制圧です。

振り返ってみれば、静岡が始まったのは箱根峠からなので

そこから実に185km!

今回のライドの実に1/3もの割合を占める長丁場でした。

完走はやっぱり静岡長い。絶対長い。

エンドレス静岡おそるべし。

うめさんも野菜さんも、バシバシ写真を撮ったりしながら

静岡が終わったことを心底実感している様子でした。

ということで、

さらば静岡


アディオス静岡

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県境から少しだけ登って、一里山からR1の大動脈に乗る。

幅広の道路はこの時間はガラ空きで、

二川までの緩やかな下りを野菜さんを先頭に滑空する。

新幹線と並走するところまで来ると交通量がにわかに増えてきました。

ここからやっかいなのは、いわゆる”名古屋走り”と呼ばれる、

この地域のアグレッシブなドライバー。

ロードサイドから本線に合流してくる車や、

対向から右折する車のツッコミ具合が半端なく、

また指示器を出さずにいきなり車線変更で寄せてくる車もあったり、

意図的に路肩のラインぎりぎりを

すさまじいスピードでなぞってくる車などが出てきました。

向こうとしては日常的な感覚なのでしょうが、

よその人間からしたら、マジで突っ込んでくるんじゃないかと

ビビりまくりです。

伊藤ハムの工場のあるところで新幹線をまたぎます。

ちなみにほぼほぼ高架化されている東海道新幹線

またげる数少ないスポットだったりします。


渡り切ってすぐに、

キャノボにおける重要かつ象徴的なスポットが見えてきました。

岩屋にあるボーリング場、その名も「キャノンボール」!!

ちょうどこの地点は大阪東京のほぼ中間に位置する折り返し。

そこに図ったかのように存在するのがキャノンボール

できすぎですね。

自分の中では新幹線越えてからもう少し先だったような印象でしたが

実際はもっと手前でした。

以前には蛍光ネオンの看板がありましたが、

模様替えをしたのか撤去されていました。

それでも、建物の上に設置された「Cannonball」の文字が、

朝日の後光を受けてなんとも誇らしげではありませんか!!

やはりこのスポットをスルーするわけには行きませんので、

早速マシンを下りて色々と記念撮影をしました。

やはり何度来ても感慨深い。

初めての2人もようやく半分まで来たというのと、

まだ半分という思い、

そして念願の地にたどり着いたという実感で、

しみじみとしておりました。

ローディー、それもロングライドを志す人にとっては

ある意味聖地ですからね。

バシバシ写真撮るよ!!


二川CB

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↓とぉ〜りゃ〜!!

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↓指さしver

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↓プロボーラーver

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ということで、ようやく折り返し地点でございます。

再度気合を入れなおしてリスタートいたします!

すでに交通量は多め。さすが愛知は車社会です。

R1をトレースしながら、豊橋駅はスルーして

東八町〜西八町とつなぎ、交差点は二段階でクリア。

吉田大橋で豊川を渡ります。


豊川

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さて、ここまで来ると、

自分にとっては準々テリトリーくらいの領域に入ります。

そしてお二人も、ここから先は

2013年にともに走ったフレッシュで実走済み区間になります。


フレッシュとはチームトライアル式のブルべのこと。

3〜5人1チーム編成で、

24時間以内にどれだけの距離を走れるかというチャレンジ。

コースレイアウトはチーム各自で好きに設定できるのですが、

あの時のコースレイアウト枚方を出発して、

木津川トレースから伊賀上野

そこから南下して青山峠を越えて伊勢鳥羽

そこからフェリーで伊勢湾を横断して、伊良湖から渥美半島縦断。

豊橋から北上して、関ケ原経由で琵琶湖入り。

近江大橋の手前でゴールし、24hで427.31kmというリザルトでした。

野菜さんとの馴れ初めも、このイベントのメンバー募集でした。

今回のキャノボでは、その時のルートを後半にあえて利用することで、

実走済みの経験を活かしたり、メンタル的な負担を減らしたりして、

より完走できる環境を作るようにコースプランを練ったのです。

なので、ここ豊橋から大阪までは3人ともが少なくとも1度は走った経験があり、

またフレッシュの思い出を追体験しながらのライドとなります。


時刻は9:10。

吉田大橋を渡ってそのまま緩やかな登り基調のR1をトレースします。

プランでは一本裏道の県道496号を行くつもりでしたが、

ワタクシがそろそろガス欠で、

裏道よりも大通り沿いの方が色々ありつけると思ったから。

しかし、その思いとは裏腹に、

なぜか全く飲食店やコンビニがない区間に入ってしまいます。

もう思考がお腹減ったお腹減ったになってしまって、どんどん焦るが

進めど進めど店がない!よりにもよって!

宮下を過ぎ、飯田線をくぐって、

小山の交差点でたまらずファミマにイン。

もう個人的にはコンビニ飯に飽き飽きしてて、

温かいものを室内で食べたかったのだけれど背に腹は代えられません!!

といいつつ、ここではなぜか寿司を食べた記憶があります。

米が食べたかったのねん。


リスタートして、引き続き幅広のR1をトレース

佐奈川橋を渡って京次の交差点を抜けていくと、

どんどんトラフィックが過密になって、

路肩をくぐり抜けるのも一苦労になってきたため、

協議して、国府の交差点から裏道に逃げ込みます。

ここから先、音羽蒲郡〜本宿のところは緩やかな峠越えになっていて、

これまでずっとR1トレースしかしたことがなく、

裏道が続いているかわからない状況でしたが、

音羽川周辺で手探りでルートを開拓していると、

上手い具合に旧街道に出ました。

県道374号は細い生活道路で、緩やかな登り基調。

まだハンガーから回復できていないので、

ここはお二人に代わりばんこで曳いていただきました。

旧街道らしく味噌蔵やお屋敷の並ぶ

風情ある街並みをすり抜けて、音羽川を渡ると、

見事な松並木の間を抜ける心地よい道となっていきます。

後で調べてみると御油の松並木というらしく、

御油宿の西端から赤坂宿の東端までの約600メートルに

見事な松が並んでいます。

現存している数少ない松並木だそうで、

思いがけずいい裏ルートを発見できました。

そのまま赤坂宿へと突入し、

いつの間にやら姿を消していたR1が右手側に並走している気配を感じつつ、

交通量の少ない緩い登りをえっちらおっちらと進んでいきます。

音羽蒲郡ICを横目に、

できるだけR1合流を引っ張って引っ張って関屋まで。

そこからは観念してR1ですが、相変わらずトラフィックがひどいので、

大事を取って歩道でピークを越えました。


箱根のところから本宿の旧道へ一旦エスケープし、

沢渡からR1復帰。

名鉄をまたぐシケイン状の道をこなしながら、

緩やかにダウンヒルで加速。

藤川宿を横目に進んでいくと、

どんどんトラフィックが密になってきて、

ほたる橋のあたりまでどん詰まり。

なぜこんなに混んでるのか!?

ストレスと緊張を感じながらも、前進を続け、

太平橋を渡った先で、要注意の岡崎ICへ。

ここは高速からの合流が左手からやってきて逃げ場がなく、

IC出口のレーンから降りてくる車に

しっかりと合図を送ってどうにか通過。

幸い親切なドライバーさんで助かりました!

そのままR1をトレースして岡崎中心部へと入っていきますが、

どんどんトラフィックは混雑の度を増していきます。

すると、後方から明らかに低速でふらついている青マーチがやってきます。

ちょっと怪しいし、事故の予感がしたので

ちらっと運転席を見たら、

お年寄りではなく普通の中年男性で、

スマホながら運転でもなく、ちゃんとハンドルを握っているのだけど、

明らかにアブナイ感じだったので、

車がある程度行き過ぎるまでちょっとブレイクを入れましょうと、

岡崎城のところで一旦停止。時刻は11:15。


岡崎城

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少ししてリスタートしますが、トラフィックがえげつなく、

矢作橋を過ぎて少しのところまでは歩道で。

そこから先、ありえない事態が。

なんと、ここにきて黒い雲が勢いを増して、

ポツポツと雨が降り出してきました@@

嘘やん!?

この日うめさんは朝からしきりに、

今日は100%雨は降らない!間違いないと言っていたのに!

しかも、雨と同時にハードな向かい風に進路を阻まれます。

馬力のない自分はたまらず、

うめさんに先頭を変わってもらいました(笑)

しばらく、雨に祟られながらも、

もう少し先で雲が切れているようだったので、

うめさんの加速に乗じて急場を切り抜けていきます。

おかげですぐに雲を脱しましたが、

急に強度が増してヘロヘロになってしまったので

尾崎町ローソンピットイン。

風が寒〜〜〜い@@


リスタートをして、

相変わらずひっきりなしのトラフィックに悩まされながら

新安城をすぎ、衣浦豊田道路をくぐった先、

御林の交差点が前方Y字路になっていて、

R1は左直進ではなく、にわかに右カーブを切りながら

名鉄三河線をまたぐオーバーパスになっているのだが、

先頭だった野菜さんが間違って直進しようとしたので声かけ。

それに反応して野菜さんが右へハンドルを切ったと同じタイミングで、

後方から轟音を鳴らしたオレンジのタンカーが

我々を蹴散らすように真横をかすめていって、一瞬ヒヤリ。

勘弁して〜@@@

どうにか事なきを得ましたが、危なかった。

動揺を収めつつ、冷静に落ち着いて進みます。

逢妻大橋を過ぎると道は落ち着きを取り戻し、淡々と進みます。

さっきのピンチの余韻があって、集中して先頭を牽いていたら、

うっかり迂回路を失念しています。

でも、うめさんがそれに気づいて絶妙フォロー。

前回のフレッシュでこのあたりのトラフィックの恐怖と、

迂回路の存在を覚えていたようで、助かりました。

今川町の交差点でいったん道の反対側へ渡り、斜めに進む裏道へ。

ここで、この先ややこしい構造になっていて

自転車の走行が厳しい伊勢湾道の豊明ICを回避するのです。

無事に回避して、

向かい風に抗いながら前後までの緩やかな登り基調。


さらにその先、新栄町の信号まで短いが斜度のある登りがあり、

そこをサクサクッとダンシングで登りきると、

後ろのうめさんからストップの声がかかり、急停止。

何事かと思ったら、登り王子のはずの野菜さんがついてきていない。

んん?パンク?それともハンガー?

とりあえず何が起こったのかわからないので、

交差点で野菜さんが登ってくるのを待ちます。

しばらく経って、野菜さんが上がってきたので、状況を聞くと、

どうもリアから激しい異音がしていて、

ちょっと難しいかもしれないということ。

マシンを見せてもらっても、どこかが曲がっているとか

壊れている様子はなく、ベアのアタリか、

ディレイラーの接触なのか、それくらいしかわからない。

とりあえず、金切声のような金属音がしているらしい。

異音だけなら自分なんかはしょっちゅう、

あちこちキーキーなっているのに慣れてしまっているので、

のんきに大丈夫じゃないですかあというのだが、

野菜さんは今にも泣きだしそうな深刻顔。

とりあえず、何かしらの手立ては打つ必要があるので、

近くにあったワークマンは閉店日で、

その先のレッドバロンでオイルだけでも入手しようと思ったら、

そのさらに先に、サイクルベースあさひがあるよとのことだったのでそちらへ。

とりあえずそこで簡単にスタッフに見てもらって、オイルを注入。

少しは症状は緩和されたようですが、

あくまで応急処置でしかありません。

今のところ走り自体には大きな影響はないようですが

登りでのダンシングや、強度を上げるとマシンが悲鳴を上げる状況。

騙し騙しでどこまで行けるのか、

そもそも爆弾を抱えたままで走ることがものすごいストレスフルで、

今後を考えるとマシンにこれ以上ダメージを与えるのもよくない。

野菜さんは一気にテンションダウン。もろ凹みです。

この時点で即リタイアになりかねない状況でしたが、

とりあえず行けるところまでは行くことにしました。


リスタートして、すぐに中央競馬場のところで名鉄をくぐります。

くぐったすぐ先には桶狭間古戦場があります。

さすがに歴史ある街道なので見どころ充分ですが、

ただでさえ予定が大幅に遅れているので、スルーです。


桶狭間

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その先、有松、左京山のあたりは道幅が狭くなるため、

慎重にトラフィックを抜けていきます。

天白川を渡って、星崎の先で名古屋高速の高架下の道になります。

ここからモーレツな風が正面から吹き荒れ、

ビルとビルの隙間から容赦なく吹き付ける横風とのダブルパンチで、

漕げども漕げども前進せず、直進をキープするのもままならないほど。

とにかく安全に切り抜けるため、各々車間を広めにとりつつ、

速さよりも安定したラインを心掛けて前進。


ところが、それを乱す邪魔者がいきなり後方から出現。

笠寺を過ぎたあたりの信号明けで、

いきなり白いタンクローリーが過剰な幅寄せをしてきた。

我々自転車が走行しているのを認識しながら、

あえて路肩のラインを越えながら幅寄せしているので極めて悪質。

それでなくても、横風の影響で暴れるマシンをねじ伏せて

バランスを取っているというのに、

大型車が迫ってくることによる気流の乱れでさらに難しくなる。

それでもどうにか危険回避でペースを落として

悪質な車を先行させようとしていた矢先、

まず野菜さんに向かってクイックにハンドルを切って寄せてきた。

野菜さんはそれをどうにか回避したのだが、

その後ろにいたうめさんはほとんど行き場をなくして、

タンクローリーのでっかい後輪タイヤとほんの数ミリまで接近。

もしあれで少しでも何か巻き込まれたら一発アウトのところを、

ギリギリ回避して、事なきを得ました。

我々は道路交通法でそこを走行せよと指定されているレーンを

正しく走っていたにすぎず、そのレーンだって、

もう自転車1台がどうにか直進できる程度の幅しかなく、

それ以上どうやって避けろと?

相手ははただ単にガタイのでかい、

脅威になるモノに乗っているというだけのことなのに、

何を勘違いしているのか、自分が王様になった気分でいるのか、

エラそうに幅寄せをしてクラクションを鳴らしてくる。

車を人を脅す道具として使う奴に免許与える必要なし!

走り去るタンクローリーに怒りを覚えつつ、

とりあえず、一旦停止してメンバーの無事を今一度確認して、

一旦落ち着きます。

今回のライドの中で一番悪質でヒヤリとした場面でした。


リスタート後も、舞い狂う風に難儀しながら北上し、

松田橋で左折。

新堀川名鉄線を越えるオーバーパスには乗らずに側道で。

熱田神宮を右手に、白鳥橋を渡り、

そこからはどストレートのR1を西進。

賑わう六番町を過ぎ、昭和橋を渡った先の

どんぶり屋さんでランチ休憩に入りました。

ようやっと温かいものにありつくことができました。


時刻は14:30。

ここからはひたすらR1を走ります。

濃尾平野を真西に一直線に続く区間ですが、

いくつもの川と交差するため、

そのたびに鈍いアップダウンが連続することになります。

リスタートしてすぐあおなみ線をくぐり、中島橋を渡る。

大きな一色大橋を渡った先に、ダイソーがあり、

野菜さんがもう一度応急処置をしたいというのと、

ナイトライドに備えてライトの電池を購入すべくピットイン。

買い物は2人に任せて、店先で休憩していると、

ついウトウトしてしまい、そのだらしない恰好を見た

ちびっ子たちにゲラゲラ笑われてしまいました@@

いやあ、お腹いっぱいになってしまって、ネムネムなのよ〜。


買い物を済ませたらすぐにリスタート。

三日月橋をグイっと上って、その先名古屋環状とクロス。

さらに富永橋を渡って蟹江町に入り、

蟹江大橋、日光大橋と川を渡って富吉。

善太川を渡った先にあたりだったか、

路肩に止められた偽パトカーを過ぎれば弥富です。


このころから、野菜さんの走りが

そろそろ精彩を欠いて遅れが生じ始めます。

どうもマシンの回転が悪いようで、

ご本人も悪戦苦闘しながら追尾してきますが、

徐々にシビアな展開になってきました。

尾張大橋の手前で、遅れはついに決定的となりますが、

交通量が多いため、ひとまず尾張大橋まで行ってそこで待機。

野菜さんも、うまく走れない状況に相当ストレスを感じているようで、

何より、マシンのダメージが特定されないまま、

症状だけがどんどん悪化していることについてナーバスな様子。

ここで遂に、野菜さんの口からリタイアという言葉が漏れました。

自分もうめさんも、当然ここまで苦節を共にしながら走ってきたので

できるだけ完走したい思いはありつつも、

この状況を打開する手立てを持ち合わせていない以上、

どうしようもありません。

野菜さんも相当歯がゆい思いのようで、

今すぐにリタイアということではなく

状況を見ながら、行けるところまではということで、

とりあえず先へ進みます。

時刻は15:25。そろそろ西の空が暮れてきました。


尾張大橋

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なかなか重たい空気の中、尾張大橋を渡ります。

この橋の途中で愛知県とはおさらばし、

5つ目の県である三重県に突入します。

といってもこの三重県は県の東端をちろっとかすめるだけで、

ものの20分も滞在がありません。

暴走しないようになのか、

尾張大橋には一定間隔で歩道に凹凸がついていて、

それがなかなかに走りづらい。


↓つかの間の三重県

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押付の交差点で長島IC方面へ右折し、R1と別れます。

実際のキャノボでメインに使用されるルートは

このままR1を直進して、桑名四日市鈴鹿亀山とつないで

関宿から本格的な鈴鹿峠越えを経て滋賀入りするR1トレースコースか、

関宿からR163に乗り、山並みのアップダウンをこなしながら

ダイレクトに大阪を目指す最短ルートがメジャー。

今回は、通過時刻を念頭に、夜間走行にイージーなこと、

フレッシュの追体験ができるということという条件から、

一番遠回りになりますが、関ケ原まで北上して、

一番標高の低いところから滋賀入りをし、

米原からは琵琶湖を南下して大津〜京都というコースをチョイスしました。

ということで、R1とはここから大津まで120km近くお別れとなります。


右折をしてすぐに近鉄をまたぐオーバーパスをグイッと。

このちょっとの上りでも野菜さんは大きく遅れます。

北上を開始するとモロの向かい風。

この一帯は輪中といって、

揖斐川木曽川長良川の3つの大河に囲まれた低層地帯で、

田畑が一面に広がるエリアには、全く風を遮ってくれるものがなく、

無抵抗に風を浴びながら北上を続けます。


その風のせいでかなりペースも落ちてしまっているのだけど、

野菜さんはどんどん後方へと離れていってしまい、

いよいよこれはどこかで決断しないといけない状況。

というのは、この時点でDNFをするにしても、

この一帯だけぽっかりと鉄道もの空白地帯になるので、

妙なタイミングで離脱させてしまうと、

土地勘のない場所で野菜さんを孤立させてしまうことになる。

できればまだ手遅れにならないうち、

さっきの長島に戻れる段階で決めるか、

それを逃せば、もうずいぶん先まで覚悟を決めて岐阜羽島大垣になる。

野菜さんを待ち受けながら、

できるだけ負担の少ない方法での離脱をうめさんと相談していると、

何がどうなったのか、

猛スピードで野菜さんがやってきて先頭に躍り出ます。

まるで箱根での復活劇の再現でびっくらポン!!

マシンからはチェーンソーのような甲高い音が鳴りまくっているので、

状況が好転したわけでは決してなく、

もうやけくそ状態なのか、開き直ったのか。

とにかく野菜さん予測不能@@


木曽三川を遡上

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木曽川の土手を遡上し、

途中でいったん愛知県に出戻りしつつ進むと、

前方に見える水と緑の館・展望タワーが近づいてきました。

ドンツキ立田大橋で左折し、

長良川大橋を渡れば岐阜県突入です。


岐阜県突入

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本当は木曽三川公園でトイレ休憩の予定でしたが、

展望台にはトイレがなさそうだったので、

次のCPポイントまで進むことにしました。

油島大橋で揖斐川に突き当たりますが、

そこは渡らずに手前で右折し、県道220号に入り、

公園の角ですぐに右折して県道216号に入ります。


ここから先の区間はいろいろいわくつきの思い出があります。

フレッシュの際に、この先のミニストップをCPにしていて、

同じように長島からR1を離脱してそこを目指していました。

もうどっぷり夜間で、辺りも暗くて寒さに震えながら

限界近い飢餓状態。

みなミニストップはまだか、ミニストップはまだかと

気が早やってピリピリムード。

自分はその前の週に試走をしていて、

おおよその距離感がわかっていたので、

みんなに希望を与える意味で、

「あと2つ信号を越えたらミニストップですヨ!」と告げる。

わかりやすい目標物を伝えた方がいいと思ってそう言ったのだけど

実は信号と信号の間は8km以上もの距離があり、

行けども行けども信号が出てこず、

大ウソつき野郎扱いで非難轟々@@

背後からメンバーのすさまじい殺気を浴びながら

走ったことは今でも忘れません@@

で、その時のことはもうテッパンの語り草なのですが、

今回、その因縁のコースを数年ぶりに実際に走ります。


二人ともいまだに根に持って、

あの時は〜としゃべりながら進みますが、

確かに行けども行けども広大な田畑で、

同じような景色が果てしなく続きます。

今回ハンダ明るくて周囲の様子がわかるし、体力もあったのですが

確かにあの時の瀕死の状況だったら、発狂してもおかしくないですなあ。

でも、おいらは悪くない!


この日はとにかく今回のライドで一番のアゲインストの風を浴びながら

踏めども踏めども一向に進まない@@

この一帯はどうも、きなこにする大豆畑のようで、

金色の穂が美しい。

「そのもの青き衣をまといて金色の野に降り立つべし…(以下略)」

ひたすら県道218号(薩摩カイコウズ街道)をトレースして、

ようやく思い出のミニストップにたどり着きました。

いやあ、やっぱ長い!!

とりあえずここでドリンク休憩とトイレを拝借。


↓ラン、ランララ、ランランラン♪

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ここでの滞在はわずかに留めてすぐにリスタートして

さらに少しだけ県道1号(水郷ハナミズキ街道)を北上します。

じきに前方に、大きな朱の鳥居が目に飛び込んできます。

蛇池で左折し、千代保稲荷神社に到着しました。

時刻は16:55。

ここは日本三大稲荷に数えられ、

”おちょぼさん”という愛称で親しまれています。

東海エリア随一の参拝客を誇る人気スポットで、

年末年始はもちろん、

毎月月末の日の夜から翌日1日の明け方にかけ、

夜通しで"月並祭"という縁日でとても賑わいます。

ここを2日目の中間地点と定めたのは、

どっぷりとナイトライドに突入する前に、

ここでお目当ての門前町グルメにありつくためです。

前回のフレッシュでは月末ではない真夜中に通過だったので

グルメにありつけず、ひっそり閑とした道を

通過するだけに終わっていましたので

数年ぶりのリベンジを果たすチャンスがやってきました。

といっても今回も到着が予定よりも大きく遅れてしまい、

すでにあちこちで店じまいが始まっていました。


↓千代保稲荷神社

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↓ぎりぎり間に合った

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大急ぎで参道の奥へと進み、まずはお参りをせねばと、

千代保稲荷神社へ。

ここはお稲荷さんなので、

みやげ物屋で50円くらいで売っている

三角の油揚げをお供え物として奉げます。


↓お揚げさんをお供えします

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↓お参り

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無事にお参りを済ませたら、うまいもんにありつきます。

おちょぼさんと言えば串カツ。これはもうセットなのです。

境内のすぐ横にある、一番人気の玉家さんへ直行すると、

すでに閉店間際でイートインはクローズしてしまっていましたが、

軒先での立ち食いはやっていたので、飛びつきます。

メニューは串カツorドテの2択。ともに1本90円。ご明解〜。

串カツは、無限ロボットのようにひたすら店員さんが串を揚げていくのを

ひょいひょいとセルフでピックアップ。

ドテはでっかいナベになみなみの八丁味噌が炊かれていて、

そこから好きに引っ張り上げて食べる。

会計の際に、串の数を申告してお支払いというシステム。

むうう、何度見ても魅惑的です。


↓玉家

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↓うわあ、魅惑的♪

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↓どんどん揚げていくのをセルフで

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↓トイレ金ぴか

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でわでわ、早速揚げたての串カツをパクパク。

んんんんんん〜んまい!

もう手が止まりません。油モノなのに何本でも無限に行けます。

で、この串をおもむろにドテの煮えるナベにドボンして、

八丁味噌でも楽しむ。

ドテもモツの芯まで味噌がしみ込んで、抜群の歯ごたえと味わい。

あああああ、ビールビールわい!?No〜〜〜@@@@

もうあまりのうまさに、ワイ半狂乱です。

何度もお伝えしていますが、そもそも串カツやドテの文化は大阪新世界ではなく

東海地区が本場ですからね。旨いに決まってます。

うめさんもホクホク顔で満喫しているようで、

今度奥さん連れてこな!と大喜び。

そして、野菜さんはというと、もうね、笑うしかない!

ドラクエに出てくるパペットマンふしぎなおどりを踊っているかのようです。

トラブル抱えたマシンに悩まされつつも、ここまで引っ張ってきたのも

是が非でもこの串カツとドテを味わうんだという執念でしたからね。

もう”野菜”を返上して

ドテでも串カツでもええんちゃいますかというくらいの勢い。

それくらい喜んでいただけて、アテンド冥利に尽きました。

かく言うわたくしも、もう止めドコロを逸して、

じゃんじゃかじゃんじゃか串をお代わりしてしまいました。

いやあ、何度でも来たい!何度でも食べたい!あの味噌鍋にドボンしたい!?

大満足でございました。


↓ガッツガツ

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↓やめられない止まらない〜

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ということで、2日目ライドの前半戦145kmでした。

時刻はすでに17:30を過ぎ、夜の帳が下りてきました。

ここからはいよいよ関ケ原を抜けて、

滋賀県は湖東へと抜けるミッションが待ち受けます。

終着の地・大阪は遥か170km向こう也。

ということで北斗の拳風にお別れです。


さらば野菜の戦士よ!お前の熱き魂は、俺たちが運ぶ!!

次回、北斗の拳!『キャノンボール最終章!たとえ野菜の生命果てるとも!!』

北斗の掟は、俺が守る」(Na:千葉繁

2017-12-11

陶音 タイルを使ったワークショップ at スタンダードブックストア心斎橋

日曜日。

だいぶ前から申し込みをして楽しみにしていた

陶音さんのワークショップに出かけてきました。


毎度おなじみのスタンダードブックストア心斎橋さんの

雑貨コーナーで扱っている食器やアクセサリーたちの

切なさを感じる独特の色使いがとてもよい味わいで、

わが家でもお皿を愛用させていただいているのだが、

いつか陶芸でもなんでも体験できたらいいなあと思っていた矢先に

念願のワークショップ開催のお知らせ。

思わず飛びついた次第です。


↓愛用の食器

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ということで、13時からワークショップスタート。

自分と奥さん、長女の3人が

実際にタイルのワークショップを行うのですが

下の娘の無双ぶりをどうにかこうにかあやしながらの長丁場、

ということで大苦戦が予想されます@@


ワークショップスタート

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今回のワークショップでは、

ミラーの裏面にタイルをはめ込む体験で、

まずは目の前に用意された色とりどりのタイルから好きなものを選んで

それを木枠と同じサイズの下紙の上に並べてデザインを決めるところから。

完全にノープランのところからのタイル選び、悩む〜〜〜@@

1つ1つ手焼きなので、大きさも色味もすべて少しずつ違う。

とりあえず良いと感じるタイルパーツを確保しておいて、

それをあーだこーだと並べたり、入れ替えたり。

1つ入れ替えたり並べ替えたりすると、

それに合わせて隣も入れ替えないといけなくなって、

そうやって悩めば悩むほどどんどんドツボにはまって、ああ楽しい!!

当然ですが人によって選ぶ色味や形、大きさも千差万別

その人の人柄や個性がモロに出ますね。

タイルの並べ方も、整然と並べている人もいれば、

あえてランダムに置く人もいて、本当に面白い!!

途中でスタンダードの中川さんものぞきに来られて、

めっちゃ面白そうやなあ〜とニコニコ。


↓レクチャー中

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↓様々な形・大きさ、色とりどりのタイル

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↓どのタイルを選んでどんなふうに並べようか真剣勝負

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自分はというと、myロードバイクでもそうですが、

モノトーンよりも、あえていろいろな色を組み合わせたようなもの、

アンシンメトリーなデザインが好きで

その分組み合わせが難しいんだけど、それが楽しかったりする。

今回も1つのタイルで2トーン乗っているパーツに自然と手が出ました。

で、それらの形が台形や三角のものばかりで、

どうもお山のように見えてきたので、

山の連なりをまず思い起こさせるように、それらを右斜めに展開していき、

左斜めを空に見立てて、雲を浮かべて、ポイントに太陽(もしくは月)、

という構図が出来上がりました。

こういうモザイク画だとどうしても抽象でとどまってしまったり、

デザイン的なバランスだけを重視した配置になってしまいがちなのだけど、

どうせならテーマやストーリーがあった方が面白い。

今の「山と空」というのでも十分、テーマ性が出てよかったのだけど、

もう一押しなにか物語性を追加できないだろうか。

せっかくならアイヌ民族のタペストリーや、

どこかの洞窟に描かれた先住民の壁画、

あるいは週刊新潮谷内六郎の牧歌的な表紙的なもののような、

”民藝”的なものが醸し出されるような何かできないかなあと、

もう一度タイルを探っていたら、なんとまるで鳥のようにあしらわれた

真っ白なタイルを発見!!

これはもう一期一会とばかりに、一度並べた配置を崩して、

空の部分にそれをはめ込んで間際でギリギリ手直し。

あとは隙間を埋める小さなパーツを配色に注意しながら並べる。

これで納得のデザインができました。


↓こうなりました

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奥さんのは、自分とは真逆で

理路整然と細かいパーツが敷き詰められていて、

なんだか大好物のチョコレートの詰め合わせの箱を開いたような感じ。

茶と紺と黄色の配色が統一感があって

とても落ち着いていてきれいですねえ。


↓奥さんの

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娘は、作業に全く迷いがなくて、一番乗りで決めていました。

パステル調の淡く優しい色使いが彼女らしい。

どちらかというと奥さんの流れに近いような並べ方です。


↓長女の

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さて、配置を決めたら、それを木枠の中に埋め込む作業をします。

まずは少しずつボンドを縫って、下紙の上で並べたとおりに、

置いてタイルを接着していきます。

この作業、ボンドが乾かないうちにしないといけないのだけど、

次女が本領を発揮しては困るので、ここで少し抜けて、

子守唄を歌いながらバギーを転がせて、寝かしつける。

無事に寝かしつけ作戦を成功させて、いざ接着。


↓木枠にボンドで接着

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タイルがくっついたら、

タイル以外の部分を埋める目地を流し込んでいきます。

目地の色も大事で、

それによって作品の印象も大きく変わってしまいます。

白と黒、それからそれらをブレンドしたグレーの3色から、

自分はタイルのカラフルさを生かすために黒をチョイス。

奥さんは落ち着いたタッチを出すためにグレー、

娘はパステル調のさわやかさを演出する白ということで

3人見ごとに分かれました。

色が決まったらそれぞれの漆喰のようなものを水で溶いて、

粘土状にしてそれをエイヤっと乗せ、

木枠の中に万遍なく行き渡るように手でぐいぐい伸ばしていきます。

あまり部分をふき取って、そこからはち密な作業。

タイルの上に載っている目地だけを

ウェットティッシュで丁寧に拭き落としていきます。

あまりゴシゴシすると背景部分の目地までふき取ってしまうし、

それを恐れて拭きが弱いとタイルの上で固まって汚くなってしまうので、

丁寧に丁寧に拭きとっていきます。

この作業、実は黒が一番大変だそうで@@

それを早く言ってほしかったなあ。


↓目地を入れていきます

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↓まずはドーンと

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↓ここからタイル面を拭いていきます

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そうこうして、足掛け3時間ほどで無事完成!

思った以上にスムーズな進行に先生もビックリされておりました。

参加者皆さんでわいわいおしゃべりしながら楽しくできて、

大満足のワークショップ

最後に出来上がりをみんなで品評。

皆さんとても個性的で魅力的な作品。面白い!

本当に、陶音さんの色使いや作品が大好きなので、

また是非何かあれば参加したいなあ。


↓わが家の作品たち

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↓みんな力作!

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↓記念撮影

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レトロ印刷通い

土曜日は、いつものレトロ印刷JAMさんに

朝からへ入り浸り。


長女が音楽教室のレッスン中に、

まずは『TOKYO MIDNIGHT』の写真集づくり。

テーマが美しい絶景ではなく、

街の日常を掠め取った記憶の残滓ということ、

しかも夜の闇の粗さが肝心なので、それを表現するには、

ツルツルで光沢のある印画紙ではなく、

できるだけチープな紙に貼り付けるにしたい。

色々思案した結果、先日観たロバート・フランク展で、

写真を新聞紙に印刷したものを展示していたのをヒントに、

クラフト紙にプリントした写真を張り付けようと思い立つ。

それをリングノートのように束ねて一冊に仕上げようと思うのだが、

リング幅の加減で作品を一冊にまとめ切れない。

ならば、WEB版で3つのテーマに分けたので、

そのテーマごとに1冊にまとめる。

束も表紙も一見全く一緒にして、

リングのカラーだけが違う3つで1セットいう形式の作品に仕上げたら面白いかなと。

とりあえずリングノートの形に本を成型したところまで。


昼前に娘をピックアップして、お昼ご飯を食べたら

再び舞い戻って、今度はスリマッカをやりまっか。

娘に手伝ってもらいつつ、なんと7色刷りに挑戦。

製版フィルムを細かくマステで目張りして、1色ずつ刷り刷り。

なかなか難易度の高いスリマッカに、

スタッフの皆さんも興味津々でした。

娘に手伝ってもらいつつ、どうにかこうにか。

どんな風になったかは、またそれが成就してから公開しますが、

我ながらよく頑張った!

しかし、インク買取7本は出費がでかい!

でも次からはインク持参でできるから、初期投資と思えば。


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Music Life 『Ramona』 by 細野晴臣

ひさびさに、弾き語り練習。

曲は細野さんの名盤『HoSoNoVa』のトップを飾る『ラモナ』。

1920年代の名画を飾った美しい曲のカバー曲です。

この小気味酔いワルツの調べに、

静かに語りかえるような細野さんの重低音ヴォイスが波打ち、

大人の子守歌のように、聴く人を穏やかな夢の世界へといざなう。

ご本人はご自身の声が好きじゃないみたいだが、

あんな風にささやかれたら、ズルいの一言。

メロディーもアレンジも完璧な世界観が形作られているので

余計なアレンジは加えず、

素材のよさを生でいただくようなつもりで弾き語りしました。


D


細野さんの最新アルバム『Vu Ja De』が

兎にも角にもスッバラっしいのです。

御年70になられた日本音楽界の父は、

いまだに創意工夫と好奇心にあふれたギター小僧のようです。

ここ最近の古き良きオールドアメリカンのミュージックや、

あるいは色褪せぬ名画を彩る名曲たちへの惜しみない愛情を

自身のライブや作品に注いでおられますが、

決して、いわゆる”懐メロ”というカテゴリーに納まるのではなく、

ヴィンテージもののワインを大事に開封するようにして

永久不滅のマスタピースをじっくりと味わうような具合で、

それがひたすらに大人の風格を纏って、かっちょエエのです。

この塩梅は、あらゆる音楽の世界を流浪し、

丁寧に年輪を積み重ねてきた人だからこそ成せる業。

無条件でスタンディングオベーションを捧げたいと思います。


Vu Jà Dé (ヴジャデ)

Vu Jà Dé (ヴジャデ)

2017-12-05

ピアノ発表会

この土日は遠征もなく、静かな週末でした。

土曜日は午前中に音楽教室

翌日の発表会に向けて最後の追い込み。


でも、娘はこのところ家で全然練習をしている様子なく、

しかも先生が自宅で一人でも練習できるようにと、

細かく書いてくれたノートを紛失し、

それらを先生にとがめられてスネる。

これはいかんと叱る。

自分がやりたい、やると決めたことができないならやめてしまえと。

自分がやりたいことすら全うできない人間が、

これからやりたくないこと、やらないいけないことが

たくさん待ち受ける社会で通用するかと。

一番いけないのは、ピアノがどうとか、音楽がどうとか以前に、

自分がやるというので、親や先生や周りの人たちが、

応援したい、もっとよくなるように手助けしたいと思ってやっている気持ちを

踏みにじるようなことは絶対に許せない。

どれだけ先生やみんなが頑張ってくれると期待しているか、

そしてそれがこんなことになってどれだけがっかりしているか。

うまいとかヘタとか、そんなことはどうでもよい。

何でもかんでも人に頼ったり、成り行きに任せたりして、

努力することを怠る、努力することから逃げるような人間になるなと。

もう本気で怒りました。


翌日は、いつもの会場で発表会。

曲自体がそもそもリズムか微妙なのか、

それともアンサンブルがうまくかみ合ってないのか、

メンバーのテンポが少しずつずれてるように感じましたが

どうにか無事に演奏することができました。

今までは鍵盤の前でピシっと固まったまま演奏していたのが、

徐々に足や体を使ってリズムを取って演奏するようになったり、

譜面もある程度読めるようになったり、

技術的には少しずつ上達しているなあと感じました。

あとは彼女がどこまで本気で自分と向き合えるかです。

2017-11-30

TOKYO MIDNIGHT 〜Under the Tracks〜

↓秋葉原・ニュー秋葉原センター

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↓神田・東松下橋架道橋

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↓神田・八千代倉庫

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↓鍋橋 架道橋

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↓神田・今川小路

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↓有楽町・食安

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↓有楽町〜新橋

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東京高速道路高架下

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浜松町ガード下

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↓高輪架道橋(通称・提灯潰し)

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↓高田馬場・神田川上水 橋梁

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↓目白・新井薬師道 架道橋

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↓大塚・平松架道橋

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2017-11-29

キャノ忘年会 at BUTA_MA_MILLE

さてさて、激闘のキャノボから早くも3週間が経ちます。

つい最近のようでいて、遠い記憶のようでいて。

まだ熱気が冷めやらぬうちに

一度打ち上げをしましょうということで集合。

せっかくなのでうちの娘と、うめ奥さんも参加です。


今回お邪魔したのは天六の「BUTA_MA_MILLE」さん。

やはり自転車仲間での集いですし、

今回は特別な記念パーティーなので、

自転車にまつわるお店が良いかと思いこちらに。

ここのオーナーさんは北摂をメインに走られている

ローディーの「みっちょむ」さんなのです。

もうかれこれ7,8年前になりますが、

何度かブログでやり取りさせていただいたこともあり、

3年ほど前からうちのご近所で

お店を始められたのも知っていたのですが、

なかなか足を運ぶ機会がなく、今回初めてお邪魔します。


↓BUTA_MA_MILLEさん

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平日ということで、20時の遅めのスタート。

娘は早くも奥さんにべったりです。

まずは乾杯をして、

そのあと自分からうめさんと野菜さんに記念品の贈呈。

先日刷った特製Tシャツと、

あとスポーツ雑誌Numberの公式プリントをあしらったマグカップ。

まあ、今回のライドはいろいろちょっと特別なので、

これくらい贅沢にしてもよいでしょう。


そこから美味しい料理に舌鼓を打ちながら、おしゃべりタイム。

まずびっくりしたのが、

野菜さんのコルナゴC40のフレームが

割れてしまってお釈迦になってしまったそうです。

キャノボ中に異音がひどくなり、

途中で走行不能のためリタイアに追い込まれてしまいましたが、

帰宅後整備して、乗っているときに、寿命が来てしまったそうです。

もともと90年代に製造された、

年季の入ったアルミ/カーボンのハイブリット機ですからねえ。

経年疲労による寿命でしょうか。

で、がっくし落ち込んでいるのかと思いきや、

すでにシレっとMASTER X-LIGHTを購入して乗り換えてるし!

仕事が早い!福屋工務店!

↓カプレーゼ

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あとは、もちろんキャノボ話。

やはり話題の中心は野菜さんの数々のトリッキーぶり。

のっけから怪しすぎる身のこなし、

湘南での瀕死から、箱根での脅威のカムバック、

富士川での居眠り疑惑などなど、

ほんとつくづく愛すべきキャラクターですね。

あとは、楽しい思い出や美しい景色も当然思い出に残っているのですが、

それらよりも鮮明に思い出されるのは

やはり怖かった瞬間やしんどかった瞬間。

名古屋でのトラックの幅寄せや、箱根〜三島の激下りとか…。

ブルブル〜〜@@@

さて、うめさんが一番盛り上がったシーンはというと、

ゴールの瞬間でも、富士山の絶景でも、おちょぼさんの絶品串カツでもなく、

浜名湖を過ぎ、潮見坂を登ったところで見つけた、

愛知県の標識を発見した瞬間、

つまり長かった静岡県を脱出した時だそうです。

いや、まじ、それ!わかる!!

やはり600km近い道のりの間には語りつくせぬたくさんのドラマや感動があって

もう本当に話は尽きません。


↓ハム旨し

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↓肉塊ど〜ん!!

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いやあ楽しい楽しい宴でございました。

美味しくてボリューム満点のお料理、大満足でした!

またみっちょむさん引き続きよろしくお願いします!


↓みっちょむさんありがとうございました!

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ということで、また次のチャレンジに向けて?

いろいろやりませう。

チャンチャン♪


↓また次のチャレンジに向けて

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↓オマケ

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レトロ印刷JAM de 初スリマッカ!! 

ご本人たちに渡す前に、ネタバレ厳禁のため寝かしていましたが、

このところ入りびたりしているレトロ印刷JAMさんで、

初めてのSURIMACCA体験をしてきました。


SURIMACCA(スリマッカ)というのは

シルクスクリーン印刷をお手軽にできる簡単なキットです。

印刷というと、なかなか素人が手を出すのに

ハードルが高いように思われますが、

これは本当に工作の延長上の感覚で、

色々なものに刷ることができる優れもの。

本当に色々な可能性が広がります。

これ発明した人スッバラシイよ。


↓スリマッカ

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で、毎度の工作部隊の出動でございます。

先日の東京大阪のなんちゃってキャノボの激走を、

よりメモリアルなものとして記念品を作りたいなあという

工作欲が案の定芽生えまして、

しゃしゃっと筆を走らせた次第。

ちなみに下のアイコンみたいなのは、今回通過した都府県の標章です。

これをぜひ簡単にTシャツにしたいのだけど、

今まで利用してきたWEBプリントみたいなのはどこも、

ディスプレー上と、仕上がりで色味が違っていたり、

がっかりすることが多く、

それならば自らの手で刷ってみようということでチャレンジです。

どうせなら普段使いできて、かっちょエエ方がいいに決まってますからね♪


↓オリジナル原画

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まずは、手書きの原稿を持ち込んで、

それを製版フィルムに焼いてもらいます。

原稿の黒い部分に、細かいメッシュ穴があけられてきました。

ここにインクを通して、、グラフィックを表現するという、

原理としては原始的ではありますが、

わかりやすくて実にお手軽です。


↓版が上がってきました

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さて、製版フィルムができましたので、次はキットを準備。

まずはおもちゃのように簡単に組み立てるフレーム。

それからフィルムを挟み込んで固定するためのゴムパッキン。

あとはインクを流すためのスキージーなど、

パーツを集めます。インクは今回はグレー色に合わせてラムネ色をチョイス。


まずは、大きさに合わせてパーツを組み上げます。

次に裏手の溝に、フィルムを挟み込んでいきます。

最初は大雑把な感じでOK。

その上に、二重にゴムパッキンを詰めて、

フィルムがしっかり張りがでるように固定していきます。

インクを上手に乗せるために、フレームの裏に浮きをつけるのも忘れずに。

うむうむ、なかなか簡単。

仕上がった版をTシャツに当てて、

位置をマステでバミったら準備完了!


↓いざ

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↓アタリを付けます

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Tシャツに版を乗せ、そこに十分なインクを流す。

それをゆっくりとスキージーで上から下へと流していきます。

そして念押しでもう一度スキージーを立てて、

余計なインクを落とすような感覚でなぞれば

あっという間にプリント完成!

細かい、濃淡の表現もばっちり出てるし、

小さなフォントも潰れずに再現できてる!

スゴイ!

細かく版を分ければ多色刷りも可能らしい!

こんなお手軽でいんでしょうか。楽しすぎる。

レトロ印刷さんでやれば、

1日作業代の500円+材料費だけでお財布にも優しいし、

こんなの最高でしょう?


↓いざインクを刷り刷り

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↓記念Tシャツ完成!

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ついでに、こちらもおなじみとなった缶バッヂづくり。

翌週にお邪魔するカンザス・シティ・バンドの特製バッヂ。

毎度差し入れする一升瓶を入れるサコシュに付けてお渡しします。


↓原画

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↓ついでにカンザス・シティ・バンドのバッヂも作る

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