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記憶の残滓 by arkibito

2016-02-15

最後の京都おでかけ

木曜日の祝日。

先週は今季の自分にとっての最大のプロジェクトの大詰め。

企画の段階から相当に心血を注いで、

朝から晩までそれにかかりっきりで燃え尽きる。

自分の場合は、仕事内容が遊びではないけれど、

自分の趣味の延長みたいなものなので、

激務自体はしんどいというよりも充実、やりきった感が強いのだが、

さすがに体力的にはきつく。

2月はもうゆっくりすることにした。

それに、いよいよお腹の子がいつ生まれてもおかしくない

週数に迫ってきており、常時待機しておかないといけない。

なので、絶好の山or遠征日和だったがどちらもなし。


で、ゆっくりしていたのだが、

せっかくいい天気だし家族でどこかへ行こうということになり

産後しばらくは奥さんがいけなくなるので京都へ。

なじみの本屋である恵文社一乗寺店の店長を長らく勤めていた堀部さんが

独立して町の本屋さんを開かれたと話は聞いていたのだが、

全然行けていなかったので、この機に伺います。

北浜まで出てそこからおけいはん神宮丸太町まで。


↓たぶん3人家族そろってのおでかけは最後

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河原町丸太町の北東角のまだ古い家並みが残る一角に、

「誠光社」がありました。

まだ内装も真新しく、ほのかに木の香りがします。

落ち着いた店内は、思ったよりも狭くて、本の数もそれほど多くはないのだけど

ナルホド目利きの効いた本たちが並んでおりました。

残念ながら今回はこれと言える本との出会いはなく、

娘がほしいといった古い昭和の折り紙の本を購入。


↓誠光社

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↓近くに気になる銭湯

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そこから四条河原町までのんびりゆっくりお散歩。

この日は2月初旬とは思えないほどの陽気で軽く汗をかくほどでした。

ちょうど、義母が滋賀に行っていて、帰りに落ち合って京都でごはん。

ということで、わたくしのリクエストで

地酒が旨いと評判の「薄伽梵 ハヂメ」さんへ。

類さんもサインもありました。

もちろん京都ですから乾杯は日本酒でということで、

伏見の名酒、蒼空さんからスタート。


↓薄伽梵 ハヂメ

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↓蒼空

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↓刺盛り

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このお店は藁焼きが名物で、

なかでも朝引き鶏を軽く藁焼きしたお肉でしゃぶしゃぶがいただけるという

他にはないメニューがありそちらを注文。

厨房で豪快に藁焼きの火があり、それらがみごとに並べられて出てきました。

これで3人前なのでかなりのボリューム。

普通のしゃぶしゃぶの要領でさっと出汁にくぐらせていただきます。

半生の優しい口当たりに、藁でいぶされたスモークな味わいが何ともおいしい!

お鍋のお出しも絶品で大満足の晩餐でございました。


↓朝引き鶏の藁焼きしゃぶしゃぶ

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↓白木久

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帰宅後はおみや。

みたらし団子発祥のお店と言われている加茂みたらし茶屋の団子と

言わずと知れた出町ふたばの豆大福。

どっちもタマラン!


加茂みたらし茶屋のみたらし団子

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出町ふたばの豆大福

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2016-01-05

2015年総括

遅ればせながら新春恒例の前年の総括。

2015年は公私ともにやりたいことをトコトンやって、

満足のいく結果と思い出を残すことができた非常にいい1年でした。

前年に蒔いた種がうまく花開いたような気がします。

メインの活動としては自転車よりも登山に完全シフトし、

自分の持ち味であるエンデュランス能力を

ようやく山でも発揮できるようになりました。

特に、念願だった栂海新道を完走できたのは一生ものの思い出です。

なんだかんだで去年までは手探りなところがあって、

長い距離を早いペースで歩けたのは実力なのか、

たまたま調子が良かっただけなのか図りきれていませんでしたが、

自分は何事においても高度なテクニックとかスキルとか

そういうところの勝負ではなく、

基本的なことをコツコツ、辛抱強くやるという性分なのだと自分を理解しました。

アクティブな活動については、

今年は二人目誕生、家族優先のスケジュールとなるので、縮小の予定ですが、

それでもスキをついて登りたい山を攻めたいと思います。

去年で一番大きかったのは、音楽活動の再開。

本格的な活動をやめて約15年たって、

またこれほど音楽に熱を上げるなんて思いもよりませんでした。

もともと一人でちまちま創作するのが大好きなタチですし、

かといってあまり人前でライブ等々でパフォーマンスするのは好きではないので

こんな感じで細々と続けていきたいと思います。

前置きはこのくらいとしてとりあえずリザルト一覧。


【年間スケジュール2015】

■1月

 ▲黒岩初日の出もうで

 ▲霊仙山スノーハイク

◎1.17鎮魂ウォーク

■2月

 ●うどん県スポットライド 208.67km/1107m

■3月

 ◎瀬戸大橋登頂

 ▲入笠山スノーハイク

■4月

 ▲荒島岳1dayハイク

■5月

 ▲子連れハイク at 六甲ロックガーデン

 ▲ぐるっと金勝アルプス

■6月

 ▲◎ヒミツの山行 追憶のマ○カン

 ▲◎武田尾廃線跡ハイク

■7月

 ▲木曽駒&宝剣岳 電撃戦

 ▲地獄の火打山妙高山撤退

 ▲仁川峡谷アドベンチャー

■8月

 ▲裏銀座縦走

 ▲大山登山

■9月

 ▲槍ヶ岳 feat.K大先生

 ▲めざせ日本海 栂海新道

 ▲子連れハイク at 若草山

■10月

 ▲ちょいと豪円山

 ▲駆け込み鳳凰三山

■11月

 ●すさみライド 58.15km/725m

 ◎湊川隧道 

 ▲黒岩詣で

■12月

 ▲信貴生駒交野縦走


2015年年間走行距離:358.7km

◆通算TOTAL:44277.56km


↓元旦初日の出 at 黒岩

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↓霊仙山スノーハイク

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うどん県ライド

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↓入笠山スノーハイク

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↓類さん

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↓野球

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荒島岳

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↓家族でロックガーデン

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↓金勝アルプス

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追憶のマ○カン

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武田尾ハイク

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木曽駒ヶ岳

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↓宝剣岳

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火打山

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仁川峡谷

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烏帽子岳(裏銀座

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野口五郎岳の眺め(裏銀座

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水晶岳(裏銀座

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鷲羽岳からの眺め(裏銀座

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↓三俣蓮華岳からの鷲羽岳(裏銀座

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↓双六岳(裏銀座

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うさぎ

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大山

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槍ヶ岳 feat.ミスターK

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白馬岳

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朝日岳

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↓栂海新道

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親不知の海

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↓とっとりバーガーフェスタ

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↓家族旅行 to うどん県

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鳳凰三山

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↓柿狩り

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↓トラやん

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湊川隧道

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↓類さん(2回目)

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↓信貴生駒交野縦走

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前の年は雨にたたられ続きでしたが、

2015年火打山でコテンパンにやられて以降は本当に天候に恵まれ

おかげで行きたかった縦走が満喫できたのが大きかったですね。

登った山の数は別にしても、

ひょっとしたら歩いた距離でいえば歴代最長の距離を歩いたかもしれません。

やはり山でも自分は”ロング”というところに魅力を感じてしまいますし、

こだわっていきたいなと思います。

あとは小学生に入った娘との旅も色々行けたのがよかった。

彼女にはできるだけ色々な体験をさせてあげてあげたいし、

実際様々なことにチャレンジして、

この1年でかなり大きく成長したと感じました。

子供の成長ほどうれしいものはないです。

さてさて、リザルトに続いてはベストの発表です。


<ベストマウンテン雪倉岳(栂海新道)>

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今年のベストの山行は何と言っても栂海新道です。

3000m級の北アルプスの山から海抜0mまで一気に下る

あこがれのロングトレイル

過酷であると同時に一生に残る素晴らしいものでした。

その中でもとりわけ印象的だったのが、

200名山である雪倉岳からの眺め。

南側に白馬岳の雄大な景色が見え、

白い山肌に紅葉コントラストが見事。

翻って北に目をやれば、空と海の青の境界がはっきりと目にできる。

本来の栂海新道のスタートはさらに先の朝日岳東端にありますが、

自分としてはいよいよ冒険がスタートするぞというワクワク感と

死地へ参るという覚悟が生まれた地点でした。


<ベストライド:なし>

今年はリザルトを見ても一目瞭然。

本当に完全休養ということで、実際自転車に乗ったのは、

仕事でうどん県をめぐったのと、野球の試合に使ったのと、

濱口さんのライブに行ったのと、走り納めの舞洲の4回のみ。

そのどれもが、ライド主体ではなく、

完全に移動手段としてだったので

該当なし!


<ベスト産業遺産瀬戸大橋登頂>

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主要な趣味の一つである産業遺産めぐりでも

今年はかなり充実していました。

軍艦島などが世界遺産登録されたり、

テレ東では『廃墟の休日』という番組が流れたり、

ドボク関連でもイベント等も盛んに行われ、

これまでごくごく一部のマイナーな人たちの領域だったものが、

ずいぶんと市民権を得てきたように感じます。

今年もあれやこれや覗かせてもらいましたが、

一番印象的だったのは瀬戸大橋の登頂。

バカと地理学者は高いところを好むと昔からよく言います。

やっぱり”テッペン”というのは気持ちがいいものです。


<ベストMUSIC:『悲しみのラッキースター』 by 細野晴臣

HoSoNoVa

HoSoNoVa


今年は音楽熱で、あれもこれもどんなジャンルでも聞き倒した一年でした。

洋楽邦楽、ロック・POPS・JAZZ・BLUES・CLASSIC、アイドル曲から演歌まで

いいと感じる音楽にはあらゆる垣根を取り払って聴いてきましたが、

この一年ずーっと頭の中で回り続けていた曲が細野さんのこの名曲

一曲でいいからこんなイカした曲を書いてみたいなあ。

ご本人は全く嫌いなようですが、

あの深みのある歌声がたまらくダンディーで好きです。

6月に味園ユニバースでのライブも、

御年68歳とは思えぬエネルギッシュで最高にかっちょ良くて

改めて日本ミュージック界の父の偉大さを感じました。

この曲についてはまた別記事にて。


<ベストBOOK:『シカゴ育ち』 by スチュワードダイベック


今年はもうこれしか読んでません。

この一冊と心中した一年。

これさえ読めば、もう自分の中の文学的な欲求が満たされる

かけがえのない一冊です。


<ベストMOVIE:『うる星やつら2 ビューティフルドリーマー』 by 押井守

D


BD版を購入して以来、

もう、10回ほど繰り返し繰り返し中毒のように観てます。

面白すぎる。

自分はやっぱりあの猥雑かつ不条理な世界のまかり通る

危ういバランスと自由にまみれた

80年代という空気がたまらなく好きなのかも。

特にここ10年で、世界はユニバーサルデザインの名のもとに

すべての分野で殺菌消毒され無機質で均一的な

退屈極まりないことになってきている。

テクノロジーの盛大なバックアップによって、

さもプロ並みのクオリティであらゆるものが創造され消費され、

すさまじいサイクルで捨てられていく時代だからこそ、

自ら血反吐を流し、脳みそフル回転させ、

手足が麻痺するまで酷使して稼いだ末に

創り出されたモノの気迫とホンモノ性が

余計に際立って見える。


<ベストドラマ:『本棚食堂』>

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まさかのシーズン2はうれしい誤算でした。

素性を隠し、迫りくる締切と鬼編集者に日々おびえながら

少女漫画の連載を続ける野郎二人組。

本当の夢はグルメ漫画を描くことなのだが、夢は叶わず、

締切に追われ限界極まると、禁断の書庫現実逃避して

小説や漫画などの二次元世界で描かれるグルメを再現するというドラマ。

なんともユル〜い感じの展開と、

ドラマに登場する料理たちが本当においしそうで面白いのです。

主人公の中村蒼柄本時生の凸凹コンビが最高で、

そこに絡んでくる脇役の人たちもクセが強くて面白い。

アシスタントの梅ちゃんを演じる山下リオちゃんが

見た目も雰囲気も奥さんと本当にそっくりで笑えます。


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<ベストフットボーラー大久保嘉人川崎フロンターレ)>

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今年、我らが青黒ガンバは、個人的にはよくやったという高評価です。

Jリーグ年間3位ただしCS浦和下剋上して2位、

ナビスコカップ準優勝、天皇杯連覇、ACLベスト4、

ユース準優勝(WEST優勝)は立派だと思います。

確かにタイトルがかかった重要な試合に負けるということ自体には

非常に悔しさを感じますし(とくに広島相手だと!)、

前年のタイトル総取りに比べると見劣りしますけど、

年間60試合(J1全クラブで最多)というものすごいタイトなスケジュールの中

どのタイトルにもしっかり絡んだわけですから、

これはものすごいことです。

いよいよ新スタジアムもお披露目されます!

胸を張ってアジアのトップを目指してほしい。

と、話が大きく逸れてしまいましたが、2015のベストフットボーラーには

大久保を挙げたいと思います。

川崎フロンターレ自体は、リーグも天皇杯もうちが立ちはだかってしまいましたが

個人スタッツでいえば、3年連続得点王という前人未到の大記録を打ち立て

ゴンさん、佐藤寿人と通算得点記録にもほぼほぼ迫ってきました。

Jリーグクオリティということも言われるけれど、

それでも同一リーグで3年連続で誰よりも点を取り続けるというのは

並大抵のことではない。

ましてや大久保はもう33歳ですよ。すごいの一言です。


<ベスト野球人:山田哲人東京ヤクルトスワローズ)>

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今年は本当にわがヤクルトスワローズはよくやってくれました!

みんなにベストをあげたいけれど、1人と言われればやっぱり哲人です。

本当はキャッチャー中村の活躍にベストを上げたいところ。

なぜなら懸案だった投手陣、特に中継ぎ・抑えの継投陣を

懸命にリードしてくれたことがセリーグ制覇の一番の要因だからです。

ただ!ただ!そのかわり打撃を完全に捨ててしまったのがマイナスポイント。

守るのはもちろん、せめて3割打てるようになってほしい!

そこで世紀に残る結果を出した哲人にベスト。

トリプルスリーはもちろん、

史上初の本塁打王盗塁王のダブルがありました。

パワーとスピードを両立させるなんて本当に常識破りなんです!

そして日本シリーズでのもはや伝説として語り継がれるであろう3連発。

前年に右打者の歴代最多安打を打ったのも含めて、

残してきた結果が完全に規格外。

本人が今年の目標に掲げている

前人未到の、2回目、しかも2年連続でトリプルスリーをしたら…

これはイチロー以来のレジェンドが生まれる予感です。

しかも守備の要であるセカンドを守れるというのが大きい。

アッパレ!

でも真のMVPは、最高の伝説を残した真中監督かも(笑)


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<ベストドライバー:松田次生&ロニー・クインタレッリ(NISSAN GT-R NISMO GT500)>

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ご存じイタリアからやってきた熱血侍ロニー、

そして去年初の栄冠に涙した松田さんのベストコンビにダブルMVP

(実は二人とも自分と同い年)

激戦の一年をあきらめずに攻めた結果のGT500クラス連覇おめでとう!

序盤戦からMOTUL AUTECH GT-R NISSAN GT-R NISMO GT500は

トラブル続きでまともにチャンピオン争いできない状態だったけど

大混戦の最終戦で差し切っての連覇はさすがでした。

今年は本当にF1がつまらなかった分、

国内レースの面白さが際立ってました。


<ベストロード選手:該当なし>

ごめんなさい。乗る方も休業ならレースの方も全く見ず。

それでもツールと世界選手権はちゃんとチェックしていたはずなのですが

今振り返ってあの選手がすごかったとか、

あの場面シビれたなあというのが

一切思い出せませんねん。

それよりは近年、運営団体同士がいがみあっていたり、

ドーピング問題が尾を引いて大口スポンサーが抜けたり、

ちょっと心配してしまいます。


<ベストグルメ:キンメのしゃぶしゃぶ>

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2015年食べた中で一番おいしかったのが、

仕事で訪れた室戸の初音さんでいただいた「キンメのしゃぶしゃぶ」

高知と言えばなんといってもカツオが思い浮かびますが、

黒潮が流れる太平洋に面した高知は本当に海の幸の宝庫で、

金目鯛も名物の一つ。

もちろん金目鯛は大好物ですが、しゃぶしゃぶで頂くのは初めてでした。

お出しの中にさっとくぐらせ、

半生状態でいただく白身は本当に甘くやらかくおいしゅうございました。

高知最高!


<ベスト酒:豊盃 裏ビキニ娘>

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今年も全国津々浦々たくさんの地酒をいただきました。

その中でも断トツのインパクトを残したこちらがベスト酒。

豊盃といえば、銘酒王国・青森の中でも屈指の酒蔵ですが、

まるで余裕差を感じさせるくらいの悪ふざけなラベルに、

中身は全く文句のつけようのない旨さに脱帽するしかありません。


<ベスト酒場:井倉木材>

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酒場のベストはかなり悩みました!

ホームグラウンド天満・中崎・中津エリアはもちろんのこと

野田・ミナミ京都神戸など出没エリアも拡大中。

自分の場合は、やっぱり日本酒とそれにあう逸品が揃っていることが最低条件。

それをクリアしたうえで、一番印象的だったのが、

京都井倉木材さん。

その名の通り、昼間は木材店で、

夜だけ立飲みに変身するという変わり種。

木材店の作業場の感じと木の香りで雰囲気満点のなか

工夫されたアテの数々と、ベストな酒。間違いありません!

ミリンレモンまた呑みたいなあ。


<ベスト麺:シロマルベース>

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麺はそれこそいろいろ食べました。

特に職場界隈は気が付けばラーメン激戦区。

というかラーメンしか選択肢がない(泣)

でも今年一番お世話になったのは、シロマルベースさん。

それもたい太融寺のところにある店舗さんの限定メニュー

このスタミナベース。

いろいろ試行錯誤される昨今のラーメンスープの進化においては

極めてオーソドックスなトンコツスープが逆に恋しかったりします。

そこにショウガと炒めた豚肉と生卵が入るという、

まるで徳島スタイルが合体して、もうそらほんま!


<ベストカレーナーガガリー>

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今や大阪カレー激戦区。新しいお店がどんどんOPENし、

様々なジャンル・形態のカレー屋さんが出現しています。

その中でも、最近多いのが、

既成店舗の空き時間や休業日を間借りして営業するヤドカリスタイル。

地元天満ナーガカリーさんもその1つ。

「カンティプール」の筋の路地から、

呑み屋横丁の居酒屋さんへお引越しされました。

平日のランチ限定なのでなかなかハードルが高いのですが、

また食べたい珠玉の一品でした。


<ベストイベント:ヤンマーミュージアム体験農園 田植え&稲刈り

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主要な遊び以外にもいろいろやりました。

たくさんライブ・コンサートにも行きました。

グルメイベントの審査員もさせてもらいました。

あと醤油作りも!

その中で約半年かけて、家族そろって携わった

田植え&稲刈り体験2015年のベストです。

普段食べているお米がどうやって作られるのかを娘に知ってもらえましたし、

自分たちで植えて刈ったお米はやはり思い入れもあって本当においしかった。

ヤンマーミュージアムさんには感謝!


<ベストパーソン:濱口祐自>

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今年のベストパーソンはもうこのお方しかおりません。

天才ギタリスト、MR.カツウラ濱口さん!

実際には去年末のライブがきっかけですが、

実際に今年に入ってこれだけコンスタントに音楽活動にのめり込めたのも

ずっと濱口さんの熱いパッションに憑りつかれていたから。

再び、歌うこと、弾くこと、

音楽を作ることの楽しさを甦らせてくれた恩人です。

今年も再び、南紀の地で再会することができたし

また来年もライブ行きます!


ということで、もうすでに2016年は始まってます。

第2子誕生でまた新しいステージへ進むことになりますが

臆することなく、自分のアンテナが反応するままに

突き進んで行きたいと思います。

2015-12-10

寺山修司という男

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12月10日。

80年前の今日、ある男が産声を上げた。

今でも時々熱にうなされるかのごとく、

その男が脳裏に浮かんで憑りつかれることがある。


寺山修司。


その名を聞くだけでゾクゾクと胸がざわつく。

寺山修司。

その名が響くだけで平々凡々とした日常がいとも簡単にツラの皮を剥がされ

裏側にべったりと張り付いた影を覗かせる。

想像力を生業とする人間は幾多おれど、

おおよそこの男ほど独創的で丸裸の存在はいまい。

あらゆるジャンルの垣根を飄々と飛び越え、

時代遅れのセオリーを事もなげに逸脱する寺山ワールドの根源は、

結局のところ言葉である。

想像とは言葉であり、言葉とは人間である。

彼が放つ言葉はまるでジャックナイフのように我々の喉元に突き刺さる。

寺山が紡ぎ出す言葉の最大の武器は、その根底にある寂しさ。虚である。

青年期に植え付けられた激しいトラウマと

母の存在・関係性によって構築されたコンプレックスによって

複雑怪奇に積み上げられた独創的な世界観、

青森という深い雪に閉ざされた風土によって磨き上げられた

稀有で危うい感性が解き放つ、

言葉、イメージ、映像、暴力、メタファー、悪夢。

それらが束となっては襲い掛かり、

没してすでに30年以上経った今なお心の奥底に木霊する。


書を捨てよ、町へ出よう (角川文庫)

書を捨てよ、町へ出よう (角川文庫)


寺山ワールドに初めて出会ったのは、

かの有名な『書を捨てよ街へ出よ』ではなく、

今や発禁ものであるアングラ実験映画『トマトケチャップ皇帝』が最初という

なんとも稀な出会いであった。

♪やめてケレ〜♪やめてケレ〜♪やめてケ〜レ、ゲバゲバ〜♪

『老人と子供のポルカ』がけたたましく鳴り響く

破壊力抜群のオープニングからスタートする短編集。

前衛と言えば聞こえはいいが、まるでどうしてキッチュの極み。

アングラ街道を大手振って闊歩するそのすさまじさに、

一撃で打ちのめされたのであった。

アングラとは言ってもそれは決してメジャーに対するマイナーという意味ではなく

我々の記憶・思想の”根流”という意味合いで。

久々に『田園に死す』を観て改めて度胆抜いた。

「生年月日、昭和四十九年十二月十日。本籍地、東京都新宿区新宿字恐山!!」

ドカ〜ン!!!


2015-11-27

『シカゴ育ち』 by スチュワート・ダイベック

今年は全然読書する時間も環境も全く整えることができずほとんど本を読めていない。

(雑誌とかガイドブックとかは除く、純粋な読書という意味で)

その代わりにちょっと特殊な読み方をしていて、

ただ一冊の本をじっくりと一年をかけて読み続け、

行ったり来たり何度も読み返すということをしている。

実際その本にはそのような濃密な読書をするだけの魅力にあふれていて、

およそ自分が文学、あるいは文学的と思える

すべての要素がこの一冊に詰まっている。

翻訳を担当している柴田元幸さんが、

今まで翻訳した本の中で一番好きとおっしゃるのも深くうなずける。

それがスチュワート・ダイベックの『シカゴ育ち』である。



タイトルを見ればわかるように、

シカゴを舞台にした小説。

Windy city(風の街)と称されるアメリカ中西部の大都市には、

風に乗って、たくさんの人たちが流れ着き、そしてまたどこかへと去っていく。

そこには当然幾多のドラマが生まれるわけであるが、

そうやって絶えず出入りが激しく、

カルチャーが刻々と変化していく大都会の片隅で、

まるでエアポケットにはまり込んでしまったかのように

そこにとどまり続ける一井の人たちがいる。


高速鉄道の高架下、錆びついた鉄くず工場への引き込み線、

もう何年も雑草に支配された空地、退屈に連なる低層団地の群れ、

真夜中のコーヒーショップ、無機質にそびえる刑務所の壁。

これら”荒廃地域”で繰り広げられる絶え間ない日常の克明で繊細な描写が

思わずノスタルジーを掻き立て、

脳裏に理想的なシカゴの街並み、これぞアメリカといえる景色を立ち上がらせるのだ。

もはやこれは読書という範疇を超えた空想散歩であり、

その地図を手に入れてしまったのだ。


真綿のように柔らかい雪が世界をやさしく包み込むファーヴェルの町並み、

乾いた砂埃が舞い、スクラップ車が寂しく佇むダウンタウンのはずれ、

べったりと塗り固められた黒い夜に放たれる安食堂の煌々としたネオン、

あるいは夕日を浴びて刹那の輝きをみせる黄金海岸の初夏、

それらを想像するだけで、もう幸福な気持ちにでいっぱいになる。


いつかきっと本物のシカゴの町並みを歩いてみたい。

2015-08-21

対案とは?

人の一生についても、あるいは国のあり様についても、

不可逆的な時間の流れの中に存在している

ほとんどすべての事象についてあてはまることだが、

今、現状繰り広げられていること、事柄、状態というものは、

何も成り行きで事が進んでしまったという結果でもなく、

まして突然降って湧いてこのようになっているということではない。

今、この状態であるということは、

それ以前にすでに幾多の選択、判断、決定が繰り広げられた

取捨選択の上に成り立っている。


人間はどうしても今、そして未来に向かって生きているので、

すでに過去に下された重要な判断、選択については

自明のこととして脇へ置き去りにしてしまいがちであるが、

今この状態というのは、自然発生的なものではなく、

自分が自分でチョイスしてきた結果に過ぎないということは極めて重要だ。

その分、”今”という状態は極めて強い状態ではあるのだが、

それは決して、絶対的なものではなく、常に批判と反省にさらされる。

”今”に対して、不満がある、改善すべき点がある、

あるいは経年変化に対応する必要があるとすれば、

それに対しては問題提起を投げかけることになるのだが、

その問題提起自体、すでに「”今”に対する対案」なのだ。

すでに幾多の選択・判断が下されたという意味で

尊い存在である”今”に対しては

十分な敬意をもって応じなければならない。

なぜなら”今”はあなたが間違いなく過去に選択した結果なのだから。

また、”今”に対してノーを突きつけるということであるから、

それなりにもっともな説明と、説得力がなくてはならない。

”今”を覆すということは、つまり、

”今”以前から脈々と続く幾多の過程を含めて覆すということであるからだ。

少なくとも過去にすでに行われた膨大な議論と同等か

それ以上の内容がなければならないのは当然のことだ。


結局のところ”今”に対して我々がもてる選択肢はイエスかノーかの2択しかない。

ノーということに対する対案は現状を肯定するということでしか応えられない。

何か声高に主張を初めて、いざそれが否決されたとして、

すぐに「対案を出せ」というような人間は全くもって信用ならない。

なぜなら、そういう人間は、

そもそもこの”今”がどのようにして構築されているのかということを理解しない。

それは極めて短絡的なやりかたであると同時にロジックの崩壊である。

自らがすでに”今”に対する対案であるということす気づかずに、

自分の主張に盲目的になって

「じゃあ対案を出せ」というのは完全に言論の暴力でしかない。

”今”というのはそれまでの無数のイエスとノーの攻防の末に

成り立っているものであり、選択はすでに行われているのだから。

重要な選択・決定というものはえてして、岐路にいる今ではなく、

ずっと以前に行われていることのほうがずっと多い。

そのことを忘れてはならない。

ただし、その”今”を覆すことができるのもまた、

新しい選択、判断、決定、その繰り返しなのだということもまた真理である。


現代アメリカ文学の巨匠であり、

『ザ・ロード 』でピュリッツァー賞を受賞した作家、コーマック・マッカーシーは

その観念論的なロジックを見事に美しい物語に昇華させている。

選択と運命、その代償と結末。

何人も自らが歩んできた道のりについて、

後悔や懺悔の念を感じることはできても拒絶することは決してできない。

他のどの道とも違うただ1本の道は、

無数の分岐点、可能性、選択肢の中から自らが選び出した運命であり、

現在も未来もその延長上にしか存在しない。

すなわち、どのようなささいな選択も、もっと大きな俯瞰の視点で見れば、

重要な岐路になりうるということだ。


「自分が置かれた状況の真実を知るべきだ。

犯した過ちを取り消そうとする世界は、過ちを犯した世界とはもはや違う。

今、あなたは岐路にいて道を選びたいと思っているだろう。

だが、選択はできない。ただ受け入れるだけ。

選択はずっと前に行われたのだ」

(『悪の法則』より)


ザ・ロード (ハヤカワepi文庫)

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すべての美しい馬 (ハヤカワepi文庫)

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血と暴力の国 (扶桑社ミステリー)

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