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記憶の残滓 by arkibito

2017-01-12

2016年総括

年末年始の充実に遅くなりましたが、

新春恒例の前年総括のお時間です。


2016年最大のトピックスと言えば、

なんといっても次女の誕生。

生まれた時から少し大きめでしたが、

以降も、こちらの予測をはるかに上回るハイペースで成長し、

あっという間に寝返り、ハイハイ、つかまり立ち、伝え歩きをし、

髪の毛は切らないと目に入るほどで、

歯もあっという間に生えてきました。

愛想もよく表情豊かで、体力がゼロになるぎりぎりまで

面白いことを求め彷徨う姿に、

きっと将来おもろい人間になるだろうなと期待が持てます。


そして長女は、小学校の生活にもすっかりなじみ、

また妹が生まれたことで新たな責任感が芽生えて、

ずいぶん成長しました。

今彼女の世界をもっともっと広げられる経験の場を与えてあげようと、

色々な場所へ連れ出したり、色々な人と関われるようにしましたが、

ちょっと照れ屋で馬鹿マジメな彼女なりに、

とても興味を持って面白がってくれていたようで、

こちらもどういう風に転がっていくのか楽しみです。

リザルトを見ても、かなり遊びに付き合ってくれていて

よき相棒に成長しました。

さあて、いつまで一緒に遊んでくれるかしらん?


そうやって家庭のウエイトが大きくなるなかでも、

しっかり遊びました。

いやもう、奥さんがエライんですけども。

奥さんに感謝!!!

山の方は今年はハイライトと言えるハイライト

あったようななかったような感じで、

もう少しやれたかなというのが実感。

冬場は低山のロングコースを重点的に歩き、体力十分でしたが

4月の野球で手首をやってしまいそれが序盤に大きく響きました。

またピーク時の9月はイベント優先だったので、

意外と遠征の機会がありませんでした。

終盤は少し自転車復帰の兆しが芽生えてきましたが、

やっぱりプライオリティは山の方が断然上だと再確認した次第。

でも合間合間に、面白いスポットを目指したり、

超ロングライドもやっていければいいかな。


あとは2年前から再開した音楽活動。

今年はオリジナル楽曲の制作ではなく、

死ぬまでに弾けるようになりたい曲をひたすら練習して、

ギタースキルを向上させるというのを目標にしてきましたが、

これも骨折でずいぶん停滞してしまいました。

でも、音楽イベントに出たり、ライブにも精力的に行ったり、

たくさんのことを吸収できたり、

音楽のチカラを再確認できた充実の年でした。

15年ぶりにニューギターも購入して、こちらもやる気十分。

またぼちぼちオリジナル制作にも励みたいなと思います。


ということで、「山」「自転車」「音楽」を

個人的な三本柱に頑張っていこうと思います。

さてさて前置きはこのくらいにしてリザルト一覧を。


【年間スケジュール2016】

■1月

 ▲黒岩元旦詣で

 ▲各務原アルプス

 ◎京都ポタ

 ◎子連れツーリング 舞洲上陸

■2月

 ▲子連れハイク 黒岩尾根〜六甲最高峰〜有馬

■3月

 ◎子連れツーリング 大阪名所めぐり(京セラドーム天保山

 ▲子連れハイク 紀泉アルプス 山中渓〜霊山峰〜六十谷

 ▲大文字山ハイク

■4月

 ◎子連れツーリング 回転木馬

 ◎子連れツーリング 大阪空港千里堤防(L32エンド)

 ▲ポンポン山

■5月

 ▲子連れハイク 蓬莱山

 ◎子連れツーリング 枚方凍氷

 ▲箱根外輪山一周トレイル

■6月

 ▲子連れハイク 黒岩詣で

■7月

 ▲子連れハイク 中山連山

 ▲秘境 大杉谷

 ▲伊吹山ナイトハイク

■8月

 ▲前穂〜奥穂 縦走

 ▲子連れハイク 蝶ヶ岳

■9月

 ▲八ヶ岳 阿弥陀岳〜赤岳〜横岳〜硫黄岳

■10月

 ▲ちょいと豪円山

 ▲笠ヶ岳

 ◎子連れツーリング なみはや大橋三本松めがね

■11月

 ▲スノーホワイト白山

 ◎ROAD TO 和歌山小川ハウス

■12月

 ◎ギターを買いに美濃ライド

 ◎立木音楽堂ライド

 ◎竹川さん参り&アワ1

 ◎走り納め舞洲

 ▲登り納め 子連れハイク 荒地山


2016年年間走行距離:1007.7km

通算TOTAL:45285.26km


↓新春の黒岩

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各務原アルプス縦走(写真はラストの坂祝の町並み)

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↓子連れツーリング 初めての舞洲へ

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↓1.17ウォーキング

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↓子連れハイク 薄雪の六甲山

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↓子連れハイク 紀南アルプス

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↓子連れツーリング 大阪湾ツアー

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大文字山

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↓子連れツーリング 大阪空港

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↓ポンポン山

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↓子連れハイク 蓬莱山

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↓田植え

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↓子連れツーリング 枚方凍氷

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箱根外輪山一周トレイル(丸山付近から)

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↓子連れハイク 黒岩詣で

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↓子連れハイク 中山連山

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秘境 大杉谷

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↓大台ケ原

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伊吹山ナイトハイク

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↓前穂

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↓吊尾根

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↓奥穂

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↓子連れハイク 蝶ヶ岳

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海ほたる上陸

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↓アンサンブルズ東京

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↓マイントピア別子

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しまなみ海道 亀老山展望台

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稲刈り

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↓赤岳鉱泉

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八ヶ岳(赤岳)

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↓とっとりバーガーフェスタ

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笠ヶ岳

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飛騨古川

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↓子連れツーリング なみはや大橋

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信貴山のどか村 秋の収穫

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↓ちょいとエスケール

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スノーホワイト白山

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↓ヤイリギター

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立木音楽堂

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↓竹川ファーム参り&アワ1

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↓登り納め 子連れハイク 荒地山

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ということで、本当にまんべんなく

色々なことにチャレンジしたり顔を出したりした1年でした。

自分はとても好奇心が強い方なので、

新しいことや面白いことならなんでもやってみるのがモットー。

とはいえ、あっちこっち八方美人ですぐに飽きてしまうのではなく、

山もチャリも音楽も写真も料理も読書も映画もスポーツも

どれも当然本気です。

でもこれ以上趣味が増えてしまうと本当に困りますね…

それでは各部門賞の発表です。


<ベストマウンテン:子連れハイク 蝶ヶ岳

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今年も登りたい山に登り、歩きたい道を歩いてきましたが、

奇跡的にほとんど雨に降られることもなく、

文字通り晴れ晴れとしたシーズンでした。

そんな中での1番は、

娘を初めてアルプスへと連れて行った蝶ヶ岳です。

近場のお山へはちょくちょく連れ出してはいましたが、

宿泊ありで、標高2500mを越える本格的な山へ登るというのは、

本人にとってもチャレンジだったと思いますが、

常に安全やペースに気を配ったり、単独行とは全く勝手が違い、

ある意味でこちらもチャレンジでした。

幸い天候もよく、一度は生で見せてあげたかった

穂高・槍の大屏風の山並みや

雲海から出る半熟卵のような朝日を見せられることができました。

娘と感動を共有し、一生の思い出に残る時間を築けたのが

素直に嬉しかったです。


<ベストライド:アワ1>

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2014年自転車休業を宣言して、

スポット単発以外ではほとんどロードバイクに触ることもないまま、

気づけば3年近い年月が過ぎ、

復帰の兆しもないままやってきましたが、

他の用事にかこつけて、ぼちぼちと、

チャリに乗るというリズムみたいなのが芽生え始めてきました。

最終盤にバタバタとでしたが、

100km程度のライドをいくつかこなしてきて、

復帰に当たり、本当に体力的にやれるのか、

また気分的にも楽しめるのか、ある種の賭けとして行ったのが

年末のアワ1でした。

走り的には全盛期の感覚には及びませんでしたが、

それでも海岸線を駆け抜ける爽快さとか、

ライド終盤のしんどさと楽しさが同居した感じとか、

モチベーションにつながるものを感じられたので、

来年にうまくつながっていければと思います。


<ベスト産業遺産: ヤイリギター>

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ダムや隧道などの土木、近代建築など、このところ、

巨大構造物について注目することが続いていましたが、

最近ではクラフト醸造といった、

もう少しサイズの小さいものにも大変興味が湧いています。

それらも、長年の経験や知識によって生み出される匠の技や、

クラフトマンシップの結晶であるという点では根っこは同じだと考えています。

”手”によって生み出されるものの美しさだったり、

日本はやはり職人の国であるということをつくづく感じますね。

ということで、1位はやっぱりヤイリギターさんです。

仕上がった楽器の素晴らしさは言うまでもありませんが、

工場見学で拝見した一工程一工程の研ぎ澄まされた作業の様子を見れば

その凄さがわかります。


<ベストMUSIC:『別れのサンバ』by 長谷川きよし


去年は音楽的な活動や参加が多かった1年で、

NO,1を決めるのがとても難しかったですが、

去年最も聴いて、練習して、まだまだたどり着けていない

この『別れのサンバ』を1位にしたいと思います。

これをどうにかこうにか、少なくともそれなりに、

あわよくばカッチョよく弾いてみたい!と頑張った1年でした。

ご本人にもお会いすることができ、生で演奏が聴けたのも、

音楽活動に大きなモチベーションとなっています。

もっと精進しなければ…。


<ベストBOOK:『書を捨てよ、町へ出よう』by 寺山修司

書を捨てよ、町へ出よう (角川文庫)

書を捨てよ、町へ出よう (角川文庫)


2016年も、読書は低調でした。

本屋へはよく顔を出して、気になる本は購入しているのだが

なにせ読む時間がなく、どんどん蓄積してしまっている。

もはや本屋さんの棚より、自分の家の棚の方が、

まだ読んでいない面白そうな本が並んで魅力的だったりするくらい。

読まないといかんですねえ。

で、今年の一冊は、もはやバイブルに近いような存在である

寺山修司の名著『書を捨てよ、町へ出よう』。

ずっと通勤のザックに忍ばせて、ちょっと合間につまみ読みして

常にチクチクと心を刺激してました。


<ベストMOVIE:『シン・ゴジラ』by 庵野秀明

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去年は少しばかり映画館に足を運ぶようになりました。

主には作品に惹かれてというより、

ネタ収集的な色合いが強かったけど、おおむね楽しめました。

その中では、『シン・ゴジラ』がダントツで面白かった。

観る前は、またいつもの”庵野病”になってないかと心配でしたが

なんのなんの!

持ち味は十分に発揮しながら、

見事なエンターテインメントぶりを発揮していましたし、

従来のゴジラ観もいい意味で裏切っているところもあって、

よかったと思います。

東京五輪問題や、トランプ政権の誕生など、

全世界的にあらゆる分野で、

既存の価値観や秩序がスクラップされ、

新たな時代がビルドされるという時代の変わり目の年に、

新たなゴジラが生まれたというのはなにか因果を感じざるを得ません。


<ベストドラマ:『トットてれび』>

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去年は、テレビドラマは大豊作の年だったんじゃないでしょうか。

朝ドラとと姉ちゃん』『べっぴんさん』もよかったのですが、

ベストは土曜ドラマとして放映された『トットてれび』!

文字通り黒柳徹子さんの半生を描いたドラマですが、

これが本当に面白く、

特に徹子さん役の満島ひかりさんの憑依ぶりが素晴らしい!

他にも名だたる昭和スターが登場人物として出てくるのですが、

中村獅童さんの寅さんや、ミムラさんの向田邦子さんとか、

どの役もみんなドンピシャ。

大友さんが手がけた音楽も素晴らしい彩りでした。

しっかし、これがほぼ実話だというのに心底驚かされます。

改めて昭和ってとってもスバラシく輝いていた時代なんだなあと。

ちょうど2016年は、巨泉さんや、永六輔さんなど、

昭和を代表するスターや巨匠が次々とお亡くなりになられ、

時代の移り変わりを実感することが多かったですが、

生ける伝説としてまだまだ徹子さんには頑張ってもらいたいですね。


<ベストフットボーラークリスティアーノ・ロナウドレアル・マドリード)>

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今年の最優秀フットボーラーはもう文句なしにクリロナでしょう。

EURO、CL、そしてクラブワールドカップの3冠、

とくに母国ポルトガルを悲願の優勝に導いたというのが

とても大きかったように思います。

クラブや個人成績では伝説的なリザルトを残していても、

国の代表としては主要なタイトルを取れないスーパースターは多い。

アルゼンチンメッシしかり、スウェーデンイブラヒモビッチしかり、

イングランドルーニーしかり。

おせじにも戦力的に十分とは言えないポルトガルを牽引しての初優勝ですから、

これはもう本人にとっても今までで一番嬉しかったことじゃないでしょうか。


<ベスト野球人:宮西尚生投手日本ハムファイターズ)>

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神ってる広島カープ一世風靡をしました2016シーズンでしたが、

何より去年すごかったのは日本一に輝いた日ハムだったと思います。

序盤はソフトバンクが圧倒的な独走で、

方や日ハムは、大谷の不振と故障、中田の不振などで大きく出遅れ、

まさかまさかのどんでん返しはスゴいの一言。

特にペナント終盤、そしてCSでの

ソフトバンクとの死闘はすさまじいものでした。

陽選手のナイスキャッチなど、本当にギリギリの攻防を勝ち上がり、

大逆転でのペナント奪取。

日本シリーズでも負けが先行しましたが、

見事に軌道修正をして日本一

これは、もう栗山監督の絶妙な指揮と、

選手への鼓舞の賜物だと思います。

しびれるような1点差ゲームが続く中で、

栗山監督がどんな時も信頼を置いてきた

中継ぎエース宮西投手の活躍と粘りがあってこそだったと思います。

西宮出身、市尼崎卒ということで、もろ地元出身の選手なので

応援しています!


<ベストドライバー:ニコ・ロズベルグメルセデス)>

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フジの地上波・BS放送がなくなり、

事後的にyoutubeでダイジェストを確認する程度になってしまいました

F1サーカスですが、

それでもやっぱりモータースポーツは気になる事柄の1つです。

今年のNO.1はニコで決まり!というと、

あんなの真の王者じゃないとか批判も出そうですが、

終戦にもっともポイントを獲得したものが

チャンピオンであるというのは揺るぎない。

しかも去年まであんなに打たれ弱く、肝心なところでミスを犯す

ガラスの王子様のような印象だったのに、

今年は冷戦沈着にミッションをこなし、あらゆる雑音にも動じず、

何より最終戦ハミルトン

これ以上ない強烈なプレッシャーにも耐え忍ぶあの強靭さ。

前年、前々年からこれほどはっきりと

成長したのがわかるドライバーは他にいません。

オーラスにまさかの引退勝ち逃げ宣言で、皆の度肝を抜いたのも流石。


<ベストグルメ:赤岳鉱泉のステーキ>

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今年も色々美味しいものをいただきましたが、

ド級のインパクトを与えたこのステーキが2016年のNO.1で間違いなし!

そもそも山小屋でこれだけゴージャスな食事にありつけるなんてという

サプライズ感だけでも群を抜いていますが、

それに加えて、この日の山行はひどい雨で、

縦走をあきらめた上に、山頂にもアタックできず、

全身ドブネズミ状態で、相当惨めな思いでいたのを、

一気にパラダイスな気分へと変えてくれたのですから!


<ベスト酒:浪乃音酒造「渡船 純米大吟醸」>

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酒場で自宅で、全国津々浦々のお酒をいただきました。

また、こだわりの酒屋さんもいくつか利用させていただいて、

一期一会のお酒に巡り合うことも多々。

そんななかで一番だったのが、

滋賀県堅田の「浪乃音酒造」さんのお酒。

酒米が、渡船という山田錦のお父さんに当たる滋賀県独自のお米で、

ちょっと個性的なのですが、クセになる味わいがたまりませんでした。


<ベスト酒場:ニコノトナリ>

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去年もたくさんの酒場にお邪魔しましたが、

最も居心地がよかったのが南森町にある「ニコノトナリ」さん。

情勢だけで切り盛りしている小さな立ち飲み屋さんですが、

大きな木のテーブルをぐるっと囲んで、

肩を寄せながらおいしい地酒にありつけます。

料理もすごくおいしくて、お気に入りのお店。


<ベスト麺:ティーパンのから高ラーメン

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会社の近所がラーメン激戦区となり、

多種多様なジャンルのラーメンが乱立しています。

逆に、普通の定食が食べられるようなところが少なく、

お昼のラーメン率がとても高くなっています…

そんななかでの去年の1位は、

どこぞの専門店や人気店ではなく、

南方にあるフツーの中華料理屋さん「ティーパン」のから高ラーメン

本当にフツーのラーメンですが、

2めぐりして原点に戻ってきたというか、

あれこれこねくり回して、格好つけたものではなく、

素朴が一番だなあという実感。


<ベストカレー:サッチェーズカレー 鯖と青唐辛子カレー

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ここ数年、大阪は全国屈指のスパイスカレー激戦区と化していますが

乱立することですでに淘汰が始まっています。

やはり、なにか刺さるもの、記憶に残る個性がないと生き残れません。

去年食べた一皿の中で一番強烈に印象に残ったのが、

中崎町にある「サッチェーズカレー」さんの日替わりメニューだった

鯖と青唐辛子カレーです。

鯖を使ったカレーというのも珍しいですが、

スパイスと魚のうま味、そしてジンジャーの効かせ方が絶妙でした。

食後のチャイも超スパイシーでおいしく、また行ってみたいと思います。


<ベストイベント:アンサンブルズ東京

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”本業”の「山」「音楽」「チャリ」以外にも、

色々なジャンルのイベントや体験ものをしましたねえ。

興味がある分野、おもしろアンテナにひっかかったものは、

とりあえずやってみました。

世の中まだまだ知らないことばかりで、学ぶことばかりでした。

去年一番の思い出は、やはり何と言っても

9月の「アンサンブルズ東京」しかないでしょう!

まさか、いしいしんじさんと一緒に紡ぎたしたコトバを、

大友さんのギターと、原田郁子ちゃんのピアノに乗せて、

一緒の舞台で歌えるなんて!

しかも目の間に大観衆がいて、

その先にはライトアップに輝く赤レンガの東京駅

今までは正直ただの通過点でしかなかった東京駅でしたが、

とても思い出に残る場となりました。

本当に何度動画を見ても、ワクワクドキドキ、感動してしまいます。

もう一生モノの思い出。

しかも娘と一緒に!

夢のような体験でした。


<ベストパーソン:原田郁子いしいしんじ

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同じ流れで今年のベストパーソンは、やはり、

一番大きな夢を叶えてくれた原田郁子ちゃんといしいしんじさん!

自分にとっても大好きなお二人だし、

長女にとってはピアノを始めるきっかけとなった”鼻血のお姉さん”。

お会いするだけでも光栄なことなのに、

一緒に曲をこしらえて、一緒に舞台に上がって、歌って踊って…

もう素敵すぎます!

ありがとう!ありがとう!


ということで、2016年もたくさんの人たちと出会いました。

憧れだった人、夢や勇気を与えてくれた人、

新しい楽しさを教えてくれた人、

素晴らしい出会いばかりでした。

全てが今までやってきたことの延長上に生まれた出会いであり、

それがまた新たな世界へと繋がっていくような気がします。


カンザス・シティ・バンド

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↓バーガーサミット

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↓濱口祐自アニキ

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野宮真貴

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↓イシバ先生

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さかざきちはるさん

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↓郁子ちゃん

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大友良英さん

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いしいしんじさん

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穂村弘さん&ブックストアの中川さん

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松本隆さん

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↓類さん

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キヨピー

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Aimerさん

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↓モン!

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よく、特別な人と出会って特別な体験をして

羨ましいなあ、すごいなあと言われます。

でも自分は特別な人間でもないし、

特別なことをしているつもりはありません。

ただ、興味や可能性の領域を自分から囲い込んで限定するのではなく、

何でもやってみようという”好奇心”を絶やさないこと。

そして、興味の芽生えた分野に対してきちんと”アンテナ”を張ること、

そして、やってみたいとか、会ってみたいという気持ちや考えを、

頭の中だけで終わらせるのではなく、きちんと”実践”に移すこと、

そのことだけだと思います。

でもそれって、仕事でも遊びでも学問でも何でもそうですが、

ものすごく基本的なことだと思います。

他に人生を転がすエネルギー源を自分は知りません。

もちろん、常にそのスイッチをオンにし続けるというのは、

体力のいることであることは間違いありません。

そして、もちろん、自分自身ではどうしようもない事柄や状況というものはあります。

不利な状況や、越えられぬ限界というものが現実として立ちはだかったとしても、

それを前提として、自分のやれること、楽しめることを見つけ出せるかどうか、

結果がどうであれ、それを追求して悪あがきすることだけでもいいじゃないか!!

他人や世間がよくしてくれるという”他力”を期待して待っていても、

結果的に得られるものより、失うものの方が多いこともある。

結局、自分の人生を豊かにする、面白くするのは自分自身しかいません。

そのことを最近特に感じるようになりました。

それはここ数年で出会ってきた人生のお手本となる人たちから学んだことです。

そして、彼らは皆一様に”面白い”。


今年もまた、面白いことはトコトンやってみようの精神で進んでいきたいと思います。

2016-12-08

ギターを買いに美濃ライド

朝7:20の岐阜羽島

なかなかのお天気だが、

放射冷却でキビキビと刺すような冷たさ。

駅前からまっすぐ伸びる大通りには途中まで側道があり疾走。

羽島wingの所で右折をし、水郷ハナミズキ街道へ。

そこから名鉄竹鼻線をまたいで、尾濃大橋で木曽川を渡る。

北東のはるか先に、雪をかぶった御嶽山威風堂々とそびえる。

いい天気だ。


岐阜羽島駅

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長良川CR

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渡りきって、すぐに土手に向かい、長良川の堤防沿いを北上。

少年野球の子らを乗せた車がびゅんびゅん。

名鉄木曽川堤駅のあたりから、河川敷に降りて、CRに入る。

東海道本線、R22とくぐっていくと、

前方に一宮のツインアーチ138がどーん。

この辺りは高い建物がないのでなかなか目立っております。


一宮タワー

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そこからは他のローディーさんをパスしながらひたすらCRを東進。

このCRは道幅も広くとってあっていいのだが

道は左側通行で区分されているのではなく、

歩行者用/自転車用でセンターラインが分けられていて、

しかも時々サイドが交代するのでよくわからん。

しかも児童公園の間をジグザグ抜けたり、

テニスコートの裏側をきわどく抜けたり、

いきなり階段が出てきたり、道がなくなったり、一筋縄ではいかない。

小綱橋から前方に早いローディーさんがいて、ペースアップし、

四日市交差点までランデブー

交差点で左折し、進んでいくと、ライン大橋の所から

国宝犬山城が見えます。


犬山城

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犬山城のところから猿田彦神社まで短い急登を駆け上がり、反対側へ。

そのまま名鉄犬山駅前まで出る。

そこから幅広で走りやすい県道186号に入り、

名鉄広見線ランデブーするようにひたすら進みます。

喉かな里山の風景を愛でながら、にわかに登り基調。

四季の丘を過ぎて、道はR41のバイパスと並行して、

小高い峠を越えていきます。

両見山などの山々が紅葉している間を抜け、

ずしゃーっと下ると可児市に入ります。

県道349号で土田交番の交差点まで。

可児市大王製紙などの工場があって

大型トラックがバンバン通り、路肩の轍も結構ひどい。

大通りに出てひのき坂で右折し、

小高い丘を登りきると目的地のヤイリギターさんに到着。

岐阜羽島から約45km、2時間の道のり。


↓ヤイリギター

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当初は工場見学と試奏で1.5時間程度を予定していたのに、

気づけば昼ご飯も食べずに、4.5時間も滞在してしまいました。

それだけ楽しかったし、充実していたのですが、

おかげでこの後他も寄ろうとしていたところは取りやめて、

おとなしく帰路に就くことにしました。

14時となってリスタートします。

まずはひのき坂から大通りに出てそのままドンツキまで直進。

県道84号に出て、そのまま中濃大橋で木曽川を渡って美濃加茂市に入ります。

橋からは御嶽山がくっきり。


御嶽山

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橋を渡ってすぐに、木曽川の堤防へ向かい、CRをひた走ります。

日本ラインと称されるように、

川の浅瀬がさざ波のように光ってキレイ。

川は両眼を山と山に挟まれて細まっていきます。

坂祝駅の先で、ついにCRはなくなって、R21に入ります。

正面の山は正月に縦走した各務原アルプスの東の端っこにあたる城山。

あれからもう1年経とうとしているのだなあ。


木曽川沿いを走る。目の前は各務原アルプス

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鵜沼までは、両岸が最小限まで狭まるため、

R21しか道がなく、交通の要所なため、交通量が多く、

キワを大型トレーラーがかすめていくので、怖い怖い。

なので、ここはフルパワーダッシュで最速で駆け抜ける。

桜木町で裏道に入り、そのまま鵜沼駅ロータリーへ。

犬山橋からは県道95号に入り、再び木曽川の流れを左に見ながら走る。

ライン大橋を過ぎると、少し高台まで登り。

そこからしばし川の流れとはサヨナラをして住宅街を抜ける。

そのまま木曽川の土手へ進んでいくのだが、

とにかくトラックが多いのと、轍がひどいのに辟易して

各務原大橋で土手を降りて裏道へ。

旧街道に当たる県道95号に入り、のんびりと西進する。

岐阜各務原ICをくぐり、その先でR21バイパスもくぐって、県道77号へ。

交通量は多いが路肩が結構広くとってあるので走りやすい道。

この辺りでさすがに朝から何も食べておらずガス欠。

R156と交差する上印食交差点の角にある

マクドピットインして15:30まで休憩。


リスタート後、ひたすら県道77号で西進。

道は県道1号と名前を変え、宇佐でR21と吸収合併

ここからどのルートを進もうかと思ったが、

この先は大きな川おいくつもまたがねばならず、

橋の架かっているポイントが限られるため、

迂回ルートを選ばずに、そのままR21の幅広の歩道をチョイス。

五六川、屑川、揖斐川といくつも川が登場するたびに

大袈裟なほどアップダウンで乗り越える。

小野でいったんR21を外れ、東海道本線の脇を進んで、

16:30大垣着。

随分日が傾いてきました。


大垣駅

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この日は20時には帰宅しなければならなかったのだが、

あとどのくらい走れそうか。

できれば米原までは行きたいけど、

登りありきであと40kmあるので、途中タイムアップが濃厚。

まあ、全盛の頃のように何が何でも自走ということでもなくなったし、

そうやって縛りをつけると、

せっかく少しずつ再開した自転車からまた遠のいてしまうといけないので

満足したところまでいくことにする。

大垣駅前を通る大通りを西進。杭瀬川を渡り、

大垣西ICのサークルの先からは再びR21。

ちょうど帰り支度の頃で道は大渋滞。

路肩を縫うようにして前進するが危なっかしいので、諦めて歩道へ。

ノロノロ運転垂井駅を過ぎるころには徐々に登り基調となり、

混雑はバイパスとの分岐まで続く。

ライト点灯させて山間へと入っていく。

18:15に関ヶ原に到着。時間的にはそろそろリミット。

で、休憩もかねて駅へ行くと、

ちょうどいいタイミングで電車がありそうだったし、

集中力が切れてしまったので、ここでライド終了。

余裕たっぷりで輪行セットして、18:51の電車に乗り込む。

帰宅はジャスト20時でした。


関ヶ原駅

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ということで、ぼちぼち自転車も安定して再開しています。

根を詰めると面倒になるので、

こうやって何かと抱き合わせでも走って徐々に慣らしていこうかなと。

気づけば走行距離も伸びているので、低いハードルだけど、

ラストだけちょっと気合を入れて年間1000km到達でもしてみようかな。


走行距離:115.3km

TOTAL:687.45km


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2016-11-18

スノーホワイト 白山 日帰り

そうだ、白山に行こう!

そう思い立ったのはわずか1週間前のこと。

ずっと行きたい行きたいと思いながらも行けずじまいだった白山

一番の要因は足がないことだった。

マイカーがあれば比較的近くて行きやすいのだが、

公共交通機関を利用する身としては、金沢で前泊して、

朝一のバスに乗り、麓で再度バスを乗り換えてというとなかなか面倒だし、

無駄に一泊分お金もかかる。

そこで、福井からレンタカーを借りてのアプローチを考えたのだが、

夏場はマイカー規制で、冬場は冬季閉鎖で、

登山口から6km手前の市ノ瀬園地までしか行けない。

今の時期登山バスは運行を終了しているので、

その片道6km・往復12km歩かないといけない。

困って色々調べてみると、

通行規制のかかっているシーズンの

わずかな合間(10月下旬〜11月中旬)だけ

別当出合までの道の封鎖が解除されている。

もうここしかない!と思い立って大急ぎで段取り。


他の人の参考記録を覗くと、

すでに前の週に白山は今季の初冠雪を記録し、

山上は雪山シーズンに入っている。

登りやすい山とはいえ、標高は2702mあるので、

相当な冷え込みが予想できる。

今回は麓で車なので、荷物をデポして行けるので、

多めの防寒衣類や寝袋をパッキング。


20:54発の特急サンダーバードに乗り、

福井駅には22:47着。

降りるとすでに肌寒い。しかもパラパラと小雨。

ここからR8沿いにあるレンタカー屋さんまでは4kmの歩きなのに…

というのも、福井にもたくさんレンタカー屋はあるのだが

24h営業でこの時間帯に空いているのはそこしかないのだ。

福井の道はどこも幅広でがらんとしていて、

なんとなく心細さを感じながら40分ほど歩いてお店に到着。

なぜかレンタカーとカラオケ屋の兼用という込み入った複合施設。


↓レンタカーを借ります

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手続きを済ませて、いざヴィッツ発進!

2年ぶりの車の運転なので、最初の10分くらいは軽いパニック。

やはり習慣って大事。やらないと忘れます。

モウロクしたご老人が操作ミスで事故を起こすというのもうなずけます。

店を出て角を曲がったらすぐに停車して、

基本操作やボタンを目指し声出しで確認しました(笑)

R8バイパスで北上を開始し、福井北JCTをかすめて、

わずかに中部縦貫道をつかって勝山方面へ。

交通量が少ないので煽られることもなく、運転に集中できます。

あとはナビに従ってR416をトレースし、R157に入ります。

ここからは山道ですが、走りやすい道で、大分運転も慣れてきました。

白峰で大きくUを切る形で、県道33号に入る。

市ノ瀬まではおおむね車線もあって整備されているので問題ないが、

ただ、小雨で真っ暗だし、手取川に沿ってクネクネとしているので

ちょっとドキドキ。


↓2時間ドライブで市ノ瀬着

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市ノ瀬からは、一年の大半は一般車の通行が規制されて、

登山バスがピストンする区間。

行き違いができない狭い道で、しかもクネクネアップダウンもあり、

一層慎重に15分ほど。

別当出合の手前の駐車場に到着。

駐車場は河原まで下ったところにあるので、

わずかな登りを嫌って、上部の県道の路肩に止めている人が多かったが

自分はちゃんと駐車場にイン。

ライトを消すと真っ暗です。

いそいそと翌日の準備をしたり、寝袋を出したりして、朝まで仮眠。

もっと冷えるかと思いましたが、着込んだおかげでよく眠れました。

5時を過ぎるとすでに出発をしようとしている人や、

麓から車で到着した人などで騒がしくなる。

自分も山に持っていくものと、車においていくものを仕分けしたり、

山上の寒さでバーナーが不能になった場合を考えて、

ここで先に湯を沸かしてサーモスに準備しておいたり。

そうこうしているうちに周囲も明るくなってきたので、

6:15にいよいよ山行スタート!


↓別当出合の駐車場を出発

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まずは駐車場から県道33号まで少し登ります。

そこから落石ゲートをまたいで、さらに10分ほど歩いていくと、

別当出合のターミナルに出ます。

ここで登山届を提出し、トイレを済ませて、いざ!

一番イージーなのは砂防新道コースで、

そちらへ行くにはまず吊橋を渡る必要があるのだが

冬場は踏板が外されて渡れなくなっています。

(無理に鉄骨を伝ってわたる輩がいるらしいが…)

ということで、この日は、

もう1つの定番コースである観光新道をピストンすることになります。

空を見上げると、前日の小雨はやんでいるものの、雲が舞っている感じ。

雲はおそらく早朝に出るだけで晴れそうだけど、山上は相当風が強そうです。

ここから見る別山のフォルムが鋭くて、本峰よりも気になる存在。


↓別当出合登山口。奥の橋は踏板が撤去され通行不可

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↓別山が気になる

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さて、吊橋の脇から山道に突入します。

前日の雨で地面はドロドロで、ツルツルに濡れた岩や木やすべりやすい。

最初は大きくジグザグを切っているので、

少し登っては平行移動、少し登っては平行移動だったが、

工事作業用の道をまたぐあたりから、一気に斜度が増し、

長々と急な石畳に息が上がる。

登っていくにつれて空も明るくなり、

別山の枯れたすそ野が少しずつ見渡せるようになってきました。

直登に近いようなしんどい区間もありながら、

1時間ほどで別当坂分岐に到着。


↓のっけから激坂が続きます

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↓少しずつ明るくなってきました

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↓市ノ瀬からの白山禅定道と合流

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ここからは稜線歩き。

まずは目の前にそびえる出っ張りへの急な登り。

ヒーヒーいいながらクリアすると

そこからは細かいアップダウンが続きます。

稜線の北側の斜面は陰になるので、

雪がちらちらとのこっています。

この辺りからペースを上げて

先発隊の人たちを次々とパスしていきます。

仙人窟をくぐると、

白山の本丸の山塊がどどーんと待ち構えていて圧倒されます。


↓ここからは稜線歩き

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↓朝日が顔を出す

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↓雪が混じりだします

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↓仙人窟をくぐる

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↓あの上が弥陀ケ原

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この観光新道は、左右ともに眺望がよく、

左手には白山釈迦岳が構え、右手には別山と、

崩落をし続ける谷の様子がよく見えます。

いくつかの出っ張りをこなし、一度大きく下るのですが

そこが結構雪がたまっている上に、凍り付いてツルツル滑る。

気をつけなきゃと思った瞬間にズルッ!

大きく尻もちをついてしまいました。

小さな鞍部から再び上りが発生、藪の間を抜けていくと、

ほどなくして殿ヶ池避難小屋に到着しました。

時刻は8:23。

ここでは前泊している人たちが結構いるみたいで

小屋の中はびっしり寝袋が敷かれている状態。

これから山頂に向かおうとしている人たちが

慌ただしく出入りしていました。

朝が冷え込んだので相当厚着をしていたのですが、

そのせいで全身ムレムレだったので、

何枚か脱ぎ気をしてこの後に備えたり、

トイレ休憩などで10分ほど滞在。


↓向かいに見える白山釈迦岳

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↓振り返って

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↓最高のお天気

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↓殿ヶ池避難小屋

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8:30をまわり、リスタート。

ここからは雪や凍結が目立つようになってきます。

アイゼンまではふようだが、ストック装備で行きます。

山も上部になってくるにつ入れて少しずつ風も強くなってきて

体感が寒い。

岩のむき出しの斜面となり、雪も目に見えて増えてきました。

展望の効いた斜面をえっちらと登り、

蛇塚と呼ばれる小さな窪地を抜けていくと、

別山方面の見事な眺望が迎えてくれました。


↓雪交じりの山

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↓馬のたて髪

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↓滑る!

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↓いよいよ本格的に雪が増えてきた

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↓蛇塚

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↓なかなかの絶景

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早朝はどんよりと雲がちだった空も、

朝日の勢いに後押しされて、素晴らしい青空を見せてくれています。

斜面を横切るようにして取り付けられた道は雪ですべりやすく、

うっかり足を滑らせて右側の斜面を転がり落ちれば大変なので

慎重に歩きます。

そうして砂防新道との合流地点である黒ボコ岩に到着したのが9:22。


↓黒ボコ岩

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黒ボコ岩の分岐を左に折れて少し歩いていくと…

すばらしい雪原が目の前に広がっていました。

ここは弥陀ケ原と呼ばれる一帯で、

麓からは見えなかった白山連峰の最高峰の御前峰がどーん。

なんだこの美しさは!

弥陀ケ原からはこれまでとは違って完全に雪山の世界へと突入します。

北からの風は一層強くなり、

吹き上げられた雪がサラサラと宙を舞っては輝きます。

それらが木々にあたり固まって樹氷があちらこちらにできていました。

他の登山客も一様にその美しさに見とれて、カメラを構えています。

中にはスキー板を抱えた人もいて、

おそらく初滑りを楽しみに来ているのでしょうね。

スキーをしないのでよくわかりませんが、

このくらいの積雪があれば滑れるんですね。


↓弥陀ケ原

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↓樹氷

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↓山スキーの人も続々

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弥陀ケ原は木道が整備されていてその上をコツコツと歩きます。

雪が積もっているところはいいのだが、

丸太がむき出しの所は凍結をしていてとにかく滑るので

雪のあるところを選んでずんずん進みます。

そのうち、雪原を抜け、再び急なのぼりへと進みます。

ここは雪が吹き溜っていて、ズボズボと膝くらいまで埋まり、

まだ十分雪が締まっていないので、一歩足を踏み出した途端に、

ずるっと滑り落ちる感じで、なかなか上がっていきません。

登山靴には雪がこびりつき足先が冷たい!

ストックをうまく支えに使って登るのだが、

ストックを抜く度に、折り畳み部分がポキンポキンと折れてしまって難儀。

もうストックもボロボロなので買い替え時かなあ…

15分ほど急登と格闘して、

ようやく前方に室堂ビジターセンターが見えてきました。

小屋は当然閉まっていて売店などもやっていません。

軒先で少し休憩です。


↓室堂到着

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室堂から見上げる御前峰は

まさに白山という名にふさわしいシルエットで、

雲一つない青空とのコントラストが本当に美しく、

ビシビシと冷たい風でこわばった顔も思わず笑みになってしまう。

ひゃほい!


↓青空とのコントラストが眩しいぜ

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しばしの休憩と補給を済ませたらいざ最高点である御前峰へ出発。

荷物をデポすることもできるのだが、一緒に背負っていきます。

山頂までは残り距離にして750m、標高差250mです。

まだそれほど登頂している先発隊はおらず、

わずかについたトレースを頼りに登ります。

室堂から上は、弥陀ケ原で見た雪原よりもさらに雪の量が増し、

しかも強烈な北風が、狂ったように左ほほに殴り掛かる始末で

体感がめちゃくちゃ寒い!!

序盤のブッシュを抜ける区間はまだよかったのだが、

そこから全くむき出しの山肌に突入すると、

もはや登山道らしきものはなくなって、真っ白な雪原。

遮るものが一切なく、暴れる風をモロに受けて前進もままならない。

それどころか、時折ブワ〜ッとトップが吹いて、

足元から吹き飛ばされそうなくらいの圧を受けて、

思わずストックにしがみついて構えなくてはならない。

足元はずぶずぶと柔らかい雪の中に沈んでいき、

右を引っこ抜いては左、

左を引っこ抜いては右を繰り返していく。


↓いざ山頂アタック

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↓白の世界

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↓青石

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↓高天ヶ原

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もう山頂が目の前になってくると、

一転して雪の付き方が穏やかになり、

石畳がむき出しになっているところも出てくる。

つまり、それだけ上部は風が強いということ。

40分ほど雪と風と格闘した末に、

標高2702m、白山連峰の最高点である御前峰に登頂です。

いや〜ラスト厳しかった@@@


↓御前峰登頂♪エビの尻尾がすごい!

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記念撮影の前にまずはお堂にお参り。

お堂はびっしり凍てついておりますが、

囲われているので風から身を守ってくれます。

そして最高点の碑の前で記念撮影。

同じころに到着された方と写真を取り合いっこしながらワイワイ。


↓凍てつく奥宮

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本当は余裕があればお鉢めぐりをしながら、

剣ヶ峰(2,677m)と大汝峰(2,684m)の方へも行ってみたかったが、

ご覧の通りの雪世界。

日帰りなので無理はご法度ということで、今回はパスしました。


↓剣ヶ峰と大汝峰

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何といっても最高に天気がよく、はるか遠く東には

天と地を隔てるように連なるアルプスがズラリ!

劔も立山も、槍も穂高も、乗鞍もオールスターが勢ぞろい!

スバラシイ!

面白いのはある一定の高さ以上は雪に覆われた冬の世界なのだが

それより下はまだこれから紅葉を迎えようとしていて、

はっきりと世界が異なるのがわかります。


アルプスが丸見え!

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↓室堂を見下ろす

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途中から腕時計が完全に馬鹿になり、

頼りにしていたiPHONEも室堂から寒さのせいで起動しなくなり、

時間がわからないので、近くにいた人に時間を聞くと

そろそろ11時になろうとしていました。

山頂は相当寒いのだが、360度どこ見てもウキウキしてしまって

気づけば20分も予定をオーバー。

名残惜しいですがそろそろ下山を開始します。

下山は楽チンで、なかば強引に突っ込んでいって滑っても、

雪だまりのクッションで止まるので、

ザックザックとテンポよく下ります。

途中から続々と、後続の人たちが苦しそうに登ってくるので、

エールを送りつつ、室堂まであっという間でした。


↓冬!

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↓びっしりエビの尻尾。というよりタラバのカニ身っぽい

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室堂で、少しばかりまとまった補給をすることにします。

陽の当たっているベンチに腰掛けて、カレーヌードルの支度。

朝に仕込んでいたサーモスのお湯はまだ熱々だったので、

雪上で余計な装備を広げることなく、あっという間に出来上がり。

しかし、ここで肝心の割りばしが入ってないことに気づく。

ガッデム!!どうしやう?

色々荷物を探っていると、未使用の歯ブラシが一本出てきました。

同じ口に入れるスティックだしこれでいいやと、代用。

山で食べるちょっと固めに仕上がったカレーヌードルは

やっぱウマイやぁ〜♪


↓カップヌードルカレーでお昼

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お腹も満たされ、暖も取れたので体力が一気に回復。

元気いっぱいで下山を開始します。

室堂から弥陀ケ原までも先ほどと同じようにズズズ〜っと滑り降ります。

お昼頃となり、お天道様もだいぶん強くなったせいで、

表面の雪が解けてきたようで、

朝のような真っ白さが少し損なわれて、

足元がサクッサクという感触からベチョベチョになってきました。

名残惜しく弥陀ケ原から振り返って白山にさようなら。


↓弥陀ケ原から振り返って

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↓今度は別山アタックだな

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弥陀ケ原をすぎ、黒ボコ岩を過ぎると、季節は一気に逆戻り。

朝登ってきたときにはびっしりとあった雪は

この辺では随分解けて、登山道がむき出しきなっています。

この辺りからどんどん下からの登山客とすれ違います。

中には欧米人のグループもいましたが、

なぜみな半袖半ズボン?

彼らは富士山でもアルプスでも、

びっくりするくらい薄着の人が多いけど、

さすがに室堂から上はその恰好では寒すぎると思うんだけど。

逆に自分は、真冬の山上対策であれこれびっしり着込んでいて

ここまで下ってくるととにかくムレムレで暑い!

殿ヶ池避難小屋に到着すると中には誰もいなかったので、

アンダーのタイツやら何やら全部とっぱらって着替え。

寒いのもつらいけど、暑いのも体力を奪う。


↓観光新道を下ります

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↓砂防新道方面

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着替えを済ませ、小屋を出発。

あとはトントントンと観光新道の稜線のアップダウンをこなし、

最後は急坂を下って

13:50に別当出合の登山口へ無事に下山しました。


↓無事に下山

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そこから駐車場までさらに歩いて、30分ほど準備と一服。

何気に標高差1500m、13kmを歩いてきたのでお疲れモードですが

今回はここから運転

夜間はほとんど交通量もなかったので、

ゆっくり走っていてもよかったけど、

昼間は交通量があるのであちこちに気を配って走らないと。

まずは市ノ瀬までの狭小区間。

改めて昼間に見ると久しぶりのドライブにしてはハードな道でした。

白峰までの山肌は色とりどりの紅葉が見事。


↓帰ります

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↓道中の山は紅葉

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R157は意外と交通量があり、しかも谷トンネルまでは登りで

ヴィッツの馬力ではベタ踏みでもペースが上がらない。

幸い後ろからはほとんど車が来なくてよかった。

勝山に入って、ルートを思案。

この時間帯からだと福井市内のR8バイパスはきっとモロ混み。

なので、できるだけR8を使いたくないので、

越前大野から回ってR158で福井を目指します。

どこか寄って行ってもよかったのだけど、

その余裕もなくとにかく安全運転に集中するのが精いっぱいで

福井に直行してしまいました。

やはりブランクは大きいなあ。

無事に車を返却できたのが16:30。

そこから歩いて福井駅に到着が17:00。

まずは帰りの特急の手配をしてから、腹ごしらえで駅そば。

福井駅の駅そばはツユが旨くてお気に入りです。

あとは30分ほど時間があったので、

駅ビルのみやげ物屋さんであれこれ物色。

17:44の特急サンダーバードに乗り込み、帰阪が19:34でした。


↓駅そば

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↓またね♪

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ということで、高所登山はおそらく今回がオーラス。

あとは年末まで六甲を中心にパトロールかな。

今年は一般的に天候不順で、毎週末天気が読み辛かったですが

奇跡的にほとんど雨に降られることもなく、

幸せなシーズンでございました。

2016-11-13

スノーホワイト 白山

この週末は、前ノリ日帰りで白山へ行ってまいりました。

ビギナー向けのお山として

老若男女に親しまれる北陸きっての名峰ですが

実はこの山塊は初めて。

やはり初の白山は、その名の通り

山がホワイトな時にこそと思っていたので

別当出合までの道が道路封鎖解除されている

夏季と冬季のわずかな合間を狙って突撃。


ルートは定番の砂防新道は登山口にある

橋の踏板が撤去されているので

観光新道のピストン。

何気に登山口からの標高差1500mあって、

真砂坂から少しずつ雪が登場し、

弥陀ヶ原より上は完全雪山。

紅葉を一気すっ飛ばして、いきなりの冬シーズン突入。

室堂からは狂ったように殴りつける風に難儀しましたが

無事に日帰りでクリアできました。

まだアイゼンなどの雪山装備はなくても大丈夫でしたが、

登山靴はビシッと凍り付き、

室堂より上部ではなんども雪に膝までズボズボ。


白山登頂

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とにかく最高のお天気に恵まれ、

山頂からは白いお化粧をしたアルプス

北端から南端までずらり!

はるか南にはうっすらと伊吹山まで見えた!

11月の中旬に標高2700mにいられる幸せを十分堪能できました。


↓快晴!

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↓まさに”白”山

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↓びっしり

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あと、登山口である別当出合までは、

福井からレンタカーを借りたのだが、

車の運転は実に2年ぶり。

しかも夜中に、雨上がりで、土地勘のない場所で

市ノ瀬からは狭く曲がりくねった山道だったので

ドッキドキでした。

やっぱりたまには運転しないと感覚が鈍る。


↓山行ルート

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<山行スケジュール>

06:15別当出合駐車場⇒06:25別当出合⇒07:20別当坂分岐⇒

08:23殿ヶ池避難小屋08:35⇒09:22黒ボコ岩⇒

09:46白山室堂09:55⇒10:35白山10:55⇒11:15白山室堂11:35⇒

11:50黒ボコ岩⇒13:00別当坂分岐⇒13:50別当出合

2016-10-25

『君の名は』聖地巡礼

笠ヶ岳を後にし、10:55の濃飛バスでアルプスを離脱。

本当はもっと山に留まりたかったのだけど、

今回はもう1つミッションがあり、次の仕事の素材集めとして

『君の名は』の聖地巡礼スポットである飛騨古川へ向かいます。

JR高山線は本数がきわめて少なく、高山BSでバスを乗り換えるのだが、

乗り換え時間が5分しかなく、それを逃すと1時間待たされるので忙しい。

大きなトランクを持ち込んだお客でバスは満載で、

下車に手間取っているうちに、

古川行きのバスが行ってしまう危険性が大いにあったので

機転を利かせて1つ前の国分寺でバスを降りてダッシュし、

どうにか接続に間に合いました。


神岡行きのバスに揺られること40分で飛騨古川駅に到着。

時刻は14:20。

まずは帰りの電車の手配をしておかないと、

特急ひだはめちゃ混み必至。

ということでみどりの窓口へ。

すると、東海道本線木曽川駅付近で事故があり、

そのせいでダイアが乱れていて、

特急ひだは、名古屋まではいかず岐阜止まりか、

車両によって大阪行きしかないとのこと。

とりあえず岐阜まで出れば、名鉄もあるし、どうにかなる。

特急自体が運行するというのを確認して15:35の特急の指定を取る。


飛騨古川駅

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わずか1時間しか滞在できないので

『君の名は』の聖地巡礼スポットを一斉取材を早速スタート。

まずは駅前にスポットが集中しているので、そこをささっと。

まずは駅構内にある「ひだくろ」の顔出し看板。

劇中では、看板ではなく着ぐるみでしたが、

主人公たちがはしゃいでいるシーンがありました。


飛騨古川駅構内 ひだくろの看板

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続いて、主人公がヒロインの住む糸守町について

情報収集していた駅前。

そこにタクシーが出てくるのですが、

ちょうど実在する「宮川タクシー」が停まっていました。


飛騨古川駅前 宮川タクシー

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そして、この聖地巡礼の最も象徴的なスポットとして

各メディアでも取り上げられている、飛騨古川駅の陸橋からの眺め。

ここはファンの人の人だかりがすごく、

同じショットを撮れるのが1つの窓しかないので、

非常に混雑しています。

ちなみに、これは駅構内の陸橋ではなく、

駅を出たところにある自由通路からの眺めでした。

劇中ではちょうど電車が停車していましたが、

そのタイミングを待っていると時間が惜しいので待ちませんでしたが、

街の方が到着時刻の案内を張り出していたり、

地元では比較的このブームを好意的に受け取っているようです。


飛騨古川の陸橋

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↓陸橋は大賑わい

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↓こんな案内も

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続いては、駅から少し歩いたところにある

飛騨市図書館へ。

ここは、糸守町について主人公たちが調べ物をするシーンで登場します。

本来であれば、公共施設内は撮影禁止のはずですが、

ブームへの理解があって、

受付で申し出たうえで、

通常の利用者に迷惑がかからないように十分配慮すれば撮影OK。

しかもじゃんじゃんSNS等で拡散を希望されていて、

非常に好意的です。

しかも『君の名は』コーナーまで設けられ、

全国各地からたくさんの人が訪れているのがよくわかります。


飛騨市図書館

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↓ウェルカムモード

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↓きれいな館内

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↓特設コーナー

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↓こちらも大賑わい

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続いては、駅と反対側の山のふもとまでダッシュして、

気比若宮神社へ。

ここも主人公たちがヒントを探しているシーンで登場します。

幅広の石畳の階段と、中央の鉄柵が特徴的ですね。

ここにもたくさんのファンがいて、

写真をバシバシ撮っておりました。


↓気比若宮神社

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駆け足でしたが古川駅周辺の巡礼スポットを無事撮り終えたので

お昼ご飯に蕎麦屋に入り、ささっと済ませたら、

もう電車の時間となりました。


飛騨牛冷やしそば

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それにしても正直言ってこんなのどかで静かな山間の小さな町に、

全く不釣合いとしか言いようがない若い人たちが

わらわらと街を歩いていて、ブームの大きさがよくわかります。

この聖地巡礼というのも、ある意味、

形を変えたポケモンGOみたいなものだなと感じます。

正直、自分はあんまし思い入れのある作品でもなくて

(娘と一緒に映画館に観に行ったという意味では思い入れはありますが)

実際、作品の出来も、別にOVAとかわらないようなものだと思うのですが。

嫌いでもないし、それなりにいい作品だと思いますが、

ついこの間地上波でやっていた、ルパンVS複製人間のように、

画は雑でも、奇想天外な物語やキャラクターの個性に

ぐいぐい引き込まれるような名作を見て育ってきた身としては、

ここまで本当に騒ぐものなのかなあという印象が強い。


しかしこれを巻き起こしている現象を考察することは面白いと感じます。

これはきっと、ゆとり世代特有の”ユルい連帯”が

生じさせている現代的な現象なのだと思います。

(ここでいう”ゆとり”とは、いわゆる10〜20代の若者のことではなく、

彼らをゆとりにさせ、彼らのゆとりを許してきた親の世代もまた

所詮ゆとりであるという意味で、

大人になりきれない大人のことを指しています)

つまり、常に誰かと繋がっていたい、世界と繋がっていたいという

一種強迫観念的な深層心理にせつかされながら、

かといってわずらわしいような深い関係性は拒絶する

引きこもり体質という、

二律背反的でわがまま勝手な状況を実現するために、

リアルではなく二次元的あるいは疑似世界の中に逃げ込み、

匿名性という心地よいベールに護られながら、

それを現実として生きていく”ゆとり”の人たちが、

自分たちの正当性を担保するために生み出す”ユルい連帯”。

それは、フェイスブックやtwitter、LINEやインスタなど

次々形態を変えて登場するSNSの普及や、

猫も杓子ものポケモンGO、

毎年次々と生み出されては消えてゆく一発屋芸人のギャグ、

毎年次々と生み出されては消えてゆく、新グルメやスイーツの数々、

メディアで垂れ流される下世話なネタに噛みついて一斉に制裁を加える現象、

ここ数年急増したニワカカープファンや、

ただどんちきコスプレをして騒ぐだけのハロウィンの盛り上がり、

あるいは選挙ごとに右へ左へと大きく揺り動かされるムーブメントetc、

すべて同じメカニズムで生じている現象なのだと思います。

自らが何かを創造して道筋をつけていくというのではなく、

余計な労力をかけず大きなムーブメントに心地よく乗っかって

世間との間合いを図ることが大事で、

その現象の一つとして現れたのが、

この『君の名は』ブームなのだと思いますね。

つまり、この作品の良し悪し云々ではなく、

話題になっているということ自体が重要であって、

その流れに乗っかることが、あるいは乗っかれている自分こそが大事、

ということなんでしょう。

この作り手はそのメカニズムや時代的な深層心理を

非常にうまく利用しているという点で

ビジネス的な観点から非常に優秀だと思います。

でもクリエイティブな観点から言えば、

それは結局没個性を助長するにすぎないし、

人を煽動できさえすれ、中身は何もない。

物事の本質を語ることなく、表層の流れにただ身を任せ、

一過性の面白さに満足して、

賞味期限が過ぎると使い捨てをしているうちに、

いつしか己を見失う。

日本は一億総モラトリアムな時代に

突入しているのではないだろうかと危惧してしまいます。


さて、予定通りの時刻となり、高山行きの各停で出発。

20分ほどで高山駅へたどり着くと、

改札前が異常な人だかりでかなりざわついている。

何事かと駅員に聞いてみると、

先ほど古川駅で聞いていた事故の影響が、

予想以上に深刻で、

本来自分が乗るはずだった

特急の車両が事故に遭っていたようで、

しかもその事故で車体が破損してしまったために、

高山まで来て折り返すことができなくなったので

最低でも2時間以上の遅れが発生するとのこと。

そのため1時間後の特急への振り替えのために

みな窓口へ並んでいるのですが、

1つしかないので、長蛇の列と化してしまっていました。


↓特急の運休で大混乱@@@

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これでは1時間後の特急はもはや絶対に座れないし、

その次の特急はいつになるか目途さえついていないという状況で

帰れない可能性が非常に高くなってきました。

2時間以上待つならそれはそれで、

高山散策でもしてみようかとも思いましたが、

重い荷物をかかえているし、山行と突貫取材で疲れ切っているし、

歩き回れる体力がない。

何よりこういうトラブルの状況は早くに脱するに越したことはない。

何か策はないかと考えた結果、思い浮かんで、濃飛バスのターミナルへ。

すると、10分後に、特急岐阜行きのバスがあるではないか!

ただし予約制だったので、受付のお姉さんに聞いてみると、

あと3席まだ空いていますとのこと。

さっそく手配しようと思ったが、その前に、

手元にあるこの特急券を払い戻ししないといけない。

間に合うか!?

とりあえずお姉さんに1席仮押さえをしてもらって、

すぐさまJRの改札へ舞い戻る。

みどりの窓口では到底間に合わないので、

改札の駅員室に話をして即座に払い戻しをしてもらい、

取って返して、バスの窓口へ行って手配完了!

ふぃ〜、バタつくぜ。


↓高速バスに間一髪切り替え

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こうして16:10発の岐阜行きの特急バスに無事乗り込みました。

この日は朝から、何本もきわどいバスの接続を繰り返して、

もうヘロヘロ@@@

太川さんと蛭子さんがいかに大変か、身に染みてよくわかりました。

2時間ほどバスに寄られて18時ごろに岐阜駅に到着。

するとまだ、ダイヤが乱れていました。

ここでようやく遅延の原因の詳しい情報が得られたのですが、

どうも事故が発生したのは朝の9時台のことだったらしく、

それが今この時間まで回復していないとは、国鉄さんしっかりしてよ!

岐阜駅から、10時台の表示の快速で大垣まで行き、

2分しかない乗り換えで鉄橋をダッシュして米原行に乗り換え。

米原駅までたどり着けばそこはもう西日本の管轄。

新快速で帰ることもできたのですが、

もう色々ありすぎて疲労困憊だったので、

ちょっと贅沢に新幹線こだまに乗り換えて帰阪しました。