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記憶の残滓 by arkibito

2016-11-18

スノーホワイト 白山 日帰り

そうだ、白山に行こう!

そう思い立ったのはわずか1週間前のこと。

ずっと行きたい行きたいと思いながらも行けずじまいだった白山

一番の要因は足がないことだった。

マイカーがあれば比較的近くて行きやすいのだが、

公共交通機関を利用する身としては、金沢で前泊して、

朝一のバスに乗り、麓で再度バスを乗り換えてというとなかなか面倒だし、

無駄に一泊分お金もかかる。

そこで、福井からレンタカーを借りてのアプローチを考えたのだが、

夏場はマイカー規制で、冬場は冬季閉鎖で、

登山口から6km手前の市ノ瀬園地までしか行けない。

今の時期登山バスは運行を終了しているので、

その片道6km・往復12km歩かないといけない。

困って色々調べてみると、

通行規制のかかっているシーズンの

わずかな合間(10月下旬〜11月中旬)だけ

別当出合までの道の封鎖が解除されている。

もうここしかない!と思い立って大急ぎで段取り。


他の人の参考記録を覗くと、

すでに前の週に白山は今季の初冠雪を記録し、

山上は雪山シーズンに入っている。

登りやすい山とはいえ、標高は2702mあるので、

相当な冷え込みが予想できる。

今回は麓で車なので、荷物をデポして行けるので、

多めの防寒衣類や寝袋をパッキング。


20:54発の特急サンダーバードに乗り、

福井駅には22:47着。

降りるとすでに肌寒い。しかもパラパラと小雨。

ここからR8沿いにあるレンタカー屋さんまでは4kmの歩きなのに…

というのも、福井にもたくさんレンタカー屋はあるのだが

24h営業でこの時間帯に空いているのはそこしかないのだ。

福井の道はどこも幅広でがらんとしていて、

なんとなく心細さを感じながら40分ほど歩いてお店に到着。

なぜかレンタカーカラオケ屋の兼用という込み入った複合施設


レンタカーを借ります

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手続きを済ませて、いざヴィッツ発進!

2年ぶりの車の運転なので、最初の10分くらいは軽いパニック。

やはり習慣って大事。やらないと忘れます。

モウロクしたご老人が操作ミスで事故を起こすというのもうなずけます。

店を出て角を曲がったらすぐに停車して、

基本操作やボタンを目指し声出しで確認しました(笑)

R8バイパスで北上を開始し、福井JCTをかすめて、

わずかに中部縦貫道をつかって勝山方面へ。

交通量が少ないので煽られることもなく、運転に集中できます。

あとはナビに従ってR416をトレースし、R157に入ります。

ここからは山道ですが、走りやすい道で、大分運転も慣れてきました。

白峰で大きくUを切る形で、県道33号に入る。

市ノ瀬まではおおむね車線もあって整備されているので問題ないが、

ただ、小雨で真っ暗だし、手取川に沿ってクネクネとしているので

ちょっとドキドキ。


↓2時間ドライブで市ノ瀬

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市ノ瀬からは、一年の大半は一般車の通行が規制されて、

登山バスがピストンする区間

行き違いができない狭い道で、しかもクネクネアップダウンもあり、

一層慎重に15分ほど。

別当出合の手前の駐車場に到着。

駐車場は河原まで下ったところにあるので、

わずかな登りを嫌って、上部の県道の路肩に止めている人が多かったが

自分はちゃんと駐車場にイン。

ライトを消すと真っ暗です。

いそいそと翌日の準備をしたり、寝袋を出したりして、朝まで仮眠。

もっと冷えるかと思いましたが、着込んだおかげでよく眠れました。

5時を過ぎるとすでに出発をしようとしている人や、

麓から車で到着した人などで騒がしくなる。

自分も山に持っていくものと、車においていくものを仕分けしたり、

山上の寒さでバーナーが不能になった場合を考えて、

ここで先に湯を沸かしてサーモスに準備しておいたり。

そうこうしているうちに周囲も明るくなってきたので、

6:15にいよいよ山行スタート!


別当出合の駐車場を出発

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まずは駐車場から県道33号まで少し登ります。

そこから落石ゲートをまたいで、さらに10分ほど歩いていくと、

別当出合のターミナルに出ます。

ここで登山届を提出し、トイレを済ませて、いざ!

一番イージーなのは砂防新道コースで、

そちらへ行くにはまず吊橋を渡る必要があるのだが

冬場は踏板が外されて渡れなくなっています。

(無理に鉄骨を伝ってわたる輩がいるらしいが…)

ということで、この日は、

もう1つの定番コースである観光新道をピストンすることになります。

空を見上げると、前日の小雨はやんでいるものの、雲が舞っている感じ。

雲はおそらく早朝に出るだけで晴れそうだけど、山上は相当風が強そうです。

ここから見る別山のフォルムが鋭くて、本峰よりも気になる存在。


別当出合登山口。奥の橋は踏板が撤去され通行不可

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↓別山が気になる

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さて、吊橋の脇から山道に突入します。

前日の雨で地面はドロドロで、ツルツルに濡れた岩や木やすべりやすい。

最初は大きくジグザグを切っているので、

少し登っては平行移動、少し登っては平行移動だったが、

工事作業用の道をまたぐあたりから、一気に斜度が増し、

長々と急な石畳に息が上がる。

登っていくにつれて空も明るくなり、

別山の枯れたすそ野が少しずつ見渡せるようになってきました。

直登に近いようなしんどい区間もありながら、

1時間ほどで別当坂分岐に到着。


↓のっけから激坂が続きます

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↓少しずつ明るくなってきました

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市ノ瀬からの白山禅定道と合流

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ここからは稜線歩き。

まずは目の前にそびえる出っ張りへの急な登り。

ヒーヒーいいながらクリアすると

そこからは細かいアップダウンが続きます。

稜線の北側の斜面は陰になるので、

雪がちらちらとのこっています。

この辺りからペースを上げて

先発隊の人たちを次々とパスしていきます。

仙人窟をくぐると、

白山の本丸の山塊がどどーんと待ち構えていて圧倒されます。


↓ここからは稜線歩き

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↓朝日が顔を出す

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↓雪が混じりだします

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↓仙人窟をくぐる

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↓あの上が弥陀ケ原

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この観光新道は、左右ともに眺望がよく、

左手には白山釈迦岳が構え、右手には別山と、

崩落をし続ける谷の様子がよく見えます。

いくつかの出っ張りをこなし、一度大きく下るのですが

そこが結構雪がたまっている上に、凍り付いてツルツル滑る。

気をつけなきゃと思った瞬間にズルッ!

大きく尻もちをついてしまいました。

小さな鞍部から再び上りが発生、藪の間を抜けていくと、

ほどなくして殿ヶ池避難小屋に到着しました。

時刻は8:23。

ここでは前泊している人たちが結構いるみたいで

小屋の中はびっしり寝袋が敷かれている状態。

これから山頂に向かおうとしている人たちが

慌ただしく出入りしていました。

朝が冷え込んだので相当厚着をしていたのですが、

そのせいで全身ムレムレだったので、

何枚か脱ぎ気をしてこの後に備えたり、

トイレ休憩などで10分ほど滞在。


↓向かいに見える白山釈迦

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↓振り返って

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↓最高のお天気

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↓殿ヶ池避難小屋

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8:30をまわり、リスタート。

ここからは雪や凍結が目立つようになってきます。

アイゼンまではふようだが、ストック装備で行きます。

山も上部になってくるにつ入れて少しずつ風も強くなってきて

体感が寒い。

岩のむき出しの斜面となり、雪も目に見えて増えてきました。

展望の効いた斜面をえっちらと登り、

蛇塚と呼ばれる小さな窪地を抜けていくと、

別山方面の見事な眺望が迎えてくれました。


↓雪交じりの山

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↓馬のたて髪

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↓滑る!

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↓いよいよ本格的に雪が増えてきた

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↓蛇塚

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↓なかなかの絶景

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早朝はどんよりと雲がちだった空も、

朝日の勢いに後押しされて、素晴らしい青空を見せてくれています。

斜面を横切るようにして取り付けられた道は雪ですべりやすく、

うっかり足を滑らせて右側の斜面を転がり落ちれば大変なので

慎重に歩きます。

そうして砂防新道との合流地点である黒ボコ岩に到着したのが9:22。


↓黒ボコ岩

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黒ボコ岩の分岐を左に折れて少し歩いていくと…

すばらしい雪原が目の前に広がっていました。

ここは弥陀ケ原と呼ばれる一帯で、

麓からは見えなかった白山連峰の最高峰の御前峰がどーん。

なんだこの美しさは!

弥陀ケ原からはこれまでとは違って完全に雪山の世界へと突入します。

北からの風は一層強くなり、

吹き上げられた雪がサラサラと宙を舞っては輝きます。

それらが木々にあたり固まって樹氷があちらこちらにできていました。

他の登山客も一様にその美しさに見とれて、カメラを構えています。

中にはスキー板を抱えた人もいて、

おそらく初滑りを楽しみに来ているのでしょうね。

スキーをしないのでよくわかりませんが、

このくらいの積雪があれば滑れるんですね。


↓弥陀ケ原

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樹氷

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山スキーの人も続々

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弥陀ケ原は木道が整備されていてその上をコツコツと歩きます。

雪が積もっているところはいいのだが、

丸太がむき出しの所は凍結をしていてとにかく滑るので

雪のあるところを選んでずんずん進みます。

そのうち、雪原を抜け、再び急なのぼりへと進みます。

ここは雪が吹き溜っていて、ズボズボと膝くらいまで埋まり、

まだ十分雪が締まっていないので、一歩足を踏み出した途端に、

ずるっと滑り落ちる感じで、なかなか上がっていきません。

登山靴には雪がこびりつき足先が冷たい!

ストックをうまく支えに使って登るのだが、

ストックを抜く度に、折り畳み部分がポキンポキンと折れてしまって難儀。

もうストックもボロボロなので買い替え時かなあ…

15分ほど急登と格闘して、

ようやく前方に室堂ビジターセンターが見えてきました。

小屋は当然閉まっていて売店などもやっていません。

軒先で少し休憩です。


↓室堂到着

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室堂から見上げる御前峰は

まさに白山という名にふさわしいシルエットで、

雲一つない青空とのコントラストが本当に美しく、

ビシビシと冷たい風でこわばった顔も思わず笑みになってしまう。

ひゃほい!


↓青空とのコントラストが眩しいぜ

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しばしの休憩と補給を済ませたらいざ最高点である御前峰へ出発。

荷物をデポすることもできるのだが、一緒に背負っていきます。

山頂までは残り距離にして750m、標高差250mです。

まだそれほど登頂している先発隊はおらず、

わずかについたトレースを頼りに登ります。

室堂から上は、弥陀ケ原で見た雪原よりもさらに雪の量が増し、

しかも強烈な北風が、狂ったように左ほほに殴り掛かる始末で

体感がめちゃくちゃ寒い!!

序盤のブッシュを抜ける区間はまだよかったのだが、

そこから全くむき出しの山肌に突入すると、

もはや登山道らしきものはなくなって、真っ白な雪原。

遮るものが一切なく、暴れる風をモロに受けて前進もままならない。

それどころか、時折ブワ〜ッとトップが吹いて、

足元から吹き飛ばされそうなくらいの圧を受けて、

思わずストックにしがみついて構えなくてはならない。

足元はずぶずぶと柔らかい雪の中に沈んでいき、

右を引っこ抜いては左、

左を引っこ抜いては右を繰り返していく。


↓いざ山頂アタック

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↓白の世界

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↓青石

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↓高天ヶ原

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もう山頂が目の前になってくると、

一転して雪の付き方が穏やかになり、

石畳がむき出しになっているところも出てくる。

つまり、それだけ上部は風が強いということ。

40分ほど雪と風と格闘した末に、

標高2702m、白山連峰の最高点である御前峰に登頂です。

いや〜ラスト厳しかった@@@


↓御前峰登頂♪エビの尻尾がすごい!

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記念撮影の前にまずはお堂にお参り。

お堂はびっしり凍てついておりますが、

囲われているので風から身を守ってくれます。

そして最高点の碑の前で記念撮影。

同じころに到着された方と写真を取り合いっこしながらワイワイ。


↓凍てつく奥宮

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本当は余裕があればお鉢めぐりをしながら、

剣ヶ峰(2,677m)と大汝峰(2,684m)の方へも行ってみたかったが、

ご覧の通りの雪世界。

日帰りなので無理はご法度ということで、今回はパスしました。


↓剣ヶ峰と大汝峰

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何といっても最高に天気がよく、はるか遠く東には

天と地を隔てるように連なる北アルプスがズラリ!

劔も立山も、槍も穂高も、乗鞍もオールスターが勢ぞろい!

スバラシイ!

面白いのはある一定の高さ以上は雪に覆われた冬の世界なのだが

それより下はまだこれから紅葉を迎えようとしていて、

はっきりと世界が異なるのがわかります。


北アルプスが丸見え!

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↓室堂を見下ろす

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途中から腕時計が完全に馬鹿になり、

頼りにしていたiPHONEも室堂から寒さのせいで起動しなくなり、

時間がわからないので、近くにいた人に時間を聞くと

そろそろ11時になろうとしていました。

山頂は相当寒いのだが、360度どこ見てもウキウキしてしまって

気づけば20分も予定をオーバー。

名残惜しいですがそろそろ下山を開始します。

下山は楽チンで、なかば強引に突っ込んでいって滑っても、

雪だまりのクッションで止まるので、

ザックザックとテンポよく下ります。

途中から続々と、後続の人たちが苦しそうに登ってくるので、

エールを送りつつ、室堂まであっという間でした。


↓冬!

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↓びっしりエビの尻尾。というよりタラバのカニ身っぽい

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室堂で、少しばかりまとまった補給をすることにします。

陽の当たっているベンチに腰掛けて、カレーヌードルの支度。

朝に仕込んでいたサーモスのお湯はまだ熱々だったので、

雪上で余計な装備を広げることなく、あっという間に出来上がり。

しかし、ここで肝心の割りばしが入ってないことに気づく。

ガッデム!!どうしやう?

色々荷物を探っていると、未使用の歯ブラシが一本出てきました。

同じ口に入れるスティックだしこれでいいやと、代用。

山で食べるちょっと固めに仕上がったカレーヌードル

やっぱウマイやぁ〜♪


カップヌードルカレーでお昼

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お腹も満たされ、暖も取れたので体力が一気に回復

元気いっぱいで下山を開始します。

室堂から弥陀ケ原までも先ほどと同じようにズズズ〜っと滑り降ります。

お昼頃となり、お天道様もだいぶん強くなったせいで、

表面の雪が解けてきたようで、

朝のような真っ白さが少し損なわれて、

足元がサクッサクという感触からベチョベチョになってきました。

名残惜しく弥陀ケ原から振り返って白山にさようなら。


↓弥陀ケ原から振り返って

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↓今度は別山アタックだな

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弥陀ケ原をすぎ、黒ボコ岩を過ぎると、季節は一気に逆戻り。

朝登ってきたときにはびっしりとあった雪は

この辺では随分解けて、登山道がむき出しきなっています。

この辺りからどんどん下からの登山客とすれ違います。

中には欧米人のグループもいましたが、

なぜみな半袖半ズボン?

彼らは富士山でも北アルプスでも、

びっくりするくらい薄着の人が多いけど、

さすがに室堂から上はその恰好では寒すぎると思うんだけど。

逆に自分は、真冬の山上対策であれこれびっしり着込んでいて

ここまで下ってくるととにかくムレムレで暑い!

殿ヶ池避難小屋に到着すると中には誰もいなかったので、

アンダーのタイツやら何やら全部とっぱらって着替え。

寒いのもつらいけど、暑いのも体力を奪う。


↓観光新道を下ります

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↓砂防新道方面

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着替えを済ませ、小屋を出発。

あとはトントントンと観光新道の稜線のアップダウンをこなし、

最後は急坂を下って

13:50に別当出合の登山口へ無事に下山しました。


↓無事に下山

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そこから駐車場までさらに歩いて、30分ほど準備と一服。

何気に標高差1500m、13kmを歩いてきたのでお疲れモードですが

今回はここから運転

夜間はほとんど交通量もなかったので、

ゆっくり走っていてもよかったけど、

昼間は交通量があるのであちこちに気を配って走らないと。

まずは市ノ瀬までの狭小区間

改めて昼間に見ると久しぶりのドライブにしてはハードな道でした。

白峰までの山肌は色とりどりの紅葉が見事。


↓帰ります

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↓道中の山は紅葉

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R157は意外と交通量があり、しかも谷トンネルまでは登りで

ヴィッツの馬力ではベタ踏みでもペースが上がらない。

幸い後ろからはほとんど車が来なくてよかった。

勝山に入って、ルートを思案。

この時間帯からだと福井市内のR8バイパスはきっとモロ混み。

なので、できるだけR8を使いたくないので、

越前大野から回ってR158で福井を目指します。

どこか寄って行ってもよかったのだけど、

その余裕もなくとにかく安全運転に集中するのが精いっぱいで

福井に直行してしまいました。

やはりブランクは大きいなあ。

無事に車を返却できたのが16:30。

そこから歩いて福井駅に到着が17:00。

まずは帰りの特急の手配をしてから、腹ごしらえで駅そば

福井駅駅そばはツユが旨くてお気に入りです。

あとは30分ほど時間があったので、

駅ビルのみやげ物屋さんであれこれ物色。

17:44の特急サンダーバードに乗り込み、帰阪が19:34でした。


駅そば

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↓またね♪

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ということで、高所登山はおそらく今回がオーラス。

あとは年末まで六甲を中心にパトロールかな。

今年は一般的に天候不順で、毎週末天気が読み辛かったですが

奇跡的にほとんど雨に降られることもなく、

幸せなシーズンでございました。

2016-11-14

流儀を知れ

山行の帰り、帰阪が20時ということで、

晩御飯を済ませて帰ることにし、三番街のインディで大玉

山帰りはムショーに食べたくなるのですヨ!

いつもと変わらぬ安定のうまさに大満足でございます。


大玉

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週末のディナー時ということで、

7,8割くらい席が埋まっているくらいだったのだが、

自分が入店した時から、3人組が何席か向こう側に陣取っていた。

1人は知らないアニメのアクセサリーをじゃらじゃらつけた女で

他の2人は着古しているのに気慣れていないジャケットという

いかにも今風のオタクの男。

(それにしてもオタクが決まってこういう格好をするのは

せめて服装だけでもマトモじゃないと

自分でもまずいと知っていての一種の自衛手段なのだろうか?)

その3人がでかい声で、

ベラベラとオタク話に花が咲いているようでやかましい。

それはそれで迷惑なのだが、それはまあ許容範囲として、

どうも様子を見ると、

皿は下げられて、コップだけが置かれ手いる状態で

すでにカレーを食べ終わって久しいらしい。

いやいや、ありえんやろ?

おしゃべりをしたいなら、スタバでもファミレスでも行けばいいのに、

まさかカレースタンドで、

長々と居座り続けるなんてどういう神経なんだろうか。

お店の人もいつまでいるんだというような顔をしているが、

彼らはプロなので、当然何も言わない。

でもこれが時間が時間なら常連のサラリーマンに絶対怒られる。

結局自分が食べ終わって店を出る時もまだ店から出る様子はなかった。

そんなの初めて見た。


場所には場所の、店には店の流儀というものや、

長年根付いた文化というものが存在する。

それは街角にある古めかしい角打ちの店でも、

華やかな北新地祇園でもどこでもそうだ。

ただ単に食事をする、お酒を飲むという行為をするとことではなく

そういう場の雰囲気や流れる時間、

あるいは一種のステータスを味わうということも

全部ひっくるめてのサービスなのに、

今の人はそういうことを平気で無視する。

というか気づいてさえいない。

文化というものに恐ろしく鈍感なことに本当に悲しくなる。

公共の場で、自分の立場や振る舞いが

他人にどういう影響を及ぼすのかということを

そもそも思考せず、すべて自己完結に動くことに恐ろしさを感じる。

哀しいかな、もはや日本は、中国韓国なのかとさえ感じてしまう。

たかだか数十年の短い経験の

小さな小さな世界に閉じこもって、

その中の常識にだけとらわれて、

実は何十年何百年とあまたの人たちが培った

歴史や文化が存在することに対して自分が無知なだけなのに、

周りの方がおかしいとか、面倒くさいとか、

時代遅れだとか、見当違いの批判をして、

そういうことが最近は本当に多く感じる。

それは自分が年を取ったからかもしれないが、

ちゃんと年を取ってきているということならむしろ喜ばしい。

あとは、少なくとも自分の娘が

あんな恥ずかしい若者にならないようにはしないとなあ。

2016-10-18

水都大阪 くうそうの島

日曜日。

前日の笠ヶ岳登山と、帰路のバッタバタで、満身創痍

お昼前に起きて、ブランチを食べたら、

家族でご近所おさんぽ。

中之島で長らくやっていた水都大阪のフィナーレに。

芝生広場では、子供たち向けのものづくりブースが集まった

「くうそうの島」というエリアがあり、そちらへ。


中之島公園芝生広場

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いろいろ気になるブースがたくさんあって悩んでしまうが

早速奥さんと長女はTシャツづくりのブースへ。

しばらく時間がかかりそうなので、

次女のベビーカーを転がして辺りを散策。

心地よい秋風が通り抜け、過ごしやすく、

思わずおビールいただいちゃいます。

芝生の所で次女にハイハイさせつつプハァ〜。


↓Tシャツを作ろう

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↓左のが長女作、右は奥さんが二女のために

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↓野外でハートランド

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Tシャツづくりがまだかかりそうなので、

自分も次女をあやしながら何かやってみようとまわっていると

空中山荘という素敵な名前のブースが。

何をやっているのかしらんと覗いてみると、

木版画で山のポストカードを作る体験だったので、早速。

ぐずる次女をあやしながら、

先生の指示に従って、木版を濡らし、

絵の具を乗せ、なじませる。

そこに紙を乗せて、パラフィン紙の上からゴシゴシ。

計4枚作成させていただきました。


木版画でつくる山のポストカード

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↓レッツスタート

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↓4枚作ります

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↓完成♪右の絵柄は大天井岳から常念方面の風景だそうです

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ちょうどこちらの体験が終わると同時に

奥さんたちのTシャツづくりも終了して合流。

次に、長女が毛糸を巻いて鳥のオブジェを作るという体験がしたいというので

そちらへ。

ティッシュを丸めて型を作り、

そこに色とりどりの毛糸を巻いていき、

最後にくちばしや目や模様をつけて出来上がり。

長女はモノづくりが大好きなので大満足だったようです。


↓Birdric ワークショップ at くうそうの島

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↓長女作

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個人的にオリジナルカホンづくりをしてみたかったのだけど

定員オーバーだったので、同じブースで、

木の玉子にお絵かき100円というのがあったので、

家族全員でお絵かきタイム。


↓木の玉子お絵かき

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そろそろイベント終了の時間となり、帰宅。

この日は叔父さんの誕生日だったので、

長女が腕を振るって晩御飯はカレーでした。


↓長女お手製のカレー

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昔は中之島も殺風景な空き地でしかなく、

ホームレスが住み着いた都心の空白地でしたが

最近、水辺の再評価も相まって、色々なイベントや仕掛けがあって面白い。

こういう子供と一緒に体験するような催しを

もっとたくさんやってくれたらいいなあ。

2016-10-17

バーガー宴2016

もうずいぶん前のことのようだけど、こないだのバーガー宴の詳細。

全国津々浦々のご当地バーガーが30集結して、

日本一を決める大会。

バーガーとしてのクオリティや味はもちろんのこと、

ご当地”というからには、地元との結びつきや、貢献度なども

審査の対象となる。


大山のお膝下は大賑わい

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↓平井鳥取県知事

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日本各地でグルメイベントやグランプリが行われているけれど、

この大会が他のものと一線を画しているのは、

なんといってもこの審査基準の厳しさと厳密さ。

団体によっては単にイベント向けに

がっぽり儲ければいいんだというところもあれば、

味ではなく数で勝負すればいいだろというところもある。

地域的な貢献度もなく、

単独の店舗がただ”ご当地”を謳ってるだけのところもある。

イベントに来るお客さんは

ただ単においしいものを食べたいという気持ちだけで来て投票されるので、

そういう見えづらい側面をしっかりと審査員がジャッジして

正当性を担保すると同時に、

出展者の側から見ても、対面販売のわずかな時間にお客さんに伝えきれない、

努力や苦労、郷土愛などの想いというのがやはりあって、

その部分を審査員がしっかりと汲み取ってあげるという両面があります。

まず出店するまでに厳しい審査があり、

応募すれば出れるものではないという点で非常にハードルが高く、

また実際の大会でも、各方面のプロが集まって

色々な側面から厳しい目でジャッジするわけなので、

クオリティーは相当に高いものです。

それだけのことをするというのはやはり、

ただ単に年一回のグルメイベントということではなく、

イベントの前後でも、しっかりと事業が継続し、地元に根付き、

それが全国各地にしっかりとアピールされ集客に結び付ける、という、

地方創世の最前線であり続けるという強い意思と自負があるからです。

例えば淡路島だったり、和歌山というのは

実際このグランプリを発端に、地域の活性化が図られました。


ジャッジする方もなかなか大変で、

まず何より、2日かけて30個全部を食べなくてはなりません。

その上で、単においしい美味しくないということでは終わらず、

団体のプレゼンを聞きながら、

色々な質問や問題をぶつけていかなくてはなりません。

本当にアツいところから、

大会の趣旨を十分にくみ取っていないと思えるところまで色々あり、

時にはヒートアップしてしまうこともありますが、

まさに真剣勝負の場だなと感じます。

今回入賞されたところは本当にどことも自信を持っておすすめできるものばかり。

ぜひ、ご当地へ行って食べてほしい!


↓結果発表!

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↓THIS 伊豆しいたけバーガー

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↓中津からあげライスバーガー

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↓とぐち味噌ごぼうバーガー

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↓奥日野きのこのコンフィバーガー

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明石原人バーガー

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飛騨牛ホーシューバーガー

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高槻★バーガー

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淡路島ゴールデンバーガー

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近江米バーガー茶漬け「うなぎ

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グラノーラといちぢくソースのクラッシュナッツバーガー*プレミアム

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↓竹原たけのこのテリヤキコロッケバーガー

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↓KADENA BURGER 黒毛和牛牛すじミートソースチーズバーガー

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↓あわじ島オニオンビーフバーガー

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↓農場バーガー 〜採れたて野菜と六穀豚 松きのこ豆乳ディップ添え〜

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牡蠣グラタンコロッケバーガー

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伯耆日光りんごバーガー”絆”

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大和牛とヤマトクラシックポークのWパテ番茶薫るバーガー 略して大淀バーガー

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↓TOKYOてりたまバーガー

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↓YeY!

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↓極上A4熟成丹波牛京九条ねぎ玉スペシャル味噌チーズバーガー

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牛タン100%ハンバーガー

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大山まるごと とろっと牛バーガー

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↓みのおBBQソーセージステーキバーガー

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里山ジビエバーガー 紀州備長炭の炭火焼きハンバーグ 古座川町清流鹿72%使用

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↓やまがた元気玉バーガー

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丹波野菜フレッシュバーガー

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復興!コラボバーガーthe3rd 厚切りタンシチューバーガー

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琴浦あごカツカレーバーガー

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大山寺バーガー”禅”

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↓本気のねやバーガー

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八千代鹿バーガー

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2016-09-30

初八ヶ岳 1日目 至福の赤岳鉱泉

木曜日の祝日。

夕方から支度をして一路、茅野へ。

本当は諏訪にあるレストハウスで安く前ノリを考えていたが、

ぎりぎりまで天気が読めず、直前で問い合わせると満室…

『君の名は』の舞台のモデルとなった諏訪湖を眺めつつ、

茅野駅に降り立つ。

駅前には何もなく、検索をしたところ4km先の国道沿いに、

いつも松本の前泊で使っているのと同じ系列のネカフェがあるようで、

霧雨の中、トボトボとそちらまで40分かけて歩く。

翌日が平日ということもあるし、雨模様ということもあって、

座席は十分空いていてマット席で一晩。


↓前ノリは定番のネカフェ

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翌日、5時起きで店を出ると、シトシトと冷たい雨が降りしきる。

分厚い白靄が立ち込める国道を、

大型トラックが走り抜けるたびに、無遠慮な水しぶきが歩道を襲う。

昨夜来た道を再び40分かけて茅野駅へ戻るころには

全身が濡れ、心も折れてしまった。

当初の予定では、茅野駅を6:05に出る電車に乗り、小淵沢で降り、

そこから山行を開始するはずだったが、

駅周辺から見えるであろう山々は

白い靄にすっぽり覆われて存在が確認できない。

まして、駅前の停留所ですら、徐々に強まる雨脚のおかげで、

すっかりと冷え込み、どんよりとしている。

流石に、初めての山域で未知数な要素が多いし、

そもそも山歩きできるような天候ではなく、出発する電車を見送る。


↓茅野駅

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することもない中、早朝の駅前のベンチでしばし呆然。

とはいえ、わざわざ有給ももらって、遠路はるばるやってきて、

このまま引き返すというのも味気ない。

ならば、登山口を変更して、よりイージーなルートを選択して、

少しでも山を味わって帰ることにしよう。

幸い、八ヶ岳連峰はバリエーション豊かなルートがある。

そのためにはまず、登山口へのアプローチを確認しないといけない。

いくつもあるバス停の時刻表を見て回って、

最速で山に入れる便はないかと探す。

しかし、あいにくこの日は金曜日=平日で、

山へ向かうほとんどの便が土・日祝限定のものばかりで、

早くも計画変更がとん挫する。

一番早い便で、北八ヶ岳ロープウェイ行きが10:20、

美濃戸口行きが10:25の2本。

どちらにしても無駄に駅前で4時間も待機が決定…

流石に野外で待つのはつらく、

色々調べると少し先のデニーズが開いていたので、

さっそう飛び込む。

モーニングをついばみながら、シミュレーションをして、

結果、2日目に天気が好転した場合に、

色々な選択肢が取れる美濃戸口へと向かうことにする。


10時には駅前へ戻ると、数人の登山客が集まりだす。

時刻通りバスは出発し、徐々に高度を上げながら山の中へと進んでいく。

11時を少し過ぎて、八ヶ岳の一大登山拠点である美濃戸口に到着。

登山届を提出してトイレを済ませたら、すぐに山行を開始する。


↓美濃戸口

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美濃戸口からは、未舗装の林道を延々と歩きます。

時折、車が往来するので脇へよけるのだが、

すでに一部は川のように雨水が流れてくる。

アップダウンはそれほどないのだが、ダラダラと単調な道が続く。

やまのこ村まで約30分でたどり着き、そのままスルー。


↓退屈なアプローチ

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↓やまのこ村

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その先に2つほど山小屋があり、車が入れるのもここまで。

美濃戸山荘の先で、分岐。

北沢を詰めて赤岳鉱泉へ向かうか、

南沢を詰めて行者小屋を目指すか。

今日中に赤岳天望荘まで行けたら行っておいて、翌日に備えたいので

そう考えると南沢の方が距離も所要時間も短い。

だが、このエリアに入るのは初めてで、距離感がつかめないし、

万一途中で天候が一気に崩れてしまった場合を考えると、

スタンダードな北沢の方が難易度が低そうなのと、

最悪、赤岳鉱泉まではたどり着けると判断。

北沢を行くことにしました。


↓北沢と南沢の分岐

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相変わらず、森から先の眺望はすべて真っ白で、

どのくらいの高さの山の中を進んでいるのかもわからず、

ただただ代わり映えのしない砂利道を進む。

自分以外にはほとんど人がおらず、

静かに歩けるのはよいのだが、なんとなく不気味さもある。

黙々と歩いて堰堤広場には12:30到着。

この辺りから雨脚が一層強くなってきた。


↓豊かな自然

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↓堰堤広場

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堰堤広場で橋を渡るとそこからは砂利道ではなく

本格的な山道となる。

ただ、アップダウンもそれほどないし、よく整備されている。

何度も沢を行ったり来たりしながら山の奥へと進む。

沢の勢いはすごく、これ以上雨が降って橋が流されたり、

そういう心配も頭をよぎる。

雨脚が再び強くなり、道も滑りやすく、歩く度に泥をはねて、

上も下もびっちゃんこ。

山歩きを楽しむ余裕などもなく、汗と雨で不快さを纏ったまま、

延々と数メートル先を注視しながら歩き続ける。


↓北沢沿いに進む

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そうして前方が開けて、小屋が見えてきました。

赤岳鉱泉。

13:15着。

まだ時間も早いし、この時点ではさっさと休憩をして

さらに先を目指そうと考えていたのだが、

到着と同時に、ずさーっと雨が強くなり、

たまらず小屋へと飛び込む。

いったん気が緩むと、人間はいけないもので、

しばらく雨宿りをしているうちに

この土砂降りの中をさらに2時間プラス歩くのは御免と、

心が折れました。


↓赤岳鉱泉とうちゃこ

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本格的な山行はあす以降の天気に任せるとして

早速宿泊の手続き。

濡れたものを一式乾燥室に移動してから、大部屋に通されます。

この日は平日の雨ということで、10人ほどしかおらず、

上の段を独り占め。

寝床を確保したら早速、お昼ご飯です。

本当にもう魅力的なラインナップで、

カレーは6種類、パスタは4種類、雨の日企画のケーキセットまであって、

かなーり悩みましたが、

やはり黄レンジャーとしてはカレー貫徹ということで、

ジャワカレーをいただきました。

メニューにもあるようにパイナップルを隠し味にした

トロピカルなカレーでした。

ごちそうさん!

↓食堂

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カレーラインナップ

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↓パスタも充実

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↓雨の日限定ケーキ

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↓ジャワカレー

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お昼を食べ終わると時刻は14時となり、

ちょうどお風呂タイムがスタート。

雨で濡れて不快なままだし、夕食前には混むだろうから

善は急げと一番風呂をきただきに上がる。

受付の横から風呂場へ行くと、脱衣所と湯船が一体となったお風呂場。

思った以上に湯船は広く、ゆったりのんびり、

贅沢風呂を独り占めでき、

ついさっきまでずぶ濡れの雨の中で相当みじめな気分だったのが

すっかり吹き飛んで、極楽そのもの。

赤岳鉱泉で正解でした!


↓一番風呂♪

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お腹も満たし、風呂にも入ってご満悦。

こりゃあビール飲むっきゃないでしょと、

湯上りビールとモツ煮を注文。

冷えたビールがごくごく喉を過ぎるてプハァ〜。

最高じゃないか!

しかもここのモツ煮が大正解!

よく下処理されているのか臭みもなく、煮込み具合も最高で

かなりレベルが高く、素晴らしい!

いつもストイックに丸一日ぎりぎりまで歩き続ける山行だけど、

たまにはこういう贅沢もありですなあ〜♪


↓湯上りについ一杯

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↓鉱泉グッズ

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ゆったりのんびり風呂と食事を楽しみましたが、

それでもまだ15時前。

夕食がはじまるまでまだまだ時間が余っています。

雨は一層強くなってきていて、周辺を散歩することもできないので、

館内を散策することにしました。

小屋は山肌に沿って、段差を上ったり下りたりしながら

中庭をぐるっと回廊するような造りとなっています。

受付から入ってすぐの食堂は広々としていて、その周辺に談話室と乾燥室。

そこから個室部屋があり、一番遠いところにトイレ。

そこを抜けると、また談話室があり、個室と大部屋が続く。

途中の談話室には、京都の古本屋・文月文庫さんの出張ブースがあったり、

マムートのハンモックがあったりしていました。

ちょっくらハンモックに揺られてみるかと乗ってみたら、

気づいたら寝てました。


↓回廊式の小屋

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↓談話室にある文月文庫

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↓ハンモックで昼寝

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うっかり30分ほど寝てしまい、体もすっかり冷えてしまったので

部屋に戻り、布団にくるまってぼうっと。

夕食の時刻となり、食堂へ行ってみると、

あちらこちらからジュージューと音がしている。

やっぱり今日はステーキだ!

着席すると、陶板に乗せられたでっかい肉の塊がド〜ン!

実物を見るまでは、ステーキといってもペラペラなお肉だろうし、

あまり期待し過ぎて、残念なことにならないようにと思っていましたが、

いやいや、予想をはるかに上回る肉厚とボリューム!

日常の平地でもこれだけのボリュームは食べないようなお肉が、

こんな山小屋で供されていることにただただ驚嘆するしかありません!

しかも、サイドメニューも豊富なサラダとフルーツ、

キノコ汁(自分は食べれないので受け取らず)がついて、

ご飯と汁はおかわり自由なんて、本当に最高すぎる夕食でした。

しかも調理された作り置きではなく、

陶板でジュージュー焼いて食べれるのでアツアツ。

こりゃあ元気出ました!

ごちそうさん!


↓夕食は名物のステーキ!

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↓じゃ〜ん!見よこのボリューム

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夕食後は、消灯時間までの間を時間つぶし。

一度外の様子を見に出てみると、

時々雲間が晴れて星が見えるタイミングもあり、

今日よりも天気は好転する期待が持てそう。

21時前には部屋に戻り、翌日の支度を済ませて就寝。


↓わずかに星空が

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