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記憶の残滓 by arkibito

2017-12-14

なんちゃってキャノンボール 第3区間:浜松〜おちょぼさん

ひどい頭痛で目が覚めると、見知らぬベッドの上。

まだ完全にもうろうとしている頭をどうにか働かせて、

ああ、今浜松ゲストハウスだっけと思いだす。

尿意に誘われ、トイレへ出ようとすると、

こんな夜中なのにうめさんが起きている。


arkibito「ああ、うめさんもトイレですか。呑み過ぎてトイレ近いですよねえ〜」

うめさん「何言ってんの?もう出発ですよ」

arkibito「!!!!!!!」


ということで、起きたのは夜中ではなく、出発10分前の5:50でした。

マジかよ!?

奇跡的に起きれたことはいいとしても、シャワーも浴びてないし、

昨日ぶっ倒れたままで準備できてないし、

何よりまだ全然頭覚めてないし、ガンガン痛いし、

なまじ休息を入れたことで全身の筋肉がカキンコキンで、

今から元気よく300km走りまーすな状態には全く程遠い。

この状況当たり前じゃねーからなっ。

もうシャワーはあきらめて、大急ぎで着替えをして、

とりあえず顔をバシバシ洗って、

気つけにウォーターサーバーの水をがぶ飲みして、ハイ出発!!


↓朝!

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予定を少し押して6:15に宿を出ました。

2人とも前日の終盤の状況を考えると明らかに回復していい感じ。

お天気も見事に晴れて、スッバラシイ朝です。

ボチボチおしゃべりをしつつ、裏道を抜けて電車通りに出ます。

この道、とても立派なのに、

昨日の晩から車の通りはほとんどないし、

電車も走っているところを一度も見ることなく、

ゴーストタウンのようでした。

八幡町で右折し、下池川町からR152の大手通り。

右手に浜松城を見ながら、ちょっとした坂を上って下って、連尺。

とりあえず市街地は抜けて、

伝馬町の先のセブイレに入って朝食タイム。


浜松離脱中

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20分ほどでリスタートしてR257を下ります。

すぐに、東海道本線新幹線をくぐります。

ちょうど新幹線がズシャーンと駆け抜けていきます。

やっぱ文明の利器は速えええ〜。

それにしても、うめさんが朝から元気いっぱい。

可美小学校を過ぎたあたりで、

にこやかな表情で「前牽きま〜す」と先頭へ上がってきます。

う〜〜〜ん、なんでか怖いぞ〜、と思ったら、

どんどんトレインがペースアップ。やっぱり〜@@@

自分はサイコンがないので実際の速度はわかりませんが

明らかにガチ牽きされて、

後で聞いたら35〜38kmくらいだったようでしょっぱなから参ったなあ。

高塚駅の先で直進して、旧東海道へ入ってもペースは変わらず、

結局舞阪の手前までがっつりしごかれました。

その先に、見事な松並木が現れ、

野菜さんはおおおっと感動されておりました。


舞阪の松並木

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新町でR301をまたぎ、そのまま直進して舞阪宿へ。

どうも前日にお祭りがあったようです。

風情ある街並みをのんびりと抜けた先には浜名湖がすうっと広がりました。

いやあ、清々しい朝。


舞阪宿

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浜名湖

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湖畔をなぞり、小さな橋を渡って弁天島へ。

ここで湖の真ん中にある朱の鳥居をのんびり眺めます。

向こうに見えるR1バイパスの浜名大橋から先が遠州灘

で反対側に広がる水面が浜名湖の本体ですが、

野菜さんはずっと勘違いされてたそうで愕然とされていました。

10分ほどのんびりしてからリスタートします。

時刻は7:30。すでに予定から1時間遅れ@@


弁天島

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向かい風に悩まされながら西浜名橋を渡り新居町へ。

栄町から県道417号に入ると、

野菜さんがさっきのうめさんに刺激されたのか、

ぐいぐいと先頭を引っ張っていきます。

2人とも昨日の疲労はどこ行ったんだ〜〜と叫びつつ、

遅れないようにしっかりと進みます。

単調な直線コースを進んでいくと、前方で、

海際のR1バイパスから高架が伸びてきていて、

そのまま潮見坂に突入していきます。


潮見坂に突撃!

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ここは距離は短いですがしっかりとした登りです。

例によって野菜さんが勢いを増して登っていくので

最初は真後ろべたつきしていましたが、

後々のことを考えると無理に体力を消費してもいけないし、

高度を上げるにつれて左手に海が見えてきたので

写真を撮るために一旦停止。

そこからうめさんと、

昨日の箱根での野菜さんの復活劇を反芻しながら登ります。

大きくS字を切って白須賀の交差点で登り終了。


↓待て!ベジタブル!

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そこから田畑広がる高台の道を緩やかに滑っていき、

里山でR1に復帰する手前、

一度軽く下ったところにある小さな川のところで

愛知県の標識がぽつんと立っております。

つ・ま・り・・・・・・・・静岡が今ここで終わったのです!

いやあ、終わった!終わった!静岡制圧です。

振り返ってみれば、静岡が始まったのは箱根峠からなので

そこから実に185km!

今回のライドの実に1/3もの割合を占める長丁場でした。

完走はやっぱり静岡長い。絶対長い。

エンドレス静岡おそるべし。

うめさんも野菜さんも、バシバシ写真を撮ったりしながら

静岡が終わったことを心底実感している様子でした。

ということで、

さらば静岡


アディオス静岡

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県境から少しだけ登って、一里山からR1の大動脈に乗る。

幅広の道路はこの時間はガラ空きで、

二川までの緩やかな下りを野菜さんを先頭に滑空する。

新幹線と並走するところまで来ると交通量がにわかに増えてきました。

ここからやっかいなのは、いわゆる”名古屋走り”と呼ばれる、

この地域のアグレッシブなドライバー。

ロードサイドから本線に合流してくる車や、

対向から右折する車のツッコミ具合が半端なく、

また指示器を出さずにいきなり車線変更で寄せてくる車もあったり、

意図的に路肩のラインぎりぎりを

すさまじいスピードでなぞってくる車などが出てきました。

向こうとしては日常的な感覚なのでしょうが、

よその人間からしたら、マジで突っ込んでくるんじゃないかと

ビビりまくりです。

伊藤ハムの工場のあるところで新幹線をまたぎます。

ちなみにほぼほぼ高架化されている東海道新幹線

またげる数少ないスポットだったりします。


渡り切ってすぐに、

キャノボにおける重要かつ象徴的なスポットが見えてきました。

岩屋にあるボーリング場、その名も「キャノンボール」!!

ちょうどこの地点は大阪東京のほぼ中間に位置する折り返し。

そこに図ったかのように存在するのがキャノンボール

できすぎですね。

自分の中では新幹線越えてからもう少し先だったような印象でしたが

実際はもっと手前でした。

以前には蛍光ネオンの看板がありましたが、

模様替えをしたのか撤去されていました。

それでも、建物の上に設置された「Cannonball」の文字が、

朝日の後光を受けてなんとも誇らしげではありませんか!!

やはりこのスポットをスルーするわけには行きませんので、

早速マシンを下りて色々と記念撮影をしました。

やはり何度来ても感慨深い。

初めての2人もようやく半分まで来たというのと、

まだ半分という思い、

そして念願の地にたどり着いたという実感で、

しみじみとしておりました。

ローディー、それもロングライドを志す人にとっては

ある意味聖地ですからね。

バシバシ写真撮るよ!!


二川CB

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↓とぉ〜りゃ〜!!

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↓指さしver

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↓プロボーラーver

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ということで、ようやく折り返し地点でございます。

再度気合を入れなおしてリスタートいたします!

すでに交通量は多め。さすが愛知は車社会です。

R1をトレースしながら、豊橋駅はスルーして

東八町〜西八町とつなぎ、交差点は二段階でクリア。

吉田大橋で豊川を渡ります。


豊川

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さて、ここまで来ると、

自分にとっては準々テリトリーくらいの領域に入ります。

そしてお二人も、ここから先は

2013年にともに走ったフレッシュで実走済み区間になります。


フレッシュとはチームトライアル式のブルべのこと。

3〜5人1チーム編成で、

24時間以内にどれだけの距離を走れるかというチャレンジ。

コースレイアウトはチーム各自で好きに設定できるのですが、

あの時のコースレイアウト枚方を出発して、

木津川トレースから伊賀上野

そこから南下して青山峠を越えて伊勢鳥羽

そこからフェリーで伊勢湾を横断して、伊良湖から渥美半島縦断。

豊橋から北上して、関ケ原経由で琵琶湖入り。

近江大橋の手前でゴールし、24hで427.31kmというリザルトでした。

野菜さんとの馴れ初めも、このイベントのメンバー募集でした。

今回のキャノボでは、その時のルートを後半にあえて利用することで、

実走済みの経験を活かしたり、メンタル的な負担を減らしたりして、

より完走できる環境を作るようにコースプランを練ったのです。

なので、ここ豊橋から大阪までは3人ともが少なくとも1度は走った経験があり、

またフレッシュの思い出を追体験しながらのライドとなります。


時刻は9:10。

吉田大橋を渡ってそのまま緩やかな登り基調のR1をトレースします。

プランでは一本裏道の県道496号を行くつもりでしたが、

ワタクシがそろそろガス欠で、

裏道よりも大通り沿いの方が色々ありつけると思ったから。

しかし、その思いとは裏腹に、

なぜか全く飲食店やコンビニがない区間に入ってしまいます。

もう思考がお腹減ったお腹減ったになってしまって、どんどん焦るが

進めど進めど店がない!よりにもよって!

宮下を過ぎ、飯田線をくぐって、

小山の交差点でたまらずファミマにイン。

もう個人的にはコンビニ飯に飽き飽きしてて、

温かいものを室内で食べたかったのだけれど背に腹は代えられません!!

といいつつ、ここではなぜか寿司を食べた記憶があります。

米が食べたかったのねん。


リスタートして、引き続き幅広のR1をトレース

佐奈川橋を渡って京次の交差点を抜けていくと、

どんどんトラフィックが過密になって、

路肩をくぐり抜けるのも一苦労になってきたため、

協議して、国府の交差点から裏道に逃げ込みます。

ここから先、音羽蒲郡本宿のところは緩やかな峠越えになっていて、

これまでずっとR1トレースしかしたことがなく、

裏道が続いているかわからない状況でしたが、

音羽川周辺で手探りでルートを開拓していると、

上手い具合に旧街道に出ました。

県道374号は細い生活道路で、緩やかな登り基調。

まだハンガーから回復できていないので、

ここはお二人に代わりばんこで曳いていただきました。

旧街道らしく味噌蔵やお屋敷の並ぶ

風情ある街並みをすり抜けて、音羽川を渡ると、

見事な松並木の間を抜ける心地よい道となっていきます。

後で調べてみると御油の松並木というらしく、

御油宿の西端から赤坂宿の東端までの約600メートルに

見事な松が並んでいます。

現存している数少ない松並木だそうで、

思いがけずいい裏ルートを発見できました。

そのまま赤坂宿へと突入し、

いつの間にやら姿を消していたR1が右手側に並走している気配を感じつつ、

交通量の少ない緩い登りをえっちらおっちらと進んでいきます。

音羽蒲郡ICを横目に、

できるだけR1合流を引っ張って引っ張って関屋まで。

そこからは観念してR1ですが、相変わらずトラフィックがひどいので、

大事を取って歩道でピークを越えました。


箱根のところから本宿の旧道へ一旦エスケープし、

沢渡からR1復帰。

名鉄をまたぐシケイン状の道をこなしながら、

緩やかにダウンヒルで加速。

藤川宿を横目に進んでいくと、

どんどんトラフィックが密になってきて、

ほたる橋のあたりまでどん詰まり。

なぜこんなに混んでるのか!?

ストレスと緊張を感じながらも、前進を続け、

太平橋を渡った先で、要注意の岡崎ICへ。

ここは高速からの合流が左手からやってきて逃げ場がなく、

IC出口のレーンから降りてくる車に

しっかりと合図を送ってどうにか通過。

幸い親切なドライバーさんで助かりました!

そのままR1をトレースして岡崎中心部へと入っていきますが、

どんどんトラフィックは混雑の度を増していきます。

すると、後方から明らかに低速でふらついている青マーチがやってきます。

ちょっと怪しいし、事故の予感がしたので

ちらっと運転席を見たら、

お年寄りではなく普通の中年男性で、

スマホながら運転でもなく、ちゃんとハンドルを握っているのだけど、

明らかにアブナイ感じだったので、

車がある程度行き過ぎるまでちょっとブレイクを入れましょうと、

岡崎城のところで一旦停止。時刻は11:15。


岡崎城

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少ししてリスタートしますが、トラフィックがえげつなく、

矢作橋を過ぎて少しのところまでは歩道で。

そこから先、ありえない事態が。

なんと、ここにきて黒い雲が勢いを増して、

ポツポツと雨が降り出してきました@@

嘘やん!?

この日うめさんは朝からしきりに、

今日は100%雨は降らない!間違いないと言っていたのに!

しかも、雨と同時にハードな向かい風に進路を阻まれます。

馬力のない自分はたまらず、

うめさんに先頭を変わってもらいました(笑)

しばらく、雨に祟られながらも、

もう少し先で雲が切れているようだったので、

うめさんの加速に乗じて急場を切り抜けていきます。

おかげですぐに雲を脱しましたが、

急に強度が増してヘロヘロになってしまったので

尾崎町ローソンピットイン。

風が寒〜〜〜い@@


リスタートをして、

相変わらずひっきりなしのトラフィックに悩まされながら

新安城をすぎ、衣浦豊田道路をくぐった先、

御林の交差点が前方Y字路になっていて、

R1は左直進ではなく、にわかに右カーブを切りながら

名鉄三河線をまたぐオーバーパスになっているのだが、

先頭だった野菜さんが間違って直進しようとしたので声かけ。

それに反応して野菜さんが右へハンドルを切ったと同じタイミングで、

後方から轟音を鳴らしたオレンジのタンカーが

我々を蹴散らすように真横をかすめていって、一瞬ヒヤリ。

勘弁して〜@@@

どうにか事なきを得ましたが、危なかった。

動揺を収めつつ、冷静に落ち着いて進みます。

逢妻大橋を過ぎると道は落ち着きを取り戻し、淡々と進みます。

さっきのピンチの余韻があって、集中して先頭を牽いていたら、

うっかり迂回路を失念しています。

でも、うめさんがそれに気づいて絶妙フォロー。

前回のフレッシュでこのあたりのトラフィックの恐怖と、

迂回路の存在を覚えていたようで、助かりました。

今川町の交差点でいったん道の反対側へ渡り、斜めに進む裏道へ。

ここで、この先ややこしい構造になっていて

自転車の走行が厳しい伊勢湾道の豊明ICを回避するのです。

無事に回避して、

向かい風に抗いながら前後までの緩やかな登り基調。


さらにその先、新栄町の信号まで短いが斜度のある登りがあり、

そこをサクサクッとダンシングで登りきると、

後ろのうめさんからストップの声がかかり、急停止。

何事かと思ったら、登り王子のはずの野菜さんがついてきていない。

んん?パンク?それともハンガー?

とりあえず何が起こったのかわからないので、

交差点で野菜さんが登ってくるのを待ちます。

しばらく経って、野菜さんが上がってきたので、状況を聞くと、

どうもリアから激しい異音がしていて、

ちょっと難しいかもしれないということ。

マシンを見せてもらっても、どこかが曲がっているとか

壊れている様子はなく、ベアのアタリか、

ディレイラーの接触なのか、それくらいしかわからない。

とりあえず、金切声のような金属音がしているらしい。

異音だけなら自分なんかはしょっちゅう、

あちこちキーキーなっているのに慣れてしまっているので、

のんきに大丈夫じゃないですかあというのだが、

野菜さんは今にも泣きだしそうな深刻顔。

とりあえず、何かしらの手立ては打つ必要があるので、

近くにあったワークマンは閉店日で、

その先のレッドバロンでオイルだけでも入手しようと思ったら、

そのさらに先に、サイクルベースあさひがあるよとのことだったのでそちらへ。

とりあえずそこで簡単にスタッフに見てもらって、オイルを注入。

少しは症状は緩和されたようですが、

あくまで応急処置でしかありません。

今のところ走り自体には大きな影響はないようですが

登りでのダンシングや、強度を上げるとマシンが悲鳴を上げる状況。

騙し騙しでどこまで行けるのか、

そもそも爆弾を抱えたままで走ることがものすごいストレスフルで、

今後を考えるとマシンにこれ以上ダメージを与えるのもよくない。

野菜さんは一気にテンションダウン。もろ凹みです。

この時点で即リタイアになりかねない状況でしたが、

とりあえず行けるところまでは行くことにしました。


リスタートして、すぐに中央競馬場のところで名鉄をくぐります。

くぐったすぐ先には桶狭間古戦場があります。

さすがに歴史ある街道なので見どころ充分ですが、

ただでさえ予定が大幅に遅れているので、スルーです。


桶狭間

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その先、有松左京山のあたりは道幅が狭くなるため、

慎重にトラフィックを抜けていきます。

天白川を渡って、星崎の先で名古屋高速の高架下の道になります。

ここからモーレツな風が正面から吹き荒れ、

ビルとビルの隙間から容赦なく吹き付ける横風とのダブルパンチで、

漕げども漕げども前進せず、直進をキープするのもままならないほど。

とにかく安全に切り抜けるため、各々車間を広めにとりつつ、

速さよりも安定したラインを心掛けて前進


ところが、それを乱す邪魔者がいきなり後方から出現。

笠寺を過ぎたあたりの信号明けで、

いきなり白いタンクローリーが過剰な幅寄せをしてきた。

我々自転車が走行しているのを認識しながら、

あえて路肩のラインを越えながら幅寄せしているので極めて悪質。

それでなくても、横風の影響で暴れるマシンをねじ伏せて

バランスを取っているというのに、

大型車が迫ってくることによる気流の乱れでさらに難しくなる。

それでもどうにか危険回避でペースを落として

悪質な車を先行させようとしていた矢先、

まず野菜さんに向かってクイックにハンドルを切って寄せてきた。

野菜さんはそれをどうにか回避したのだが、

その後ろにいたうめさんはほとんど行き場をなくして、

タンクローリーのでっかい後輪タイヤとほんの数ミリまで接近。

もしあれで少しでも何か巻き込まれたら一発アウトのところを、

ギリギリ回避して、事なきを得ました。

我々は道路交通法でそこを走行せよと指定されているレーンを

正しく走っていたにすぎず、そのレーンだって、

もう自転車1台がどうにか直進できる程度の幅しかなく、

それ以上どうやって避けろと?

相手ははただ単にガタイのでかい、

脅威になるモノに乗っているというだけのことなのに、

何を勘違いしているのか、自分が王様になった気分でいるのか、

エラそうに幅寄せをしてクラクションを鳴らしてくる。

車を人を脅す道具として使う奴に免許与える必要なし!

走り去るタンクローリーに怒りを覚えつつ、

とりあえず、一旦停止してメンバーの無事を今一度確認して、

一旦落ち着きます。

今回のライドの中で一番悪質でヒヤリとした場面でした。


リスタート後も、舞い狂う風に難儀しながら北上し、

松田橋で左折。

新堀川名鉄線を越えるオーバーパスには乗らずに側道で。

熱田神宮を右手に、白鳥橋を渡り、

そこからはどストレートのR1を西進。

賑わう六番町を過ぎ、昭和橋を渡った先の

どんぶり屋さんでランチ休憩に入りました。

ようやっと温かいものにありつくことができました。


時刻は14:30。

ここからはひたすらR1を走ります。

濃尾平野を真西に一直線に続く区間ですが、

いくつもの川と交差するため、

そのたびに鈍いアップダウンが連続することになります。

リスタートしてすぐあおなみ線をくぐり、中島橋を渡る。

大きな一色大橋を渡った先に、ダイソーがあり、

野菜さんがもう一度応急処置をしたいというのと、

ナイトライドに備えてライトの電池を購入すべくピットイン。

買い物は2人に任せて、店先で休憩していると、

ついウトウトしてしまい、そのだらしない恰好を見た

ちびっ子たちにゲラゲラ笑われてしまいました@@

いやあ、お腹いっぱいになってしまって、ネムネムなのよ〜。


買い物を済ませたらすぐにリスタート。

三日月橋をグイっと上って、その先名古屋環状とクロス。

さらに富永橋を渡って蟹江町に入り、

蟹江大橋、日光大橋と川を渡って富吉。

善太川を渡った先にあたりだったか、

路肩に止められた偽パトカーを過ぎれば弥富です。


このころから、野菜さんの走りが

そろそろ精彩を欠いて遅れが生じ始めます。

どうもマシンの回転が悪いようで、

ご本人も悪戦苦闘しながら追尾してきますが、

徐々にシビアな展開になってきました。

尾張大橋の手前で、遅れはついに決定的となりますが、

交通量が多いため、ひとまず尾張大橋まで行ってそこで待機。

野菜さんも、うまく走れない状況に相当ストレスを感じているようで、

何より、マシンのダメージが特定されないまま、

症状だけがどんどん悪化していることについてナーバスな様子。

ここで遂に、野菜さんの口からリタイアという言葉が漏れました。

自分もうめさんも、当然ここまで苦節を共にしながら走ってきたので

できるだけ完走したい思いはありつつも、

この状況を打開する手立てを持ち合わせていない以上、

どうしようもありません。

野菜さんも相当歯がゆい思いのようで、

今すぐにリタイアということではなく

状況を見ながら、行けるところまではということで、

とりあえず先へ進みます。

時刻は15:25。そろそろ西の空が暮れてきました。


尾張大橋

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なかなか重たい空気の中、尾張大橋を渡ります。

この橋の途中で愛知県とはおさらばし、

5つ目の県である三重県に突入します。

といってもこの三重県は県の東端をちろっとかすめるだけで、

ものの20分も滞在がありません。

暴走しないようになのか、

尾張大橋には一定間隔で歩道に凹凸がついていて、

それがなかなかに走りづらい。


↓つかの間の三重県

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押付の交差点で長島IC方面へ右折し、R1と別れます。

実際のキャノボでメインに使用されるルートは

このままR1を直進して、桑名四日市鈴鹿亀山とつないで

関宿から本格的な鈴鹿峠越えを経て滋賀入りするR1トレースコースか、

関宿からR163に乗り、山並みのアップダウンをこなしながら

ダイレクトに大阪を目指す最短ルートがメジャー。

今回は、通過時刻を念頭に、夜間走行にイージーなこと、

フレッシュの追体験ができるということという条件から、

一番遠回りになりますが、関ケ原まで北上して、

一番標高の低いところから滋賀入りをし、

米原からは琵琶湖を南下して大津京都というコースをチョイスしました。

ということで、R1とはここから大津まで120km近くお別れとなります。


右折をしてすぐに近鉄をまたぐオーバーパスをグイッと。

このちょっとの上りでも野菜さんは大きく遅れます。

北上を開始するとモロの向かい風。

この一帯は輪中といって、

揖斐川木曽川長良川の3つの大河に囲まれた低層地帯で、

田畑が一面に広がるエリアには、全く風を遮ってくれるものがなく、

無抵抗に風を浴びながら北上を続けます。


その風のせいでかなりペースも落ちてしまっているのだけど、

野菜さんはどんどん後方へと離れていってしまい、

いよいよこれはどこかで決断しないといけない状況。

というのは、この時点でDNFをするにしても、

この一帯だけぽっかりと鉄道もの空白地帯になるので、

妙なタイミングで離脱させてしまうと、

土地勘のない場所で野菜さんを孤立させてしまうことになる。

できればまだ手遅れにならないうち、

さっきの長島に戻れる段階で決めるか、

それを逃せば、もうずいぶん先まで覚悟を決めて岐阜羽島大垣になる。

野菜さんを待ち受けながら、

できるだけ負担の少ない方法での離脱をうめさんと相談していると、

何がどうなったのか、

猛スピードで野菜さんがやってきて先頭に躍り出ます。

まるで箱根での復活劇の再現でびっくらポン!!

マシンからはチェーンソーのような甲高い音が鳴りまくっているので、

状況が好転したわけでは決してなく、

もうやけくそ状態なのか、開き直ったのか。

とにかく野菜さん予測不能@@


木曽三川を遡上

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木曽川の土手を遡上し、

途中でいったん愛知県に出戻りしつつ進むと、

前方に見える水と緑の館・展望タワーが近づいてきました。

ドンツキ立田大橋で左折し、

長良川大橋を渡れば岐阜県突入です。


岐阜県突入

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本当は木曽三川公園でトイレ休憩の予定でしたが、

展望台にはトイレがなさそうだったので、

次のCPポイントまで進むことにしました。

油島大橋で揖斐川に突き当たりますが、

そこは渡らずに手前で右折し、県道220号に入り、

公園の角ですぐに右折して県道216号に入ります。


ここから先の区間はいろいろいわくつきの思い出があります。

フレッシュの際に、この先のミニストップCPにしていて、

同じように長島からR1を離脱してそこを目指していました。

もうどっぷり夜間で、辺りも暗くて寒さに震えながら

限界近い飢餓状態。

みなミニストップはまだか、ミニストップはまだかと

気が早やってピリピリムード。

自分はその前の週に試走をしていて、

おおよその距離感がわかっていたので、

みんなに希望を与える意味で、

「あと2つ信号を越えたらミニストップですヨ!」と告げる。

わかりやすい目標物を伝えた方がいいと思ってそう言ったのだけど

実は信号と信号の間は8km以上もの距離があり、

行けども行けども信号が出てこず、

大ウソつき野郎扱いで非難轟々@@

背後からメンバーのすさまじい殺気を浴びながら

走ったことは今でも忘れません@@

で、その時のことはもうテッパンの語り草なのですが、

今回、その因縁のコースを数年ぶりに実際に走ります。


二人ともいまだに根に持って、

あの時は〜としゃべりながら進みますが、

確かに行けども行けども広大な田畑で、

同じような景色が果てしなく続きます。

今回ハンダ明るくて周囲の様子がわかるし、体力もあったのですが

確かにあの時の瀕死の状況だったら、発狂してもおかしくないですなあ。

でも、おいらは悪くない!


この日はとにかく今回のライドで一番のアゲインストの風を浴びながら

踏めども踏めども一向に進まない@@

この一帯はどうも、きなこにする大豆畑のようで、

金色の穂が美しい。

「そのもの青き衣をまといて金色の野に降り立つべし…(以下略)」

ひたすら県道218号(薩摩カイコウズ街道)をトレースして、

ようやく思い出のミニストップにたどり着きました。

いやあ、やっぱ長い!!

とりあえずここでドリンク休憩とトイレを拝借


↓ラン、ランララ、ランランラン♪

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ここでの滞在はわずかに留めてすぐにリスタートして

さらに少しだけ県道1号(水郷ハナミズキ街道)を北上します。

じきに前方に、大きな朱の鳥居が目に飛び込んできます。

蛇池で左折し、千代保稲荷神社に到着しました。

時刻は16:55。

ここは日本三大稲荷に数えられ、

”おちょぼさん”という愛称で親しまれています。

東海エリア随一の参拝客を誇る人気スポットで、

年末年始はもちろん、

毎月月末の日の夜から翌日1日の明け方にかけ、

夜通しで"月並祭"という縁日でとても賑わいます。

ここを2日目の中間地点と定めたのは、

どっぷりとナイトライドに突入する前に、

ここでお目当ての門前町グルメにありつくためです。

前回のフレッシュでは月末ではない真夜中に通過だったので

グルメにありつけず、ひっそり閑とした道を

通過するだけに終わっていましたので

数年ぶりのリベンジを果たすチャンスがやってきました。

といっても今回も到着が予定よりも大きく遅れてしまい、

すでにあちこちで店じまいが始まっていました。


↓千代保稲荷神社

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↓ぎりぎり間に合った

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大急ぎで参道の奥へと進み、まずはお参りをせねばと、

千代保稲荷神社へ。

ここはお稲荷さんなので、

みやげ物屋で50円くらいで売っている

三角の油揚げをお供え物として奉げます。


↓お揚げさんをお供えします

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↓お参り

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無事にお参りを済ませたら、うまいもんにありつきます。

おちょぼさんと言えば串カツ。これはもうセットなのです。

境内のすぐ横にある、一番人気の玉家さんへ直行すると、

すでに閉店間際でイートインはクローズしてしまっていましたが、

軒先での立ち食いはやっていたので、飛びつきます。

メニューは串カツorドテの2択。ともに1本90円。ご明解〜。

串カツは、無限ロボットのようにひたすら店員さんが串を揚げていくのを

ひょいひょいとセルフでピックアップ。

ドテはでっかいナベになみなみの八丁味噌が炊かれていて、

そこから好きに引っ張り上げて食べる。

会計の際に、串の数を申告してお支払いというシステム。

むうう、何度見ても魅惑的です。


↓玉家

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↓うわあ、魅惑的♪

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↓どんどん揚げていくのをセルフで

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↓トイレ金ぴか

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でわでわ、早速揚げたての串カツをパクパク。

んんんんんん〜んまい!

もう手が止まりません。油モノなのに何本でも無限に行けます。

で、この串をおもむろにドテの煮えるナベにドボンして、

八丁味噌でも楽しむ。

ドテもモツの芯まで味噌がしみ込んで、抜群の歯ごたえと味わい。

あああああ、ビールビールわい!?No〜〜〜@@@@

もうあまりのうまさに、ワイ半狂乱です。

何度もお伝えしていますが、そもそも串カツやドテの文化は大阪新世界ではなく

東海地区が本場ですからね。旨いに決まってます。

うめさんもホクホク顔で満喫しているようで、

今度奥さん連れてこな!と大喜び。

そして、野菜さんはというと、もうね、笑うしかない!

ドラクエに出てくるパペットマンふしぎなおどりを踊っているかのようです。

トラブル抱えたマシンに悩まされつつも、ここまで引っ張ってきたのも

是が非でもこの串カツとドテを味わうんだという執念でしたからね。

もう”野菜”を返上して

ドテでも串カツでもええんちゃいますかというくらいの勢い。

それくらい喜んでいただけて、アテンド冥利に尽きました。

かく言うわたくしも、もう止めドコロを逸して、

じゃんじゃかじゃんじゃか串をお代わりしてしまいました。

いやあ、何度でも来たい!何度でも食べたい!あの味噌鍋にドボンしたい!?

大満足でございました。


↓ガッツガツ

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↓やめられない止まらない〜

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ということで、2日目ライドの前半戦145kmでした。

時刻はすでに17:30を過ぎ、夜の帳が下りてきました。

ここからはいよいよ関ケ原を抜けて、

滋賀県は湖東へと抜けるミッションが待ち受けます。

終着の地・大阪は遥か170km向こう也。

ということで北斗の拳風にお別れです。


さらば野菜の戦士よ!お前の熱き魂は、俺たちが運ぶ!!

次回、北斗の拳!『キャノンボール最終章!たとえ野菜の生命果てるとも!!』

北斗の掟は、俺が守る」(Na:千葉繁

2017-11-09

Music Life 『エイリアンズ』 by キリンジ

愛すべき兄弟ユニット(今は別々)キリンジ

最愛の曲の1つ『エイリアンズ』を弾き語りしてみました。

最近では、LINEスマホのCMで

のんちゃんがカバーをしていて話題になりましたね。

話はそれるけど、のんちゃんの歌声は、非常に素直な歌い方で

伸びやかで、清々しい。


キリンジの曲は言うまでもなくものすごく凝った作りになっていて、

そもそものメロディー構成が複雑なうえに、

細かい小節の間に音が敷き詰められているので、

今までの自分のスキルではカバーの最難関クラス。

しかもギター演奏だけじゃなく、歌うのがこれまた至難の業で、

低音から高音まで、自分の可動域のギリギリ。

いやあ、なんでこんな曲を生み出せるんだろうか。

まさにセンスのかたまり。歌の魔術師ですね。

この歌詞の世界がまたいい!

自分が最もゾクゾクと感じるサバービアの情景を

見事に描き切っていて、もうこれほど完璧な曲はないんじゃないかあ?


↓『エイリアンズ』by キリンジ 作詞作曲:堀込泰行

D


キリンジは実はデビュー前から知っています。

自分がまだ学生の頃、運よくオーディションに受かって、

某大手S〇〇Yレーベルさんで、プリプロで研修を受けていた時に、

これ聴いて歌詞の世界とは何ぞやを勉強しろっ!と渡されたのが、

販促用のプリプレスのキリンジのCDでした。

自分の最初の本格的な音楽活動は中学の頃にクラスメイトとのバンドで、

その頃傾倒していたのは、グランジとかメロコアパンクといったあたりで

ほとんど洋楽かぶれで入ったものだから、

オリジナル曲も見よう見まねで英語歌詞が当然だろう、

日本語なんてクソくらえくらいに思っていた。

今思えば若気の至り。

高校に入って、クラスメイトと進路が別々になったこともあり、

バンドとは別で、ソロの弾き語りを始めたのだけど、

元々がそんなだから、メロディはじゃんじゃか浮かんでも、

日本語歌詞が本当にひどかった。

その頃は、日本語の持つ奥行きや、

微妙な表現のさじ加減が生み出す世界観だとか、

考えたこともなかったし、

今では神様とあがめる松本隆の名前すらろくに知らなかった時代。

もし今タイムマシンがあったら、

その頃の自分をビンタして目を覚ませてやりたい!早く起きろ!

そんな自分に初めて、日本語の可能性と、

歌詞の世界の面白さを気づかせてくれたのが

堀込兄弟だったのです。

なんといってもコトバ選びのセンスが抜群だし、

まるでヌーヴェルヴァーグの映画の1シーンを切り取ったような

エスプリと洒落の効いたセリフたちが散りばめられていても、

全然嫌味や臭みもなく、至極当然のようにリズムになじんでゆく。

まさにコトバと音の幸せな相関関係

衝撃的でした。それからすぐに改心して、

コトバの世界を旅するようになり、

いまだ彷徨い中。

2017-08-14

田切駅→伊那市駅 1hour Bicycle Tour the 6th ”轟天号を追いかけて”2017/第六天魔王降臨

はてさて、ずいぶん時間が空いてしまいまったが、

いよいよ本題に突入します。


千畳敷カールから大急ぎで下山し、

駒ヶ根駅からこの時間帯、2時間に1本しかない電車に乗り込む。

レンタサイクルのために自転車屋へ向かうには、

もう1つ向こうの伊那北駅が便利なのだが、

そこは無人駅なので、あえて1つ前のターミナル駅・伊那市駅に下車。

ここでまず帰りの電車の手配と、

ライドに向けて不要な荷物をロッカーに預ける作戦。

何しろ、翌日学校行事があるので、

本日中に帰阪せねばならないのだが、

イベントの終了時間と自転車の返却等々を考えるとギリギリの行程。

帰りは岡谷から塩尻に出て

最終の特急しなのの予定で無事に手配できたが、

残念ながらロッカーはキヨスク廃止とともに撤去されてしまったそうで、

荷物は自転車屋さんに預かってもらうことにします。

30分ほど歩いて、今回お世話になるCLAMPさんに到着。


↓レンタサイクルします

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まずは手続きをして、荷物を預け、マシンをお借りします。

娘のマシンはGTのMTB、自分はBRUNOのミニベロです。

何気にミニベロに乗るのは初めて。

敷地内で、サドルの調整や、

シフトの具合を見たりセッティングを済ませ、

ヘルメットもお借りして、いざ出発!


まずは、来た道を戻って、

伊那市駅前のロータリーを通過します。

この一角にゴール地点が設けられます。

イベントの際、R153が最短で早いルートにはなるのだが、

交通量が結構あったり、路肩の轍がひどいことは

3年前のライドでわかっているので、

娘を安全に走らせる裏道を確認しながら

スタート地点となる田切駅を目指します。

飯田線と並行するように進む県道146号を南下します。

若干アップダウンがありますが、交通量も少なめだし、

森の真横を通過するのですがすがしくて走りよい。


↓いざ出発!

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一旦、沢渡でR153に合流しますが、

次の交差点で県道221号に折れます。

小さな川をまたいで西春近の集落に入るところで上り。

この辺りで一瞬パラリと通り雨が降る。いや〜止んでくれ〜。


↓雨!!

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赤木のところで線路をまたぎ、

宮田の比較的整備された町並みを抜け、

駒ヶ原の交差点。

そこにあったセブンイレブンでさっとお昼ご飯にします。

雨はすっかり止んで、一転カンカン照りで暑い@@@

駒ヶ原からはR153に合流して大田切橋までずしゃーっと下る。

北の原から、脇道に入ろうか迷ったが、

伊南バイパスは広めの歩道が整備されているので、

そのまま直進することにしました。

広大な伊那谷と、その両脇にそびえるアルプスの山々を眺めつつ

快調に進んでいきます。

福岡南からは再び下りを慎重に片づけて、大きな川を渡り、

登り返しの中腹で脇道に入ると、田切に到着!

無事に受付時間の1時間前には到着できました。


↓記念撮影

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↓伊那谷

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まずは、田切駅で記念撮影。

実はですね、

今でこそアニメやドラマ・映画の撮影スポットをめぐる、

いわゆる”聖地巡礼”という旅のスタイルが一般的になってきましたが、

実はその元祖は、この田切駅なのです。

1991年にリリースされたOVA版の舞台として、その直後から、

この伊那の無人駅に全国からファンが駆けつけ、

それがアニメ聖地巡礼発祥と言われています。

そしてそれを記念すべく記念碑建立計画も発動され、

2018年に田切駅開業100周年を迎えるのに合わせて建立予定になっています。

(我々もささやかながら寄付させていただきまった!)


↓田切駅

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↓切符回収箱

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↓たぎりYOY!

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まだまだ開会まで時間があるので、

駅を少し下ったところにある元下村商店さんへお邪魔。

ここでは、田切駅を愛してやまない、

有志「田切ネットワーク」のみなさんによる

写真や資料が展示されていまった。

このイベントの特徴は、

なんといっても地元の皆さんと一緒に盛り上がるというところ。

他所からやってきた謎のコスチュームをまとった人々が、

ウロウロして地元民が困惑するという現象が

全国各地では見られる昨今ですが、

このイベントはいまや田切の夏の風物詩として定着し、

何なら、地元民の方がガチじゃねーの??というくらい

熱気にあふれています。

駅前の広場・聖徳寺駐車場では、今年も田切の住民の皆様から

スイカやキュウリの振る舞いがされ、本当に感謝感謝ですね。


↓資料館にて

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↓なかなかの出来栄え

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↓ぬはっ

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駅前の広場まで戻り、受付を待っている間にも、

どんどん参加者が集まってきます。

我々、工作部隊もダンボールに、

絵を描いてヘルメットに装着して待ち受けますが、

もうそんなものが全く歯が立たないほど、

ガチな大人たちが続々と田切駅に集まってきます。

娘は大真面目で遊ぶ大人たちに驚愕しておりました。


↓あーる君来たァ〜!(byさんご)

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↓鳥坂せんぱいも登場!とーぜんであーる!

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↓成

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おなじみの轟天号は、なんと炊飯器装着で、

しかも出発前にタイマーをオン!

果たして、飯は炊けるのか!?炊けないのか!?

乞うご期待????


↓轟天号ならぬ漏電号!

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↓飯を炊く!

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受付時間を待っている間に、何やら雲行きが怪しくなり、

大丈夫かなあとみんな心配しているうちに、

バケツをひっくり返したような激しすぎる雨が襲来。

みんな大慌てで近くのテントへと逃げ込むが、

あまりの雨脚の強さに、テントの屋根に水が一気に溜まって、

それがズシャーっと溢れる@@@

ほんまにライドできるのか、心底心配するくらいの大雨。

しかし我々は伊那まで自転車を絶対に返さなくてはならず、

その日中に帰阪しないといけないため、

どんだけ雨が降ろうと、イベントが中止になろうと

走りきらねばならない運命…

頼むから止んでくれ@@@

周囲では雨雲レーダーを起動して雨の様子をうかがっているので

それを見せてもらう。(この時点でスマホは復活してなかった)

すると、画面に現れたのは、衝撃の画像。

なんと、雨が降っているのはこの田切駅の周囲1km以内だけ!

しかも雨雲レーダーが真っ赤に染まっている形が、

田切駅を中心にハート形に浮かび上がっている!!!

なんたる!!!

我々あーる君マニアの熱気が天をも揺るがしたのか!?


↓超局所的豪雨襲来!!!!

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1時間弱ほど徹底的な雨に降られ、

受付開始も30分ほど後ろ倒しになりましたが、

奇蹟的に雨がやみ、受付開始。

一番ノリで受付をしてもらいました♪

堂々、NO.1のナンバリング。

このOVAのスタンプラリーを模したスタンプ帳の最後の枠に、

18時までにゴールのスタンプを押してもらうのです。


↓受付開始!

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↓いっちばーん♪

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開会式まで、まだまだ続々、参加者がやってきます。

やっぱり一番多いのは学ラン姿のあーる君と、

ロン毛にグラサンで決めた鳥坂センパイが多いですが、

意外と人気なのが成原教授。

中にはマニアックに、コミック版でしか出てこない

バスガイドの毛利さんとかイルカの曲芸部の方、

あとはあーる君には関係ないけど、

とにかくゆるキャラや別のアニメのコスプレで

全身全霊を傾ける大人たち。

青春、だな。


↓毛利さんと埼玉県の地図をもって

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↓新手現る

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↓やあ

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↓春風部 通称 イルカの曲芸部

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↓動くぜっ!

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↓このスッカタ〜ン!!

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電車が田切駅に到着するたびに、猛者が増えますが、

この電車たちは我々の格好の獲物となります。

光画部、あーる君マニアにとって、

お見送りは万歳三唱と決まっておりまして、

電車の発着に合わせて会場の面々が一斉に

「万歳!万歳!」。

気の利く車掌さんなんかは、それにリプライをしてくれますが、

フツーは事情を知らない乗客たちは一斉にぎょっとするのです(笑)


↓電車入線

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↓一同で出発をお見送りしてバンザ〜イ!

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さあて、いよいよ開会式です。

部長さんのお決まりの「やあ」の挨拶からスタートし

注意事項等の説明。

それから町長さんの熱い熱い元気玉を浴びて、

いよいよスタートです。

スタートは数人ずつブロックで分かれていて、

隔分ごとに出発していきますが、

われわれは一番最初のA班です。

スタート前に、インタビューがあり、

今回の最年少ということで娘が受けておりました。

そして健闘祈り、参加者全員から娘に万歳三唱(笑)

いやあ、日常生活で万歳三唱されることなんて、

まあないですからね。

娘よありがたく頂戴しておけいぃ!!


↓開会式

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↓部長は例によって紅の豚です

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↓みなぎる町長!

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↓出発前にインタビュー

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はてさて、時間となりました!

皆さんに再び万歳三唱でトップバッターで出発です!

みんな、達者でのおお〜。


↓一番乗りで出発!

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とりあえずルートは往路でしっかりと頭に入っているので

後はそれを安全に進んでいくばかり。

まずはR153に合流し、川までズシャーっと下ります。

そこから福岡南まではしんどい登り。

おそらくこのルートで一番しんどいところ。

娘は全体の先頭に立って、しっかりと踏んでじっくり登り、

足つきなしでクリア。

そこから伊南バイパスを北上していきますが、

後からスタートした人たちが続々追い越していきます。

みな娘の姿を捉えると、ガンバレ!ガンバレ!とエールをいただいたり、

「ご安全に♪」と合言葉をかけてくれます。

コスプレのみなさんも続々と来られて、

その度に娘も上機嫌で後を追います。

北陸新幹線はやっぱ速かったなあ〜。


↓炊飯器背負ってますね

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↓こちらはおにぎり

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↓北陸新幹線!!

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大田切を過ぎると再び上りがあり、

そこをガンガン踏んで登りきる。

駒ヶ原からは裏道へはいり、淡々と進みます。

何度かあるアップダウンも足つきなしで頑張っていると、

うしろから、選挙カーのごとく手を振って、

「ご安全に〜♪」と毛利さんからのエール。

沢渡からの裏道あたりで、娘もそろそろしんどくなってきたようでペースダウン。

どこかで休憩を入れたかったが、

18時までに何とかゴールしたいということで

我慢して我慢して騙し騙し進む。

そうして、ついに伊那市の駅前になだれ込む。

スタッフや先の到着している面々の大歓声に迎えられて

ついにゴール!やりました!

さっそく西園寺ツーリストのスタンプを押してもらい、

無事に完走です!

17kmとはいえ、そこそこアップダウンのあるコース。

最後ちょっとしんどかったけど、弱音を吐かずよく頑張りました!


↓GOOOOAL!!

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↓やったね♪

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ゴール地点から、閉会式の会場となる広場まで移動して、

みなが無事にゴールするまで待機します。

すでにお祭り騒ぎが始まっていて、熱気ムンムン。

あ、そういえば、あの米は炊けたのか???

炊けてる!!!!!!


↓な、何!?飯が炊けただとぅ!?

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↓大成功!

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本当なら閉会式もラストまで参加したかったのですが、

電車の時間を考えると、そろそろ時間切れ。

部長さんに先に失礼しますとご挨拶をすると、

拡声器で、娘ちゃん無事完走しました!

今から帰られますとアナウンスしていただき、

完走者全員からまたまたバンザイ三唱でお見送りいただきました。

来年はぜひオーラスまで参加したいと思います。

でわでわ、達者でのお〜。


↓バンザイでお見送り

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後ろ髪をひかれる思いで会場を後にし、

さらに少しだけ走って、自転車屋さんへ。

お礼を言って荷物をピックアップしたら、

大急ぎで駅まで戻ります。

スマホがないので、駅前の公衆電話で奥さんに電話。

お昼に電車が20分ほど遅れていたので、ダイヤが心配だったが、

無事定刻通り伊那市駅を出発。終点の岡谷で乗り換えなのだが、

ここでも3分遅れでひやひやしたが、

乗り継ぎの電車が待っていてくれてセーフ。

塩尻では少し時間があったので駅そばでもと思ったらすでに

営業時間が終わってました…

特急しなのが6分遅れで入線。そこからは2人とも爆睡。

結局この遅れも解消されず、

乗り継ぎの新幹線に乗れなかったが、

代替の席を案内してもらい、ラス2の新幹線でどうにかこうにか帰阪。

朝からなかなかハードなスケジュールでしたが、

娘はハキハキとクリアしてくれました。


↓おみや

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2017-08-01

レッツゴー鹿島槍 feat. Mr.K レイニーブルーなアタック編(2−3日目)

2日目。

4時過ぎに起床し、

外の様子をうかがうとまだ雨は降ってなさそう。

遠く東には富士山の姿も見える。


でも、天気予報は昼前から雨。

とりあえず早がけをして、

降られる前に冷池山荘へ駆け込んで、

そこから鹿島槍へアタックできるかどうか判断するしかない。

しっかりと朝食を摂り、

準備を済ませ、5:45にいざ出発。


↓夜明け

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↓左奥が八ヶ岳、中央に富士山、右手に南ア

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↓朝食

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小屋からすぐ東に見えている爺ヶ岳へ向かいます。

なだらかな稜線を進み、

結構な幅の雪渓を滑らないように慎重に抜けます。

ここは南側の斜面なのに

まだこんだけの雪が残っているのはびっくり。

稜線からは、北側の眺望も開け、

これから向かう方角を確認しますが、

かろうじて冷池山荘は見えますが、

それより高度を上げた布引山や鹿島槍自体は

分厚くて黒々とした雲に覆われています。

もう明らかに天気がよろしくない…


↓いざ爺ヶ岳

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↓鹿島槍は黒い雲の中…

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のどかな稜線はしだいに斜度をまし、

ガラ場をジグザグと進みます。

Kさんを励ましつつ、ウンショと登ります。

途中山頂を巻く道がありますが、

巻くと言っても知れているし、

これから雨で鹿島槍へ行けなければ、

ここが唯一のピークになるので、

山頂まで進んでピークを踏みます。


↓爺ののぼり

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↓振り返って種池山荘

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↓扇沢方面

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標高2669.82m、300名山の爺ヶ岳の南峰に無事登頂。

この時点ではまだ雨は降っておらず、

南側の眺望も見えていました。

Kさんと握手を交わして記念撮影。


↓爺ヶ岳南峰

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↓爺ヶ岳からの眺望

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そこからすぐに出発。

爺ヶ岳は、この南峰、次の中峰、さらに北峰と

3つピークが連なり、その度にアップダウンを要します。

縦走路に戻るころには、

黒部側からモーレツな雲が押し寄せてきて

一気に世界を灰色に包み込んでいきます。

そしてその風に吹き飛ばされた小さな雨粒がビシバシ。

慌ててレインウェアを着ます。

中峰ピークへの分岐に到着。

Kさんはそのまま回避して縦走路を進みます。

自分はザックをデポし、空身で山頂までピストン。

当然眺望も何もなく、タッチしてすぐに取って返します。

分岐に戻り、ザックを回収して、縦走路をダッシュ。

ほどなくしてKさんと合流。

そのすぐ前に、シニアの団体さんがいて、

狭い狭い道を随分と占領したまま、

しばらくは真後ろでのろのろ運転

北峰からの下りに入るところでようやく道を譲ってもらいます。

しばらく樹林帯へ突入し、そこを抜けたガレ場を下ると

冷乗越。

到着して少し休んでいると、一瞬だけ雲が切れ、

すぐ上に、冷池山荘が見えました。


↓どんどん天候が悪化していくが、小屋が見えてきた!

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目的地がわかったからと、Kさんが先行させてくれて、

一足先に冷池山荘に到着したのが7:30でした。

すでに雨にやられて全身びしょぬれ。

10分ほど遅れてKさんが到着。

Kさんはもうこの悪天候なら

小屋で待機しますと早々に宣言されます。

自分はもうどうせこれだけ濡れてたら、

あとどんだけ降られても一緒だし、

まだ2時間程度しか歩いてないのに、

本日の行程終了というのもしのびないし、

とりあえず鹿島槍の2つあるピークのうち南峰までは

危険個所はないからということで、

このままアタックをかけることにしました。

もちろん、天候が急激に悪化して危険を感じる前に

きちんと判断して登頂ならずとも撤退します。


↓冷池山荘

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ひとまずザックから、

ペットボトル、カメラ、補給食をサコシュに詰め替え、

念のためグローブと、トレッキングポールを持っていきます。

後の荷物は置いて行って、軽量化することで

ピードを稼いで、できるだけ短時間で戻ってくる作戦です。

まだ時刻は8時前で、

小屋の方も宿泊のための入室準備ができていないので、

荷物はKさんにお願いすることにします。

そしてすぐに出発します。

小屋の裏手から、いったん東の斜面へ出て、

そこからテン場まで登る。


↓テン場から種池山荘ちらり

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テン場の先から、ブッシュを抜けると、

何か所か雪渓を渡るところが出てきます。

ここもしっかり足跡が残っているし、

ステップも切ってくれているので歩きやすい。


↓雪渓渡り

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雪渓を渡り、さらにブッシュを抜けていくと、

一気に前方が開け、ガレガレの岩場の九十九折れを

黙々と行く登りに入ります。

高度を上げたせいか、天候が急転しているのか、

このあたりから雨粒の大きさが

はっきりと先ほどとは違って大きくなります。

そしてなにより西側から吹き付ける風が狂暴化。

ぴしゃんぴしゃんと雨粒を叩きつけてくる。

当然右も左も真っ白の世界で、

そのもやもやの中へ岩の登りがすうっと登っていくのを、

ひたすらに詰めていきます。

そうして30分ほどで布引山という標識のあるところに出ました。

ここでひと段落しますが、

立ち止まっていても疲労が増すだけなので、

写真を撮ったらすぐに移動開始。


布引山から先、一旦斜度は緩みますが、

延々と同じようなのぼりが続きます。

何度かピーク化と思えるようなところも偽ピーク。

さらに荒れ狂う風と、大粒になった雨に、

できるだけ低い姿勢を取りながら、

トレッキングポールを支えに前進

ダラダラとしたガラ場の道を詰めて

ようやく鹿島槍ヶ岳の南峰に登頂。

いやあ、辛い!雨と風で何も見えない!


↓鹿島槍ヶ岳南峰

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全身ずぶ濡れで、まとわりつく不快感を払いながら

写真撮影をしていると、

アンザイルをした4人パーティーさんが別方向から登頂されてきた。

どうも、この悪天候の中、

キレット小屋から出発されたそうでご苦労様です。

思ったよりも早く登頂できたので、欲が出て、

北峰まではどんな感じですかとリーダーらしき人に尋ねると、

いくらかかっても30分で着けますよということだったので、

とりあえず行けるところまで行ってみることにします。

すぐに北側の斜面に取り掛かりますが、

南側と違って、一気に本格的な岩場になります。

あまりに急なので掛けてあった一眼レフをザックにしまい、

両手を自由に使える状態にして、濡れた岩場をガシガシ下ります。

いやああ、ここはちょっとこのコンディションでは厳しい@@@

どうにか急場を抜けるると、今度は細い吊尾根。

風が狂ったように横殴り@@@

そこから五竜への分岐までの登りを耐え、

さらにジグザグ進んで北峰登頂。


一眼を出すのが面倒なのでと、

さっとスマホを取り出し記念撮影してすぐに引き返す。

とりあえずここまで来てしまったので、

再びあの怖い岩場を登り返さねばなりません@@

この天候でただでさえスリリングなルートが

濡れて難易度が上がっているので、いろいろ堪えながら進みます。

往路はとにかく先に登頂を目指して黙々と進んだが、

帰りは要所要所で写真を撮れればと思って、

スマホを取り出していたのだが、

その際に、いきなりバチッという小さな音とともに、

ディスプレーの一部が、蛍光灯の替え時のような影が出て、

画面が出たりでなかったり(汗)

いやこれはおかしいと、いったん強制終了して、再起動をかけるが、

今度は指が反応せず(大汗)

水に落としたのならまだしも、

まさか雨で漏電はないだろうと思っていたし、

まあディスプレーがやられた程度なら大丈夫だろうと軽く見てたし、

何より、こんなケースは初めてだったので、

漏水時は絶対に電気を流さないという基本的な対応も知らず、

ただただ焦って、何度もつけたり消したりしてしまう。

それでもどうにもならないし、

こんな雨風吹きすさぶ岩場で

長々と立ち止まっている場合でもないので、

スマホを仕舞って、代わりに一眼を取り出しリスタートします。

南峰のえぐい岩場を丁寧に登り詰め、

山頂に戻ってきた時にはさすがに安堵しました。


↓南峰のえぐい岩場

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↓さすがにちょっと焦る@@

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↓南峰に無事に戻ってきた

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そこからは、来た道を戻るだけで、

難所もないので飛ばして帰ります。

戻りがてら、今から山頂へ向かう人たちと何度かすれ違います。

ここから昼にかけてますます天候は悪化するのでちょっと心配。

布引山で写真を撮って、そこからも転げるように戻るが、

一眼のレンズの内部にびっしり水の結晶がついてしまって、

覗いても白モヤがかかって、こちらも撮影不能に!

こちらはよくある現象なので、乾けば大丈夫だが…

そんなこんなで、11時前にどうにか小屋に舞い戻りました。


↓布引山

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もう上も下も全部びしょ濡れで、

持って行った携帯食も全部水没。

衣類も全部どろっどろで、すぐに乾燥室へ。

(冷池の乾燥室は乾きづらい…)

玄関口で荷物と格闘しているとKさんが部屋から降りてきて

労をねぎらっていただきました。

メインザックに着替えなどを置いていったので、

大半の荷物はセーフ。

すぐに着替えをして、体を温めるために談話室のストーブに当たる。

この日はさすがにこの天候だし、

日曜日ということもあって全然人がおらず、

個室を2人で貸切状態でした。


↓本日の寝床。2人で1部屋

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じきに昼になって、カレーをいただきます。

で、ここからはとにかく

スマホをどうにかこうにか直そうとするのだが、

どんどん悪化して、もうどうしようもなく…

雨で午後は何もすることがなく、

小屋にいる人は雑誌を見たり漫画を見たり、

テレビで相撲観戦したり。

自分は全力でアタックをかけた影響か、

疲労で眠くなり2時間ほど昼寝。

唯一の楽しみの夕ご飯もしっかりいただいて、

20時に消灯。

どうも体がカッカしてなかなか寝付けなかった。


↓昼飯

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↓晩飯

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さて最終3日目。

寝たら治るかもとわけのわからない理由で

起きてすぐスマホを起動してみたけど、やっぱダメ。

お天気も相変わらず好転する兆しはないが、

前日の土砂降り状態ではなく、朝は小康状態。

その間に、できるだけ稼いで、

稜線を外れれば濡れずに済みそうだ。

5時に朝食をいただきます。20人もいない食堂でした。

小屋の人と、長野県の山岳パトロールの方にお礼を言って

すぐに出発。


↓朝食

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↓天気わろし

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爺ヶ岳を抜けていく辺りは、風が抜ける通り道なので

黒部側からのモーレツな横風がびゅんびゅん。

幸いにして雨は降っていないし、

生暖かい風で寒さもないが、

とにかく吹き飛ばされそうな感じになりながら、

Kさんと黙々歩く。


↓モーレツな風!

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↓悪天は嫌いじゃないわよ

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爺ヶ岳南峰から進路を西へ取り、一気に下り。

昨日は見えていたすぐそこの小屋はモヤの中で全く見えず。

淡々と歩いていると、

南斜面の繁みがザワザワしているので覗いてみると、

雷鳥さんがひょこひょこと歩いており、Kさん大喜び。

眺望もダメで、1日小屋で缶詰めだったので、

最後のご褒美のようにひょっこり出てきてくれました。


↓ん?あれは…

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↓ライチョウさん♪

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種池山荘には7:30頃に到着。

少しだけ休憩を入れます。

ここは10:00〜13:00の間だけ、

自家製ピザが食べられるのですが、

初日もこの日も時間外でじゃんねん。

またピザを食べに遊びに来ますと

小屋の方にご挨拶をしてリスタート。

急登を下っていき雪渓まで来ると、

小屋の方がスコップで雪渓をカットして

歩きやすく整備をしておられました。

ありがたや〜。ご苦労様です!


↓雪渓渡り

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そこから柏原新道を黙々と下ります。

途中、何度も行き違いや追い越しがありましし、

どこかTV局の人たちがカメラを回しておりました。

下りは思ったよりも長く、結構疲れましたが、

10時ごろに駐車場に無事下山。

お疲れ様でした!


↓無事下山なり

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帰りは、まず大町温泉郷の薬師の湯で汚れを落とし、

それから蕎麦処でランチ。

ちかくの産直市場で、

地のお野菜を格安で購入してお土産にしました。


↓そばランチ

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帰りも高速飛ばしてびゅん、なはずが、

中央道はいたるところで工事でレーン規制。

岡谷JCTでは、名古屋方面への分岐が

まるで封鎖されているかのようで、

一瞬曲がりそこなうところだった(汗)。

恵那峡と多賀で2回休憩を取り、

帰阪したのが19時を少し過ぎたところでした。

Kさん、お疲れ様でした!

2017-07-31

飯田線の夏なのだぁ!!

ぬっはっはっはっは〜〜〜〜〜!!

今年もいよいよ飯田線の夏がやってきたのであーる!

2015年の第3回以来、久しぶりに

”アノ”集いに参加するのであーる!

しかも今年は、実は大のあーる君ファンである、

わが娘もぜひ参加したいということで、

親子で参戦なのであーる!

ノースマホ、突然の集中豪雨にも負けず、

超過密なスケジュールを駆け抜けた1泊2日の旅であった。


飯田線は今年全線開通80周年!

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↓聖地巡礼の聖地、田切駅

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↓田切駅→伊那市駅 1hour Bicycle Tour the 6th ”轟天号を追いかけて”2017/第六天魔王降臨

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走行距離:37.6km

TOTAL:389.9km

スマホ復活

日曜日、どうにかスマホ復旧しました。

修理というより、完全機種取り替えなのでデータ全消失。

PCにバックアップを取っている分だけ、

自力で復活させます。

とにかく、初めてのスマホで、壊すのも初めてなので

何をどうしてよいやらわからず、

とりあえず当初はデータ移植を目論んで

近所の修理屋へ行ったりなんだしましたが、

相談の行き先や、お金、時間、すべて裏目裏目に出てしまい、

結局1週間もかかってしまいました。

ええ勉強になりました@@@