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記憶の残滓 by arkibito

2017-08-02

飯田線の旅なのだぁ

金曜日は夏休みを取って長女と1泊2日の冒険の旅。

8時前には自宅を出て新大阪へ。

そこで晩飯兼非常食用(飯田線は何があるかわからない!)の

駅弁を購入して8:30の新幹線に乗り込む。

名古屋こだまにのりかえて豊橋に到着が9:57。

そしていよいよ飯田線の旅の始まりです!

単身なら、18きっぷで鈍行というのが

飯田線をフルに味わうにはもってこいですが、

今回は娘同伴の上、イベントが絡むので、

10:08発の伊那路1号に乗りこみ、出発進行♪

1日朝夕の2便しかないとても貴重な特急ですが、

この日は平日ということで人もまばら。

先頭車両のかぶりつき席で満喫しながら進みます。


↓かぶりつき席

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順調に、牛歩の歩みで中部天竜駅までやってきました。

ここで上りの特急と行き違い。達者でのおお〜。

そして天竜川橋梁を渡ります。

かのOVAでは、前の駅でスタンプを取りに走った3人が

電車に間に合わず、仲間に追いつくために

線路を伝って次の駅へ向かう途中、

この橋の上で後続の列車に追いかけられていました。

(あーる君は足音の人に見放されてしまったと勘違い?します)

その橋梁からは、佐久間発電所をちらり。

この奥にある佐久間ダムは、

日本のドボクの歴史上極めて重要な施設です。

前回2014年の時には伊那からチャリンコ豊橋まで抜け、

その際に見学しました。


中部天竜特急行き違い

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天竜川橋梁

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↓佐久間発電所

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この先、ダムによって沈んだ元々の谷筋を離れて

隣の谷筋への長い長いトンネルを抜けて城西へ。

この先、飯田線ならではのスポットを通過します。

”渡らずの橋”と呼ばれる第6水窪川橋梁です。

いよいよ川を渡るぞーっと勢いよく橋梁に飛び出した列車は

いきなり踵を返して元の岸へと戻ってしまいました。

なぜこんな橋ができたかというと、自然の脅威に対抗するためでした。

元々飯田線水窪川の東岸だけを通過するために、

トンネルが掘られていたのですが、相次ぐ台風により大崩落。

そしてこの一帯は中央構造体のど真ん中に位置しているということで、

東岸の山崩れはその後も起きる恐れが常にあったため、

その危険個所を回避するために、

わざわざ川の上を大きく迂回するように橋が設けられたのでした。

かぶりつき席から見ると、

もうほとんど西岸へ渡りきろうかというくらいまで

橋が迫り出して、そこから一転して東岸へ戻る具合がよく見えます。

なんだか古い遊園地のカックンカックンと揺れる

ジェットコースターのようで面白い。


↓渡らない橋、第6水窪川橋梁

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水窪からは再びもとの天竜川沿いへ復帰するため、

長い長い長〜いトンネルをひた走ります。

そこから先は飯田線の真骨頂である、

秘境駅”をいくつも通過していくことになります。

秘境駅とは人里離れた僻地に、

まるで忘れ去られたかのように存在し、

今ではもうほとんど人の乗り降りが発生しないような駅のことです。

飯田線はその宝庫で、

いくつもの秘境駅がこの天竜峡区間に存在します。

今年飯田線全線開通80周年ということで、

この秘境駅に停車する秘境駅号が運行しているので

ご興味のある方はぜひ!

http://shupo.jr-central.co.jp/tokusyu/17su/train.html


ということで、まず一発目の秘境駅である

小和田駅の木造駅舎が見えました。

特急は通過なので一瞬。

平岡駅に入る前に、天竜川に架かる見覚えのある橋がちらり。

3年前の県道1号線走破は暑かったなあというのを思い出しました。


秘境駅の小和田駅

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↓3年前あの天竜川橋をチャリで渡ったなあ

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↓使われなくなった鉄橋

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そこからも秘境駅ラッシュが続きます。

谷筋に沿って細かく蛇行し、

トンネル番号も100を超え、橋梁の数も同じくらいのナンバリング。

いかに飯田線が偉大かがわかります。


秘境駅 田本

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秘境駅 金野駅

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秘境駅 千代駅

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列車は無事に急峻な天竜峡を抜け、

広大な河岸段丘を形成する伊那谷へと入っていきます。

子の特急は途中の飯田駅が終点ですが、

その少し手前で下山村駅を通過。

そうです!下山ダッシュのスタート地点です。

今回は娘もいるのでやりませんよ〜。


下山村駅 下山ダッシュ!

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12:24に飯田駅に到着。

さらに先へ進む列車が車でいったん改札を出て、

売店でアイス。

とにかくうだるような暑さです@@@


飯田駅とうちゃこ

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飯田駅

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12:33定刻通りに飯田駅を出発。

すぐに下山ダッシュのゴール地点である伊那上郷駅を過ぎます。

ゴトゴトと普通列車に揺られ、

雄大な南アルプス中央アルプスの景色を眺めながらの旅。

途中、今回の目的地である田切も過ぎます。

そうして駒ヶ根駅に到着したのが14:25でした。

大阪から実に6時間!お疲れ様でした〜@@


伊那上郷駅

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↓聖地なり

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田切駅

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↓駒ケ根駅

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社内ではお菓子をぼりぼり食べてたこともあり、

お腹が減らず、駅弁を食べることもなかったので

ここらで腹ごしらえと、駅前で開いているお店で

駒ケ根ソースかつ丼をいただきます。うまし。


↓駒ケ根ソースかつ丼

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お腹を満たしたら、駅前から路線バスに乗り

駒ケ根高原へ。

この日の泊りはユースホステルでお安く。

晩御飯は駅弁


↓駒ケ根ユースホステルでお泊り

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↓晩御飯は駅弁

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個室が空いていたので2人でまったり消灯時間まで。

1日の大半を電車に乗っているだけでしたが、

どっぷりお疲れで、就寝。

2017-04-24

木馬まで

もういっちょ、土曜日。

水泳のあと、チャリンコで長女と木馬まで。

先日の淡路島ライドの写真が集まってるというのでもらいに。


淀川ぶっとばす

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長女、すっかりはじ君になついて、

店横で、ほかの子らも合わせてキャッチボール。

意外とコントロールが良くてびっくり。


↓キャッチボール

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やっぱ、せめてクロスバイクくらいあれば

もう少し子連れツーリングの幅が広がるんだけど。

おかあちゃ〜〜ん!!!

2017-04-10

雨天順延

前日の土曜日、最後の仕上げに100球打ち込み。

ちょっと無理したのか、去年骨を折った左手首がジンジン痛む。

やっぱり一度ダメージを負ったところは弱いのかな。

今もヒリヒリ痺れが収まらない。


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日曜日。

朝6時に起きてチャリンコスタンバイしてたら、

えらい雨が降ってきて、問い合わせたら残念なお知らせ。

野球、雨天順延。

昼からは上がったからほんとやりたかったんだけど仕方がない。

よく週末に順延だけど、別の用があるので参加できないのさ。

ということで、今年の野球シーズンはこれにて終了〜。

さみしいなあ。

2017-03-14

『耳をすませば』 聖地巡礼

2日目のメインの用事は昼から埼玉なのだが、

午前中の空きを使って、行ってみたいところがあり、

やってきたのは多摩ニュータウンの北の端、

駅でいうと聖蹟桜ヶ丘というなんともキラキラした名前の駅です。

桜の名所であるということと、明治天皇の御狩場が付近にあり、

天皇が行幸した土地=聖蹟なのだそうです。


さて、こんな何の変哲もない住宅街に何の用かと言いますと、

実はこの街、大好きなジブリ映画『耳をすませば』の舞台となった

杉の宮のモデルとなった街なのです。

昔から自分も大好きな映画ですが、このところ上の娘も大好きで

最近何度も観ています。

普段東京に来ることはあっても、

なかなかここまで足を延ばす機会がなかったのですが、

念願かなっての聖地巡礼の旅に参りましょう。

用事が次々連鎖するため、ここを出るのは10:33の準特急

それまでの2時間で撮了して戻ってこなくてはなりませんので

駆け足で参ります。


ちなみにこの記事ではシーンごとに写真を並べ替えしていたりしますので

必ずしも歩いた順番、撮影した順番とは限りません。

またあまりマニアックなことまでは知らないので、

内容が一部不確かだったりするかもしれませんがあしからず。


↓京王・聖蹟桜ヶ丘駅

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駅を出てすぐのところのビルに

散策マップとスタンプラリーの用紙があるので、

行かれる際はそちらを利用すればよいと思います。

京王線のホームの発着の音もちゃんと「カントリーロード」でしたし、

町ぐるみで映画の舞台というアピールがされています。

ただ、この日は朝8時スタートということもあり、

ビル自体が閉まっていましたので、

自前のMAPを駆使していきます。


↓散策マップ

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スタンプラリーと地図がありました(ビルの2Fのエレベーター横)

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まずは駅と駅前自体がすでに映画の中に出てきます。

主人公の雫が、図書館で司書をしているお父さん(立花隆)に

お弁当を届けるために隣町から電車に乗るのですが、

そこで、ナゾの野良猫ムーンに出くわすというところから

物語が進んでいきます。

電車を降りたムーンを追って、雫が駅を出て、

丘へ向かっていくシーンでこの街の風景がいくつか登場します。


↓ここから出発

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↓ムーン(猫)を追っていく駅前

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↓京王百貨店

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↓駅前

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↓1カットで出てくる旅行会社

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すでに駅前から南側にある高台が見えていて、

そちらへ向かって伸びる道を進んでいきます。

すぐのところにファミマがありますが、

ここは雫が同級生の夕子と待ち合わせをしたり、

お使いで牛乳を買ったりするシーンで出てきます。

でもフツーのファミマなので写真は撮らず。


少し歩くと小さな川があり、霞ヶ関橋という名の橋がかかっていて、

その先で、道は緩やかな右カーブを描きながら、

高台への上り坂となっていきます。

いよいよここからが映画の舞台となる街への入り口。


↓桜ヶ丘の入り口。大栗川にかかる霞ヶ関橋

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このいろは坂は劇中何度も登場します。

雫がムーンを追って図書館へ向かう場面や、

誠司が自転車で雫が忘れた弁当を届けるシーン、

二人で自転車や歩きで何度も登ったり下りたり出てきます。

路面の塗装の赤いところや、手すりの具合など、

映画が実にしっかり描写しているのがわかります。


↓雫と聖司が何度も上り下りするいろは坂

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そこそこの斜度の坂を上がっていくと、

右手側の見晴らしがどんどん良くなって、

北側に広がる国立や府中の街並みが広がっていきます。

その坂を上っていくと前方に小さな公園が登場しますが

ここが劇中では図書館の建っている敷地です。

実際にここには図書館はないのですね。

でも地形的なものや配置はそっくりそのままです。


↓図書館へ続く道

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↓前方にある公園が、図書館のある位置

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そこからさらに坂を上っていきます。

車道はクネクネと蛇行を繰り返してなかなか興味深い道。

雰囲気は、関西でいえば、

箕面駅側とか、千里丘のあたりを彷彿とさせます。

関東のローディーさんにとっては格好の練習場になりそう。

ちなみにスタジオジブリのスタッフはチャリダーが多かったのは有名な話。

なので、聖司のチャリンコの漕ぎ方とかの描き方が

妙に力が入ってますね。


↓なかなか面白い坂です

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↓ここで青春が滑走したんだな

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さて、道はいくつかのヘアピンが連続するようにして登っていきますが、

歩道は、その蛇行を横断するような格好で区間の真ん中を貫いています。

ここは、地球屋で昼休みの時間に気づいて

慌てて図書館へと向かう雫が駆け降りるシーンで出てきます。

あそこも背景を動かしたりテクニックが生かされて、

とても生き生きとしたシーンでした。

この階段は、車道を何度も横断しながら、

ほぼほぼ高台のテッペンまでずっと続いていくことになります。


↓図書館への近道

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↓階段

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↓ひたすら階段

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さて、その階段を一番上まではいかずに

途中のヘアピンから脇道へ入って、少し寄り道します。

1つ目のヘアピンの右わきから住宅地へ入り、

そこから少し進むと高台の端っこの緑地帯に出ます。

ここは、聖司が一時帰国をした早朝に雫を連れ出した秘密の場所で、

日の出を眺めながら、

「俺と結婚してくれないか?」「雫。大好きだ!」と告白したところです。

ああ、青春かな〜。

ちなみに向き的には北側なので、朝日が正面からがることはありません。

そして、ここは会社の敷地で、急斜面の危険エリアに指定されているので

フェンスで囲われて立ち入り禁止になっていますので、

無断立ち入りはしないようにしましょう。


↓絶景かな〜

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↓聖蹟桜ヶ丘を一望です

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ここからもう少し住宅地の先まで歩くと、

竹林の間を行く階段がありました。

ここは、雫が図書館からムーンを再発見した後、

フェンスを越えて、裏口の斜面を

ずんずんと登っていくところに出てきます。


↓竹林

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さて、寄り道はこのくらいにして、いろは坂に戻ります。

先ほどの階段をテッペンまで上がると、左手に小さな祠があります。

金毘羅宮というところです。

ここも映画に出ていて、幼馴染の杉村が雫にKYな告白をする場所です。

とても掃除や整備が行き届いていて、

ご近所の憩いの場になっていることがわかります。


↓小さな祠があります

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↓金毘羅宮

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↓小さなオアシス

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↓同級生の杉村が雫に告白するシーンで出てくる

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ここまで上がってくると、桜ヶ丘の尾根に出たことになります。

道はここから南側の斜面に開けた格好になり、

ゆっくりと弓なりに南下していくことになります。

その南斜面に入るところにある階段が、

映画では雫が最初に階段を駆け下りるテッペン部分として描かれています。

そこの小さな交差点も1シーンで登場します。


↓ここから雫が階段を駆け下ります

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↓1シーンに出てきます

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ここまで上がってきて南側を見ると、

いくつもの丘が細かく波打っていて、

広大な住宅地を形成しているのがわかります。

桜ヶ丘は、日本最大級のニュータウンである

多摩ニュータウンの一番北に面したところなのです。


↓南側は多摩ニュータウン

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このままいろは坂通りを進んでいきます。

道の左手に貯水施設があり、その入り口が小さなロータリーになっています。

この丘の上にはいくつものロータリーがあり、

大きなお屋敷が整列して、とても住み心地の良い静かな住宅街でした。


↓小さなロータリー

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そのまま、道を進んでいくと、より大きなロータリーに出ます。

ここが地球屋のあったロータリー

昔、地球屋のモデルになったと言われるお店があったようですが、

今は残念ながら閉店してなくなっています。

このロータリーがこの桜ヶ丘エリアの中心地。

実は生まれ育った武庫之荘の近畿中央病院の辺りにも

このようなロータリーがあって、思わず思い出しました。

さっきの坂の具合とか、このラウンドアバウトとか、

特徴的でとても上品な街の佇まいは、

確かに映画や作品にしてみたいと思わせるものが感じられますね。


↓大きなロータリー

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↓地球屋のあったところです

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↓ええとこです

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さて、ここからさらにメイン通りを先へと進んでいきます。

静かな住宅街を貫くバス通りをずんずんと南下していくと、

再び小さなロータリーがあります。

さらにずんずん下っていくと、県道157号の大きな通りに出ました。

その向かいに別の丘がポコンとあり、

そのテッペンにランドマークとなる給水塔が一本。

そこを目指して歩いていきます。


↓小さなロータリー

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大きな交差点を渡ると、その先には団地群があります。

入り口に多摩ニュータウンの案内板があり、現在地を確認。

もうここは東京都の一番西のはずれなんですね。


↓多摩ニュータウン

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目指す丘のふもとにもずらっと団地。

ちょうど月島家が住んでいたようなタイプの

古い造りのものもあります。

小さい頃同じような団地に住んでいたので懐かしく、

また団地マニアとしてもたまりませんなあ。


↓東寺方団地

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↓月島家の住んでいたタイプの団地

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↓駐輪場

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そこから信号を渡り、愛宕団地に入ります。

ここは小さいながら急に盛り上がったような丘になっていて、

坂を上がっていきます。

団地の建物に囲まれるようにして小さな公園があるのですが、

そのベンチの感じは、夕子が泣きながら雫に相談したベンチにそっくり。

その先に見えている、緑のラインが入った給水塔は、

間違いなく映画の中に出てくる給水塔ですね。

本当にこの一帯の風景を描いたのだなというのがよくわかります。


↓夕子はここで泣きながら雫に相談したのかな?

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↓特徴的な給水塔のある愛宕団地

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愛宕団地は結構な高台で、東の端にある小さな公園からは

さっきの県道157号をまたいだ先にある桜ヶ丘が一望できました。

静かで平和な風景。


↓愛宕団地から桜ヶ丘をのぞむ

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さて、この段階で時刻は9:30。

なんだかんだ結構な距離を歩いてきてしまいました。

電車の時間は決まっているので、ここからは急ぎ戻りながら、

風景を探していくことにします。

愛宕団地を降りて、県道をまたいだら、

さっきの小さな辻からバス道を外れて、住宅街へ入ります。

本当に静かな街並みです。

雫はきっとこんな街をムーンの後をつけていったのでしょう。

もちろん、なかには犬を飼っているお宅ももあって、

きっとムーンに遊ばれたことのあるワンちゃんもいるかもしれません。


↓小さなロータリー

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↓高級住宅街ですなあ

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途中、展望が開ける場所があり、

そこは小さな休憩所のようになっていて、

そこから一段下へ長い階段が伸びています。

その階段の奥に、今建設中のお宅があったのですが、

そのオレンジの色合いとか、バルコニーが張り出している感じが

まるで天沢家のようでした。

ひょっとしたら映画にあこがれて、

あんな家に住みたいと思って設計されたのかもしれません。


↓なんか天沢家のような家が

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↓バルコニーの感じとか雰囲気があります

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そこからバス通りへ向かい、地球屋ロータリーに戻ってきました。

つくづくいい街だなあ。何か物語が生まれそうな雰囲気がありますね。

ここからは若干時間との勝負もあり、バス道を早足で戻ります。


↓地球屋ロータリーに戻ってきました

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↓映画にしたくなる街です

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↓図書館のところまで戻ってきました

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さっきの耳丘のところで、ひょっとして下から見たら、

エンディングロールの雰囲気があるかもしれないと思って、

残り少ない時間で、霞ヶ関橋まで戻り、

そこから大栗川に沿って歩いてみると、

下からよく見える場所に出ました。

こう見ると、いきなりの絶壁の丘になっていて地形的にも面白い。


↓エンディングロードを思い出させます

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一通り、めぐることができたので、ここから大急ぎで駅まで戻ります。

なんとか予定していた電車の6分前にミッションクリアできました。

アップダウンもあり、意外と広範囲の所まで歩いたので、

結局2時間みっちりの聖地巡礼でしたが、

午前中の空きをうまく使えました。

では、次のミッションへと向かいます。


↓では次へ

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聖地巡礼MAP

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2017-01-06

オリジナル人形劇『おいしいのたべよう』

このお正月にまた新たな本気遊びを家族で。

オリジナルの人形劇『おいしいのたべよう』です。

曲も、絵も、構成も、振り付けもすべて、

自分と奥さんと長女で分担してこしらえました。



年末にかけて、いしいしんじさんの人形劇を見たり、

銭湯ペンキ絵師さんの見事な筆さばきを見たり、

『私は真悟』の壮絶スペクタクルに度肝を抜かれたり、

自分も奥さんも娘も、かなり刺激を受け、何かやりたいねという流れに。

だって、せっかく吸収したものをただよかったねえ、

面白かったねなんてつまらない!

インプットしたものを自分たちの中でグルグルガチャンとして、

アウトプットしてみたらどうなるか。

鉄は熱いうちに打てじゃないけれど、

何かやろうよと思い立ったらすぐやらないと、

熱は意外と速く冷めてしまうので。


11月に音楽教室の課題で長女がオリジナルの曲を作るというのがあって、

去年はそれで大阪大会まで行ったのだが、

今回は残念ながら落選。

でも、今回の曲の題材は、

長女が生まれてきた妹のためを思って作った大切な曲。

単に作って終わりじゃなく、

何かずっと残る形にしてあげたいなあと思っていたので、

それを劇という形に仕上げなおして、

やってみたら面白いかもということになりました。


オリジナル曲を劇の構成に合わせてパート分けしたり増やしたりして

3分ほどのものに仕上げます。

それに合わせて必要な絵を考えますが、

持ち手が2人しかいないのであまり増やしすぎると持てなくなるため、

いろいろ意見を出し合って絵の数を絞っていきます。

描く絵が決まったら、早速ペイント。

2人の登場人物は奥さんが担当し、食べ物の絵は長女が。

自分はそれを段ボールや厚紙に貼り合わせて、

持ち手の所は割り箸を使ったり工作。

なかなかみな本気でした。

せっかくなら、誰かに見てもらいたいし、

お正月に一族で集まる時にお披露目しようとなったので、

年の瀬の夜遅くまで我が家はナゾの工作集団と化して

せっせこせっせこと夜なべ。

年賀状作成とのダブルパンチで大変でしたが、

とても充実しておりました。

お正月にはみんなの前で無事に披露できました。


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傍から見たら、この家族何やってんの?って感じかもしれませんが、

普通は考えたり、やらないことをやるほうが絶対面白いし、

マジメにアソブ、マジメをアソブというのがモットーなので。

たけしがCMで言っていますが、

「いまだ!バカやろう!」の精神です。

娘には、いい意味でアホになれよととよく言います。

型にはまらず、自由な発想で、

他と違うことを恐れず、大胆にやってみることが大事だよと。

ただ、他と違うということは覚悟がいること。

違うということをただ単に馬鹿にされないため、

そしてやっていることが絵空事ではなく

説得力のあるものにするためには、

しっかりとマジメであること、

そして遊びでも真剣でやることです。

そういうことを言葉で伝えるのも大切ですが、

それを実践として教えるというのはもっと大切だと思うので、

今回のような機会をどんどん作っていきたいなあと思います。

正直、しょーもない遊びかもしれませんが、

それを一生懸命やることによって、

自分が考えたことが歌になり、劇になり、

それが少なからず誰かの心を動かすとしたら、

それってとても素敵なことだと思います。

何より、自分の発想が形になる、

それだけでも嬉しいことです。

そういう喜びや、感動をいっぱい感じてほしいし、

その裏側には苦労だったり努力だったりも

一緒についてくるということも、

学んでくれたらなあと思いますし、

自分で考え、自分で行動する人間になってほしいです。


もう少しマジメな話をすれば、

「遊び」とは創造と発想の源なのです。

例えば、京都まで遊びに行くとして、

普通の人は車や電車を利用していくと思います。

効率や採算を考えれば当然のチョイスですが、

それは当たり前すぎて面白くもなければ、

そこに何も生まれません。

それを、普通では考えないようなこと、

例えば、チャリンコで行ってみようとか、歩いて行ってみよう、となると、

そこに「面白さ」とか「意外性」とか、”創造のタネ”が芽生えます。

社会的、経済的なものの考え方だと、

チャリで京都へ行くなんて、しんどいだけで時間の無駄かもしれません。

でも、その一見無駄なこと、馬鹿をやることで、

新しいものの見方や、予想外の感動、

あるいは創意工夫をするきっかけを生み出すのです。

決められたことを決められたようにやる仕事をこなすだけでは、

創造の幅を広めることはできません。

日常に張り巡らされた常識や固定観念の枠の中でだけで

物事を判断していては、新しい発想は生まれません。

一番よくないのは、ゲームでもなんでもそうですが、

何か与えられたおもちゃを「消費」すること。

それはただの暇つぶしでしかありません。

それであれば、自らおもちゃや遊びを作り出すことを

遊びにしてしまえばよいのです。


遊び方を知っているかそうでないかは、

イコール人間的な豊かさの度合いだと、

自分は信じています。

(もちろんまじめで勤勉であるということは大前提ですが)

仕事はできても、本気で遊べない人間はつまらない。

遊ぶことは創造すること、発想すること、

つまり自主的に考えることです。

そして人間は考える葦なのですから。

少なくとも自分は、

人の顔色ばかりうかがって自ら発信しない人、

他力本願の人、ただ流れに身を任せて浮いている人にはなりたくない。

そういう人ほど、人生はつまらないとか、

世の中が面白くないとかうそぶきます。

でも、人生が面白いかどうかは、自分次第!


余談ですが、もし遊びの社会学に興味がある方は是非、

ロジェ・カイヲワの『遊びと人間』や

ホイジンガ『ホモ・ルーデンス』といった文献を読んでみてください。

遊びとはなかなか、あなどれないものなのです。