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記憶の残滓 by arkibito

2016-04-26

球春到来

とにかく右手オンリーでタイプするのが億劫で

長い記事がなかなか書けずに時間が過ぎてしまった。


決戦前日。

娘が土曜授業の間に、久しぶりに梅田のウェパへ。

翌日の野球大会の羽曳野のグラウンドまでは毎年自走。

その前に、もう3年前に装着したままでカッチカチ、

ツルツルのタイヤを交換しないといけない。

とりあえず、ミシュランのPRO4を2本とクリートお買い上げ。

帰宅後、タイヤ交換するのだが、とにかく悪戦苦闘!

もともとタイヤをはめるのは上手じゃなかったけど、

コツも何も完全に忘れてしまっていて、全然はまらない。

手の皮がむけるんじゃないかと思うくらい四苦八苦の末、どうにかこうにか。

本当にロード復帰できるんだろうか???

リアのホイールだけ交換して、ディープのコスカボにスイッチ。


当日。

朝7:30に起床して準備し8:15ごろに出発。

過去二年、ものすごい暑い年と、ものすごい寒い年とあって、

レイアリング迷ったけど、暑くなりそうだったので薄着で。

天満橋筋を滑走し、そのまま谷町筋へ。

まだ起きたての町は交通量も少なく走りやすい。

前日にホイールを変えたのだけど、どうもサイコンが作動しない…

機械は反応しているのだけど、計測されず、スピードすら表示されない。

きっとマグネットのほうの位置が悪いのだろうといじるのだが

全然改善せず。とりあえず遅刻厳禁なのでメーターなしで行くことに。

四天王寺R25に折れ、そこから裏道を抜けて

長居公園東通りに出る。

南に抜ける時は大抵この道を使ってたなあ。

広くて交通量も少なくまっすぐで走りやすいのだ。

行基大橋で大和川を渡り、大泉緑地をかすめる。

そこから裏道を伝い、初芝に出て、東進に転じる。

R309をまたぎ、その先のコンビニで朝食と水分補給をしていたら

チームメイトで内野の要のHさんとばったり。

いろいろ買い込んでから定刻通り会場入り。


すでに今回先発を予告しているカントクが投球練習を始めているので

さっそう着替えて、練習に参加。

投球練習に交じって打席に立ち球に慣れたり、

キャッチボールで肩を慣らしているうちに、

ほかの面々も続々集まってきた。

相手チームも集まってきて、早くも舌戦がはじまる。

相手は大会で何度も優勝・準優勝していて、毎週チームで練習をしているガチ集団。

一方、我々は年一回この日だけ集まり、

あとは個々でイメトレをするだけというなんちゃって集団。

勝てる見込みは限りなく薄いのだが、やはり同士対決には燃えるものがあります。

円陣を組んで号令をかけ、メンバー表を交換したら、いざプレイボールです!


↓練習中

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まずは初回。

相手先発はセンター長のH部長。

わざと打ちごろの山なりボールで誘い水の作戦にまんまとかかる。

わがチーム随一のスラッガーKさんが、

みごとにセンターへと打ち返し、長打確実!チャンス到来!と思ったら、

足がもつれてセカンドコースアウトでチェンジ。

裏、相手チームの攻撃。こちらの先発は監督!

1年間密かにみっちりと自主トレをつづけていた成果を見せつける時!

が、立ち上がりの不安定さを突かれ、連打連打であっという間に3点先行…

まあ実力の差は明らかです。


相手先発のH部長

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いつもならここから、

コールド負けを回避する必死の戦いとなるのがオチなのですが、

今年は相手相手だったせいか、メンバー全員に火が付き、接戦となります。

次の回も三者凡退ながら、その裏、守備力を見せつけて0点でしのぐ。

この守備のリズムが次の攻撃につながります。

3回表は8番バッターの私から。

H部長が打ちごろの誘い球を放ってくるので、思わず振りに行きたいが

1打席目で球筋を見ておきたいのと、

できるだけ球数を放らせてスタミナを削る目的で、辛抱強く球を見送る。

とにかく反撃にはまず出塁というのを心がけ、粘って粘って四球で出塁。

あまり球速がなかったし、キャッチャーも強肩とまではいかない感じだったので

ここで揺さぶりをかけて二盗を試みる。

ちなみに自分は足にはまったく自信がない。

球技も自信がない。

それでさらに萎縮して、失敗したらいかんと余計なことをせず、

無難なプレーを心掛けていたのだけど、

過去2年で走塁は評価されていたので

みんなのハッスルぶりに自分も奮起してみました。

無事に成功し、間髪入れずに三盗。

盗塁直後でまさかというタイミングだったので楽々セーフ。

これでHさんが乱れ始め、連続四球で、満塁のチャンス。

ここで打席にはMさん登場。

類はすべて埋まっているので、自動的にスタートを切らないといけない。

打席に集中して、一球ごとにアクション。

で、Mさんが放ったのが投ゴロ!

おおい!全速力でホームに突っ込みます。

残念ながら、間一髪間に合わず、本塁フォースアウトしてしまう。

しかし、自分が突っ込んだことで慌てたキャッチャーがダブルプレーを焦って、

一塁へ大暴投!

そのおかげで、バッターまでが本塁生還をし、一気に3得点で同点!

結果的に自分の走塁が救われることになりました。


ただ、この本塁プレーの際に足からスライディングした際に、

勢いよく手を地面に打ち付けた上に、キャッチャーが乗りかかるように交錯して

左手首にグキッと衝撃。

よく山で転倒した際に左手首を負傷するが、その時の衝撃よりさらに強めの痛みが走る。

ああ、やっちまった…しかもちょっとヤバそう。

ぐりぐりと手首を回そうとするのだが、痛みがひどい。

さすがに折れてはなさそうだが、動かすことができない感じ。

ベンチ裏でシップを張って治療するが、

試合に集中して興奮していることもあって、

まあ大丈夫だろうとプレーを続行する。


そのあと、ライトでの守備機会もいくつかあり、フライも来て冷や冷やだったが

どうにか痛む手でアウトをもぎ取ることができた。

さらに2打席回ってきたが、もうバットを返すのもできないほどの痛みで

軽く添える程度が精いっぱい。

でもそれを相手チームに悟られるといけないので、しっかり打席に立つ。

とにかくボールを当ててしまうと衝撃がすごそうなので、

これまたブンブン振らずに、出塁優先で、ボールを見極めさらに2四球を選ぶ。

結果的に、3打席3四球で、3盗塁、2得点。

相手ピッチャーもずいぶん自分の足を警戒するようになり、

そこで集中が切れたところをしっかり次のMさんが返してくれたので、

得点に絡むことができました。


で、まさかまさか、強豪相手に7-4と勝っている状態で最終回裏の守り。

こちらは手ごまのピッチャーがスタミナ切れで、

打ち込まれて7-8のサヨナラ負け。見事なルーズベルトゲームでした。

やはり最後は地力の差が如実に現れました。

勝つってムズカシイ。

でもこれで勝ってしまうとトーナメントなので、

翌週も試合になってしまうところで、みんな微妙に負けて安堵もしていました。

でも初勝利したかったなあ。

試合後は、毎年恒例の桜の木の下で記念撮影。

今年は野球の醍醐味を見事に詰め込んだ試合で、

あらためて野球の面白さを味わえました。

メンバーの結束も年々高まってきているし、早くも来年が楽しみです。


↓白熱の試合展開

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全て終わって、着替えをして自分はロード自走で帰らねばなりません。

ここでロードの姿勢でハンドル握れるのかという問題に初めて気づきます。

手の甲がかなり腫れて、手首は痛みでもはや動かせない。

しかしチャリンコを置いていくわけにもいかない。

着替えを済ませてマシンにまたがるが、やはりハンドルに手を置くと痛む。

走り出しは下り坂なのだが、自重がかかると手首が途端に悲鳴。

手のひらではなく、腕の部分をハンドルに置くような形で、

徐行運転で2.5時間かけて帰宅。

ただの打撲で腫れていると思ったんだけどなあ。

2016-01-27

初ライド 抜き打ち襲撃練

日曜日。

金・土曜のダメージを引きずりつつ、昼前に起床。

この日は5年10年に一度の寒波が来ると予報でやっていて

それなら六甲有馬側にでも行って、氷瀑でもと思っていたのだが、

雪は降らなそうだし、

もう昼になってしまったから

朝凍ったものも溶けて期待外れも考えられる。

ん〜ん〜どうしようと思っていたら、

昼過ぎから娘の同級生が遊びに来るということで

巻き込まれる前に退散を余儀なくされる。

この時間から行けるお山は限られてしまうし、

ならばいっそチャリンコでも乗るかと珍しくイソイソ準備。

お久しぶりすぎて、レイアリングが全く分からないし、

装備も不確かで手間取る。

どこに行くという目的もないのだが、寒いし、

復帰一発目に余りしんどいことしたくないので山間部にはいかない。

となれば、とりあえず淀川CRを北上することにする。

ならば、キリよいところでは京都かな。

じゃあ先日の新年会に来れなかったおトメさんでも抜き打ち検査。

彼の家はドア・トゥ・ドアでジャスト50kmなので、

ちょうどいい足慣らしになろう。


13:20に出発し、最初は試運転ということで、いろいろ確認しつつ、

毛馬閘門から淀川CRに入る。

そこそこ風が舞っていて、向かい風5割、横風3割、追い風2割といった具合。

寒いから回して暖を取りたいのと、

果たして本格的だった時期に比べてどれくらい落ちているかを確認するため、

とりあえず全力ペースでいけるところまで行くことにする。

大体35km巡航でひたひたと進む。

ほとんど2年ぶりだったが、

柵の場所も、道の具合も、抜け道の場所も鮮明に覚えていた。

ゲートを抜けるところで足止め喰らう以外は、全然ペースも落ちず、

疲労することもなく、あっという間に枚方を通過。

特に足がタレたり、姿勢を維持するのに肩や腰に来ることもないし、

止まると寒いので休憩なしで先へ進む。

樟葉の高速区間では、いよいよ向かい風がひどくて

低姿勢になり粘りつつもやっぱりちょっとペースが落ちた。

それでも御幸橋までは約70分で来れたのだから、

ほぼほぼ今まで通りのペースだった。

水泳を始めたのがよいのかな?

一応久しぶりの記念に一枚。


↓お久し御幸橋

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そこから桂川CRに入る。

ロングの時は大体夜中にこの辺りは通過していたなあ。

道幅が狭く往来があるので少しペースを落として進む。

久我橋のところでCRを外れて、おなじみの御前通で北上。

西大路JR群をくぐり、

そのままあえて交通量の多い西大路通を進んで、

トラフィックに慣れる練習。

三条で右折して、そのまま三条会商店街へ。

それからごにょごにょ路地を進んで、おトメさん宅着。

二条城あたりまで家からジャスト2時間なら、

全然ええペースじゃないか!


自宅で完全に油断してたおトメさんに

娘からの果たし状のマヨネーズを進呈したら、

三条商店街のカフェでまったりコーヒー

帰りがけにおみやを購入して30分ほどで帰路に着きます。


↓おトメさん襲撃

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↓さらさ御供焼菓子工房

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17時に三条商店街を出発し、まずは四条大宮に出る。

そこから大宮通を南下。

京都水族館のところでJRをくぐり東寺

ちょっと厚い雲が張り出して日差しを遮り始め、寒くなってきた。

日もそろそろ弱弱しく、せめて日没までに枚方くらいまでには届いていたい。

帰りもちょっと急ぎ目のペースで参ります。


東寺

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大宮通をしばらく南下し、久世橋通にスイッチして御前通に戻ってきました。

いつもなら行きと帰りで違う道を使うのだけど、

試運転だし、だんだん寒さが厳しくて家路を急ぐので、

同じルートで帰ります。

桂川CRに入ると、向かい風がかなりきつく吹いていて、押し戻される感じ。

御幸橋の手前で夕日は天王山の向こう側へと沈んでいきます。


↓夕暮れ

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御幸橋からはさらに向かい風がきついのだけれど、

CRをいっそうペースを上げて進む。

幸いまだ明るいうちに、樟葉の高速区間を切り抜けることができました。

関西医大のトイレで一服と思ったら、トイレ閉鎖されていて、

慌てていつものファミマへ移動したらそこも閉店してた…

まあええかと、そのままリスタート。

街道沿いに進み、県道13号へ。

スカイはいつから再び淀川CRに入ると、もう真っ暗です。

まだ試運転なので気分的に交通量の多いR1をブッ飛ばすより、

交通量ゼロのCRでこの日は帰ります。

すさまじく冷たい向かい風がビッシビシ顔を叩き、

必死になって回して暖を取りますが、

あまりの寒さのせいか、左目がぼわっと視力が弱くなるような感じにさえなる。

ボロッボロのシューズカバーは機能せず、つま先が恐ろしく冷たく感覚がない。

ああ、この感覚久々だなあ。

鳥飼大橋の手前で土手に上がると、きれいなお月様。

R1に立っている電光板を見ると、なんとマイナス3度の表示。

マジかっ!!!


↓お月様

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鳥飼大橋からは土手の上をひたすら進み、豊里大橋まで。

そこからようやくブリザードの淀川CRから脱出し、

阪神高速の下を伝って19時前に帰宅。

帰路も帰路で京都から2時間かからず。


復帰初日にしてはかなりのバッドコンディションだったけど、

逆にサバイバルな方が燃えるタチなのかもしれないなあ。

もちろん今回はド平坦コースなので、

登坂力はどうかわからないけれど(きっとヤヴァイ)、

ペース的にも極端に低下しているようでもないので、一安心。

本格的に復帰なるかはまだちょっとわからないけど、

少なくともお山に行けない場合のオプションとしてはありだなと。


走行距離:101.25km

TOTAL:101.25km

2016-01-21

1.17鎮魂ウォーク2016

今年もまた1.17を迎える。

去年20年という大きな節目を越えたが、

それで阪神大震災が終結したわけではない。

去年も地震だけではなく、

集中豪雨による堤防決壊や土砂災害、

竜巻被害や火山の噴火など、

自然災害による被害が出た。

当然、自然というあまりにも大きすぎる相手に対して、

あらがえない部分もあるかもしれないが、

事前の備えや十分な知識、防災意識があれば、

被害を最小限に抑えることはできるはずだ。

日々忙しい生活の中では、ついそんなことを忘れてしまうこともあるが、

せめてこの日だけは一度立ち止まって、

ゆっくりそのことについて考えをめぐらし、

記憶を呼び起こす。


前日はレッスンなどでとてもあわただしく、

そのなかでうっかり、プールでがっつり泳いでしまい、疲労がハンパない。

そして翌日の午前中にはコンクールが控えていて、

なかなかスケジュール的にも体力的にも厳しいのだが、

最終電車に乗って、今年も東遊園地までの震災ウォークへと向かった。

今年も去年に引き続いて、阪神西宮駅からスタートする。

毎年ルートは変えていて、今年は湾岸を歩いていこうと最初から決めていました。

去年まではどちらかというと

今なお残された震災の傷跡を辿るようなテーマでしたが

節目を越え、今年は過去を振り返るというより、

これからの希望、新しいものを発見してみたかったのです。


↓阪神西宮からスタート

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0:20に阪神西宮駅を出発する。

同じ電車から降りた乗客が、駅から暗方々へと散っていく。

ロータリーを過ぎて、西宮神社の参道を歩き、西宮戎にでる。

おなじみの「ひるね」さんのところからR43をまたぎ、

そのまま西宮浜のほうへと進んでいく。

去年は歩き始めから雨が降って相当寒かったが、

この夜は比較的暖かく歩きやすい。

テクテクとえべっさん通りを南下すると、白鹿の工場のところに出る。

震災時には酒蔵も相当ダメージを受けた。


↓西宮神社

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↓白鹿

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前浜町で県道193号をまたぐと、そこから先は堤防に仕切られた水辺を歩く。

ここで一眼レフを取り出しいつでもシャッター押せる状態に。

11月にスマホに変え、最初はiPhoneのカメラ機能って

意外といいかもと思っていたのだが、やっぱり所詮スマホのカメラだった。

iPhoneのカメラで撮った写真は一見発色がいいように見えるのだが

それはiPhoneのディスプレー上で見た時に限られ、

PCの大きな画面で見たり、プリントアウトすると、ザレザレで使い物にならない。

おそらく撮影の際に、自動的にISOを上げてくれているのだろうが、

そのせいで画質がひどい。

夜景など暗い場所で撮ったり、ズームアップ撮影には全く向かないことがわかった。

今回は初めからそれがわかっていたので、一眼レフをもってきた。

ただし小さなザックだったため、三脚を持ってこれず、

ちょっと苦戦してしまいました。


↓堤防沿いに歩く

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話を元に戻すと、そのまま堤防沿いに進んでいくと、

小さな船溜まりがあり、海の匂いがする。

そのまま堤防沿いに行くと、目の前に西宮大橋が伸び、

橋のたもとにはたくさんのヨットが停留するマリーナ。

この辺りは、芦屋の裕福層たちの海の遊び場として有名で

なんとなく雰囲気が違う。

マリンクラブの脇をかすめていくと、

その奥には小さいながら西宮浜のビーチがあり、

ビーチの脇にはリゾート感たっぷりのバーやレストラン、

アメリカンなトレイラーが立ち並ぶ異国情緒たっぷりな空間。

こんな面白そうなところがあるなんて、

やっぱり地足で歩くと発見があります。

近隣では珍しいサラサラの砂浜で色々と撮影。


↓西宮浜

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↓ヨットが多数

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↓ビーチ発見

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しばらくビーチで写真を撮り、そこから対岸の人口島へ渡ります。

堤防から内側の道路へ戻ると、西側に芦屋浜の有名なモンスターマンションが、

まるで水辺に浮かんでいるように暗闇の中に姿を現しました。

あそこは学生時代に自主映画を撮影したゆかりの地です。

昼間に訪れた方が実際不気味さのある建物ですが、

夜闇にきらめく遠景もまた別の味わいがあります。

三脚があればもうちょっと撮れたのだけど、それはまた別の機会に。


↓芦屋浜のモンスターを望む

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そこから道なりに進んでいくと、歩行者専用の小さな跳ね橋。

こんなところにこんな橋があるというのも発見です。

トコトコと渡って湾岸の人口島へ渡ります。

そのまま湾岸線の高架に出て西へ転じる。

途中、神戸新聞の配達工場があり、

あわただしく配達員がトラックに荷詰めをしているところだった。

震災の時に、この神戸新聞が果たした役割は非常に大きかったのは言うまでもなく、

神戸が誇るものの1つだと思う。


↓跳ね橋

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ここからは阪神高速湾岸線の側道的に並走する県道573号をトレースして行く。

この道はチャリンコでは何度も利用しているなじみの道。

人口島をいくつか繋いでおり、その度にアップダウンが伴うが、

その代り橋の上からは絶景が拝める。

まずは西宮浜から南芦屋浜まで1つ目の橋を渡る。

海沿いではあるがこの夜はとても穏やかで風はなく、寒さをあまり感じない。

パチパチと写真を撮るのだが、車が来るたびに橋自体が揺れて

うまくブレずに撮るのが難しい。ここは三脚があっても厳しい。

先ほど遠景にあった芦屋のモンスターマンションを対岸のそばに見ながら

次の深江浜まで進む。

ここは橋自体がかなり高度があり、登るのに一苦労する。

登りきると、前方には神戸の夜景が広がり、

そこからずーっと右へ視界をパンすれば、ひとつながりの街の明かりがあり、

その奥にはべったりと黒く塗りつぶされた六甲の山並みが見える。

もし21年前のあの日にタイムスリップしたとしたら、ここからきっと、

燃え盛る炎の嵐と、黒煙が幾本も立つ恐ろしい光景が広がっているのが見えるだろう。

橋の頂上からいよいよ神戸市に入る。


↓誰もいない

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↓いくつも湾岸の橋を渡っていく

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↓神戸市に入ります

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↓眠らぬ港湾

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深江浜に入ると、県道573号はおしまいとなり、山側へ戻らねばなりません。

大通りを北へと取り、深江大橋を渡る。

そのままR43も過ぎて、阪神電車に沿って歩くことにしました。

深江から青木の区間では線路の高架化の工事が行われている。

それは街の発展にとっては大事なことなんだろうけど、

ベルリンの壁のように地域と地域が寸断されてしまうようで悲しかったりもする。

魚崎、住吉とすぎ、御影まではずっと線路沿いに進んでいく。

誰もおらず町はひっそりと眠っている。


↓高架化の最中

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御影駅に到着して広場で缶コーヒーを買って少しだけ休憩。

駅の脇にある商店街を抜けて、澤之井と呼ばれる井戸へ寄り道。

ここは古来からの湧水で、御影の地の由来でもあり、

灘の酒(御影郷)を育んだ名水です。

震災を経た今なお、コンコンと豊かな水をたたえています。


↓阪神御影の高架下の商店街

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↓御影水

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御影からは味わい深い高架下を歩く。

この駅前には名物の立ち飲み屋がひしめいているので

また別でリサーチしてみよう。

徐々に駅前のネオンから離れていき、

眠る街へと再び戻っていこうとしたとき、ふと高架を見上げると、

真っ暗な闇の中に怪しく真っ赤な物体が目に飛び込み、

思わずぎょっとする。

よく見ると、御影でこの日の営業を終了した阪神電車の特急が停車していました。

なんとなくちょっと不気味さを感じて撮る。


↓高架は味わい深い

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↓突然火車が現れる

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↓少しホラー

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御影を過ぎ、石屋川まで来ると、そろそろお腹も減ってきて、

間に合うかと思ってR2のもっこすへ向かったのだが、

タッチの差で3時閉店。

そこからR2を疲労感たっぷりで歩く。

西灘で脇道に入る。

岩屋の手前で阪神線が地下へ潜るポイントをまたぐ。

その先、JR灘駅の南側から、一本の遊歩道が伸びている。

これは神戸港まで貨物を運んでいた旧臨海線の線路跡を利用したもの。

マンション群を抜け、R2の上をまたぎ、HAT神戸までを繋いでいる。

R2の陸橋のところ辺りは、当時線路だったころの遺構がちらほらある。


↓旧臨海線を歩く

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臨海線を歩いたら、少し北側へ戻る。

春日野道の商店街を入り、そこから西へ折れて下町の生活道路をずんずん進む。

生田川を渡れば、まだ昔ながらの雰囲気を残した三宮の東側のエリア。

そうして4:30に三宮に到着しました。

阪急北側にある、この長らく仮設の売り場として活躍していた建物も

建て替えのため取り壊されると、つい先日ニュースになっていた。

まだ少し時間があったので、駅前の丼屋で休憩と補給を済ます。

そして30分前には東遊園地へと向かう。


↓春日野道の商店街

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↓おっぱい山

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去年は公園に入るだいぶ手前から人があふれて、

果たして入れるのかどうかというくらいの混雑ぶりだったが

今年は明らかに人手が少ない。

もっとも去年がすごすぎたのかもしれないのだけど。

すでに岳灯篭に入ったろうそくには火がともり、

キビキビと冷たい空気の中、不思議なほど静かに人が佇み、

その時を待っている。

自分は人ごみを分け入って、いつもの場所へ。

そうして、アナウンスと時報が鳴り始め、5:46を迎える。

黙とう。


↓竹灯籠

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↓祈りよ届け

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↓復興は続く…

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今年もまたこの地に立てたことをうれしく思いながら、

震災への想い、防災への意識を今一度はっきりと心に刻み、

慌ただしく家路に着いた。

2015-07-27

仁川渓谷アドベンチャー

先週の山行で、顔面を腫らし、心身ともに衰弱して

おまけに自信喪失だったため、

今週は遠征を一回パスしてお休みモード…

のはずが、やっぱりちょっとだけ登りたい、歩きたい欲がでてしまい、

ご近所で軽くのつもりが、結果的にかなりハードな山行に突撃。


↓全身ずぶ濡れ。こちとらもう必死っす

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今回訪れたのは、仁川渓谷。

チャリンコでは、激坂が有名ですが、

そのすぐ真横には、ここが大阪からわずか30分のところと思えないほど、

本格的な渓谷が存在しているのです。

いつもはほとんど水すら見つけられないほど枯れた川なのに、

この日訪れた時は先週の台風の影響なのか、ものすごい水量・水勢で、

事前の情報収集で見ていた写真では、

水面に現れていた浅瀬やら唯一の足場である岩などがたくさん水没し、

時にはドボンと腰元まで浸からないと抜けられれない個所があったり。

おまけにうかつに足を置くと、急な流れに持っていかれそうなことも何度か。

一度完全に油断してドボンして、携帯水没した時はちょっと焦りました。

携帯は一時不能になりながらどうにか復活しましたが、

食料と替えの衣類はすべてパーになりました。

ということで、今回は思わぬ水量のおかげで、

もともと短いながらガチなルートなうえに、

難易度3割増しの本格アドベンチャーになってしまいました。


↓難所の水門手前

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↓水勢がすさまじい

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↓バットレスを見上げる

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このコースは完全なバリエーションコースで、

激しい流れに逆らって進んだり、水に浸かったり、

濡れて危険な岩場を登って堰堤を巻いたり、

結構な上級者コースです。

状況次第では流されたり滑落の危険がありますので

行かれる方は自己責任でお願いします。

(自分はヘルメット装着していきました)

しかし、黒部の上の廊下とまではさすがに言えないけれど、

こんな近場にこれほど本格的で美しい渓谷が存在しているなんて、

まだまだ六甲も奥が深いです。


↓本日の工程

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<山行スケジュール>

13:00阪急梅田駅⇒13:32阪急仁川駅⇒13:48百合野橋⇒13:54ムーンライト・ロック⇒

14:00石積堰堤⇒14:11水門⇒14:40大井滝砂防ダム15:30⇒15:50水道管⇒

16:05バットレス⇒16:10仁川峡堰堤手前で引き換えし巻き道へ⇒16:16広河原⇒

16:20甲山橋⇒16:30神呪3連堰堤⇒16:35ヒミツのピーク⇒16:45神呪第2堰堤⇒

16:55最後の徒渡⇒17:12北山貯水池17:15⇒17:45阪神西宮駅17:51⇒18:35阪神梅田

2014-08-07

仙丈ヶ岳登山 1日目

それは2週間前のこと。

Kさん、なにかひどく落胆をしている。

聞けば、高校時代の友人との焼岳遠征が雨で流れて、

結局週末は換気扇の掃除だったとな。

それは大変悔しゅうございますね〜と声をかけたところ、

じゃあリベンジでどこか一緒に行くか!と、話がトントン拍子に。

こちらとしても、車を出していただけるのはまさに渡りに船。

あまり無理のないところでということで、いくつか候補を絞り、

最終的に南アルプスの仙丈ヶ岳に落ち着いた。


当日、2:00には起床し、いそいそと支度。

このところ毎週末遠征で家族には申し訳ないが、

K大先生のせっかくのお申し出を断るなんてことはできません。

言ってくるよと寝ている嫁子に念じて出発。

3時を少し過ぎたところで、Kさんが最寄までピックアップしてくれました。

そこから都島通〜R163〜花博公園通りとつないで、第二京阪に乗る。

いつも側道のR1はチャリンコで走るが、本線を車で走るのは初めて。

やはり新しい道だけあって走りやすいですな。

さくさくっと久御山JCTで京滋バイパスに乗り、そこから名神高速。

まだ早朝とあって交通量はほとんどなく快調に進む。

養老SAで一服をして、そこから小牧JCTで中央道へ。

7時前には駒ヶ根SAに到着し、コンビニでドリンク等の補充を済ませておく。

伊那ICを降りて、そこからR361で高遠。

鳥坂センパイによれば、城跡と饅頭しかないらしいが、

意外としっかりとした城下町の佇まいだった。

そこからR152で南下を始め、美和ダムの湖畔をなぞって、

少々戸惑いつつ戸台口へ。

そこから標識に沿って左折し、7:40頃には無事に、

登山バスの発着場である仙流荘(営業所)に到着。


すでに無料駐車場はびっしり。

バスの始発は出ていて我々は2便目の8:05発。

大急ぎでチケットを購入し、諸々の支度を済ませる。

人数が多くて1台には乗りきらないので臨時でもう1便の方へ乗車。

この先の戸台大橋から、北沢峠を経由して山梨県の広河原、夜叉神峠までの区間は

一般車両通行禁止となっており、この南アルプス林道バスでのアクセスとなる。

しかしこの間の台風の影響で、夜叉神峠から広河原の間の道が崩落?かなにかで

通行止めとなっていて甲府から奈良田経由で3時間近くかかっているよう。

今年は北も南もアプローチに支障が出ている。

南アルプスは今年国立公園して50周年の記念年なのに残念だねえ。


↓無料駐車場。びっしり350台

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↓仙流荘(営業所)

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↓南アルプス林道バス

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さて、われわれの目的地・北沢峠までは約1時間の道のり。

えげつない山道をゆっくりとしたペースで上がっていくのだが、

運転手さんが、車窓から見える山や花の解説をしてくれる。

前日ほとんど寝ておらず、バスに揺られながらえっちらおっちら。

道の対岸に見えている鋸岳(200名山)の山容がエグすぎてビビる。

あんなところ直登して、稜線を歩く人がいるのか。

そんなこんなで9時を少し過ぎたところで北沢峠に到着。


↓北沢峠

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北沢峠は、方々のお山への起点となるベース地で、

北に行けば甲斐駒、南には仙丈ヶ岳、

そしてバスを乗り継げば広河原へと行くことができる。

健脚者であれば、この峠に立つ長衛荘に宿泊して、

1日目千丈、2日目甲斐駒といっぺんに登る人もいる。

なぜか峠の一帯だけ林道は未舗装。

たくさんの人が思い思いの方面へと向かって賑わっている。

何かボランティアの方がアンケートをされていて、

これから登る人には携帯トイレを、下山者にはオールフリーを無料で配布していた。

自分も携帯トイレをいただく。

その他もろもろ支度をしたり、記念撮影をしたりして9:25にいよいよ登山開始。

Kさん、参りますよ〜。


↓ここは仙丈ヶ岳・甲斐駒・広河原と3方向へのアクセス基点なので大賑わい

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↓いざ登山開始

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2人とも寝不足が著しく、序盤はゆったりペースで進んでいきます。

南アルプスらしい深い緑に覆われた森の中をえっちらおっちらと進む。

木々の間からのぞく空模様はあいにく白くけぶっていてあまり期待できそうにない。

爽やかなマイナスイオンを浴びながら、程よい汗をかきつつ進む。

ほどなくして1合目に到達。

まだまだ始まったばかり。


↓緑深い南アルプス

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↓快調に登っていきます

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↓一合目

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一合目から少し上ったら緩やかに下り始めます。

おおう、もう下るのかよ。上り返しが怖いよ。

鞍部に出ると、早くも二合目の標識。

ここは北沢駒仙小屋方面へ下る分岐点でもあります。


↓二合目

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そこから、少し上りが強くなり、

右へ左へと細かく蛇行しながら上がっていきます。

森は相当に深くて、右も左も緑。

出発が一番最後だったので、

前後にほとんど人もおらず静かな山を堪能しつつ進む。

Kさんも順調快調。


↓三合目

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三合目を抜けると、ほどほどの急登がスタートする。

登山道はゴツゴツした岩がむき出した結構歩きにくい道で、

エンヤコラショとまたいだり乗り越えたり忙しい。

この辺りから、上から下山客が続々と下ってくるようになりました。

おそらくみなさん10時発のバスを目指しているのでしょう。

なかには40人ほどの団体さんが2組も行き違って、

狭い登山道はなかなか混雑しておりました。

正直、仙丈ヶ岳は一般的な認識としてはマイナーな山だと思うのだが、

そのおかげか、山に慣れ親しんだ登山客が多いようで、

道の譲り合いだったり声の掛け合いだったり、非常にマナーが良くて、

お話していても気持ちのいい人たちばかりでした。

そういうのもいい山の条件だと思います。

団体さんと行き違う時に話を聞いてみたら、

昨日はかなり小屋は缶詰め状態のようだった。

この日は日曜日で翌日は平日なので、

おそらくそんなエグいことはないだろうけど、ちょっと心配だなあ。

細かく蛇行した岩の道を何度も折り返し折り返しして、

ようやく稜線のようになっているテラスに到達。

そこが四合目。


↓ほどほどの急登がスタート

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↓四合目

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四合目からは進路を少し変え、比較的直線的な上りが始まります。

白樺?の間をず〜っと続く岩の尾根を一歩ずつ進む。

この辺りまで来ると、少し木々の間に切れ間があって、

そこから対岸を見渡すと、山のすそ野がチラリ。あれは甲斐駒?

でも雲のスピードが速く、あっという間に白いカーテンが遮ってしまう。


↓歩きにくい岩の道

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↓K氏の背中を追う

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↓うっすらと甲斐駒?

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何気にハードな岩の尾根をえっほえっほと登っていくと、

一か所で人がたまっているところがあり、そこへ到着するとそこが五合目。

時刻は11:00を少し過ぎたところ。

ここまでで1.5hですからなかなか快調なペースできたので、ちょっとばかし小休止。

ここは大滝頭と呼ばれる場所で、そのまま上部へと続く展望ルートのほかに、

山肌を横切って馬の背ルートへと向かうトラバースルートに分岐しています。


↓五合目・大滝頭(ここで馬の背方面へのトラバースルートと分岐)

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一服し終わったら、リスタート。

先ほどよりもさらにゴツゴツと岩のサイズが大きくなり、

斜度も結構急になってきました。

ロープ場とか難易度の高いような場所はなかったが、結構体力を擁する区間。

やはり入門的な山と言えど、ナメてかかってはいけないのです。

徐々に周囲の木々の高さも短くなってきて、

ついに森林限界を突破するとそこが六合目。

より標高が高くて空気の薄いがためにしんどいところはあったけど

純粋に一番きつかった急登部分はこの五合目から六合目かな。


↓六合目までの急登を詰める

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↓六合目。ここで森林限界、視界が開ける

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ということで11:40に六合目に到達。

森を抜け、ここからは展望開ける爽快な稜線歩き!

と思いきや厚い雲のせいで白いカーテン…

雨は大丈夫そうだが、肝心の展望は望めそうにない。

本当なら対岸に甲斐駒がそびえ、南東方面には鳳凰三山、

お隣には北岳〜間ノ岳の日本一高い稜線。

うまくいけばその後ろに富士山まで見えて

トップ3そろい踏みなんてのも見えるはずなのになあ…

ここから上を見上げると、遥か上部の七合目は白い霧の中。

上へ行けばいくほど雲がいるドンピシャのゾーンに入っていくので、

少し早いが、まだ展望が効いて、雨が降っていないこの六合目で

昼食タイムを取ることにします。


Kさんは、最近山のお知り合いの間で好評のカップヌードルそうめんを持参。

やっぱりなかなかウマイらしい。今度実食してみねば・ザビ。

自分は蝶ヶ岳でうまくいったパスタセット。

まずは小さい方のコッヘルで水を沸騰させて、

そこにレトルトのソースを入れて温めておく。

その次に、大きいコッヘルに水を少なめに入れ、持参の塩を入れてペンネをゆでる。

あとで茹で汁があまって飲むのが嫌なので、水を少なめにしたのだが、

ちょっと少なすぎて(あとちょっと吹きこぼした)、

ペンネが吸う水分が十分じゃなくて少しゆで時間がかかる。

余った茹で汁をソースを温めているお湯に足して、そちらでオニオンスープを作る。

ペンネの上に温めたレトルトソースとチーズをかけて完成。

あと副食にツマミ用のチーズとサラミ。

今回はゆったり昼食に時間をかけることがわかっていたので

ちょっと豪勢にしてみました。

完璧とまではいかずともそこそこ周辺は展望が効き、

他の山も五、六合目付近までは見えて

のんびりとおしゃべりをしながら1時間弱のランチでした。


↓本日のランチ

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休養十分で12:30リスタート。

長めの休憩後はいつもちょっと、コンディションが崩れてしまうのだが、

この日もちょっとペースが鈍る。

いったん休むと疲労がジュワ〜ンと溜まってくるし、

そこそこ胃袋が満たされてしまって肺を圧迫して息が浅くなるためだ。

六合目からは展望は開けるのだが、なかなかの急登で、

じわりじわりと体力を奪っていきます。

途中、下ってきた妙に黒々としたおっちゃんがいて、気になって話しかけてみると、

どうも山行10日目らしく、西は伊吹山から白山、御嶽山など

6,7つの山を転戦してきたそうだ。

それはそれはご苦労様ですなあ。

聞けば午前中はまだ晴れていて、山上で北岳方面は見えていたらしい…

むう、天気ばかりは仕方がないとはいえ、やはり残念であるなあ。

おっちゃんと別れて、さらに厳しい上りを進んでいきます。

西の方には馬の背ルートが見え、

その左上部には馬の背ヒュッテがポツンと立っていました。

そのわずかな展望を楽しみつつ、さらに上部を目指しますが、

さすが女王様と言われるだけあって器が大きく、まだまだ先は長そうです。


↓六合から小仙丈ヶ岳を目指す

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↓西側を望む。馬の背ヒュッテが見える

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↓さすが女王様は器がデカい?

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途中で、ちょっとお疲れの色が見えてきたKさんに

先へ行ってていいよとお許しを得たので

さすればと、少しペースを上げて急登を上り詰め

小仙丈ヶ岳と呼ばれる標高2855mの七合目に到達したのが13時。

ようやく山上へたどりついたという感じです。

Kさんが来るまで少し時間があるので少し写真タイム。

ここまでザックから出すのもぶら下げるのも面倒なのでしまっていた一眼レフを取り出して

あっちこっちパシャパシャ。

雲の流れが速く、特に西側は時折雲の切れ間から駒ヶ根市がちらほら。

ただ、北岳との間の谷筋だけはどんよりと雲が停滞していて全く眺望が効かず…

しばらくしてKさんが、ハフハフ息を切らせながら到着。

寝不足と朝の運転がここにきて影響しているようです。

なんといってもここでも標高は2800mを越えているので、無理せず参りませう!


↓小仙丈ヶ岳(七合目)

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↓小仙丈ヶ岳から振り返って

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↓小仙丈ヶ岳から。雲の切れ間から駒ヶ根の平野部がチラリ

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↓あの白のカーテンの向こうには北岳がいるはずなのだが…

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さて、七合目から先を見やると、

ジグザグと鈍いアップダウンが続いている様子。

そしてその先に、見事な千丈カールが7割ほど顔を出しております。

さすが女王様だけあって、なかなか麗しくどっしりとした山容。

東側には白根三山の稜線があるのだが、

見事に稜線部分から上が雲に隠れてしまっております。

突先だけは絶対に見せない、崖っぷちグラビアアイドルかよ!というくらい、

先っちょだけ見せてくれません…

ちょっとだけでいいから見せてえな。減るもんやなし。


↓七合目からの稜線

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↓千丈カール

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↓白根三山は突先見えず…

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さて、稜線伝いに山行は続きます。

基本的には緩やかな道で、それほど高度も上げずに進みますが、

所々岩礁のようなものをヨッコイ庄一と乗り越え、

その先で岩場を下るような部分もある。

少し風が出てきたので、慎重に上ったり、下りたりをくり返し、

13:40に八合目に到達。

でも七合目からどちらかというと登ったというより、

いったん標高を下げてるんでないの?

そうなると九合目までの上り返しがちょっと嫌な予感です。


↓稜線を往くK氏

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↓七合目からアップダウンの応酬。こんな岩礁も越えていく

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↓八合目

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で、案の定八合目からは上り返し。

うっすらと白いカーテンの間から見え隠れする高いピーク。

あれが山頂ではなくて九合目なんだろうな…

Kさんもちょっと息が続かないようで、

細かく立ち止まって小休止を取りながらボチボチ進みます。

こんなとき、スカッと眺望が開けていたらどれだけ疲れがまぎれるか。

今はただ真っ白の中、険しい上りを淡々とこなしていくのみ。

はあ。山歩き自体が好きなのでこれはこれでいいんだけど、

やっぱりせっかくならみたいよねえ、絶景。

と嘆きつつ、岩ゴロゴロの急登を詰めて行きます。


↓八合目からは上り返し

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↓ちょっとした難所

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↓あと一息!

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↓急登を詰める

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そうしてようやく九合目に到達したのが14:10。

さあ、ここで運命の分かれ道。

さらにまっすぐ続いている急登を詰めて山頂へ行くのか、

それともこの右手に分岐している小屋直行のトラバースルートで小屋を目指すか。

小屋の方には15時には小屋に到着してくださいと釘を刺されているし、

このまま山頂経由で50分はなかなか微妙なライン。

さあ、Kさん決めてくださいね!

って、一瞬の迷いも見せずにトラバースルートへ進むKさん!待って〜!

しかし、さすが大先生でございます。迷いなき決断。恐れ入ります!

八合目から稼いだ高度をずんずん消費して、山肌を縫いながら下っていきます。

前方は真っ白な霧であとどのくらいか視認できないが、

近くで声がするのでもじきだと思ったら、

ぬわ〜っと霧の中から小屋が現れました。

ということで、本日の宿泊地・千丈小屋に到着。時刻は14:30。

ここで標高2890m、山頂から140mほど下になります。

あとで、山頂を踏んでわかったが、もしあの分岐で山頂を目指していたら、

おそらく16時くらいに到着になっていたかもなので、

あれはナイス判断でした。さすがK大先生です。


↓運命の分かれ道

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↓小屋直行!

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↓千丈小屋が見えてきた

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↓千丈小屋

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早速予約名を言って宿泊の受付。

中々年季の入ったオッチャン=個々の山番のオーナーさんが

チャキチャキと切り盛りしているなかなか気持ちのいい小屋です。

この日はほぼジャスト定員55名の予約+飛び込み客らしく、

飛び込み客は夕食後の食堂を開放するので、

寝床は布団1枚に1人確定らしい。

それは大変ありがたい。

いったん外に出て3階の寝床へと案内される。

ワンルームの大部屋でこれはイビキの大合唱が予想されるなあ…

あと、この小屋の素晴らしいのはトイレが全然臭くない!

一旦部屋から外に出て小屋を回り込まないといけないのだが、

全くノープロブレムの清潔なトイレでした。

全体的にすごくきれいに保ってあって、クオリティの高い小屋だと思います。


↓本日の寝床(今宵は満員)

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さて、とりあえず簡単に荷物を整理して、

自分はここから3,40分ほどの山頂へアタックの準備。

小屋のおやっさんは他の客に今からは雨が降るし、

明日もあるから登頂はやめた方がいいと説得していました。

どうせ翌日にも登る予定なのだが、天候が天候なんでまだ可能性の高いうちに

さくっと最低ノルマだけは達成しておきたい。

ここまで来て踏めないとなるとホントもう残念すぎるので。

K大先生は、だいぶ睡魔と疲労がたまっているようで、

荷物を寝床の前にざくっと置いた途端、ハタッとコト切れてしまいました。

南無〜。

ということで、より深くなってきた霧の中をスタートします。

雨という雨ではなく、霧のミストがまとわりつくような感じで、それほど問題なし。

問題は雨よりも風ですが、それも少し収まり気味なので大丈夫でしょう。

小屋の横の登山道をえっちらおっちら上り詰めて、10分足らずで地蔵尾根分岐まで到達。

ここからカール上部の稜線を伝って、最高地点を目指す。


↓小屋直上の分岐

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道は結構岩が散乱するルートだが、大して難しくはない。

問題はここまで上がってくると、

カールの向こう側の谷筋から上がってくる強烈な風をモロに受けること。

右からの強い風を浴びながら、左手のカールに落ちないようにそちらに重心をかけて進む。

地蔵尾根分岐からは3段階ほどの上りの区切りがあり、

最初は緩やか、中断で少し斜度が上がり、ラスト少し上るといった具合。

途中、天然の石室のようなところを抜けると、ケルンがいくつも積んであるところに出る。

ということは、あともう一押し。

途中で、先行していた空荷のおばさま3人衆とすれ違い、15時に登頂。

小屋から約20分といったところです。


↓山頂はもうじき!

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標高3033mの仙丈ヶ岳に無事登頂。日本で18番目に高いお山です。

3000m峰21座のうち、自分は5つ目の登頂です。

忌々しい台風の影響で当然周囲は何も見えず。ただ強烈な風と真っ白な世界。

ん〜。見えん!見えんぞ!私には何も見えん!(by赤い人)

それを慰めるかのようにひょっこりイワヒバリさんがでてきてくれました。ありがとね。

とりあえず三角点をパチリ。そしてお決まりのシェ〜ポーズで一枚。

風に煽られて体勢が維持できにゃ〜い!


↓標高3033mの仙丈ヶ岳

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↓二等三角点

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↓イワヒバリさん、こんにちは

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↓お決まりのシェ〜(体勢厳しい!)

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何も見えないどころか、たたきつける風があまりにも無慈悲なのですぐに下山です。

来た道を慎重に下って15:20には小屋に戻ってきました。

K大先生はというと、出発した時と1mmも変わらない体勢のまま、

安らかな吐息を吐いておられたので、そのままそっとしておいて、

自分は濡れた衣類を着替えたり、明日の準備でザックを整理したり。

そのうち16:30頃にふとKさんが目を覚ましたので食堂の方へ早めに。

17時に夕食がスタート。

まずは団体さんから食事を取りに行くのだが、

なかなかおやっさんのハンドリングが独特で、余計に混乱をきたしているような…

そして自分たちの番となり、食事を受け取ります。

おかずが豊富で、なかなか充実の晩御飯。

張り紙に、「キーンと冷えた生ビールやってます!」とあったので、

1000円するが自分へのご褒美に注文。

プハァ〜♪うまいねえ。たまらん!

同じテーブルに同席したのは、名古屋からおこしの女の子二人連れファミリー。

ためしに、女の子に山歩き楽しい?と聞いてみると、

超真顔で首を横に振って「好きじゃない!」と断言し、思わず吹く。

どうもお母さんが長野出身でずっと登山をされているらしく、連れてこられたそうです。

聞けば、今年は雪が深くほんの数日前に開通したばかりの藪沢新道を

6時間で上がってこられたとのこと。

子連れでと考えると、なかなかのハイペースです。

お母さんが結構スパルタンなのかも?


↓夕食。たまらず1000円の生ビール注文。プハァ〜♪

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色々とお話をしながら食事をしていると、窓の方が明るくなったので見てみると、

さっきまで分厚くのしかかっていた霧が少しずつ晴れてきているではないか?

これは本日唯一のチャンスなのではと、大急ぎで食事を済ませて小屋から外に出る。

強烈な風が吹き付けてとても寒い!

が、この風のおかげで雲が吹き飛ばされているようで、

振り返ると、さっき踏んだ山頂を中心にぐるりと扇型に張り巡らされた

藪沢カールの全体像が浮かび上がってきました。

おおう、こんな風になっていたのねん。

小屋はそのカールのちょうどど真ん中に立っているのでした。

そうこうしているうちに北沢峠を挟んで立つ甲斐駒が少しずつ姿を見せ始めました。

とても速いスピードで雲が飛び散っていくさまは、

まるで甲斐駒がモウモウと沸き立つような感じで、

その男気溢れる険しい山容のイメージと相まって、ものすごく幽玄な印象でした。


↓霧が晴れてきた!

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↓藪沢カール(右端ピークが仙丈ヶ岳頂上)

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↓沸き立つ甲斐駒

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ひとしきり写真を撮って、ふとあることを思いつく。

ここでこれだけ雲が晴れたのなら、主ルートまで行けば、

ひょっとして白根三山の方も雲が晴れているのではないか?

そう思い立つと、一目散で寝床に取って返して、

風が強いので上下レインウェア装着、ヘッデン装備、登山靴に履き替え、

九合目までのトラバース道を登り始めました。

時間的にすでに17:40なので、日没の19時までわずかなチャンスに掛けます。

Kさんは、この時間から出て大丈夫かと心配しておりましたが、

すでに歩いたルートで距離感もつかめているので、無理しないという約束で出発。

15分ほど登り詰めて九合目分岐に到達。

登山道から少し外れたところに見晴らしの良いテラスがあったのでそちらへ少し上る。、

すると、激しく流れている雲の合間からいくつかの山々が姿を見せてくれました。

先ほどから顔をのぞかせている甲斐駒から右へと視線をずらしていくと、

でっかい山塊がどーんと鎮座しています。

あれが百名山の鳳凰三山。

ちょうど左手に、チョーンとアンテナのように鋭くとがったピーク、

あれが地蔵岳のオベリスク。

あちら側の谷筋は風通しがよいようで、雲がひっきりなしに通るのだが溜まることなく、

よく見える。

そして件の白根三山はというと、野呂川の谷筋には分厚い雲が陣取って、

むしろ仙丈ヶ岳の山頂方面からどんどん雲が零れ落ちてきては溜まっていくので、

全然全く何も見えない。

しかし、まだ時刻は18時。できるだけ粘ろうとここでしばらく待機し、

目まぐるしく変わる北側方面の空と山容を眺めながらチャンスをうかがう。

すると、一瞬だけ分厚い雲の端っこが風で流されて、ひょっこりと意外な人が顔を出した!

アレは…富士山だっ!

しかし、その姿もすぐに次の雲の塊の中に消えて、本当に一瞬の出来事だった。


↓九合目分岐からの眺め

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↓鳳凰三山

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↓意地の富士山ゲット

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そこからもう少しだけ同じ地点で粘ってみたのだが見込みがなさそうである。

仕方がないので撤収することにしたが、まだ時間的にも体力的にも余裕があったので

このままトラバースルートを帰るのではなく、

九合目から未踏の正規ルートを登り返して、山頂を踏んで帰ることにする。

この日の日没は19:05。

こちら側(東)はダメでも、ひょっとしたら西側は雲が流れて、

日没ショーが見れるチャンスがあるかも?と期待したのだ。

登山途中も、わずかではあったが駒ヶ根市の平野部を見ることができたし、

望みは薄いにしろトライする価値はあるだろう。

再び山頂を目指して歩き始める。

まずは目の前に見えているピークへ向かってガレガレの上りをヒーヒーこなす。

Kさんとここに到着した時はあれがピークだと思っていたのだが、

偽ピークだったので、やはり小屋行き選択は間違いじゃなかったと判明する。

そこから藪沢カール側に取り付けられた狭い狭いルートを伝っていく。

登るにつれて風が暴れ始めるので山肌側に重心をかけつつ進んでいく。

すると目の前にもう1つでっかい山塊があり、それを藪沢がに巻き道で巻く。

そこからまだもうすこしゴツゴツした岩場を上り詰めると、ピークに到達しました。

やあやあ、久しぶりだねえ。ってまだ3時間ちょっとぶりだけどね。

1回目よりも風はさらに凶暴さを増していて、その風に乗って雨のつぶてが顔をたたく。

残念ながら山頂では展望ゼロのため、写真だけ撮ってすぐに下山開始。


↓先ほどの九合目分岐から再び登り返し

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↓九合目からも山頂まで長い!

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↓再び山頂に戻ってきました

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↓記念撮影。さっきより風がキツイ!

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時刻はもうじき19時。すぐに日没なので大急ぎで一度通った小屋までの道を下る。

ついさっき登って道の具合や距離感がわかっているので心配はなかったが、

みるみる迫る暗闇で、ちょっと焦ります。

期待した西側の景色も、分厚い雲に覆われてまるで駄目。

無事に小屋にたどり着いたのが19時15分ごろ。素手に周囲は真っ暗。

結局山頂周りは無駄足に終わってしまったが、

しかし意地の富士山ゲットで面目躍如といったところか。


↓日が暮れてきた!急がねば!

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食堂で熱いお茶で一服し、テレビで明日の天気をチェック。

明日は余計具合が悪くなりそうだ…

19:30になって寝床へ戻ると、消灯時間は20時と言っていたのに、

すでに消灯されていてほとんどの人が早めに就寝していた。

暗闇の中でビショビショのウェアを着替えて、荷物を整理し、

20時には寝床へもぐりこむ。

ここから寝れない一夜が始まるのであった…

つづく。