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記憶の残滓 by arkibito

2016-06-02

箱根外輪山トレイル 前編(箱根湯本〜明星ヶ岳〜明神ヶ岳〜金時山〜乙女峠〜長尾峠)

前日の金曜日。

手首の様子うかがいで病院へ行くために午後休をもらう。

手首の方はまあ順調と言えば順調だが、

まだ完全にくっついてはおらず、

グリグリ回したり、ひねったりはできるようにはなってきたが

加重するとピキン、ズシンとなる。

とはいえ、手首を安静にして様子を見るしかないので、しばらくは我慢。

通院している病院はセレッソ大阪の選手が訪れるほどの人気の病院なようで

結構毎回長時間待たされるのだがあっさりと。

方々のブログを拝見して、みなそろそろ暖かさに誘われて、

あちらこちらへの冒険談。

GWも返上して、シャニムニ仕事をして、

ようやくフリーな週末を迎えることのできる身としては、やはり血が騒ぐわけです。

とはいえ、手負いの状態であまり難易度の高いことはできない。

手に負担がかからないような状況で、がっつり冒険をするにはと考えると

低山縦走が一番。

地元関西でいえば、六甲と信貴生駒交野はすでにやっているし、

思いつくのはダイトレか京都周遊トレイルか、はたまた高島トレイル?だけど、

どれもちょっと晩秋の時期に残しておきたいところ。

アクセスが良くて、できれば眺望が望めるところはというと、

以前に金時山に登って、これは一度制覇してみたいと考えていた箱根外輪山を思い立つ。

以前、二度ほどキャノボでお世話になったあうさんが

本格的なトレランをされていて、一周された時の記事も印象に残っていた。

あんなハイペースで完走はできないけど(汗)

体調的にはいろいろと不安要素は尽きないのだが、

万一体力が尽きてリタイアとなっても、途中いくつもエスケープ離脱可能だし、

怖気づいていかないより、ダメ元でいけばよろし。

ちょうど週末は、直前に雨が降って気温が下がり、

直射日光のない曇天が期待できる絶好のチャンスで、逃す手はない。

まあ毎度のごとく、不安と期待でごちゃごちゃになりながら、

家を飛び出すのであった。


18時台の新大阪は本当にものすごい混雑で、

切符を買うにも券売機に長蛇の列。

アルプスの遠征の場合は乗継の特急列車の最終が決まっているので、

シビアなのだが、今回は小田原まで行くだけなのでゆとりがある。

名古屋まではのぞみ。一旦下車して、晩飯に「みそかつ弁当」を購入。

後から来たひかりで小田原まで。

翌日は大ハードなので、ネカフェや野宿ではなく、

常宿のビジネスホテルに宿泊

なんだかお疲れモードでノンアルコールなのにあっさり眠りに入る。


↓みそかつ弁当

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小田原の常宿にて宿泊

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当日。5時起床。

すぐに支度を整えチェックアウトしたら、

コンビニでドリンクと補給品を購入。

5:33の始発の箱根登山鉄道に乗り、

5:47には出発地点である箱根湯本駅にとうちゃこ。

いつもそうだが、いったん山行に入るとトイレができないので、

時間がかかってでも、スタート前にしっかり出してから出発する。

どうもこの日は腹の調子がまずくて、時間がかかってしまう。

6:05にいよいよ出発。


箱根登山鉄道

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箱根湯本駅

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さて、スタートしたはいいが、まずはオシリのことを考えるべし。

この日中に完走して帰阪するには20時までには箱根湯本に下山をしないといけない。

一般コースタイムだと14.5hとあるが、それよりは早く回れるだろうと考え、

13hで完走したとして、19時台には下山できる算段。

しかしそれもほぼコース全体フルスロットルで歩いた場合であって

本当にぎりぎりのボーダーラインなのだ。

そんな時間に追われた状況で、ナイトハイクを考えると、

火事場のクソ力でスパートできる区間をラストに持ってきた方がよいだろう。

ということで、全体としては難易度が高いとされる

反時計回りをチョイスしてスタート。

まずは駅を出て、箱根登山鉄道の下をくぐり、「かっぱ天国」がある側へ。

のっけからコンクリの激坂が登場します。

まだまだ元気は有り余っているので、ペースを上げて登ります。

ミュージアムを過ぎたあたりから斜度は緩み、しばらく舗装道を進むと、

阿弥陀寺の入り口に差し掛かります。

阿弥陀寺までは結構鬱蒼とした緑の中を九十九折れ。

朝は結構気温が下がってひや〜っとしていたので

ロングのシャツを着ていたのだが、

いいペースで激坂を上がってきてすでに汗が噴き出してきたので

Tシャツに着替えます。


↓いきなり激坂スタート

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↓ここから山道

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阿弥陀寺

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阿弥陀寺の右手から本堂の裏に回り込むと、

塔ノ峰へと続くトレイルの始まり。

序盤は野放図の竹藪の中に、長らく放置されていたのかと思うほど荒れた道で

朝露に濡れた木々や石が滑りやすく、道も細く、

やはりここがラストだったらば、大変だったろうなと。

しばらく直角に斜面を登るような形だったが、

そのうちに斜面と並行するようになり、

いったん大きく山を右手からなぞるように進む。

少しだけ登りが発生したのちは、

森の中にほぼフラットにつけられたイージーな道が延び、

そのうちに標高566mの塔ノ峰にとうちゃこ。


↓荒れた山道

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↓山上まで来ると穏やかに

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↓1つ目のピーク、塔ノ峰

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時刻は6:50。

ピークというよりも山道の分岐点という方がピッタリな

何もないところで、撮影を済ませたらさっさと次へ進みます。

ここからは若干の下り基調で歩きやすい道が続く。

じきに右手側の茂みが薄まって眺望が出てきます。

この日は予報通り、スカッとしたお天気ではなく、

雨は心配なさそうだが、厚く雲が垂れ込めてどんよりとしている。

その雲間から、方角的に松田や秦野方面の街並みが遠くに見える。

さらにその裏手にある山並みのもう1つ向こうの山並みは丹沢山ではなかろうか?

そして視線を左へと旋回し、進行方向に目をやれば、

雲間から大きな山が1つ2つ。

今から向かう、明星ヶ岳と明神ヶ岳である。

どちらも1100mほどなのに、やけに威圧感を感じるのは、

コンディション不足のせいだろうか。

歩きやすい穏やかなトレイルも長くは続かず、そのうちに一般道へと出る。

ここからしばらく、意外と交通量の多い舗装道を歩くことになる。

山肌に沿ってクネクネと距離を伸ばすので、ダレてくる。

そのうちヘアピンカーブを抜けた先の路肩に登山道の入り口を発見。


↓松田方面の眺望。奥は丹沢山系?

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↓舗装道に出る

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明星ヶ岳登山口

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再び山道へもぐりこむ。

鉄塔の先から結構ガレた急斜面がありそこをえっちらおっちらと登る。

一旦斜度が落ち着いたと思ったら、杉林の間に壁のような垂直の登り。

気を引き締めてエイヤと登りきると道は直角に折れ、

その先は穏やかとなり、緑の間を抜けていく。

軽快に森の中を抜けていくと、長いドロドロの溝のような切り通しがあり、

そこをジワジワと登っていく。


↓急登

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↓穏やかなトレイル

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↓ドロドロ@@

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その先進んでいくと、道の周辺はボーボーに伸びた竹藪の間を進んでいく。

意外と背丈があり、眺望を隠しているだけならいいのだが、

ちょうど自分の顔の高さに、ぴょーんぴょーんと垂れてきているので

それをいちいちかき分けるか、頭を上下にせねばならず、意外とお邪魔。

時々左の竹藪がの切れ目に

ちらちらと箱根(太平台?)の街並みが見える。

箱根登山鉄道スイッチバックのキーンという金属音も時折。

道は引き続き穏やかで、そのうちに、

2つめのピーク、明星ヶ岳(924m)にとうちゃこ。8:05。すでに2時間…

何やら石碑のようなものがあり、広々とした場所ではあるが、

残念ながらここも眺望はなく、ただの通過点。


↓太平台温泉の街並み?奥は二子山

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↓2つめのピーク、明星ヶ岳

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かなり広々としたまっすぐ続く緑の道を進んでいく、

宮城野方面への分岐をスルーして進んでいくと、

時々ボオンボオンと爆発音がする。

いきなりだったので、もしや箱根山噴火!?とビビるのだが、

どうも音が鳴っている方向が微妙に違う。

何度も何度も色々な種類の爆発音がするので、なんだろうと考えてみたら、

金時山の向こう側からどうも音が聞こえてくるので、

あれはきっと御殿場自衛隊演習場の訓練の音だろう。

この日は、大きい大砲のような音や、パラパラと機関銃のような音やら

ずっと物騒な音が一日中聞こえてきました。

ここから前方に大きく立ちはだかっている明神ヶ岳を目指すのですが

そこまでに緑の凸凹がだら〜と続いているのが見通せます。

まだまだ序盤戦すら先は長い!


↓トレイルを直進

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↓向こうに明神ヶ岳が見える

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左手に斜面にへばりついた強羅のリゾート地を見ながら、

緑生い茂るトレイルを上ったり下りたりを繰り返す。

このトレイルには50mおきに道標が打ってあり、

歩いた距離の目安になる。この辺で約7kmくらい。

ただ50mずつだと細かすぎる気がしないでもないけど…


↓強羅の街並みと奥に大涌谷

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↓50mおきの道標(この写真は箱根峠付近のもの)

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しばらくアップダウンをやっつけると、鞍部に出て、

宮城野への分岐。

ここから前方にようやく人影が出るようになり、

何人かをパスしながら、狭い九十九折れの道をやっつけていきます。

周囲は竹藪から、ブッシュへと変わったかと思うと、

急に荒廃したガレ場へと変化していきます。

周囲に高い木々がなくなり、

ゴツゴツとした石と赤茶けた土の広がる山肌に変わったと思ったら

標高1169mの明神ヶ岳に到着。ここまでちょうど3時間。


↓ここから急登スタート

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↓歩いてきたトレイルを振り返って

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↓ワイルドな斜面

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↓はるか向こうに湘南の海

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ここからは真正面に強羅〜大涌谷箱根山を望むことができるのだが

この日は雲が低く垂れこめて見え隠れ。

シンジ君よろしくしばし黄昏ていると、

登ってきた方向からトレイルランナーさんが到着。

しばし休憩と補給で休めてから出発です。


↓3つ目の明神ヶ岳

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道は再び豊かな緑に覆われながら下り基調。

ちょうど前方に、次の目的地・金時山

ボコっと雲に突き刺さったような格好であり、

そこに向かって緑の尾根が表情豊かに波打ちながら引き寄せられているのが見えます。

まだまだまだ先は長い。

しばらくすると、道はガレて、急斜面となって一気に高度を下げるようになります。

ふらついて左手をついたらいけないので、

いつもよりも慎重にガレ場を下っていきます。

道も、西へ進んだり、南へ転じたり、細かく進路を変えながら。

今からこの日最高峰を目指すというのに、

こんだけ下っていいの?と不安がっていると

「火打石岳」という標識のある鞍部に出る。


↓今度は金時山を目指す

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↓火打石岳とあるけど…鞍部だよねえ

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そこからいったん深い森の右側の斜面にへばりつくようにして

細い道がつけられてあって、そこをなぞっていく。

山を右側から迂回するような恰好で乗り越すと、

そこから先は再び竹藪の中。

勢い余った笹が顔のあたりをなでるので

最初は手で払ったり、よけたりしていたのだが、

きりがないので、途中からは無理やり突撃していく。


この辺りになると対向者が結構増えてくる。

みんな全身びっしり山ファッションに身を包んでいるが、

汗だくで疲労している。

自分なんかTシャツに、パンツは膝までまくって、

それでも汗びっしょりなのに、

猫も杓子も雑誌に載っているような格好を律儀にしている。

こんな低山で何をそんな重装備する必要があるのか、

40Lの見るからに重たそうな馬鹿でかいザック抱えて

雨も降っていないのにオサレなレインウェアを着て

暑いなら脱ぎゃあいいのにねえ。

あっぷだうんをこなしているうちに、眺望がききはじめ、

左手には仙石原、正面にはニョッキした金時山がどーん。

緑の草原を抜けるようにして矢倉沢峠に下る。


仙石原が見えてきた

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↓そそり立つ金時山

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ここはいくつかの登山道が分岐していて、

その1つは仙石原登山道につながっており、

そちらからたくさんの登山客が上がってきている。

分岐点にはうぐいす茶屋があり、

この先体力的にきつい区間が続くし、

どうせ金時山はすごい人だろうから、

ここで腰を下ろして休憩を入れることにする。

150円でサイダーを購入し、ベンチに座っていると、

わざわざグラスに目いっぱい氷を入れて提供していただいた上に、

みそコンニャク2本のオマケつき!

キンキンのサイダーは乾ききった喉を見事に潤してくれ涼を得る。

みそコンニャクもスルスルとのど越し良く、

味噌との相性もばっちりで、

これほど元気の出るものとは今まで知らなかった。

こんにゃくさん甘く見てました!

最高のおもてなしで元気復活し、意気揚々と金時山の登りに挑む。


矢倉沢峠にあるうぐいす茶屋

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↓ちょっと一服。このセットで150円!

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しばらくは緑の原っぱの間を抜けるのだが、

じきに足元は土がむき出しとなり、大きな岩がゴロゴロとしてくる。

長く泥まみれの階段場や、ロープ場などもあり、

これまでと少し様子が違ってくる。

難易度的には全然問題なく、恐怖感を感じる場面も一切ないのだが

とにかく金時山界隈だけはものすごいハイカーの数なので

ちょっとしたところでも渋滞が起こって大変。

上からも下からも、老若男女問わず人が行き交う。

少し停滞しつつも、箱根湯本からジャスト4時間で

この日のチマコッピ、標高1212mの金時山に到着。

案の定ものすごい人が小屋の周りや、岩場にびっしりなので、

看板のところで写真を撮ったらすぐにスルー。

本当ならここから富士山の姿を拝むことができるはずなのだが

分厚い雲が視界を遮っていて全く見えず。


金時山の前後はゴツゴツした岩場が続く

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↓大賑わいの金時山

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この金時山は一周の円の西北の角に位置しており、

ここを起点としてトレイル東西から北南へと転じ、

いよいよ核心部に入っていく。

まずは乙女峠を目指して、荒々しい稜線を下っていく。

矢倉沢からの道もなかなかワイルドではあるが、こちら側もなかなかのもの。

しかもこちら側から上がってくるハイカーもかなり多く、

ロープ場などでは停滞する。

途中、長尾山という地味すぎるピークを抜けるために鈍い登り返しがあり、

そこから再び一気に峠まで下っていく。

乙女峠のすぐ手前に展望所として、ベンチとテーブルがあり、そこでしばし一服。


↓地味な長尾山

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乙女峠

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ほとんどのハイカーは、

矢倉沢金時山乙女峠区間だけに集中していて、

この先から狐につままれたように人がいなくなる。

道も先ほどとは打って変わって幅広で穏やかなトレイル。

相変わらず右手から砲弾の音が聞こえる以外は静かな山歩きが楽しめる。

わずかにに右手の空が晴れた瞬間に富士山の先っぽだけチラ見。

そのうちに、右手に電波塔をみやって、丸岳(標高1156m)に到着。

ここにもベンチやテーブルが備え付けてあって、

眼下に仙石原を見下ろす絶好の展望所。

何人かのパーティーがのんびりくつろがれているのを横目に先へ進みます。


電波塔のある丸岳

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富士山の先っぽだけ

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↓隠れ絶景スポットの丸岳

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ここから先は、丈の低い笹に囲われたなだらかなトレイルを下っていくのだが

この辺りは本当に眺望がよく、風が抜けて何とも清々しい。

眼下に見える仙石原の様子と、その先にある芦ノ湖

そしてトレイルの先に続いていく緑の稜線は、

思わず走り出したくなるほどの光景である。

軽快な足取りでトレイルを下っていくと、徐々に竹藪の中へと潜り込んでいき、

稜線の左手側をなぞるようにして同じような道が続いていく。


仙石原

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富士見台

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長尾峠

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長尾峠を過ぎ、さらに竹藪の中をずんどこずんどこ進んでいくと、

右手側の繁みの向こうがにわかに車の音で騒がしくなる。

ここからトレイルは御殿場方面から箱根スカイラインへと続く道と

沿うようにして進んでいくことになる。

途中で一度、駐車場へ折れる分岐をスルーしたのだが、

料金所を少し過ぎた辺りの繁みの切れ込みから、

料金所へといったん出ることにする。

思惑通り、トイレと自販機を発見し、ここで少しだけ一息つくことにした。

トイレで汗まみれの顔を洗い、

大好きなアンバサの炭酸をあおり疲れを癒します。


箱根スカイラインの料金所で一服

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ここで距離だけでなく難易度も加味して、全行程のほぼ中間。

序盤にキツイ坂と標高の高い山をほぼ攻略したという安心感はあるが

ここからは距離が課題となる。

ほとんど休憩らしい休憩も採らずに黙々と歩き登り、

疲労も確実にたまってきています。

足はまだ全然行けるのだが、体がカッカして頭がぼんやり。

ここでしっかりと一息ついて、後半戦へと挑むのであった。

つづく…

2016-05-30

箱根外輪山一周トレイル(反時計回り)

今年い大一番の仕事を終えて、久々にフリーの週末。

GWもなく、全然冒険できていなかったので、ちょっくら遠征。

とはいいつつも、大仕事の後の大疲労と燃え尽き症候群でコンディションはよろしくなく、

ましてまだ左手は骨がくっついていない状況。

あまり本格的な岩登りやロープ場のある高い山は、

もしも時に両手で自重を支えられないし無理。

難易度的には難しくなく、がっつりと歩けるところはないかいなあと考えて、

ふと思い立ったのが、箱根

関西でいえば、六甲全縦にあたるのが、箱根外輪山トレイル。

距離約50km、獲得標高3200mのロングトレイル

ここを完走できれば一人前のトレイルランナーとみなされるそうで、

自分はランはしないけれど、長距離歩行者としては魅力的。

週末は快晴とまではいかずとも、曇天が期待でき、

この週末を逃せば、これから灼熱地獄の夏場に入ってできなくなる。

この機を逃す手はないと、勢いで前ノリ。


始発電車で箱根湯本駅へ向かい、

そこからスタートして、同じポイントまで一周して帰ってきます。

ここで時計回りと反時計周りの選択

反時計回りのほうが一般的に難易度が高いとされていましたが、

終盤、疲弊しきった状態で、ナイトハイクに入り、

帰りの電車の時刻に追われる状況を想定すると、

ラストにイージーな区間を残しておいた方が得策と考えて、反時計回り

結果この選択が功を奏することとなります。

1つ目のピークである塔ノ峰までは序盤はなかなか険しい荒れた細道で、

稜線に上がると、幅広の歩きやすいトレイル!

時期的に竹藪が伸びて、眺望を隠してしまったり、

伸びた竹がピョンピョンと道にはみ出してうっとおしい。

お天気はどんよりとガスっていて、クリアな眺望は楽しめなかったけれど、

直射日光に焼かれることなく、気持ちの良い山歩き。

延々と緑のアップダウンを繰り返し繰り返し繰り返し繰り返し、

ようやくチマコッピの金時山に到着して、それで全行程の約1/3。


↓1つめのピーク、塔ノ峰(566m)

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明星ヶ岳(924m)

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明神ヶ岳(1169m)

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↓通称・ジオフロント仙石原

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金時山(1213m)

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一般観光客やハイカーでごった返す金時山周辺のトラフィックをやっつけ、

中盤戦は、仙石原芦ノ湖の西側をなぞる核心部。

道はきれいに整備され、ダイナミックな眺望と何処までも続く緑のウェーブ。

最高の稜線歩き。

それでもピークがあるたびに、がっつり上り下りを強いられるところもあり、

この区間でかなり疲労してしまいました。

特に、三国山への登り返し、

というかそこへ登る手前に湖尻峠までいったんがっつり下らされるところで

何でやねん!と思わずつっこみ絶望。

六甲縦走の逆向きでいうと、菊水山のような存在)

そこから背後から追ってくるトレイルランナー集団と仮想バトルして、

ペースアップして箱根関所までびゅん!


箱根スカイラインから富士ちら

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芦ノ湖ラスボスの三国山(湖尻峠手前より)

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箱根の町に入ると、車や観光客を横目に舗装道を進む。

この区間では恐怖の石畳が何度も登場し、心底ビビる。

ただでさえ、踏みしだかれてツルッツルの丸石が、

びっしり苔むし、朝露とガスの水分で湿り、

どうぞお滑りくださいと言わんばかりの坂道…

これでツルッと行ってしまい、思わず左手で受け身を取ろうもんなら、

もうこの手首は粉々になってしまう…

超特急で進みたいところを、

これらの石畳区間では休憩ポイントと見定めて、

ペースダウンして絶対にこけないように慎重に抜ける。

お玉が池から再び鈍いのぼりをこなし、

ヤシマ作戦”決行の地、二子山をなぞりながら進む。

いったんR1に出て、しばらくはつまらないロード。

ガスガスで前後真っ白なので、後方から来る車に冷や冷やしつつ、畑宿。

この辺りでスマホの充電が切れるという大失態。

しかしここからはどのみち、

間近に迫る夕暮れと電車の帰り時刻とのし烈なバトルが始まる。

いきなり急坂と、階段地獄を耐え忍び、

斜度が緩やかになって、鷹巣山と浅間山のラスト2ピークを足早に抜ける。

そこからはラストの湯坂路は、直線的で傾斜が緩やかな道で、

ほぼ駆け足状態。

ラストちょっとガレ場を抜け、無事にR1へ出る。

箱根湯本駅に到着が予定していた電車の4分前でどうにかその日中に帰阪できました。


天気のせいで眺望はちょっと残念だったけど、

それでも仙石原芦ノ湖の様子や、西に潜む富士山の存在に

スケール感を感じられるトレイルで、

きれいに整備されて歩きやすく、なかなか素晴らしいところでした。

しっかし、もう足が棒というより、全身ギプスで絶対安静の状態…

詳細はまたおいおい。


<山行スケジュール>

山行時間:13時間29分(山行12時間49分/休憩40分)


(前ノリ)

18:30新大阪⇒(のぞみ138)⇒19:21名古屋19:27⇒(ひかり532)⇒20:36小田原

小田原


(当日)

5:33小田原⇒(箱根登山鉄道)⇒5:47箱根湯本

06:05箱根湯本駅⇒6:20阿弥陀寺⇒06:50塔ノ峰⇒07:10明星ヶ岳登山口⇒08:05明星ヶ岳⇒

09:05明神ヶ岳⇒09:45火打石岳⇒10:25矢倉沢峠⇒11:05金時山

11:30長尾山⇒11:45乙女峠11:55⇒12:20丸岳⇒12:45長尾峠⇒13:00箱根スカイライン料金所13:10⇒

14:05湖尻峠⇒14:50三国山⇒15:20山伏峠⇒15:30山伏レストハウス15:40⇒

16:05海ノ平⇒16:30道の駅箱根峠⇒16:50関所跡入口⇒17:00元箱根17:05⇒17:25お玉ヶ池⇒17:40精進池⇒

18:10湯坂路入口バス停⇒18:20鷹巣山⇒18:30浅間山18:35⇒19:10湯坂山⇒19:34箱根湯本駅

19:38箱根湯本⇒19:52小田原20:06⇒(こだま683)⇒

22:16名古屋22:23⇒(のぞみ425)⇒23:13新大阪


↓ルート

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2016-05-09

子連れハイク 蓬莱山 詳細編

前日、荷物とウェアのチェック。

娘はこの間新調した山アイテムを初実戦です。

翌日は天気よさそうできっと暑くなりそうだったが、

娘の着替えやら何やらいつもより多めの装備を詰める。


当日、6:30起床。

2人とも寝ぼけ眼で着替えをして7:15に出発。

比良山系へはJR大阪駅7:45発の新快速マスト

湖西線経由の敦賀行。

朝早くから多くのハイカーでごった返しております。

JR堅田駅に降り立つと、バス停に向かってハイカーたちの競争が始まる。

さすがにかなりの人手で、江若バスの方も臨時便を出している。

娘のペースで列に並んだのでかなり出遅れてしまったが、

坊村・平直通の臨時便に皆乗り込んでくれたおかげで、

通常の8:50の便の先頭になり、余裕で席に座れてラッキー。

坂下のバス停ではボタンを押しているのに運転手が通過しようとしたので

慌てて声をかけて降りる。

あれだけぎゅうぎゅう詰めの車内だったのに、

同じバス停で降りる人は皆無だった。


今回歩くルートは、この坂下からサカ谷ルートを経て、

小女郎池に到達し、そこから蓬莱山へと抜けるプラン。

自分が片手が使えないのと、病み上がりの娘のことを考えて、

万一登りでいっぱいなら、下りはロープウェイを使えるルートにしたかったのだ。

バス停に設置されたポストに登山届を投函して、9:30に出発!


↓坂下バス停 小女郎ヶ池 サカ谷コース

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まずは坂下の小さな集落を少し戻り、

安曇川をまたいで、小さな沢に分け入っていく。

いくつか小さな堰を巻いていき、一回だけその沢をまたぐ。

娘は石や倒木を使って川を渡るのにちょっとドキドキしていましたが

手を差し出して補助して無事にわたる。

涼しげな風が上から吹き降ろしてきて気持ちいい山歩きです。


↓沢をまたぐ

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沢をまたいだらすぐに脇の斜面にへばりついた急登がスタート。

しかもこの急斜面に加えて、

いくつもの木が、倒壊したのか間引きしたのか、

わからないくらい転がっていて、

それらが容赦なく登山道をふさいでいて難儀する。

自分は大股でまたいだりできるのだが、

娘のサイズだとそれも一苦労で、

とにかくバランスを崩して谷側に落ちないように

バランスを取ってやりながら慎重に進む。


↓倒木だらけの急坂

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↓頑張れ!

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どうにか倒木の激坂区間を抜けて、

尾根に出ると道はずいぶんと穏やかになる。

大きく弧を描きなら山を回り込んでいくと、

広大な広場のような場所へ出る。

踏み跡が薄いので、名印のテープを頼りに進んでいく。

途中、付近の地面がガサゴソと音がするので何かと思ったら、

馬鹿でかい青大将が大慌てで逃げていきました。

娘はキャアアア〜と大騒ぎしていましたが、

まあちょっかい出さなければ襲ってはこないよ。


↓いきなり青大将

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その広場を抜けていき、

再びさっきの沢の上部へと戻るような恰好で道は続き、

再び倒木だらけの急斜面をゆく。

その上部を再びぐるっと左旋回していき、小ピークに達する。

ここまでで約2時間30分。

ほとんどノンストップで来たのでここで小休止。

娘はこちらがお水とか休憩とか言ってやらないと、

ひたすら夢中に進んでいくので、ちょっと心配です。

タフなのはすごいけど。

10分ほど休憩をしたらリスタートです。

ほぼほぼしんどい区間は済んだので、

あとは木々の間から見えている蓬莱山を目指すのみ。


↓稜線に出る

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↓小ピーク

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蓬莱山が見えてきた

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この間全く他の人に合うこともなく、2人でひたすら歩いてきました。

道もずいぶん穏やかとなり、空も近くなって会話も弾みます。

歩きながら学校のこととか、次女のこととか、

いろいろ親子のコミュニケーションの時間を楽しみながら、進んでいきます。

そうしてただっ広い草原地帯に出たなと思ったら、

たくさんのハイカーがいて、そこが小女郎池でした。

こんな場所にこんな大きな池があるんですなあ。


↓広い場所に出る

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↓小女郎ヶ池

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池の向こう側には蓬莱山が見えています。

ここらでちょうどお昼時ということもあって、

休憩するかと聞いたのですが、

山頂フィニッシュが先だ!とお姉さまが申されるので、

先へ進むことにしました。

池からさらに東方面へ打進んでいくと、主稜線とぶつかります。

小女郎峠ではようやくこの日初の琵琶湖

最高のお天気で、霞むこともなくくっきりと下界の絶景が見えます。

娘もこの絶景に歓喜の声を上げながら、カメラバシバシ。


↓小女郎峠

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↓絶景かな〜

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ここからは右手に琵琶湖を望みながらのなだらかな稜線歩き。

琵琶湖バレイの方から散策に来る一般客もたくさんいて往来があるので

道を譲りあいながら進む。

娘もきちんと「コンニチワ!」と挨拶を交わしながら歩きます。

さすがに少し風が出てきて肌寒くなってきましたが、

段々目の前に迫ってくるゴールに足並みも早くなり、

13:25に標高1174m、300名山に数えられる蓬莱山に登頂です。

歩き始めから約4時間の山行でした。


↓心地よい稜線歩き

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↓山頂ゴール

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標高1174m 蓬莱山(300名山)

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山頂にはリフトで上がってきた人たちでごった返していて、

人をかき分けまずは山頂にある鐘を鳴らし、

隅っこのほうでお昼ご飯の支度。

今日は娘の大好きなチキンラーメンを持ってきました。

山頂は風が結構あるので、石で風よけをつくってバーナーで湯を沸かし、

いただきます。

本当に今日はお天気がよく、空気も澄んでいて、

南側は琵琶湖の横に比叡山がドーンと鎮座し、その麓には大原の集落、

そしてその奥に京都市街が見えて、

さらにその奥に先日行ったばかりのポンポン山などの北摂の山並みまで見えます。

西には延々と丹波国の山並みが緑のウェーブを心地よくなびかせ、

裏手側のすぐ真向かいには比良山。

その脇に、私もいるぞとばかりに、伊吹山がはるか遠くに見えます。

これだけの眺望がすっきりみえるのはなかなかラッキーです。

絶景の特等席で食べるお昼ご飯は格別でございました。


↓チキラーランチ

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ゆっくり40分ほど休憩をしたら、下山開始です。

リフトには乗らずに、緑の斜面を下っていきますが、

娘がはしゃいで引っ張るので何度も足を取られそうになる。

その先の急斜面には水仙が一面に咲き誇っていて見事。

一度笹平のレストハウスでトイレを拝借し、

それからせっかくなので、周辺にある無料遊具で娘さんをリリース。

自分としては、しんどい下りを歩かせるより、

ここでたっぷり遊ばせてあとは楽チンのロープウェイで下山の予定でした。


琵琶湖バレイ

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↓満開の水仙

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ロープウェイ乗り場のある打見山に到達すると、

びっくりするぐらいの行列。

何事かと思ったらアトラクションではなく、

下山のロープウェイ待ちでした。

これはかなり待たされるしどうしようかと思ったら、

娘さんが、ここでロープウェイ乗ってしまったら

自分の足で登ったことにならないから歩いて下りようというので

娘の体力を心配しつつ、下山ルートを探します。

地図にはレストランの脇から道があるはずなのだが、

施設の工事でそちらの道はなくなり、

リフト乗り場の脇に道を発見してそちらへ。

下り始めは、急な石の階段で滑りやすく慎重に降りていく。

途中祠みたいなのがあり、そこからさらに急坂。

上空をぎゅうぎゅう詰めのロープウェイが下っていくのを見送ります。


↓打見山(標高1108m)

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ロープウェイを見送って下山開始

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クロノトハゲと呼ばれる分岐点までは、道がかなり痩せている上に、

ガレて急なところがあり、砂礫の溝をずるずる滑りながら降りる。

クロノトハゲを過ぎると、深い森に突入し、

何度も何度も右へ左へと九十九折れが続きます。


↓クロトノハゲ

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↓天狗杉

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ひたすら同じようなクネクネ道で、

結構足元に石が多いので足にきます。

娘も途中から足が痛いと言い出すので、少し休憩を増やし、

休憩の間に、少しでも痛みを緩和させるために、

靴と靴下を脱がせて、指をぱあっと開かせてやると、

「ああ、生き返る@@@」と楽になる模様。

終盤は自分も結構この下山に疲労して足パンパン

約2時間弱で、こちら側のキタダカ道登山口まで降りてきました。


↓キタダカ道登山口

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↓山道終了

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湖西道路をくぐって、木戸の集落を湖へと下っていく。

県道558号の信号を渡ったところの雑貨屋でジュースを買い、

そのまま琵琶湖畔へ。

山のてっぺんから湖まで自力で下ってきて娘も感慨深い様子でした。

ちょうどこの日はお祭りがあるようで、御神輿が出ていました。

そこから少し歩いて18:15に山行を終了しました。

約8.5hの山歩きでした。

帰りの電車では二人とも爆睡(笑)

おつかれさまでした〜。


琵琶湖

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↓お祭りに遭遇

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志賀駅でゴール

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蓬莱山とご対面

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2016-05-06

子連れハイク 蓬莱山

木曜日。GW中唯一のお休みを使って、長女と山歩き。

自分は連休中はずっと仕事で、

奥さんは乳飲み子を抱えて長時間外出できないし、

自宅で退屈を極めている娘さんのストレス発散です。

毛虫地獄の六甲は避けて、

自宅から日帰りで楽しめるそこそこのお山ということで、

滋賀は比良山系の蓬莱山へ。

JR堅田駅では臨時便すら満杯になるほどのハイカーであふれていたのに、

ほとんどの人が武奈ヶ岳を目指しているのか、

自分たち以外にバス停に降りる人は皆無で、

今回歩いた小女郎ヶ池サカ谷コースでも

2,3人以外に人とに出くわすこともなく、静かな山歩きとなりました。

さすがに素晴らしいお天気で、

小女郎峠から蓬莱山琵琶湖バレイの打見山までは

遠く伊吹山京都市内までばっちり見通せる最高の1日でした。

帰りは無理せずロープウェイで下山と思っていたのに、

娘さんから自力下山を進言され、結局琵琶湖畔まで。タフやなあ。

最後は足が棒になりました。


↓本日は晴天なり!

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↓丹北の山並み

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<山行スケジュール>

7:45JR大阪駅⇒8:35JR堅田駅08:50⇒9:24坂下バス停

9:30山行開始⇒11:50小ピーク⇒12:30小女郎ヶ池⇒12:45小女郎峠⇒

13:25蓬莱山14:10⇒14:30笹平14:50⇒15:00打見山15:15⇒

15:45クロトノハゲ⇒16:25天狗杉⇒17:30キタダカ道登山ポスト⇒

17:40琵琶湖畔18:05⇒18:15志賀駅⇒19:57JR大阪駅


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ポンポン山

腕は折れても心は折れず(3回目)。

日曜日、仕事の合間を縫って近場のお山へ。

六甲は毎年この時期、すごい混雑と毛虫地獄なのでパス。

左手が使えないので、岩場やガレ場は難しいので、そこそこイージーなお山。

そういえばうちのカメラマンさんが、

写真がなくて困っているが、

かといってわざわざ撮りに行くものなあと言っていた

ポンポン山に向かうことにした。


すでにお昼も2時を回り、大急ぎで支度をして電車に乗り込み、

阪急高槻駅で下車。JRの方まで歩いて行って、そこから高槻市営バス。

20分ほどで終着点の上の口バス停にとうちゃこ。

ここまでは山を宅地化した住宅地が続くが、

この峠を越えると一気に山里の風景になる。

時刻はすでに15:30になろうかとしていて、かなり遅めのスタート。

まあポンポン山だし大丈夫でしょと甘く見ていたら、

登山道の入り口に立つ標識に、8.3kmの表示…

単純に行って帰ってで16kmか、結構ある。

まあ随分日も高くなってきたし、最悪暮れてもナイトハイクの練習になるだろう。

いつもこんな感じだなあ。


↓上の口バス停

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↓ポンポン山まで意外とあるなあ

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県道を外れててくてく進んでいくと、前方には新名神が絶賛工事中。

工事用の道路を横断し、鳥居の立つ山道へと向かう。

ここは本山寺TTコースですね。

序盤はくねくねと比較的フラットな道が続き、

そのうち西国三十三カ所の神峯山寺にたどり着きます。

ここまでは結構ハイカーさんや参拝客が多くいます。


↓本山寺TTコースを上がっていきます

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↓神峯山寺

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賑わう境内を横目にさらに大きくカーブを切りながら先へ進みます。

途中、川久保集落との分岐を過ぎて、本山寺へ直進。

徐々に斜度が上がっていきます。

道のわきには「クマ出没注意」の看板。

まさかと思うが、つい先日も豊能町で捕まった熊のニュースをやっていて、

この辺りはツキノワグマの生息域らしく、

それなりに注意が必要なのだ。


↓ク、クマ!?

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↓本山寺参道へ

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↓本山寺

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そこからダラダラと駐車場までは単調な舗装道を進む。

駐車場から先はググググっと斜度が上がり、

膝に手を付きながら進む。

1丁ごとに目印が打ってあって、数えながら進む。

ようやっと本山寺の入り口に達した時には汗びっしょり。

せっかくここまで登ったのにスルーはいけないと思って、

ちょっと寄り道して境内へお参り。


↓本山寺

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↓本山寺

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境内の裏手からもトレイルが伸びていて、

裏道を伝ってポンポン山へ続く本線に合流。

ちょうど反対側から山伏さんが速達されていてご挨拶。

この辺りまで来ると、森も深く静かでなだらかなトレイルが続きます。

雰囲気的には少し前に行った京都・滋賀県境の山域にすごく似ています。

途中天狗杉という大木がある以外は、特に目印という目印もなく

山歩き開始から1時間40分ほどで標高678m、高槻市の最高峰ポンポン山に到着。


↓本殿の裏手からトレイルに入る

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↓天狗杉

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↓静かで穏やかなトレイル

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ポンポン山といえば、このネーミングがやはり気になるところですが、

別にタヌキがいるわけでもなく、

この山を歩くとポンポンと足音がこだまするからというのが

云われと言われています。(諸説あり)

大昔に来たときはこの山は眺望がほとんどない地味な山頂だったかと記憶していたのだが、

意外と見晴らしがよく、山頂には木のベンチなども設置されている。

後で調べたら、どうも地主の断りなく、常連の悪質なハイカーが木を伐採して

こうなってしまったらしい。(器物破損で被害届も出ているそうで)

元の姿に戻るには30年以上かかるらしく、

限られた人間の勝手によって自然が壊されるのはどうも悲しいですねえ。

この日はお天気は良いのだが、少しかすれ気味でした。

とりあえず写真をバシバシ撮って下山を開始します。


標高678.8mのポンポン山

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↓恒例のポーズ

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↓東側の眺望

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時刻はすでに17時。夜が迫る前には下山せねばなりません。

一番手っ取り早いのは善峰寺へ出ることだけど、

そこから駅までのロードが長すぎる。

色々思案して、島本町を抜けて、水瀬川駅か大山崎駅へ向かうことにする。

まずは山頂を降りてフラットなトレイルを伝って釈迦岳へ。

眺望もなく、目印がなければ山頂とも気づかない場所です。


↓分岐を直進

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鉄塔

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標高630.8m釈迦岳

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ここから再び静かな山林へ入っていくのだが、

周辺でひっきりなしにガサゴソ音がする。

もしや熊?と慌てるのだが、

よく見ると鹿があちらこちらへと逃げ惑っている音でした。

この後何度も何度も鹿がぴょんぴょんと出現します。

大杉というところの分岐を左に折れ、

ずんずん下っていくと県道79号に出ます。

ロードを少し歩いていくと、おおさか自然遊歩道の看板があり、

キャンプ場の脇を抜けてギロバチ峠というところに入っていきます。

遊歩道は崩落などで通行止めになっていて、

ひとつ別の谷に取り付けられた迂回路を進みます。

この道はどうも大昔に捨てられた廃道のようで、崩壊の激しい道でした。

そろそろ日も弱くなり、誰も全くいない山中を黙々と進み、

ようやく柳谷TTコースに出ました。

そこからはロードを淡々と歩いて、阪急水瀬川駅にてゴール。

思ってたよりも歩きました。


県道79号に出る

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↓シカだらけだ

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↓柳谷TTコースに出る

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↓阪急水無瀬駅にてゴール

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<山行スケジュール>

14:47JR高槻駅北口⇒15:18上の口バス停15:20⇒15:30神峰山寺⇒15:45川久保分岐⇒

16:15本山寺16:20⇒16:35天狗杉⇒17:00ポンポン山17:10⇒

17:20おおさか環状自然歩道分岐⇒17:30釈迦岳⇒17:40大杉⇒18:00早尾神社

18:10ギロバチ峠⇒18:40尺代⇒19:15阪急水無瀬駅


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2016-03-29

大文字山ハイク

京都へ野暮用。

出町柳で下車して、百万遍方面へ進み、

日本で唯一の金平糖専門店「緑寿庵清水」へ。

ここでおみやを購入して時間が余ったので、

ちょうど目と鼻の先にある大文字山に登ることにした。


↓こちらに用事

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京大キャンバスを横目に、吉田山を過ぎ、

白川通りまで来ると、たくさんの観光客でごった返す。

インバウンド効果は絶大で、ここも外国人だらけ。

細い道にひしめき合う人垣をかき分けて、奥へ進み、

銀閣寺には見向きもせずに左折し、路地裏を縫っていく。

小さなせせらぎ沿いの道から山道スタート。


↓銀閣寺横から山歩きスタート

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スタート直後は道幅も広い砂利道で、

上からはたくさんのトレイルランナーが降りてくる。

歩きやすい道だが、一気に登るため意外と急坂。

せせらぎの終わりのあたりに橋がありそれを渡ると

木の階段セクションが続く。

たくさんのハイカーや観光客が行ったり来たりしていて

意外と人気のコースのようだ。


↓整備された山道。結構急

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15分ほど登ると、最後に長い長い階段が登場。

ビジュアル的には結構萎える。

そこを登り切り、小屋を抜け、少し進むと火床に到着。


↓長い階段

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さすがに見晴らしは最高で、京都盆地はもちろん、

はるか南西には大阪のビル群、

はたまたはるか前方には北摂の山並み(あれは深山?大野山?)

思ったより暖かくて、一気に上がってきたので汗だく。

しばし撮影しながら休憩。


↓大文字火床

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↓絶景かな〜

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ほとんどの人はここで引き返すが、

せっかくなのでもうちょっと山歩き。

火床の上部へ続く階段を伝ってさらに上へ。

火床を抜け、樹林帯の中へ入っていくと、

なだらかなトレイルが細かなアップダウンをつけながら

小気味よく続いている。

道は東の方角へと向かっているようで、

左手に比叡山がちらちらと顔をのぞかせているのを見ながら進む。

途中、道が司法へと枝分かれしているところがあり迷ったが

結局一本に合流するようであまり気にする必要はなかった。

その先眺望が望めるところがあり、また少しだけ撮影タイム。

結局大文字山(465m)の山頂はどこかわからなかったがまあいいや。

ちなみに大文字山は西の支峰で、本峰は472m如意ヶ嶽になります。


↓山頂の方面へ移動

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京都一周トレイルはここから鹿ヶ谷を経由して蹴上方面へ向かうはずだが

もうちょっと時間に余裕があったので、山科まで抜けることにする。

再びブッシュの中へと続くなだらかなトレイルをたどる。

市街地からほど近いのだけれど、なかなか静かで落ち着いた山で悪くない。

しばらくすると高杉が立ち並ぶ、京都らしい風情のある山並に入っていく。

ここまで来るともう他に人はおらず。

途中、分岐点がありどちらへ進むべきか迷う。

まっすぐ行けば、如意ヶ岳を経由して大津の三井寺へ出る道、

右へ行けば、桜の名所である毘沙門堂へ出る道で山科。

越境も面白そうだとも思ったのだが、

地図を持っておらず距離感がわからず、時間が読めないので、

当初の通り山科へ向かうことにする。


↓杉林が続く

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↓分岐を右に折れて山科方面へ

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分岐を過ぎてすぐに大崩落地にさしかかる。

そこ巻いて先へ進むと尾根道となり、南へと進路を取る。

木々の間からは近江大橋が遠くに見える。

道はにわかに傾斜が強くなり、ザクザクと下っていく。

途中またも道がいくつかに枝分かれ。

前方に1本、左右横断する道、右斜め前方に1本。

これだけ充実してれば、どこへとも着くだろうからと、

あえてあまり整備されておらず、

しばらく踏み跡がついていない直進の道を進む。

いきなり急斜面をザクッザクッと雪崩れ下りていくような険しい道となる。

一定間隔で目印のテープが巻いてあるので迷っているわけではないので

遠慮なくどしどし下る。

踏み跡はなく、落ち葉が幾重にも積み重なっていて、それが結構滑る。

ずんずん下っていくと、鉄塔のある小さな広場に出る。


↓崩落地を巻く

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鉄塔に出る

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そこから電気会社の管理用と思われる、狭く細い崖道を激下る。

足元がガレていて、慎重に谷底まで下ると、小さな沢に出る。

沢沿いに進んでいくと荒れた竹林があり、

沢をまたいで対岸へ渡って進んでいくと、住宅地に出た。

当初は毘沙門堂に出るはずが、目測を誤ったのか違うところに出たが、

少しだけアドベンチャーで来たので満足。


↓沢に出る

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そのまま住宅地を抜け、琵琶湖疏水をまたいで山科駅に到着。

所要2時間ほど。

お手軽に静かな山歩きができました。


↓山科駅にてゴール

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<山行スケジュール>

14:15出町柳駅⇒14:57大文字山参道口⇒15:19大文字火床15:30⇒

15:42大文字山⇒15:55分岐ポイント(如意岳)⇒16:22沢⇒16:40山科駅


↓山行ルート

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