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記憶の残滓 by arkibito

2016-12-08

ギターを買いに美濃ライド

朝7:20の岐阜羽島

なかなかのお天気だが、

放射冷却でキビキビと刺すような冷たさ。

駅前からまっすぐ伸びる大通りには途中まで側道があり疾走。

羽島wingの所で右折をし、水郷ハナミズキ街道へ。

そこから名鉄竹鼻線をまたいで、尾濃大橋で木曽川を渡る。

北東のはるか先に、雪をかぶった御嶽山威風堂々とそびえる。

いい天気だ。


岐阜羽島駅

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長良川CR

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渡りきって、すぐに土手に向かい、長良川の堤防沿いを北上。

少年野球の子らを乗せた車がびゅんびゅん。

名鉄木曽川堤駅のあたりから、河川敷に降りて、CRに入る。

東海道本線、R22とくぐっていくと、

前方に一宮のツインアーチ138がどーん。

この辺りは高い建物がないのでなかなか目立っております。


一宮タワー

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そこからは他のローディーさんをパスしながらひたすらCRを東進。

このCRは道幅も広くとってあっていいのだが

道は左側通行で区分されているのではなく、

歩行者用/自転車用でセンターラインが分けられていて、

しかも時々サイドが交代するのでよくわからん。

しかも児童公園の間をジグザグ抜けたり、

テニスコートの裏側をきわどく抜けたり、

いきなり階段が出てきたり、道がなくなったり、一筋縄ではいかない。

小綱橋から前方に早いローディーさんがいて、ペースアップし、

四日市交差点までランデブー

交差点で左折し、進んでいくと、ライン大橋の所から

国宝犬山城が見えます。


犬山城

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犬山城のところから猿田彦神社まで短い急登を駆け上がり、反対側へ。

そのまま名鉄犬山駅前まで出る。

そこから幅広で走りやすい県道186号に入り、

名鉄広見線ランデブーするようにひたすら進みます。

喉かな里山の風景を愛でながら、にわかに登り基調。

四季の丘を過ぎて、道はR41のバイパスと並行して、

小高い峠を越えていきます。

両見山などの山々が紅葉している間を抜け、

ずしゃーっと下ると可児市に入ります。

県道349号で土田交番の交差点まで。

可児市大王製紙などの工場があって

大型トラックがバンバン通り、路肩の轍も結構ひどい。

大通りに出てひのき坂で右折し、

小高い丘を登りきると目的地のヤイリギターさんに到着。

岐阜羽島から約45km、2時間の道のり。


↓ヤイリギター

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当初は工場見学と試奏で1.5時間程度を予定していたのに、

気づけば昼ご飯も食べずに、4.5時間も滞在してしまいました。

それだけ楽しかったし、充実していたのですが、

おかげでこの後他も寄ろうとしていたところは取りやめて、

おとなしく帰路に就くことにしました。

14時となってリスタートします。

まずはひのき坂から大通りに出てそのままドンツキまで直進。

県道84号に出て、そのまま中濃大橋で木曽川を渡って美濃加茂市に入ります。

橋からは御嶽山がくっきり。


御嶽山

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橋を渡ってすぐに、木曽川の堤防へ向かい、CRをひた走ります。

日本ラインと称されるように、

川の浅瀬がさざ波のように光ってキレイ。

川は両眼を山と山に挟まれて細まっていきます。

坂祝駅の先で、ついにCRはなくなって、R21に入ります。

正面の山は正月に縦走した各務原アルプスの東の端っこにあたる城山。

あれからもう1年経とうとしているのだなあ。


木曽川沿いを走る。目の前は各務原アルプス

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鵜沼までは、両岸が最小限まで狭まるため、

R21しか道がなく、交通の要所なため、交通量が多く、

キワを大型トレーラーがかすめていくので、怖い怖い。

なので、ここはフルパワーダッシュで最速で駆け抜ける。

桜木町で裏道に入り、そのまま鵜沼駅ロータリーへ。

犬山橋からは県道95号に入り、再び木曽川の流れを左に見ながら走る。

ライン大橋を過ぎると、少し高台まで登り。

そこからしばし川の流れとはサヨナラをして住宅街を抜ける。

そのまま木曽川の土手へ進んでいくのだが、

とにかくトラックが多いのと、轍がひどいのに辟易して

各務原大橋で土手を降りて裏道へ。

旧街道に当たる県道95号に入り、のんびりと西進する。

岐阜各務原ICをくぐり、その先でR21バイパスもくぐって、県道77号へ。

交通量は多いが路肩が結構広くとってあるので走りやすい道。

この辺りでさすがに朝から何も食べておらずガス欠。

R156と交差する上印食交差点の角にある

マクドピットインして15:30まで休憩。


リスタート後、ひたすら県道77号で西進。

道は県道1号と名前を変え、宇佐でR21と吸収合併

ここからどのルートを進もうかと思ったが、

この先は大きな川おいくつもまたがねばならず、

橋の架かっているポイントが限られるため、

迂回ルートを選ばずに、そのままR21の幅広の歩道をチョイス。

五六川、屑川、揖斐川といくつも川が登場するたびに

大袈裟なほどアップダウンで乗り越える。

小野でいったんR21を外れ、東海道本線の脇を進んで、

16:30大垣着。

随分日が傾いてきました。


大垣駅

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この日は20時には帰宅しなければならなかったのだが、

あとどのくらい走れそうか。

できれば米原までは行きたいけど、

登りありきであと40kmあるので、途中タイムアップが濃厚。

まあ、全盛の頃のように何が何でも自走ということでもなくなったし、

そうやって縛りをつけると、

せっかく少しずつ再開した自転車からまた遠のいてしまうといけないので

満足したところまでいくことにする。

大垣駅前を通る大通りを西進。杭瀬川を渡り、

大垣西ICのサークルの先からは再びR21。

ちょうど帰り支度の頃で道は大渋滞。

路肩を縫うようにして前進するが危なっかしいので、諦めて歩道へ。

ノロノロ運転垂井駅を過ぎるころには徐々に登り基調となり、

混雑はバイパスとの分岐まで続く。

ライト点灯させて山間へと入っていく。

18:15に関ヶ原に到着。時間的にはそろそろリミット。

で、休憩もかねて駅へ行くと、

ちょうどいいタイミングで電車がありそうだったし、

集中力が切れてしまったので、ここでライド終了。

余裕たっぷりで輪行セットして、18:51の電車に乗り込む。

帰宅はジャスト20時でした。


関ヶ原駅

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ということで、ぼちぼち自転車も安定して再開しています。

根を詰めると面倒になるので、

こうやって何かと抱き合わせでも走って徐々に慣らしていこうかなと。

気づけば走行距離も伸びているので、低いハードルだけど、

ラストだけちょっと気合を入れて年間1000km到達でもしてみようかな。


走行距離:115.3km

TOTAL:687.45km


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2016-11-21

濱口祐自LIVE at 小川ハウス(和歌山)

日曜日。

2014年から毎年、どこかでお会いしている

勝浦ブルースマン・濱口祐自さんのライブに行ってきました。

今年は、和歌山花山温泉の近くに新しくオープンする

パブリックスペース「小川ハウス」のオープニングイベントとして開催。

ちょうどいい機会ということでチャリンコで行ってまいりました。


ライブのスタートは18時なので、朝はゆっくりして、

13:30に出動。

南方へのルートはもうお決まりで、福島からあみだ池筋芦原橋まで。

そこから阪神高速堺線のアンダーを大和川まで。

交通量の多いR26で大浜まで進み、そこから直進して県道204号に入れば

あとはほぼ一直線。

どんよりしたお天気で寒いかなあと、少し多めに荷物を持ってきていたが

結構気温が高くて暑い。

なかなか向かい風がきつかったが、泉大津までで1時間と悪くないペース。

岸和田貝塚泉佐野と続く。りんくうタウンまで2時間。

長らくおつきあいした県道204号も双子池北交差点でさよならして左折。

思ったよりペースもよく時間もあったので幡代のマクドにイン。

遅めのランチを30分ほど。

ここから大阪和歌山県境の山越え。

おなじみの御ノ山峠までえっちらおっちら。

メンテしてないので、ギアが噛み噛み、中域の5,6速に入らなかったり。

ピークを過ぎるとテクニカルなダウンヒル

京奈和道のメビウスが出来上がっており、年月を感じます。

和歌山に入り、ブルべで走りなれた裏道を伝って川辺橋で紀ノ川を渡る。

さらに裏道から県道9号に入り、和歌山ICのところでR9にはいる。

花山の交差点から裏道を少し行ったところに、

今回の会場の小川ハウスがありました。

片道82kmを4時間。まずまずかな。


↓久しぶりの御ノ山峠越え

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小川ハウスは、広い中庭のある古民家を改造して

パブリックスペースとして

これから色々なイベントや教室が催されるそうです。

県越えの手間で余裕かましすぎたせいもあり、

到着が17:30。すでに多くのお客さんが奥の大広間に集まっています。

一角で息を整え、荷物整理をしていると、

少し早めですがライブスタート!


↓小川ハウスにて

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いつものように、軽快なトークで会場を和ませながら、

さらりと名曲たちを弾きこなしていきます。

原曲の良さを最大限に引き出しながら、

極めてユニークなアレンジをからめていく、

カツウラスタイルは何度見てもかっちょええです。

テンポのいい曲は、あえて荒削りにエッジを利かせ、

ゆったりとした曲は極めて繊細なタッチでなでるように奏でる。

12弦スライドギターはゴージャスに!

曲終わりにはちょっとはにかみながら、

「ええのお」といううのが何とも親しみが持てます。

曲が終わるごとに、細かく細かくチューニングを繰り返すのは相変わらずで

それもまたこだわりぬいた匠の技。

途中、ギター1本がプラグの接触不良を起こして、

曲の途中でアンプから音が出ずに生演奏になったりトラブルもありましたが、

生音もまた会場の雰囲気に合っていました。

味わいのある歌声を聞かせてくれる

椰子の実』『なにもない』『しあわせ』も本当に心地よかった。

どれもこれも贅沢すぎる素晴らしい内容でしたが、

個人的には『黒いオルフェ』とオリジナルの『遠足』がとても響きました。


↓何度観ても、何度聴いてもスバラシイ!

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演奏会終わりには即席の握手会。

お久しぶりですとお声をかけると、「おおお!来てくれたんか!」と、

去年すさみまでチャリンコで観に行ったことを覚えてくれていて、感激。

いつでも勝浦に遊びに来てよ、あちこち案内したるわと、

連絡先まで教えていただいちゃいました。


2014年の秋に、メジャー初アルバムの発売記念のライブで

初めて濱口さんの生演奏を目の当たりにして、魂が震えたのがきっかけで、

再び音楽、ギターを15年ぶりに再開し、

人生の真ん中に再び音楽が帰ってきました。

ある意味で、濱口さんは自分にとって心の恩人です。

今回はチャリンコ復帰までおぜん立てしてくれて、なんとお礼を言っていいやら。

これはもう南紀勝浦までのロングライド行かねばなりません!


↓今年もお会いできました

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名残惜しいですが、時刻はすでに20:30。

再び80kmを走って帰らねばなりませんので、

祐自さんにご挨拶をしてリスタートします。

時間も時間なので、往路と同じ道を帰ります。

御ノ山峠の和歌山側は短いながらも斜度が強い区間があって

少し心配でしたが足つきもせずに登りきれました。

昼間に比べて交通量も少なくて走りやすいのだが、

往路よりもアゲインストの風が強く堪えました。

でも夜間の方が集中力が増すのか、帰りは3.5hで家にたどり着くことができました。

相変わらずサイコンは不能で、自分が時速何kmかわからず、

目標スポットの通過の時刻だけで走っているので厳密にはわかりませんが

ブランクが長かった割に、いいペースで走れました。

結果的に超久々に、センチュリーライド並みの160km走でしたが、

ぐったりゲロゲロではなく程よい疲労感だけで済みました。

まあ、色々理由づけしてでもいいので走れるときは走ろう。


走行距離:164.7km

TOTAL:572.15km

2016-11-18

スノーホワイト 白山 日帰り

そうだ、白山に行こう!

そう思い立ったのはわずか1週間前のこと。

ずっと行きたい行きたいと思いながらも行けずじまいだった白山。

一番の要因は足がないことだった。

マイカーがあれば比較的近くて行きやすいのだが、

公共交通機関を利用する身としては、金沢で前泊して、

朝一のバスに乗り、麓で再度バスを乗り換えてというとなかなか面倒だし、

無駄に一泊分お金もかかる。

そこで、福井からレンタカーを借りてのアプローチを考えたのだが、

夏場はマイカー規制で、冬場は冬季閉鎖で、

登山口から6km手前の市ノ瀬園地までしか行けない。

今の時期登山バスは運行を終了しているので、

その片道6km・往復12km歩かないといけない。

困って色々調べてみると、

通行規制のかかっているシーズンの

わずかな合間(10月下旬〜11月中旬)だけ

別当出合までの道の封鎖が解除されている。

もうここしかない!と思い立って大急ぎで段取り。


他の人の参考記録を覗くと、

すでに前の週に白山は今季の初冠雪を記録し、

山上は雪山シーズンに入っている。

登りやすい山とはいえ、標高は2702mあるので、

相当な冷え込みが予想できる。

今回は麓で車なので、荷物をデポして行けるので、

多めの防寒衣類や寝袋をパッキング。


20:54発の特急サンダーバードに乗り、

福井駅には22:47着。

降りるとすでに肌寒い。しかもパラパラと小雨。

ここからR8沿いにあるレンタカー屋さんまでは4kmの歩きなのに…

というのも、福井にもたくさんレンタカー屋はあるのだが

24h営業でこの時間帯に空いているのはそこしかないのだ。

福井の道はどこも幅広でがらんとしていて、

なんとなく心細さを感じながら40分ほど歩いてお店に到着。

なぜかレンタカーとカラオケ屋の兼用という込み入った複合施設。


↓レンタカーを借ります

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手続きを済ませて、いざヴィッツ発進!

2年ぶりの車の運転なので、最初の10分くらいは軽いパニック。

やはり習慣って大事。やらないと忘れます。

モウロクしたご老人が操作ミスで事故を起こすというのもうなずけます。

店を出て角を曲がったらすぐに停車して、

基本操作やボタンを目指し声出しで確認しました(笑)

R8バイパスで北上を開始し、福井北JCTをかすめて、

わずかに中部縦貫道をつかって勝山方面へ。

交通量が少ないので煽られることもなく、運転に集中できます。

あとはナビに従ってR416をトレースし、R157に入ります。

ここからは山道ですが、走りやすい道で、大分運転も慣れてきました。

白峰で大きくUを切る形で、県道33号に入る。

市ノ瀬まではおおむね車線もあって整備されているので問題ないが、

ただ、小雨で真っ暗だし、手取川に沿ってクネクネとしているので

ちょっとドキドキ。


↓2時間ドライブで市ノ瀬着

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市ノ瀬からは、一年の大半は一般車の通行が規制されて、

登山バスがピストンする区間

行き違いができない狭い道で、しかもクネクネアップダウンもあり、

一層慎重に15分ほど。

別当出合の手前の駐車場に到着。

駐車場は河原まで下ったところにあるので、

わずかな登りを嫌って、上部の県道の路肩に止めている人が多かったが

自分はちゃんと駐車場にイン。

ライトを消すと真っ暗です。

いそいそと翌日の準備をしたり、寝袋を出したりして、朝まで仮眠。

もっと冷えるかと思いましたが、着込んだおかげでよく眠れました。

5時を過ぎるとすでに出発をしようとしている人や、

麓から車で到着した人などで騒がしくなる。

自分も山に持っていくものと、車においていくものを仕分けしたり、

山上の寒さでバーナーが不能になった場合を考えて、

ここで先に湯を沸かしてサーモスに準備しておいたり。

そうこうしているうちに周囲も明るくなってきたので、

6:15にいよいよ山行スタート!


↓別当出合の駐車場を出発

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まずは駐車場から県道33号まで少し登ります。

そこから落石ゲートをまたいで、さらに10分ほど歩いていくと、

別当出合のターミナルに出ます。

ここで登山届を提出し、トイレを済ませて、いざ!

一番イージーなのは砂防新道コースで、

そちらへ行くにはまず吊橋を渡る必要があるのだが

冬場は踏板が外されて渡れなくなっています。

(無理に鉄骨を伝ってわたる輩がいるらしいが…)

ということで、この日は、

もう1つの定番コースである観光新道をピストンすることになります。

空を見上げると、前日の小雨はやんでいるものの、雲が舞っている感じ。

雲はおそらく早朝に出るだけで晴れそうだけど、山上は相当風が強そうです。

ここから見る別山のフォルムが鋭くて、本峰よりも気になる存在。


↓別当出合登山口。奥の橋は踏板が撤去され通行不可

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↓別山が気になる

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さて、吊橋の脇から山道に突入します。

前日の雨で地面はドロドロで、ツルツルに濡れた岩や木やすべりやすい。

最初は大きくジグザグを切っているので、

少し登っては平行移動、少し登っては平行移動だったが、

工事作業用の道をまたぐあたりから、一気に斜度が増し、

長々と急な石畳に息が上がる。

登っていくにつれて空も明るくなり、

別山の枯れたすそ野が少しずつ見渡せるようになってきました。

直登に近いようなしんどい区間もありながら、

1時間ほどで別当坂分岐に到着。


↓のっけから激坂が続きます

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↓少しずつ明るくなってきました

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↓市ノ瀬からの白山禅定道と合流

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ここからは稜線歩き。

まずは目の前にそびえる出っ張りへの急な登り。

ヒーヒーいいながらクリアすると

そこからは細かいアップダウンが続きます。

稜線の北側の斜面は陰になるので、

雪がちらちらとのこっています。

この辺りからペースを上げて

先発隊の人たちを次々とパスしていきます。

仙人窟をくぐると、

白山の本丸の山塊がどどーんと待ち構えていて圧倒されます。


↓ここからは稜線歩き

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↓朝日が顔を出す

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↓雪が混じりだします

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↓仙人窟をくぐる

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↓あの上が弥陀ケ原

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この観光新道は、左右ともに眺望がよく、

左手には白山釈迦岳が構え、右手には別山と、

崩落をし続ける谷の様子がよく見えます。

いくつかの出っ張りをこなし、一度大きく下るのですが

そこが結構雪がたまっている上に、凍り付いてツルツル滑る。

気をつけなきゃと思った瞬間にズルッ!

大きく尻もちをついてしまいました。

小さな鞍部から再び上りが発生、藪の間を抜けていくと、

ほどなくして殿ヶ池避難小屋に到着しました。

時刻は8:23。

ここでは前泊している人たちが結構いるみたいで

小屋の中はびっしり寝袋が敷かれている状態。

これから山頂に向かおうとしている人たちが

慌ただしく出入りしていました。

朝が冷え込んだので相当厚着をしていたのですが、

そのせいで全身ムレムレだったので、

何枚か脱ぎ気をしてこの後に備えたり、

トイレ休憩などで10分ほど滞在。


↓向かいに見える白山釈迦岳

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↓振り返って

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↓最高のお天気

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↓殿ヶ池避難小屋

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8:30をまわり、リスタート。

ここからは雪や凍結が目立つようになってきます。

アイゼンまではふようだが、ストック装備で行きます。

山も上部になってくるにつ入れて少しずつ風も強くなってきて

体感が寒い。

岩のむき出しの斜面となり、雪も目に見えて増えてきました。

展望の効いた斜面をえっちらと登り、

蛇塚と呼ばれる小さな窪地を抜けていくと、

別山方面の見事な眺望が迎えてくれました。


↓雪交じりの山

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↓馬のたて髪

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↓滑る!

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↓いよいよ本格的に雪が増えてきた

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↓蛇塚

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↓なかなかの絶景

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早朝はどんよりと雲がちだった空も、

朝日の勢いに後押しされて、素晴らしい青空を見せてくれています。

斜面を横切るようにして取り付けられた道は雪ですべりやすく、

うっかり足を滑らせて右側の斜面を転がり落ちれば大変なので

慎重に歩きます。

そうして砂防新道との合流地点である黒ボコ岩に到着したのが9:22。


↓黒ボコ岩

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黒ボコ岩の分岐を左に折れて少し歩いていくと…

すばらしい雪原が目の前に広がっていました。

ここは弥陀ケ原と呼ばれる一帯で、

麓からは見えなかった白山連峰の最高峰の御前峰がどーん。

なんだこの美しさは!

弥陀ケ原からはこれまでとは違って完全に雪山の世界へと突入します。

北からの風は一層強くなり、

吹き上げられた雪がサラサラと宙を舞っては輝きます。

それらが木々にあたり固まって樹氷があちらこちらにできていました。

他の登山客も一様にその美しさに見とれて、カメラを構えています。

中にはスキー板を抱えた人もいて、

おそらく初滑りを楽しみに来ているのでしょうね。

スキーをしないのでよくわかりませんが、

このくらいの積雪があれば滑れるんですね。


↓弥陀ケ原

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↓樹氷

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↓山スキーの人も続々

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弥陀ケ原は木道が整備されていてその上をコツコツと歩きます。

雪が積もっているところはいいのだが、

丸太がむき出しの所は凍結をしていてとにかく滑るので

雪のあるところを選んでずんずん進みます。

そのうち、雪原を抜け、再び急なのぼりへと進みます。

ここは雪が吹き溜っていて、ズボズボと膝くらいまで埋まり、

まだ十分雪が締まっていないので、一歩足を踏み出した途端に、

ずるっと滑り落ちる感じで、なかなか上がっていきません。

登山靴には雪がこびりつき足先が冷たい!

ストックをうまく支えに使って登るのだが、

ストックを抜く度に、折り畳み部分がポキンポキンと折れてしまって難儀。

もうストックもボロボロなので買い替え時かなあ…

15分ほど急登と格闘して、

ようやく前方に室堂ビジターセンターが見えてきました。

小屋は当然閉まっていて売店などもやっていません。

軒先で少し休憩です。


↓室堂到着

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室堂から見上げる御前峰は

まさに白山という名にふさわしいシルエットで、

雲一つない青空とのコントラストが本当に美しく、

ビシビシと冷たい風でこわばった顔も思わず笑みになってしまう。

ひゃほい!


↓青空とのコントラストが眩しいぜ

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しばしの休憩と補給を済ませたらいざ最高点である御前峰へ出発。

荷物をデポすることもできるのだが、一緒に背負っていきます。

山頂までは残り距離にして750m、標高差250mです。

まだそれほど登頂している先発隊はおらず、

わずかについたトレースを頼りに登ります。

室堂から上は、弥陀ケ原で見た雪原よりもさらに雪の量が増し、

しかも強烈な北風が、狂ったように左ほほに殴り掛かる始末で

体感がめちゃくちゃ寒い!!

序盤のブッシュを抜ける区間はまだよかったのだが、

そこから全くむき出しの山肌に突入すると、

もはや登山道らしきものはなくなって、真っ白な雪原。

遮るものが一切なく、暴れる風をモロに受けて前進もままならない。

それどころか、時折ブワ〜ッとトップが吹いて、

足元から吹き飛ばされそうなくらいの圧を受けて、

思わずストックにしがみついて構えなくてはならない。

足元はずぶずぶと柔らかい雪の中に沈んでいき、

右を引っこ抜いては左、

左を引っこ抜いては右を繰り返していく。


↓いざ山頂アタック

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↓白の世界

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↓青石

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↓高天ヶ原

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もう山頂が目の前になってくると、

一転して雪の付き方が穏やかになり、

石畳がむき出しになっているところも出てくる。

つまり、それだけ上部は風が強いということ。

40分ほど雪と風と格闘した末に、

標高2702m、白山連峰の最高点である御前峰に登頂です。

いや〜ラスト厳しかった@@@


↓御前峰登頂♪エビの尻尾がすごい!

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記念撮影の前にまずはお堂にお参り。

お堂はびっしり凍てついておりますが、

囲われているので風から身を守ってくれます。

そして最高点の碑の前で記念撮影。

同じころに到着された方と写真を取り合いっこしながらワイワイ。


↓凍てつく奥宮

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本当は余裕があればお鉢めぐりをしながら、

剣ヶ峰(2,677m)と大汝峰(2,684m)の方へも行ってみたかったが、

ご覧の通りの雪世界。

日帰りなので無理はご法度ということで、今回はパスしました。


↓剣ヶ峰と大汝峰

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何といっても最高に天気がよく、はるか遠く東には

天と地を隔てるように連なる北アルプスがズラリ!

劔も立山も、槍も穂高も、乗鞍もオールスターが勢ぞろい!

スバラシイ!

面白いのはある一定の高さ以上は雪に覆われた冬の世界なのだが

それより下はまだこれから紅葉を迎えようとしていて、

はっきりと世界が異なるのがわかります。


↓北アルプスが丸見え!

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↓室堂を見下ろす

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途中から腕時計が完全に馬鹿になり、

頼りにしていたiPHONEも室堂から寒さのせいで起動しなくなり、

時間がわからないので、近くにいた人に時間を聞くと

そろそろ11時になろうとしていました。

山頂は相当寒いのだが、360度どこ見てもウキウキしてしまって

気づけば20分も予定をオーバー。

名残惜しいですがそろそろ下山を開始します。

下山は楽チンで、なかば強引に突っ込んでいって滑っても、

雪だまりのクッションで止まるので、

ザックザックとテンポよく下ります。

途中から続々と、後続の人たちが苦しそうに登ってくるので、

エールを送りつつ、室堂まであっという間でした。


↓冬!

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↓びっしりエビの尻尾。というよりタラバのカニ身っぽい

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室堂で、少しばかりまとまった補給をすることにします。

陽の当たっているベンチに腰掛けて、カレーヌードルの支度。

朝に仕込んでいたサーモスのお湯はまだ熱々だったので、

雪上で余計な装備を広げることなく、あっという間に出来上がり。

しかし、ここで肝心の割りばしが入ってないことに気づく。

ガッデム!!どうしやう?

色々荷物を探っていると、未使用の歯ブラシが一本出てきました。

同じ口に入れるスティックだしこれでいいやと、代用。

山で食べるちょっと固めに仕上がったカレーヌードルは

やっぱウマイやぁ〜♪


↓カップヌードルカレーでお昼

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お腹も満たされ、暖も取れたので体力が一気に回復。

元気いっぱいで下山を開始します。

室堂から弥陀ケ原までも先ほどと同じようにズズズ〜っと滑り降ります。

お昼頃となり、お天道様もだいぶん強くなったせいで、

表面の雪が解けてきたようで、

朝のような真っ白さが少し損なわれて、

足元がサクッサクという感触からベチョベチョになってきました。

名残惜しく弥陀ケ原から振り返って白山にさようなら。


↓弥陀ケ原から振り返って

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↓今度は別山アタックだな

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弥陀ケ原をすぎ、黒ボコ岩を過ぎると、季節は一気に逆戻り。

朝登ってきたときにはびっしりとあった雪は

この辺では随分解けて、登山道がむき出しきなっています。

この辺りからどんどん下からの登山客とすれ違います。

中には欧米人のグループもいましたが、

なぜみな半袖半ズボン?

彼らは富士山でも北アルプスでも、

びっくりするくらい薄着の人が多いけど、

さすがに室堂から上はその恰好では寒すぎると思うんだけど。

逆に自分は、真冬の山上対策であれこれびっしり着込んでいて

ここまで下ってくるととにかくムレムレで暑い!

殿ヶ池避難小屋に到着すると中には誰もいなかったので、

アンダーのタイツやら何やら全部とっぱらって着替え。

寒いのもつらいけど、暑いのも体力を奪う。


↓観光新道を下ります

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↓砂防新道方面

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着替えを済ませ、小屋を出発。

あとはトントントンと観光新道の稜線のアップダウンをこなし、

最後は急坂を下って

13:50に別当出合の登山口へ無事に下山しました。


↓無事に下山

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そこから駐車場までさらに歩いて、30分ほど準備と一服。

何気に標高差1500m、13kmを歩いてきたのでお疲れモードですが

今回はここから運転

夜間はほとんど交通量もなかったので、

ゆっくり走っていてもよかったけど、

昼間は交通量があるのであちこちに気を配って走らないと。

まずは市ノ瀬までの狭小区間

改めて昼間に見ると久しぶりのドライブにしてはハードな道でした。

白峰までの山肌は色とりどりの紅葉が見事。


↓帰ります

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↓道中の山は紅葉

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R157は意外と交通量があり、しかも谷トンネルまでは登りで

ヴィッツの馬力ではベタ踏みでもペースが上がらない。

幸い後ろからはほとんど車が来なくてよかった。

勝山に入って、ルートを思案。

この時間帯からだと福井市内のR8バイパスはきっとモロ混み。

なので、できるだけR8を使いたくないので、

越前大野から回ってR158で福井を目指します。

どこか寄って行ってもよかったのだけど、

その余裕もなくとにかく安全運転に集中するのが精いっぱいで

福井に直行してしまいました。

やはりブランクは大きいなあ。

無事に車を返却できたのが16:30。

そこから歩いて福井駅に到着が17:00。

まずは帰りの特急の手配をしてから、腹ごしらえで駅そば。

福井駅の駅そばはツユが旨くてお気に入りです。

あとは30分ほど時間があったので、

駅ビルのみやげ物屋さんであれこれ物色。

17:44の特急サンダーバードに乗り込み、帰阪が19:34でした。


↓駅そば

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↓またね♪

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ということで、高所登山はおそらく今回がオーラス。

あとは年末まで六甲を中心にパトロールかな。

今年は一般的に天候不順で、毎週末天気が読み辛かったですが

奇跡的にほとんど雨に降られることもなく、

幸せなシーズンでございました。

2016-11-04

ちょいとエスケールまで

ひさびさに自転車を引っ張り出す。

年明けに京都まで走って以来だから10か月ぶりのロード。

なかなか用事がないと自転車に目がいかなくなってしまっているのだが

今日は用事があったので。

チャリは全くメンテナンス出来ていない状態だけど、

まあ走れるようなので空気入れて13:45に出動。


まずは長柄橋で淀川を渡り新大阪を抜けて、天竺川沿い。

そこから裏道を伝い、大阪空港の南側をかすめて猪名川CRへ。

神津大橋で対岸へ渡り、県道334号でJR伊丹駅をかすめる。

そこから昆陽池の西を通過する。

ここまでで1時間ほど。

そういえば、年始の時からサイコンが全く反応せず、

今自分がどのくらいのスピードを出しているかさえ分からないが、

別にもうタイムを計測する必要もないので、

体感と、時間さえ把握していればええかと、そのままにしている。


昆陽をかすめ鴻池南、西野と折れてバス通りに出て、

武庫川新橋の手前で、武庫川左岸の裏道へ。

自分が子供のころは、週末ともなると

ものすごく混んで動かない尼宝線の裏道といえば、この道しかなかった。

かつてあったチボリカラカラテルメは当に閉鎖され、

今ではマンションが立ち並ぶ。

小浜公園に出て、そこから市役所側へ渡る。

そこから住宅街を抜けて宝塚南口。

宝来橋に着いた時のが15時ごろ。


もう本格的に走っていた頃から3年も経過しているが、

道は忘れることがない。東京までなら地図なしで行ける。

しかも覚えている道は大体古くからある道なので、

この間、周囲の様子が変わったり、新しい道ができたりしても、

なくなったり見失ったりしない。


右岸の県道337号をずんずん進み、

生瀬でいったん交通量の多いR176に出るので、

信号二つ分全速力で抜けて大多田橋に到着。

ここからはTTコースにも登録されている本格的な蓬莱峡の登り。

TTをするわけでもないし、途中の船坂で折れるので

マイペースでえっちらほっちら。

途中降りてくるローディーさんや、

足つきしているローディーさんにあいさつしながら登る。

途中座頭谷のバス停はバス待ちのハイカーさんでいっぱいだった。

ひさびさのガチ登りで疲れたが、足つきもなく、淡々と。

20分ほどで船坂の小学校前まで上がってきました。


するとちょうど船坂ビエンナーレがはじまったところみたいで、

せっかくだしと少し寄り道。

16時までOPENということで、20分ほどしかなかったので、

ざっと一通り。

この小学校は2010年の3月に閉校し、

その後は地域交流の場として地元の方々が今での大切にしている場所。

そこで2009年のプロローグに始まり、

2010年から隔年で開催されているのが船坂ビエンナーレというアートイベント。

阪神間の市街地から、ほんのわずか山間に入ったところにある

小さくてかわいらしいこの船坂という里山で、

地元の人たちの長くて深い想いの詰まった小学校校舎に、

様々な想いを表現した作品たちが教室に並んでいて

それはとても愛らしいものでした。


↓旧船坂小学校

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↓船坂ビエンナーレ2016

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作品とともに、この廃校となって間もないこの小学校にはまだ、

子どもたちが学んでいたころの息遣いがまだかすかに感じられ、

それぞれの教室や、黒板に刻まれたメッセージ、

校長室の様子や、ギシギシとなる板張りの階段を踏みしめるのが、

とても味わい深い体験でした。

ほんのちょっとだけの滞在でしたが、

また期間中近くに寄ることがあればまた覗いてみよう。


↓船坂の歴史

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↓校長室

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↓閉校の日の黒板

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小学校を出て、船坂の交差点を右折し、

そこから一気に金仙寺湖までのダウンヒル

交通量も多く、路肩の凸凹もそこそこあるので慎重に下る。

どうもマシンがフレているのか、バランスが悪く、

バタつくマシンをどうにか両手でねじ伏せながら下るのだが、

長いブランクで、このダウンヒルの感覚が一番鈍っているなと感じた。

でも、ここで無理してクラッシュしても仕方がないので、

自分の行ける感覚の範囲内でペースを抑えつつ下る。

そこから山口町の住宅街を下って、

今日の目的地であるエスケールさんに到着したのが16:15くらい。

寄り道も含めて2.5hほどで来れました。


早速マシンを止めて2Fのカフェへ。

時間的にすんなり席へ通されます。

ちょうどテラスに、オーナーのM沢さんがいらしたのでお声かけ。

先日のバーガー宴の審査員としてご一緒させていただいた方で

関西のパン業界の重鎮さん。

また今月ご一緒する機会があるのでご挨拶がてら、

美味しいハンバーガを食べに来たわけです。

バーガー宴でどっぷりバーガー漬けになって以来、

初めてのバーガーはここでと思っておりましたので、

ベーシックなベーコンチーズ。

お値段も1200円と決して安いわけじゃないし、

わざわざ遠方まで足を運ばないといけないけど

その価値のある逸品。

実際、休みの日は大行列になってしまうほどです。

大変おいしくいただきました!

お忙しいのに、M沢さんがわざわざ席までお話に来ていただいて、

あれこれと楽しく40分ほどお相手いただきました。

ありがとうございます!


↓エスケール

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↓ベーコンチーズバーガー

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17時を少し過ぎて、帰路に付きます。

暗くなる前に山を抜けて宝塚にはたどり着きたい。

山口町から船坂まで渋滞する登りを折り返す。

船坂からはほとんどの車は西宮北有料道路へ直進。

すでに薄暗くなった蓬莱峡の長い長いダウンヒルは、

暗くて見通しが悪いうえに、

結構路面が荒れているのでビクビクしながら下る。

ブレーキングと、前傾姿勢キープで、

山歩きではほとんど使わない、上半身の筋肉が一気に疲労します。

R176まで下ってくるとそこも渋滞しているので、

脇道に入るまでの短い区間をスプリントで駆け抜ける。

宝塚南口からはバス通りを行くが、

自転車専用のブルーラインが仁川の競馬場まで敷かれていて安心。

ただ自転車が走行することを前提としてたら、

あんな走りにくい工事の縦溝ラインがずっと続くのはいただけないけど。

新幹線の高架下で折れ、甲武橋で武庫川を渡る。

交通公園経由で故郷の武庫之荘をかすめ、

塚口・園田・神崎川とおなじみのルートを通って19:30までには帰宅。


ひさびさに山越えありきのコースだったが

無事にこなすことができました。

整備が非常に億劫なので、いまだ腰は重いが、

何かの用事にかこつけてちょいちょい出動してみよう。


走行距離:76.7km

獲得標高:573m

TOTAL:407.45km

2016-08-01

伊吹山ナイトハイク

この週末は金曜日に仕事の締め切りがあって夏休みを絡められないのと

日曜日にはPTAのふれあいプールが入っているので、

実質土曜日しか自由がない。

1日では遠征は無理だし、

かといってもはやこの酷暑では近場の低山は地獄でしかない。

でもお山にはいきたいしなあということで、

いろいろ検討した結果、

伊吹山ナイトハイクを決行!


金曜日の仕事終わりに速攻家に帰って支度をし、

せっかくなら日の出に間に合うようにしたいので

念のため終電の1本前の米原行き新快速に乗る。

なかなか混雑していたが京都駅から座れて仮眠をとる。

22:30に米原に到着し乗り換え。

予定通り22:47に近江長岡駅に到着。


↓JR近江長岡駅

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同じ駅で降りた人たちは、みなお迎えが来ていて、

散り散りに車が発進していくと、

周囲は人っ子一人いなくなり、真っ暗闇と静寂。

駅前の通りに出て、右手に進んでいく。

歩道をとぼとぼ歩いていくと、

いきなり前方から轟音が鳴り、

新幹線の鋭い閃光が右から左へ刺す。

高架下をくぐった先の村木の交差点で左折し、

県道551号で集落の間を抜ける。

高番の交差点でR365をまたいで、さらに先へ。

前方に大きな伊吹山の山影が黒く浮き上がっているのが迫ってくる。

お天気は良さそうだ。

セメント工場から延びている坑道の連なりをくぐり、

上野の交差点で左折し、

ファミマでドリンクと朝ご飯を調達。

支度を済ませて23:55に登山口に到着。


↓ここを左折

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↓高番

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日付変わったタイミングでさっそく山歩きスタート。

1合目までは深い森の中を進む区間なので、特に暗い。

ヘッデンのほかに、チャリのビッグライトを手持ちように抜いてきたので

2灯構えで行きます。

あと熊鈴もしっかり装着。

最近ここらでも出没するとかしないとか言うし、

夜間の方が確立が上がるので万全を期す。

歩き始め、足元はつるつるですべりやすい石に、なぜか笹の葉が散乱している。

グリップが悪い路面なのか、それともそろそろ靴底が限界なのか

最近は足元がおぼつかないなあ。

真っ暗闇の中をえっほえっほと進んでいると、

対向からトレイルランナーが1人、足早に降りてきてご挨拶。

あちらも夜間の涼しいうちにトレーニングかな?

あまり時間の感覚もなく、黙々と前進

しばらくして道が滑らかになったなあと思ったら

周囲が開けて1合目に到着。


↓0時ジャストに登山口

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↓1合目

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1合目からは周囲が開けた旧スキー場のゲレンデを進む。

前回はもっと草が伸びていない時期だったのでほぼ直登して

あまりの急登にヘロヘロになってしまいましたが、

今回は程よいジグザグに草を刈ったトレイルが設けられているので

それほどしんどい思いをせずに2合目へ。

夜中だと直射日光もなく、気温も低くて快適。

この夜はそよそよと心地よい風が山頂から吹いていて、

ほとんど汗もかかずに来れました。

これが昼間だったら完全に地獄でしょう。

振り返ると長浜や湖東の町の夜景が少しずつ見えてきました。

こんなに深夜で、みな寝静まっていても

人間世界はこれほどに光にあふれている。

文明っていろんな意味ですごいなあ。


↓じわり夜景

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↓2合目

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2合目から少し進むと、その先再び森の中へ。

途中でラジオをつけた年配の単独者をパスします。

さらに先にもいくつかライトが見えるので、

同じようにナイトハイクしている人が結構いるようです。

3合目でトイレ休憩。

時刻は1時少し前。

早く登頂しても日の出まで時間が余るだけなので

できるだけゆっくり歩いてきたつもりなのですが

暑さもなくむしろ昼間よりも順調に登ってきてしまって

これでは3時には着いてしまうゾ…

やはり最終電車で十分だったか。


↓じょじょに高度を上げる

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↓3合目

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時間調整で少しベンチで滞在して再び歩き出す。

ゲレンデの上部の轍を進み、ブロックのある所が4合目。

そこから再び森の中へ。

岩がゴロゴロしているところもあるので

躓かないように進む。

途中で年配のご夫婦がいらしてご挨拶をしてパス。

そうして中間地点である5合目に到着。


↓4合目

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↓5合目

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5合目の小屋前のベンチで再び時間調整。

ここまでくると結構風が強く、

じっとしていると寒いのでウェアをもう1枚羽織る。

これは山頂で長居したら結構寒そうだ…

かといってこんな吹きさらしでずっと待機するにも限界があるし

1:30になって、

トレイルランナーが下から上がってきたタイミングでリスタート。


昼間ならここから山頂まで大原っぱをジグザグに行く

登山道が見えるのだが、さすがに夜中には目の前に

でーんと黒い塊があるだけ。

よーく見るといくつか灯りが動いているのが見えます。

同志の存在は暗闇ではとても安心しますね。

歩き始めはそれほど斜度もなく、サクサクと進む。

6合目にある避難小屋にたどり着くと、

中がかなり盛り上がっているようで

ここで時間調整をして朝日を見ようという人が結構いるようでした。


↓6合目避難小屋

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避難小屋を通過した先から

徐々にジグザグは細かくなり、斜度も上がります。

昼間であればほとんど問題がないが、

暗い中ではなかなか前方確認も大変。

時間的には全く余裕なので、

じっくり立ち止まって前方確認しながら登る。

一段ずつステージを上がっていくにつれて

眼下の夜景の豪華さが増していきます。

右手の光の集まっているところが長浜、

左の光が集まっているのが彦根、

灯りに縁どられて右上に広がる黒い塊は琵琶湖です。


↓6合目

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↓7合目

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↓絶景

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伊吹山は大半が眺望のよい区間を上がっていくので

うっそうとした森の闇の中を心細く歩くこともなく、

開放感のある夜景を背負いながらなので、

それほど闇にびくびくすることもなく、ナイトハイクにうってつけ。

闇にも慣れ、小気味良くジグザグを上がっていくと、

どうも向かって左手の斜面にちらちらと発光するものがみえる。

明らかに登山道から大きく外れた部分なので、登山者のヘデンではなく、

ひょっとして姫ボタルが舞っているのかなあとワクワクして

そちらの方へライトを当ててみると…

なんと!

おびただしい数の鹿の目が、ライトに反射しているのでした。

少なく見積もっても30頭はいたでしょうか。

こちらの動きに合わせて、一斉に光る眼がこちらを警戒して動き、

さすがに相手は臆病者なので、こちらに向かってくることはないのですが

一斉包囲網を敷かれたようでさすがに不気味でした。

昼間にはほとんど見かけることはないけど、

伊吹山でもこんなにもシカがいるのかと驚愕。


↓おびただしい数の鹿の目が光る

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そうこうしているうちに8合目に到着。

時刻は2時を少し回ったところ。

8合目を過ぎると、道は少し急な岩場の連続となる。

滑落とかそういう危険のあるところでは全然ないけど、

なんといっても夜間なので慎重に、

シカのことはシカトして登りに集中する。

途中、9合目なのかな?ベンチの置かれてあるところで

若者3人組が休憩をしていて、挨拶をしてパスしていきます。


↓8合目

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引き続き、岩場を細かくジグザグに登っていくと、

ようやく斜度が落ち着き始め、周囲は穏やかな植生となってきました。

そろそろ山頂というときに、

5合目でパスして行ったトレイルランナーさんが早くも下山ですれ違う。

そうして2:22に山頂にとうちゃこ。

相当早くつきすぎてしまいました…

この日の日の出は5:01だから、約2.5hも山頂で待機しないといけません。

せっかく来たのに日の出を見ずにすぐに下山というわけにもいかない。

とりあえず、山頂の日本武尊像のところで記念撮影。

そこから山上を軽く散歩しましたが、

東側の草地にはこれまたおびただしい数の鹿の影が

わんさか動いていて行く気になれず。

山頂は結構風が強く、

ずっと動かずに待機しているとみるみるうちに冷えてきます。

そのうち、さっき9合目でパスした3人組がわいわい登頂してきました。

寒さをしのぐために伊吹山寺の祠が

緊急避難場所としても24時間開放されているのでそちらに入り、

靴を脱いで、地べたに座ってひたすら待機します。

外と比べて、風が当たらないのと、ほのかにお香のぬくもりがあるのだが、

それでもやはり徐々に冷えてくるので、

持っているウェアをすべて着込む。

そして念のために持ってきた貼るカイロで暖を取ります。


↓山頂の日本武尊像とうちゃこ

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↓琵琶湖の影がくっきり

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なかなか時計の針が進まない中、

うつらうつらと、座り姿勢で仮眠を取り、ひたすら朝を待ちます。

4時前くらいにお一人上がってきたハイカーさんが入ってこられて待機されます。

さらに30分ほど経つと、外がにわかに騒がしくなります。

日の出に合わせてみな登頂してきたようで、

こちらもぼちぼち準備をして祠を出ます。

なかには子供たちもいて、こんな夜中に登ってきたのかと感心したのですが、

よく考えるとドライブウェイまで来るまで上がってきて、

そこで一泊した人たちも結構いたようです。


↓すごい人出

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さて、東の空が空は少しずつ明るさを帯び始め、

深い紺色と鈍いオレンジが妖しく混ざり合います。

その下では、気ままに張り出した白い雲海が

気持ちよさそうに山並みを乗越してゆきます。

予想以上に賑わう山上では、みな寒い寒いと言いながらも、

朝日が昇ってくるのを待ちわびる。

空はオレンジから薄いピンク色に微妙に変化ていくのだが、

肝心の朝日は、さらに東の空に厚くかかっている雲にさえぎられて見えない。

この日は残念ながら半熟卵は見れなかったが、

代わりに見事な雲海と、朝焼けを楽しむことができました。

標高1400m弱の伊吹山でこれほどダイナミックな朝が見られるとは

ちょっとうれしい誤算でした。


↓朝焼けと雲海

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↓雲海がすごい

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↓雲が山肌を乗越してゆく

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↓薄ピンクとオレンジのグラデーション

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予定時刻の5:01を過ぎても、本丸は全く気配を見せず、

東の空に架かった分厚すぎる雲の壁は居座ったまま。

さらに10分ほど待ちましたが、

これはもう相当上がってこないと無理だろうということで断念しました。

もうすっかり夜は過ぎて、周囲は一気に明るくなりました。

日本武尊像のところで、もう一度明るい状態で撮影。


↓結局日の出は見えず

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↓記念撮影

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さらに少しだけ寄り道をして、

西登山道から三ツ頭の方へ回って、眼下に広がる琵琶湖を撮る。

眼下の長浜はもちろん、対岸の高島・安曇川の集落、

その後ろにそびえる比良山系と比叡山もばっちり。

大津のビル群まで、まるごと滋賀を切り取ったような絶景でした。

伊吹山には何度も訪れていますが、

これほどクリアに見渡せたのは初めてかも。


↓まるごと滋賀

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↓再び記念撮影

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山上の人が一世に下山を初めて混む前に、下山を開始します。

枝道を伝って本線に復帰すると、そこからえっほえっほと下ります。

上から何人かトレイルランナーが小走りで降りてくるので

道を譲りながら下っていくと、

逆に下からも続々と登ってくる人もたくさんすれ違うようになってきました。

まだ朝とはいえ、これから一気に気温が上がるだろうから

これから登る人は大変だと思います。

名残惜しく何度も振り返りながら、5合目まで降りてきました。


↓登山道全景

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↓シカだらけ

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↓7合目付近から振り返って

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↓5合目から振り返って

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5合目からはひたすらに下り。

続々と登ってくる人にエールを送りながらずんずんと下る。

下れば下るほど登ってくる人の数は増えて、

行き違いも大変になってきます。

そうして6:40に無事上野登山口に下山しました。


↓3合目手前より振り返って

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↓無事下山

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残念ながらタッチの差で7:36の近江長岡行のバスを逃してしまいましたが

47分に長浜行のバスが出るということだったのでそちらに乗り込みます。

長浜には7:21に到着。

次の新快速まで20分ほどあったのだが、

さすがにこの時間どこも開いておらず、ホームで電車を待つのみ。

すでにこの時間でも下界は暑い!


↓JR長浜駅

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7:47発の新快速赤穂行きに乗り込むと、

待ってましたとばかりに眠気が襲ってきて、ZZZ…

気づいたらすでに京都を出ていて、車内はすし詰め状態でした。

9:30には大阪に到着。そろそろ嫁子は音楽教室に向けて移動しているはずなので、

先回りして見事ドッキリ成功♪


思い立って最終に乗れば、翌朝イチには帰宅できるし、

夜間とはいえ危険個所もなく、闇にびくびくするコースでもない。

何より想像以上に素晴らしい朝焼けショーが見れるとあって

夏場の伊吹山のナイトハイクはなかなかいい選択肢になりそうです。


↓山行ルート

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<山行スケジュール>

21:05新大阪⇒22:30米原22:38⇒22:47近江長岡駅22:50⇒

23:55伊吹登山口(三之宮神社前)0:00⇒00:17伊吹山一合目(伊吹高原荘)⇒

00:31伊吹山二合目⇒00:50伊吹山三合目⇒01:05伊吹山四合目⇒

01:13伊吹山五合目01:25⇒01:31伊吹山六合目避難小屋⇒

01:46伊吹山七合目⇒02:03伊吹山八合目⇒

02:22日本武尊像(伊吹山)⇒02:25伊吹山05:10⇒

05:50伊吹山五合目⇒06:40伊吹山上野登山口04:47⇒

07:21JR長浜駅07:47⇒9:30JR大阪