Hatena::ブログ(Diary)

記憶の残滓 by arkibito

2017-11-17

勝井祐二 × U-zhaan 男のデュオツアー 2017 at 旧グッゲンハイム邸(塩屋)

神戸の西にある塩屋の町。

あまりピンとこないかもしれませんが、

須磨海岸線を少し西へ、

六甲山系の西端にある鉢伏山の山塊を抜けた辺り。

海と山が迫り、小さな谷川にへばりつくようにして、

小さな家並みが続く。

坂道のある町にはストーリーがある。

この一帯は明治から昭和初期にかけて、

来日した外国人や日本人実業家たちの邸宅や別荘が建てられた保養地で、

今なお当時の洋館が点在している。


その小さな町が今関西でい一番ホットで楽しいエリアになっている。

旧グッゲンハイム邸を中心として、

地域の商店や若者を巻き込んで、

町ぐるみで様々なイベントやアートイベントを繰り出している。


昔からロングライドの行き帰りにはよく通っていたし、

大好きなワンダカレーさんがあったりするので、好きな町でしたが、

ここ数年でより魅力が増して、

一度隅々までゆっくり散策したいなあと思いつつ、

なかなか足を運ぶことができませんでした。

何よりまずは旧グッゲンハイム邸にお邪魔せねばと企てるのだが

一般無料開放が毎月第3木曜日の午後と決まっているので、

なかなかハードルが高い。

今年中には一度と思い立って、行ってきました。


須磨の穏やかな海

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塩屋駅から一度線路をくぐって、

穏やかな須磨の海の広がりを認めて、

その先で踏切を渡れば、

そこに緑と白の美しい洋館がひっそりと佇んでいます。

明治・大正期に神戸に滞在した

ドイツ人貿易商の住まいとして建てられた洋館は、

100年にもわたり、その美しいコロニアルスタイルの美しさを保ってきました。

広々とした庭を抜け、玄関先で下足して、中へ。

この日は自由に中を見ることができるというので、

さっそくお邪魔しますが、すでに閉館まで30分を切っているので

大急ぎで見て回りました。

1階で何やら作業されていたので、まずは海の見える2階へ。

備え付けられた家具の調度、海に面した穏やかなロケーション、

西日刺すバルコニーでぼんやりと外の景色を眺めていると、

なんともノスタルジックで、心が落ち着きます。

すばらしい。


旧グッゲンハイム邸

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↓海を眺める洋館

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↓素晴らしいロケーションと佇まい

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2階で景色を満喫していると、スタッフの方から、わざわざ

1階も作業してますが見てくださいねと声をかけていただいたので

お言葉に甘えてと1階へ降りてみると。

どうもコンサートの準備をしている様子。

こんなところで演奏会なんてさぞかしいい雰囲気だろうなあと

準備している人にそれとなく声をかけてみると、

なにやらどこかで見たことのある顔。


え?なんで?

なんでU-Zhaanさんがいるのさ?

他人の空似?

いやいや、あのモジャモジャ頭で、

ナゾの太鼓を並べるような人は1人しかいないでしょう。

ユザーンさんですかと聞いてみると、もちろん、そうですと。

一緒に写真まで撮っていただきました。

すると、よかったらライブやるんで観ていきませんかといっていただきます。

ええええ、マジで?

でもこんな出くわし方、まず滅多にないことだし、

こんな面白そうな場所で、面白い人がやるのを、

お断りするなんてモッタイナイ!

ぜひぜひ参加させていただきます。

しかし、よくよくお財布を見ると所持金2000円しかない。

無料見学だけのつもりで急いで来たもんで@@

で、チケットは3000円かかるし…

普段キャッシュカードも持ってないし、どうしやう…

んん〜いっぺん帰るしかない!

今ならまだ間に合う!

ちょっと大阪まで帰って、出直してきますというと、

「いや〜マジで?無理しないで?」と言われましたが、

いや俄然参加する気満々で、大急ぎでとんぼ返りです。

ゆっくり塩屋の町を見て、

大好きなワンダカレーさんで舌鼓プランはまた次回に持ち越しとなりました。


↓ん??? ん!!!

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U-zhaanさんと

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で、大急ぎで帰宅して、取って返し、

どうにかスタートの10分前に塩屋に戻ってきました。

ユザーンさんやスタッフさんからは、

本当に戻ってきたヨ的な微笑み返しで歓迎してくれました。


↓カムバック

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ハートランドを飲みながら

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で、いざライブです。

タブラ奏者のU-Zhaanさんと、

エレキ・ヴァイオリニスト勝井祐二さんとの男のデュオツアーということで

果たしてどんな音が繰り広げられるのか。

ちょっと自分が勉強不足で知らなかったのですが、

勝井さんも相当スゴイ方で、即興音楽シーンでは重鎮の方です。


まずはお二人が軽いトークをしながら、チューニング

ユザーンさんの方は、金づちみたいなので、

コンコン太鼓を叩きながら調整をしています。

打楽器ながら、打ち方や打ちどころによって、

メロディが生まれるのがスゴイ。

一方の勝井さんの足元にはおびただしい数のエフェクターが並んでいて

無数のシールドが地面を張っている状態。

双方がぼちぼちと音を出し始め、

それをルーパーで録音・追っかけ再生をしながら、音を重ねていきます。

最初小さかった音が、幾重にも重なり、力強いうねりが生まれ

思わずこちらの体も反応してしまいます。

気づけば小さな空間の中で、エネルギーが一気にスパークしたように

音が増幅する!増幅する!増幅する!

そしてその圧力に押し出されるように、

パンクな弾き殴りは加速し、

腹の底に響くようなタブラ振動が共鳴する!!

なんだこのgroovyはっ!!

何の予備知識もなく、飛び込みで参加して、

ついこないだからの自分の流れで、

てっきり民族音楽的なものを想像していたので、

この予想外の展開に、ただただ圧倒されました。スゴイ。

少なくともたった二人が目の前ではじき出した音にしては、

あまりにも広大な世界。

スゴイ。いやスゴイ。

こんな素晴らしい体験にたまたま遭遇で来たなんてラッキー過ぎました。


↓いよいよ

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最後、アンコールの時に、大友さんとあまちゃんの話が出て、

そこをとっかかりに、ライブ後のCDの手売りコーナーで

お二人と色々お話しさせてもらいました。

いやあ、お二人ともスゴイ。

そしてそういう人たちってやっぱり、どこかで繋がっているのもすごい。

最近の自分の動きは、

その繋がりを図らずも1つ1つ解き明かしていくかのようなことが続いていて、

それもまた面白く。

また、ぜひお二人の共鳴を目撃したい!!


あと、この旧グッゲンハイム邸の管理人をされているのは

先日の港町ポリフォニーで、二階堂和美さんとコラボをしていた

三田村管打団のリーダー・森本アリさん。

もちろん、会場にいらしたので、

先日のライブとても良かったですとお話しさせていただきました。

塩屋のムーブメントも引き続きウォッチしていかねば!!


勝井祐二さんと

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↓サインいただきました

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まさか、大阪-塩屋を2往復するとは思いませんでした。

もうちょっとした小旅行クラス。

でも、それだけの収穫のあった一日でした。

犬も歩けば棒に当たるじゃないけど、

やはり自らの足で稼いだ先には、何かがきっと待っている。

2017-10-31

アンサンブルズ東京2017 大友良英スペシャルビッグバンド

さあて、いよいよブログ版もフィナーレですよ。


もろもろ他の出演者さんの本番を見たり、奥さんたちと合流したり、

色々なワークショップの方々とお話しさせてもらったりしながら、

東京タワーにどっぷり丸一日。

18時となって、いよいよ東京タワーの被り物を装着して、

チキンを抱えて会場へ向かいます。

控え室から出るところで、CANTUSの太田美帆さんとすれ違い、

お父さんガンバレ!とエールをもらい、行ってきます!


朝すっかりリハを飛ばしてしまい、

舞台上の立ち位置もはっきりしないまま、

とりあえず娘を前列の子供たちの並びにして、自分はその後ろに陣取る。

舞台の上は、ビッグバンドの皆さん、ワークショップの皆さん、

それに池袋盆BANDのみなさんまで乗っかって、総勢100人ほど。

そのうえで舞台上には様々な楽器がありーの、

マイクスタンドにアンプがありーの、

おまけに縦横無尽にシールドが張り巡らされていて、

ほとんど身動きできないほどの過密状態。

ぼくらはそれほど演奏スキルはいらないけれど、

管楽器弦楽器の人たちのやりやすいポジションを邪魔しないようにしないと。

そうして、指揮者大友良英が登壇し、いよいよスタート!


大友良英ビッグバンド(ph拝借)

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まず何がしたい?みたいなことを大友さんが子供たちに聞くと、

ドラえもん」という答え。

ええ??

ドラえもんなんて練習してなかったけど、イキナリできるの???

と、思ったら、さすがです。

すぐさま「あんなこといいなあ〜♪できたらいいな〜♪」とメロディーがはじまり、

それにみんなが1人1人が音を拾って、次々後追いしていきます。

そうして、「とっても大好き、ドラえもん〜」と1番を完奏!!

練習もなく、昨日集まったばかりの人たちで

しかも肝心の大友さんもこの曲全部は知らないそうで、よくもまあ(笑)

すごいねえ。

でも、冷静に考えると、「ドラえもん」とリクエストした子供は

まだ未就学くらいの子。

もうずいぶん前、キャスト一新のタイミングで、

確か主題歌は『夢をかなえてドラえもん』に代わってしまっているから、

今演奏した、僕ら世代の主題歌にはピンと来てなかったかも!?

と、思いつつも、楽しいから、まいっか(大笑)

それに今の新ドラえもんバージョンよりも、

我々昭和世代の旧式バージョンの方が

この東京タワーという場所にはぴったりのような気がします。

ということで、大友良英スペシャルビッグバンド

こんなゆる〜い感じで始まりました。


↓音のるつぼ(ph拝借

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↓チーム動物園

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↓大マジメに演奏中!!

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予想外のスタートで、もう会場は一気に盛り上がって、

その流れを駆って、『あまちゃんのテーマ』でスタートダッシュ!!

もうこの曲は、老若男女、誰彼問わず、万人が楽しい気分になれる、

まさに自由象徴

聴く方もそうだけど、演奏するほうも、

極めてシンプルな構成なので、

本当にみんながみんなのペース、ノリで入っていける

まるで魔法のような曲ですね。


東京タワーのてっぺんまで届け!

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そっから、次の曲へ行く前に、

その曲をパロった『楽しくてやりきりたい』を軽く演奏。

パレードではこれをオーラスに持ってきて、

芳垣組に音を引き継いだのだけど、

本当に原曲とは全く真逆の賑わいで。

悲しくてやりきれなかったんじゃなかったのかよっ!!

と、思わずツッコミ入れたくなるような身軽さ。

やはり音頭のリズムはニッポン人の深層心理に

脈々と流れているんだなあと実感してしまう。

いやひょっとしたら、

このリズムは日本を飛び越えてしまう可能性だってある!


そしてそして『悲しくてやりきれない』へと。

最初は方々で静かにさざめきながら、

少しずつ音の波が寄せ集まって、

いつしかぽっとメロディーがこぼれ出し、

音と音が何重にも織りかさなって、

しまいにはその圧みに耐えかねて

内側から一気にエネルギーがスパークする。

今までの全ての音楽体験を振り返ってみても、

今この瞬間ほど自分の存在が音楽と一体となって解き放たれたことはない。

集中というよりも一心不乱の状態で、

不思議なことにこれだけ音が充満していて、

メロディーに酔いしれ、身を任せているというのに、

まるで穏やかな海のしじまに浮かんでいるように無音の感覚に陥って、

なにか自分の魂が身体をすうっとすり抜けたかのようになって、

アレ?アレ?と思いながらも、

それがえも言えぬ幸福なきもちに包まれて、

もうほとんど泣きそうになりました。


↓一心不乱!!

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大きな感動に包まれて、

そこからは一転、即興タイムになだれ込む。

大友さんの合図に合わせて、

あちらでコロン、こちらでシャリン、みんなでドーン!!

ギギギギ〜ガガガ〜とノイズ君がさく裂したかと思えば、

管楽器隊が後追いしてボロロ〜ン、パララ〜ン。

太鼓、マラカス、木琴、ピアニカ

どの楽器もみんな音を出したくてウズウズして、

それを嗅ぎ取って大友さんが、分け隔てなく合図を送る。

そしてそして、

チキンの断末魔がグウァァアァァ〜〜〜〜〜〜〜@@@@$#%&'&(%(

これほど自由な音楽があるでしょうか???


そして、勢いに乗った我々はそのまま

あまちゃんクレッツマー』『Gazzelloni』となだれ込み、

激しいテンポと熱い、熱すぎるパッションに身をまかせて乱舞。

すごい。すごい。すごい。すごい!!


そして最後は、名残を惜しむかのように

灯台』の優しくて滑らかなメロディーラインに乗って

40分間の音楽フライトをゆっくり着地させていきました。

もう本当に無我夢中で、恐ろしく時間があっという間に過ぎてしまいました。


アンコールが沸き起こり、

イベントの総フィナーレのラストはやはり即興。

差し出がましくも我らがチーム動物園がご指名を受けて、

ガーガーとスタート。

それに合わせて、みなも色々な楽器を使って動物の鳴き真似をしたりして、

とっても牧歌的でピースフルな音が生まれていきました。


そしてそして、名残を惜しみながら、

『楽しくてやりきりたい』を演奏しつつ舞台を下りたのでした。

最初、舞台上がった時にはいろいろな緊張や不安があって、

そこからどんどん気持ちが高ぶって、

タマシイがピロロロロ〜と脱走して、

そこから怒涛のリズムにエネルギーを噴射して、

楽しすぎるのか、悲しくてやりきれなすぎるのか、

盆と正月と喜怒哀楽の一切合切がいっぺんに身体を駆け巡っている状態で

舞台を下りたら、CANTUSの太田美帆さんがいてらして、

親指をピーンと立てながら、

「チキン、よかった!」と一言、力強く言ってもらって、

ああ、なんだかもうすべてのことが今成仏したぁ〜と

いっぺんに力が抜けていきました。


ph拝借

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↓すごい熱気!(ph拝借)

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本当に本当に、とてつもない経験をすることができました。

なんといっても娘が終始笑顔で、

真の底から楽しんでくれているというのがわかったのがうれしかった。

みんなと一緒に歌ったり、音を出したり、

他のメンバーの人と交流をしたり、褒められたり、楽しんだり、

そういう人と音楽とのふれあいというのを、

身でもって感じてもらえたことが何より。

この体験が、彼女の原風景となって、

自分自身が自分自身の幸せを生み出せる人、

そしてその幸せをたくさんの人におすそ分けできる人となるための、

栄養となってくれたら、もう何も言うことはありません。

とにもかくにも、こんな楽しい瞬間に混ぜていただいて

大友さん、プロジェクトFUKUSHIMAのみなさん、アーツカウンシル東京のみなさん、

坂本美雨さん、CANTUSさん、ワークショップの皆さん、

どうもありがとう!!

そしてそして、東京タワー、最高!!


↓ありがとう大友さん!!

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↓fin

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セットリスト

1. ドラえもん

2. あまちゃんのテーマ

3. 楽しくてやりたいんだ音頭

4. 悲しくてやりきれない

5. ノイズ君から始まる即興

6. 木琴から始まる即興

7. 子どもたちから始まるあまちゃんクレッツマー

8. なっちゃんから始まる即興

9. Gazzelloni

10. 灯台

アンコール.チーム動物園から始まる即興


2017-10-23

アンサンブルズ東京2017 大友良英スペシャルビッグバンド ワークショップ

美雨さんとCANTUSさんとのワークショップを終えたら、

次はお昼から大友良英ビッグバンドのリハーサル。

そのわずかの間に、

近くの国連大学のところでやっていたマーケットでお昼ごはん。

色々オーガニックな食材が売っている中に、有名パン屋さんやカフェが出店。

あまり時間もないので大急ぎで食べてスタジオへ戻ると…

さっきよりもうんと人が増えていて、

しかもみなトランペットやトロンボーン、ギターなど

ガチの楽器をチューニングしたり、試し弾きしたりしている。

あ、やってもたかも。

もっとみんなガチの楽器じゃなくて、音のなるおもちゃとか、

そういうゆる〜い感じのを想像していたのに、

我々が用意してきたのは、別の意味でガチな被り物と、

どうしようもなくアホ丸出しで叫ぶチキン…

これは、お呼びじゃない感じかもと、

変な汗がドバドバと出てきました。

なんかみんなじろじろとこちらを見ているし(そらそうか)、

もうなんかスミマセンな気持ち。

始末書でも書こうかと思うくらい、

あまりにもマズい感じなので、

事務局の方にかくかくしかじかで、

こんなもん持ってきてしもたんですが

本当に大丈夫でしょうかと、恐る恐る聞いてみたら、

「大丈夫ですよ〜。いろいろあった方がこちらもありがたいので〜」と

言っていただいたので、とりあえず一安心。

でもまだ場違いな感じを拭い去ることはできず、

ドッキドキでスタートを待ちます。


↓お昼のプログラムはこちら

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↓うちらコレですけど…(汗)

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で、大友さん登場で、まずは当日演奏する楽曲の楽譜を配布。

大友さんはこういうイベントを全国各地や世界でもやっていて、

そのたびにこうやって楽譜も配るそうなんだけど、

以前コレをヤフオクに出した人がいたそうで、

その人は当然とてもややこしいことになったそうです。

いやあ、ダメでしょう普通。

で、いろいろな話も交えつつ、

まずは合図とルールを決めて、

オーケストラの真似事的なことを覚えていきます。


その前に、「なんか東京タワーがいるね〜」と見つかってしまいました。

隅っこでおとなしくしていたんだけど、そら見つかりますわね。

で、簡単な自己紹介で、前回のアンサンブルズも出てたこと、

大阪から来たこと、そして楽器がチキンなこととか、

お話ししたように思います。

で、チキンをびええええ〜と鳴らすと、一同大爆笑。

すると大友さんは、

よっぽど音が大きいとか明らかに迷惑になるようなもんじゃなかったら

俺は全然NGとかはないからねと、しっかりOKいただくことになりました。

ホッ。

皆さんの反応も、面白がってみてくれている方が多くて、

本当に肩の荷が下りるというか、とてもありがたかったあ〜。


↓大友さ〜ん

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さて、まずは共通ルールをレクチャー。

誰でもわかるような簡単な合図で、

親指を上げたら、演奏ストップ、

人差し指を上げたら、短い音、

三本指を上げたらメロディを作る、

鍵指にしたら演奏リピート、

四本指は今演奏している人は演奏をやめて、

演奏していなかった人が演奏するスイッチみたいな感じ。

これをある個人に向けて出したり、エリア別で出したり、

全体に出したりすることで、音を足したり引いたり、

音のサンプリングを指スイッチで生でやるような感じで、

曲をいろいろと変形させていきます。

ベースのメロディはビッグバンドの皆さんが

しっかりと出していただいているので

我々はそこに指揮者・大友さんの合図で、

音を出したり止めたり伸ばしたり。

そうするとこでまさに再現不可能な

今この一回限りの特別な音がスタジオに鳴り響きます!!


ph拝借

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ph拝借

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ph拝借

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ph拝借

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ph拝借

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ph拝借

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この場所にあるすべての音が”楽”をまとって、跳ねていき

それがあちらこちらに飛び移って、

ハッピーがどんどん伝染していくような感じ。

あの音この音、きれいな音色も、変な音も、ノイズも何も、

一切合切排除されることなく、

全てが世界を構成する材料として

仲良くごった煮ミックスされて、

ああこれが”自由”ってやつかと。

音の渦にどんどんどんどん引き込まれて行って、

チキン鳴らしながら、その一部に溶け込んでいく感じに、

本気で泣きそうなほど喜びがこぼれてしまって、

まったくおバカな格好をしているのにネ!


↓簡単な合図でオーケストラ化します

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あまちゃんのテーマ曲をはじめ、

即興も含めて6〜7曲くらいを、

とりあえず見様見真似で。

楽曲の1つに、大友さんともとても仲が良いのんちゃんがすずさんの声をやった

この世界の片隅に』でも使用された

ザ・フォーク・クルセダーズの『悲しくてやりきれない』があって、

それが本当に感動的だった。


最初だらりだらりと音が世界に横たわっているところから、

少しずつ大波小波音が跳ねて、

そこからじわじわとメロディーが頭を出して

ゆっくりと物語が始まってゆく。

その音は1つ重なり2つ重なり、しまいには大きな渦となって

皆を飲み込んでゆく。

いつの間にか、もう自分の音が自分の音ではなく、

あなたのそれもあなたのではなく、

一つの大きな、大きな音のカタマリとなって

全てが金色に輝いていく。

体の内側からその音を欲して、

気づいたら、我を忘れるほど必死にマラカスを振ってた。

今までのどの音楽体験よりも、尊い時間でした。


休憩中に、メンバーの方がチンドンよろしく、

軽快に『悲しくてやりきれない』を演奏していたら、

それいいね!となって、うれし楽しい盆踊りスタイルバージョン

名付けて『楽しくてやりたい』が本採用!

ちょっとリズムやテンポを変えるだけで、

こんなに雰囲気が激変するのか!?

悲しくてやりきれなかったんじゃないのかヨ!!

と、総突っ込みが入るほど。

だから音楽はやめらんない!!


↓”音”が”楽”してます♪

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我々は、チーム動物園の名を拝命いたしまして、

ただやみくもにボディーを押してゲーガー言わすのではなく、

ちゃんとタイミングを計ったり、リズムに乗ったりしてたのですが

この塩梅が実際やってみるとなかなか難しいのです。

お腹を押しただけでは音が鳴らず、

手を放して空気が漏れるときに、アノ音が鳴るので、

合図を出されてから押してもタイミングがずれてしまうし、

押しすぎて空気量が多いと、空気がなくなるまで鳴り続けてしまうので

他とそろえて音を止めるというのが至難の業。

まあ、そのズレが面白かったするんだけど、とはいえ、

バッチリ格好よく決めたい時もあるわけで、

チキンを演奏するというのも簡単ではないのです。

押すタイミングや、押し加減、音を強制的に止める技なんかを、

リハで何度も試行錯誤。

そんなこんなで午後の部はあっという間に18時のクローズ時間まで。

いやあ、楽しかった〜!!!

でも明日本番だってばさっ!!!


↓チーム動物園、がんばりやす!

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2017-10-12

岡山トランジット

土曜日。早朝からヤキモキ。

この日の昼から出張に出かけなければならないのだが、

午前中に二女の初めての運動会が行われるはずだった。

しかし折からの雨によって、結構か、延期か、

状況が二転三転。

結局、雨には勝てず、翌日に延期が決定。

ああ、次女の晴れ舞台を生で観たかったよう(激涙)。


しかし仕事に穴をあけるわけにはいかない。

後ろ髪引かれる思いで新幹線に飛び乗る。

夕方までに到着すればよいのでと、岡山で途中下車して、

少し寄り道。

向かったのは、城下の付近にある「pieni deux」というギャラリー。


↓おかでん

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↓pieni deux

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先日の港町ポリフォニーで、無理を言って時間を作ってもらって

家族の似顔絵を描いていただいた香川のイワサトミキさんが、

グループ展をちょうどされていて、

この日は在廊しているとのことだったので、

ぜひこの前のお礼ができればと思って、お邪魔しました。

ギャラリーの方も含めて快くお迎えいただきました!

ゆっくり展示もみたかったのですが、

あまり十分な時間が取れず、

バタバタと来てバタバタとさようならしてしまいました。


イワサトさんの絵は、とても黒がビビッドで効いていて、

観る側が、自由の息吹を受けて、

ウキウキしたり、軽やかになるような

とても生き生きと伸びやかさを感じるのです。

その感じはまるで、同郷・香川の大先輩にあたる猪熊源一郎さん。

瀬戸内にはそういう風土が脈々と続いているのだろうなと考えると

ナルホドなあと、一人納得してみたり。


↓イワサトミキさんと

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さて、ギャラリーを後にして、次の電車までに腹ごしらえ。

岡山に来たらここを外すわけにはいきません!

ということで、食堂やまとさんへ。

ちょうど昼時で、少しだけ待ちましたが、

中華そば(中)とかつ丼(小)にありつけました。

この素朴さがええんですよねえ。

うまし。


↓食堂やまと

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↓かつ丼(小)

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↓中華そば(中)

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↓岡山のマストアイテム

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わずかに2時間足らずの滞在でしたが、

よき途中下車の旅でした。

2017-09-29

ハンコと名刺

これから活動を範囲を広げるにあたって、

まず大事なのはやはり自己紹介。

名前と顔を覚えてもらって、つながりを広げていくには

プライベート用の名刺が必要だなあと思い立つ。


仕事柄たくさんの人と名刺交換をするけど、

正直あまり名刺をいただいても記憶に残らなくて、

溜まる一方というのは、大人のあるあるだと思いますが、

せっかく作るのなら、もらった際に少しでも印象に残るようなもの

ひっかかるようなものにしたいなあと。


そうなると簡単にネット印刷なんかで発注するのはちょっと違う。

どうしたもんじゃろのお〜と考えているところに、

ちょうど最近お世話になっているレトロ印刷さんで、

オリジナル判子が作れるのを知って、これだっ!!と。

判子さえ作れれば、普通の白い台紙ではなく紙も自由に選べるし、

味が出るんじゃないか。

ということで、自作の絵を原稿化して、発注。

すると、見事にゴム版が上がってきました。


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どこまでディテールを判子で再現できるのか、

小さなフォントは読めるのかという心配はありましたが、

思ったよりちゃんと読めるし、細かい描写も生きていました。

まだゴム版状態なので、しっかりと判子の形にしないと、

なかなか上手に押せないのだけど、イメージ通りのものができました。


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