Hatena::ブログ(Diary)

記憶の残滓 by arkibito

2017-04-03

ご入園

土曜日。

無事に下の娘の入園式を迎えました。

園へ行くと、なじみのある先生方のお出迎え。

3/4くらいは長女の頃と変わらない先生たちなので、

安心感があります。

つつがなく式を終えたら

それぞれのクラスに分かれてレクリエーション。

当時よりも少しハイテクになってたり、

ルールが変わってたりするので、最初はバタバタかなあ。

うちは上の子と下の子で年齢差があるのですが、

意外にも上の同級生の兄弟が多く、

親御同志知った顔もあるので、なお安心。

子供らは、ようわからんけど、

なんか同じくらいのがいっぱいおるなあという感じで、

要領を得てなく、そわそわ、どきどき。

まあ、そのうち慣れるさ!


↓ちょっとドキドキ

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晩は、ささやかながらお祝い。

集団生活になって、またどんどん大きくなって、

いろんなこと覚えて育ってくんやろなあ。


↓お祝い

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2017-03-02

『人生フルーツ』 by 伏原健之監督

風が吹けば、枯葉が落ちる。

枯葉が落ちれば、土が肥える。

土が肥えれば、果実が実る。

こつこつ、ゆっくり。

人生、フルーツ。


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大学で建築家丹下健三に師事し、

戦災による住宅不足問題に取り組むために設立された

日本住宅公団のエースとして

数々のニュータウンを設計してきた津端修一さんと、

奥様の英子さんの豊かな暮らしを記録したドキュメンタリー

自身が計画・設計に携わった

愛知県春日井市高蔵寺ニュータウンの一角に

300坪の土地を購入し、

そこに建築家アントニン・レーモンドの旧宅を模した

木造平屋建ての30畳のワンルームの住宅をこしらえ、

畑と手作りの雑木林を作って40年。

衣食住のすべてを自分たちの手作業で行い、

鳥たちが気ままに遊びにやってくる広いお庭では

ありとあらゆるお花や果物、野菜を育て、収穫し、

自分たちで料理し、食べる。

その料理たちの何ともおいしそうなこと。

自然との会話を絶やさず、季節と寄り添いながら

営まれる夫婦二人三脚の日々。

何事もコツコツ丁寧に、絶やすことなく続けていくこと。

決して荒ぶることなく、穏やかに健やかに。

お金より時間を貯めて生きてゆく。

豊かな土を受け継いで生きてゆく。

そこには自然と笑顔が生まれ、心が通う。

夫婦のあり方や、人生における豊かさとは何か、

改めて気づかされることの多さ。目から鱗。

人生、フルーツ。なんて素敵な言葉だろう。


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お仕事終わりに、十三の第七藝術劇場にて。

元々は東海テレビドキュメンタリー番組として制作されたもので、

平成28年度の文化庁芸術祭

テレビ・ドキュメンタリー部門を受賞した作品。

いつもなぜか山遠征の帰りにワイドビューの車窓から見える

高蔵寺の面白い街並みになんとなく興味を惹かれていて、

また建築ニュータウンなどの興味があり

津端さんのこともお名前は知っていましたが、

奥様との日常生活がこれほどまでに豊かで素敵なことに

とても感動しました。


何事もまず自分たちで作ってみる。

家も畑も道具も遊具も料理も全部。それがとても素晴らしい。

そしてお互いがお互いを尊重する。

90歳になっても奥さんのことを

「人生最高のガールフレンド」と言えるなんて本当に素敵。

かといって、終始べったりしているわけじゃなく、

修一さんは毎朝決まってご飯派なのに、奥様はトーストだったり、

ジャガイモ料理大好きな夫さんに対して、

ジャガイモ嫌いの奥様が料理をしたり、

ダイニングテーブルの位置を窓から遠ざけるか近づけるかで

意見が合わなかったり。

無理にどちらかに合わせたり、意見を一致させるのではなく、

それぞれが実に自然体でいることを大切にして共生している、

その感覚というか間合いが

長年連れ添ってきた夫婦だからこそのもの。

見習いたい。

修一さんは残念ながら2015年6月に、

畑仕事を終えてお昼寝に入ったまま

再び目を覚ますことはありませんでした。

でも、奥様がそのあとをしっかり引き継いで、

想いを後世へと伝え続けていて、

それが色々なところで芽吹いて、

新たな果実が生まれていくといいなあ。


D

2017-02-24

本屋トーク 辻山良雄(Title)×大井実(ブックスキューブリック)

水曜日の晩は、いつものスタンダードブックカフェのイベントに参加。

今晩は「本屋トーク」と銘打って、

東西3つの人気個性派ブックストアの店主が集まって

本が売れないと言われる時代に、

どう本屋をやっていくのか、

本屋の立ち上げ方とか、本屋の存在意義とか、

さらにその先、本屋発の地域活性・地方創世まで、

なかなか興味深いお題。

自分の仕事にも直結するお話なのですが、

自分はずっと編集畑で作り手サイドにしかいないので、

その先の流通とか営業とか、

知っていそうでなかなか知らなかったりなので、

勉強させていただきにあがりました。

19時会場だったのですが、

業界関係者も含めてざっと見渡しても50人はいたでしょうか。

あの広いカフェスペース一杯の盛況ぶりで、

関心の高さがうかがえます。


↓左から大井さん、辻山さん、中川さん

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まずはこの日の主役お三方の紹介。

2001年、福岡で近年珍しい新規開業の独立系小書店を立ち上げた

ブックスキューブリックの大井実さん。

2006年にブックフェスティバルの元祖と目されるブックオカを立ち上げ、

本の魅力や本屋のあり方について全国で伝道されている方。

また本屋という枠に収まらず、

それを地域活性・地方創世へと発展させる試みを行っておられます。


続いては、2016年に荻窪に本屋Titleを開いた辻山良雄さん。

この方は大手書店リブロで長く活躍されて、

池袋本店のマネージャーもされていた方。

町の本屋さんを開くこと、本屋から地域をつなぐことの意味を

とても大切にされていらっしゃいます。


ラストはおなじみ、

スタンダードブックストアの中川和彦さんが大阪代表として。

中川さんは親が本屋さんだったことから跡を継いだのがきっかけですが、

そこから色々な経験を経て、本屋の可能性に気づかれて

単に本を売るということではなく、

人と人を繋ぐ、直接触れ合い会話をする場を築くに重きをおいて

スタンダードブックストアを営まれています。


この3人の想いは一緒です。

本屋というのはただ単に本を売るというのではなく、

人や地域を繋ぐ潤滑油としての役割があって、

こんな時代だからこそ、

再び本屋がその役割を発揮する必要がきっとあるはず。

だから本屋がなかったら困るじゃないか!ということです。

同感!

業界ではただただ本が売れないという嘆き節ばかりが広まっています。

そしてネット通販という無機質な売り買いのシステムが広く普及し、

点と点だけを繋ぐだけで、

人と人が直接交わらない形での流通が主流になってきています。

そんな流れの中でも、ただ手をこまねいているばかりじゃなく、

何かやれるんじゃないか、面白いようにできるんじゃないか、

今晩はそういう同じ思いの人が自然と集まった会なのです。


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トークショーはいつもの軽快な中川さんの進行で盛り上がり、

多岐にわたる内容、示唆に富む内容で大盛り上がり。

あっという間の2時間でした。

留めておきたい内容は山ほどありますが、

ここでは主だった点だけ、自分の感想や言葉も加筆して

書き残しておきたいと思います。


【みんな勧められたがっている】

みんな勧められたがっている。

情報の海があまりに広大すぎるために、

どの情報が自分にとって必要でそうでないかがわからなくなっている。

そんな中で、これはこうです。今はこうです、という風に

誰かが情報を整理して、道筋を示してもらいたがっている。

実際に、POPや売り場での会話などで

お客さんとのコミュニケーションが発生したものほどよく売れるそうで、

また店主が思い入れが強く余分に発進したものほど売れていくとのこと。

要は、目利きの質というか、わかりやすく言えばソムリエみたいな存在ですね。

数多あるワインの中から、その日その人にぴったりの一本を選び出すように、

本屋は”知の道しるべ”としての存在であると感じています。

知というのはつまり生活を豊かにするための知恵という意味です。

本の中には例えば料理のレシピだったり、旅行記だったり、物語だったり、

色々な知がコトバとして紡がれて本に収められている。

本屋はそれらを一つの空間に収めたワインセラーのようなものです。

さらに言えば、お客さんは別に本=紙を束ねた物体を欲しているのではなく、

そこに書かれた事象や、描かれる知を欲しているわけで、

そう考えると、なにも本という形式に留まる必要はなくて、

例えばそれが本の記述から飛び出して、

音楽CDだったり、食器や雑貨、衣類だったり、

あるいは知を経験する時間や空間だったりしてもいいのです。

今回の御三人方は”知の道しるべ”としての

本屋の役割に気づいているからこそ、

本を売る場所というもっとも単純な形態に留まらずに、

本の内容と関連しながら、本ではない様々なものを一緒に置いていたり、

様々なイベントや仕掛けを行っているのであろうと思います。


また、単に勧めるといっても、

例えば得体のしれないネットの住人が発信している情報を得るのと、

実際に顔と顔を突き合わせてお勧めされるのとでは、説得力が違います。

これは、本と本屋にまつわることだけではなくて、

例えばグルメでも、”キュレーター”などと称して、

単に自分が食べたものをネットにアップしているだけの連中の

情報を鵜呑みにするのと、

実際に町を歩いて地元の人にこの辺で旨い店知りませんかと尋ねるのとでは

全然違うわけです。

顔が見えることの説得力というのは、

どの分野においても大きいことです。

今回最も印象に残ったのが、本屋titleの辻山さんが

「本屋さんというのは本を紹介するのが仕事です」という言葉。

当たり前のことを言っているようですが、

本を「売る」のではなく、本を「紹介」することを使命としているというのは

本屋としてのプロフェッショナルの表れだと思いました。

同じ意味で、本屋さんは結婚相談所みたいなもので、

本とお客さんをお見合いさせて、

いい出会いの場を作って成就させるというのも

なんだかとてもわかりやすい表現でした。


【大手にはない魅力/わざわざ立地の法則】

いきなり余談だが、上京するたびに、

発達しすぎる交通ネットワークに困惑してしまう。

どこへでもどんな風にでも路線は繋がっているけれど、

選択肢が多すぎるが上に、どの路線を使っていのかわからず、

結局迷子状態に陥ってしまう。

これは本屋でも同じような現象が起きていて、

ターミナル駅の大型書店へ行けば、絶対的な在庫量があって、

必ず欲しい本がどこかにはあるはずなんだけど、

あまりに情報が多すぎるせいで探せない。

逆にスタンダードブックストアや恵文社、ホホホ座など

売り場は大型書店と比べれば圧倒的に小さな書店でも

自分にぴったりの読みたい本がすぐに見つかるし、

欲しい本との出会いの場数が格段に上がる。

物量では勝負できない小さな書店が、

大型書店やネットと同じ土俵で勝負していくには、

当然、何かしらの武器・強みがないとやっていけないわけです。

そこで試されるのは先ほど出てきた目利きの力量。

ちなみに、福岡のブックスキューブリックさんは

博多・天神という町の中心から一歩外れた赤坂の、

しかも駅から徒歩10分ほどに位置し、

また、本屋titleさんも23区の西の端、

荻窪の駅から徒歩10分という場所にあります。

この「わざわざ立地」だからこそ、できる強みがある。

つまり、様々な場所から様々な人が入れ代わり立ち代わりやってくる

大型書店や、駅前の書店は、

高い賃料を払わないといけないので、

売り上げを上げないといけないためというのもあり、

すべての人に向けてまんべんなく売るために

全方向的にラインナップをそろえないといけません。

それはどうしても薄く広くという傾向に陥り、

全く特徴のないものになってしまう。

逆に、わざわざ立地であれば、そういう配慮をせずに、

店主が本当にお勧めしたい本、

興味のある分野に特化しやすい環境が整うのです。

少数精鋭で刺さるもの、ホンモノがそこにあれば、

例え、ちょっと不便だったり、遠かったりしても、

絶対に人はそれを求めてやってくる。

そして、そういう人たちは、

わざわざ時間をかけて足を運んだんだから

何か結果を出して帰りたい、手ぶらで帰るのではなく

何か買って帰りたいと思うはず。

そういった意欲のあるお客さんに対峙し、

期待を絶対に裏切らないようにするには

プロフェッショナルであり続けること、

仕事への熱量が必要なのです。

このことはハンバーガーのエスケールのM沢さんも

まさしく同じことをおっしゃられていました。

あそこも、大阪市内にいくつも絶品のグルメバーガー屋さんはありながら、

わざわざ山を越えて多くの人が足を運ぶのは、

そこにしかないホンモノの味があるからこそ。

逆にそれだけの自信があるからこそ、

M沢さんもあんな辺鄙な場所にあえてお店を構えているわけです。


そしてこの発想は何も本屋という単位だけではなく、

地方活性にも直結する話。

自分も仕事柄よく地方の方とお話をさせていただき、

地元PRとか、相談とかいろいろされます。

でも自治体がPRに来られて、

うちは自然がきれいで、新鮮な海の幸が自慢で、

今度地産地消のレストランもやって、ゆるキャラも作ってみました、

どうでしょう?お客呼べますか?なんていうところが

本当に山ほどあります。

でも、よく考えてください。

ここは島国日本。

自然がきれいなところ、新鮮な海の幸を自慢にするところ、

ザラにあります。

それはもうPRポイントなんかじゃ全然ないんです。

地産地消、そうでしょう。

ゆるキャラ、リストラもすでに始まってます。

どこか他所でヒットしたものを

そのままそっくりパッケージを丸写しにしたって、

消費者はごまかせません。

都会から、全国から、あるいは世界から、

貴重な休日を使って、高いガソリン代や旅費を払って、

その自治体までの道のりの途中にある

いくつもの魅力的なエリアを全部すっ飛ばして、

わざわざそこへ足を運ばせるには、

やっぱり刺さる何か、

日本あるいは世界でそこだけにしかないもの

それもホンモノがないとダメなんです。

それは別に、ある人が見たら

馬鹿にしてしまったりしまうようなものでもいいんです。

10の人がいるとしたら10の人にまんべんなく受け入れられなくても、

それが3でも4でもいいんです。

何かトリッキーで、ユニークで、個性の匂い立つものこそ、

本当の武器になるわけです。

これは確かに簡単な話ではありませんし、

ものすごく頭を回転させて、しかも民と官がタッグを組んで

エネルギーを燃やさないとできないことではあります。

でも根本理念はさっき言った、わざわざ立地の法則なんです。


もっといえば、これは人にも当てはまるかもしれませんね。

誰にでも差しさわりのない人、

周りに流されてまんべんなく仲良くしようとする人ほどつまらないし、

酷い言い方をすれば、替えの効く存在でしかありません。

敵が多かったり、評価の別れる人間でも、

何かその人にしかない個性や考え方の持ち主の方が、全然魅力だし、

真にオンリーワンを貫けるような気がします。

メインストリームを王手を振って歩くのは

アイドルやハリウッドスターにでもやらせておけばよいのです。


【地域活性の中心としての役割】

自分が子供の頃は、1つの駅前には本屋がありました。

ヘタすると駅の出口ごとにあったりして、

通学帰りには必ず買う買わない問わずに覗いたものです。

そうやって町の中に自然と人が集まるスポットがあって、

それなりの時間滞在するという場が、昔はあったように思います。

例えば、たこ焼き屋さんとかお好み焼き屋さん、

角打ちの酒場や駄菓子屋など。

そこでお店の人や、出入りする他のお客さんたちが

自然と会話をしたり、遊んだり、コミュニケーションを育んでいました。

これらは全てコンビニに取って代わられ、

そこはもはや滞在する場というより、単なる消費の場と化しました。

滞在する場と言えば、都心ではスタバを代表するカフェなどが増えましたが

そこは不特定の人とコミュニケーションする場ではなく、

都会の雑踏の片隅に自分の居場所を確保して閉じこもる、

例えば、イヤホンで音楽を聴いたり、

本を読んだり、勉強をしたりして、

その場所を長い時間占拠しさえすれど、

そこは交流の場では決してありません。

そうやって、様々な場所が消費行動を単純に行うだけの場や、

敷居のないパブリックな個室とでもいうような場所が増幅するご時世に、

地域やエリアを「パッケージ」として活性化させる、

その中心に本屋があってもいいのではないでしょうか。

その役割は別に本屋でなくても果たすことができるかもしれませんが、

本屋の強みは、まずはタダで時間をつぶせるということ。

結果的に商品を買わずに、長時間ぶらぶらとうろついていても

誰も文句を言ったりしません。

これは他のお店ではありえないことですね。

コンビニですらトイレを借りたらなんか買わなきゃという気になります。

そしてもう一つは、老若男女を問わないということ。

酒場なら当然大人だけ、駄菓子屋なら子供だけと、

世代や男女で偏りが出がちですが、本というのは人を選びません。

当然色々な価値観や経歴の人が絶えず出入りすることになり、

そこには多様性が生まれることになります。

なので、実はスタンダードさんがやっているように

多様な人たちのイベントとか仕掛けとかをとてもやりやすい環境であったのです。

ただ単に本を流通させる、消費するというだけの場所ではなく、

本屋の持つ本来の特性をフルに生かせば、

それは文化の発信基地となりうる。

個人的に、ハコをもっているというのはとても強いなあと感じています。

空間を所有していれば、必ず人がそこに出たり入ったり、集まります。

しかもネットのコミュニティとは違って、

そこに集う人の顔があり、実態がある。

その人たちがコミュニケートして化学反応が起これば

面白いことが起きるかもしれない。

本屋自体が人と人とを媒介する(mediate)メディアとしての

可能性をもっているということです。


といったところでしょうか。

密かに将来の夢は本屋兼カフェをやることというのを秘めている身、

地域の活性に取り組みたいと考えている身としては

とにかく、色々な可能性を感じたのは確かです。

何より目の前に実体として先駆者がいるのですから、

これほど説得力のあるものはありません。

(ただ私、経営とかお金を稼ぐということが不得意分野…)

とにかく、大変勉強になりました。


この後トークショーに続いて、延長の懇親会もあり、

出席させていただいたのですが、

ちょっとこの日具合がすこぶる悪かったので早々に退散せざるを得ず…

また、これからもこのムーブメントは続いていくと思いますので

ぜひ応援していきたいと思います。

2017-01-12

2016年総括

年末年始の充実に遅くなりましたが、

新春恒例の前年総括のお時間です。


2016年最大のトピックスと言えば、

なんといっても次女の誕生。

生まれた時から少し大きめでしたが、

以降も、こちらの予測をはるかに上回るハイペースで成長し、

あっという間に寝返り、ハイハイ、つかまり立ち、伝え歩きをし、

髪の毛は切らないと目に入るほどで、

歯もあっという間に生えてきました。

愛想もよく表情豊かで、体力がゼロになるぎりぎりまで

面白いことを求め彷徨う姿に、

きっと将来おもろい人間になるだろうなと期待が持てます。


そして長女は、小学校の生活にもすっかりなじみ、

また妹が生まれたことで新たな責任感が芽生えて、

ずいぶん成長しました。

今彼女の世界をもっともっと広げられる経験の場を与えてあげようと、

色々な場所へ連れ出したり、色々な人と関われるようにしましたが、

ちょっと照れ屋で馬鹿マジメな彼女なりに、

とても興味を持って面白がってくれていたようで、

こちらもどういう風に転がっていくのか楽しみです。

リザルトを見ても、かなり遊びに付き合ってくれていて

よき相棒に成長しました。

さあて、いつまで一緒に遊んでくれるかしらん?


そうやって家庭のウエイトが大きくなるなかでも、

しっかり遊びました。

いやもう、奥さんがエライんですけども。

奥さんに感謝!!!

山の方は今年はハイライトと言えるハイライトが

あったようななかったような感じで、

もう少しやれたかなというのが実感。

冬場は低山のロングコースを重点的に歩き、体力十分でしたが

4月の野球で手首をやってしまいそれが序盤に大きく響きました。

またピーク時の9月はイベント優先だったので、

意外と遠征の機会がありませんでした。

終盤は少し自転車復帰の兆しが芽生えてきましたが、

やっぱりプライオリティは山の方が断然上だと再確認した次第。

でも合間合間に、面白いスポットを目指したり、

超ロングライドもやっていければいいかな。


あとは2年前から再開した音楽活動。

今年はオリジナル楽曲の制作ではなく、

死ぬまでに弾けるようになりたい曲をひたすら練習して、

ギタースキルを向上させるというのを目標にしてきましたが、

これも骨折でずいぶん停滞してしまいました。

でも、音楽イベントに出たり、ライブにも精力的に行ったり、

たくさんのことを吸収できたり、

音楽のチカラを再確認できた充実の年でした。

15年ぶりにニューギターも購入して、こちらもやる気十分。

またぼちぼちオリジナル制作にも励みたいなと思います。


ということで、「山」「自転車」「音楽」を

個人的な三本柱に頑張っていこうと思います。

さてさて前置きはこのくらいにしてリザルト一覧を。


【年間スケジュール2016】

■1月

 ▲黒岩元旦詣で

 ▲各務原アルプス

 ◎京都ポタ

 ◎子連れツーリング 舞洲上陸

■2月

 ▲子連れハイク 黒岩尾根〜六甲最高峰〜有馬

■3月

 ◎子連れツーリング 大阪名所めぐり(京セラドーム・天保山)

 ▲子連れハイク 紀泉アルプス 山中渓〜霊山峰〜六十谷

 ▲大文字山ハイク

■4月

 ◎子連れツーリング 回転木馬

 ◎子連れツーリング 大阪空港千里堤防(L32エンド)

 ▲ポンポン山

■5月

 ▲子連れハイク 蓬莱山

 ◎子連れツーリング 枚方凍氷

 ▲箱根外輪山一周トレイル

■6月

 ▲子連れハイク 黒岩詣で

■7月

 ▲子連れハイク 中山連山

 ▲秘境 大杉谷

 ▲伊吹山ナイトハイク

■8月

 ▲前穂〜奥穂 縦走

 ▲子連れハイク 蝶ヶ岳

■9月

 ▲八ヶ岳 阿弥陀岳〜赤岳〜横岳〜硫黄岳

■10月

 ▲ちょいと豪円山

 ▲笠ヶ岳

 ◎子連れツーリング なみはや大橋&三本松めがね橋

■11月

 ▲スノーホワイト白山

 ◎ROAD TO 和歌山小川ハウス

■12月

 ◎ギターを買いに美濃ライド

 ◎立木音楽堂ライド

 ◎竹川さん参り&アワ1

 ◎走り納め舞洲

 ▲登り納め 子連れハイク 荒地山


◆2016年年間走行距離:1007.7km

◆通算TOTAL:45285.26km


↓新春の黒岩

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↓各務原アルプス縦走(写真はラストの坂祝の町並み)

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↓子連れツーリング 初めての舞洲へ

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↓1.17ウォーキング

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↓子連れハイク 薄雪の六甲山

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↓子連れハイク 紀南アルプス

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↓子連れツーリング 大阪湾ツアー

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↓大文字山

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↓子連れツーリング 大阪空港

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↓ポンポン山

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↓子連れハイク 蓬莱山

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↓田植え

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↓子連れツーリング 枚方凍氷

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↓箱根外輪山一周トレイル(丸山付近から)

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↓子連れハイク 黒岩詣で

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↓子連れハイク 中山連山

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↓秘境 大杉谷

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↓大台ケ原

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↓伊吹山ナイトハイク

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↓前穂

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↓吊尾根

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↓奥穂

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↓子連れハイク 蝶ヶ岳

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↓海ほたる上陸

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↓アンサンブルズ東京

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↓マイントピア別子

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↓しまなみ海道 亀老山展望台

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↓稲刈り

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↓赤岳鉱泉

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↓八ヶ岳(赤岳)

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↓とっとりバーガーフェスタ

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↓笠ヶ岳

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↓飛騨古川

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↓子連れツーリング なみはや大橋

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↓信貴山のどか村 秋の収穫

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↓ちょいとエスケール

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↓スノーホワイト白山

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↓ヤイリギター

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↓立木音楽堂

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↓竹川ファーム参り&アワ1

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↓登り納め 子連れハイク 荒地山

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ということで、本当にまんべんなく

色々なことにチャレンジしたり顔を出したりした1年でした。

自分はとても好奇心が強い方なので、

新しいことや面白いことならなんでもやってみるのがモットー。

とはいえ、あっちこっち八方美人ですぐに飽きてしまうのではなく、

山もチャリも音楽も写真も料理も読書も映画もスポーツも

どれも当然本気です。

でもこれ以上趣味が増えてしまうと本当に困りますね…

それでは各部門賞の発表です。


<ベストマウンテン:子連れハイク 蝶ヶ岳>

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今年も登りたい山に登り、歩きたい道を歩いてきましたが、

奇跡的にほとんど雨に降られることもなく、

文字通り晴れ晴れとしたシーズンでした。

そんな中での1番は、

娘を初めて北アルプスへと連れて行った蝶ヶ岳です。

近場のお山へはちょくちょく連れ出してはいましたが、

宿泊ありで、標高2500mを越える本格的な山へ登るというのは、

本人にとってもチャレンジだったと思いますが、

常に安全やペースに気を配ったり、単独行とは全く勝手が違い、

ある意味でこちらもチャレンジでした。

幸い天候もよく、一度は生で見せてあげたかった

穂高・槍の大屏風の山並みや

雲海から出る半熟卵のような朝日を見せられることができました。

娘と感動を共有し、一生の思い出に残る時間を築けたのが

素直に嬉しかったです。


<ベストライド:アワ1>

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2014年に自転車休業を宣言して、

スポット単発以外ではほとんどロードバイクに触ることもないまま、

気づけば3年近い年月が過ぎ、

復帰の兆しもないままやってきましたが、

他の用事にかこつけて、ぼちぼちと、

チャリに乗るというリズムみたいなのが芽生え始めてきました。

最終盤にバタバタとでしたが、

100km程度のライドをいくつかこなしてきて、

復帰に当たり、本当に体力的にやれるのか、

また気分的にも楽しめるのか、ある種の賭けとして行ったのが

年末のアワ1でした。

走り的には全盛期の感覚には及びませんでしたが、

それでも海岸線を駆け抜ける爽快さとか、

ライド終盤のしんどさと楽しさが同居した感じとか、

モチベーションにつながるものを感じられたので、

来年にうまくつながっていければと思います。


<ベスト産業遺産: ヤイリギター>

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ダムや隧道などの土木、近代建築など、このところ、

巨大構造物について注目することが続いていましたが、

最近ではクラフトや醸造といった、

もう少しサイズの小さいものにも大変興味が湧いています。

それらも、長年の経験や知識によって生み出される匠の技や、

クラフトマンシップの結晶であるという点では根っこは同じだと考えています。

”手”によって生み出されるものの美しさだったり、

日本はやはり職人の国であるということをつくづく感じますね。

ということで、1位はやっぱりヤイリギターさんです。

仕上がった楽器の素晴らしさは言うまでもありませんが、

工場見学で拝見した一工程一工程の研ぎ澄まされた作業の様子を見れば

その凄さがわかります。


<ベストMUSIC:『別れのサンバ』by 長谷川きよし>


去年は音楽的な活動や参加が多かった1年で、

NO,1を決めるのがとても難しかったですが、

去年最も聴いて、練習して、まだまだたどり着けていない

この『別れのサンバ』を1位にしたいと思います。

これをどうにかこうにか、少なくともそれなりに、

あわよくばカッチョよく弾いてみたい!と頑張った1年でした。

ご本人にもお会いすることができ、生で演奏が聴けたのも、

音楽活動に大きなモチベーションとなっています。

もっと精進しなければ…。


<ベストBOOK:『書を捨てよ、町へ出よう』by 寺山修司>

書を捨てよ、町へ出よう (角川文庫)

書を捨てよ、町へ出よう (角川文庫)


2016年も、読書は低調でした。

本屋へはよく顔を出して、気になる本は購入しているのだが

なにせ読む時間がなく、どんどん蓄積してしまっている。

もはや本屋さんの棚より、自分の家の棚の方が、

まだ読んでいない面白そうな本が並んで魅力的だったりするくらい。

読まないといかんですねえ。

で、今年の一冊は、もはやバイブルに近いような存在である

寺山修司の名著『書を捨てよ、町へ出よう』。

ずっと通勤のザックに忍ばせて、ちょっと合間につまみ読みして

常にチクチクと心を刺激してました。


<ベストMOVIE:『シン・ゴジラ』by 庵野秀明>

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去年は少しばかり映画館に足を運ぶようになりました。

主には作品に惹かれてというより、

ネタ収集的な色合いが強かったけど、おおむね楽しめました。

その中では、『シン・ゴジラ』がダントツで面白かった。

観る前は、またいつもの”庵野病”になってないかと心配でしたが

なんのなんの!

持ち味は十分に発揮しながら、

見事なエンターテインメントぶりを発揮していましたし、

従来のゴジラ観もいい意味で裏切っているところもあって、

よかったと思います。

東京五輪問題や、トランプ政権の誕生など、

全世界的にあらゆる分野で、

既存の価値観や秩序がスクラップされ、

新たな時代がビルドされるという時代の変わり目の年に、

新たなゴジラが生まれたというのはなにか因果を感じざるを得ません。


<ベストドラマ:『トットてれび』>

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去年は、テレビドラマは大豊作の年だったんじゃないでしょうか。

朝ドラ『とと姉ちゃん』『べっぴんさん』もよかったのですが、

ベストは土曜ドラマとして放映された『トットてれび』!

文字通り黒柳徹子さんの半生を描いたドラマですが、

これが本当に面白く、

特に徹子さん役の満島ひかりさんの憑依ぶりが素晴らしい!

他にも名だたる昭和スターが登場人物として出てくるのですが、

中村獅童さんの寅さんや、ミムラさんの向田邦子さんとか、

どの役もみんなドンピシャ。

大友さんが手がけた音楽も素晴らしい彩りでした。

しっかし、これがほぼ実話だというのに心底驚かされます。

改めて昭和ってとってもスバラシく輝いていた時代なんだなあと。

ちょうど2016年は、巨泉さんや、永六輔さんなど、

昭和を代表するスターや巨匠が次々とお亡くなりになられ、

時代の移り変わりを実感することが多かったですが、

生ける伝説としてまだまだ徹子さんには頑張ってもらいたいですね。


<ベストフットボーラー:クリスティアーノ・ロナウド(レアル・マドリード)>

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今年の最優秀フットボーラーはもう文句なしにクリロナでしょう。

EURO、CL、そしてクラブワールドカップの3冠、

とくに母国ポルトガルを悲願の優勝に導いたというのが

とても大きかったように思います。

クラブや個人成績では伝説的なリザルトを残していても、

国の代表としては主要なタイトルを取れないスーパースターは多い。

アルゼンチンのメッシしかり、スウェーデンのイブラヒモビッチしかり、

イングランドのルーニーしかり。

おせじにも戦力的に十分とは言えないポルトガルを牽引しての初優勝ですから、

これはもう本人にとっても今までで一番嬉しかったことじゃないでしょうか。


<ベスト野球人:宮西尚生投手(日本ハムファイターズ)>

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”神ってる”広島カープが一世風靡をしました2016シーズンでしたが、

何より去年すごかったのは日本一に輝いた日ハムだったと思います。

序盤はソフトバンクが圧倒的な独走で、

方や日ハムは、大谷の不振と故障、中田の不振などで大きく出遅れ、

まさかまさかのどんでん返しはスゴいの一言。

特にペナント終盤、そしてCSでの

ソフトバンクとの死闘はすさまじいものでした。

陽選手のナイスキャッチなど、本当にギリギリの攻防を勝ち上がり、

大逆転でのペナント奪取。

日本シリーズでも負けが先行しましたが、

見事に軌道修正をして日本一。

これは、もう栗山監督の絶妙な指揮と、

選手への鼓舞の賜物だと思います。

しびれるような1点差ゲームが続く中で、

栗山監督がどんな時も信頼を置いてきた

中継ぎエース宮西投手の活躍と粘りがあってこそだったと思います。

西宮出身、市尼崎卒ということで、もろ地元出身の選手なので

応援しています!


<ベストドライバー:ニコ・ロズベルグ(メルセデス)>

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フジの地上波・BS放送がなくなり、

事後的にyoutubeでダイジェストを確認する程度になってしまいました

F1サーカスですが、

それでもやっぱりモータースポーツは気になる事柄の1つです。

今年のNO.1はニコで決まり!というと、

あんなの真の王者じゃないとか批判も出そうですが、

最終戦にもっともポイントを獲得したものが

チャンピオンであるというのは揺るぎない。

しかも去年まであんなに打たれ弱く、肝心なところでミスを犯す

ガラスの王子様のような印象だったのに、

今年は冷戦沈着にミッションをこなし、あらゆる雑音にも動じず、

何より最終戦のハミルトンの

これ以上ない強烈なプレッシャーにも耐え忍ぶあの強靭さ。

前年、前々年からこれほどはっきりと

成長したのがわかるドライバーは他にいません。

オーラスにまさかの引退勝ち逃げ宣言で、皆の度肝を抜いたのも流石。


<ベストグルメ:赤岳鉱泉のステーキ>

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今年も色々美味しいものをいただきましたが、

ド級のインパクトを与えたこのステーキが2016年のNO.1で間違いなし!

そもそも山小屋でこれだけゴージャスな食事にありつけるなんてという

サプライズ感だけでも群を抜いていますが、

それに加えて、この日の山行はひどい雨で、

縦走をあきらめた上に、山頂にもアタックできず、

全身ドブネズミ状態で、相当惨めな思いでいたのを、

一気にパラダイスな気分へと変えてくれたのですから!


<ベスト酒:浪乃音酒造「渡船 純米大吟醸」>

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酒場で自宅で、全国津々浦々のお酒をいただきました。

また、こだわりの酒屋さんもいくつか利用させていただいて、

一期一会のお酒に巡り合うことも多々。

そんななかで一番だったのが、

滋賀県は堅田の「浪乃音酒造」さんのお酒。

酒米が、渡船という山田錦のお父さんに当たる滋賀県独自のお米で、

ちょっと個性的なのですが、クセになる味わいがたまりませんでした。


<ベスト酒場:ニコノトナリ>

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去年もたくさんの酒場にお邪魔しましたが、

最も居心地がよかったのが南森町にある「ニコノトナリ」さん。

情勢だけで切り盛りしている小さな立ち飲み屋さんですが、

大きな木のテーブルをぐるっと囲んで、

肩を寄せながらおいしい地酒にありつけます。

料理もすごくおいしくて、お気に入りのお店。


<ベスト麺:ティーパンのから高ラーメン>

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会社の近所がラーメン激戦区となり、

多種多様なジャンルのラーメンが乱立しています。

逆に、普通の定食が食べられるようなところが少なく、

お昼のラーメン率がとても高くなっています…

そんななかでの去年の1位は、

どこぞの専門店や人気店ではなく、

南方にあるフツーの中華料理屋さん「ティーパン」のから高ラーメン。

本当にフツーのラーメンですが、

2めぐりして原点に戻ってきたというか、

あれこれこねくり回して、格好つけたものではなく、

素朴が一番だなあという実感。


<ベストカレー:サッチェーズカレー 鯖と青唐辛子のカレー>

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ここ数年、大阪は全国屈指のスパイスカレー激戦区と化していますが

乱立することですでに淘汰が始まっています。

やはり、なにか刺さるもの、記憶に残る個性がないと生き残れません。

去年食べた一皿の中で一番強烈に印象に残ったのが、

中崎町にある「サッチェーズカレー」さんの日替わりメニューだった

鯖と青唐辛子のカレーです。

鯖を使ったカレーというのも珍しいですが、

スパイスと魚のうま味、そしてジンジャーの効かせ方が絶妙でした。

食後のチャイも超スパイシーでおいしく、また行ってみたいと思います。


<ベストイベント:アンサンブルズ東京>

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”本業”の「山」「音楽」「チャリ」以外にも、

色々なジャンルのイベントや体験ものをしましたねえ。

興味がある分野、おもしろアンテナにひっかかったものは、

とりあえずやってみました。

世の中まだまだ知らないことばかりで、学ぶことばかりでした。

去年一番の思い出は、やはり何と言っても

9月の「アンサンブルズ東京」しかないでしょう!

まさか、いしいしんじさんと一緒に紡ぎたしたコトバを、

大友さんのギターと、原田郁子ちゃんのピアノに乗せて、

一緒の舞台で歌えるなんて!

しかも目の間に大観衆がいて、

その先にはライトアップに輝く赤レンガの東京駅!

今までは正直ただの通過点でしかなかった東京駅でしたが、

とても思い出に残る場となりました。

本当に何度動画を見ても、ワクワクドキドキ、感動してしまいます。

もう一生モノの思い出。

しかも娘と一緒に!

夢のような体験でした。


<ベストパーソン:原田郁子&いしいしんじ>

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同じ流れで今年のベストパーソンは、やはり、

一番大きな夢を叶えてくれた原田郁子ちゃんといしいしんじさん!

自分にとっても大好きなお二人だし、

長女にとってはピアノを始めるきっかけとなった”鼻血のお姉さん”。

お会いするだけでも光栄なことなのに、

一緒に曲をこしらえて、一緒に舞台に上がって、歌って踊って…

もう素敵すぎます!

ありがとう!ありがとう!


ということで、2016年もたくさんの人たちと出会いました。

憧れだった人、夢や勇気を与えてくれた人、

新しい楽しさを教えてくれた人、

素晴らしい出会いばかりでした。

全てが今までやってきたことの延長上に生まれた出会いであり、

それがまた新たな世界へと繋がっていくような気がします。


↓カンザス・シティ・バンド

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↓バーガーサミット

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↓濱口祐自アニキ

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↓野宮真貴嬢

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↓イシバ先生

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↓さかざきちはるさん

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↓郁子ちゃん

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↓大友良英さん

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↓いしいしんじさん

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↓穂村弘さん&ブックストアの中川さん

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↓松本隆さん

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↓類さん

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↓キヨピー嬢

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↓Aimerさん

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↓モン!

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よく、特別な人と出会って特別な体験をして

羨ましいなあ、すごいなあと言われます。

でも自分は特別な人間でもないし、

特別なことをしているつもりはありません。

ただ、興味や可能性の領域を自分から囲い込んで限定するのではなく、

何でもやってみようという”好奇心”を絶やさないこと。

そして、興味の芽生えた分野に対してきちんと”アンテナ”を張ること、

そして、やってみたいとか、会ってみたいという気持ちや考えを、

頭の中だけで終わらせるのではなく、きちんと”実践”に移すこと、

そのことだけだと思います。

でもそれって、仕事でも遊びでも学問でも何でもそうですが、

ものすごく基本的なことだと思います。

他に人生を転がすエネルギー源を自分は知りません。

もちろん、常にそのスイッチをオンにし続けるというのは、

体力のいることであることは間違いありません。

そして、もちろん、自分自身ではどうしようもない事柄や状況というものはあります。

不利な状況や、越えられぬ限界というものが現実として立ちはだかったとしても、

それを前提として、自分のやれること、楽しめることを見つけ出せるかどうか、

結果がどうであれ、それを追求して悪あがきすることだけでもいいじゃないか!!

他人や世間がよくしてくれるという”他力”を期待して待っていても、

結果的に得られるものより、失うものの方が多いこともある。

結局、自分の人生を豊かにする、面白くするのは自分自身しかいません。

そのことを最近特に感じるようになりました。

それはここ数年で出会ってきた人生のお手本となる人たちから学んだことです。

そして、彼らは皆一様に”面白い”。


今年もまた、面白いことはトコトンやってみようの精神で進んでいきたいと思います。

2016-12-27

銭湯からメリークリスマス 銭湯ペンキ絵ライブペイント at ユートピア白玉温泉

金・土と京都2DAYSをこなし、ちょっとお疲れモード。

年賀状などしないといけないこともあるので、

日曜日は自宅にこもってのんびり作業と思っていたのだが、

土曜日の晩に、関西おもしろ博士として敬愛している

丸井輪太郎さんのタレこみ情報で面白そうなネタを発見してしまった!


なんと、京橋の近く、ガモ2(蒲生2丁目)にある銭湯屋さんで、

銭湯絵師によるライブペインティングがあるというではありませんか。

そんなのめったに見られないし、ぜひ行ってみよう。

また長女のものづくり精神にくすぐりを入れてやろうということで、

家族全員で遊びに行ってきました。

(輪太郎さんにも会えれたらよかったんだけど…)


ということで、自宅からタクシー飛ばしてやってきました

ユートピア白玉温泉。

我が家の近所にある銭湯よりもずっと立派で、1Fが駐車場、

2Fがロビーと浴場になっています。


↓ユートピア白玉温泉

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今回のイベントは題して「銭湯からメリークリスマス!」つまり銭メリです。

日本でたった3人(つまり世界で3人?)しかいない

現役の銭湯ペンキ絵師さんが、

その技を披露するというとっても貴重なイベントです。

大阪の銭湯はタイル絵が主流で、

現在大阪市内でペンキ絵を掲げているのは、この白玉温泉だけなんだとか。

加えて、実は関西ではあまり富士の絵が壁に描かれているところは少なく、

なおさら貴重なのです。


銭湯の壁画とは違いますが、ほんの少し前までは、

天六にあった映画館のホクテンザの看板は全部手描きの画でしたし、

阪急梅田駅から電車が出るとすぐ、

DDハウスの辺りにも映画告知のためのでっかい手描き画が

目に飛び込んできたものです。

デジタル技術、印刷技術が格段に向上した現代ではもう、

わざわざ手間もかかる手描きなど不要なのでしょうが、

あれはあれでとても味があったなあと思い出します。


↓銭湯ペンキ絵ライブペイント

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さて、今回のイベントは「富士の四季」と題して、

24,25日の2日間で、

5色のペンキを使って畳1畳分のペンキ絵を4枚制作するということで

すでに前日に書き上がった分の絵が乾燥のために掲げられていました。

また、この日は残念ながらお風呂に入れなかったので見れませんでしたが、

男湯の壁面に縦2m、横4mものサイズの「霊峰白山」が23日に描かれたそうで、

これはまた別途拝見しなければなりません。

ちなみになぜ白山が描かれたかというと、

実は大阪の銭湯経営者の約9割は北陸出身、それも石川県民の方が多く、

今回、府公衆浴場業生活衛生同業組合の方から、

ぜひとも故郷の山を描いてほしいという依頼があったからだそうです。


↓前日仕上がった絵がこちらの春の富士

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さて10時になり、最年長絵師の丸山さんが登場。御年81歳!

おもむろに真っ青なベニヤ板に

白いチョークで軽く構図を描いていきます。

本当に軽いタッチで、さささっと早業。

今回は冬景色の富士山を描くようです。


↓いよいよスタート

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↓チョークで軽く構図を下書き

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↓今回は冬景色の富士

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もっと精密に書き込んでいくのかと思いきや、

いきなりでっかいハケに青色のペンキをどっぷりと浸し、

何の躊躇もなく、ざざーっと一気に青空の部分を塗っていきます。

全く迷いなし!

そこから、トレーにある青色に少しずつ白や水色を足して、

様々な色味の青色を作り出しては、空に塗っていき、

画に色調を施していきます。

びっくりしたのが、これらの青を作り出すのに、

赤色がよく混ぜられていたこと。

色の調合も迷いなく、

山の陰影や、空模様をあっという間に浮かび上がらせていきます。

まるでマジックの早業を見せられているかのような感じ。

あれよあれよという間に、

富士山の原型がボワンと浮かび上がってきました。

その大胆な作業ぶりに、長女は最前列でかぶりつきでガン見。

声をかけれないほど集中して見つめていました。


↓びっくりするくらいササっとペンキを塗っていきます

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↓わずか5色のペンキを微妙に足したり引いたりしながら調合

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↓早くも富士が浮かび上がります

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↓娘もかじりついてガン見

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空の具合と、山のシルエットが仕上がると、

次に山頂の雪入れが始まります。

まずホワイトでくっきりとベースを施したら、

そこからそのホワイトにまた色を調合したものを

その上から何度も塗り足していき、気づけば見事な富士山が!


↓山頂の雪が入ります

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↓お見事!

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主役を描き終えると、

今度は裾野に広がる樹林帯と、

中央を流れる川を描きこんでいきます。

筆の立て具合を微妙に変えたり、

画材に押し付ける感覚でもって、

木の幹や葉っぱの部分などを繊細に描き違え、

さらにそこに微妙にブレンドを変えた色を加えていきます。

そうして、ある程度全体像が整ってきたところで

中休みに入りました。

ここまででわずか50分。

ドキドキしてみている側はもっとあっという間だったような感じです。

この途中段階でももはや名作の域。スゲー。


↓裾野の森を書き込んでいきます

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↓スゲー

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休憩の間に、丸山さんと少しお話しすることができました。

特に長女はこの魔法使いのように絵を仕上げていく、

丸山さんに尊敬のまなざし。

会場で売っていたポストカードにサインもいただきました。


↓現役最年長銭湯絵師の丸山清人さんと

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さて、20分ほどの休憩ののち、仕上げに入ります。

白のペンキをちょんちょんちょんと乗せて雪を降らせていくと、

あっという間に白銀の世界!


↓絵に雪が降ります

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↓アッという間に銀世界に

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そこから木々の幹や、水面に映る陰など、

細かい部分を同じ筆を器用に使って描きだし、

雪の深いところと浅いところの塗り足しなどの仕上げに。

冬景色はめったに描かないからと、

仕上げの確認はご本人ではなくお母さんにしてもらって(笑)、

いよいよOKもらいます。

最後にネーム入れをして完成です!


↓最後の仕上げ

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↓アッパレ!

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↓最後のOKを出すのはお母さん

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↓ネーム入れして冬の富士完成!

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わずか2時間前まではただの青いベニア板だったところに、

見事な冬の富士山が現れました。

富士山にはもちろん登ったことがあるけれど、

この丸山さんが描いた空想の富士山も、

山好きからしてもぜひとも登ってみたくなるような

実にリアルで魅力的なお山ですね。

これを眺めながらどっぷりと大浴場の湯船に浸かったら

さぞかし清々しいでしょうなあ。

でも水風呂に入ったら想像で凍え死にそう(笑)


↓銭湯のご主人とフィナーレのご挨拶

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最後に白玉温泉のオーナーさんとフィナーレのご挨拶。

スバラシイイベントを企画いただいて感謝!

廃れ行く銭湯文化を守るために、

ここでは色々なイベントや仕掛けを積極的にやってらっしゃるようなので

銭湯好きとしては今後もぜひ応援していきたいと思います。

そのあと、イベント記念として、ガマの油売りの口上がスタート。

子供たちポカーンで失笑、失笑、大爆笑でした。


↓寸劇

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↓もっかい記念撮影

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↓やっぱりすごい!

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12時を過ぎ、丸山さんや白玉温泉の皆さんにご挨拶をして帰路につきます。

帰りにいつものお店で焼きそばとお好み焼き。

下の子が欲しい欲しいとぐずるので焼きそばを上げてみるとペロリ。

人生初の味に大ハッスルしておりました。


↓昼飯

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ということで大充実の週末でございました。

金曜日の人形劇、土曜日のミュージカル、

そしてこの銭湯ペンキ絵と、

どれもクリエイティブの極意のようなものを目撃して

自分も娘も、なんかしたい!なんか作りたい!なんか描きたい!

というのがモリモリ湧きあがってきています。

この年末年始は我が家はいろいろ忙しくなりそうです!