Hatena::ブログ(Diary)

記憶の残滓 by arkibito

2018-04-03

梅田哲也/hyslom 船・2017』パフォーマンス・クルーズ

ブログ停滞で少し時間が経ちましたが、

梅田哲也/hyslom 船・2017』パフォーマンス・クルーズについて。


以前から注目していたのだけど、

スケジュールがなかなか合わずにいたイベントにようやく参加できました。

日常のありふれたモノ・コトを使い、

環境や音、光、行動などについて新たな”現象”を引き起こす

ライブ・インスタレーションを行っている、

大阪在住のアーティスト梅田哲也さんと、

様々な冒険や旅を通じて得られた経験や新たなモノ・人との遭遇を

表現に昇華させるアーティスト集団・hyslomの面々が、

大阪の水路や河川・港湾で繰り広げる水上パフォーマンスクルーズです。


あいにく当日は寒の戻りと雨というバッド・コンディションでしたが、

20人ほどが屋根のない小さな船に乗り込んで

東横堀川にある本町橋船着き場を20時に出航しました。

乗客はヘッドホンを手渡され、

そこから様々なアナウンスとともに

言葉のパフォーマンスが流れるようになっています。


本町橋船着場

f:id:arkibito:20180320194747j:image:w360


↓乗船

f:id:arkibito:20180320195901j:image:w360


まずは、阪神高速高架橋に閉ざされた

薄暗い東横堀川をゆっくりと南下していきます。

大阪の水路はちょいちょい船で行き来しているので、

比較的なじみの景色ではあるのですが、

夜中に通るのは初めてなので、また違った味わいがありました。

ふしばらくすると前方にhyslom隊の小さなボートが出現し、

船を先導していきながら、

ライティングやもろもろのパフォーマンスを繰り広げていきます。


東横堀川を南下

f:id:arkibito:20180320201238j:image:w640


いくつもの橋をくぐり、

深緑に淀んだ水面に波紋を刻みながら進んでいくと、

不意に、梅田さんの無線の声が忘れられた水路の物語を紡ぎ始めます。

「ガタロ?何でんねん、そのガタロて…」

まるで怪談話のように低く垂れこめた声が脳天に直接流れ、

その薄気味悪さと、

目の前に広がる非日常の暗闇の世界

(煌びやかな陸の世界の裏側で、確かに存在する暗い水路)が相まって、

まるで異空間へと迷い込んだような錯覚を覚えてきます。

我々は今どこへ引きずり込まれようとしているのか。

まるで長い間川底で息をひそめていた亡霊が、

満を持して水面へ浮上して、

その深い業にまみれた姿を現そうとしているのだろうか。


梅田さんの念仏のような声が異空間へいざなう

f:id:arkibito:20180320201501j:image:w360


↓鈍色に反射する水面

f:id:arkibito:20180320201602j:image:w360


そうやって徐々に、

現実と幻想のあわいに堕ちててゆき

片道切符の黄泉の国への渡しを渡ろうかという矢先、

東横堀川はプツリと切断され、

矛先を直角に変えて道頓堀川へと続いていきます。

それまで明かりの刺さない薄暗い洞穴のようなところを

ぬるぬると滑り抜けていたのが、

日本橋を潜り抜けた瞬間に、

眩いばかりの光の世界へと放り込まれ、

ありったけの栄華を誇るネオンの輝きに、

ただただ魅了され、我を忘れる。

それはまるで三途の川を抜けた先にある

お花畑にたどり着いたのかもしれなかった。

走馬灯のように駆け巡る光と雑踏の渦のなかで、

耳元で念仏のように続く世迷言のような物語だけが、

現実と非現実の輪郭を保ち、

ワタクシという自我をどうにか繋ぎとめるのでした。


↓島之内から道頓堀

f:id:arkibito:20180320201723j:image:w640


↓一気にオモテ世界へ

f:id:arkibito:20180320202532j:image:w640


戎橋

f:id:arkibito:20180320202829j:image:w360


おとぎ話の竜宮城の如く煌く道頓堀の幻想が

儚い夢のように過ぎ去って、

目の前に冥界への入り口のように水門が現れました。

道頓堀川水門です。

道頓堀川は潮の満ち引きによって水位が変動してしまうので、

水位を一定に保つための調整弁として水門が設けられています。

門のこちら側と向こう側では水位が違うので、

船舶の通航時にはゲートを閉めて、

水位を調整する役割を担っています。


この門をくぐれば、いよいよあの世の境地かと、

固唾をのんで水位の調整を見守っていましたが、

実はこの門は”アフリカ”への入り口でした。

温かいサバンナの風が髪をそっと撫でたような、

いや、まさか…


道頓堀川水門

f:id:arkibito:20180320204400j:image:w640


ゲートをくぐると、川の十字路へと躍り出ます。

今辿ってきた道頓堀川中之島から下ってきた木津川がクロスし、

一方は岩崎運河を経て尻無川、もう一方は木津川が南下して、

ともに南港の海へと注ぎます。

一行はそのまま直進して、岩崎運河へと向かい、

環状線の味わいのある鉄橋をくぐっていきます。


↓岩崎橋をくぐって尻無川へ

f:id:arkibito:20180320210025j:image:w640


この辺りはもう海が間近ということもあり、

雨と風が一層激しさを増してきました。

このしぶきを浴びながら、

ただ船舶の鈍いエンジン音だけを頼りに、

闇夜を切り裂いていく。

そこに自然と生まれる緊張感が、

この屋根のない低身の船をD-DAYの上陸用舟艇へと姿を変え、

今まさに死地へと赴くような錯覚を作り出し、

勢いを増す波の揺れとあべこべに高鳴る鼓動が加速してゆく。


ダンケルクかD-DAYのような緊張感

f:id:arkibito:20180320210333j:image:w640


せめぎあう住宅地の合間を抜け、

水路は徐々に幅を広げて、水面と夜空が溶け合う頃、

前方の暗闇におぼろげにアーチ型の水門が浮かび上がってきた。

それはまるで、輪廻の環を模ったような出で立ちで、

生ける場所からの離脱を告げる場所として存在していた。

我々はなす術もないまま、

銀河鉄道の夜がいよいよ石炭袋へと引きずり込まれていく要領で、

そちらへといざなわれてゆく。


↓尻無川水門。国内に3機しかないアーチ型水門

f:id:arkibito:20180320210717j:image:w640


いよいよ、結界を越境して、

河川から闇の海原へ解き放たれると、

どこからともなくhyslom船が現れ、

まるで黄泉の水先案内人のごとく、

まばゆい光線を発しながら波を繋いでゆく。

その光は実に心強く、そしてまた

夜闇に確かな方角を与える北極星のように愛おしい。

少しずつ歩みを速めて、その光へと近づいて行く。

激しい波しぶきに抗いながら、

光の道を絶やすことなく前進し続けてゆくhyslom船は

次第に後方へと小さくなってゆく。

そうしていよいよ、

流れの堰き止められた大正内港へと孤独に歩み出す。


↓アーチをくぐれば海

f:id:arkibito:20180320210209j:image:w640


↓hyslom船のおでまし

f:id:arkibito:20180320210330j:image:w640


↓躍動する発光船

f:id:arkibito:20180320210452j:image:w640


↓さよなら愛しい光

f:id:arkibito:20180320210610j:image:w640


そこはまるで、かつて栄華を極めた面影を

いまだに引きずり続ける廃墟のように

ただモノクロームの世界が広がり、

切り裂く波と、気張り続ける船のエンジン音以外には

何も聞こえない。

無名の画家の描きかけの風景画の中に

突如放り込まれたかのような、

非現実的な時間の淀みを掻き分けながら、

出口を求めて彷徨い続けていると、

黒々とした建造物の塊の一角に刻まれた僅かな隙間を見つけ、

そちらへと身をねじ込んでゆく。

ゆっくりと水をかいて、反対側へと頭を出すと、

そこには黙々と煙を吐いて呼吸する鉛の街が広がっていた。

夜行性の獣達が、

もはや生者でも死者でもなく得体のしれない我々の気配を察して

じろりと眼を光らせているかのように、

毒々しい蛍光の明かりがそこかしこで点滅し、

何処からともなく漂うケミカルな臭いが、

ここに長く留まることを拒絶している。

我々はできるだけ彼らをこれ以上刺激しないように、

忍び足で遥か彼方に見える一筋の光に向かって進む。

その道すがらに、この廃墟の王国のかつての英雄を祀る

墓標のごとくそびえる鉄骨のオブジェが何体も空を突き刺し、

よそ者の我々が二度と侵入しないように見守っている。


↓船町の工場地帯

f:id:arkibito:20180320211750j:image:w640


↓中山製鉄所

f:id:arkibito:20180320212118j:image:w360


↓鉛の墓標

f:id:arkibito:20180320212534j:image:w640


しばらく静かな運河をゆっくりと遡上していくと、

前方が急に開けてゆく。

振り返れば、あの黄泉の世界の最前線に置かれた鉛の要塞が

少しずつ小さくなってゆく。

我々は再び生なる環を模したような橋をくぐって、

無事に生還を果たした。

しかし、一度目が覚めれば、もはや思いだせない夢のごとく

あの夜の世界はもはやなかったことのように記憶を抹消されてしまう。


↓夜の世界が遠くなる

f:id:arkibito:20180320212446j:image:w360


↓再び黄泉のアーチをくぐる

f:id:arkibito:20180320212539j:image:w360


煌々と照らし出された三軒家の水門が、

まるで迷子をしかりつけるような形相で我々を迎え入れ、

この小さな難破船は戻ってきた。

我々の無事を確かめるかのように、

hyslom船は水路の真ん中で役割を終えた光を水の中へと沈め、

今宵蘇らせた水都の記憶を手厚く供養する。

推進力を失ったhyslom船はこの後しばらくの間、力なく漂流したのち、

漆黒の海へと帰っていった。


↓三軒家水門

f:id:arkibito:20180320213651j:image:w640


沈殿する水都の記憶を頼りに、

普段立ち入ることのない水路をあてどなく巡る旅はこうして幕を閉じた。

伝道師の語りを道しるべに、頭の中で一夜限りの筋書きを浮かべて、

日々横たわっている風景を書き換えるというのは

とてもクリエイティブな作業で、

ただ単に風景を切り取ったり、工場萌えな写真を狙うのではない、

新鮮な境地を楽しむことができました。


大阪ドーム千代崎港にて下船

f:id:arkibito:20180320215339j:image:w360


↓運航ルート

f:id:arkibito:20180322111103p:image

2018-03-09

ご近所めんライフ「麺屋 たけ井」「馬鹿殿」「麺匠たか松」「情熱うどん 讃州うどん豊崎本店」

また溜まってきたので、グルメネタを。


まずは阪急梅田エキナカの人気店、「麺屋たけ井」さん。

いつもここに行列ができていますが、外れた時間にささっと入る。

つけ麺大盛りはなかなかのボリュームですが、つるっとのど越し。

つけダレは濃厚だが、麺の良さを損なわない絶妙のバランス。

さすが人気があるだけはあります!


↓麺屋 たけ井

f:id:arkibito:20180131204806j:image:w360


つけ麺大盛り

f:id:arkibito:20180131203811j:image:w640


続いてもつけ麺

こちらは四条烏丸の人気店「麺匠たか松」。

トッピングの玉ねぎや、すだち、黒七味と味変グッズが充実しているし、

全粒粉の麺の風味もいいのだが、肝心のスープが印象弱い。

弱いが故の味変グッズ充実というよくあるパターン。

それと最初から温め直し前提で、

ぬるめのスープで出されるのは萎える。


↓麺匠たか松

f:id:arkibito:20180302194402j:image:w360


つけ麺(鶏魚介)大350g

f:id:arkibito:20180302195337j:image:w360


続いては、西中島の馬鹿殿。

ドロドロ濃厚なあえ汁に、醤のマジック。

だんだん味付けが濃くなっている気がする。

もう少し抑え気味でもいいんじゃないかなあ。


↓馬鹿殿で水戸黄門

f:id:arkibito:20180223122526j:image:w360


お次は毎度の力餅さん。

今回は定番をあえて外して、餅入りの中華そば

これがまた最高に乙。


↓力餅で力ラーメン

f:id:arkibito:20180224124522j:image:w640


ラストは、毎度お世話になっている

情熱うどん 讃州うどん豊崎本店さん。

なんとこの3月でお店をたたんで、

肥後橋うどんも食べれる居酒屋さんをされるとのこと。

うちの娘たちの主食ともいえるほど、贔屓にしていたので

本当にショック。

この日はカレー釜玉をいただきました。

このお店で食べられるのもあとわずか、寂しいなあ。


↓情熱うどん 讃州うどん豊崎本店

f:id:arkibito:20180301191308j:image:w360


↓焼チーズカレー釜玉

f:id:arkibito:20180301183113j:image:w360


↓娘たちの指定席

f:id:arkibito:20180301181540j:image:w360

2018-01-06

2017年総括

ハイ!

毎年恒例の総括のお時間です。

2017年は貪欲に幅広い分野に繰り出してあれこれ楽しみました。

あとで見てもらえればわかりますが、

ざっとこれだけ、よう遊んだなと。

しかもこのリストには加えていない日常的な飲み会や、

学校行事、音楽教室の催しといった通常ルーティンや、

オリジナルを除く弾き語り練習、ドローイング、

工作部隊の様々な活動なども考えると、

我ながらよくまあ体がもちましたなあ。

1日はどう頑張っても24時間しかなくて、

もちろん体は1つしかない。

その大前提の上で、

色々魅力的な遊びや催し、活動が目白押しの中で、

いつ何をどうチョイスするか。

特に最近は、登山・自転車・音楽の3本柱に加えて

本当に様々な分野の事柄に顔を出し、

いろいろな人とのつながりも一気に広がり

そこの組み立てがヒジョーに難しかったですが、

結果的に見れば、どれもこれもクオリティを落とすことなく、

深く広く、こんな楽しい1年を過ごせて、大満足でございます。


暮らしを振り返れば、なんといっても大きかったのは

次女が保育園生活をスタートさせたこと。

それによって奥さんも職場復帰し、

生活リズムが大きく変わりました。

長女の保育園スタートの時は、

寂しがり屋さんが出て大変でしたが

次女は肝が据わっているのと、

自ら進んでバイバイできるほど保育園生活が楽しいようで、

それが何よりの安心でした。

長女は、自分の遊びにも積極的に参加してくれて、

自転車アワ1や、富士登頂、アンサンブルズでの舞台など、

小学女子にして偉大なチャレンジを成功させて

一回りも二回りも大きく成長してくれました。

そして彼女の人を幸せにするスマイルにも磨きがかかり、

あちらこちらで彼女を慕ってくれる”トモダチ”も増え、

そういう人の徳というものを感じてもらえたかなと思います。

奥さんとは結婚10周年の記念イヤーで、

まあ山あり谷ありありますが、

相変わらずニコイチな関係を続けられて感謝感謝です。


2018年もこの勢いで駆け抜けていこうと思います。

皆様、改めで、どうぞよろしくお願いいたします!

各部門賞はまた別記事で。


<1月>

▲黒岩初日の出詣で

◎子連れツーリング 住吉さん

▲新春雪なし伊吹山

●劇団カッパ座 『雨の贈りもの』

●映画『この世界の片隅に』

●SAKE 日本酒マニアック博

●森林浴 思考採集イベント 劇 『指紋は象のはたけ』 〜バーチャル社会 in 應典院〜

●阪神淡路大震災1.17セレモニー at 東遊園地

●『TOSS』 release tour 2016-2017  by SHUGO TOKUMARU


↓黒岩初日の出詣で

f:id:arkibito:20170101061553j:image:w640


↓子連れツーリング 住吉さん

f:id:arkibito:20170104154043j:image:w360


↓新春雪なし伊吹山

f:id:arkibito:20170107132513j:image:w360


↓坂口修一さんと。 『指紋は象のはたけ』

f:id:arkibito:20170116112128j:image:w360


↓阪神淡路大震災1.17セレモニー at 東遊園地

f:id:arkibito:20170117060138j:image:w640


↓『TOSS』 release tour 2016-2017  by SHUGO TOKUMARU

f:id:arkibito:20170122171606j:image:w360


↓三浦千明さん&yunnikoさんと

f:id:arkibito:20170122203205j:image:w640


<2月>

●成田山豆まき(『べっぴんさん』)

▲有馬氷瀑めぐり

▲音羽山〜醍醐山

▲芦屋地獄谷 谷底ツアー

●くまモンファン感謝祭2017in OSAKA

●ニット作家・能勢マユミ『毛糸のがまぐち』刊行記念 がまぐちワークショップ at スタンダードブックストア心斎橋

●本屋トーク 辻山良雄(Title)×大井実(ブックスキューブリック)at スタンダードブックストア心斎橋


↓成田山豆まき(『べっぴんさん』)

f:id:arkibito:20170203110159j:image:w640


↓芳根ちゃん♪

f:id:arkibito:20170203110933j:image:w640


↓有馬氷瀑めぐり

f:id:arkibito:20170211110805j:image:w360


↓音羽山〜醍醐山

f:id:arkibito:20170219155044j:image:w640


↓芦屋地獄谷 谷底ツアー

f:id:arkibito:20170226160600j:image:w360


↓恒例のくまモンと

f:id:arkibito:20170126170149j:image:w640


↓ニット作家・能勢マユミ『毛糸のがまぐち』刊行記念 がまぐちワークショップ at スタンダードブックストア心斎橋

f:id:arkibito:20170205171825j:image:w360


↓本屋トーク 辻山良雄(Title)×大井実(ブックスキューブリック)at スタンダードブックストア心斎橋

f:id:arkibito:20170222193657j:image:w360


<3月>

●映画『人生フルーツ』

●金沢カニ旅

●WBC強化試合 オリックスvsオーストラリア

●桜井玲香ファースト写真集出版記念お渡し会

◆耳をすませば聖地巡礼

◆首都圏外郭放水路

●名古屋旅

▲渥美トレイル縦走

◆高蔵寺ニュータウン

◎子連れツーリング 緑地公園

▲愛宕もうで

●ジョナス・メカス×いしいしんじ 『幸せな人生からの拾遺集』/『フローズン・フィルム・フレームズ―静止した映画 』 at 誠光社

●本屋改造プロジェクト at スタンダードブックストア心斎橋

●ジョンとポール”CROQUIS”リリース記念LIVE at 誠光社


↓金沢カニ旅

f:id:arkibito:20170304194842j:image:w360


↓金沢カニ旅

f:id:arkibito:20170305105655j:image:w360


↓WBC強化試合 オリックスvsオーストラリア

f:id:arkibito:20170306203555j:image:w640


↓桜井玲香ファースト写真集出版記念お渡し会

f:id:arkibito:20170308001834j:image:w360


↓耳をすませば聖地巡礼

f:id:arkibito:20170309090951j:image:w360


↓首都圏外郭放水路

f:id:arkibito:20170309153927j:image:w640


↓渥美半島 菜の花まつり

f:id:arkibito:20170318104351j:image:w640


↓渥美トレイル縦走

f:id:arkibito:20170318125736j:image:w640


↓子連れツーリング 緑地公園

f:id:arkibito:20170319140932j:image:w360


↓愛宕もうで

f:id:arkibito:20170312163154j:image:w360


↓ジョナス・メカス×いしいしんじ 『幸せな人生からの拾遺集』/『フローズン・フィルム・フレームズ―静止した映画 』 at 誠光社

f:id:arkibito:20170312222319j:image:w640


↓本屋改造プロジェクト at スタンダードブックストア心斎橋

f:id:arkibito:20170321105307j:image:w360


↓ジョンとポール”CROQUIS”リリース記念LIVE at 誠光社

f:id:arkibito:20170326190103j:image:w360


↓ジョンとポールさんと

f:id:arkibito:20170326200859j:image:w640


<4月>

●パラダイス★類2017 at 元立誠小学校

●『音楽と美術のあいだ』刊行記念トークイベント 大友良英×小崎哲哉 at 恵文社

●紙のマーケット at レトロ印刷JAM

◎子連れツーリング 淡路島ライド presented by 回転木馬

▲芦屋地獄谷 ロックガーデン


↓パラダイス★類2017

f:id:arkibito:20170402180519j:image:w640


↓パラダイス★類2017

f:id:arkibito:20170402190902j:image:w640


↓『音楽と美術のあいだ』刊行記念トークイベント 大友良英×小崎哲哉 at 恵文社

f:id:arkibito:20170413200316j:image:w360


↓大友さんと

f:id:arkibito:20170413213617j:image:w360


↓紙のマーケット at レトロ印刷JAM

f:id:arkibito:20170422132151j:image:w360


↓子連れツーリング 淡路島ライド presented by 回転木馬

f:id:arkibito:20170416090245j:image:w360


↓子連れツーリング 淡路島ライド presented by 回転木馬

f:id:arkibito:20170416122116j:image:w640


↓子連れツーリング 淡路島ライド presented by 回転木馬

f:id:arkibito:20170416143359j:image:w640


↓芦屋地獄谷 ロックガーデン

f:id:arkibito:20170430153428j:image:w640


<5月>

●映画『GHOST IN THE SHELL』

●『走れミカンの皮』出版記念 吉田戦車サイン会

●「野宮真貴、ヴァカンス渋谷系を歌う。」 at Billboard Live OSAKA

●田植え2017

京都日本酒ドロップキック with うめ夫妻

●『松田美緒 エーラ(?λα)』発売記念+CHOVE CHUVA16周年特別ライブ!」 at CHOVE CHUVA

●IN/SECTS presents 『KITAKAGAYA FLEA 2017 spring / ASIA BOOK MARKET』

●四国×酒国2017 with あっちょ

●セ・パ交流戦 ヤクルトvsオリックス

▲猪難撤退 保久良さん


↓『走れミカンの皮』出版記念 吉田戦車サイン会

f:id:arkibito:20170504152327j:image:w360


↓「野宮真貴、ヴァカンス渋谷系を歌う。」 at Billboard Live OSAKA

f:id:arkibito:20170503220026j:image:w360


↓田植え2017

f:id:arkibito:20170513114933j:image:w360


京都日本酒ドロップキック with うめ夫妻

f:id:arkibito:20170514114731j:image:w360


↓『松田美緒 エーラ(?λα)』発売記念+CHOVE CHUVA16周年特別ライブ!」 at CHOVE CHUVA

f:id:arkibito:20170520220408j:image:w640


↓松田美緒さんと

f:id:arkibito:20170520223744j:image:w360


↓IN/SECTS presents 『KITAKAGAYA FLEA 2017 spring / ASIA BOOK MARKET』

f:id:arkibito:20170527165318j:image:w360


↓スタンダードの中川さんとgrafの服部さんによる直観讀みブックマーカー

f:id:arkibito:20170527173318j:image:w360


↓四国×酒国2017 with あっちょ

f:id:arkibito:20170528163204j:image:w360


↓四国×酒国2017 with あっちょ

f:id:arkibito:20170528162552j:image:w360


↓セ・パ交流戦 ヤクルトvsオリックス

f:id:arkibito:20170530190213j:image:w360


<6月>

▲ダイヤモンドトレイル全縦走

◆キンミヤさん

●映画『吉田類の「今宵、ほろ酔い酒場で」』舞台挨拶

●Morning RUI

●『いっさいはん』 by minchi原画展

●KANSAS CITY BAND ライブツアー ザ・行商2017〜夏至の頃 at マダムピサ

●KANSAS CITY BAND ライブツアー ザ・行商2017〜夏至の頃 at 難波屋


↓ダイヤモンドトレイル全縦走(大和葛城山)

f:id:arkibito:20170603055957j:image:w360


↓ダイヤモンドトレイル全縦走(金剛山)

f:id:arkibito:20170603083503j:image:w360


↓ダイヤモンドトレイル全縦走(ゴールの槙尾山)

f:id:arkibito:20170603164642j:image:w640


↓キンミヤでおなじみの宮崎本店

f:id:arkibito:20170628135938j:image:w360


↓映画『吉田類の「今宵、ほろ酔い酒場で」』舞台挨拶

f:id:arkibito:20170617185032j:image:w360


↓Morning RUI

f:id:arkibito:20170618105909j:image:w640


↓『いっさいはん』 by minchi原画展

f:id:arkibito:20170610103416j:image:w360


↓KANSAS CITY BAND ライブツアー ザ・行商2017〜夏至の頃 at マダムピサ

f:id:arkibito:20170622224300j:image:w640


↓KANSAS CITY BAND ライブツアー ザ・行商2017〜夏至の頃 at 難波屋

f:id:arkibito:20170623190743j:image:w640


<7月>

◎めざせ市島製パン研究所

▲雨の鹿島槍 feat. Mr.K

◆飯田線秘境ツアー

▲子連れハイク 千畳敷カールおさんぽ

◎田切駅→伊那市駅 1hour Bicycle Tour the 6th ”轟天号を追いかけて”2017/第六天魔王降臨

●細野晴臣 初夏ツアー at 味園ユニバース 

●clammbon モメントツアー2017 at 滋賀 U★STONE

●天神祭

●宇陀市榛原花火競技大会


↓市島製パン研究所 三澤さんと

f:id:arkibito:20170708150918j:image:w360


↓絶品のバーガー♪

f:id:arkibito:20170708142401j:image:w360


↓雨の鹿島槍 feat. Mr.K

f:id:arkibito:20170723091205j:image:w360


↓雨の鹿島槍 feat. Mr.K

f:id:arkibito:20170724222438j:image:w640


↓K大先生と爺ヶ岳にて

f:id:arkibito:20170723062621j:image:w640


↓飯田線秘境ツアー

f:id:arkibito:20170728100000j:image:w360


↓子連れハイク 千畳敷カールおさんぽ

f:id:arkibito:20170729080820j:image:w640


↓田切駅→伊那市駅 1hour Bicycle Tour the 6th ”轟天号を追いかけて”2017/第六天魔王降臨

f:id:arkibito:20170729141914j:image:w640


↓田切駅→伊那市駅 1hour Bicycle Tour the 6th ”轟天号を追いかけて”2017/第六天魔王降臨

f:id:arkibito:20170729161852j:image:w640


↓細野晴臣 初夏ツアー at 味園ユニバース 

f:id:arkibito:20170715193220j:image:w360


↓憧れの松本隆さんと!

f:id:arkibito:20170715173159j:image:w640


↓clammbon モメントツアー2017 at 滋賀 U★STONE

f:id:arkibito:20170716121039j:image:w360


↓宇陀市榛原花火競技大会

f:id:arkibito:20170806202423j:image:w360


↓法佐藤との再会

f:id:arkibito:20170812215109j:image:w640


<8月>

●回転木馬 BBQ大会

●パン豆ひなのや at 誠光社

▲子連れハイク 富士山登頂

◆夏の自由研究 わが町の立体模型を作ろう 現地ツアー


↓回転木馬 BBQ大会

f:id:arkibito:20170806112730j:image:w360


↓パン豆ひなのや at 誠光社

f:id:arkibito:20170819141429j:image:w360


↓子連れハイク富士山登頂

f:id:arkibito:20170827102210j:image:w360


↓夏の自由研究 わが町の立体模型を作ろう

f:id:arkibito:20170823221730j:image:w360


<9月>

●港町ポリフォニー

●稲刈り2017

●帝国劇場 ミュージカル『レ・ミゼラブル』

●『Robert Frank:Books and Films,1947-2017』 at KIITO(デザイン・クリエイティブセンター神戸)

◎子連れツーリング あっちょん家

▲黒岩詣で

◎山田錦のふるさとライド 〜類をたずねて四十里〜

◆耳すまごっこ

◆東京タワー

●アンサンブルズ東京 ワークショップ 坂本美雨with聖歌隊CANTUS


↓港町ポリフォニー

f:id:arkibito:20170903153428j:image:w640


↓トクマルグループのyunnikoさんと

f:id:arkibito:20170906103224j:image:w640


↓二階堂和美×三田村管打団?

f:id:arkibito:20170903181023j:image:w640


↓稲刈り

f:id:arkibito:20170910105452j:image:w640


↓レ・ミゼラブル

f:id:arkibito:20170914213033j:image:w640


↓『Robert Frank:Books and Films,1947-2017』 at KIITO

f:id:arkibito:20170918164034j:image:w640


↓子連れツーリング あっちょん家

f:id:arkibito:20170902104704j:image:w640


↓黒岩詣で

f:id:arkibito:20170918144356j:image:w640


吉田類さん at 加東まつり

f:id:arkibito:20170924125009j:image:w360


↓耳すまごっこ

f:id:arkibito:20170930172215j:image:w360


↓東京タワー

f:id:arkibito:20170930195211j:image:w640


↓坂本美雨さんと

f:id:arkibito:20170930151424j:image:w360


↓ワークショップのみなさんと

f:id:arkibito:20171002133407j:image:w640


<10月>

●仁淀川の旅

▲中津渓谷歩き

●アンサンブルズ東京 ワークショップ

 坂本美雨with聖歌隊CANTUS(2回目)&大友良英スペシャルビッグバンド

●イワサトミキ作品展 at pieni deux(岡山)

●とっとりバーガーフェスタ2017

▲ちょいと豪円山

▲大山特急

●アンサンブルズ東京

●プロジェクトFUKUSHIMA in TAJIMI 2017  


↓高知・仁淀川の旅

f:id:arkibito:20170928095911j:image:w640


↓イワサトミキさんと

f:id:arkibito:20171007124903j:image:w360


↓とっとりバーガーフェスタ

f:id:arkibito:20171011175942j:image:w640


↓大山

f:id:arkibito:20171008154558j:image:w640


↓アンサンブルズ東京

f:id:arkibito:20171025111557j:image:w640


↓アンサンブルズ東京 大友良英スペシャルビッグバンド

f:id:arkibito:20171025103228j:image:w640


↓アンサンブルズ東京 坂本美雨with聖歌隊CANTUS ワークショップの皆さんと

f:id:arkibito:20171024132130j:image:w640


↓プロジェクトFUKUSHIMA in TAJIMI 2017

f:id:arkibito:20171028165717j:image:w640


↓プロジェクトFUKUSHIMA in TAJIMI 2017

f:id:arkibito:20171028153641j:image:w360


<11月>

◎なんちゃってキャノンボール ズッコケ三人組

●姫路 夢街道プロジェクト

◆湊川隧道 一般通り抜け

●『京都で考えた』 by 吉田篤弘 トークショー at 恵文社一乗寺店

●国立民族学博物館40周年記念公演 『めばえる歌〜民謡の伝承と創造〜』

●勝井祐二 × U-zhaan 男のデュオツアー 2017 at 旧グッゲンハイム邸(塩屋)

●北野メディカルワンダーランド

●谷口智則 ライブペインティング at 梅田Loft

●ヤクルトスワローズ ファン感謝DAY 2017

●『今宵、ほろ酔い酒場で』DVD発売記念パーティー

◆TOKYO MIDNIGHT 山手線徒歩一周

●カンザスシティバンド 2017秋の勤労感謝ツアー 千秋楽 at 西成・難波屋

●しおや歩き回り音楽会 しおさい2017


↓なんちゃってキャノンボール ズッコケ三人組

f:id:arkibito:20171103133403j:image:w640


↓壺阪酒造さんにて

f:id:arkibito:20171026150850j:image:w640


↓湊川隧道

f:id:arkibito:20171112140808j:image:w640


↓吉田篤弘さん

f:id:arkibito:20171017185343j:image:w360


↓松田美緒さんと

f:id:arkibito:20171111164313j:image:w360


↓井上博斗さんと

f:id:arkibito:20171111164841j:image:w360


↓U-zhaanさんと

f:id:arkibito:20171116162815j:image:w640


↓勝井祐二さんと

f:id:arkibito:20171116214609j:image:w640


↓谷口智則さん

f:id:arkibito:20171119162805j:image:w360


↓ヤクルトスワローズ ファン感

f:id:arkibito:20171123114621j:image:w360


吉田類さんと

f:id:arkibito:20171123181141j:image:w640


↓長尾直樹監督と

f:id:arkibito:20171123180351j:image:w640


↓『TOKYO MIDNIGHT』

f:id:arkibito:20171123215541j:image:w640


↓下田卓リーダーと

f:id:arkibito:20171124211141j:image:w360


↓カンザスシティバンドのみなさんと

f:id:arkibito:20171124210628j:image:w360


↓しおや歩き回り音楽会 しおさい2017

f:id:arkibito:20171126143516j:image:w360



<12月>

●クラムボン with 徳澤青弦カルテット at ビルボードライブ大阪

●陶音 タイルを使ったワークショップ at スタンダードブックストア心斎橋

●映画『あしたはどっちだ』

●手塚治虫生誕90周年記念 『MANGA Performance W3(ワンダースリー)』

  at DDD青山クロスシアター(青山)

●『KANSAS CITY BAND』12月 月例ダウンタウンHUB浅草店ライブ(浅草)

◆Jet Black before DAWN京浜工業地帯

●青春18きっぷでゆく 呑み鉄 東海道本線編

●青春18きっぷでゆく 子連れカニ鉄 城崎温泉編

◎2017年走り納め 舞洲&自転車湯

●風呂四駆 西院 旭湯GP

▲2017年山納め 黒岩詣で


↓クラムボン with 徳澤青弦カルテット at ビルボードライブ大阪

f:id:arkibito:20171208200551j:image:w360


↓陶音 タイルを使ったワークショップ

f:id:arkibito:20171210155433j:image:w640


↓坂口修一さんと。『MANGA Performance W3(ワンダースリー)』f:id:arkibito:20171215152240j:image:w640


↓KANSAS CITY BAND』12月 月例ダウンタウンHUB浅草店ライブ(浅草)

f:id:arkibito:20171215222347j:image:w640


↓『Jet Black before DAWN』

f:id:arkibito:20171216033651j:image:w640


↓青春18きっぷでゆく 呑み鉄 東海道本線編

f:id:arkibito:20171216090509j:image:w360


↓青春18きっぷでゆく 子連れカニ鉄 城崎温泉編

f:id:arkibito:20171223140204j:image:w360


↓風呂四駆 西院 旭湯GP

f:id:arkibito:20171229143217j:image:w360


<自転車リザルト>

走行距離:1219.45km

TOTAL:46504.71km

2017-12-31

2017山納め 黒岩詣で

2017年の山納め。

毎年最初と最後は黒岩さんと決めています。


14:30の梅田発の阪急特急に乗り、

15時前に芦屋川を出発。

高座の滝の上から、高座谷へ。

2つ目の堰堤の奥にイノーさんの群れの姿。

刺激しないように通過します。


↓イノーさん

f:id:arkibito:20171230152047j:image:w360


第2荒地山堰堤の分岐で、

いつもはキャッスルへ折れるのだが

たまには違うルートでもと思って直進。

そのまま行けば風吹岩だが、

それでは面白くないので

途中に裏道らしきトレースを発見したので突入。

ちょうど高座谷を挟んで向かい正面に黒岩が見える。

途中からほぼトレースが消えてしまうが、

随分前につけられたのか、

色褪せた赤テープが点々とあるのでそのまま突っ込む。

あってないようなトレースを進むと、

高座谷の流れに降り立ちます。

そこからどう進めばいいかよくわからないまま、

とりあえず沢を遡上すると、

ようやく見慣れた道に出ました。


↓どこじゃ?

f:id:arkibito:20171230154041j:image:w360


↓どこじゃ!!

f:id:arkibito:20171230154613j:image:w360


↓C5の先に出でました

f:id:arkibito:20171230154823j:image:w360


結果的にほぼ最短ルートを通って、

ラストえしゃえしゃ登って黒岩に。

今日はさすがにこの時間誰もおらず、独り占め。

風もなく、時折カラスがカアと一声上げる以外に全く音もせず、

何だか世界が完全に止まってしまったかのような静寂の中、

黒岩の主と酒を酌み交わします。


↓スッバラシイ昼下がり

f:id:arkibito:20171230155922j:image:w640


↓黒岩にカンパイ

f:id:arkibito:20171230155952j:image:w640


今年の山行を振り返ると、

ほとんど山には行けなかったなあという印象。

とくにシーズン期に全然アルプス遠征ができず、

今年は本当に何年振りか、

上高地へ一度も足を踏み入れることがありませんでした。

週末ごとの天候不順や、過密のスケジュールのせいで、

今年はお山が遠かったです。

それでも、長年の目標の一つだったダイトレ縦走を完走したり、

長女と富士山を制圧したり、どうにかの面目躍如。

K大先生との鹿島槍は、

今振り返ればよくぞあのコンディションで突入したなという

土砂降りの土砂降りでした。

なんだかんだ言って、

やはり自分は山がないと生きた心地がしないというか

山に還りたい思いはずっと宿っているので、

来年はもっと充実した山ライフになれるようにしたいなあ。


↓そろそろ日暮れ

f:id:arkibito:20171230160038j:image:w360


そろそろ夕暮れ。

うかつにもライトを忘れてしまったので、

少し速足で帰路に。

保久良さん経由で無事下山。


↓風吹岩

f:id:arkibito:20171230165309j:image:w360


↓陽が沈みます

f:id:arkibito:20171230165258j:image:w360


↓保久良さんで下山

f:id:arkibito:20171230171134j:image:w360


【2017山行】

▲黒岩初日の出詣で

▲新春雪なし伊吹山

▲有馬氷瀑めぐり

▲音羽山〜醍醐山

▲芦屋地獄谷 谷底ツアー

▲愛宕もうで

▲渥美トレイル縦走

▲芦屋地獄谷 ロックガーデン

▲猪難撤退 保久良さん

▲ダイヤモンドトレイル全縦走

▲雨の鹿島槍 feat. Mr.K

▲子連れハイク 千畳敷カールおさんぽ

▲子連れハイク 富士山登頂

▲黒岩詣で

▲中津渓谷歩き

▲ちょいと豪円山

▲大山特急

2017-12-28

なんちゃってキャノンボール 第4区間:おちょぼさん〜大阪

さて、時刻は17:30になろうとしています。

お店もそろそろ閉店ということもあり、

いよいよ最後のセクションに向けてリスタートします。

門前町は煌々と明かりが光っていたので、

そんなにわからなかったが、

大鳥居のあたりまで来ると、すっかり日が落ちて真っ暗。

ここからは本格的なナイトライドになると同時に、

寒さが再び脅威となります。


大鳥居から出て、三郷の交差点から県道219号に入って北上します。

この一帯は全く対象物がなくて、

はるか先まで暗闇が支配しているような感じ。

風は相変わらず吹いていて肌寒い。

ここから揖斐川を渡らねばならないが、

渡れるのは福束大橋の一か所のみなので、

曲がりどころを間違えないように

慎重に交差点の標識を注視していたのだが、

西之川の1つ手前の五反郷新田で左折してしまいました。

まあオーバランするよりはいいのだが、

どうも様子が違うし、農業道路なので暗くて不安を誘います。

しかし方角は間違いないので、

とりあえず進んで、最後に帳尻を合わせます。

うめさんが、遠くに見える車の往来の光の線を指して

東海環状のJCTでしょうかと聞いてきたところが

我々が目指している福束大橋。

県道30号に入ると交通量が一気に増え、

トラフィックが困難なので歩道へと脱げ込み、

そのままぐいっと土手まで上がる。

そこでも野菜さんは少し遅れてしまいます。


↓福束大橋

f:id:arkibito:20171104175619j:image:w360


福束大橋で揖斐川を渡ると、前方に、

より濃紺のシルエットを

闇に浮かび上がらせている山並みが見えてきます。

あの山塊を越えれば、滋賀は琵琶湖ですが、

その山並みに多い重なるようにして邪悪な雲が見え、

まさか、またもや雨の不安。

横曽根3でR258にぶつかり、

向こう側へ横断してから左折し歩道を行きます。

すぐに養老大橋で杭瀬川を渡ります。そのまま下って、

名もなき交差点を右折し、県道30号へ入ります。

この道も周囲に何もない真っ暗闇の道で、

気持ちがどんどん冷えてきます。

小さな川を渡るだけなのに、

立派なオーバーパスの上りを越え、

その先で東海環状道をくぐります。

そこから一直線に続く殺風景な道を進んでいくと、

前方にはいつの間にか

やたらでっかいドラッグストアや大型家電店などができて

養老の街が煌びやかになっておりました。

ここから先、米原までの山間部に突入する前に

一度、防寒等の準備をするため

下高田の交差点のところのコンビニにピットイン。


ウェアリングの変更や、トイレ、

アップダウンでの消耗に備えての軽い腹ごしらえをしていると、

野菜さんが意を決したように

「すみません。リタイヤします!」と宣言されました。

桶狭間で深刻なトラブルが生じ、

長島あたりからはその影響で走りにも精彩を欠きつつも、

どうにか騙し騙しここまで引っ張ってきたので、

もうあと少しでなじみの関西圏へ突入するし、

このまま多少時間がかかっても3人で完走できるかも、

というより、何とかそうしたいと、

自分もうめさんも思っていたので、

このタイミングで、正直びっくりしました。

もちろん、野菜さんも完走をしたかったろうし、

チームとしての立場を考えると

DNFを口にするのは葛藤があったと思います。

ただ野菜さん的には、もうメンタル的には限界が来ていたようだし、

せめてもの目標としていた「おちょぼさん」でのグルメも味わい、

ある意味での達成感を感じてしまって、

あとここから170km以上を走り続ける

モチベーションを維持できなくなったようでした。

こちらとしても非常に悔しく、

やはりチームとしてのゴールをしたかったですが、

チームと言えど、個人商店の集まりで、

自己責任が大前提ということを考えれば

本人がそう決断したことを受け入れるしかありません。

こちらとしては少なからずショックだったのですが、

それとは裏腹に、野菜さんやけに清々しくDNFを宣言され、

リタイアをする、これ以上走り切れないということを

ネガティブに捉えるのではなく

むしろここまで、自分とうめさんと

400kmにわたって走ることができたということが嬉しかった!と

そういう風に言っていただけたことで、

自分も野菜さんの決断を支持したいと思えました。

3人それぞれの目的やライドの意義は当然違っていて、

野菜さんにとっては、キャノボを達成することよりも

我々と一緒に走ること、

フレッシュ以上の感動と思い出を作るということが

何よりも大事だと言っていたし、

そこについてはもう十分達成できたからこそ、

無理やり引きずることなく堂々とリタイアを宣言できたのだと思います。


と、今振り返ってみれば、

そう冷静に考えることができましたが、

やはり現場でDNFを聞いたときは、

こちらも疲労などで思考力が落ちているし、

やっぱりショックの方が大きくて、

なかなか状況を飲み込めないというか、受け入れられないというか、

どうしよう、どうしようという気持ちの方が大きかったように思います。

やはり、東京〜大阪という長丁場で、

メカニック的、気候的、難易度的、メンタル的、フィジカル的に

様々な困難が待ち受けているのだから

そんな、ハイ走りますといっても簡単に達成できないもので

それがスタート直後でも、ゴール間際でも、

ゴールテープを切る瞬間まで何が起こるかわからない。

そんな簡単なことじゃないんだと

言い聞かせるようにしていたと思います。

いずれにせよ、色々な感情が3者3様に駆け巡って

なんとなくエアポケットにはまってしまったような感じのまま

リスタートしました。


DNFといっても、今ここでサヨウナラというわけには行かず、

少なくとも野菜さんがきちんと帰宅できるような

場所、シチュエーションまではもっていかないといけません。

近くに養老鉄道が走っているとはいえ、

ローカル線は便数も少ないし、接続してちゃんと帰れるかもわからない。

なので、ここから先で間違いないのは、

少し登りをこなして約12km先の東海道線の関ケ原駅。

あるいは、さらにそこから20km先の米原まで行ければ、

新快速1本で帰阪可能だから、

どうにかそこまで行きましょうということで

リスタート。


すぐに養老鉄道をがたんとまたぎ、

その先の高田東町の交差点は少しシケイン状になっていて直進。

昭和感漂う商店街を抜けていくと、

だんだんと殺風景になり、暗さが増していきます。

少し上り基調となって牧田川沿いの土手へ出て、

さらにその先で県道56号(薩摩カイコウズ街道)に出ます。

この道は若干交通量があるのだが、

路肩が見えづらいのであまり端まで寄れず。

対岸に名神高速の渋滞を認めつつ、黙々と遡上していきます。

広瀬橋で川を渡り、道なりに進んでR365に入ります。

牧田一色の交差点からはさらにショートカットのルートがあるのだが

細く暗い道なので安全策で関ケ原を目指します。

にわかに上り基調となって、えっちらおっちら進みます。

フレッシュの時、獣が出たと大騒ぎしながら

我先に上った急坂をえっちらおっちら登って、高速をくぐるのだが

ここでも野菜さんは勢いづいて登り一等賞。

いやあ、本当は完走できるんちゃうんと思ってしまうほど。

関ケ原ICを抜け、新幹線をくぐったら関ケ原西町に到着。

時刻は19:20。

もうここからは何遍も走ったおなじみの道。

少し気が楽になります。


↓天下分け目の関ケ原

f:id:arkibito:20171104192346j:image:w360


ここで左折をしてR21に入ります。

でっかいトラックやらが囂々と横をかすめていくので慎重に前進をします。

不破関の先で、しっかりとした登りがあるのだが、

ここで自分は変速が噛んでチェーンが外れてしまい出遅れてしまいます。

リペアに手間取ってるうちに、2人がどんどん先へ行ってしまうので

慌ててプッシュしてダンシングで追いかけたら、

またもや脈が飛んでしまい。気分が悪くなってしまいました@@

夕方から夜にかけての気温が一気に下がるところで、

うかつにも無理をしてしまいました。

いきなり運動をストップすると逆に危ないので、

停止せずゆっくりと時間をかけてクールダウンしながら、

どうにか2人の待つ滋賀との県境のピークへ。

ちょっとだけリカバリーの時間をもらって、ゲーゲー。

脈はどうにか収まったものの、一度脈が飛ぶと、

次いつ飛ぶのかというのがよぎってしまって、なかなかダメです。

メンタル的に気落ちしているというのも多少は作用しているようにも思います。

しかもここからは長い下り。

冷たい空気を浴びながらのライドとなるので

ちょっと心肺が不安。

ソロなら、そこのところ自分で塩梅を付けて加減できるが、

チームを組んでてノロノロもできないし。

とはいえ、前進しなければならないことには変わりないので、

呼吸を落ち着かせて、騙し騙しスタート。


↓滋賀県突入

f:id:arkibito:20171104194742j:image:w360


万全ではないので、先頭を下りて、

うめさんの後ろで守ってもらいながら柏原の寂しい道を進みます。

そのうち左手から名神高速が寄り添ってきて、

その先からいよいよダウンヒル。

うめさん先頭で下っていくが、なかなか暗いし、寒い。

こちらは発作が収まって間もなくで慎重に行きたいのだけど、

ダウンヒルは自然とペースが上がっていくし、

追尾するのがやっとこさ。

しかも、疲労で頭がぐにゃぐにゃなのか、

それともメンタル的なダメージが知らず知らず顕著になってきているのか、

まっすぐラインを貫いて走っているはずなのに、

どうもしっかりと地面をキャッチできてないというか、

視界が揺らぐというか、バランスがおかしい…

後になってパンクが判明するので、

この時点できっとスローパンクの症状が出ていたのでしょう。

今になって思えば、あの暗い下りでパンクしながら高速巡行で

よく事故らなかったなと、そっちの方がむしろ危険でした@@

でも、この時にはまさかパンクしているとも思わず、

さっきの発作もあって、視力まで狂いだしている、

疲労が深刻な状況だと、相当焦ります。

自分のことでもなかなかに精いっぱいの状況でしたが、

さらに自分の後ろにいる野菜さんは、徐々に遅れを見せ始め、

もうリカバリーが効かないというのが

手に取るようにわかるくらいになってきました。


もろもろの状況を鑑みて、

米原で一回本格的な休憩とと作戦会議が必要だと感じます。

つまり、コンビニの軒先でのショート休憩ではなく、

一度どこかで腰を落ち着けてという意味です。

米原に着くころには養老で休憩を入れてから、

登りありで40kmになるし、

ちょうど晩飯時でタイミング的にも合う。

自身の立て直しもそうだが、

野菜さんがどうするかの判断等も含めて話したい。

チームとしてベストな選択を慎重に選ぶ、

そうして完走の確率を少しでも上げるべく、

作戦会議をうめさんに申し出ました。

ところが、うめさんはちょうど今がイケイケのタイミングなようで

その勢いで一気に行きたいような感じが見て取れます。

焦りとまではいかないんだけど、

野菜さんのリタイアの件をあまり引きずらず

払拭したいようなそんな感情と、

やはり完走という観点から、

調子がいいうちにできるだけ距離を稼ぎたいという風でした。

確かに、そういう気持ちももちろん身に染みてよくわかります。

でも、この段階で仲間が一人いなくなるという、

チームとして最大の危機に直面している状況で、

チームとして少しちぐはぐな空気が漂い始めているなか、

そこをごまかして、モヤモヤした気持ちで走る方が

きっとこの先色々なトラブルのもとになるだろう…。


そしてもう1つ。

超ロングをたくさんこなしてきた経験から言って、

最も事故やトラブルが多発するのが、

ようやくなじみのエリアに入って、

もう何とかすればゴールに手が届くというようなタイミング。

不慣れで見慣れない景色の中を走る場合は、

自動的無意識的に程よい緊張感が走っている状態を維持できるのですが

そこからなじみのある景色へと移っていくと、

どうしてもある程度の油断というか、

まあどうにかなるだろうと気持ちが一瞬でも緩みます。

逆算してある程度の計算が成り立つのですが、

それがもっともらしく感じてしまうのです。

そしてまた、疲労や睡魔などいろいろなものを背負っている状態ですから、

もうゴールが実感としてイメージできてしまうと、

早くその背負っているものから解放されたい、

さっさとゴールに着きたいという気持ちに覆われます。

そこにちょっとしたスキや焦り、

意識的にははっきりと認識できないほどの

ほんのちょっとした意識の落差が生まれてしまうのです。

そしてそれがそれが突如として甘い罠として牙をむく、

ということを超ロングでも山行でも、

何度も経験・目撃してきました。


この頃、ある苦い経験がずっと頭の中に浮かんでいました。

あれは、4年前、仲間と一緒に300km超のライドの帰り、

もうあと小さい峠を1つ越せば難所をすべてクリアし、

自宅までほんの30km程度というところ、

ようやくラストの登りを終えて一息つき、

ちょうど下りへ差し掛かったところ、

本当に全く危険の気も感じられない普通の場所で、

仲間の一人が車との事故に遭いました。

あれだけの衝撃で、奇跡的に大事には至りませんでしたが、

下手をすれば最悪の事態も考えられるような事故。

ほんの気の緩み、わずかに警戒心が揺らいだまさにそのタイミングでした。

もうゴールが手に届くという状況で、

他のメンバーが色めき立ってイケイケの状況で、

事故に遭った彼は、最年少で体力的な限界を迎えていたのに気づかず、

彼自身も他のメンバーの足を引っ張らないように、

あとゴールまであともう少しの我慢だと、

少しだけ一線を越えて無理をしていた結果でした。

リーダーとして事故を防げなかった後悔と、

事故の大きさのショック、その後の対応のまずさも含めて、

自分が自転車の世界から離れる、

少なくとも人とつるんで走るのをやめるきっかけの1つとなりました。

あの事故も、チームとしてもっとちゃんと

足並みをそろえるということをしていれば防げただろうし、

もっと言えば、彼がソロで走ってたなら、あんな無茶もしなかっただろう。

人と走る、チームとして走るというのは、本当に難しいことなのです。

すでに起こってしまったことは取り返せません。

であれば、少なくともあの事故を真の教訓として

二度と同じような事故を起こさないように努めるしかありませんし、

それは彼との固い約束でもあります。


そんな記憶をオーバーラップさせながら、現状を顧みれば、

仲間が一人離脱するという決定的なショックが迫っており、

加えて、ちょうど見慣れぬ景色からテリトリーへと突入し

もうゴールできるだろうという気の緩むタイミング、

そしていよいよ夜が深くなり、

夜間〜早朝と身体的にシビアな時間帯に突入するところ、

おまけに仲間の一人がイケイケ状態、

一人がどん底というギャップが生じている。

これはもう自分からしたら

いくつもの死亡フラグが立っているようにしか見えませんでした。

この先、まだ150kmの道のりで、

今のテンションやモチベーションがずっと続くはずもなく、

それが低下したり、変化したタイミングで間違いなく事故は起こりうる。

ここはやはり、スタート時でも、道中でもゴール1km手前でも、

ペースや意識を乱高下せず、

同じスタンスで臨むことが大事なのだということを

改めてチームの総意として共有しないといけない。

もしそれができないのであれば、

それはもうチームの体をなしていないことにもなるし、

自分個人としても、その理念を無視してまで走ることは、

これまでの経緯(自転車を廃業し、またサドルにまたがることを決めたこと)からしても

全く意味のないことなので、

ここは少し強くお願いをして、休憩タイムを取ることにしてもらいました。


醒ヶ井を抜け、米原ICを越えたくらいから、

もはや野菜さんの足が完全に止まり、

いくらペースを落としてももう追いついてくる様子がありません。

どうにかこちらの姿が確認できる程度の距離は保ちつつ、

西円寺の三叉路からR8に入ります。

ここから交通量が少し増えるので、とりあえず抜けてしまうことにし、

米原警察署前の交差点で野菜さんを待ちます。

そして、そこで右折をしてJR線をまたぐオーバーパスを登る。

野菜さんはもう精も根も尽き果てたという風にして登り、

対岸の下多良で左折をして、

米原駅のロータリーへたどり着いたのが20:20。


そこで、野菜さんとお別れです。

ここまで2日間400kmをずっと苦楽を共にしてきた仲間が

本当にいなくなるのかと、まだ全然実感がわかないというか、

信じられない気持ちのまま、野菜さんと固い握手と抱擁をしました。

ここでDNFするからといって、

ここまでの道のりが嘘だったということにはなりません。

色々な困難がありながら、東京からここまでたどり着いたことは

それだけでも立派なこと。

何より、色々刺激的な話題を振りまいて

チームを大いに盛り上げてくれました。

そして、そもそも今回の大冒険を

プランにとどめるのではなく、

実行に移すことができたのも野菜さんのおかげ。

ありったけの感謝と、くれぐれも寝過ごさないようにとお伝えして、

うめさんに促されるようにして、

お別れをして、リスタートしました。

本当にセンチな気分になってしまってて、

今回のライドにおいて最大の出来事だったにもかかわらず、

さすがの自分も、すっかりお別れの写真を撮ることを失念していました。


ロータリーを発ち、暗い県道329号を残された2人は黙々と。

どこかで休憩をすると言ったものの米原の近辺には何もなく、

ひとまず彦根を目指します。

どうも湖側から雨を伴った風が吹きつけてきていて、

よく見ると、そちら側にはどんよりとした黒い雲が垂れ込めている。

降らないはずの雨がまたしてもこのタイミングでやってくる。

気分はどん底でした。

R8のバイパスと合流し、

小さな橋を渡って市街地方面へ進んでいくと

前方に丸亀製麺があったのでそこにピットインすることにしました。


温かいうどんを食べながら、まずは野菜さんの件を色々と話す。

それぞれ思いはあるけど、

それをため込んでしまうとあんまりよくないので、

こうだよねえとか、こう思うよとか、

口に出すだけで少し気が楽になるというか、

うめさんの気持ちもわかるし、自分自身の思いにも気付ける。

そうやって客観的に冷静に受け止めることができる。

それにしても、もうゴールが目の前のタイミングで

あんなさわやかにDNF宣言しちゃう野菜さんは

やっぱりユニーク過ぎるなあとか

でも2人とも、悔しい気持ちは当然ありながらも、

ちゃんと自分で見極めてDNFをした野菜さんの判断を

肯定的に受け止めることができました。


さて、野菜さんの離脱について

とりあえずは2人とも消化することができたら、

つぎはこれから残りの120kmをどうこなしていくかの作戦会議。

当初のプランでは、

彦根から県道25号(湖岸道路)を

ひたすらトレースする予定を組んでいました。

それは、時間帯的にもっと早く到達している想定でしたし、

交通量の多いR8は避け、暗い田畑を突っ切る中間の県道2号よりも

フレッシュのコースをなぞる方がよいだろうという判断でした。

しかし、ゴールテープを切るという目的を第1とすれば、

無駄に大外を回り距離が延びるルートを選ぶ必要もないし、

湖岸へ行けば、さっきの雨風が内陸よりも強いだろうから、

今となっては湖岸道路は避けたい状況になってきたので、

より確実に完走をするべく、ルートの変更を提案します。

ここからは少し見通しが暗い区間が多いけれど、

やっぱりいつも使っている県道2号を進むことにしました。


↓彦根で晩飯

f:id:arkibito:20171104205958j:image:w360


温かいものを食べ、しっかり腹ごしらえをして、

いよいよラストスパートに入るぞ!と

出発の準備に入ったら、どうも前輪が凹んでる…

おおう、まさかまさかのパンクです。

野菜さんの一件などで頭がいっぱいだったせいか、

全く気付いてませんでした。

どうもバランスがとりづらいし、

走りが重たいなあと思っていたのですが

てっきり自分がいっぱいいっぱいだったのかと思っておりました。

早速リペアをするのですが、わたくしタイヤ交換が大の苦手。

メンテナンス自体が好きではなく、結構いい加減なのですが、

中でも固いタイヤをはめるのが本当に苦手。

自転車の基本中の基本なんですが、嫌いなものは仕方がない。

飯を食べた直後、温かい室内から寒い屋外に出て

手元もおぼつかない状態で、

モタモタしながら作業をしていると

業を煮やしたメンテの鬼うめさんが、

このヘタクソめっとばかりに呆れて、手を貸してくれました。

一度、うめ教官のパンク講座を受けねば、シバかれる@@


まあ、思いがけない間抜けな状況に、

今までなんとなく張りつめていたテンションが破れ、

その勢いに乗ってリスタートします。

時刻はもうすぐで22時。

ひとまずは大津に向けて走り出します。

県道329号を進めば、彦根城のところに出て、

お濠をなぞりつつキャッスルロードへ。

本町から県道2号に入ります。

この辺ではベルロードと呼ばれている目抜き通りは、

まだ夜間営業のお店がにぎわっていて、

タクシーや代行の車の往来が激しい。

結構ぐいぐい来る車もあるので、慎重に彦根ニュータウンを抜け、

南青柳橋をわたって、彦根市街地を脱出します。


↓彦根城

f:id:arkibito:20171104215801j:image:w640


そこから先、外灯がほとんどない田んぼど真ん中の道を

えっちらおっちら進みますが、

県道2号はまっすぐつながっておらず、

何度か曲がる必要があるので自分が先頭で道案内。

賀田山町の信号で右折し、新大山橋で宇曽川を渡り、

ゆるかかな左カーブを描く。

雨の具合はどうにか止みましたが、

路面が濡れて、跳ね返りがあり、少し不快。

八幡橋で愛知川を渡ると能登川の集落に入ります。

この辺にはうめさんも仕事で来ることがあるそうで、

ああ、この辺はわかるわかると言いながら走る。

能登川の集落を抜けると、ほんのちょびっとですが峠越え。

北腰越を登り切り反対側へ下るが、結構路面がスリッピー。

安土城址の横を通過し、安土の集落を抜けます。

そうして近江八幡の市街地へと入ります。

うめさんは彦根〜瀬田の湖東エリアは

もっと短いものだと思っていたようで、

まだ中間の近江八幡ということでガックリしてましたが、

静岡に次いで長さを感じるのがこの滋賀の湖東エリアなのです。

交通量もずいぶん少なくなった県道2号をひたすらトレースし、

近江八幡を抜け、日野川を渡る橋を登ると、

ようやく前方に草津や守山のマンション群の明かりが見えてきました。

野洲の手前のセブンイレブンで、少しばかりトイレ休憩。


リスタートして、すぐに野洲駅前を通過。

野洲川を渡る大橋のアップダウンをやっつけて、守山へ。

周囲が田畑から、建物が密集する住宅地となり、

わずかばかり寒さが小マシになります。

守山の住宅地を抜けて、霊仙寺でドンツキ。

ここを左折して、霊仙寺5丁目で再度左折し、生活道路へ。

草津駅を左手奥に認めながら、人気のない道路をえっちら進む。

この道は草津川のところからさらに大通りが延伸されていて

川の下まで進んで、右折し県道18号に入る。

しばらく進んで矢橋中央から大通りに入ります。

ここは昼間は幹線道路でひっきりなしに車が行き交う道ですが、

この時間帯は貸し切り状態。

少し登ってから、新浜町まで緩やかに下れば、

あとは近江大橋までは一直線。

昔、この交差点で、跳んできたビニール袋が

ディレイラーに絡まってロックし、

それをうめさんが手際よくリペアしてくれましたねと思い出話もしつつ

ストレートの道を進めば、

道の反対にイオンモール草津がみえてきました。

そして近江大橋。

少し前まで有料の橋でしたが、

今年の春に無料化されて、料金所も撤去されていました。

なじみの近江大橋ですが、

ようやく我らが庭に入ってきたなあという実感を改めて噛みしめながら、

ちょっと停車して写真撮影。


↓近江大橋

f:id:arkibito:20171105005255j:image:w360


近江大橋の歩道をそのままトレースし、湖岸道路へ出ます。

若干交通量もあり、路肩を慎重に走ります。

浜大津に到着が1:15。


↓浜大津

f:id:arkibito:20171105011535j:image:w360


浜大津からは、県境の峠越え。

今回は無難にR1の逢坂を抜けることにし、

路面電車がの軌道があるR161の上りをえっちらと。

京阪の踏切辺りは、丸ヌキのコンクリ坂で、

必死のパッチで上り詰めます。

逢坂一の交差点で、R1に侵入

R1との再会は、野菜さんがメカトラで苦しんでいた長島以来なので、

随分お久しぶりです。

この区間は昼間でもすごい勢いで車が往来していて、

自分もうめさんも苦手。

こんな時間だと、乗用車は少ないけれど、

トラックなどの大型車が我が物顔でぶっ飛ばしているので、

昼間以上にシビア。

少しペースを上げて一気に切り抜けて、逢坂のピークを越えます。

てっきりここが県境だと思って、

京都府の看板を探すのですがなく、

住所表示を見るとまだ大津市。

県境の表示を見落とさないようにしながら、

山科側へ一気にダウンヒル。

この区間は結構な斜度がありスピードがよく出る上に、

交通量が多く、車からのあおりなどで結構シビアな下りですが、

ちょうどタイミングよく交通量が少なかったので事なきを得ます。

いつもなら、できるだけ早く危険なルートを離脱すべく、

名神高速の高架のところで脇の県道35号に素早く入るのだが、

細い道だと県境の表示が立てられているかわからない。

せっかく新しい県に入るごとに標識を収めてきたのに、

見逃すわけにはいかないよねという話になり、

交通量もほとんどないことから、そのままR1をトレースします。

この先、西大津バイパス(湖西道路)のJCTと、

名神京都東ICの出入り口が複雑に渦巻く区間に突入します。

昼間ならそんな自殺行為はしませんが、

時間的に車が来ておらず、そのすきに、

京都府の看板を発見し、手早く撮影。

ここまでが大津というのがちょっと意外ですね。

何はともあれ、8つめの都府県、京都に突入!!


京都府突入

f:id:arkibito:20171105013643j:image:w360


そこから三条通りへは行かずに、

裏道の旧東海道を進んで山科駅へ。

そこから京都外環道で南下をスタートします。

R1をまたぐと、なぜだか交通量が増し、

大型車が何台も脇をかすめていきます。

それでも順調に南下していたのだけど、

名神をくぐった先辺りで

全く突然、脈が飛んで途端に気分が悪くなり、

緊急ストップ。

ちょっと焦りました@@@

すぐに収まって、リスタート。


醍醐、石田と過ぎて、六地蔵でドンツキを左折。

県道7号へ入り、

JR線をくぐった先にあるセブイレでいったん休息します。

なんか、店先の道路で夜間工事をしていて、

悪質なドライバーが交通整理の警備員に

怒鳴り散らしてうるさいのだけど、

ここで本格的な休息はラストの予定で、カップ麺をすすります。

うめさんは、ここで野菜さんの思いを連れていくということで

”野菜のタマシイ”を購入。


そろそろ屋外での休憩も寒さ厳しくなり、リスタート。

引き続き県道7号(京都外環道)を進みますが、

観月橋の手前でトラックがスレスレ走ってきて怖い。

そこから裏道で趣ある伏見の街を流します。

ごにょごにょと曲がって曲がって、中書島駅前に出て

県道124号で西へ。

高瀬川に出て、そのまま土手下の道を行きます。

第2京阪をくぐり、R1(京阪国道)まで。

そこから宇治川大橋を登って、

川を渡らずにド土手道と化した県道124号をトレースして

京都競馬場の裏手を抜けて能所の六差路に出ます。

そこをまたいで、ぐいっと桂川CRまで登れば、

もう本当に勝手知ったる散歩道。

うめさんも非常にリラックスした様子になり、

遅ればせながらの月を愛でながらランデブー。

京滋バイパスをくぐり、グリンと回って

おなじみの御幸橋に到着!時刻は3:25。


↓御幸橋

f:id:arkibito:20171105032646j:image:w640


おなじみのショットを撮影して、

そのまま県道13号を進んでいきます。

この道は本当に頻繁に利用するけれど、

そういえば県境の標識なって立ってたかな?

どうだろう?大丈夫?と心配していたら、

橋本の新しい宅地への導線が設けられているところに、

ちゃんとありました!ラスト9個目の都府県、大阪府!!


大阪府突入

f:id:arkibito:20171105033730j:image:w360


そのまま県道13号をトレースしていきますが

牧野を過ぎたあたりで、急にサシコミがっ!!

最寄りのコンビニに緊急ピットインして、事なきを得ますが、

うめさんが早くしようよと言ったことに、

ちょっとムッときて、軽くいざこざ。

まあ、ざっくばらんに言い合える仲だからこそなのですが

この時は受け止めるこちらももう完全に余裕なくて…

こういう時、野菜さんがいたら、

きっとええ加減でクダけるのだろうなあ。

やっぱりあの稀有なキャラクターは重要で、

この3人のバランスがちょうどええのやと思います。

まあここは書かなくてもよいエピソードなのかもですが、

きれいごとばかり並べた美談に仕立てても、

超ロングがいかに過酷ですごいことなのか、

その醍醐味が伝わらないし、

個人的に後になって振り返った時に、

当時の色々な感情がふわっとリアルに蘇った方が、

生き生きとした思い出になるので。


さて、気を取り直してラストスパート。

そのまま県道13号で枚方の関西医大前を通過し、

枚方大橋の手前で旧街道へエスケープ。

県道13号に再突入して、ダラダラとおしゃべりをしながら進む。

R1にぶち当たり、

ここから鳥飼大橋まではペースアップして疾走する。

鳥飼大橋からはトラフィックを避けて、

安全に淀川CRへと入ります。

若干風が舞っていますが、もう慌てることもなく、

色々と冒険を振り返りつつ毛馬まで。

土手までのショートショートTTはやっぱりやってしまいました。

毛馬橋を渡り、扇町公園を抜け、梅パの横の信号を渡って

5:30、R1の西の起点である梅田新道に到着!!

やりました!!長かった東京⇒大阪ライド、GOOOOOOOOOOOOOL!!


↓ゴール

f:id:arkibito:20171105053724j:image:w640


まずは2人で記念撮影をして、

それから野菜さんの亡骸をお供えして合掌(笑)

うめさんのサイコンを確認すると、走行距離が579kmでした。

道路元標にはR1は520kmとありますから、

60kmあまり(大阪〜大津くらい)迂回をしてきたということになります。

金曜日0:00ジャストに日本橋を出発し、

雨の湘南を抜けて、早朝の箱根ヒルクライム、

そこからエンドレス静岡の洗礼を浴び続けて、浜松でピットイン。

2日目は愛知の幹線道路で四苦八苦し、おちょぼさんへ。

米原での野菜さんとの別れを乗り越えて、早朝5:30の梅田到着。

53時間30分の激闘のなかで、山あり谷あり色々ありましたが

3人のチームワークがあったからこそで乗り越ることができました。

本当にとっても素晴らしい体験をさせてもらいました。

チームとしての一体感、苦労を共に乗り越えてゆく達成感と充実、

忘れていた感動を再び味わうことができました。

個人的には、まだロードバイク復帰とはいえ、

別にトレーニングをしているわけでもない状態で、

いきなり東京⇒大阪なんてホンマできるんかいという感じで

見切り発車的に飛び出し、苦しい局面も多々ありましたが

こんなに楽しく走り切れるとは思いもよらず。

ロングライドって本当に濃密な長編ドラマだなあと、

純粋に走る面白さを再確認するいい機会になりました。


で、ここで思いがけないサプライズ。

なんとうめさんの発信を見て、

わざわざTrekyさんがお出迎えのために来てくれました!

なんと。かれこれ4年ぶり?5年ぶり?の再会です。

誰かがゴールで待っていてくれるというのは

思いのほかうれしいものです。あざーす!!


ゴール後のセレモニーを終えると、

何かスイッチを切ったかのようにグワっと体が重たくなります。

もう走らなくてよい、サドルに跨がなくてよいと思うと、

一気に身体が弛緩して、思うように力が入らない!!

頭ももう酔っぱらっているのかというくらいに

ポワポワと意識が漂って、

一気に睡魔に引きずり込まれるような感覚。

ただ、家に帰るまでが遠足です!!

ふにゃふにゃの状態で、3人でおしゃべりをしながら帰ります。

10km以上先の自宅まで帰らないといけないうめさんを

trekyさんに託して、ひと足先にわが家に帰還したのが6時前でした。

久しぶりのお風呂でがちがちの体を癒し、

温かいお布団へドボン。

その後数日はロボットのような

カクカクした動きになったのは言うまでもありません。

本当に、東京⇒大阪走り切ったんだろうか、

壮大な夢だったんじゃなかろうか、

そんな気持ちにいまだ酔いしれる日々です。


↓道路元標

f:id:arkibito:20171105054142j:image:w360


↓579km

f:id:arkibito:20171105053305j:image:w360


↓trekyさん現る

f:id:arkibito:20171105055804j:image:w360


ということで、ブログ版も

どうにかこうにか年内に駆け込みセーフでゴールです。

これで本当になんちゃってキャノンボールを終えることができました。

また来年、この3人で、新しい刺激的な冒険ができることを!!


↓なんちゃってキャノンボーラーの雄姿

f:id:arkibito:20171105055109j:image:w640


↓おしまい!

f:id:arkibito:20171105054103j:image:w640