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記憶の残滓 by arkibito

2017-04-03

パラダイス★類 2017

日曜日。

午前中は地元の桜まつりへ。

上の子も下の子も大はしゃぎで遊びまくり。

午後、家族そろって京都へ移動。

今日は、予告通りに類デー。

いつもの立誠小学校跡へ。

ここも来年度にはホテルになってしまうんだけど、淋しいなあ。


↓立誠小学校跡

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こちらでも桜まつりがあり、出店やお酒わんさか。

毎年来てるけど、いつもひどい雨だったので

今回は快晴でよかった。

ひとまず16時の開場に合わせて席を取り、

そこからお酒とアテを。

酒は伏見の酒がズラリ。

月桂冠の蔵出しものやら、

おなじみのトミオーさんやらいくつかチョイス。

ハープハー。


伏見の酒が勢ぞろい

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↓アテ

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さてさて17時となり、真打登場。

ここ数年、もはや春の風物詩となりつつあります。

あの黒の紳士は実は春の使者なのかもしれぬ。


↓類さん登場

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今回からイベントが2daysに拡大され、

この日は2日目。

前日は四条大宮界隈の立ち飲み屋をハシゴされたらしく

のっけから絶好調の類さん。

ついさっきまで先斗町の山とみさんで呑んでいたらしく

軽く出来上がっております。

上七軒の話や、すっぽんの名店「大市」さん、

三条の「赤垣屋」さんの話などみやこ話で盛り上がります。


↓お酒も快調♪

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そうそう、6月に、類さん主演の映画が封切りになり、

その番宣もばっちり。

しかも、監督が長尾直樹さんで、出演に伊藤淳史さんって、

自分が愛してやまない少年映画『鉄塔武蔵野線』のコンビ!

これはもう行くしかありません。

このあと、恒例の歌披露でありましたが、

やはりお酒の廻りが早かったようでグデグデ@@@

まあ、こういうユルい感じがたまらなくええんです。


↓映画の番宣

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途中からは、サポーター役として、

今や新喜劇のマドンナに定着した福本愛菜さんが登場してトーク

こんな若くてかわいらしいのに、

類さんもびっくりするくらいの酒豪らしいです。

奈良出身ということで、地元の梅の宿さんとコラボして、

メロンリキュールを追加した甘いお酒を発売するそうで、

そこまで日本酒にのめり込むほどらしい。

可愛らしい娘さんの登場で、類さんもデレデレで、

さらにギアが一段上がります。


↓元NMB48で今は新喜劇のマドンナ、福本愛菜さん登場

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↓大きく振りかぶって乾杯♪

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奈良・梅の宿さんとのコラボ商品らしいです

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お酒の失敗談(ホテル水浸し事件)とか、

好きな料理の話とか、2人の絶妙のコンビネーション。

途中、17年連れ添い、山登りでも一緒に出掛けていた

愛猫カラシちゃんの話になると、

思わず類さんホロリと涙ぐむシーンも。

ほんと正直者で、ええ人です。


↓ほろ酔いトーク

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↓ええコンビネーション

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↓あっという間の1時間半

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ダンディだわ〜

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あっという間の1時間30分でした。

こちらもトークに酔いしれつつ、

ついついお酒呑んでしまいました。

イベント後は、グッズ購入者のみのサイン会でしたが、

ご厚意でご挨拶の時間を設けていただきました。

待っている間、同姓同名の男の子、

吉田類君のご家族と一緒にお話し。

毎年、お面作ってきている家族として向こうも覚えてくれていました。


そして、サインの列も終わり、類さんとご対面。

ちゃんと覚えてくださっていて、

上の娘との再会も喜んでくれました。

お年賀をいただいたお礼を兼ねて、

持参したお土産とお手紙をお渡し。

それから今年作っていった似顔絵のうちわを見て、びっくりされ、

気に入られたようでお持ち帰りしてもらうことになりました。

作った甲斐があります。

最後はみんな揃って記念撮影。

新幹線の時間が迫る中、わざわざありがとうございました!


↓記念撮影

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全て終わって、小学校を出た時にはもう真っ暗。

なんだかんだお腹が減ったので、

西京極のSTARさんで洋食を食べて帰りました。


↓STARにてスパゲティグラタン

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ということで、改めての番宣

吉田類の『今宵、ほろ酔い酒場で』、6月ロードショー!!


↓『今宵、ほろ酔い酒場で』

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2017-03-28

ジョンとポール”CROQUIS”リリース記念LIVE at 誠光社

日曜日はまた素敵な人と出会いました。

宵待の丸太町。誠光社にて。


最初にそのユニット名を聞いた時に、

思わず笑ってしまった「ジョンとポール」。

しかも、一人ユニット。

マジかよと。

しかもなんだかとっても胡散臭いビジュアルは、

ジョンでもポールでもなくリンゴじゃないか!?

気になって、ようつべで上がっているライブの音源を聞いてみると、

これがまたすこぶるよいではないか!!

ビートルズ感はほぼゼロですが、

ボロロンとしなやかに弾かれたギターの音色に、

なんとも味わい深いヴォイスのつぶやきが心地よい。

ひょっとして天才ちゃうのん?

詳しく調べてみると、今話題の広島県は呉で、

全部セルフビルド宅録DIYで音楽をやっているらしく

基本ローカル広島で細々と活動をしている様子。

ほんと、こんなとこに隠れておったんかっ!!と。

同じ、ギター弾きとしては、一度生で拝見したい。

ちょうど、いつもお邪魔している誠光社さんで

ニューアルバム"CROQUIS"の発売記念のライブがあるとのことで

馳せ参じました。


↓おなじみの誠光社さん

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前回の「メカス映画×いしいしんじ」以来、2週間ぶりです。

堀部さんと奥さんに、アレすごかったですねえとライブ前に雑談。

今宵も大変楽しみにしております。

19時となって、ぼそぼそ〜っとライブスタート。

譜面台と、簡単なリズムマシーンと、マイクとギター。

ギターはなかなか小ぶりなサイズでした。


↓いざライブ

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さっそく、名曲『ウィークデー』からライブスタート。

一曲一曲が1分、2分程度で、

次々とポップでキャッチーな曲たちが披露されていきます。

いわゆる流行歌のように、ある程度の長さだったり、

AメロBメロ、サビ、転調といった

型にはまったような曲作りに囚われることなく、

耳良いフレーズやコードだけを用いて、

ギュっとエッセンスを凝縮して、

その曲の一番いい部分だけを絞り出したようなそんな贅沢さ。

そのメロディーの上に、文語口語入り混じった、

まったく飾らないつぶやきが馴染むように乗っかる。

コトバ遊びが見事にメロディに溶け込み弾ける。

本に囲まれたこの小さなステージの尺とも見事にマッチして

それはまるで上質の短編小説をめくるような幸福感でありました。


↓染み渡る音色

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1時間ほど、ソロで畳み掛けるように弾き語り

そのあと、堀部さんとライブに至る経緯なんかを対談。

そのあとはコンバイン若岡さんのベース伴奏を加えて

さらに数曲。

ラストはアンコールにお応えしての一曲。

あっというまの1時間30分。

素晴らしい夜をありがとう@@@


↓堀部さんと対談ちう

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ライブ後、ご本人と少しお話。

とにかく声が素晴らしくて聞き惚れました。

呉は仕事などで時々行くことがあるし、

また別の機会でまた

心地よい音楽に酔いしれたいなあ。


↓ジョンとポールの土肥雅樹さん

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↓サインいただきました

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↓『ウィークデー』


↓『バナナ泥棒


↓『dayton,ohio 1903』 ※ランディーニューマンの日本語カバー


↓みんな買ってネ♪

クロッキー

クロッキー

2017-01-23

『TOSS』 release tour 2016-2017  by SHUGO TOKUMARU

先に言っときますね。

いやあ、もうスゲーんだってばっ!!


ふぃ〜。ちょっと落ち着いたので本編を。

日曜日は長女と一緒に楽しみにしていたトクマルシューゴさんのライブへ。

このところ我が家のヘビロテで、

下の娘も思わずタテノリで踊ってしまっちゃってる

アルバム『TOSS』を引っ提げての全国ツアーです。

(このアルバムが最高すぎ)

このところ何かとトクマル好いておりまして、

9月のアンサンブルズ東京では別のワークショップでしたが、

我々のパートにも後方で参加してらっしゃいました。

12月には度肝を抜いた舞台『私は真悟』へ楽曲を提供されていたり、

もっと前にはいしいしんじさん原作の演劇『麦踏みクーツェ』の音楽監督をしたり、

ずーっと興味対象の真ん中らへんをウロウロしていたお方。

ドンピシャのタイミングでの生ライブで、

もう楽しみに行ってまいりました。


↓TOSSライブ

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向かったのはスカイビルのお膝下にあるシャングリラ。

大人1人につき小学生無料でありがたや〜。

でもたぶん小学生はうちの娘だけのようでした。

番号が遅かったので、スペースが心配で、

オールスタンディングで、娘の身長だと、

前に人が立つと全然見えなくなってしまうし、

かといって最前列はギュウギュウ危ないしと思っていたら、

中二階みたいなところの先頭を奇跡的にゲット。

ここなら舞台全体がよく見えます。


↓梅田シャングリラ

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↓大盛況なり

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で、『BRICOLAGE MUISIC』で幕を開けたライブですが、

のっけから新曲を5曲連続で畳み掛け!!

もうねえ、スゴイの一言です。

まるでサーカスか超一級の曲芸を見ているかのよう。

とにかくメンバー5人が、

本当に次から次から色々な楽器を持ち出して演奏していくのです。

ラッパ吹いてたかと思ったら次の瞬間には木琴を叩き、

コントラバスにスイッチしたかと思ったら、ピアニカを鳴らす。

何より、1つの楽器をマスターするだけでも大変なのに、

この人たち本当に何でもやります。

当然演奏は相当うまいし、躍動感があるし、

全身から楽しさが音となって拡散していくよう。

しかも曲ごとに楽器を持ち替えるならまだしも、

1曲の中で次々と楽器を変え、BOXからまるで手品のように、

楽器を出してきてはホイホーイと右から左へ。右から左へ。

楽器が宙を舞う!!

あの人たち何?手品師?魔術師?

しまいには、デンデン太鼓や、ラジオのノイズ、はたまた猫のおもちゃ!!

楽しい音の鳴るものなら何でも取り込んでしまおうという、このスバラシさ。


ボーカル・ギター・ピアノを繰り広げる

超絶音楽オタクのトクマルシューゴさんはもちろん、

主にドラムスとトイピアノ&ピアニカをクールに操るイトケンさん、

ラッパから木琴からエレキから猫まで!

ロングヘアをなびかせて歌声も美しいユミコさん、

主にラッパからコントラバスまで激奏する三浦千明さん、

ベースの田中磬さん(元SAKEROCK!)は、エレキベースを胡弓で!

そしてトクマルさんへのツッコミもリズミカルなドラムスの岸田佳也さん。

あの手この手で、まさに”音”を”楽”している、人たちなんじゃないでしょうか。

タモリさんのいう”JAZZな”人って、

きっとこういう人たちのことをいうのね。

いや〜〜〜〜〜〜みなさん、なんて素敵♪


楽曲自体ももうセンスのカタマリで、

キャッチーなリフを無限ループさせたり、

音階やリズム・テンポの常識を真正面からぶち壊した、

まるでおもちゃ箱をひっくり返したようなものもあれば、

じっくりアコギ(しかもヤイリ!)で聴かせる曲もあれば、

5人の一体感でホールが幸せに包まれる瞬間もあり、

幸福感!浮遊感!疾走感!

最も自由な音楽が今ここに!


あとはやっぱり5人の肩ひじ張らないリラックスムードが最高。

ご本人たちも「無駄な私語の多い連中」と言っていましたが、

まるで楽屋か自宅かというような感覚で、MCもおもしろかった!

高畑ミッキー問題とかイチゴ大福とか、爆笑の渦でした。

後、娘が見ているEテレの「ミミクリーズ」の主題歌も披露されて

娘も大興奮でした。


ライブ後は、しばらくホールで休憩。

2時間スタンディングはさすがにちと疲れて、

ドリチケでビールをグビグビ。

人がだいたい掃けてからエントランスへ。

物販があったのでいろいろ見ていると、

なんとユミコさんと三浦さんが立たれていたので、

すごかったです!とお伝えして記念撮影!


↓左が三浦千明さん

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↓右がユミコさん

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音楽の可能性が格段に広がりました。

なんか、もう、とにかく、やらなきゃ!!!


みんなぜひぜひ聴いちゃって!!


名曲『LIFT』

D



名曲『VEKTOR feat. MAYWA DENKI(明和電機)』

D

2017-01-06

オリジナル人形劇『おいしいのたべよう』

このお正月にまた新たな本気遊びを家族で。

オリジナルの人形劇『おいしいのたべよう』です。

曲も、絵も、構成も、振り付けもすべて、

自分と奥さんと長女で分担してこしらえました。



年末にかけて、いしいしんじさんの人形劇を見たり、

銭湯ペンキ絵師さんの見事な筆さばきを見たり、

『私は真悟』の壮絶スペクタクルに度肝を抜かれたり、

自分も奥さんも娘も、かなり刺激を受け、何かやりたいねという流れに。

だって、せっかく吸収したものをただよかったねえ、

面白かったねなんてつまらない!

インプットしたものを自分たちの中でグルグルガチャンとして、

アウトプットしてみたらどうなるか。

鉄は熱いうちに打てじゃないけれど、

何かやろうよと思い立ったらすぐやらないと、

熱は意外と速く冷めてしまうので。


11月に音楽教室の課題で長女がオリジナルの曲を作るというのがあって、

去年はそれで大阪大会まで行ったのだが、

今回は残念ながら落選。

でも、今回の曲の題材は、

長女が生まれてきた妹のためを思って作った大切な曲。

単に作って終わりじゃなく、

何かずっと残る形にしてあげたいなあと思っていたので、

それを劇という形に仕上げなおして、

やってみたら面白いかもということになりました。


オリジナル曲を劇の構成に合わせてパート分けしたり増やしたりして

3分ほどのものに仕上げます。

それに合わせて必要な絵を考えますが、

持ち手が2人しかいないのであまり増やしすぎると持てなくなるため、

いろいろ意見を出し合って絵の数を絞っていきます。

描く絵が決まったら、早速ペイント。

2人の登場人物は奥さんが担当し、食べ物の絵は長女が。

自分はそれを段ボールや厚紙に貼り合わせて、

持ち手の所は割り箸を使ったり工作。

なかなかみな本気でした。

せっかくなら、誰かに見てもらいたいし、

お正月に一族で集まる時にお披露目しようとなったので、

年の瀬の夜遅くまで我が家はナゾの工作集団と化して

せっせこせっせこと夜なべ。

年賀状作成とのダブルパンチで大変でしたが、

とても充実しておりました。

お正月にはみんなの前で無事に披露できました。


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傍から見たら、この家族何やってんの?って感じかもしれませんが、

普通は考えたり、やらないことをやるほうが絶対面白いし、

マジメにアソブ、マジメをアソブというのがモットーなので。

たけしがCMで言っていますが、

「いまだ!バカやろう!」の精神です。

娘には、いい意味でアホになれよととよく言います。

型にはまらず、自由な発想で、

他と違うことを恐れず、大胆にやってみることが大事だよと。

ただ、他と違うということは覚悟がいること。

違うということをただ単に馬鹿にされないため、

そしてやっていることが絵空事ではなく

説得力のあるものにするためには、

しっかりとマジメであること、

そして遊びでも真剣でやることです。

そういうことを言葉で伝えるのも大切ですが、

それを実践として教えるというのはもっと大切だと思うので、

今回のような機会をどんどん作っていきたいなあと思います。

正直、しょーもない遊びかもしれませんが、

それを一生懸命やることによって、

自分が考えたことが歌になり、劇になり、

それが少なからず誰かの心を動かすとしたら、

それってとても素敵なことだと思います。

何より、自分の発想が形になる、

それだけでも嬉しいことです。

そういう喜びや、感動をいっぱい感じてほしいし、

その裏側には苦労だったり努力だったりも

一緒についてくるということも、

学んでくれたらなあと思いますし、

自分で考え、自分で行動する人間になってほしいです。


もう少しマジメな話をすれば、

「遊び」とは創造と発想の源なのです。

例えば、京都まで遊びに行くとして、

普通の人は車や電車を利用していくと思います。

効率や採算を考えれば当然のチョイスですが、

それは当たり前すぎて面白くもなければ、

そこに何も生まれません。

それを、普通では考えないようなこと、

例えば、チャリンコで行ってみようとか、歩いて行ってみよう、となると、

そこに「面白さ」とか「意外性」とか、”創造のタネ”が芽生えます。

社会的、経済的なものの考え方だと、

チャリで京都へ行くなんて、しんどいだけで時間の無駄かもしれません。

でも、その一見無駄なこと、馬鹿をやることで、

新しいものの見方や、予想外の感動、

あるいは創意工夫をするきっかけを生み出すのです。

決められたことを決められたようにやる仕事をこなすだけでは、

創造の幅を広めることはできません。

日常に張り巡らされた常識や固定観念の枠の中でだけで

物事を判断していては、新しい発想は生まれません。

一番よくないのは、ゲームでもなんでもそうですが、

何か与えられたおもちゃを「消費」すること。

それはただの暇つぶしでしかありません。

それであれば、自らおもちゃや遊びを作り出すことを

遊びにしてしまえばよいのです。


遊び方を知っているかそうでないかは、

イコール人間的な豊かさの度合いだと、

自分は信じています。

(もちろんまじめで勤勉であるということは大前提ですが)

仕事はできても、本気で遊べない人間はつまらない。

遊ぶことは創造すること、発想すること、

つまり自主的に考えることです。

そして人間は考える葦なのですから。

少なくとも自分は、

人の顔色ばかりうかがって自ら発信しない人、

他力本願の人、ただ流れに身を任せて浮いている人にはなりたくない。

そういう人ほど、人生はつまらないとか、

世の中が面白くないとかうそぶきます。

でも、人生が面白いかどうかは、自分次第!


余談ですが、もし遊びの社会学に興味がある方は是非、

ロジェ・カイヲワの『遊びと人間』や

ホイジンガ『ホモ・ルーデンス』といった文献を読んでみてください。

遊びとはなかなか、あなどれないものなのです。

2016-12-27

銭湯からメリークリスマス 銭湯ペンキ絵ライブペイント at ユートピア白玉温泉

金・土と京都2DAYSをこなし、ちょっとお疲れモード。

年賀状などしないといけないこともあるので、

日曜日は自宅にこもってのんびり作業と思っていたのだが、

土曜日の晩に、関西おもしろ博士として敬愛している

丸井輪太郎さんのタレこみ情報で面白そうなネタを発見してしまった!


なんと、京橋の近く、ガモ2(蒲生2丁目)にある銭湯屋さんで、

銭湯絵師によるライブペインティングがあるというではありませんか。

そんなのめったに見られないし、ぜひ行ってみよう。

また長女のものづくり精神にくすぐりを入れてやろうということで、

家族全員で遊びに行ってきました。

(輪太郎さんにも会えれたらよかったんだけど…)


ということで、自宅からタクシー飛ばしてやってきました

ユートピア白玉温泉。

我が家の近所にある銭湯よりもずっと立派で、1Fが駐車場、

2Fがロビーと浴場になっています。


↓ユートピア白玉温泉

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今回のイベントは題して「銭湯からメリークリスマス!」つまり銭メリです。

日本でたった3人(つまり世界で3人?)しかいない

現役の銭湯ペンキ絵師さんが、

その技を披露するというとっても貴重なイベントです。

大阪の銭湯はタイル絵が主流で、

現在大阪市内でペンキ絵を掲げているのは、この白玉温泉だけなんだとか。

加えて、実は関西ではあまり富士の絵が壁に描かれているところは少なく、

なおさら貴重なのです。


銭湯の壁画とは違いますが、ほんの少し前までは、

天六にあった映画館のホクテンザの看板は全部手描きの画でしたし、

阪急梅田駅から電車が出るとすぐ、

DDハウスの辺りにも映画告知のためのでっかい手描き画が

目に飛び込んできたものです。

デジタル技術、印刷技術が格段に向上した現代ではもう、

わざわざ手間もかかる手描きなど不要なのでしょうが、

あれはあれでとても味があったなあと思い出します。


↓銭湯ペンキ絵ライブペイント

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さて、今回のイベントは「富士の四季」と題して、

24,25日の2日間で、

5色のペンキを使って畳1畳分のペンキ絵を4枚制作するということで

すでに前日に書き上がった分の絵が乾燥のために掲げられていました。

また、この日は残念ながらお風呂に入れなかったので見れませんでしたが、

男湯の壁面に縦2m、横4mものサイズの「霊峰白山」が23日に描かれたそうで、

これはまた別途拝見しなければなりません。

ちなみになぜ白山が描かれたかというと、

実は大阪の銭湯経営者の約9割は北陸出身、それも石川県民の方が多く、

今回、府公衆浴場業生活衛生同業組合の方から、

ぜひとも故郷の山を描いてほしいという依頼があったからだそうです。


↓前日仕上がった絵がこちらの春の富士

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さて10時になり、最年長絵師の丸山さんが登場。御年81歳!

おもむろに真っ青なベニヤ板に

白いチョークで軽く構図を描いていきます。

本当に軽いタッチで、さささっと早業。

今回は冬景色の富士山を描くようです。


↓いよいよスタート

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↓チョークで軽く構図を下書き

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↓今回は冬景色の富士

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もっと精密に書き込んでいくのかと思いきや、

いきなりでっかいハケに青色のペンキをどっぷりと浸し、

何の躊躇もなく、ざざーっと一気に青空の部分を塗っていきます。

全く迷いなし!

そこから、トレーにある青色に少しずつ白や水色を足して、

様々な色味の青色を作り出しては、空に塗っていき、

画に色調を施していきます。

びっくりしたのが、これらの青を作り出すのに、

赤色がよく混ぜられていたこと。

色の調合も迷いなく、

山の陰影や、空模様をあっという間に浮かび上がらせていきます。

まるでマジックの早業を見せられているかのような感じ。

あれよあれよという間に、

富士山の原型がボワンと浮かび上がってきました。

その大胆な作業ぶりに、長女は最前列でかぶりつきでガン見。

声をかけれないほど集中して見つめていました。


↓びっくりするくらいササっとペンキを塗っていきます

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↓わずか5色のペンキを微妙に足したり引いたりしながら調合

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↓早くも富士が浮かび上がります

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↓娘もかじりついてガン見

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空の具合と、山のシルエットが仕上がると、

次に山頂の雪入れが始まります。

まずホワイトでくっきりとベースを施したら、

そこからそのホワイトにまた色を調合したものを

その上から何度も塗り足していき、気づけば見事な富士山が!


↓山頂の雪が入ります

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↓お見事!

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主役を描き終えると、

今度は裾野に広がる樹林帯と、

中央を流れる川を描きこんでいきます。

筆の立て具合を微妙に変えたり、

画材に押し付ける感覚でもって、

木の幹や葉っぱの部分などを繊細に描き違え、

さらにそこに微妙にブレンドを変えた色を加えていきます。

そうして、ある程度全体像が整ってきたところで

中休みに入りました。

ここまででわずか50分。

ドキドキしてみている側はもっとあっという間だったような感じです。

この途中段階でももはや名作の域。スゲー。


↓裾野の森を書き込んでいきます

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↓スゲー

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休憩の間に、丸山さんと少しお話しすることができました。

特に長女はこの魔法使いのように絵を仕上げていく、

丸山さんに尊敬のまなざし。

会場で売っていたポストカードにサインもいただきました。


↓現役最年長銭湯絵師の丸山清人さんと

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さて、20分ほどの休憩ののち、仕上げに入ります。

白のペンキをちょんちょんちょんと乗せて雪を降らせていくと、

あっという間に白銀の世界!


↓絵に雪が降ります

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↓アッという間に銀世界に

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そこから木々の幹や、水面に映る陰など、

細かい部分を同じ筆を器用に使って描きだし、

雪の深いところと浅いところの塗り足しなどの仕上げに。

冬景色はめったに描かないからと、

仕上げの確認はご本人ではなくお母さんにしてもらって(笑)、

いよいよOKもらいます。

最後にネーム入れをして完成です!


↓最後の仕上げ

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↓アッパレ!

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↓最後のOKを出すのはお母さん

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↓ネーム入れして冬の富士完成!

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わずか2時間前まではただの青いベニア板だったところに、

見事な冬の富士山が現れました。

富士山にはもちろん登ったことがあるけれど、

この丸山さんが描いた空想の富士山も、

山好きからしてもぜひとも登ってみたくなるような

実にリアルで魅力的なお山ですね。

これを眺めながらどっぷりと大浴場の湯船に浸かったら

さぞかし清々しいでしょうなあ。

でも水風呂に入ったら想像で凍え死にそう(笑)


↓銭湯のご主人とフィナーレのご挨拶

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最後に白玉温泉のオーナーさんとフィナーレのご挨拶。

スバラシイイベントを企画いただいて感謝!

廃れ行く銭湯文化を守るために、

ここでは色々なイベントや仕掛けを積極的にやってらっしゃるようなので

銭湯好きとしては今後もぜひ応援していきたいと思います。

そのあと、イベント記念として、ガマの油売りの口上がスタート。

子供たちポカーンで失笑、失笑、大爆笑でした。


↓寸劇

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↓もっかい記念撮影

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↓やっぱりすごい!

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12時を過ぎ、丸山さんや白玉温泉の皆さんにご挨拶をして帰路につきます。

帰りにいつものお店で焼きそばとお好み焼き。

下の子が欲しい欲しいとぐずるので焼きそばを上げてみるとペロリ。

人生初の味に大ハッスルしておりました。


↓昼飯

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ということで大充実の週末でございました。

金曜日の人形劇、土曜日のミュージカル、

そしてこの銭湯ペンキ絵と、

どれもクリエイティブの極意のようなものを目撃して

自分も娘も、なんかしたい!なんか作りたい!なんか描きたい!

というのがモリモリ湧きあがってきています。

この年末年始は我が家はいろいろ忙しくなりそうです!