Hatena::ブログ(Diary)

記憶の残滓 by arkibito

2017-01-23

『TOSS』 release tour 2016-2017  by SHUGO TOKUMARU

先に言っときますね。

いやあ、もうスゲーんだってばっ!!


ふぃ〜。ちょっと落ち着いたので本編を。

日曜日は長女と一緒に楽しみにしていたトクマルシューゴさんのライブへ。

このところ我が家のヘビロテで、

下の娘も思わずタテノリで踊ってしまっちゃってる

アルバム『TOSS』を引っ提げての全国ツアーです。

(このアルバムが最高すぎ)

このところ何かとトクマル好いておりまして、

9月のアンサンブルズ東京では別のワークショップでしたが、

我々のパートにも後方で参加してらっしゃいました。

12月には度肝を抜いた舞台『私は真悟』へ楽曲を提供されていたり、

もっと前にはいしいしんじさん原作の演劇『麦踏みクーツェ』の音楽監督をしたり、

ずーっと興味対象の真ん中らへんをウロウロしていたお方。

ドンピシャのタイミングでの生ライブで、

もう楽しみに行ってまいりました。


↓TOSSライブ

f:id:arkibito:20170122171606j:image:w360


向かったのはスカイビルのお膝下にあるシャングリラ

大人1人につき小学生無料でありがたや〜。

でもたぶん小学生はうちの娘だけのようでした。

番号が遅かったので、スペースが心配で、

オールスタンディングで、娘の身長だと、

前に人が立つと全然見えなくなってしまうし、

かといって最前列はギュウギュウ危ないしと思っていたら、

中二階みたいなところの先頭を奇跡的にゲット。

ここなら舞台全体がよく見えます。


梅田シャングリラ

f:id:arkibito:20170122174537j:image:w360


↓大盛況なり

f:id:arkibito:20170122201456j:image:w360


で、『BRICOLAGE MUISIC』で幕を開けたライブですが、

のっけから新曲を5曲連続で畳み掛け!!

もうねえ、スゴイの一言です。

まるでサーカスか超一級の曲芸を見ているかのよう。

とにかくメンバー5人が、

本当に次から次から色々な楽器を持ち出して演奏していくのです。

ラッパ吹いてたかと思ったら次の瞬間には木琴を叩き、

コントラバスにスイッチしたかと思ったら、ピアニカを鳴らす。

何より、1つの楽器をマスターするだけでも大変なのに、

この人たち本当に何でもやります。

当然演奏は相当うまいし、躍動感があるし、

全身から楽しさが音となって拡散していくよう。

しかも曲ごとに楽器を持ち替えるならまだしも、

1曲の中で次々と楽器を変え、BOXからまるで手品のように、

楽器を出してきてはホイホーイと右から左へ。右から左へ。

楽器が宙を舞う!!

あの人たち何?手品師?魔術師

しまいには、デンデン太鼓や、ラジオノイズ、はたまた猫のおもちゃ!!

楽しい音の鳴るものなら何でも取り込んでしまおうという、このスバラシさ。


ボーカル・ギター・ピアノを繰り広げる

超絶音楽オタクトクマルシューゴさんはもちろん、

主にドラムスとトイピアノピアニカをクールに操るイトケンさん、

ラッパから木琴からエレキから猫まで!

ロングヘアをなびかせて歌声も美しいユミコさん、

主にラッパからコントラバスまで激奏する三浦千明さん、

ベースの田中磬さん(元SAKEROCK!)は、エレキベース胡弓で!

そしてトクマルさんへのツッコミもリズミカルなドラムスの岸田佳也さん。

あの手この手で、まさに”音”を”楽”している、人たちなんじゃないでしょうか。

タモリさんのいう”JAZZな”人って、

きっとこういう人たちのことをいうのね。

いや〜〜〜〜〜〜みなさん、なんて素敵♪


楽曲自体ももうセンスのカタマリで、

キャッチーなリフを無限ループさせたり、

音階やリズム・テンポの常識を真正面からぶち壊した、

まるでおもちゃ箱をひっくり返したようなものもあれば、

じっくりアコギ(しかもヤイリ!)で聴かせる曲もあれば、

5人の一体感でホールが幸せに包まれる瞬間もあり、

幸福感!浮遊感!疾走感!

最も自由な音楽が今ここに!


あとはやっぱり5人の肩ひじ張らないリラックスムードが最高。

ご本人たちも「無駄な私語の多い連中」と言っていましたが、

まるで楽屋か自宅かというような感覚で、MCもおもしろかった!

高畑ミッキー問題とかイチゴ大福とか、爆笑の渦でした。

後、娘が見ているEテレの「ミミクリーズ」の主題歌も披露されて

娘も大興奮でした。


ライブ後は、しばらくホールで休憩。

2時間スタンディングはさすがにちと疲れて、

ドリチケでビールをグビグビ。

人がだいたい掃けてからエントランスへ。

物販があったのでいろいろ見ていると、

なんとユミコさんと三浦さんが立たれていたので、

すごかったです!とお伝えして記念撮影!


↓左が三浦千明さん

f:id:arkibito:20170122203205j:image:w360


↓右がユミコさん

f:id:arkibito:20170122203210j:image:w360


音楽の可能性が格段に広がりました。

なんか、もう、とにかく、やらなきゃ!!!


みんなぜひぜひ聴いちゃって!!


名曲『LIFT』

D



名曲『VEKTOR feat. MAYWA DENKI(明和電機)』

D

2017-01-06

オリジナル人形劇『おいしいのたべよう』

このお正月にまた新たな本気遊びを家族で。

オリジナルの人形劇『おいしいのたべよう』です。

曲も、絵も、構成も、振り付けもすべて、

自分と奥さんと長女で分担してこしらえました。



年末にかけて、いしいしんじさんの人形劇を見たり、

銭湯ペンキ絵師さんの見事な筆さばきを見たり、

『私は真悟』の壮絶スペクタクルに度肝を抜かれたり、

自分も奥さんも娘も、かなり刺激を受け、何かやりたいねという流れに。

だって、せっかく吸収したものをただよかったねえ、

面白かったねなんてつまらない!

インプットしたものを自分たちの中でグルグルガチャンとして、

アウトプットしてみたらどうなるか。

鉄は熱いうちに打てじゃないけれど、

何かやろうよと思い立ったらすぐやらないと、

熱は意外と速く冷めてしまうので。


11月に音楽教室の課題で長女がオリジナルの曲を作るというのがあって、

去年はそれで大阪大会まで行ったのだが、

今回は残念ながら落選。

でも、今回の曲の題材は、

長女が生まれてきた妹のためを思って作った大切な曲。

単に作って終わりじゃなく、

何かずっと残る形にしてあげたいなあと思っていたので、

それを劇という形に仕上げなおして、

やってみたら面白いかもということになりました。


オリジナル曲を劇の構成に合わせてパート分けしたり増やしたりして

3分ほどのものに仕上げます。

それに合わせて必要な絵を考えますが、

持ち手が2人しかいないのであまり増やしすぎると持てなくなるため、

いろいろ意見を出し合って絵の数を絞っていきます。

描く絵が決まったら、早速ペイント。

2人の登場人物は奥さんが担当し、食べ物の絵は長女が。

自分はそれを段ボールや厚紙に貼り合わせて、

持ち手の所は割り箸を使ったり工作。

なかなかみな本気でした。

せっかくなら、誰かに見てもらいたいし、

お正月に一族で集まる時にお披露目しようとなったので、

年の瀬の夜遅くまで我が家はナゾの工作集団と化して

せっせこせっせこと夜なべ。

年賀状作成とのダブルパンチで大変でしたが、

とても充実しておりました。

お正月にはみんなの前で無事に披露できました。


f:id:arkibito:20170106002458j:image:w640


f:id:arkibito:20170104210839j:image:w640


傍から見たら、この家族何やってんの?って感じかもしれませんが、

普通は考えたり、やらないことをやるほうが絶対面白いし、

マジメにアソブ、マジメをアソブというのがモットーなので。

たけしがCMで言っていますが、

「いまだ!バカやろう!」の精神です。

娘には、いい意味でアホになれよととよく言います。

型にはまらず、自由な発想で、

他と違うことを恐れず、大胆にやってみることが大事だよと。

ただ、他と違うということは覚悟がいること。

違うということをただ単に馬鹿にされないため、

そしてやっていることが絵空事ではなく

説得力のあるものにするためには、

しっかりとマジメであること、

そして遊びでも真剣でやることです。

そういうことを言葉で伝えるのも大切ですが、

それを実践として教えるというのはもっと大切だと思うので、

今回のような機会をどんどん作っていきたいなあと思います。

正直、しょーもない遊びかもしれませんが、

それを一生懸命やることによって、

自分が考えたことが歌になり、劇になり、

それが少なからず誰かの心を動かすとしたら、

それってとても素敵なことだと思います。

何より、自分の発想が形になる、

それだけでも嬉しいことです。

そういう喜びや、感動をいっぱい感じてほしいし、

その裏側には苦労だったり努力だったりも

一緒についてくるということも、

学んでくれたらなあと思いますし、

自分で考え、自分で行動する人間になってほしいです。


もう少しマジメな話をすれば、

「遊び」とは創造と発想の源なのです。

例えば、京都まで遊びに行くとして、

普通の人は車や電車を利用していくと思います。

効率や採算を考えれば当然のチョイスですが、

それは当たり前すぎて面白くもなければ、

そこに何も生まれません。

それを、普通では考えないようなこと、

例えば、チャリンコで行ってみようとか、歩いて行ってみよう、となると、

そこに「面白さ」とか「意外性」とか、”創造のタネ”が芽生えます。

社会的、経済的なものの考え方だと、

チャリで京都へ行くなんて、しんどいだけで時間の無駄かもしれません。

でも、その一見無駄なこと、馬鹿をやることで、

新しいものの見方や、予想外の感動、

あるいは創意工夫をするきっかけを生み出すのです。

決められたことを決められたようにやる仕事をこなすだけでは、

創造の幅を広めることはできません。

日常に張り巡らされた常識や固定観念の枠の中でだけで

物事を判断していては、新しい発想は生まれません。

一番よくないのは、ゲームでもなんでもそうですが、

何か与えられたおもちゃを「消費」すること。

それはただの暇つぶしでしかありません。

それであれば、自らおもちゃや遊びを作り出すことを

遊びにしてしまえばよいのです。


遊び方を知っているかそうでないかは、

イコール人間的な豊かさの度合いだと、

自分は信じています。

(もちろんまじめで勤勉であるということは大前提ですが)

仕事はできても、本気で遊べない人間はつまらない。

遊ぶことは創造すること、発想すること、

つまり自主的に考えることです。

そして人間は考える葦なのですから。

少なくとも自分は、

人の顔色ばかりうかがって自ら発信しない人、

他力本願の人、ただ流れに身を任せて浮いている人にはなりたくない。

そういう人ほど、人生はつまらないとか、

世の中が面白くないとかうそぶきます。

でも、人生が面白いかどうかは、自分次第!


余談ですが、もし遊びの社会学に興味がある方は是非、

ロジェ・カイヲワの『遊びと人間』や

ホイジンガホモ・ルーデンス』といった文献を読んでみてください。

遊びとはなかなか、あなどれないものなのです。

2016-12-27

銭湯からメリークリスマス 銭湯ペンキ絵ライブペイント at ユートピア白玉温泉

金・土と京都2DAYSをこなし、ちょっとお疲れモード。

年賀状などしないといけないこともあるので、

日曜日は自宅にこもってのんびり作業と思っていたのだが、

土曜日の晩に、関西おもしろ博士として敬愛している

丸井輪太郎さんのタレこみ情報で面白そうなネタを発見してしまった!


なんと、京橋の近く、ガモ2(蒲生2丁目)にある銭湯屋さんで、

銭湯絵師によるライブペインティングがあるというではありませんか。

そんなのめったに見られないし、ぜひ行ってみよう。

また長女のものづくり精神にくすぐりを入れてやろうということで、

家族全員で遊びに行ってきました。

(輪太郎さんにも会えれたらよかったんだけど…)


ということで、自宅からタクシー飛ばしてやってきました

ユートピア白玉温泉。

我が家の近所にある銭湯よりもずっと立派で、1Fが駐車場、

2Fがロビーと浴場になっています。


↓ユートピア白玉温泉

f:id:arkibito:20161225095229j:image:w360


今回のイベントは題して「銭湯からメリークリスマス!」つまり銭メリです。

日本でたった3人(つまり世界で3人?)しかいない

現役の銭湯ペンキ絵師さんが、

その技を披露するというとっても貴重なイベントです。

大阪の銭湯はタイル絵が主流で、

現在大阪市内でペンキ絵を掲げているのは、この白玉温泉だけなんだとか。

加えて、実は関西ではあまり富士の絵が壁に描かれているところは少なく、

なおさら貴重なのです。


銭湯の壁画とは違いますが、ほんの少し前までは、

天六にあった映画館のホクテンザの看板は全部手描きの画でしたし、

阪急梅田駅から電車が出るとすぐ、

DDハウスの辺りにも映画告知のためのでっかい手描き画が

目に飛び込んできたものです。

デジタル技術、印刷技術が格段に向上した現代ではもう、

わざわざ手間もかかる手描きなど不要なのでしょうが、

あれはあれでとても味があったなあと思い出します。


銭湯ペンキ絵ライブペイン

f:id:arkibito:20161225095341j:image:w360


さて、今回のイベントは「富士の四季」と題して、

24,25日の2日間で、

5色のペンキを使って畳1畳分のペンキ絵を4枚制作するということで

すでに前日に書き上がった分の絵が乾燥のために掲げられていました。

また、この日は残念ながらお風呂に入れなかったので見れませんでしたが、

男湯の壁面に縦2m、横4mものサイズの「霊峰白山」が23日に描かれたそうで、

これはまた別途拝見しなければなりません。

ちなみになぜ白山が描かれたかというと、

実は大阪の銭湯経営者の約9割は北陸出身、それも石川県民の方が多く、

今回、府公衆浴場業生活衛生同業組合の方から、

ぜひとも故郷の山を描いてほしいという依頼があったからだそうです。


↓前日仕上がった絵がこちらの春の富士

f:id:arkibito:20161225095619j:image:w640


さて10時になり、最年長絵師の丸山さんが登場。御年81歳!

おもむろに真っ青なベニヤ板に

白いチョークで軽く構図を描いていきます。

本当に軽いタッチで、さささっと早業。

今回は冬景色の富士山を描くようです。


↓いよいよスタート

f:id:arkibito:20161225100253j:image:w360


↓チョークで軽く構図を下書き

f:id:arkibito:20161225100430j:image:w360


↓今回は冬景色の富士

f:id:arkibito:20161225100801j:image:w640


もっと精密に書き込んでいくのかと思いきや、

いきなりでっかいハケに青色のペンキをどっぷりと浸し、

何の躊躇もなく、ざざーっと一気に青空の部分を塗っていきます。

全く迷いなし!

そこから、トレーにある青色に少しずつ白や水色を足して、

様々な色味の青色を作り出しては、空に塗っていき、

画に色調を施していきます。

びっくりしたのが、これらの青を作り出すのに、

赤色がよく混ぜられていたこと。

色の調合も迷いなく、

山の陰影や、空模様をあっという間に浮かび上がらせていきます。

まるでマジックの早業を見せられているかのような感じ。

あれよあれよという間に、

富士山の原型がボワンと浮かび上がってきました。

その大胆な作業ぶりに、長女は最前列でかぶりつきでガン見。

声をかけれないほど集中して見つめていました。


↓びっくりするくらいササっとペンキを塗っていきます

f:id:arkibito:20161225101001j:image:w360


↓わずか5色のペンキを微妙に足したり引いたりしながら調合

f:id:arkibito:20161225101625j:image:w360


↓早くも富士が浮かび上がります

f:id:arkibito:20161225102328j:image:w360


↓娘もかじりついてガン見

f:id:arkibito:20161225102428j:image:w360


空の具合と、山のシルエットが仕上がると、

次に山頂の雪入れが始まります。

まずホワイトでくっきりとベースを施したら、

そこからそのホワイトにまた色を調合したものを

その上から何度も塗り足していき、気づけば見事な富士山が!


↓山頂の雪が入ります

f:id:arkibito:20161225103310j:image:w360


↓お見事!

f:id:arkibito:20161225103524j:image:w640


主役を描き終えると、

今度は裾野に広がる樹林帯と、

中央を流れる川を描きこんでいきます。

筆の立て具合を微妙に変えたり、

画材に押し付ける感覚でもって、

木の幹や葉っぱの部分などを繊細に描き違え、

さらにそこに微妙にブレンドを変えた色を加えていきます。

そうして、ある程度全体像が整ってきたところで

中休みに入りました。

ここまででわずか50分。

ドキドキしてみている側はもっとあっという間だったような感じです。

この途中段階でももはや名作の域。スゲー。


↓裾野の森を書き込んでいきます

f:id:arkibito:20161225104227j:image:w360


↓スゲー

f:id:arkibito:20161225105233j:image:w640


休憩の間に、丸山さんと少しお話しすることができました。

特に長女はこの魔法使いのように絵を仕上げていく、

丸山さんに尊敬のまなざし。

会場で売っていたポストカードにサインもいただきました。


↓現役最年長銭湯絵師の丸山清人さんと

f:id:arkibito:20161225105429j:image:w360


さて、20分ほどの休憩ののち、仕上げに入ります。

白のペンキをちょんちょんちょんと乗せて雪を降らせていくと、

あっという間に白銀の世界!


↓絵に雪が降ります

f:id:arkibito:20161225111617j:image:w360


↓アッという間に銀世界に

f:id:arkibito:20161225112514j:image:w640


そこから木々の幹や、水面に映る陰など、

細かい部分を同じ筆を器用に使って描きだし、

雪の深いところと浅いところの塗り足しなどの仕上げに。

冬景色はめったに描かないからと、

仕上げの確認はご本人ではなくお母さんにしてもらって(笑)、

いよいよOKもらいます。

最後にネーム入れをして完成です!


↓最後の仕上げ

f:id:arkibito:20161225112714j:image:w360


↓アッパレ!

f:id:arkibito:20161225113546j:image:w360


↓最後のOKを出すのはお母さん

f:id:arkibito:20161225113549j:image:w360


↓ネーム入れして冬の富士完成!

f:id:arkibito:20161225114914j:image:w640


わずか2時間前まではただの青いベニア板だったところに、

見事な冬の富士山が現れました。

富士山にはもちろん登ったことがあるけれど、

この丸山さんが描いた空想の富士山も、

山好きからしてもぜひとも登ってみたくなるような

実にリアルで魅力的なお山ですね。

これを眺めながらどっぷりと大浴場の湯船に浸かったら

さぞかし清々しいでしょうなあ。

でも水風呂に入ったら想像で凍え死にそう(笑)


銭湯のご主人とフィナーレのご挨拶

f:id:arkibito:20161225115042j:image:w360


最後に白玉温泉のオーナーさんとフィナーレのご挨拶。

スバラシイイベントを企画いただいて感謝!

廃れ行く銭湯文化を守るために、

ここでは色々なイベントや仕掛けを積極的にやってらっしゃるようなので

銭湯好きとしては今後もぜひ応援していきたいと思います。

そのあと、イベント記念として、ガマの油売りの口上がスタート。

子供たちポカーンで失笑、失笑、大爆笑でした。


↓寸劇

f:id:arkibito:20161225120223j:image:w360


↓もっかい記念撮影

f:id:arkibito:20161225121347j:image:w360


↓やっぱりすごい!

f:id:arkibito:20161225121750j:image:w360


12時を過ぎ、丸山さんや白玉温泉の皆さんにご挨拶をして帰路につきます。

帰りにいつものお店で焼きそばとお好み焼き。

下の子が欲しい欲しいとぐずるので焼きそばを上げてみるとペロリ。

人生初の味に大ハッスルしておりました。


↓昼飯

f:id:arkibito:20161225134619j:image:w360


ということで大充実の週末でございました。

金曜日の人形劇、土曜日のミュージカル、

そしてこの銭湯ペンキ絵と、

どれもクリエイティブの極意のようなものを目撃して

自分も娘も、なんかしたい!なんか作りたい!なんか描きたい!

というのがモリモリ湧きあがってきています。

この年末年始は我が家はいろいろ忙しくなりそうです!

2016-12-13

Kansas City Band ザ・行商2016〜今年も終わりカァ! at マダム・ピサ

記事が被っているわけではありませぬ。

いやはや!

まさかの2DAYS目に突入です!

前夜の難波屋の興奮が冷めやらず、

お替わりアンコールとばかりに翌日もライブになだれ込み。

今までこんな経験ございません!

それくらいもうカンザスシティバンドに

どっぷりトリコになってしまいました。


で、前夜の熱狂を大興奮で家で話していたら、

長女が興味を持ったので「行くか?」と聞いたら、「行く!」

オーケイ、行っちゃいましょう!

おまけに、応援グッズとして毎度のようにお手製お面をこしらえて、

ノリノリで参ります。


↓完成度高すぐる

f:id:arkibito:20161210170551j:image:w360


ということで、2日目のステージは、

東心斎橋にあるBARマダム・ピサへ。

なかなかアダルトでムーディーな空間で、

娘がいても大丈夫かいなと思ったが、

どうぞどうぞとWELCOMEでした。


↓マダムピサ

f:id:arkibito:20161210192739j:image:w360


↓おしゃれなbarです(なんとなく梅星の夜を思い出す)

f:id:arkibito:20161210193932j:image:w360


そしていよいよオンステージ!

今宵もノリノリなサウンドが気持ちよすぎる。

『カアカアブギ』『ちょっとそこ行くレイディ』

『網走番外地』『ロックアウトベイビー』など

珠玉のナンバーを惜しみなく。

新曲の『レッドライトストリート』も初披露で大盛り上がり。

大阪と言えばの憂歌団の『シカコバウンド』のカバーはシビレました!

一番最前列だったので、井上大地さんのギターやパンジョーかぶりつき。

かっちょエエやないか〜@@@

娘は、Mr.マチナミこと上山実さんの弾けまくりのピアノに驚愕。

あんな弾き方したら指壊れるわ〜と言っておりました。

大澤公則さんのパワフルなドラムスも大好きだし、

渡部拓実さんの、必死のパッチの形相でかき鳴らすベースソロも見もの。

そして下田卓さんの圧倒的なカリスマ性にメロメロ〜。

もし自分が女やったら絶対惚れてまうやろ〜。ヤケドするやろ〜。

とにもかくにも、最高にゴキゲンだぜぃ!

アンコールも、演者がステージを降りる間もなく拍手喝采でなだれ込み、

ラストは『北風小僧の寒太郎』(マチャアキ)からの

『お世話になりました』(井上順)で2DAYSしめくくり!

ブラボーブラボー!!!


↓2日目もたぎりまくり!

f:id:arkibito:20161210200607j:image:w640


↓かっちょよすぎる@@@

f:id:arkibito:20161210204501j:image:w640


ステージ後はメンバーとお話し。

皆さん娘に興味津々で、娘は照れ臭そうにしておりました。

ラストはみんな揃って「カア!」

また大阪来てや〜!


↓カァ〜!

f:id:arkibito:20161210224449j:image:w640

2016-12-06

クラフトマン精神の極意 ヤイリギター 工場見学

誕生日プレゼントとして、十数年ぶりにギターを新調したいと思い、

先月からいろいろ調べたり、楽器屋に通っていたりしていたのだが、

なかなか限られた予算内でしっくりくるものが見つけられず。

そんななかで、80年前からメイド・イン・ジャパンを貫き、

30人ほどの職人により1日20本ずつの少量生産で、

こだわりの詰まったハイクオリティのギターを生産しているという

ヤイリギターの存在を知る。

多くのミュージシャンにも愛されていて、

特にBIGINさんとは一緒に

日本人にフィットした製品を開発したりしているようです。

サイトを見ていると毎週土曜日に工場見学を受け付けているようで、

ダメ元で直前にアポを入れたら予約できました。

ちょうど誕生日直前というタイミングでまさに巡り会わせ。

ということで、現地まで飛んで行ってしまいました。


10時の回の見学ツアーに間に合うように

岐阜は可児の工場まで自転車で、10分前には到着。

たくさんの試供品が飾られた2階のショールームには、

ほかの参加者が集まっていて時間通りにスタート。


↓工場見学スタート

f:id:arkibito:20161203100154j:image:w360


↓現代の名工にも認定された先代社長、矢入さん。残念ながら2年前に急逝

f:id:arkibito:20161203124847j:image:w640


まずは敷地の一番奥の倉庫へ。

ここには様々な種類の原料となる木材が保管されています。

世界的にも木材は不足していて、良質の木材は価格が高騰。

10年20年先にはどんどん希少度は高くなり

価格が上がっていくことを見越して、

今のうちから世界各地から木材を仕入れて確保しているとのこと。

仕入れた木材はすぐにギター造りに使えるというわけでもなく、

最低でも3〜5年自然乾燥させなければならないらしく、

長いものでは20年以上寝かせると言います。

酒造りにも共通するように、

”時”というものも重要な工程なのだなと感じました。


↓倉庫では木材を自然乾燥させる

f:id:arkibito:20161203101157j:image:w360


↓貴重な木材が眠っています

f:id:arkibito:20161203101201j:image:w360


↓世界中で原材料不足だそうで、お値段も高騰中

f:id:arkibito:20161203102715j:image:w360


↓トップ材を一枚で取るとすると樹齢200年は必要

f:id:arkibito:20161203101720j:image:w360


倉庫の奥は、写真用の食堂兼ステージのホールがあり、

有名なアーティストさんが来られた時や、

イベント時にはここで演奏が行われるそうです。

このホールがまた本当に居心地のいい空間で、

アットホーム、ハンドメイドな社風がにじみ出ていました。

また木材を自然乾燥させるのに適した風通しのよい高台に工場があるので

大きな窓からは美濃加茂市が一望できるロケーションも素晴らしかった。


↓ステージ兼食堂のホール

f:id:arkibito:20161203101515j:image:w640


↓風通しのいい高台にある

f:id:arkibito:20161203101318j:image:w360


ホールでは木材についてのレクチャーを受けます。

マホガニー、メープル、ローズウッド、エボニィ、コアなど

たくさん種類があり、

硬さや加工のしやすさ、耐久性・変形性、

音の反射・吸収具合が全然違ってきます。

もちろん、ハードなアタックに適したもの、

繊細に爪弾くのに適したものがあり、

各パーツで木材を組み合わせると

様々な音色の違いが生まれることになります。

このあたりは、まさに、長年木と会話をしてきた職人でなければ

狙った音の出せるギターは造れません。

一つとして同じ節や年輪のものがない中で、

仕入れた木をどの部位で使うのが適しているのか、

木の持つ個性を見極めていくところからギター造りが始まっていくのです。


↓いろいろな木材

f:id:arkibito:20161203101902j:image:w360


↓歴代の名器たち

f:id:arkibito:20161203102030j:image:w640


ホールを後にし、いよいよ核心部である工場の方へ移動します。

2Fの作業場に上がると、そこは通常のルーティン作業の場ではなく、

特別なギターを扱うスペース。

ギター造りの神様と称される、

超級のクラフトマンである小池さんと道前さんがいらっしゃって、

オーダーメイドのギターに取り掛かっているところでした。

ちょうど、東海エリアで人気番組を持っている

ドンドコドンのぐっさんがその番組でオーダーしたという

ギターを見せていただきました。

ネックのポジションマークに、GOOD*SUN(ぐっさん)と入ってますね。


↓工場へ

f:id:arkibito:20161203102823j:image:w360


↓ギター造りの神様、小池さん

f:id:arkibito:20161203102954j:image:w360


↓名クラフトマンの道前さん

f:id:arkibito:20161203103028j:image:w360


↓ドンドコドンのぐっさん特注品

f:id:arkibito:20161203103315j:image:w640


同じフロアには全国各地から

リペア注文で届けられたギターが並んでいて修理の順番を待っていました。

ヤイリギターでは生涯修理サポートがついているので

いつでもメンテナンスやリペアに応じてくれます。

ギターは消耗品ではなく、バイオリンなどがそうであるように、

長い時間をかけて演奏されることで育っていくものという考え方があり、

単に製品を作って売ったらあとはおしまいではなく、

末永く自分たちの製品や、

その製品を使う人たちと関わりたいという思いがあるからです。

スバラシイ!


↓リペア中

f:id:arkibito:20161203102853j:image:w360


お隣の部屋は、合板の作成と

バック板のブレイシングを取り付ける作業場でした。

「単板」はそのまま1枚板で造られた木板で、

柔軟に振動するため音色は合板に比べて優れますが、

当然1枚板で材料を取るとすると価格がグーンと上がります。

また1枚板だとどうしても環境によって

変形したり割れやすかったり、管理が難しくなります。

「合板」は薄い板を3枚張り合わせることで、

コストを抑えるとともに、

強度を上げることで使いまわしの良さを実現するのです。


ブレイシングとはバック板に取り付けられた骨組みのこと。

薄い木の板は、音の振動や、弦の張りによって

常に高いテンションがかかっているので、

変形したり割れてしまうのを防ぐために

こうやって裏側に補強のための力木が組まれています。

この骨組み自体も音を伝える重要なパーツで、

組み方や、力木の太さ、材質、精度で

音の響き方が全く変わってしまうそうです。

現在アコースティックギターで最も一般的に組まれているのが

バッテンに木を組むXブレイシングだそうです。

ここでは、この力木を振動を抑えるゴムの入ったボンドなどではなく、

天然由来のニカワを煮詰めた接着剤で止めていて、

ニカワは天候などで大きく性質を変えるため管理が大変難しいのだそう。

また、貼り付けた力木をミリ単位で削っていくことで、

音の鳴りを極限まで追求していて、

実際に彫刻刀で削っている作業を目の当たりにしましたが、

ちょっとでも手元が狂って削りすぎてしまえばおしまいという

なかなかプレッシャーのかかる作業を、黙々とこなしておられて、

これぞ職人という場面でした。


↓バック板のブレイシング。わずかな削りの違いで音が変わってしまう

f:id:arkibito:20161203103537j:image:w640


↓右がカット前、左がカット後(ともにXブレイシング)

f:id:arkibito:20161203103806j:image:w360


↓さまざまなブリッジ

f:id:arkibito:20161203104117j:image:w360


1Fへ降りると広い作業場にたくさんの機械が並んでいます。

サイド部分はしなやかな曲線を出すために、

材料の木をまず湯煎して柔らかくして

それをプレスして曲げていくという作業でした。

ネック部分は持ち手に合わせて、いくつかのパターンがあって、

特にヤイリでは日本人の体形にフィットした形状を追及されていて、

色々持たせてもらいましたが、本当によく設計されています。

ネックとボディーを繋ぐ部分は、

釘など、音の振動を妨げたり、影響を与えるような部品を一切使わず、

木と木を継ぎ目でうまくはめ込んでいるのですが、

そこの調整も手作業。

ほんのわずかでも削りすぎてしまって、

ネックがぐらぐらになれば台無しになってしまう非常にデリケートな作業。


↓工場

f:id:arkibito:20161203104128j:image:w360


↓サイドの木はゆでて柔らかくした木をプレスする

f:id:arkibito:20161203104356j:image:w360


↓釘などは一切使用せずにネックを取り付ける

f:id:arkibito:20161203104759j:image:w360


↓すべて慎重で高度な技術が要される手作業

f:id:arkibito:20161203104833j:image:w360


↓ネック調整中

f:id:arkibito:20161203105836j:image:w360


1本のギターが完成するのに、

色々な工程を経て約3か月擁するそうなのですが、

その工程と工程の間では、黄を落ち着かせるために何度も寝かせます。

その間、倉庫では徹底した温度・湿度管理がなされるとともに、

大音量で音楽を聴かせて、ボディに音の振動を覚えさせるのだとか。

これを発案した先代社長さんは

この時間を「天使が宿る時間」と呼んで大切にしてきたそうです。


↓倉庫でさらに寝かせる

f:id:arkibito:20161203104938j:image:w360


↓音楽をかけて木たちに聴かせる

f:id:arkibito:20161203105019j:image:w360


工場の一角には、ゆるキャラ(?)のヤイリくんが鎮座し、

職人さんたちを見守っておりました。(笑)


↓ヤイリくん

f:id:arkibito:20161203105759j:image:w640


さて、徐々に、ギターの形になってきましたね。

ここからもヤイリさんのこだわりの製法はまだまだ続きます。

音の響きや、使いやすいフィット感といった、

楽器としてプレイヤーのこだわりを徹底的に追及するのはもちろんのこと、

工芸品としての見た目の美しさや洗練さもまた追及されていて

細かいパーツや塗装まですべて吟味された素材を使って

すべて手作業。

見た目的にもとても美しく愛らしいフォルムに一目ぼれをしてしまいますね。


↓ラッカー塗装中

f:id:arkibito:20161203110238j:image:w360


↓フレット打ち

f:id:arkibito:20161203110328j:image:w360


↓出荷まち

f:id:arkibito:20161203110638j:image:w360


↓ラストに研磨して艶出し

f:id:arkibito:20161203110955j:image:w360


ということで、駆け足ながら1時間程度で工場見学ツアーは終了。

もうずっと、スゲースゲーと感嘆の声を上げるばかりで、

色々な工場見学やモノ作りの場に参加をしていますが、

これほどワクワク、ドキドキが止まらないものはありませんでした。

なにより卓越した技術と、

それに裏打ちされたクラフトマン精神に圧倒されました。

職人のみなさんが、自社製品に誇りを感じ、

モノを作り出しているという気概がにじみ出ていて

本当に素晴らしい現場だなあと感じました。


ツアー終了後は、社員さんによる演奏会。

やはり、なんといってもギターは楽器ですから、

その音色をまずは聴いてもらわないといけないということだそうです。

「戦場のメリークリスマス」をはじめ数曲披露していただきましたが、

スバラシイ音の響き!

そしてめちゃくちゃギターがウマイ!かっちょええ!


↓社員さんによる演奏

f:id:arkibito:20161203112016j:image:w640


見学ツアーと演奏会が終了すると工場見学は終了。

そこからはショールームで気になったギターで好きなだけ試奏です!

やっぱり実際に弾いてみないとわかりませんもんね♪

ということで、片っ端から弾かせていただきます。

んんん〜なんという音色♪

素晴らしすぎます。


ヤイリさんでは「一期一会」というオリジナルのギターを

BIGINさんと制作していて、せっかくなのでこちらも弾かせてもらいます。

ウクレレより一回り大きいくらいの

ちょっと変わったフォルムの4弦ギターですが、

これ、なんと世界一簡単な夢の新楽器なのです。

というのはこれ、複雑なコードを一切覚えなくても、

フレットを人差し指で全抑えするだけで、

あらゆる曲が弾けちゃうという驚きの設計なのです。

フレットには、「一」「二」「三」と漢数字が振ってあって、

楽譜に書かれた番号の高さをフレットで抑えていくことで曲が弾けるのです。

なので、子供や全くの初心者でもジャララ〜ンとするだけ!

これはすごい!


↓ヤイリギターオリジナルの楽器、一期一会

f:id:arkibito:20161203100844j:image:w360


それから結局お昼ご飯も食べずに、試奏しつづけて、

気づけばすでに13:30を回ってる!

色々悩んだ末に、アウトレットで30%も安くなっているLO-K-OVAに決める。

奥さんにさっそく電話してOKをもらい、お店の人にオーダー。

ボディに一部傷があるようなのだけど、すでにリペア済みで、

音質には全く影響しないとのこと。

もともと雑な人間なので、そういう傷とかあまり気にしない人なので

格安なのがうれしすぎる。

何といっても見た目で惚れました。

おニューだけど、すでにヴィンテージな風貌の木の色合いがお気に入りです。

色々試し弾きした中でも、とても取り回しがよく、すぐになじみました。

もうこれしかないです。


↓買っちゃった♪

f:id:arkibito:20161203134417j:image:w360


1Fのロビーで、購入の手続きをしていると、

現社長さんが声をかけてきて、

自分のフィブラ君のことがとても気になるらしく色々とお話し。

自転車もまた鉄・カーボンの世界ですが、

立派なクラフトなので、職人としてはとても気になるのだと思います。

昔、大阪・豊中に住んでいらしたらしく、

大阪から来ましたというと大変懐かしがっておられました。

翌日がちょうど誕生日だというと色々オマケもしていただいちゃいました。

他にもいろいろとお話しさせていただき、

またぜひ遊びに来たいと思います。


↓グッズもオマケしてもらいました

f:id:arkibito:20161204205004j:image:w360


ということで、なんだかトントン拍子で、

数十年ぶりのニューギターをゲットできました。

何より、そのギターが生まれた場所で直接購入できたというのは、

とても印象に残る思い出になり、すでにかなり愛着が湧いています。

じゃんじゃん鳴らすど〜!