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記憶の残滓 by arkibito

2017-07-10

めざせ! 市島製パン研究所

いつもお世話になっている絶品バーガーのお店エスケールの

オーナーの三澤さんが、隠居(?)して、

福知山の手前の市島に移住され、

自宅を開放して5月からパン屋をオープンされた。

仕事が忙しかったり、行事があったり、

天候に恵まれなかったりで、

なかなかお邪魔することができなかったのだが、

ようやくすべての条件がそろったので、

遅ればせながら開店祝いに行ってまいりました。


ちょうど自宅から100kmということで、

久々にFibra君をひっぱり出してロングライドです。

酒とか本とかお祝いの品々をどっさりリュックに入れて、

随分汚れたまま整備不良のマシンで出動したのが8:45。

本当は暑くなる前に出動と思ってたのに、早くも出遅れです。


まずは長柄橋で淀川を渡り、新大阪を抜けて天竺川。

服部天神で曲がって、大阪空港へ。

ここらでそろそろどうやって三田へ抜けるか、

ルートを絞らないといけない。

一番楽なのは、R176なんだけど、

出遅れたせいですでに交通量が多いだろうからできれば避けたい。

いっそ県道12号で篠山まで抜けるのも手だが、

延々とダラダラ登るのかあと思うとしんどい。

そうなると十万辻から千刈コースがベストかなあと思ったのだが、

あそこも結構しんどい登りだし、

どうにか楽に安全に抜けれないものかと、

昔の記憶をたどって思い出したのが、

中山桜台のとこの長尾山トンネル

あそこなら中腹まで登るだけで済むし、交通量も多くないはず。

ということで、そちらへ向かうことにします。

軍行橋で猪名川を渡り、北伊丹をかすめて、R176へ。

荒牧の手前で天神川をくぐり、北上します。

阪急を渡って、中筋山手4丁目の所のコンビニで小休止。

登り前に水分とエネルギーを補給して、

いよいよ本格的な登りに突入。

最初のテクニカル区間から、なかなかしんどい…

脚力の衰えを早くも実感します。

しかも背中の荷物がズシリと重く、

えっちらおっちらと鈍行で頑張る。

ストレート区間に来ると斜度が緩み、少し楽になります。

TTコースとしてはゴールはまだ先ですが、

中山五月台5丁目で右折し、トンネル方面へ。

すでに汗びっちょり。

そうして長尾山トンネルで1つ目の山塊を抜けました。

いやあ、早くもブランクを感じます。

少なくとも登りはもうダメだあ。


↓長尾山トンネル

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トンネルを抜けて少し登ってピークを過ぎたら、

後は基本下り♪

十万辻からの県道33号と合流し、

爽快に風を切りながら下っていきます。

交通量も全然なくて、安全なライン取りをしながら進めるので

やっぱりこちらのコースを選択して正解でした。

切畑を直進し、西畑で少しショートカットして、

宝塚少年自然の家の入り口で県道68号(北摂里山街道)に入ります。

千刈の水源池を左手に見ながらワインディングロードを進み、

有馬富士公園の入り口に到達、そのまま直進して、

ぐいっと上って、ぐいっと下って

三田駅前に到達したのが11:30の少し手前。

三田まで3時間ならまあ悪くないんじゃないだろうか。

R176を少し進んで広野のファミマでわずかにドリンク休憩。


有馬富士(本人が信号で隠れてしまった…)

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そこからR176をひたすらトレースするのだが、

とにかくカンカン照りで、暑さがハンパない。

みるみるうちに腕が焼けていくのがわかるくらいで、

疲労度が一気に増します。

背中の四合瓶がこれまた上半身に食い込んで、

なかなか姿勢を維持するのもしんどくて難儀しました。

日出坂をぐるっと越えて古市の先で左にかじを切り、

篠山口に到着したのが12:20。

さっき休憩したところだけど、

もう冷たいものを何か飲まないと熱中症で倒れそうなので

ドヤドヤっとセブイレエスケープ。


篠山口

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↓小休止

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20分ほど休憩をして、リスタート。

引き続きR176をトレース

前方に、黒頭峰〜金山の山並みが立ちはだかりますが、

その手前に新鐘ヶ坂トンネルがぽっかり黒い口を開けていて、

そこに飲み込まれてからは急なダウンヒル

いつもここは不思議なんだけど、目の前の山を抜けるのに

下りになるのです。

トンネルの中はひんやりと気持ちよく、楽ちん♪


↓新鐘ヶ坂トンネル

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ドシャンと下れば、柏原(かいばら)の街並みに突入。

柏原北で新旧R176の分岐を手早くクリアして旧道へ。

少し進めば、氷上の分水嶺です。

このブログで何度か登場していますが、

この一帯に降った雨水太平洋側に流れ込むものと、

日本海側に流れ込むものとが分かれる地点です。

分水嶺自体は青森から山口までの1800kmにわたり

日本列島を貫いていますが、

その中でもこの氷上の分水嶺日本一低い分水嶺

標高わずか95mしかありません。

ここを過ぎれば、山陽エリアから山陰エリアに突入です。


↓氷上の分水嶺

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水分れの交差点を過ぎ、北近畿豊岡道をくぐって、

R175に合流します。

そこからアップダウンをこなして春日JCTを右に見ながら、

さらに進みます。

竹田川に沿って北上し、いよいよ市島地区へ突入。

もうあとちょっとで福知山というところですがR175を離れます。

市島支所前の交差点で右折をして、県道59号へ。

看板も何もなく、ひたすら道をトレースして行きますが、

本当にパン屋さんがあるのか、ちょっと心配になってきます。

右手に大きな工場をかすめ、遠くに高速道路が見えて、

まとまった集落に入ると、突然、OPENの文字

無事に市島パン研究所を発見しました。時刻は14:10。

5.5hの道のりでした。

パンの売り切れもよくあるそうなので、

できるだけ急ぎましたがこれが限界!


市島の集落

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市島パン研究所

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早速敷地自転車を停め、

キッチンをのぞくと三澤さんと目がバッタリ!

2人ともびっくり!

で、久々の再会でした。

まずはOPENをお祝いして、お土産をお渡しします。

おめでとうございます!


この地域では無農薬の有機野菜が栽培されていて、

その魅力的な食材がふんだんに手に入るということで、

売りに出ていた空家をリノベして、

自宅兼パン屋さんとしてここに根を下ろすことにしたそうです。

で、このパン販売スペースのなんとも味なこと。

スバラシイ!

幸いパンも売り切れておらず、

おみやげにたくさん買って帰りました。


↓味な店

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奥にはイートインもあって、

ここがまたビンテージな家具やアイテムが散りばめられた

ナイスな空間。

ここでエスケール仕込みの絶品バーガーも食べることができます。

ということで、ベーコンチーズバーガーをオーダーしました。

奥さまがキンキンに冷えたお冷と、

おしぼりを持ってきてくれましたのでとてもありがたや!


↓民家そのまんま

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↓ええ店です

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で、おなかペコペコのところに運ばれてきたのが、

BIGなバーガー。これがまた旨いんです。

鉄板ではなくグリルで焼いているので、

エスケールよりもスモーク感が増して

より旨みが凝縮されてNICE!

バンズも、カリッと歯当たりGOOD!

付け合せのお野菜たちは地元の有機野菜だそうで、

本来の甘みが十分感じられます。

んんんん〜うまし!


ベーコンチーズバーガーセット

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食べている間にもどんどんお客さんが来られますが、

合間を見て三澤さんが席に来られていろいろお話。

もちろん関西を代表する製パン業界のレジェンドなので

うわさを聞きつけたバーガーファンや業界の人が

遠路はるばる、たくさん押しかけているようですが、

それよりも地元の人たちがよく来ては

バーガーを2,3つと買っていくそうで、

以前よりもお忙しくされているようです。

何より地元に根付いているというのがいいですね。

お年寄りやから、田舎やから、

本格バーガーなんて食べへん、根付かへんなんて

全然ないわ〜と。

確かにそうですね。

本物の味がそこにあれば、おのずと人は集まるし、

地元に根付くものです。

それをちゃんと実践されているところが本当に尊敬しますね。

お忙しいところ30分ほどお相手いただいて感謝感謝。


↓三澤さんと

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↓記念に撮っていただきました

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気づけば時刻は15時を過ぎてしまっておりました(汗)

少なくとも日没までにはそれなりに

テリトリーエリアには戻っておきたいので、

名残惜しいですが帰路につきます。

またいつでも来いやあ〜といっていただきましたが、

さすがに、ねえ(笑)そのうちまた来ます!


お見送りをいただいて、早速リスタート。

舞鶴若狭道の方へ続く細い道を進み、

そこから県道138号へ入ります。

富士山と呼ばれる小さな山をぐるっと回り込んで、

まずは春日までビュン。


↓小富士山

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ここから無難に帰るならR176なのですが、

同じ道は面白くないし、柏原から登り返しもあるし遠回り。

なので、ちょっと冒険で、ここから栗柄峠を越えて

直接篠山に入るルートに決めました。

そのまま県道138号をトレースして南下し、

前方の山並みにぶつかる直前、

国領温泉の所で県道69号に入って東へ転じます。

ここから見ると、本当に面白い形の山が連なって

通せんぼしているのがわかります。

それを嫌って舞鶴若狭道も避けるようにぐいっと方向転換しています。

山並みに沿って、ひたすら田んぼが続く道を直進していきます。


↓春日から栗柄峠方面

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そのうち、山間に入っていきますが、

道が綺麗に整備されていて走りやすい。

背中の荷物も、酒&本からパンに変わり、

ずいぶん軽くなったことで楽になりました。

でも、ここまでの疲労はなかなかで、足はそれほどなのですが、

姿勢を維持する上半身と、お尻が限界に近く、

やはり自転車的な体力が

全く以前とは比べ物にならないくらいになっているのを痛感します。

さりとて、自力で帰らねばならないのには変わりがありませんので

淡々と進んでいきます。


途中で、道が建設中の所があり、山肌に沿った旧道を進みますが、

それほど斜度もなく、工事区間を少し抜ければ、

あっという間に栗柄峠に到着。

思っていた以上に拍子抜けなのぼりで助かりました。

時刻は16時を少し過ぎたところ。

峠の所の自販機でコーラを一気飲みしてすぐにリスタート。


↓栗柄峠

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栗柄峠からはしばらくは緩やかなダウンヒル

風を浴びて、カッカする体を冷やしていきます。

五坊谷池を左に見ながら進み、にしきトンネルの所で左折し

トンネルをくぐります。

出てすぐに左折して県道140号で篠山の市街地へ。

知り合いの家があるので、ちょっと寄ってみようかしらんと、

遠い記憶を辿ってぐるぐるしたんだけど、

すっかり忘れてしまって発見できず…

そうこうしているうちに夕日も弱弱しくなってきているので

諦めて帰路を進むことにします。


篠山城址

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篠山市街を抜けて、県道77号からR372へ。

しばらく東進して、日置の集落の所で右折し、

県道12号へ入ります。

ここからまず城東トンネルまでの登り、

それから西峠の裏の登りの2本さえ抜ければ、

本格的な登りは終了なので気合を入れて突撃します。


が!

まず1本目の登りがしんどいのなんの。

二度ほど九十九折れの区間があるのですがもう全然進まない…

止まりそうな勢いになりながら、

ヒーヒーと悲鳴を上げてマシンを押し上げますが、

もうダメダメ。

足つきしそうになる度に、

淡路島での長女の頑張りを思い出して、

どうにかこうにか登り切りました。

いやああ〜しんど!!


そこからトンネルの涼しさでクールダウンして、

一気に下ります。

後川の集落を過ぎると再びの登り。

こちらは長くだらだらと直線の登りが続き、

気分的に萎えましたが、耐えきって無事に登り切りました。


↓西峠

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西峠からはちょっと長めのダウンヒル

時間的にも交通量が少ないので、

後ろをそれほど気にせず集中して下れましたが、

限界に近いお尻と、停止姿勢を維持する上半身に

地面からの衝撃が来るたびズッキズッキン。

いやああ、しんどい!!!

たまらず下りきった杉生で小休止。

ここもずいぶんご無沙汰です。

そもそも北摂をちゃんと走るというのも数年ぶりで、

もはや遠い昔のようです。

でも道はちゃんと覚えてますなあ。


↓杉生

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杉生で小休止したら、引き続き県道12号を下っていきます。

徐々に暗くなってきたので、

できるだけ早く山を抜けるべくペースアップします。

(といってもサイコンがないので何キロ出てるかわからないけど)

道の駅いながわを過ぎ、紫合の交差点に到達した時点で

時刻は19時。

まだもうちょっとだけ太陽さんががんばってくれているうちに、

できるだけ急ぎます。

そのまま直進をして猪名川町役場を過ぎると、

その先で新名神高速道路をくぐります。

清和大橋の所から旧道へ入ります。

猪名川沿いの道に入りさらにペースを上げ、多田大橋まで。

そこからは少し交通量が増え慎重に進みます。

多田銀橋からは交通量も減り、滝山の先で、

県道12号と別れて猪名川沿いを走ります。

呉服橋の1つ手前の橋を渡ったところにある

コンビニでちょっと小休止。



↓池田

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あれだけのボリュームのバーガーを食べましたが、

ここでガス欠だったので、

ちょっとまとまったものをコンビニで食べつつ、自宅に電話。

あと、ライトの電池が切れかかっていたので急ぎ買って装填したり。

なんだかんだ30分ほど用事をしているうちに

すっかり日が暮れてしまいました。

リスタート後は、猪名川CRを南下し、大阪空港をかすめ、

往路と同じルートで帰宅。


大阪空港

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久々の200kmライドでしたが、

現実的にブランクを痛感するしだいです。

もちろん、必要以上の荷物だったり、

季節的時間的に厳しいコンディションのなか、

わざわざ走ったというのもありますが

もはやあの頃の自分ではないんだなあと。

むしろあの頃の自分スゲー。

と言っても別に悲観することはなくて、

それでも道はちゃんと覚えてたり、

ちゃんと日帰りで目的地まで行って帰ってこれたりできているので、

過去は過去としていい思い出に残しつつ、

またLv1からコツコツと新しい”冒険の書”を始められればいいかな。

まあ、しばらくはケツの痛みとの戦いだな。


↓焼けた

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<走行記録>

8:45出動⇒9:45中筋山手9:55⇒10:18長尾山トンネル⇒11:12有馬富士公園⇒

12:20JR篠山口駅12:40⇒13:00新鐘ヶ坂トンネル⇒13:20氷上の分水嶺

13:40春日JCT⇒14:00市島⇒14:10市島パン研究所15:10⇒

15:40国領温泉⇒16:05栗柄峠16:10⇒16:50篠山城址⇒18:00西峠⇒

18:18杉生18:25⇒19:00紫合⇒19:20呉服橋⇒20:00大阪空港⇒20:45帰宅


走行距離:200.7km

獲得標高:1504m(意外に登ってたんだねえ)

TOTAL:352.3km

2017-06-30

ご近所めんライフ

久々のご近所めんライフです。


まず1軒目はおなじみの「三ツ星」さん。

なにやら新メニューが増えてます。

開店以来ずっとおなじラインナップでしたが、

新しい試みでしょうか。

ならばということで注文したのがカレーつけ麺です。

大盛(無料)でいただきます。

カレーは結構アダルトなビター風味の味で

それほど辛みは感じず、コクで勝負のようです。

確かにおいしいのだが、やはり予想通り、

カレーの味が全部勝っちゃってしまいます。

せっかくの麺の味も負けるし、

出汁の風味も隠れてしまっているし、

途中でレモンで味変してもカレーカレー

美味しくないというわけではなく、

どの店でも、結局カレーに支配されてしまって、

やっぱりカレー味で勝負するというのは、

ラーメンつけ麺では一番難しいと思います。

結局カップヌードルカレーに勝てないという現実。

ちなみに何気に材料高騰のため全商品50円アップしてました…


三ツ星製麺所 カレーつけ麺

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続いて近所にできたうどん屋さん「繋」。

初めて訪れた時はちょうど、肉中島南方のイベント中で、

その特別メニューの「黒毛和牛ぶっかけうどん」をいただきました。

ちょっと甘めの味付けは美味しいが、当然というかコスパ悪し。

そして一番困るのが、麺の硬さ。

これじゃあ文字通り全く歯が立たないというくらいの硬さ。

これはコシじゃない!

全然噛めません。こんな硬いの讃岐ではありません!

今まで食べた中で一番硬いかも。

冷やしなので余計そうなのかもしれませんが、

結構苦痛レベル。


手打ちうどん繋 肉中島南方2メニューの黒毛和牛ぶっかけうどん(980円)

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しょっぱなの感想がそれだったので、

それ以来しばらく敬遠していたのですが、

今一度と訪れて、今度は温かいうどんを注文。

日替わりは選べる小鉢が1つついて680円となかなかお値打ち

この日のうどんは梅わかめ、小鉢は牛スジ煮込みをチョイス。

さて、うどんですが、出汁で温められて

冷やのときよりはほぐれて食べやすい。

それでもちょっと硬めですが、何より出汁がウマイ!

芳醇な香りと風味が口いっぱい広がり、

これはなかなかのおいしさ。

麺の硬さのバランスさえ取れれば、

なかなかよいと思います。


手打ちうどん繋 日替わり680円

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2017-05-22

死滅

土曜はまだしも、日曜も仕事だと、さすがに疲労の色合いが…

泣いても笑っても今週で決着。

寝てても原稿の文字が浮かんでくる…

2017-05-18

京都日本酒ドロップキック

日曜日。

うめ夫妻のお誘いで、京都の酒イベントに参加してきました。

毎年、行こうよと声をかけていただいていたのに、

ちょうど田植えと重なってしまって無理だったんだけど、

ようやく実現しました。

「京都日本酒ドロップキック」というイベントで、

この手のイベントでは息が長く、今年で8回目だそうです。

大体、南北は四条通と御池通の間、

東西は河原町通から堀川通の間のエリア内の飲食店と

京都・滋賀を中心とした酒蔵がタッグを組んで、

1杯×1品をワンコイン500円で供するというものです。

参加者は、申し込み時に届くイベントTシャツを身に着け、

専用のお猪口をぶら下げて、

しゃなりしゃなり界隈を歩きながらお店をめぐって、

ほろ酔い、というかヘベレケになっていきます。

だって、単純計算で5勺×17カ所=1,530mlですから、

4合瓶2本以上の計算です。 

ツワモノのうめ夫妻は、毎回コンプリートしているそうで、

自分ももちろんその心づもりで参加してきました。

ちなみに記事は後半に行くにつれて信憑性がアヤシイです…


↓うめ夫妻と

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12時スタートですが、スター時は混みあうので、

30分早めに集合します。

スタートはうめ奥さんの同僚の皆さんたちも集まり、

しばらくはご一緒に楽しむことになりました。

よろしゅうお頼申します。

まず1軒目は、日ごろは一見さんお断りで味わうことのできない

「亀山学」で決定。

後で調べてわかったけど、なんか見たことある人だと思ったら、

河原町のディープスポット四富会館で

天婦羅屋のおっちゃんが新しく開いたお店でした。

少しフライング気味にスタートとなり、真新しいお店にイン。

ここでタッグを組むのは、京丹後は弥栄町の竹野酒造さん。

初めてお目にかかります。

ここはお酒が酒米違いの3種類用意されていて、

チョイスすることができました。

せっかくなので一人ずつ別々のをオーダーして

回し飲みすることにします。

酒米は、「亀の尾」「祝」「旭」という、

栽培されていながら歴史の表舞台から一旦消えてしまった

幻の酒米を復活させたものたちばかり。

すごいです。その中で自分は迷いなく、

滋賀の酒米である「旭」をチョイスしました。

アテは鴨。

さっそく1杯目をみなさんと乾杯〜♪

この弥栄鶴、すごい。

最初のインパクトはとても透明感を感じる

フレッシュなキレなんだけど、そのあとに、

非常にジューシー感にあふれた濃厚な味わいが来て、

自分好みの少々酸味強めなアタックののちに、

上品な味わいを残して、

すっきりと喉を駆け抜けていきました。

なんとなく、大好きな吉野の花巴を連想するような

ちょっと独特な印象を受けましたが、

花巴よりも後口がクリアで、非常に好印象。

この日の圧倒的NO.1を早くも引き当てました。

んまい!


↓亀山学×弥栄鶴(竹野酒造)

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↓亀の尾蔵舞と旭蔵舞

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↓仕込み水

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↓普段はいちげんさんお断り

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さて、素晴らしいプロローグで幕を開けましたが、

数が多いので、早速次のお店へ参ります。

エリアのいたるところにお店は点在しているので、

できるだけ効率よく回りたいし、

やはり人気があって並ぶところや、

オペレーションが良くて回転が良いところ様々あるので

色々と作戦を練りながら回っていきます。


2軒目は、少し南へ下って、

人気店の「宗 SOU 西洞院店」さん。

結構な人だかりでしたが、スタンディングで滑り込み。

お酒は洛中最古の酒蔵である松井酒造さんの「神蔵 KAGURA」。

ムロナマゲンの黒ラベルをいただきます。

ちなみにこのラベルの書は書家の紫舟さんのものだそうで、

無骨なこだわりが垣間見えます。

さっきの個性派と一転して、味も王道ど真ん中の切れ味。

ここはアテがものすごく充実していて12種盛り。

好物ばかりでたまらん。カラスミと鶏肝最高でした。


↓宗 SOU 西洞院店×神蔵(松井酒造)

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↓神蔵

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↓酒肴12種盛り

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↓うまし

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続きまして3軒目は、人と隣が混んでいたので

一旦スルーして、もう一つ隣にある

「Sushi Dining 大八」さんでマグロの握りをいただきながら、

滋賀は高島市の上原酒造さんのお酒を。

高島は本当に水のきれいな地域です。

定番の不老泉ではなく、杣の天狗のうすにごりをいただきました。

米の甘味をほんのりと感じる芳醇なうま味が

脂ののったマグロの赤身と相性抜群。

うまし。


↓Sushi Dining 大八×不老泉(上原酒造)

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↓不老泉と杣の天狗

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↓マグロの握り

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つづいて、さっき混んでいてスルーしたお店に戻ります。

引き続き行列で少し待ちます。

この日は前日と打って変わってカンカン照りでなかなか暑い。

この暑さが後半激しく消耗する予感。

ようやく2階席が開いて店内へ。

「和ダイニング 一政」さんです。

ここでは富山の銘酒「羽根屋」をいただきました。

荒ばしりということで、

ちょっとやんちゃに刺激が飛び回るような若い酒。

アテにはマンボウ!これがなかなかクセのある味で、

なんとなくカップヌードルの謎肉を彷彿とさせる味でした。


↓和ダイニング 一政×羽根屋(富美菊酒造)

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↓羽根屋 限定あらばしり

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↓マンボウ

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これで4軒、南西部の一角は制圧。

ここから一旦大きく移動をして北端のお店へと移動します。

このくらいの時間になると、

界隈は同じTシャツを着た参加者であふれていて、

人気ぶりがうかがえます。

御池通をまたいですぐのところにある「Ken蔵」さんに到着。

ここでは伏見の酒・招徳さん。

女性の杜氏さんががんばっておられる酒蔵さんです。

純米吟醸の花洛をいただきます。

アテはここはあんこが乗ったチーズケーキ。

さっきのマンボウの味がずっと残っていたので、

ここで甘味はありがたや。

すっきりクリアなお酒との相性も良く、

仕切り直しにはぴったりの口直しでした。


↓Ken蔵×招徳(招徳酒造)

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↓チーズケーキ

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さて、うめ奥さんの同僚の方とはここでお別れ。

山口のお酒の話でもとても盛り上がったので

一緒にコンプリートしたかったのですが、残念です@@

さて、トリオとなって、

次に目指すはNHK裏にある「ごはんや」さん。

ここでタッグを組むのは東近江の酒蔵「畑酒造」さん、

といえば、大治郎です。

スペックは吟吹雪を使った生の純米酒。

ほのかに香るフルーティーさは、

時流に乗った味わい。

滋賀の酒はさすがにクオリティが高い。

アテはこちら。個人的には新香巻きが大変ありがたい!


↓ごはんや×大治郎(畑酒造)

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↓純米生酒

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↓新香巻きうまし♪

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続きまして少し道を戻りまして、「楽酒菜 まゆめ」さんへ。

ここは大盛況のようで、結構な行列。

炎天下の中少し待たされてしまいました。

中へ入ってその理由がわかりました。

席に着くとすぐ、女の子がお盆いっぱいに

様々な小鉢のアテを持ってきてくれるのですが、

好きなものをどれでも取ってよくて、

結局我々も全種類頂くことにしました。

アテが豊富だとついつい、

2杯3杯とお替わりをする人も多いようで、

滞在時間が長くなって、それで行列も伸びると、

こういう仕掛けです。

ここのお酒は、島根は出雲のお酒「十旭日」さんです。

これ、いっつも間違うのですが、

滋賀の愛荘町にある蔵元 藤居本家さんの銘柄が「旭日」で、

ラベルがすごく似ているのです。

今回も地域柄そっちだろうと思ってたら、

十字マークが冠されていました。

島根の酒はどこも野趣あふれる無骨さがある印象で、

こちらもキリっと透明感のある辛口一本。

雄町の少し独特な強さをうまく生かした酒でした。

で、豊富なアテが進みます。特に牛肉の時雨煮!

アテでは今回の一番はコレ。

強い酒には肉で押す。


↓楽酒菜 まゆめ×十旭日(旭日酒造)

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↓純米吟醸 改良雄町

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↓左が滋賀の「旭日」、右が出雲の「十旭日」

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↓選び放題のおばんざい♪牛肉の時雨煮が最高!

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さてお次は、六角通を進んで、

「夢処 漁師めし 雑魚や」さん。

ここも大変盛況なご様子ですが、

そこそこキャパが大きいのでそれなりに飛び込む。

店の入り口に水道があって、

ベッタベタのお猪口を一旦ここでキレイにできました。

酒は、銘酒ひしめく姫路の、

安富町という何とも山深い集落にある

小さな酒蔵・下村酒造店が放つ「奥播磨」。

全国的に非常に注目されている銘柄ですね。

ここは2種類から選べるようでしたので、

ちょっとシュワシュワを感じたくて、

活性すくい汲みにごり酒を杯から直でいただきます。

んん〜のど越しのど越し。

アテも2種類からチョイスですが、

ここは迷いなく胡麻カツオ。

ねっとり、ねっとり。


↓夢処 漁師めし 雑魚や×奥播磨(下村酒造店)

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↓活性すくい汲み にごり酒

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↓トクトクとまいりませう

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↓胡麻漬かつを

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これで、烏丸通から西側の8店舗を制圧。

残り東ブロックの9軒。折り返し地点です。

まあ、だんだんと酒の量も増え、

暑さもあって、若干あやしくはなってきましたが、

まだまだこれから!

そのまま烏丸通をまたぎまして、

すぐそこの「旬・炭火焼 んまい」さんへ。

うめさんが、ここで常連さんにつかまるとヤヴァイと行っていたところ。

確かにすんごい盛り上がっていて、

底なし沼かもしれませんなあ。

帰りにはサービス券まで頂ちゃいました。

アテは確かクリームチーズ3種。

お酒は東近江の「喜楽長」の生原酒。

直球勝負の味わい。


↓旬・炭火焼 んまい×喜楽長(喜多酒造)

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↓生原酒とクリームチーズ

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続いて、すぐ近くの「宗 SOU 東洞院店」さんへ。

2番目に訪れたお店と同系列です。

ここはアテはホタルイカの天ぷらとこんにゃくがうまし。

酒は、大和葛城山系の恵みを受け奈良は御所の「篠峯」。

うすにごりはほんのりピリピリ発泡感があり、

優しい甘みを感じるお酒。

たしかここで、掘りごたつとは知らず、

穴にはまってコケかけた@@


↓宗 SOU 東洞院店×篠峯(千代酒造)

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↓純米生原酒 うすにごり

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↓ホタルイカとこんにゃく♪

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続きまして、京都文化博物館の裏手にある

「まんざら亭 高倉三条」さんにお邪魔します。

何とも目立つドロップキック仕様の赤いラベルで主張するは

伏見の酒「月の桂」。スペックはちょっと失念。

この辺りになると店と店が近いので、

杯のペースが上がり、ちょっと記憶がヤヴァく…

というか、これだけの数呑みますから、

やっぱり印象の強弱もありますんで、その辺ご勘弁を。

さてさて、アテはおばんさいセット。大好きな鰆が入っていて、

魚河岸うめさんと魚談義。さすがっす!


↓まんざら亭 高倉三条×月の桂(増田徳兵衛商店)

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↓おもてなしセット

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続きましては「馳走いなせや」さん。

長い入り口の小路をゆきまして、2階のテーブル席へご案内。

ここの酒肴は二度目のスイーツ系。

写真撮り忘れましたが(汗)わらび餅でした。

スイーツ最高♪

それに合わせるは個人的に伏見の酒で1,2の好みの

トミオーさん。

信頼の味です。

スイーツと日本酒のマリアージュ、これ意外といいんですよ♪

ここで確か奥さんに一回電話しました。

生存確認。


↓馳走いなせや×富翁(北川本家)

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↓富翁 純米吟醸ムロナマゲン

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続きましては、真っ黒でスタイリッシュな店構えの

「和鉄板ぞろんぱ」さん。

なにやらエエ匂いがしますなあと思ったら、

肉です!隊長、肉です!ワ〜イ♪

それに合わせるは福井の吉田酒造さんの白龍。

福井と言えば、銘酒・黒龍が全国的にも有名ですが白龍は初めて。

ということは言わなくてもいいのに、酔ってたもんで

お酌をしていただいた女将さんに口を滑らせてしまったら、

白龍もぜひ応援してください!と猛プッシュされてしまいました。

ハイ!モチロン!

後で調べてみたら、自分の所でコメ作りから携わって、

酒造りをしているところで、

愛すべき霊峰白山の伏流水を使用したこだわりの酒蔵さんだそうです。

で、ここはやっぱりお肉の存在感がすごかったんだけども

その濃厚な味わいにも負けず、

むしろ余分な脂身をさらーっと洗い流してくれるような

清らかなお酒でした。


↓和鉄板ぞろんぱ×白龍(吉田酒造)

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↓肉!

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続いてはちょっと奥まったところにある「手水や」さんへ。

ここも大盛況で人の数がすごい。

ここはお寿司屋さんなので、アテはおいなりさん。

お揚げさん大好きなり!

で、ここでタッグを組むは、

おなじみ滋賀は水口の美富久酒造さん。

と紹介するより、黒い三連星=ドムの酒と紹介した方が

手っ取り早いかもしれない(笑)

今日もちゃんと正装でふるまわれておりました。流石。

ジーク・ジオン!

酒はノーマルスペックのドム式で安定の味!


↓手水や×美富久(美富久酒造)

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↓本日も正装で参戦!

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↓おいなりさん〜

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さてさて残りも少なくなってきました。

続いては「Bistro waraku 柳馬場」さん。

文字通り洋なお店です。

ここのお酒は、言わずもがなのハーパーさんが杜氏をしている

京丹後の久美浜にある木下酒造の「玉川」。

知ってます。うまくないわけがないんです。

山廃のムロナマゲンをいただきましたが、

後で知ったのですがペンギンマークでおなじみの

アイスブレーカーも用意されてたようで、

季節的にそっちにしとけばよかったなあ。

ここは洋風らしく、

なにかの惣菜系だったかスイーツ系だったか、

なにかクリーム入ったビスケットがアテでしたが

これがめちゃくちゃ美味かったのはすごく覚えています。

でもなんだったかはわかんない(笑)


↓Bistro waraku 柳馬場×玉川(木下酒造)

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↓ハーパーさんの玉川

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↓このアテうまし!

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さあ、残り泣いても笑ってもあと2軒!

ゴールが見えてきました。

お店もすぐそこ。

でも正直に告白いたします。

こっからの記憶がほっとんどございません!

とりあえずあと2軒でしょ!行ける行ける!と

もう完全に回っている自分を心配するうめ夫妻に

ファイティングポーズを出し続けてたのは

何となく覚えてるんですが…

でも、奇跡的にスマホに2軒の写真が残っていたので、

たぶんおそらく行ったんだと思います。

酒は呑んだのか、うめ夫妻が心配して止められたか、

寝入って口付けてないかもしれませんが、

とりあえず行ったのは間違いないようです。


ラス2のお店は「BAN SAN京色」さんで

お酒は大好きな滋賀は高島の「萩乃露」さん。

ですが、何も覚えていない!


↓BAN SAN京色×萩乃露(福井弥平商店)

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2軒目を出て、

あと「益やさんだけっしょ」と連呼したのは覚えてます。

で、オーラスは京都のネオ立ち飲みの超人気店「益や酒店」さん。

お相手は新潟は南魚沼の大米所の酒蔵「高千代」さん。

これも写真残ってるけど、全く覚えてない!

不覚!


↓益や酒店×高千代(高千代酒造)

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↓高千代

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めったに記憶を失うことはないのだけど、

というか人生で2度目ですが、

でもたぶん、うめ夫妻のコンプリートには

どうにかギリアウトで付いて行ったようです。

たぶんお二人は記憶ちゃんとあるでしょうから、

間違ってたらすんません。

いやあ、途中、あまりお腹の具合がよくなかったので、

トイレ近くならないように、

こまめにやわらぎ水を取らずに来た上に、

なかなかの暑さで、それが一気に酔いを加速させてしまったようです。

初参加というのもあり、ペースがつかみ切れなかったのもある。

でも、やっぱりこれだけの量をめぐり呑みというのが

なかなかチャレンジなことで、

それを平気でやっちゃうあの2人がすごすぎるんだと思います。

自分はお酒好きだけど、強くはないもん(笑)

恐れ入りました!真のモノノフです。


ラストはグダグダでしたが、

普段京都でなかなか入らないお店もめぐって、

おいしいもんいただきながら、

色々なお酒を昼間から浴びれてワシャ本望じゃ!


ということで、無事にイベントを終了しましたが、

え〜家に帰るまでが遠足で〜す!

確か帰るモードになったとたんに、

しっかりせねばと再びうっすらと頭が回転したように思います。

たしか、新京極の所の阪急への地下の所で

うめ夫妻とお別れして

(あのあと2人はどうしたのかな?反省会でさらに呑み?)、

ダダダダっと地下に入り、特急に飛び乗ったのは覚えてます。

で、淡路でちゃんと下車して、谷町線に乗り換えたのに、

それで油断したのか、次の記憶は南森町。

見事にオーバーランしてる。

慌てて引き返したところで、相当に具合が悪く、

奥さんにレスキュー要請して、あとはまた記憶なく…

相当にべろんべろんだったそうです@@@

でも、ほぼ無事に自力で帰宅したので勘弁してね♪

2017-04-19

『音楽と美術のあいだ』刊行記念トークイベント 大友良英×小崎哲哉

時計の針を少し巻き戻して、金曜日の晩。

恵文社一乗寺店に本当に数年ぶりにお邪魔します。

学生時代からだからもう20年近く通っていますが、

昔はこういった本屋がここしかなかったんだけど、

今は身近にも増えてきて、

どうしても距離があるので足が遠のいてしまっていました。

前訪れた時は、店の西側に拡張していましたが

今回は東側も拡張されて、あたらしくイベントブースまで。

相変わらず本のラインナップも素晴らしく、品ぞろえ抜群です。


↓恵文社一乗寺店

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で、今回お邪魔したのは、

去年秋に参加させていただいた

「アンサンブルズ東京」の主催者であり、

音楽家・ギタリストの大友良英さんが新しい本を出版する

記念のトークショーに参加するためです。

単に音楽活動を行うだけではなく、

日本はもちろん世界各地で「アンサブルズ」プロジェクトを行い、

老若男女問わず、また音楽や芸術の垣根を越えて、

ムーブメントを起こしているすごい人です。

お相手は数々の芸術系雑誌の編集長を務め、

芸術プロデューサーとしても活躍の小崎哲哉さん。


↓『音楽と美術のあいだ』刊行記念トークイベント 大友良英×小崎哲哉

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↓トークスタート

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とにかくもう最初から最後まで大切なことだらけでした。

そこまでしっかり考えているということ、

そしてそれらを単に頭でっかちな理屈で終わらせるのではなくて

それらを実践することの偉大さをまざまざと実感しました。

色々多岐にわたる話題で、

なかなかうまく順序立ててまとめることができないけど、

ポイントだけおさらい。


結局、音楽や美術作品を作り出すということではなく

現象を作り出す、場を演出するということが大事で、

そういう意味では美術も音楽も科学も料理も根っこは同じ。

デジタルの時代では、それらを録音したりアーカイブ化して、

いつでもどこでも再生可能な技術が発達してしまったがために、

それらの現象的な側面、ライブ感という、

本来の醍醐味が軽んじられ、

単純に娯楽対象、消費対象として用いられてしまう。


音楽でいえば、PA技術の発達やオーディオ設備の充実で、

日々たくさんの音が溢れているけれど、

ほとんどは音の主要な部分を拾っているだけで、

実は細かな音を再現できていない。

それでは作り手の本当のこだわりだったり、

核心部分が正しく伝わらないのだけど

今の人たちはスマホのイヤホンの音しか知らないから

それで十分満足してしまう。

というより、それしか知らないから、

はじめからそういうものだとして認識されてしまう。

むしろ、そういうことにこだわるのは

一部のマニアの世界の話でしょと切り捨てられてしまう。

すると聴く側のクオリティが下がるのは当然で、

そうすると今度は作り手側のハードルも下がる、

その負のスパイラルが繰り返されてしまうのは

ホンモノを知らない、無知であるということに尽きる。

それは芸術の世界でもテレビの世界でも、なんでもそう。

大量消費、大量生産、デジタル技術が便利さを加速させる一方で、

簡略化により省かれた部分がそっくりそのまま衰退してしまう。

でもその省かれた部分が実は大切なものだったりする。

つまり、何に重きを置くのか。

効率やコストなのか、クオリティなのか、

価値観の問題にぶちあたる。


芸術家や音楽家は

そもそも社会の通底にある価値観や常識を一変させたり、

別の角度からの視点を示唆したり、

あるいは全く新たな価値観を創造する類の

アクションやモーションを起こす人たちなので

そういった傾向や時流に対して、

彼らが起こそうとしているのは

ヴァルター・ベンヤミンが提示した

「アウラ=一回性」の復権なんじゃないかと思いました。

つまり、今や何もかにもが大量にコピーされ、均一化され、

時代の早すぎる流れのなかで、

すぐに別のものに簡単に置き換えられてしまうような

モノやコトではなく、

その日その場所でたった一度しか体感できない

”経験”こそがホンモノであり、

それに気づかせるための1つの方法として、ということでしょうか。

そのもっとも有効的な方法の一つが、

ハレとケの交わる”祭り”であり、

大友さんが手がける「アンサンブルズ」プロジェクトなのでしょう。


また本のタイトルの意義について述べられている部分も

なかなか興味深かった。

「音楽と美術のあいだ」ということですが、

その「あいだ」というのは

2つの中間に属する何かを指し示しているのではなくて、

音楽と美術とのつながり、間柄という意味で、

この2つは長らく交わりそうで交わらないような

明確な境界が存在してしまっていたのだけど、

それらを越境したり、

行き来したりするような動きがどんどん出てきている。

これはこのお題にかかわることだけじゃなくて、

その世界・業界の中だけで成立するような評価体系の中だけでは

そのものの真価は図ることができないし、

一側面的な偏った見方に陥りかねない。

常に大事なのは、他者の存在、他者の視線。

これは、とても大事な投げかけです。


そもそも自分がどんなジャンルものか、

どういった系統に属するかなんて言うことは

本来どうでもよくて、むしろそれは評論家や歴史家の仕事。

ただ、世間を知らない若者が知らずにパクッている場合に、

大人がきちんと怒る必要があり、

その根拠としての体系化の作業とその教示は大切なことであるという

小崎さんのキュレーター然としたコメントはなかなかうなずけました。


色々な話を伺って、ナルホドと思わせることだらけでした。

つまり”型”ではなく”型破り”なんだと。

自分も音楽をやっている端くれの端くれですが、

コードがあったり、AメロBメロサビといったフォーマットがあったり、

ある型に従って構成されていて、

それらを忠実に演奏する、上手に間違わずに弾くということだけに

どうしても頭が行きがち。つまり型にばかりこだわってしまう。

でも人の心を動かしたり、

世代や時代を越えたムーブメントを起こす本当の要素というのは、

そういったものを越えたところにあるもの、

つまり”型破り”なんだと気付かされました。

これは音楽に限らず、美術でも、スポーツでも何でもそうかもしれません。

もちろん、それをはっきりと口にできるのは、

何よりもまず”型”を知っていることが大前提で、

”型”もできない者がそう主張したとて、

何の説得力も持ちえないということは言うまでもない。

文字通り、型があってこその型破りであって、

それもまた他者の存在の話につながってくる。

うーん、納得。


とにかく、何事も自分で考える、

よく考えるということの大切さ。

ホンモノっていうは決して偶然の産物ではなく、

すべて必然であって、

そしてホンモノはえてして面白い。

本当にこの夜はとても素晴らしい勉強になりました。

そして先日の本屋トークの話ともやっぱり繋がる話で、

とても収穫の多かった。

(これを何か形にできればいいんだけど…)


↓すごい大事なことしゃべってます

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トークショーの後はサイン会。

アンサンブルズ東京で●●駅から参加しましたというと、

覚えていていただけてました。

しかし、これほどの方と一緒の舞台で歌って踊ったというのが

今になって本当に奇跡というか、ありえないことだなあと改めて。

娘にとっても一生の財産になったろうし、

本当に大友さんには感謝しかありません。


↓大友さんと記念撮影

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↓サインいただきました

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この日のトークショーの内容を

ぎゅっと凝縮したのがこの一冊なので

これから読み込もうと思います。

バイブル必至だな。


↓必読!