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記憶の残滓 by arkibito

2017-11-17

勝井祐二 × U-zhaan 男のデュオツアー 2017 at 旧グッゲンハイム邸(塩屋)

神戸の西にある塩屋の町。

あまりピンとこないかもしれませんが、

須磨海岸線を少し西へ、

六甲系の西端にある鉢伏山の山塊を抜けた辺り。

海と山が迫り、小さな谷川にへばりつくようにして、

小さな家並みが続く。

坂道のある町にはストーリーがある。

この一帯は明治から昭和初期にかけて、

来日した外国人や日本人実業家たちの邸宅や別荘が建てられた保養地で、

今なお当時の洋館が点在している。


その小さな町が今関西でい一番ホットで楽しいエリアになっている。

旧グッゲンハイム邸を中心として、

地域の商店や若者を巻き込んで、

町ぐるみで様々なイベントやアートイベントを繰り出している。


昔からロングライドの行き帰りにはよく通っていたし、

大好きなワンダカレーさんがあったりするので、好きな町でしたが、

ここ数年でより魅力が増して、

一度隅々までゆっくり散策したいなあと思いつつ、

なかなか足を運ぶことができませんでした。

何よりまずは旧グッゲンハイム邸にお邪魔せねばと企てるのだが

一般無料開放が毎月第3木曜日の午後と決まっているので、

なかなかハードルが高い。

今年中には一度と思い立って、行ってきました。


須磨の穏やかな海

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塩屋駅から一度線路をくぐって、

穏やかな須磨の海の広がりを認めて、

その先で踏切を渡れば、

そこに緑と白の美しい洋館がひっそりと佇んでいます。

明治・大正期に神戸に滞在した

ドイツ人貿易商の住まいとして建てられた洋館は、

100年にもわたり、その美しいコロニアルスタイルの美しさを保ってきました。

広々とした庭を抜け、玄関先で下足して、中へ。

この日は自由に中を見ることができるというので、

さっそくお邪魔しますが、すでに閉館まで30分を切っているので

大急ぎで見て回りました。

1階で何やら作業されていたので、まずは海の見える2階へ。

備え付けられた家具の調度、海に面した穏やかなロケーション、

西日刺すバルコニーでぼんやりと外の景色を眺めていると、

なんともノスタルジックで、心が落ち着きます。

すばらしい。


旧グッゲンハイム邸

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↓海を眺める洋館

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↓素晴らしいロケーションと佇まい

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2階で景色を満喫していると、スタッフの方から、わざわざ

1階も作業してますが見てくださいねと声をかけていただいたので

お言葉に甘えてと1階へ降りてみると。

どうもコンサートの準備をしている様子。

こんなところで演奏会なんてさぞかしいい雰囲気だろうなあと

準備している人にそれとなく声をかけてみると、

なにやらどこかで見たことのある顔。


え?なんで?

なんでU-Zhaanさんがいるのさ?

他人の空似?

いやいや、あのモジャモジャ頭で、

ナゾの太鼓を並べるような人は1人しかいないでしょう。

ユザーンさんですかと聞いてみると、もちろん、そうですと。

一緒に写真まで撮っていただきました。

すると、よかったらライブやるんで観ていきませんかといっていただきます。

ええええ、マジで?

でもこんな出くわし方、まず滅多にないことだし、

こんな面白そうな場所で、面白い人がやるのを、

お断りするなんてモッタイナイ!

ぜひぜひ参加させていただきます。

しかし、よくよくお財布を見ると所持金2000円しかない。

無料見学だけのつもりで急いで来たもんで@@

で、チケットは3000円かかるし…

普段キャッシュカードも持ってないし、どうしやう…

んん〜いっぺん帰るしかない!

今ならまだ間に合う!

ちょっと大阪まで帰って、出直してきますというと、

「いや〜マジで?無理しないで?」と言われましたが、

いや俄然参加する気満々で、大急ぎでとんぼ返りです。

ゆっくり塩屋の町を見て、

大好きなワンダカレーさんで舌鼓プランはまた次回に持ち越しとなりました。


↓ん??? ん!!!

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U-zhaanさんと

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で、大急ぎで帰宅して、取って返し、

どうにかスタートの10分前に塩屋に戻ってきました。

ユザーンさんやスタッフさんからは、

本当に戻ってきたヨ的な微笑み返しで歓迎してくれました。


↓カムバック

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ハートランドを飲みながら

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で、いざライブです。

タブラ奏者のU-Zhaanさんと、

エレキ・ヴァイオリニスト勝井祐二さんとの男のデュオツアーということで

果たしてどんな音が繰り広げられるのか。

ちょっと自分が勉強不足で知らなかったのですが、

勝井さんも相当スゴイ方で、即興音楽シーンでは重鎮の方です。


まずはお二人が軽いトークをしながら、チューニング

ユザーンさんの方は、金づちみたいなので、

コンコン太鼓を叩きながら調整をしています。

打楽器ながら、打ち方や打ちどころによって、

メロディが生まれるのがスゴイ。

一方の勝井さんの足元にはおびただしい数のエフェクターが並んでいて

無数のシールドが地面を張っている状態。

双方がぼちぼちと音を出し始め、

それをルーパーで録音・追っかけ再生をしながら、音を重ねていきます。

最初小さかった音が、幾重にも重なり、力強いうねりが生まれ

思わずこちらの体も反応してしまいます。

気づけば小さな空間の中で、エネルギーが一気にスパークしたように

音が増幅する!増幅する!増幅する!

そしてその圧力に押し出されるように、

パンクな弾き殴りは加速し、

腹の底に響くようなタブラ振動が共鳴する!!

なんだこのgroovyはっ!!

何の予備知識もなく、飛び込みで参加して、

ついこないだからの自分の流れで、

てっきり民族音楽的なものを想像していたので、

この予想外の展開に、ただただ圧倒されました。スゴイ。

少なくともたった二人が目の前ではじき出した音にしては、

あまりにも広大な世界。

スゴイ。いやスゴイ。

こんな素晴らしい体験にたまたま遭遇で来たなんてラッキー過ぎました。


↓いよいよ

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最後、アンコールの時に、大友さんとあまちゃんの話が出て、

そこをとっかかりに、ライブ後のCDの手売りコーナーで

お二人と色々お話しさせてもらいました。

いやあ、お二人ともスゴイ。

そしてそういう人たちってやっぱり、どこかで繋がっているのもすごい。

最近の自分の動きは、

その繋がりを図らずも1つ1つ解き明かしていくかのようなことが続いていて、

それもまた面白く。

また、ぜひお二人の共鳴を目撃したい!!


あと、この旧グッゲンハイム邸の管理人をされているのは

先日の港町ポリフォニーで、二階堂和美さんとコラボをしていた

三田村管打団のリーダー・森本アリさん。

もちろん、会場にいらしたので、

先日のライブとても良かったですとお話しさせていただきました。

塩屋のムーブメントも引き続きウォッチしていかねば!!


勝井祐二さんと

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↓サインいただきました

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まさか、大阪-塩屋を2往復するとは思いませんでした。

もうちょっとした小旅行クラス。

でも、それだけの収穫のあった一日でした。

犬も歩けば棒に当たるじゃないけど、

やはり自らの足で稼いだ先には、何かがきっと待っている。

2017-09-25

山田錦のふるさとライド 〜類をたずねて四十里〜

土曜日出発できなかったので、遠征はパス。

とはいえ翌日の日曜日はお天気がよさそう。

近場の山を攻めようかどうしようかと悩んでいたら、

ちょうどおあつらえ向きのイベントが!

山田錦ふるさととして知られる加東市で、乾杯まつりがあり、

そのスペシャルゲストに類さんが来られるとのこと!

ざっとルートを引いてみると最短コースで約75km。

12:30に登壇されるので、朝出れば間に合うじゃないか。

山も捨てがたいが、晩秋の本番に向けて、

そろそろ自転車も体力をつけておかねばならないし、

1dayライドに出動することにしました。


7時前に起床しすぐさま支度。

7:15に出動。朝はまだ少し肌寒さを感じるが、

暑いと堪えるからちょうどいい。

長柄橋を渡り、新大阪をかすめて、神崎川CRへ。

少し進んで天竺川ロードに入る。

そこからいつもの裏道を抜けて大阪空港へ。

最近このルートばかり走っているような…

それだけ使い勝手が良いということですな。

猪名川CRで北上し、神津大橋を渡る。

イオンモールを横目にして、伊丹市街地へ。

西へ少し進んで、昆陽で北上。

武庫川新橋を渡って、宝塚へ抜ける。

登りセクションの前に休憩しようと思って、

六甲縦走路の入り口にあるコンビニで休もうと思ったら、

潰れてた@@@

仕方ないのでそのまま生瀬へ進み、R176に入る。

そこそこの交通量なので軽くスパートして名塩へ。

知らないバイパスが完成していて、

それを回避するのにごにょごにょしてたらなぜか

高速SAに紛れ込んでしまったよう…

そこから旧道に復帰してえっちらおっちら登り。

ヘアピン区間を過ぎれば赤坂峠。


西宮名塩SAに迷い込む…

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↓赤坂峠

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峠を過ぎれば、快適なダウンヒル

ひゃっほい♪

中国道くぐった先のコンビニで朝飯。

リスタートして宅原で左折し県道357に入る。

岩谷、市原と若干の上り基調で進み、

日西原で県道7号に入ります。のどかな山間を行く気持ちのいい秋ライド。


↓日西原

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市野瀬を少し進んだところで少し大きな橋を渡るのだが

「黒滝」という案内板が小さく出ていて、気になって寄り道。

マシンを橋脚に括り付けて、川沿いの歩道を進むと、

大きな一枚岩を大きく幅を取りながら流れ落ちる滝がありました。

ナイアガラと称するには少し難がありますが、

それでも見ごたえ十分。


↓黒滝

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↓三木のナイアガラ

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そこから先は、たわわに実った稲穂が広がる田園地帯。

この一帯は、酒米山田錦の生まれた原産地で、

数多くの名だたる蔵元・酒造会社御用達の田んぼがあちらこちらに。

大関」「菊正宗」「剣菱」「獺祭」などなど、そうそうたる面々。

これらの酒の原材料が、同じ地域の同じ品種の米を使っているのに、

あれだけ色彩豊かな味の違いや香りが生み出されるのは

やはりその土地土地の風土だったり、水だったり、

あるいは蔵ごとに住んでいる酵母だったり、

そういう違いなんだろうなあ。


大関

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菊正宗

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剣菱

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獺祭

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渡瀬バイパスをすぎると、にわかに上り基調で

トップで中国道とぶつかります。

ズシャーっと反対へ下り、ひょうご東条ICのところで

左に折れて道の駅東条で小休止。


道の駅東条

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10分ほど休んでからリスタート。高速の反対側へと進み、

引き続き県道17号をトレース

天神から再び長めの鈍いのぼりをやっつける。

PAの手前で再び高速をくぐり、藤田の交差点を左折。

R372でくいっと丘に登ったら、

本日の目的地である加東市役所と隣接するやしろステラパークに到着。

時刻は11:15。休憩含めジャスト4時間。

鏡開きの時間に十分間に合いました。


↓やしろステラパーク

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さて、この乾杯まつりでは、

全国100以上もある加東産山田錦を扱った酒蔵のうち、

19もの酒蔵が参加しています。

道中の田んぼに掲げてあった銘柄以外にも

玉川京都)」「真澄(長野)」「浦霞茨城)」「奥播磨兵庫)」

「八重垣(兵庫)」「玉乃光(京都)」などなど、

素晴らしいラインナップ。

それぞれがブースを出して有料試飲がされてあったり、販売があったり。


しか〜し!

ここで最大の問題は、自転車運転してきてしまったので

ただの1滴も呑めないということ!

しまった!大誤算@@

しかし、飲酒運転は間違ってもしてはいけないことだし、

もしそれで事故でもおこそうなものなら、

まつりの中止など多大な迷惑が掛かってしまいますので

当然、禁酒です。つらいけど、しゃーない。


↓加東産山田錦で作られる100以上の銘柄のうち19が終結

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お昼時はどのフードも大行列だし、お酒は飲めないしで、

なかなか手持無沙汰のまま、

ステージ前でファンタグレープを飲みながら休憩。

ステージでは先着50名限定で、

鏡割りのお酒のふるまいに並ぶ人だかり。

自分も並びたかったけど、飲めないし他の方にお譲り。

念のため、かの御方に連絡を入れてみると、ラジオの出番明けのようで、

見かけたら声かけてくださいねとのことだったので待ちます。

12:30の本番の10分前に、公民館から会場入りする類さん発見。

すぐにファン酔っ払いにもみくちゃにされてしまいました。

すごい人気です。

で、控えテントに入る直前にお声かけすると、応じていただき少しだけお話し。

「ええ!?自転車で来たの?」とびっくりされましたが、

「じゃあ今日飲めないじゃん!」と言われてしまいました。

本番直前で、ものすごい人が集まってきたので、

「とりあえず後でね」と言いながら

真新しいPR大使のお名刺だけさっと手渡ししていただいて

奥へ入っていかれました。


↓真打登場!!

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加東市山田錦PR大使だそうです

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時間となり、おエラさんのご挨拶ののちに、鏡割り。

ヨイショ、ヨイショ〜。

振る舞い酒はあっという間になくなり、会場の皆さんで乾杯♪

ステージ後、少しだけまたお話し。

ちょうど奥さんと電話していたので

Facetimeに切り替えて娘たちともお話ししていただけました。

なんだか、もう娘のおじいちゃんみたいになってきてます(笑)

これからまだまだお忙しいようで、

「また近々あいましょう」と言っていただき、

今日のところはお別れ。


↓鏡割り

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↓乾杯〜♪

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こちらも帰りのことがあるので、

そろそろリスタートしなければなりません。

帰りはルートを変えて海側コースへ。

R372で下って、そこから県道567号へ。

残念ながらR175はバイパス化がひどく自転車には不向きなので

少し回り道ですが、旧道で南下します。

県道18号に入り、小野のかすめ、市場の交差点で右折。

加古川沿いの道へ出ます。

山陽道をくぐった先にある分岐のコンビニで、昼ごはん。

リスタートして、県道84号で稲美町を目指します。

のどかな田園風景で、ほどよいアップダウンがあり、いい道。

この一帯はため池が驚くほど点在しているのですが、

その中でも大規模な加古大池の横を通過しました。


↓加古大池

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さらに、南下をして、岡から県道384号。

徐々に交通量が増えてきます。

第2神明をくぐって、丘陵地に作られた住宅地を抜けて

JR大久保駅に到達。

そこから

JRをくぐって、おなじみのR250へ入るも、

ここから明石までは高架多発地帯で、

そのたびに自転車はアップダウンの激しい側道へ回らないといけないので

面倒になって、さらに1つ海側の県道718号へエスケープ。

こちらは路肩が狭く、交通量が多いので、あまり走らないのだけど、

わずかの区間だけだったので事なきを得る。


明石市街に入ったのが15:30。

せっかくなのでお土産にタコのうま煮を購入。

これで炊き込みご飯したらなまら旨いんだよな。


魚の棚

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おみやを購入したらすぐにリスタート。

朝霧まで海側のR28を疾走し、そこからR2へ入る。

さすがに人気ラインなのでほかのローディーもちらほら。

トラフィックは帰りの渋滞で混雑気味なので、

スピードは抑えめに安全確実に処理していきます。

で、岩屋まで来て、せっかくなのでとR2を外れて

路地裏のワンダカレーに寄ってみたら、

お昼休みの時間帯に入ってしまってて食べられず。が〜〜〜ん@@@

またリヴェンジしやないかんなあ。


↓ワンダカレー閉まってる@@@

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仕方がないので、R2に戻って、須磨のシーラインを爆走。

その勢いのまま三ノ宮間で進み、

すっかり喉カラカラなので

東遊園地のケータリングコーヒータイム。

先週も来ましたねえ。


↓東遊園地でコーヒータイム

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そこからの帰りはおなじみのR2ハイウェイ

幸い、他のローディーにほとんど出くわすことなく、

マイペースで帰れました。

R2の淀川大橋が、耐震補強工事で数年間片側封鎖なのは知ってたけど

既に実施されていてちょっと走りづらかった。

跡は淀川左岸を北上して19:15に帰宅。

ジャスト12時間のライドでした。


↓おみやはタコのうま煮

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↓本日のルート

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<スケジュール>

7:15自宅発⇒8:15宝塚⇒8:50西宮名塩SA⇒9:08赤坂峠⇒

9:15名来9:30⇒9:35宅原⇒10:00日西原⇒10:07黒滝10:15⇒

10:45道の駅東条11:00⇒11:15やしろステラパーク13:30⇒

14:10宗佐北14:30⇒加古大池14:37⇒15:30魚の棚15:40⇒

16:05岩屋⇒16:45東遊園地17:00⇒19:15帰宅


走行距離:167.1km

TOTAL:582.25km

2017-09-20

『Robert Frank:Books and Films,1947-2017』 at KIITO(デザイン・クリエイティブセンター神戸)

六甲から下山後、そのまま帰らずに神戸へ。

先日のスタンダードでもレコメンドされていた展覧会をのぞきに三宮へ。

神戸港まで歩いて、KIITO(デザイン・クリエイティブセンター神戸)まで。


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20世紀の写真氏の中でも最も重要な写真家の一人であるロバート・フランク、

その貴重なオリジナルプリントは今や世界遺産レベルで保存され、

作品展示が厳しく制限されてしまっています。

その実態に対して、もっと幅広い人々に作品に触れてもらうために

展覧会を実施するにはどうすればよいかが検討された結果、

きわめて安価で、どんな会場でもすぐに設営・撤収可能な

新聞用紙に作品をプリントし展示するというスタイルを取り、

美術市場や投資目的の外側で、展覧会を運営することに成功したのでした。

そのため、これらの展示物はすべて、会期後には廃棄されリサイクルさせるそうで、

展覧会も撮影OKなのだそう。


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1959年に発表された写真集『the Americans』は、

アメリカのスピリッツを如実に描き出した作品として高く評価され、

以降の写真史の潮流を作り出していくのだが、

ここで極めて重要なのは、ロバート・フランク自身が、

スイスからの移民であるということ、

つまり移民である彼が、まさに”アメリカらしさ”を切り取り続け、

印画紙に焼き付けてきたということである。

アウトサイダーからみたアメリカという新大陸の人々の有象無象、

その雑然とした人々の生きざまが、

まるで見えない力に導かれるように”アメリカらしさ”を纏って

ただ1つのカルチャー、確固たる国家感へと収斂されていく。

その大きなうねりの只中に身を置いて、その光景を記録している合間に、

気づけば彼自身がその中に取り込まれて、

彼自身がまさしくアメリカ人、インサイダーとして新たな視点を獲得していく。

それだけアメリカという国、

アメリカンというカルチャーの持つ大きすぎる包容力が、

写真の端々にからにじみ出てくる。

あらゆる人間を許容し、あらゆるカルチャーを吸収し、

溶け合い混ざりあう、それがアメリカ。

YES!this is America!

今日、ロバート・フランクが再評価されたり、

あるいは生誕100周年をむかえた画家アンドリュー・ワイエスが

再び脚光を浴びるという現象は、

トランプ政権の誕生と世界を席巻する全体主義の猛威によって、

アメリカの根幹が揺らぎ始め、

再び”アメリカらしさ”をとは何かというものを

人々が模索しはじめているということなのだろうと思う。


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写真とはいわば”間”。

時間という不可逆的な流れの中からそのひと刹那を切り取る瞬間の、

撮影者のまなざしと被写体との”間”。

プリントには映し出されないが、

間違いなくプリントのその先に存在する時代や世界、

それを予感させる余白の”間”。

そしてその写真と対峙する鑑賞者と作品との”間”合い。

それらの”間”のなかに間違いなく存在するシークエンスをいかに表現するか、

そして読み解くかが写真の醍醐味だと思う。

その写真の本質をうまく引き出し、

かつこの開放感あふれる会場の持つ空気感を作品にブレンドしたような

とても心地よい展示方法が施されてあって、

キュレーターが優れた仕事をしているなあと感じました。

なかなか素晴らしい展覧会。


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2017-08-30

子連れハイク 富士山 1日目

この夏は長女と一緒に富士山にチャレンジしようと約束をしていたのだが

なかなか予定が合わなかったり、天気が悪かったり。

そのまま夏休みもおしまいを迎えるころになり、

今シーズンは断念かとあきらめモード。

オーラスのチャンスの週末の当初の予報も天気が良くない。

自分一人なら多少無理しても突っ込めるが、

娘と一緒ではそれもできない。

これは無理かと思っていたのだが、

直前になって天気が早まり、

天気図を見ると日曜日が千載一遇のアタックチャンス!

大急ぎで小屋を予約し、チケットの手配。

直前で、週末ということで小屋はいっぱいでしたが

どうにか6合目の雲海荘さんが取れました。


土曜日。奥さんと次女に見送られて出発。

9:43のひかりに乗り込み、静岡まで。

到着するとどえらい暑い!

夕方小屋で見たニュースでは、

この日、全国で一番静岡が暑かったそうでなんと38度@@

ここでこだまに乗り換えて新富士駅に到着したのが12:04。

すでに半日仕事です。

新富士駅を出たら目の前には雄大な富士山のお姿が…ない!!

分厚い雲が全体を覆っていて全く見えません@@


↓新富士駅

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ここから富士登山バスに乗り換えて、

富士宮口五合目までアプローチ。

これも2時間30分の長丁場。

途中2度ほどトイレ休憩あり。

道中も雲のベールは晴れることなく、

徐々に山域に入り高度を上げるたびに、

白く霞んだ世界になっていきます。


↓湧玉池で小休止

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無事に富士宮口五合目に到着したのが14:50。

少しひんやりしますね。

なんてったてここはすでに標高2400m地点。

長い間乗り物に乗っていた疲れもあり、

少しだけ運動をしてから、登山届を提出して

いざスタート。


↓富士山五合目に到着

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↓富士宮登山ルート

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↓スタート

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5合目から6合目までは距離も短いうえに、

ほとんどきつい斜面もないので、

サクサクと10分ほどで到着。

2つある小屋のうち、手前にある雲海荘にお世話になります。


↓6合目はもうすぐ

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↓本日のお宿・雲海荘

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まずは手続きをしてから、狭い階段を上がって2階へ。

3人1組のカイコ部屋が並んでいます。

この日は夏休み最後の週末ということで

混雑のピークだそうですが、どうにか2床確保できました。


↓寝床

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夕食の時間まで3時間ほどあるが、することもないので

高所順応もかねて、少しお散歩へ出かけます。

小屋から、主ルートを外れて10分ほど進むと

宝永噴火口の西端に到着。

1707年(宝永4年)に起こった宝永大噴火が

今のところ富士山で一番最新の噴火だそうです。

富士山は静岡側から見ると、

右端が少しえぐれた部分(火口)と

おできのようにボコッと出っ張っている部分(宝永山)があるが

この噴火によって生まれたものです。

その火口の圧倒的な大きさと、

その火口の底から見上げる宝永山の姿から、

いかに強大なエネルギーがここで爆発したかというのがわかります。

さすがに宝永山まで登ると晩御飯の時間に間に合わないので、

火口の底で引き返しました。


↓宝永火口にて

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18時になって夕食タイム。

献立はカレーでした。ちょっと物足りないかなあ。

でも娘にとっては、

山菜や漬物だらけの献立よりはカレーでよかったです。


↓晩御飯はカレー

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夕食を食べ終わる頃にようやく空が晴れてきて、

西の方面がオレンジ色に染まってきれい。

翌日はきっといい天気間違いなしです。

小屋の前でぼんやりと夜の帳が下りるのを眺めていると、

下の方からにぎやかな一行がやってきました。

なにか富士山をモチーフにした御神輿のようです。

ご苦労様〜。


↓雲が晴れてきた!

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↓お神輿がやってきましたヨッ

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↓ワッショイ!

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↓明日はいいお天気間違いなし

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陽が暮れると外は一気に寒くなり、小屋に引っ込みます。

消灯まですることもないし、寝床は狭すぎて落ち着かないので

食堂で娘とトランプに興じる。

その間、小屋の前の様子をうかがっていましたが、

夕方になるにつれて登山客がどんどん増えていきます。

おそらくご来光のタイミングに合わせて

登山をスタートさせるのでしょうが、

富士山では山の常識が全く通用しないお山だなあと改めて。

お山というよりも観光地といった方が正しいのかもしれません。


↓消灯時間までトランプ大会

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消灯前に小屋を出て様子を見てみると、

なんと眼下に三島や沼津方面の街の明かりがずらり。

標高差も距離も随分あるので

六甲の夜景と比べると迫力に欠けますが、

あそこまで晴れているということに期待感が膨らむばかり。

21時に消灯。


↓夜景

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2017-06-09

ダイトレ 後編 紀見峠〜根古峰〜岩湧山〜滝畑〜施福寺(槇尾寺)〜槇尾山口バス停

全行程の約2/3程度をクリアし、

紀見峠を出発したのが12:20。

そろそろ帰りの最終バスの時間を頭に入れながら進まないといけません。

ここからダイトレのゴール地点である施福寺までは約15km。

岩湧山の登りも含めて、アップダウンがまだまだあり、

寺からバス停までも少し歩く必要があるから、

今のペースで進んだとして、5h+αはかかる計算。

ホントぎりぎり間に合うか間に合わないかという、デッドライン上。

とはいえ、また夜中からずっと歩き通しで、

眠気&疲労MAXで、脚の疲労は蓄積しているので、

なかなかペースを上げるのは難しいが

ここからは無駄なく進む必要があります。


トイレ小屋から、標識に従って、

舗装道路を少し峠方面に進んでいくと、

右手に岩湧山へ続くトレイルがあり、

意を決して突入。


↓紀見峠スタート

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最初はにわかに下っていくが、それもつかの間、

すぐに丸太階段があります。

そこを登りきると少し広々とした空間になり、

そこを右へと折れていくと、

山の斜面に向かって弓なり気味に急こう配の登り。

ある程度登ると、今度はその斜面に向かって真っすぐ登りが続く。

最初の急こう配を過ぎ尾根に出ると、

一気に緩やかになります。

うっそうとした緑の森は、ほとんど往来する人も減り、

一気に静かになります。

穏やかな台地を緩やかなアップダウンが続き、

ここは少しペースを上げて進みます。

その先で大きな谷にぶつかり、道は左に直角に折れ、

今から登るはずが、徐々に高度を下げていきます。

この辺りでちょっとお腹が減ってきたので、

早めに補給をするため、次のベンチで小休止。

おにぎり一つと、梅味の柿ピー。

甘いものはもう飽きてしまっていて、

固いものをガリガリ噛むことで眠気が飛ぶので、

これはなかなかよい補給品だった。


↓鉄塔

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↓眺望はなし

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↓柿ぴーウメ〜

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リスタートして、すぐに林道のようなしっかりした道にぶつかります。

その道と進んでいくと、前方に何かを栽培しているのか

ビニールハウスが連なる敷地があり、

トレイルはその脇から再び一気に登りになります。

登りきってしばらく進むと、何か小さな田んぼのようなものが。

ボ谷ノ池と呼ばれるポイントです。


↓ボ谷

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↓ボ谷ノ池

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↓ボ谷ノ池

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その先で、枯れ沢を渡り、

小さな小屋のある少し広々とした場所に出ます。

そこから右手側に登りがあり、

少し登って砥石谷道の分岐から、

徐々に斜度が急になり、

しまいには両手を使ってよじ登るような激坂に!

一気に汗がしたたり落ち、ヒーハー言いながら登るのだが

終わりが見えないくらい激坂区間が続き、どえらい@@

ようやく激坂が終わったかと思ったら、

今度はそれに続くようにして果てしない階段地獄!!

ひえ〜。勘弁して〜。

ヘロヘロになりながら、一段一段を踏みしめて、

どうにかこうにか、岩湧山三合目にたどり着きました。

下の小屋のあったところで標高440mで、この場所が650mなので

わずか800mで200m以上の高度を一気に稼ぎました。

しんど〜@@@

でもここで650mということは、

まだ岩湧山まで単純に行ったとしても250m近く残っています…


↓げ、げ、げ、激坂@@@

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↓岩湧山三合目

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ここにきての激坂で、すっかり削られてしまいましたが、

ここでのんびり休みを取っている場合ではないので、

ペースを落としながらも止まらずに進みます。

幸い、稜線に出たようで、平坦とまではいかずとも、

緩やかな段差の登りが続き、

そのうち左手からしっかりと整備された林道が合流。

根古峰を通過します。


↓根古峰

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↓根古峰プレート

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林道は幅広でフラットなので歩きやすく、

息が整ったら再びペースアップ。

しばらく進むと、林道がいくつか分岐しているポイントがあり、

標識に従って、右前方へ登っていく。

その先南葛城山への分岐を過ぎて、山の北側の斜面へ。

一気に細くなったトレイルを進んでいくと、

五ツ辻と呼ばれる分岐点に到達。

そこからさらに進んで、

天見駅からの登山道であるいわわきの道との分岐まで来ました。

あともう少し!


↓林道を外れて進む

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↓五ツ辻

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↓いわわきの道分岐

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もう、さすがに山頂まですぐだろうと、

元気が湧いて自然とペースも上がったのですが、

ダイトレはまったくもって容赦なく、

無慈悲なことに、丸太階段が仕掛けられていました。

グヘェッ〜〜〜〜。


↓出た〜ウゲ〜

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意気消沈しつつ丸太階段をやっつけると、そこが東峰で、

せっかく上ったのにすぐにまた階段で下って、

トイレのある小屋に到着。

その先、一気に視界が開け、

こんもりとした緑の丘が目の前に広がります。

あそこがトップだ!


↓山頂を捉えた!

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で、再び息を吹き返して、緑の中を登っていくのですが

見た目のメルヘン観とは裏腹に、

この丘がまたとんでもなく急な階段で、

全然足がついてこない@@@

ヒーヒーいいながら、どうにか登り詰めると、

そこには大パノラマが広がっておりました。

岩湧山の山頂は広々とした茅場となっていて、

360度の眺望が開けています。

まずはプレートを写真に収め、

ベンチのあるところまで移動して、

ラストスパートに向けて最後の補給を取りながら、

しばし景色を堪能します。


↓大パノラマ♪

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↓岩湧山

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↓岩湧山プレート

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まずは振り返ってみると、

夜中から歩いてきた山々がずらり。

景色の隅っこの方に、夜中発った二上山があり、

そこからぐんぐん高度を上げて大和葛城山、

その間に大きな段差を挟んで金剛山の大きなシルエット。

いやあ、思えば遠くまで来たもんだ〜。


↓歩いてきた道のりを振り返って

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北側にパンすれば、大阪平野を一望。

PLの塔はいい目印として目立っています。

少し左にある池は狭山池。日本で最も古いダム湖です。

そして、はるか遠くにキタ/ミナミのスカイクレイパー。

左手には大きく弓がしなるようにして大阪湾が広がり、

その後ろに衝立のようにして立っているのが六甲です。

いつもはあっち側から、こちら側を眺めてるんですねえ。

岩湧山、なかなかどうしてスパルタンな山ですが、

この眺望は関西屈指の見どころに間違いありません!


大阪平野を一望。右側にツンとPLの塔

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↓展望所

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さて、15分ほどで休憩を済ませて15時ジャストに

いよいよラストスパートに入ります。

右手の山間に湖が見えていますが、

あそこが次の目的地である滝畑ダムのダム湖。

一気の下りが想定されますね。

そこから視線をまっすぐ上にすると、

山のテッペンにちょこっと建物が見えていて、

あそこがゴールの施福寺。

さらに奥には大阪湾に浮かぶ関空島と、

さらに後ろに淡路島が見えます。


↓右手の滝畑ダム湖まで激下ります

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しばらくは素晴らしい景色に飛び込んでいくような

贅沢な錯覚を覚えながら、草原を下っていきます。

名残惜しくも、青と緑の世界にお別れをして、

再び林の中へ突入していきます。

比較的フラットなトレイルを進んで、

鉄塔のある分岐点に到達。


↓草原終わり

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↓下ったところから振り返る

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そこから扇山を左に巻くような形で、

ずんどこ下りになっていきます。

ジグザグジグザグ下って、

山の南斜面にへばりつくようにトレイルが続きます。

通常タイムで歩いていたら間に合わないので、

16時には滝畑に下り立つ目標を立てて、

下りの勢いに任せてペースアップ。

徐々に、道もやせ細り、こう配も急になってきて、

転倒して左の崖に落ちないように注意しつつ、どんどこ降りる。

着地の衝撃で、足の裏や膝が悲鳴を上げているが、

バスに間に合わなければ、さらに疲労するだけなので

ここが勝負どころと、痛み覚悟で駆け降りる。

滝畑の岩湧山登山口に下り立ったのが、

15:50と目標タイムクリア。

でも間に合うかどうかはギリギリ@@


↓滝畑

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県道61号をまたぎ、橋を渡って、

標識に従って山に入るポイントを探す。

そして民家の脇から、施福寺へのラストのトレイルへと突入します。

残り3.5kmで、順調に行っても

このポイントから200m標高を稼ぐ必要があり、

アップダウンがあればさらに登りが見込まれる。

しかも、寺からバス停まではプラス15分は見ておかねばならない。

それを残り約1.5hでクリアしないといけないので、

本当にぎりぎりの勝負。休んでいる暇はない。

ただ諦めた時点で、5km追加になるので、

とりあえずぎりぎりまでは攻める覚悟を決めて山へ入る。


↓ラストのトレイルへ!

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民家の脇の細いところからトレイルはスタート。

すぐにジメジメとした森の中を急速に登っていく。

結構急な登りだが、MAXペースでぐんぐん。

山をぐるっと回り込むようにして進んでいくと、

トレイルは山肌に沿って進むようになり、

こう配が緩んでさらにペースを上げる。

一か所道が崩落しているところあり。

いくつか沢をまたぎながら山筋に沿って進んでいき、

再び急坂が登場。

汗ダラダラで、駆け上っていくと、

ボテ峠というところに出る。

その先まっすぐ行くのか左なのか少し迷って

若干ながらタイムをロスしてしまったことで、

焦って写真撮りそびれた。


峠というからには一度大きく下りを余儀なくされます。

登った分を全部吐き出す形で小さな沢へ降り、

再びそこから登り返します。

沢をまたぐところは少しスリップしやすいので注意しながら、

でものんびりできないので、ノンストップ。

鈍い登りを必死で登っていき、2つ目の番屋峠に到着。


↓番屋峠

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当然、ここでもまた貯金をはたいて激下り。

この辺りから路傍にお地蔵さんがポツポツと出現します。

追分というところまで降りてきました。

あと1km!

ふぃ〜しんど。


↓追分

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ここからいよいよオーラスの登り。

最後の最後まで試練は続き、急な坂がこれでもかと襲ってきます。

前方に石組が見えるところから、

こう配がエグくなり、疲労困憊しましたが、

そこを抜けると施福寺の敷地内。

いやあ、最後の三連チャンの登り返しは流石に堪えました@@@

しかしどうにか登りきって、

本堂の手前にダイトレプレートを発見!

16:46にダイトレ完踏です!

ダイトレ区間でいえば、15時間57分の激闘でした。

おつかれっした!!!


↓GOOOOOOOOOOOOOOOOOOAL〜

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しかし感慨に浸っている場合ではありません。

まずは大急ぎでお参り。

ここ施福寺は西国三十三所の4番札所で、

健康長寿、旅行、方違などの厄除。

ロングトレイルを無事に歩いて来れたことをお礼しました。


↓西国4番札所 施福寺(槙尾寺)

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さて時刻は16:51。

この日は土曜日なので十分バスには間に合う時間ですが、

万一も考えうるので、バス停17時に間に合うか、

もう少しだけ気を引き締めてリスタート。

なかなかしんどい石段をずんずん、ずんずんと下っていきますが、

もう足がおぼつかなくて、

一度気が緩んだのもあって全然ペースが上がりません。


↓山門

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で、結局頑張ってみたもののバス停に到着したのが17:03。

これが日曜日だったら、わずか3分差でバスを逃していたところでした。

あむない、あむない@@

しかし、あえて、土曜歩きにしたアドバンテージをうまく使って

バスに間に合うことができました。

作戦通り!


↓セーフ!

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ヘロヘロの状態で、バス停の前にある茶屋に飛び込みます。

そしてキンキンに冷えたラムネで祝杯♪

茶屋のお父さん、お母さんにも、

ようがんばった!とねぎらいの言葉をいただき、

ようやく完踏した喜びと安堵が沸いてきました。

確かに、評判通り、六甲全縦に比べて

総じて難易度が高いなあとは感じましたが

十分な装備と計画と、

ラストのスパートを除いては、

あえて無理せずゆっくりペースで抑えめに歩けたことで、

以前六甲をゴールした時ほどは疲労もなく、

むしろ今まであまり歩いたことのない山域が新鮮で、

金剛山以降は特にあまり人の手が入っていない

山らしい山の雰囲気を味わいながらの山行は、

退屈することもなく楽しめました。

それから一番よかったのは、

カラっといいお天気で、そこそこ涼しい風が吹き抜けて

終日、心地よかったこと。

あれ以上暑かったりしたら、

水分が足りてなかっただろうし、疲労もすごかったに違いない。

万事、予定通りにいって大満足でした。


↓祝杯♪

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5分前に本日最終のコミュニティバスがやってきて、

どっかり乗り込みます。

定刻通り17:28に出発。

このバスを逃したら歩いていたかもしれない道を眺めていましたが、

ほんっと歩かなくてよかった♪


↓おうちへGO!

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R170をまたいだところにある槙尾中学校前でコミュニティバスは終点。

ここで南海バスに乗り換え。

わずかの時間でそばにあるファミマでファミチキを買って即食。

無事に乗り継ぎを済ませたら、バスで撃沈。

気づいたら終点の和泉中央駅でした。

そこから泉北高速鉄道に乗り込み、

そのまま天下茶屋駅で地下鉄にスイッチし

帰宅したのが19:30でした。

乙!


↓山行ルート

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