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記憶の残滓 by arkibito

2016-05-06

子連れハイク 蓬莱山

木曜日。GW中唯一のお休みを使って、長女と山歩き。

自分は連休中はずっと仕事で、

奥さんは乳飲み子を抱えて長時間外出できないし、

自宅で退屈を極めている娘さんのストレス発散です。

毛虫地獄の六甲は避けて、

自宅から日帰りで楽しめるそこそこのお山ということで、

滋賀比良山系の蓬莱山へ。

JR堅田駅では臨時便すら満杯になるほどのハイカーであふれていたのに、

ほとんどの人が武奈ヶ岳を目指しているのか、

自分たち以外にバス停に降りる人は皆無で、

今回歩いた小女郎ヶ池サカ谷コースでも

2,3人以外に人とに出くわすこともなく、静かな山歩きとなりました。

さすがに素晴らしいお天気で、

小女郎峠から蓬莱山琵琶湖バレイの打見山までは

遠く伊吹山京都市内までばっちり見通せる最高の1日でした。

帰りは無理せずロープウェイで下山と思っていたのに、

娘さんから自力下山を進言され、結局琵琶湖畔まで。タフやなあ。

最後は足が棒になりました。


↓本日は晴天なり!

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↓丹北の山並み

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<山行スケジュール>

7:45JR大阪駅⇒8:35JR堅田駅08:50⇒9:24坂下バス停

9:30山行開始⇒11:50小ピーク⇒12:30小女郎ヶ池⇒12:45小女郎峠⇒

13:25蓬莱山14:10⇒14:30笹平14:50⇒15:00打見山15:15⇒

15:45クロトノハゲ⇒16:25天狗杉⇒17:30キタダカ道登山ポスト⇒

17:40琵琶湖畔18:05⇒18:15志賀駅⇒19:57JR大阪駅


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ポンポン山

腕は折れても心は折れず(3回目)。

日曜日、仕事の合間を縫って近場のお山へ。

六甲は毎年この時期、すごい混雑と毛虫地獄なのでパス。

左手が使えないので、岩場やガレ場は難しいので、そこそこイージーなお山。

そういえばうちのカメラマンさんが、

写真がなくて困っているが、

かといってわざわざ撮りに行くものなあと言っていた

ポンポン山に向かうことにした。


すでにお昼も2時を回り、大急ぎで支度をして電車に乗り込み、

阪急高槻駅で下車。JRの方まで歩いて行って、そこから高槻市営バス

20分ほどで終着点の上の口バス停にとうちゃこ。

ここまでは山を宅地化した住宅地が続くが、

この峠を越えると一気に山里の風景になる。

時刻はすでに15:30になろうかとしていて、かなり遅めのスタート。

まあポンポン山だし大丈夫でしょと甘く見ていたら、

登山道の入り口に立つ標識に、8.3kmの表示…

単純に行って帰ってで16kmか、結構ある。

まあ随分日も高くなってきたし、最悪暮れてもナイトハイク練習になるだろう。

いつもこんな感じだなあ。


↓上の口バス停

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↓ポンポン山まで意外とあるなあ

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県道を外れててくてく進んでいくと、前方には新名神が絶賛工事中。

工事用の道路を横断し、鳥居の立つ山道へと向かう。

ここは本山寺TTコースですね。

序盤はくねくねと比較的フラットな道が続き、

そのうち西国三十三カ所の神峯山寺にたどり着きます。

ここまでは結構ハイカーさんや参拝客が多くいます。


本山寺TTコースを上がっていきます

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↓神峯山寺

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賑わう境内を横目にさらに大きくカーブを切りながら先へ進みます。

途中、川久保集落との分岐を過ぎて、本山寺へ直進。

徐々に斜度が上がっていきます。

道のわきには「クマ出没注意」の看板。

まさかと思うが、つい先日も豊能町で捕まった熊のニュースをやっていて、

この辺りはツキノワグマの生息域らしく、

それなりに注意が必要なのだ。


↓ク、クマ!?

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本山寺参道

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本山寺

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そこからダラダラと駐車場までは単調な舗装道を進む。

駐車場から先はググググっと斜度が上がり、

膝に手を付きながら進む。

1丁ごとに目印が打ってあって、数えながら進む。

ようやっと本山寺の入り口に達した時には汗びっしょり。

せっかくここまで登ったのにスルーはいけないと思って、

ちょっと寄り道して境内へお参り。


本山寺

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本山寺

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境内の裏手からもトレイルが伸びていて、

裏道を伝ってポンポン山へ続く本線に合流。

ちょうど反対側から山伏さんが速達されていてご挨拶。

この辺りまで来ると、森も深く静かでなだらかなトレイルが続きます。

雰囲気的には少し前に行った京都滋賀県境の山域にすごく似ています。

途中天狗杉という大木がある以外は、特に目印という目印もなく

山歩き開始から1時間40分ほどで標高678m、高槻市の最高峰ポンポン山に到着。


本殿の裏手からトレイルに入る

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↓天狗杉

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↓静かで穏やかなトレイル

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ポンポン山といえば、このネーミングがやはり気になるところですが、

別にタヌキがいるわけでもなく、

この山を歩くとポンポンと足音がこだまするからというのが

云われと言われています。(諸説あり)

大昔に来たときはこの山は眺望がほとんどない地味な山頂だったかと記憶していたのだが、

意外と見晴らしがよく、山頂には木のベンチなども設置されている。

後で調べたら、どうも地主の断りなく、常連の悪質なハイカーが木を伐採して

こうなってしまったらしい。(器物破損で被害届も出ているそうで)

元の姿に戻るには30年以上かかるらしく、

限られた人間の勝手によって自然が壊されるのはどうも悲しいですねえ。

この日はお天気は良いのだが、少しかすれ気味でした。

とりあえず写真をバシバシ撮って下山を開始します。


標高678.8mのポンポン山

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↓恒例のポーズ

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↓東側の眺望

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時刻はすでに17時。夜が迫る前には下山せねばなりません。

一番手っ取り早いのは善峰寺へ出ることだけど、

そこから駅までのロードが長すぎる。

色々思案して、島本町を抜けて、水瀬川駅か大山崎駅へ向かうことにする。

まずは山頂を降りてフラットなトレイルを伝って釈迦岳へ。

眺望もなく、目印がなければ山頂とも気づかない場所です。


↓分岐を直進

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鉄塔

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標高630.8m釈迦

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ここから再び静かな山林へ入っていくのだが、

周辺でひっきりなしにガサゴソ音がする。

もしや熊?と慌てるのだが、

よく見ると鹿があちらこちらへと逃げ惑っている音でした。

この後何度も何度も鹿がぴょんぴょんと出現します。

大杉というところの分岐を左に折れ、

ずんずん下っていくと県道79号に出ます。

ロードを少し歩いていくと、おおさか自然遊歩道の看板があり、

キャンプ場の脇を抜けてギロバチ峠というところに入っていきます。

遊歩道は崩落などで通行止めになっていて、

ひとつ別の谷に取り付けられた迂回路を進みます。

この道はどうも大昔に捨てられた廃道のようで、崩壊の激しい道でした。

そろそろ日も弱くなり、誰も全くいない山中を黙々と進み、

ようやく柳谷TTコースに出ました。

そこからはロードを淡々と歩いて、阪急水瀬川駅にてゴール。

思ってたよりも歩きました。


県道79号に出る

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↓シカだらけだ

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↓柳谷TTコースに出る

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阪急水無瀬駅にてゴール

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<山行スケジュール>

14:47JR高槻駅北口⇒15:18上の口バス停15:20⇒15:30神峰山寺⇒15:45川久保分岐⇒

16:15本山寺16:20⇒16:35天狗杉⇒17:00ポンポン山17:10⇒

17:20おおさか環状自然歩道分岐⇒17:30釈迦岳⇒17:40大杉⇒18:00早尾神社

18:10ギロバチ峠⇒18:40尺代⇒19:15阪急水無瀬駅


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2016-03-15

子連れハイク 紀泉アルプス(霊山峰)

出産もあり家のことで今月からあわただしく、

月末にはピアノの発表会も控えていて、

ほとんどアクティブな活動ができない。

といっても、バッティングセンター通いや、土曜日の水泳教室など

運動はしているのだけど、それはあくまでトレーニング。

唯一予定のあいていた日曜日、ちょっと空模様が怪しいのだけど、

お山に行くなら今月はここしかない!

色々とどうしようかと考えていたのだが、

最近やきもち気味の長女も相手してあげないといけないので、

一緒に行くかと誘ってみると、「行く!行く!」と大乗り気。

そこで娘と一緒に行けそうなお山を前日から物色。

毎度毎度六甲ばかりも芸がないし、娘も新しいお山に行ってみたいというので

大阪近郊でほどほどの難易度で面白そうなところを検討した結果、

大阪和歌山県境に広がる紀泉アルプスに決定!


ところが、翌日曜日。娘が9時ごろからずっと起こしてくれていたのに、

お父すっかりお寝坊をして起きたのが11時!

スマン!と大急ぎで支度をして出発。

天王寺紀州路快速に乗り継いで、

出発地点の山中渓駅に到着したのがすでに13:15と、かなり遅めのスタート。


山中渓駅スタート

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手持ちの食料では少し不安だったので、駅前の雑貨店でお菓子を買い、

トイレを済ませていざスタート。

ちょっと心配なのは最終ゴール地点である六十谷駅までまさか約20kmの表示(汗)

初めての山域なのでひょっとして目測を誤った可能性が…

ざっくり見てせいぜい12〜13kmのはずなんだけど。

とりあえずピークの霊山峰までは標準2.5hとあるし、

難易度の高い場所は皆無で、途中エスケープもあるから

縦走するかどうかは状況次第で、とりあえずスタート!

自転車で走りなれた御ノ山峠へと続く県道64号を少し和歌山側へ歩いていくと、

脇に登山口への案内が掲げてありそちらへ。


県道から枝道に入ります

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踏切を渡って、ドンツキを折れ、グランドの手前を折れていくと

いよいよ山道に入る。

阪和道の下をくぐるトンネルを抜けると、

そこから一気に斜度が上がる。

思ったより急な斜面なので、

娘を先行させて自分が後ろからバックアップしつつ進んでいきます。

久しぶりのお山でまだ歩き方がおぼつかないが、

少しずつ感覚を取り戻し、サクサクと進んでいきます。


↓山道スタート

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小さな沢の上部にどんどん進んでいくと、

先ほどくぐった阪和道の脇を進んでいきます。

徐々にシダの緑が生い茂るようになっていき、斜度も緩んできました。

今回はチマコッピでも490mということで、

六甲でいえば荒地山よりちょっと低いくらいなので、

早くも上部の空が見え始めました。

ようやく尾根らしいところに出ると、道はかなり平坦となり、

ペースを上げてずんずん進んでいきます。

駅から40分ほど歩いて、主稜線との合流点に到達。

本当かこのT字路を左へ進むのだが、ちょっとだけ寄り道で、

右へ折れ100mほど行くと銀の峰第1パノラマ展望台があり、

そこでちょっとばかし休憩。

お天気が良くないので展望は期待していなかったのだが、

意外と見えました。


眼下には阪南の街並みがあり、その先には大阪湾

長い長い連絡橋の先には関空島が浮かんでいて、

そこから飛び立つ飛行機の轟音が届いてきます。

どんよりとした大阪湾の左手には淡路島があり、

右手には六甲の山並みが横たわっています。

よくよく目を凝らしてみると、その2つの山塊の切れ目に当たるところに

明石海峡大橋がうっすらと確認できます。

なかなかの眺望で、娘も感動して

「頑張って歩いて、この景色見れたら、うれしいよなあ」と言いながら

バシャバシャと自分のカメラのシャッターを押しています。

お父はその、山の良さがわかっている言葉がうれしおす。


↓第1パノラマ展望台より。左手に淡路島、右手に六甲

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10分ほど休憩したら、先へと進みます。

娘も絶景のおかげで気分高揚して、元気いっぱいにリスタート。

分岐まで戻り、そこから案内に従って直進していきます。

尾根道はほとんどフラットで歩きやすく、

娘はずんずんとペースアップ。

「あんまり序盤から調子乗ると後半バテるで」と声をかけるのだが

「あとで難しいところ出て時間かけないといけなくなるかもやろ、

だから簡単なところで時間稼ぐねん」と返答される。

なかなかわかっておるではないか!

たくましい隊長を追従しながら、ひたすら進んでいきます。

標高が高いわけではないので1つ1つは大きくはないのだけど、

尾根道の縦走路なので、細かいピークがポコポコと連続するため

徐々にアップダウンの応酬となっていきます。

道自体は非常によく整備されていて歩きやすいのですが、

このアップダウンがボディーブローのように効いてきます。

これぞ縦走=アルプスという所以でしょうか。


↓たくましい隊長

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四ノ谷山という中間地点ほどにあるピークで道は西側へと折れ、

いったん大きく下る。

そこから徐々に岩が露出したようなコースとなっていくが、

難しいところはそれほどなく、ただひたすらに回廊を進んでいく。

遠くに少し高い山があり、

おそらくそこが今回の目的地の霊山峰のはずだが、

なかなかどうして結構遠そうだゾ。

ただ、ひきかえすとしてもそれはそれで歩いてきてしまっているし、

行くしかないのである。

娘も「今さらギブアップなんて許さへんで」と息巻いている。

途中、松ぼっくりが散乱する小さなピークがあり、

その先に鉄塔のあるピーク。

ここは少し眺望が開けていて、和歌山方面の山々や、

和泉葛城山へと続いていく山並みが見通せる。


鉄塔のあるピークより和泉葛城山方面をのぞむ

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そこで少しだけ休憩をしたら先へ進む。

地図で確認してもおそらくあと15分ほど歩けばピーク。

途中いくつか、箱作方面からの道を巻き込みつつ、

徐々にしっかりとした上り坂となる。

えっほえっほと登り詰めて、山中渓駅から2時間20分で

標高489.9mの霊山峰に到着。

山頂は広場のように整備されていて、ベンチがいくつか設置されています。

南側の眺望が開けていて、和歌山市街の一部がのぞいています。

ここで少しまとまった休憩。

コンビニで買っておいたおにぎりとお菓子を食べて栄養補給

ここまであまり休憩を取らずに歩き続けだったので、

ちょっと娘も足にキている様子だが、

「疲れているだけで休んだら治るわ!」となかなかのタフネスぶり。


標高489.9mの霊山峰

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↓ちょいと一息

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時刻はすでに16時となり、あまり日没まで猶予がなくなってきました。

日が長くなってきたとはいえ、18時には暗くなってしまうし、

一応ライトは2つ持ってきてはいるが、

できれば使う前にはせめて舗装道には出ておきたい。

ここ霊山峰は紀泉アルプスのほぼ中央部に位置していて、

いくつか下山ルートがある。

針路を北にとって、鳥取池まで一気に下り、

そこから長々と舗装道をあるいて箱作方面にも行けるが、

あまり舗装道が長すぎるのも味気ないし、深い山間に入っていくことになるのでパス。

南へ行けば、さらにルートあり、

地蔵山から西に進路を取り、井関峠を経て六十谷駅へ向かうもの、

地蔵山から東に進路を取り、そこから紀伊駅へ向かうものと、六十谷駅へ向かうもの、

あるいは落ち合い集落へと降りて山中渓へも向かうことができる。

どのルートでも、それぞれ駅まではだいたい同じくらいで約1時間30分はかかる。

ひとまずは地蔵山へ向かうことにして出発。

霊山峰から地蔵山までは平坦な道が尾根伝いにはわしてあり、サクサクと到着。

前方の笹群の向こうには、紀ノ川の流れと和歌山の市街地が広がっています。

そこを左に折れていくと展望広場があり、ここでしばし撮影タイム。

なかなかの眺望で、夜に来れば素晴らしい夜景が撮れそうだ。

ここから見ると街へ出るにはその手前にふさがるようにして並んでいる

山並みを越えていかねばならないようだ。

まだまだ先は長い。


地蔵山の分岐

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青少年の森の展望広場からの絶景

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紀の川和歌山市街地が間近に

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展望広場を抜けて、緩やかな下りの道をずんずん進んでいく。

尾根伝いに、さっきの山塊との間の谷を回り込むような形で進み、

途中で分岐点に到着する。

標識には直進=紀伊駅、右折=六十谷駅とあり、ちょっと悩むが

下り方面に道がついている右をチョイスして進んでいくことにする。

結局、一番長い尾根道ルートをチョイスすることになりました。


紀伊駅へ行くか六十谷駅へ行くか。後者をチョイス

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道はそれほど急でもなく、ただひたすらに長いというだけで難しくない。

娘がいよいよ足が痛い痛いぞ!とつぶやくようになってきました。

大丈夫?と聞くと、頑張って歩いてる証拠やから大丈夫と、

休憩せずに歩き続ける。

17時を過ぎて日没との戦いも迫ってきただが、

それに加えて、空模様が悪くなり、鉄塔を過ぎるころにいよいよポツポツ振ってきた。

なかなか過酷な状況になってきました。

「お父が寝坊しなかったら、もうゴールしてたのに、ごめんな」というと、

こんな状況でも気丈にも娘は戦う気満々で、

「雨と太陽(日没)に勝とう!」とこちらが逆に励まされる始末。

親バカながら、決してめげない娘が心強い。


↓雲行きが怪しくなってきたゾ…

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幸いにしてまだ真っ暗というほど暗くもなく、

雑木林の木々が雨よけをしてくれているのでまだそれほど影響がないが、

少しだけペースを上げて進む。

いよいよ尾根道から下り、ただっ広い谷を下っていくと、

小さな簡易の橋があり、その先で道が三方に分岐。

そこから、水路道という面白そうな道をチョイスして進む。


↓水路道を往く

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この水路道が結構急峻な崖の真上に設置されていて、

反対側は崖、反対側は水路が掘られているので、

道幅が結構なくて慎重に進む。

道は一向に下る様子を見せずに山肌に沿って水平に続く。

道自体もなかなか朽ちていて歩きづらく、

とにかく崖側には落ちないようにと注意しながら進む。

さっきの分岐でもっとイージーなルートをチョイスすればよかったなと思いつつ、

もうだんだん暗さが増してきているし、

引き返す余裕もなく、このまま突き進みます。


下山口に「また来いよな」の看板

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崖の下には民家と舗装道が木々の間から見え、

どうにかあそこへ降りれないものかと思いつつ進んでいくと、

下山こっちの標識があり、急なけもの道がつけられていて、

そちらへと折れる。

最後の最後で、なかなかに険しい崖を滑り降りるようにして

無事に舗装道に出たのが18:09。

まさに日没寸前に安全圏へと脱出できました。

地球に勝ったど〜!」と娘も大喜び。

しかし最寄駅まではまだもう少しあります。

にわかに強くなりつつ雨に当たりながら、

川沿いに進んでいくと、JRの電車が走り去るのが見え、

ゴールゴールと叫びながら、六十谷駅に到着したのが18:27でした。

紀泉アルプスはよく整備されていて歩きやすいし、

エリアが広くルートバリエーションも豊富なのでなかなかよいお山でした。


六十谷駅とうちゃこ

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スマホヘルスメーターを確認したら、20km以上歩いていると出ていて、

やっぱり本当に20kmあったのかと、無茶なプランニングに反省しつつも、

しかし実際に、小1の娘が20kmを弱音を吐かずに歩ききってしまったということに

とにかくびっくりしてしまいました。

わが娘ながら、エンデュランス能力高け〜!

帰りの電車では、山行を振り返りながら、お菓子とジュースで祝杯を挙げ、

足痛い足痛いと爆笑しながら、無事帰宅。

「お山の後の、ごはんとお風呂はやっぱり最高やね〜」と終始ご機嫌の娘と、

その娘の様と成長ぶりに思わず破顔するお父であった。


<山行スケジュール>

タイム:5時間2分

距離:20.8km


12:35天王寺駅⇒13:18山中渓駅13:25⇒14:05銀の峰第1パノラマ14:12⇒

14:30四ノ谷山⇒15:45雲山峰16:05⇒地蔵山16:19⇒青少年の森16:25⇒

16:40三差路⇒17:55水路道⇒18:09大関橋⇒18:27六十谷駅18:34⇒19:30天王寺駅


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2016-02-09

子連れハイク 黒岩尾根〜最高峰〜有馬

この週末も慌ただしく、かつ体調不良。

土曜日は、毎度の音楽教室

発表会のアンサンブルは、先週しっかり自宅で練習した甲斐があり、

ほぼほぼ大丈夫。

午後からの水泳はこの時期は寒さのせいかほとんど人がいないので

ストレスフリーで調子に乗って泳ぎまくってしまった。

帰宅後はバタンQ。


日曜日は朝からチャリかお山の予定だったが、

やはり起きれず昼前に起床。

ただお天気もよさそうだし、娘が退屈そうだったので、

自転車で遠出かお山でも行くかと聞くと、迷った挙句お山をチョイス。

バタバタと準備をして、12時に自宅を出発。

お昼からの出発なので、お山は六甲で決まり。

あとはルートだけど、今まで何度か娘も六甲登っているけど、

最高峰はまだだったのでぜひそちらへエスコート。

ただ、この時間から麓から登るとタイムアップしてしまうので、

東おたふく登山口まではバスでアプローチし、

それからちょっと難易度が高いけど黒岩尾根にチャレンジしてみることにする。

次女の誕生で今年は奥さんはそちらにかかりっきりになるので、

長女が暇を持て余さないように相手をするのが今年の最大ミッション。

そのプランの中で、近夏は長女と二人で初アルプスを検討しているので、

そのトレーニングなのだ!


12:40の特急に乗り、芦屋川駅に到着したのが13:04。

ちょうどいいタイミングでバスが来て、東おたふく登山口へ。

下車する時に、運転手から今から山登り?大丈夫?と心配されましたが

無問題。

バスを降りると、風が予想外に吹いていないので、

日差しのおかげで意外と寒さは厳しくない。

すぐに枝道から登山口を目指す。

何人かの下山客にあいさつをしながら、荒れた舗装道路を進んでいくと、

日陰にはちらほらと雪が残っている。

色々とおしゃべりをしながら、土樋割峠まで30分ほど。

体が温まってきました。


↓東おたふく山登山口

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↓うっすら雪

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さて土樋割峠までやってきました。

ノーマルルートならここから一軒茶屋までは七曲りルートだが

それでは面白くないので、アドベンチャールートである黒岩尾根に突入します。

自分にとってはおなじみの野趣あふれる大好きなルートなのだが

当然小学生の娘にとってはかなりチャレンジしがいのあるコースとなります。

自分がしっかりついているので問題はないけれど、

お互い油断のないように気を引き締めて参ります。

住吉川の上流を渡って目の前のブッシュへと突撃です!


↓土樋割峠

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娘を先行させて、後ろを固めながら、急なけもの道を上がっていきます。

踏み跡をしっかりと確認するように注意しながら、

全身を使って娘も懸命に上がります。

そうして尾根に出ると斜度も安定し、

そこからは、とにかく谷側に重心を置かないように気を付けて歩かせます。

最初は恐る恐るだったのだが、

徐々にコツをつかんでテンポよく歩いていきます。


↓黒岩尾根ルート

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どんどん先へ進んでいくと、日差しが届かない斜面などに、

うっすらと雪が残っていて、それがへばりついて凍結して氷となり

非常に滑りやすい。

自分もこの日はペラペラのトレランシューズでグリップがなく、

娘も普通の運動靴なので、油断するといきなりグラッ!

何度かこういう個所が登場し、

安全のためここで先行を替わって、

手取り足取りサポートをしながら抜けていきます。

ちょこちょこ岩場を抜けたり登ったりする個所もあり、

そこでは背後をしっかり固めながら、基本の三点確保を教えつつ、

手の置く場所、足を置く場所を自分で選ばせて通過していきます。

大人に取っては大した難所ではないけれど、

体格の小さな娘にとっては、結構な難所です。

それでもしっかり目の前の岩に集中しながら、泣き言を言わずに進みます。

えらい!


↓凍結個所も

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↓難所も頑張る

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↓岩場は慎重に

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いくつかの岩場を越え、中間の小ピークからふりかえると、

大阪平野の絶景が見渡せました。

空は澄み渡って生駒山系もくっきり。

娘も感動して、キレイ!キレイ!と大喜び。

少しだけここで休憩を入れて、水分補給とおやつのハイチュウ支給。


↓振り返ると大阪平野

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リスタートしてさらに先へ進んでいくと、最大の難所が姿を現します。

10mほどにわたって、ゴツゴツとした岩が転がった急な斜面があります。

傾斜はかなりあり、足元はガレて滑りやすいうえに、

ガケ上部は手掛かりが少なく、

一応ロープが設置されているのだがこれが結構頼りない。

出発前から唯一の懸念がこの個所だったのだが、

ここを抜けざるを得ないので万全のサポートで挑みます。

最初は足場の悪い岩場を一歩ずつ確認しながらあがる。

仕方ないけど、娘が結構岩を転がしてきて体にバンバン当たります(笑)

そこから少しえぐれた格好になっている崖の上部にたどり着く。

設置ロープを持たせるのだが、

怖がって両手でがっしり掴んでしまうと身動きが取れなくなるので

あくまで補助として片手で持つ程度で。

しっかり手と足の置場を指示しながら、体を支えてやってウンショと乗り越える。

怖がらずに集中して無事に難所を乗り越えました。

ヤッター!


↓まだまだ頑張る

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↓最大の難所突入

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↓慎重にガレの急場を詰める

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↓無事に突破!頑張った!

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難所を切り抜けるとそこからは、

斜度も緩やかにクマササの間を抜けて30分ほどで

一軒茶屋にとうちゃこ〜。お疲れ〜!

時刻は15:20。あまり日没まで猶予はないのだが、

二人ともお腹ペコペコで足もジンジン。

まだ小屋が開いていたので、中でお昼ご飯タイムとします。

二人ともカレーライスを注文。

娘さん、相当お腹が減っていたようで、

「運動の後のご飯は最高やな!」と満面の笑みでカレーをガツガツ。

お山の楽しさをしっかりわかってくれてお父ちゃん嬉しおす。

せっかく最高峰を踏破するので、記念に山バッヂを買ってあげました。


↓一軒茶屋

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↓お昼休憩。カレーうま♪

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20分ほど休憩したら、いざ出発。

まずは最高峰を踏んで、それから下山です。

凍結具合がちょっと心配だけど、

ルートとしては難易度がないので魚屋道で有馬に降りる最短ルートを選びます。

小屋の人にお礼を言って小屋を出て、道をまたいだら、

トイレの脇から伸びるコンクリの激坂を詰めます。

ここも完全に路面が凍結していて、登りでもツルツル滑る〜@@@@@。

十分注意しながら登っていくと、大阪湾を一望するポイントに出ます。

いやああ〜今日はよく見えます。

娘も歓喜の声を上げながら、自分のカメラでバシバシと撮影タイム。


↓絶景かな〜

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山上は冷たい風が強めに吹いていて、

撮影を終えたら大急ぎで最高峰の碑の立っているポイントへ移動。

そうして15:45に標高931mにとうちゃこ〜。

やりましたね。お疲れ様です。

ちょうど近くに行ったカップルの人が

シャッター押しましょうと言ってくれたので仲良く2人で記念撮影。

達成感に包まれて満面の笑みです。


↓いざ最高峰!

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しかし、下山するまでが山登り。

登頂はまだ半分に過ぎないから、引き続き油断せずに下るよと言って帰路に着きます。

で、さっきツルッツルだったコンクリ坂に差し掛かり、

油断するなよと言っていた自分の方が足元を滑らせて、

そのまま2mほどコントロール不能でスケートのように滑ってしまいました(笑)

尻もちはつかなかったのでよかったけど、あまりに見事な滑りに爆笑の娘。

で、案の定油断して、今度は娘がズッコケて尻もち。

どうにか茶屋まで下って、そこから魚屋道に入ります。

この道はメインルートで整備も行き届き、道幅も広いので危険はないのだけど

所々でやはり凍結箇所があって、何度も足を取られます。


↓魚屋道で有馬へ

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夕暮れが迫る中、黙々と下山を続けていると、

娘がいよいよ足が痛い足が痛いと連発。

難所も含めて8km近く歩いているのでさすがに足に来ます。

心配をして声を変えるが、自分で歩き通すから大丈夫と真剣な顔で歩き続けます。

ほとんど休憩も取ることなく、有馬まで歩き続け17:15には有馬の町中に到着しました。

一応ヘッデンはもってきていたし、知っている道なので問題ないけど

真っ暗になる前に無事下山できたので大成功でした。

温泉街を抜けて、金の湯の足湯にてしばし休憩。

「生き返る〜!足湯最高!」と言いながら、疲れた足をいやす娘に爆笑。


↓無事下山

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娘には今しばし足湯に使ってもらっている間に、

自分はバス停にすっ飛んで帰りのバスの時刻をチェック。

17:50に急行梅田行きのバスがあるのだが、

娘は乗り物酔いしやすいのでそれだけ長時間は難しそう。

なので、次の18:00発のJR名塩駅行きの路線バスに乗ることにする。

足湯に戻り、娘をピックアップ。

さらに20分ほど時間があったのでお土産タイム。

奥さんには土産物屋で炭酸せんべいを、

それから長女が赤ちゃんにもお土産をというので

有馬玩具博物館で木製のニギニギを買いました。

定刻通り18時にバスが出発し、30分ほどでJR名塩駅。

そこから電車を乗り継いで帰宅は19:30でした。

帰宅してすぐにお風呂で温まり、晩御飯はお鍋で温まる。

「お風呂もご飯も最高や!またお山に行こうなあ」と言ってもらい

心も温ったかなお父ちゃんでございました。


<山行スケジュール>

12:40阪急梅田駅⇒13:04阪急芦屋川駅13:08⇒

13:25東おたふく山登山口バス停⇒13:45東おたふく土樋割峠分岐⇒13:55土樋割峠⇒

14:25黒岩尾根(中間ピーク)⇒14:50黒岩尾根(ロープ場)⇒15:20一軒茶屋15:40⇒

15:45六甲15:55⇒16:00一軒茶屋⇒17:25金の湯足湯17:35⇒18:00有馬BS⇒

18:30JR西宮名塩駅18:36⇒19:20JR大阪駅

2016-01-27

初ライド 抜き打ち襲撃練

日曜日。

金・土曜のダメージを引きずりつつ、昼前に起床。

この日は5年10年に一度の寒波が来ると予報でやっていて

それなら六甲の有馬側にでも行って、氷瀑でもと思っていたのだが、

雪は降らなそうだし、

もう昼になってしまったから

朝凍ったものも溶けて期待外れも考えられる。

ん〜ん〜どうしようと思っていたら、

昼過ぎから娘の同級生が遊びに来るということで

巻き込まれる前に退散を余儀なくされる。

この時間から行けるお山は限られてしまうし、

ならばいっそチャリンコでも乗るかと珍しくイソイソ準備。

お久しぶりすぎて、レイアリングが全く分からないし、

装備も不確かで手間取る。

どこに行くという目的もないのだが、寒いし、

復帰一発目に余りしんどいことしたくないので山間部にはいかない。

となれば、とりあえず淀川CRを北上することにする。

ならば、キリよいところでは京都かな。

じゃあ先日の新年会に来れなかったおトメさんでも抜き打ち検査。

彼の家はドア・トゥ・ドアでジャスト50kmなので、

ちょうどいい足慣らしになろう。


13:20に出発し、最初は試運転ということで、いろいろ確認しつつ、

毛馬閘門から淀川CRに入る。

そこそこ風が舞っていて、向かい風5割、横風3割、追い風2割といった具合。

寒いから回して暖を取りたいのと、

果たして本格的だった時期に比べてどれくらい落ちているかを確認するため、

とりあえず全力ペースでいけるところまで行くことにする。

大体35km巡航でひたひたと進む。

ほとんど2年ぶりだったが、

柵の場所も、道の具合も、抜け道の場所も鮮明に覚えていた。

ゲートを抜けるところで足止め喰らう以外は、全然ペースも落ちず、

疲労することもなく、あっという間に枚方を通過。

特に足がタレたり、姿勢を維持するのに肩や腰に来ることもないし、

止まると寒いので休憩なしで先へ進む。

樟葉の高速区間では、いよいよ向かい風がひどくて

低姿勢になり粘りつつもやっぱりちょっとペースが落ちた。

それでも御幸橋までは約70分で来れたのだから、

ほぼほぼ今まで通りのペースだった。

水泳を始めたのがよいのかな?

一応久しぶりの記念に一枚。


↓お久し御幸橋

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そこから桂川CRに入る。

ロングの時は大体夜中にこの辺りは通過していたなあ。

道幅が狭く往来があるので少しペースを落として進む。

久我橋のところでCRを外れて、おなじみの御前通で北上。

西大路でJR群をくぐり、

そのままあえて交通量の多い西大路通を進んで、

トラフィックに慣れる練習

三条で右折して、そのまま三条会商店街へ。

それからごにょごにょ路地を進んで、おトメさん宅着。

二条城あたりまで家からジャスト2時間なら、

全然ええペースじゃないか!


自宅で完全に油断してたおトメさんに

娘からの果たし状のマヨネーズを進呈したら、

三条商店街のカフェでまったりコーヒー。

帰りがけにおみやを購入して30分ほどで帰路に着きます。


↓おトメさん襲撃

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↓さらさ御供焼菓子工房

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17時に三条商店街を出発し、まずは四条大宮に出る。

そこから大宮通を南下。

京都水族館のところでJRをくぐり東寺。

ちょっと厚い雲が張り出して日差しを遮り始め、寒くなってきた。

日もそろそろ弱弱しく、せめて日没までに枚方くらいまでには届いていたい。

帰りもちょっと急ぎ目のペースで参ります。


↓東寺

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大宮通をしばらく南下し、久世橋通にスイッチして御前通に戻ってきました。

いつもなら行きと帰りで違う道を使うのだけど、

試運転だし、だんだん寒さが厳しくて家路を急ぐので、

同じルートで帰ります。

桂川CRに入ると、向かい風がかなりきつく吹いていて、押し戻される感じ。

御幸橋の手前で夕日は天王山の向こう側へと沈んでいきます。


↓夕暮れ

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御幸橋からはさらに向かい風がきついのだけれど、

CRをいっそうペースを上げて進む。

幸いまだ明るいうちに、樟葉の高速区間を切り抜けることができました。

関西医大のトイレで一服と思ったら、トイレ閉鎖されていて、

慌てていつものファミマへ移動したらそこも閉店してた…

まあええかと、そのままリスタート。

街道沿いに進み、県道13号へ。

スカイはいつから再び淀川CRに入ると、もう真っ暗です。

まだ試運転なので気分的に交通量の多いR1をブッ飛ばすより、

交通量ゼロのCRでこの日は帰ります。

すさまじく冷たい向かい風がビッシビシ顔を叩き、

必死になって回して暖を取りますが、

あまりの寒さのせいか、左目がぼわっと視力が弱くなるような感じにさえなる。

ボロッボロのシューズカバーは機能せず、つま先が恐ろしく冷たく感覚がない。

ああ、この感覚久々だなあ。

鳥飼大橋の手前で土手に上がると、きれいなお月様。

R1に立っている電光板を見ると、なんとマイナス3度の表示。

マジかっ!!!


↓お月様

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鳥飼大橋からは土手の上をひたすら進み、豊里大橋まで。

そこからようやくブリザードの淀川CRから脱出し、

阪神高速の下を伝って19時前に帰宅。

帰路も帰路で京都から2時間かからず。


復帰初日にしてはかなりのバッドコンディションだったけど、

逆にサバイバルな方が燃えるタチなのかもしれないなあ。

もちろん今回はド平坦コースなので、

登坂力はどうかわからないけれど(きっとヤヴァイ)、

ペース的にも極端に低下しているようでもないので、一安心。

本格的に復帰なるかはまだちょっとわからないけど、

少なくともお山に行けない場合のオプションとしてはありだなと。


走行距離:101.25km

TOTAL:101.25km

2016-01-21

1.17鎮魂ウォーク2016

今年もまた1.17を迎える。

去年20年という大きな節目を越えたが、

それで阪神大震災が終結したわけではない。

去年も地震だけではなく、

集中豪雨による堤防決壊や土砂災害、

竜巻被害や火山の噴火など、

自然災害による被害が出た。

当然、自然というあまりにも大きすぎる相手に対して、

あらがえない部分もあるかもしれないが、

事前の備えや十分な知識、防災意識があれば、

被害を最小限に抑えることはできるはずだ。

日々忙しい生活の中では、ついそんなことを忘れてしまうこともあるが、

せめてこの日だけは一度立ち止まって、

ゆっくりそのことについて考えをめぐらし、

記憶を呼び起こす。


前日はレッスンなどでとてもあわただしく、

そのなかでうっかり、プールでがっつり泳いでしまい、疲労がハンパない。

そして翌日の午前中にはコンクールが控えていて、

なかなかスケジュール的にも体力的にも厳しいのだが、

最終電車に乗って、今年も東遊園地までの震災ウォークへと向かった。

今年も去年に引き続いて、阪神西宮駅からスタートする。

毎年ルートは変えていて、今年は湾岸を歩いていこうと最初から決めていました。

去年まではどちらかというと

今なお残された震災の傷跡を辿るようなテーマでしたが

節目を越え、今年は過去を振り返るというより、

これからの希望、新しいものを発見してみたかったのです。


↓阪神西宮からスタート

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0:20に阪神西宮駅を出発する。

同じ電車から降りた乗客が、駅から暗方々へと散っていく。

ロータリーを過ぎて、西宮神社参道を歩き、西宮戎にでる。

おなじみの「ひるね」さんのところからR43をまたぎ、

そのまま西宮浜のほうへと進んでいく。

去年は歩き始めから雨が降って相当寒かったが、

この夜は比較的暖かく歩きやすい。

テクテクとえべっさん通りを南下すると、白鹿の工場のところに出る。

震災時には酒蔵も相当ダメージを受けた。


↓西宮神社

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↓白鹿

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前浜町で県道193号をまたぐと、そこから先は堤防に仕切られた水辺を歩く。

ここで一眼レフを取り出しいつでもシャッター押せる状態に。

11月にスマホに変え、最初はiPhoneのカメラ機能って

意外といいかもと思っていたのだが、やっぱり所詮スマホのカメラだった。

iPhoneのカメラで撮った写真は一見発色がいいように見えるのだが

それはiPhoneのディスプレー上で見た時に限られ、

PCの大きな画面で見たり、プリントアウトすると、ザレザレで使い物にならない。

おそらく撮影の際に、自動的にISOを上げてくれているのだろうが、

そのせいで画質がひどい。

夜景など暗い場所で撮ったり、ズームアップ撮影には全く向かないことがわかった。

今回は初めからそれがわかっていたので、一眼レフをもってきた。

ただし小さなザックだったため、三脚を持ってこれず、

ちょっと苦戦してしまいました。


↓堤防沿いに歩く

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話を元に戻すと、そのまま堤防沿いに進んでいくと、

小さな船溜まりがあり、海の匂いがする。

そのまま堤防沿いに行くと、目の前に西宮大橋が伸び、

橋のたもとにはたくさんのヨットが停留するマリーナ。

この辺りは、芦屋の裕福層たちの海の遊び場として有名で

なんとなく雰囲気が違う。

マリンクラブの脇をかすめていくと、

その奥には小さいながら西宮浜のビーチがあり、

ビーチの脇にはリゾート感たっぷりのバーやレストラン、

アメリカンなトレイラーが立ち並ぶ異国情緒たっぷりな空間。

こんな面白そうなところがあるなんて、

やっぱり地足で歩くと発見があります。

近隣では珍しいサラサラの砂浜で色々と撮影。


↓西宮浜

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↓ヨットが多数

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↓ビーチ発見

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しばらくビーチで写真を撮り、そこから対岸の人口島へ渡ります。

堤防から内側の道路へ戻ると、西側に芦屋浜の有名なモンスターマンションが、

まるで水辺に浮かんでいるように暗闇の中に姿を現しました。

あそこは学生時代に自主映画を撮影したゆかりの地です。

昼間に訪れた方が実際不気味さのある建物ですが、

夜闇にきらめく遠景もまた別の味わいがあります。

三脚があればもうちょっと撮れたのだけど、それはまた別の機会に。


↓芦屋浜のモンスターを望む

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そこから道なりに進んでいくと、歩行者専用の小さな跳ね橋。

こんなところにこんな橋があるというのも発見です。

トコトコと渡って湾岸の人口島へ渡ります。

そのまま湾岸線の高架に出て西へ転じる。

途中、神戸新聞の配達工場があり、

あわただしく配達員がトラックに荷詰めをしているところだった。

震災の時に、この神戸新聞が果たした役割は非常に大きかったのは言うまでもなく、

神戸が誇るものの1つだと思う。


↓跳ね橋

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ここからは阪神高速湾岸線の側道的に並走する県道573号をトレースして行く。

この道はチャリンコでは何度も利用しているなじみの道。

人口島をいくつか繋いでおり、その度にアップダウンが伴うが、

その代り橋の上からは絶景が拝める。

まずは西宮浜から南芦屋浜まで1つ目の橋を渡る。

海沿いではあるがこの夜はとても穏やかで風はなく、寒さをあまり感じない。

パチパチと写真を撮るのだが、車が来るたびに橋自体が揺れて

うまくブレずに撮るのが難しい。ここは三脚があっても厳しい。

先ほど遠景にあった芦屋のモンスターマンションを対岸のそばに見ながら

次の深江浜まで進む。

ここは橋自体がかなり高度があり、登るのに一苦労する。

登りきると、前方には神戸の夜景が広がり、

そこからずーっと右へ視界をパンすれば、ひとつながりの街の明かりがあり、

その奥にはべったりと黒く塗りつぶされた六甲の山並みが見える。

もし21年前のあの日にタイムスリップしたとしたら、ここからきっと、

燃え盛る炎の嵐と、黒煙が幾本も立つ恐ろしい光景が広がっているのが見えるだろう。

橋の頂上からいよいよ神戸市に入る。


↓誰もいない

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↓いくつも湾岸の橋を渡っていく

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↓神戸市に入ります

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↓眠らぬ港湾

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深江浜に入ると、県道573号はおしまいとなり、山側へ戻らねばなりません。

大通りを北へと取り、深江大橋を渡る。

そのままR43も過ぎて、阪神電車に沿って歩くことにしました。

深江から青木の区間では線路の高架化の工事が行われている。

それは街の発展にとっては大事なことなんだろうけど、

ベルリンの壁のように地域と地域が寸断されてしまうようで悲しかったりもする。

魚崎、住吉とすぎ、御影まではずっと線路沿いに進んでいく。

誰もおらず町はひっそりと眠っている。


↓高架化の最中

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御影駅に到着して広場で缶コーヒーを買って少しだけ休憩。

駅の脇にある商店街を抜けて、澤之井と呼ばれる井戸へ寄り道。

ここは古来からの湧水で、御影の地の由来でもあり、

灘の酒(御影郷)を育んだ名水です。

震災を経た今なお、コンコンと豊かな水をたたえています。


↓阪神御影の高架下の商店街

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↓御影水

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御影からは味わい深い高架下を歩く。

この駅前には名物の立ち飲み屋がひしめいているので

また別でリサーチしてみよう。

徐々に駅前のネオンから離れていき、

眠る街へと再び戻っていこうとしたとき、ふと高架を見上げると、

真っ暗な闇の中に怪しく真っ赤な物体が目に飛び込み、

思わずぎょっとする。

よく見ると、御影でこの日の営業を終了した阪神電車の特急が停車していました。

なんとなくちょっと不気味さを感じて撮る。


↓高架は味わい深い

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↓突然火車が現れる

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↓少しホラー

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御影を過ぎ、石屋川まで来ると、そろそろお腹も減ってきて、

間に合うかと思ってR2のもっこすへ向かったのだが、

タッチの差で3時閉店。

そこからR2を疲労感たっぷりで歩く。

西灘で脇道に入る。

岩屋の手前で阪神線が地下へ潜るポイントをまたぐ。

その先、JR灘駅の南側から、一本の遊歩道が伸びている。

これは神戸港まで貨物を運んでいた旧臨海線の線路跡を利用したもの。

マンション群を抜け、R2の上をまたぎ、HAT神戸までを繋いでいる。

R2の陸橋のところ辺りは、当時線路だったころの遺構がちらほらある。


↓旧臨海線を歩く

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臨海線を歩いたら、少し北側へ戻る。

春日野道の商店街を入り、そこから西へ折れて下町の生活道路をずんずん進む。

生田川を渡れば、まだ昔ながらの雰囲気を残した三宮の東側のエリア。

そうして4:30に三宮に到着しました。

阪急北側にある、この長らく仮設の売り場として活躍していた建物も

建て替えのため取り壊されると、つい先日ニュースになっていた。

まだ少し時間があったので、駅前の丼屋で休憩と補給を済ます。

そして30分前には東遊園地へと向かう。


↓春日野道の商店街

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↓おっぱい山

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去年は公園に入るだいぶ手前から人があふれて、

果たして入れるのかどうかというくらいの混雑ぶりだったが

今年は明らかに人手が少ない。

もっとも去年がすごすぎたのかもしれないのだけど。

すでに岳灯篭に入ったろうそくには火がともり、

キビキビと冷たい空気の中、不思議なほど静かに人が佇み、

その時を待っている。

自分は人ごみを分け入って、いつもの場所へ。

そうして、アナウンスと時報が鳴り始め、5:46を迎える。

黙とう。


↓竹灯籠

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↓祈りよ届け

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↓復興は続く…

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今年もまたこの地に立てたことをうれしく思いながら、

震災への想い、防災への意識を今一度はっきりと心に刻み、

慌ただしく家路に着いた。