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記憶の残滓 by arkibito

2018-02-15

有馬氷瀑2018

月曜日。

久々にお山パトロールへ。

毎年恒例の氷瀑詣でも、そろそろタイムリミットなので

行ってまいりました。

と言いつつ、このところの爆業でお疲れモード。

すっかり寝坊して昼前に出動。

まずは阪急三番街バスターミナルへ。

時間には間に合ったのだが、すでに向こう3便満席@@

有馬人気すごいのねん。

すぐに切り替えてJRへ向かい、ちょうど来た丹波路快速に飛び乗る。

宝塚路線バスに乗り換えて、蓬莱峡経由。

道中、一切雪らしきものが見えず、

これは時間と日取りを完全に逸したかなあとあきらめモード。

それでもせっかくなので、滝は見に行きます。


13時前に有馬温泉に到着。

観光客でごった返す温泉街を抜けて登山道へ。

ロープウェイ横から始まる紅葉谷への道はいまだ崩落のため工事中なので

面倒だが魚屋道をひと登りして回り込み、

広い河原まで下りてくる。

例年なら、この先あたりでアイゼンを履くのだけど、

今年は全く雪がない。

先日の雨で全部なくなってしまったのかもしれない。

紅葉谷出合から、白谷第二堰堤まで少し上ると、

ようやく水面がほんのり白く凍っているが、

積もるというほどでもない。

もうお昼ということで気温も上がっているので仕方がない。


↓紅葉谷出合。雪がない!

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広い河原にはランチなのかたくさんの人がくつろいでいた。

それを横目に、登りにかかる。

迂回路の階段をえっちらおっちら登り、

そこから柵を越えて、七曲滝方面へ下る。


↓迂回路も雪がない!

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谷への入口へは、2ルートあるが、

無難に一度急斜面を登って激下るコースへ。

滝の方からの戻り客の行列で、

最後のロープ場でずいぶん待たされました。

ようやく谷底へ降りると、岩場が透明に凍っていて、

うかつに足を置くと滑る@@

それでもアイゼンを付けるほどでもなく、

ゴルジュを抜けて、七曲滝に到着。

ここまでの雪のなさから、あまり期待はしていなかったのだけど、

結構いい感じで仕上がっていました。


↓七曲滝

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↓滝つぼから

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↓なかなかの仕上がり

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↓接写して

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休憩もかねて15分ほど滞在して、

そこからアイゼンとゲイターを装着。

ゴルジュ抜けた先の3つ辻のもう一方の谷筋へ入ります。

ほとんどの人が七曲滝だけ見て帰ってしまうので、

この先のルートは人がおらず、ひっそりとして、

津々と静かな冬の谷歩きが楽しめます。

こちらも例年よりはずいぶん少なめの雪ですが、

水の流れはまずまず凍っていて、

人が踏み入れていないのでええ感じ。

途中の小さな滝は左から巻くのだが、

ここは足場がわずかなのでちょっと慎重に進みます。


↓沢歩き

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↓きれいな小滝

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この谷はそれほど長くなく、すぐにドンツキの蜘蛛滝。

ここは例年凍らないのだけど、

今年はサイドがびっしり凍り付いている。

それだけ今年の寒さは厳しかったんだろうなあ。


↓珍しく蜘蛛滝が凍っている

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ここから、元のルートには戻らず、

七曲滝の上部へ抜けるワイルドなコースへ取り付く。

毎年、取り付きを間違えてえらい目に合うのだけど、

今年は雪が全くないので、ルート明瞭。

もうほとんど、斜面を無理やりよじ登るようなコースで、

黄テープががなかったら、

もうほとんど登山道は言えないようなところ。

それもなかなかえぐい角度で痩せているので、

全身使って越えていきます。


↓厳しいルートです@@

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登りひと段落して、斜面をなぞっていくが、

これもまた頼りなく、慎重に進んでいきます。

最後、小さながれまで急下り。

そこからルートを外れて、沢を伝っていくと、

さっきの七曲滝の上部へたどり着きました。

滝つぼまでは見えませんが、

下に見物客が小さく見えます。


↓七曲滝の上部より

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しばし観察して、すぐにリスタート。

登山道へ戻り、そのまま紅葉谷の方へ抜けます。

七曲滝の滝つぼは上部からなだれ落ちてきた流木や土砂で

結構荒れていたけど、

確かにこの辺りえぐい感じで崩落しまくっています。


↓七曲滝の上部は絶賛崩落中

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紅葉谷コースへ出てはてさて。

いつもなら百間滝・似位滝・白石滝と詣でて、

有馬へ戻るのだけど、今回はそのまま六甲上へ向かうことにする。

もう本ルートへ出ると雪がなかったので、

アイゼンを外しペースアップして極楽茶屋を目指します。

それが裏目で、山上に近づくにつれて雪と凍結が目立つようになり、

慎重に進みます。


↓山上付近は残雪と凍結

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そのうち、ちらちらと雪が降ってきました。

15時ごろになって、極楽茶屋に到着。

ここからどちら方面で下山するか思案するが、

とりあえずこの日何も食べておらず、腹を満たすべく、

一番近い六甲ガーデンプレスへ向かうことにしました。


六甲最高峰方面

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電波塔までの人登りでも、かなり路面滑りやすく、

注意しながらユルユル歩いていると、

雪がどんどんひどくなってきます。

一気に気温が下がり、鼻がキンキン。


↓本格的に降ってきた

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そうしてガーデンプレスに到着し、

食堂でカツカレーをいただきます。


六甲ガーデンテラスカツカレー

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食事を終え、すぐに出発。

結構雪が本格的になってきたので、

一応バックアップの取れるように六甲ケーブル方面へ向かいます。

車道を抜け、みよし観音様へ抜けるルートを歩くが、

下りで思いがけずスリップし、足を痛める。

これはたまらんと遅ればせでアイゼンを装着。

そのままゴルフ場を抜け、クラブハウスの角を曲がってゆく。

状態が良ければ高羽道か寒天山道で下山しようと思っていたが、

さっきのスリップで足が痛むので、今日は無理せず六甲ケーブルで降ります。

ここでもインバウンド効果で、

たくさんの外国人観光客でぎゅうぎゅう。

17時には、晴れ晴れとした町中に戻りました。


<山行ルート>

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<山行記録>

11:51大阪駅⇒(丹波路快速)⇒12:16宝塚駅12:20⇒(阪急バス

12:50有馬BS⇒13:30紅葉谷出合⇒13:50七曲滝14:05⇒

14:10蜘蛛滝14:15⇒14:25七曲滝上部14:35⇒

15:10極楽茶屋跡⇒15:20六甲ガーデンテラス15:40⇒

15:50みよし観音⇒16:05六甲ケーブル山上駅16:20⇒

16:35六甲ケーブル下駅16:40⇒(市営バス)⇒17:10六甲道駅

2018-01-17

1.17鎮魂ウォーク

年に一度、あの日がまたやってくる。

あれから23年目。

忘れられぬ一日。1.17。


かれこれ10年ほど、体調不良で断念する年もありつつ、

毎年この日を自分なりのやり方で追悼している。

西宮から神戸三宮までの約15km、夜通し歩いて、

追悼セレモニーが行われる東遊園地に向かい、

地震発生時刻の5:46に祈りをささげる鎮魂ウォーク。

今年も行ってきました。


年によって歩くルートを変えながら、

今なお残る震災の傷跡や、

復興を遂げた阪神間の街並みをめぐってきましたが、

決まって西宮を出発の地としてきました。

それは、当時、地震によってあらゆる交通網が破壊・寸断され、

鉄道で最も神戸に近くに入れる地点が西宮だったからです。

JRが再開したのが4月の時点で、

阪急阪神は被害が大きかったこともあり6月に復旧しました。

その驚異的なスピードでの復旧は

被災者にとって大きな希望をもたらしましたが、

それまでの間、あの地獄のような被災地から脱出する人、

救援物資をもって被災地に駆けつける人はみな、

西宮から徒歩で神戸を目指すしかありませんでした。

その道のりを今一度、自分の足で歩いて追体験し、

当時の人たちの心に寄り添い、神戸の街に思いを馳せながら、

追悼の地にたどり着く、ということが自分なりの鎮魂となっています。

人によっては夜通し歩いて

何の意味があるんだと馬鹿にする人もいるでしょう。

確かに、夜通し歩いたからと言って誰も救うこともできません。

でも、そうすることが、

あの日亡くなっ方々や、生活を失った方々への

自分なりの祈り方なのです。

これは決して、自分の中では遊びでもイベントごとでもなくて、

極めて個人的な一種の儀式。

誰から強制されるわけでもなく、ただ自然と歩きたい。

そうすることで、なんだか自分自身が救われるような気がするのです。


これは余談ですが、2011年NHKで、

阪神大震災を経験した当時の子供が

大人になったその後を描いた『その街のこども』というドラマがあります。

劇中、佐藤江梨子森山未來演じる2人の若者が、

夜通し、ただ神戸の街を彷徨い歩くのですが、

そうすることで彼らは震災という呪縛からほんの少し救われていきます。

そのラストシーンは、ドラマ放送当時、

そこだけリアルタイムの放送で、

主人公の女性がセレモニーが行われる東遊園地に向けて

信号を渡ってゆくところで物語は終わります。

これを観たとき、ああ、これはまさに自分のことだ、

自分のような祈り方があっていいんだと、

安堵にも似たような感覚を覚えました。

そして、はっきりと、

この鎮魂ウォークを自分のライフワークにしようと決めました。

ちなみにこの音楽を担当していたのが大友良英さんで、

実はすでにこのころから大友さんには救われていたのだなと

今更になってしみじみ感謝しています。


さて、歩きについて。

自宅を出たのが23:30。阪急の乗り場に着くと、

次の電車が0:00発。

15分ほどで西宮北口駅に到着すると、

各改札には駅員さんがスタンバイをしていて店じまいを始めていました。

いそいそと改札を出て、北口に出ます。

予報通り、しとしとと雨が降っている。

毎年の経験でいえば、1月16日の未明には

必ずどこかでさっと降られることが多いのだが、

さすがにこれほどの本降りは珍しい。

冷たい雨は難儀だが、幸い気温は高く寒くはない。

傘をさして、駅を飛び出し、神戸へと歩き出す。

時刻は0:20。リミットは約5時間。


阪急西宮北口駅

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北口を出て細かい路地を縫っていきます。

ここ一帯は昔から進学塾メッカみたいなところで、

自分も小中学校の頃、電車に乗って通っていました。

路地を抜けると津門川に出て、

そこから先は一転して静かな住宅街。

駅方面からどんどんタクシーが追い抜いていく中、

静かで暗い夜道を淡々と進みます。

すでにはっきりと雨が降りしきっています。

御手洗川を渡り、さらに進むとR171にぶつかる。

幹線道路は避けたいので、阪急の高架下まで下っていく。


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越水でR171をまたいだ先から、

高架下がアーケードになっていて、

雨をしのぎながら進む。

いつもは歩きながら、夜の街を撮影するのだが、

前がひどく、傘もさしているので、

なかなかカメラの出番がなく、黙々と進むだけ。

次の夙川駅に着いたのが1時ちょうど。

誰もいない。


阪急夙川駅

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夙川まで来て、そこからルートを思案。

最近は海側の方へ寄り道することが多かったので、

今回は山の手を進むことにする。

駅のロータリーを過ぎ、いったん阪急線をくぐる。

すぐに左折をして高級住宅が立ち並ぶ雲井町を進む。

そこそこアップダウンがあって、

上ったり下りたりしているうちに、

方向感覚がわからなくなってきた。

住宅街を進んでいくと前方が開けるところがあり、

見渡すと明らかに山の方へと進んでしまっている。

とはいえうかつに道を折れてしまって、

住宅街の袋小路から抜け出せなくなると厄介なので、

ある程度大きな道に出るまで、雲井通を進む。

すると、見覚えのあるトンネルが出てきた。

岩園隧道だ。

ここは短いながらきつい上り坂があることで有名で、

地元ローディーにとってはちょっとした腕試しのスポット。

そこをエイヤと登り、隧道直上の休憩所から西宮の街を見下ろす。

平和な町が静かに眠っている。


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↓岩園隧道

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隧道を越え、そのまま一般市道をなぞってゆく。

高台からゆっくりとカーブしながら、

そのうち阪急線まで下ってきました。

そこからは線路わきの道を詰めていきます。

一度、線路保守の車両が、

ゴロゴロと鈍い音を立てて脇をかすめていく。

しばらくして見慣れた駅前にたどり着く。

芦屋川駅到着が1:50。

少し回り道をし過ぎてしまったようだ。

さすがにこの時間にハイカーの姿はおらず、ひっそり閑。


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阪急芦屋川駅

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駅を過ぎて、そのまま阪急の北側の道をなぞってゆく。

雨が一段と激しくなってきた。

2時間ほど歩いて、少し空腹を覚えたのと、

どこかで腰をお付けて休憩を入れるため、

甲南山手の当たりで、山手幹線へと下るが、

あいにくこの辺りには店がなく、

とぼとぼと摂津本山まで向かう。


JR摂津本山駅

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駅前にあった牛丼屋さんでようやく休憩を取る。

空腹を満たし、汗と雨の混じった不快感をぬぐう。

店内では酔っぱらったサラリーマンのグループが、

大きい声で騒いでる。

これも平和のうちかと思いつつ、

そそくさと退散。

再出発したのが2:40。

そこからまず阪急岡本駅まで戻る。

震災直後に阪急が未復旧だった間、

この岡本駅摂津本山駅阪急JRの乗り換えが行われていたので、

復興において一定の役割を果たした町でもあります。

その名残で、今もこの小さな岡本駅には特急が停車します。


阪急岡本駅

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岡本駅から目抜き通りを進み、

川を渡ると、再び静かな住宅街。

そこを抜けていくと、住吉川にぶつかる。

阪急線のすぐ北側の橋で渡り、

線路沿いの道を進んで、

御影駅にたどり着いたのが3:16。

そろそろ眠気が襲ってくる。


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阪急御影駅

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小綺麗な駅前を抜けて、線路沿いをひたすら進む。

小さな川にぶつかって道なりに下っていくと、

デルタ地帯に出る。

ここで2つの川が合流して石屋川となって海へと注ぐ。

このように阪神間六甲から幾筋もの短い川が流れ出ている。

そのまま住宅街を抜け、六甲へと登っていくバス通りを詰めて

阪急六甲に到着。3:44。

そろそろ朝刊を配る新聞配達の原付がちらほらと動き出した。


阪急六甲

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六甲からも線路沿いの道を進んでいくが、

時間を追うごとに雨脚がひどく、

それを嫌って、いったん南下し、

水道筋商店街のアーケードへと逃げ込む。

朝が早いパン屋さんや魚屋さん、豆腐屋さんが

既に店を開けて、あわただしく準備をしている。


↓水道筋商店街

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アーケードの屋根は時期に途絶え、再び雨の中へ。

果てしなく続く商店街の外灯にいざなわれて、

王子公園駅にたどり着く。

時刻は4:12。


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阪急王子公園駅

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駅前の大通りを跨ぐ原田拱渠を渡り、

そのまま近代建築遺産である

神戸高速鉄道の高架軌道をなぞっていく。


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やはりこの辺りでも雨脚が強いので、

大通りをいったん渡って、

大日商店街へとエスケープ。

そのまま春日野道まで濡れずにたどり着く。


↓大日商店街

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阪急春日野道駅

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春日野道からは再び高架線沿いに進んで、

生田川を渡り、三宮に到着したのが5時ジャスト。

今回はほとんど撮影のチャンスがなく、

雨のせいで寄り道もできずに、ほぼ最短で歩いたので、

思ったよりも早い到着でした。


阪急神戸三宮駅

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三宮駅でトイレ休憩や身支度を済ませたら、東遊園地へ。

平素は、ここもファミリーが憩う緑のスペースなのだが、

この日だけは、なんともピリッとした空気が張りつめて

身が引き締まる思いがする。

この雨で、平日なので、きっと人が減っているだろうなあと思ったが、

予想以上の人出。

なかには、当時のことを知らないであろう若者や

小さな子供たちの姿も多数あり、

神戸復興がわずかでも間違いなく、

次の世代へと受け継がれているのがわかる。

まずはテントに寄付を収め、ロウソクを1本いただく。

そして雨でぬかるんだ地面に苦戦しつつ、

自分はいつものポジションへ。


↓1.17のつどい at 東遊園地

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ところが、どうも様子が違う。

いつもなら、あの温かくも身の引き締まる思いに駆られる竹灯籠の灯。

夜の闇を煌々と照らし出すあの一面の灯がほとんど点灯していない。

付近で明かりを回している人に尋ねると、

どうも昨夜からの雨で、ろうそくの芯が湿気てしまったり、

竹筒の中に雨水が溜まりすぎて、火が一向に着かず、

ようやく付いたとしてもすぐに消えてしまって、

困っているとのこと。

これでは時間までに到底間に合わないので、

自分も加勢して、手当たり次第に火を分けるのだが、

1つ付ければ、1つが消えるといった風でらちが明かない。

これはもうすべてを回るのは難しいので、

せめて自分の付近のものだけはと、傘をかざして火を守る。


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そうこうしているうちに、会場に時報のアナウンスが鳴る。

5:46。

静かに祈ります。

安らかに安らかに。そして、僕らを見守りください。


黙とう

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黙とうを済ませたら、足早に会場を後にします。

本当はセレモニーにも出て、献花したいのだけど、

娘の保育園の送りがあるので、それまでに帰宅しないといけない。

確かに感じたあの日への思いと、

間違いなく再びやってくるであろう大災害への改めての意識とを

大事に持ち帰りました。


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2017-11-28

しおや歩き回り音楽会 しおさい2017

こないだも書きましたが、今関西で最もホットな町、それが塩屋。

今月いっぱいかけて、町ぐるみで行われていたお祭り

「しおさい2017」のラストを飾るイベント、

「しおや歩き回り音楽会」にお邪魔してきました。

六甲系の西の端、山が瀬戸内の海へと沈む場所にあり、

入り組んだ谷にへばりつくようにして住宅が建ち、

狭い路地が入り組んだ面白い町。

その街を練り歩きながら、色々な場所でパフォーマンスが繰り広げられるのです。

いまだにアンサンブルズ東京の熱気を引きずって、

その残像を追い続けている自分にとって、

これほど魅力的なイベントはありません!


↓塩屋

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ということで、出発14:00の10分前に家族そろって集合場所に到着。

シレっとチキン軍団もスタンバイです。

下の娘はバギーに乗せていたのですが、

スタッフの皆さんから、

かなりきつい坂や階段続きますが大丈夫ですか?と心配されます。

いえいえ大丈夫です!

しかしあとで思いっきり思い知らされることになります@@


↓塩屋町東市民公園に集合

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↓チキン参上!

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まずは公園で、児童たちによるコーラスがスタート。

そこからスパイダーマンの先導で、

狭い路地を練り歩きスタート!!

しばらく歩いて高架下で三味線。

さらにそこから近くのマンションの駐車場ではギター。

いろんなポイントで歌が花開きます。


よくあるイベントの形として、

一定のエリア内で、それぞれのスポットで同時多発的に歌が始まって

それを観客は自分で選びながら見るというのが多いけれど、

このイベントは全員がぞろぞろと練り歩いて、

ポイントに着くと、そこで歌や演奏が始まるので、

しっかり列についていけば、

全てのパフォーマンスが見れるようになっています。

ただ、あまりに狭い通路をこれだけの人がいっぺんに移動するので

とにかく誘導が大変。

ちゃんと届は出しているとはいえ、

道を封鎖しているわけでもないので

当然車も来ますし、住民の方の行き交いもあるので、

その邪魔にならないようにもしないといけない。

その点。明らかに人が多すぎてキャパオーバーな面も。

(この形式での開催は今年がラストという話も…)


↓オープニング

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↓スパイダーマンだ

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↓練り歩き

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↓高架下で三味線

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↓すごい人!!

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↓マンションの駐車場でも

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塩屋谷川沿いにある塩屋商店会の中も練り歩き。

謎の怪人がハウハウとギターをかき鳴らしてお出向かえしていたり、

地元のギタークラブの方々のカントリーロードが聞こえたり。

そして大好きなワンダカレーさん。

帰りに晩御飯で寄ります。

必ず寄ります!


↓狭い路地を練り歩き

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↓ティンパン on 塩屋谷川

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↓塩屋商店会でも

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↓怪人がノイズをかき鳴らしている

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↓蓮の花トリオ

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↓子供達にはキャベツ太郎を配ってた

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商店会を抜けたところで、

去年からピザ屋を始めたピザ・アキラッチさんの熱のこもった演奏。

急に塩屋へ越してきて、ピザ屋をやると告げられた奥さん、

「覚悟はできてる!!」とシャウト。激アツやんけっ!!

SHIOYAコールが鳴りやみません。


↓アキラッチの熱唱!!

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演奏終わりで振り返ると、向かいのマンションの踊り場から、

陽気なヨーデルが、レイホロロ〜♪

よく見ると、須磨水族園のテーマソングで有名なリピート山中さんです。

レイホロロ〜♪


↓須磨水族園のテーマソングを作曲したリピート山中さんだっ!

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そこからいったん川を下って渡って、

坂道を登り返すと児童館に出ます。

そこでは地元出身の佐川満男さんがお出迎え。

思わぬ大御所の登場です。

主催者の森本アリさん(旧グッゲンハイム邸管理人&三田村管打団リーダー)と

軽いトークの後、2曲ほど披露されて拍手喝采。


↓佐川満男さんと主催の森本アリさん

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↓デュエット

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そこから急な坂を上がり、

さらにコンクリの激坂を必死でバギーでよじ登ります。

幸いに娘は爆睡していて助かりました。

スタッフさんの心配が今頃。(とはいえ抱っこはさらに死ぬ)

登りきった公園では子供たちによる演奏会。

かわいらしい♪


それにしても、この町はなんと愛されているのかと思います。

ふつうこういうイベントを町ぐるみでとなると、

ある特定のグループだけの内輪になったり、

世代間の温度差が出たりするものですが、

あらゆる住民の人が参加して楽しんでいるように見えます。

本当に素晴らしい地域だと感心。

あと、驚くのは、この狭い狭い地域に

これだけ音楽や楽器に精通している人がよくいるなあと。

こんだけ吹奏楽隊が充実していたり、

ギターかき鳴らしたりする人がいるもんだなあと。

とにかく塩屋はいろんな意味で面白過ぎます。


↓激坂!!

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↓めげずに上るヨ!

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↓公園では子供たちの演奏

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↓幸せな町ですなあ

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パレードはまだまだ続きます。

急な坂を登ってきて、住宅の向こう側にはうっすらと海を臨みます。

坂のある町にはストーリーがある。

海の向こうへ音楽が渡ってゆく。

素敵です。


パレードは急な石の階段をずんずん進みます。

こちらは必至のパッチでバギーを担ぎ上げて後を追います(汗)

閑静な住宅街に入って、ホーン隊が一気に盛り上がる。

こんなところでも、わんさかゴキゲンな音が自由に飛び跳ねる♪


↓練り練り♪

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↓海をバックに

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↓うさぎ団

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↓介護ホームにも立ち寄り

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↓ラップ集団現る

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パレードはどんどん山の手の急坂を上り、住宅街を抜け、

ずいぶん海が下に広がるようになってきました。

あちらこちらで演奏がはじまり、音が響きます。

と、思えば、突然の急な階段。

本当にこれほど障害物系の音楽会はなかなかお目にかかれません。

列の邪魔にならないように、

必死でバギーを担いで上り下り。

う、う、腕がモゲるるるるる〜〜〜@@@


↓狭い狭い階段も何のその!

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パフォーマンスはいたるところで

始まっては終わり、始まっては終わり。

坂道の途中、公園、空地、畑の中、住宅の中からでも、

どこからでも楽しい音が始まって、

次の音へとバトンが渡っていきます。


↓空地も!

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↓住宅も!

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↓坂道も!

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↓障害物系音楽会です@@

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↓オキナワ〜

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↓ギャラリーがスゴイ

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そしていよいよ最終地点が近くなってきました。

公園にて今日イチの光景が。

さっき畑で歌ってた人が、

パレードから遅れてマイクスタンドもって走ってきて大急ぎでスタンバイして

アコーディオン弾きながら「塩屋〜♪塩屋〜♪」と歌いだします。

すると、おそらくそのお子さんだと思いますが、

どうしてもお母さんに甘えたい男の子が、

ひたすら演奏を妨害(笑)。執拗に妨害(笑)。

それを振り払いつつ、必死で演奏を続ける母(笑)。

笑顔も歌も意地で続ける母(笑)

男の子も負けじと邪魔をして、

しまいには背後に回ってエイヤッとお母さんの首にぶら下がる!!

完全な形でチョークスリーパーが決まり、

思いっきり持っていかれる母、大ピンチ!!

しかし、母は強し!!

一回落ちそうになりつつ、グワンとカウンターで持ち直し、

明らかに苦しそうではあるが、アコーディオンを奏で続け、歌もやめない。

なんて執念!!

ガンバレお母さん!!

観客の誰もがそう思ってたハズ。

しかし、男の子も決して回した腕を放さない。

振り落とされまいと必死のパッチ。

どんどん締まる母の首。

しかし歌は終盤の盛り上がりへ差し掛かり、もう後へは引けない!!

腹の底から歌声を振り絞る母の熱唱。スゴイ!スゴイ!

そうして無事、一曲を切れることなく完奏したのでした。

でも、歌い終わって最後の部分で、本当にたまらず落ちかけておりました。

いやあ、ものすごいバトルを目撃してしまいました。


↓公園にて

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パレードはいよいよ最終の地、兵庫県研修所へたどり着きました。

すでに辺りは薄暗くなっています。

ここで自治会長さん?の歌がスタート。

これがまた何とも言えぬ味わいなのだが、

そこにホーン隊の物悲しい音色が加わって、

えもいえぬ艶めかしさを帯びてきます。

なんというか、寺山修司的というか、中上健二的というか、

地霊(ゲニウス・ロキ)が、どろどろと誘き出されて、

立ち上がってきたかのような、

畏れのようなものさえ感じさせます。

なんというかイタコの口寄せのようでもあり、

念仏のようでもあり、それが際限なくループして

脳みそに直接訴えかけてくる。

ある意味でゴリゴリのロックじゃん。

思わずそう感じてしまって、ゴクリと唾を飲み込みました。


↓!!!

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↓何かとてつもないエネルギーを感じる

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それが終わって、少し移動をして海の見える広場にたどり着きます。

楽器隊は各々に寄り集まって思い思いの音を飛ばし、

それがいつしか1つの大きな塊となって、ハッピーな歌を奏で、

観衆も一体となってチャント。

もう真っ暗な中を音の渦が縦横無尽に駆け巡って、

最後には竜のごとく海へと流れていきました。

とても素晴らしい時間でした。


↓自治研修所の裏手の高台がラストステージ

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↓終演〜

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終演後は、約束通りワンダカレーさんで晩御飯。

やはり旨い。



↓ワンダカレー

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↓味な店です

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↓田仲とうふ&牛スジカレー(大盛り)

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ということで、予定を大幅に押して

3時間近い練り歩きになりましたが、無事我々も完走。

バギー抱えて、登って下りて、大変でしたが

それもアトラクションと考えれば、貴重な体験です。

ますます塩屋が大好きになりました。

これだけの規模で、地元の人の理解も得てイベントをやるというのは

本当に大変なことなのです。

スタッフの皆さんには目いっぱいの拍手を送りたいです。

お疲れ様!!


↓塩屋LOVE

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↓町歩きルート

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<演者リスト>

うさぎ団(ロック)

塩屋海の合唱団(コーラス)

うみへび会(トロンボーン)

おおたけなおこ(三線・アコーディオンとうた)

小池照男(しの笛)

さかのうえプカバンド(こどもがくだん)

佐川満男(歌手・俳優)

satanicpornocultshop (エレクトロ)

しおぱん(スチールパン)

塩屋楽団(管打団)

しおやキッズ音楽隊(児童合唱)

しおやdeケンポー(シオヤソング)

シオヤポッセ(ラップ) | 糸音会(民謡)

鈴木勝(ギター)

Spicy Jam(オールドタイム)

せとうちフレンズ(弦楽合奏)

高橋ますみ(スチールパン)

dolce (豊明子・郭聖子 / クラリネットとサックス)

中塚信昭(塩屋ブルース)

中西悦子とそのサクソフォネッツ(サックスばっかり)

nature boy (スコッティ / ギターと歌)

蓮の花ボーイズ (岸本芳貴・篠原豊 / ギター弾き語り)

ピザアキラッチ・エキゾチックエレクトリック(オルタナティブ)

ペ・ド・グ(トランペットいっぱい)

三田村管打団?(ブラスバンド)

山本信記(トランペット)

Ug Noodle(ギター)

吉野竜城(チューバ)

Ruff (中西悦子・鈴木健一郎 / サックスとギター)

リピート山中(弾き語り)

2017-11-17

勝井祐二 × U-zhaan 男のデュオツアー 2017 at 旧グッゲンハイム邸(塩屋)

神戸の西にある塩屋の町。

あまりピンとこないかもしれませんが、

須磨の海岸線を少し西へ、

六甲系の西端にある鉢伏山の山塊を抜けた辺り。

海と山が迫り、小さな谷川にへばりつくようにして、

小さな家並みが続く。

坂道のある町にはストーリーがある。

この一帯は明治から昭和初期にかけて、

来日した外国人や日本人実業家たちの邸宅や別荘が建てられた保養地で、

今なお当時の洋館が点在している。


その小さな町が今関西でい一番ホットで楽しいエリアになっている。

旧グッゲンハイム邸を中心として、

地域の商店や若者を巻き込んで、

町ぐるみで様々なイベントやアートイベントを繰り出している。


昔からロングライドの行き帰りにはよく通っていたし、

大好きなワンダカレーさんがあったりするので、好きな町でしたが、

ここ数年でより魅力が増して、

一度隅々までゆっくり散策したいなあと思いつつ、

なかなか足を運ぶことができませんでした。

何よりまずは旧グッゲンハイム邸にお邪魔せねばと企てるのだが

一般無料開放が毎月第3木曜日の午後と決まっているので、

なかなかハードルが高い。

今年中には一度と思い立って、行ってきました。


↓須磨の穏やかな海

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塩屋駅から一度線路をくぐって、

穏やかな須磨の海の広がりを認めて、

その先で踏切を渡れば、

そこに緑と白の美しい洋館がひっそりと佇んでいます。

明治・大正期に神戸に滞在した

ドイツ人貿易商の住まいとして建てられた洋館は、

100年にもわたり、その美しいコロニアルスタイルの美しさを保ってきました。

広々とした庭を抜け、玄関先で下足して、中へ。

この日は自由に中を見ることができるというので、

さっそくお邪魔しますが、すでに閉館まで30分を切っているので

大急ぎで見て回りました。

1階で何やら作業されていたので、まずは海の見える2階へ。

備え付けられた家具の調度、海に面した穏やかなロケーション、

西日刺すバルコニーでぼんやりと外の景色を眺めていると、

なんともノスタルジックで、心が落ち着きます。

すばらしい。


↓旧グッゲンハイム邸

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↓海を眺める洋館

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↓素晴らしいロケーションと佇まい

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2階で景色を満喫していると、スタッフの方から、わざわざ

1階も作業してますが見てくださいねと声をかけていただいたので

お言葉に甘えてと1階へ降りてみると。

どうもコンサートの準備をしている様子。

こんなところで演奏会なんてさぞかしいい雰囲気だろうなあと

準備している人にそれとなく声をかけてみると、

なにやらどこかで見たことのある顔。


え?なんで?

なんでU-Zhaanさんがいるのさ?

他人の空似?

いやいや、あのモジャモジャ頭で、

ナゾの太鼓を並べるような人は1人しかいないでしょう。

ユザーンさんですかと聞いてみると、もちろん、そうですと。

一緒に写真まで撮っていただきました。

すると、よかったらライブやるんで観ていきませんかといっていただきます。

ええええ、マジで?

でもこんな出くわし方、まず滅多にないことだし、

こんな面白そうな場所で、面白い人がやるのを、

お断りするなんてモッタイナイ!

ぜひぜひ参加させていただきます。

しかし、よくよくお財布を見ると所持金2000円しかない。

無料見学だけのつもりで急いで来たもんで@@

で、チケットは3000円かかるし…

普段キャッシュカードも持ってないし、どうしやう…

んん〜いっぺん帰るしかない!

今ならまだ間に合う!

ちょっと大阪まで帰って、出直してきますというと、

「いや〜マジで?無理しないで?」と言われましたが、

いや俄然参加する気満々で、大急ぎでとんぼ返りです。

ゆっくり塩屋の町を見て、

大好きなワンダカレーさんで舌鼓プランはまた次回に持ち越しとなりました。


↓ん??? ん!!!

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↓U-zhaanさんと

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で、大急ぎで帰宅して、取って返し、

どうにかスタートの10分前に塩屋に戻ってきました。

ユザーンさんやスタッフさんからは、

本当に戻ってきたヨ的な微笑み返しで歓迎してくれました。


↓カムバック

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↓ハートランドを飲みながら

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で、いざライブです。

タブラ奏者のU-Zhaanさんと、

エレキ・ヴァイオリニストの勝井祐二さんとの男のデュオツアーということで

果たしてどんな音が繰り広げられるのか。

ちょっと自分が勉強不足で知らなかったのですが、

勝井さんも相当スゴイ方で、即興音楽シーンでは重鎮の方です。


まずはお二人が軽いトークをしながら、チューニング。

ユザーンさんの方は、金づちみたいなので、

コンコン太鼓を叩きながら調整をしています。

打楽器ながら、打ち方や打ちどころによって、

メロディが生まれるのがスゴイ。

一方の勝井さんの足元にはおびただしい数のエフェクターが並んでいて

無数のシールドが地面を張っている状態。

双方がぼちぼちと音を出し始め、

それをルーパーで録音・追っかけ再生をしながら、音を重ねていきます。

最初小さかった音が、幾重にも重なり、力強いうねりが生まれ

思わずこちらの体も反応してしまいます。

気づけば小さな空間の中で、エネルギーが一気にスパークしたように

音が増幅する!増幅する!増幅する!

そしてその圧力に押し出されるように、

パンクな弾き殴りは加速し、

腹の底に響くようなタブラの振動が共鳴する!!

なんだこのgroovyはっ!!

何の予備知識もなく、飛び込みで参加して、

ついこないだからの自分の流れで、

てっきり民族音楽的なものを想像していたので、

この予想外の展開に、ただただ圧倒されました。スゴイ。

少なくともたった二人が目の前ではじき出した音にしては、

あまりにも広大な世界。

スゴイ。いやスゴイ。

こんな素晴らしい体験にたまたま遭遇で来たなんてラッキー過ぎました。


↓いよいよ

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最後、アンコールの時に、大友さんとあまちゃんの話が出て、

そこをとっかかりに、ライブ後のCDの手売りコーナーで

お二人と色々お話しさせてもらいました。

いやあ、お二人ともスゴイ。

そしてそういう人たちってやっぱり、どこかで繋がっているのもすごい。

最近の自分の動きは、

その繋がりを図らずも1つ1つ解き明かしていくかのようなことが続いていて、

それもまた面白く。

また、ぜひお二人の共鳴を目撃したい!!


あと、この旧グッゲンハイム邸の管理人をされているのは

先日の港町ポリフォニーで、二階堂和美さんとコラボをしていた

三田村管打団のリーダー・森本アリさん。

もちろん、会場にいらしたので、

先日のライブとても良かったですとお話しさせていただきました。

塩屋のムーブメントも引き続きウォッチしていかねば!!


↓勝井祐二さんと

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↓サインいただきました

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まさか、大阪-塩屋を2往復するとは思いませんでした。

もうちょっとした小旅行クラス。

でも、それだけの収穫のあった一日でした。

犬も歩けば棒に当たるじゃないけど、

やはり自らの足で稼いだ先には、何かがきっと待っている。

2017-09-25

山田錦のふるさとライド 〜類をたずねて四十里〜

土曜日出発できなかったので、遠征はパス。

とはいえ翌日の日曜日はお天気がよさそう。

近場の山を攻めようかどうしようかと悩んでいたら、

ちょうどおあつらえ向きのイベントが!

山田錦のふるさととして知られる加東市で、乾杯まつりがあり、

そのスペシャルゲストに類さんが来られるとのこと!

ざっとルートを引いてみると最短コースで約75km。

12:30に登壇されるので、朝出れば間に合うじゃないか。

山も捨てがたいが、晩秋の本番に向けて、

そろそろ自転車も体力をつけておかねばならないし、

1dayライドに出動することにしました。


7時前に起床しすぐさま支度。

7:15に出動。朝はまだ少し肌寒さを感じるが、

暑いと堪えるからちょうどいい。

長柄橋を渡り、新大阪をかすめて、神崎川CRへ。

少し進んで天竺川ロードに入る。

そこからいつもの裏道を抜けて大阪空港へ。

最近このルートばかり走っているような…

それだけ使い勝手が良いということですな。

猪名川CRで北上し、神津大橋を渡る。

イオンモールを横目にして、伊丹市街地へ。

西へ少し進んで、昆陽で北上。

武庫川新橋を渡って、宝塚へ抜ける。

登りセクションの前に休憩しようと思って、

六甲縦走路の入り口にあるコンビニで休もうと思ったら、

潰れてた@@@

仕方ないのでそのまま生瀬へ進み、R176に入る。

そこそこの交通量なので軽くスパートして名塩へ。

知らないバイパスが完成していて、

それを回避するのにごにょごにょしてたらなぜか

高速SAに紛れ込んでしまったよう…

そこから旧道に復帰してえっちらおっちら登り。

ヘアピン区間を過ぎれば赤坂峠。


西宮名塩SAに迷い込む…

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↓赤坂峠

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峠を過ぎれば、快適なダウンヒル。

ひゃっほい♪

中国道くぐった先のコンビニで朝飯。

リスタートして宅原で左折し県道357に入る。

岩谷、市原と若干の上り基調で進み、

日西原で県道7号に入ります。のどかな山間を行く気持ちのいい秋ライド。


↓日西原

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市野瀬を少し進んだところで少し大きな橋を渡るのだが

「黒滝」という案内板が小さく出ていて、気になって寄り道。

マシンを橋脚に括り付けて、川沿いの歩道を進むと、

大きな一枚岩を大きく幅を取りながら流れ落ちる滝がありました。

ナイアガラと称するには少し難がありますが、

それでも見ごたえ十分。


↓黒滝

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↓三木のナイアガラ?

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そこから先は、たわわに実った稲穂が広がる田園地帯。

この一帯は、酒米・山田錦の生まれた原産地で、

数多くの名だたる蔵元・酒造会社御用達の田んぼがあちらこちらに。

「大関」「菊正宗」「剣菱」「獺祭」などなど、そうそうたる面々。

これらの酒の原材料が、同じ地域の同じ品種の米を使っているのに、

あれだけ色彩豊かな味の違いや香りが生み出されるのは

やはりその土地土地の風土だったり、水だったり、

あるいは蔵ごとに住んでいる酵母だったり、

そういう違いなんだろうなあ。


↓大関

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↓菊正宗

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↓剣菱

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↓獺祭

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渡瀬バイパスをすぎると、にわかに上り基調で

トップで中国道とぶつかります。

ズシャーっと反対へ下り、ひょうご東条ICのところで

左に折れて道の駅東条で小休止。


↓道の駅東条

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10分ほど休んでからリスタート。高速の反対側へと進み、

引き続き県道17号をトレース。

天神から再び長めの鈍いのぼりをやっつける。

社PAの手前で再び高速をくぐり、藤田の交差点を左折。

R372でくいっと丘に登ったら、

本日の目的地である加東市役所と隣接するやしろステラパークに到着。

時刻は11:15。休憩含めジャスト4時間。

鏡開きの時間に十分間に合いました。


↓やしろステラパーク

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さて、この乾杯まつりでは、

全国100以上もある加東産山田錦を扱った酒蔵のうち、

19もの酒蔵が参加しています。

道中の田んぼに掲げてあった銘柄以外にも

「玉川(京都)」「真澄(長野)」「浦霞(茨城)」「奥播磨(兵庫)」

「八重垣(兵庫)」「玉乃光(京都)」などなど、

素晴らしいラインナップ。

それぞれがブースを出して有料試飲がされてあったり、販売があったり。


しか〜し!

ここで最大の問題は、自転車を運転してきてしまったので

ただの1滴も呑めないということ!

しまった!大誤算@@

しかし、飲酒運転は間違ってもしてはいけないことだし、

もしそれで事故でもおこそうなものなら、

まつりの中止など多大な迷惑が掛かってしまいますので

当然、禁酒です。つらいけど、しゃーない。


↓加東産山田錦で作られる100以上の銘柄のうち19が終結

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お昼時はどのフードも大行列だし、お酒は飲めないしで、

なかなか手持無沙汰のまま、

ステージ前でファンタグレープを飲みながら休憩。

ステージでは先着50名限定で、

鏡割りのお酒のふるまいに並ぶ人だかり。

自分も並びたかったけど、飲めないし他の方にお譲り。

念のため、かの御方に連絡を入れてみると、ラジオの出番明けのようで、

見かけたら声かけてくださいねとのことだったので待ちます。

12:30の本番の10分前に、公民館から会場入りする類さん発見。

すぐにファンや酔っ払いにもみくちゃにされてしまいました。

すごい人気です。

で、控えテントに入る直前にお声かけすると、応じていただき少しだけお話し。

「ええ!?自転車で来たの?」とびっくりされましたが、

「じゃあ今日飲めないじゃん!」と言われてしまいました。

本番直前で、ものすごい人が集まってきたので、

「とりあえず後でね」と言いながら

真新しいPR大使のお名刺だけさっと手渡ししていただいて

奥へ入っていかれました。


↓真打登場!!

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↓加東市産山田錦PR大使だそうです

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時間となり、おエラさんのご挨拶ののちに、鏡割り。

ヨイショ、ヨイショ〜。

振る舞い酒はあっという間になくなり、会場の皆さんで乾杯♪

ステージ後、少しだけまたお話し。

ちょうど奥さんと電話していたので

Facetimeに切り替えて娘たちともお話ししていただけました。

なんだか、もう娘のおじいちゃんみたいになってきてます(笑)

これからまだまだお忙しいようで、

「また近々あいましょう」と言っていただき、

今日のところはお別れ。


↓鏡割り

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↓乾杯〜♪

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こちらも帰りのことがあるので、

そろそろリスタートしなければなりません。

帰りはルートを変えて海側コースへ。

R372で下って、そこから県道567号へ。

残念ながらR175はバイパス化がひどく自転車には不向きなので

少し回り道ですが、旧道で南下します。

県道18号に入り、小野のかすめ、市場の交差点で右折。

加古川沿いの道へ出ます。

山陽道をくぐった先にある分岐のコンビニで、昼ごはん。

リスタートして、県道84号で稲美町を目指します。

のどかな田園風景で、ほどよいアップダウンがあり、いい道。

この一帯はため池が驚くほど点在しているのですが、

その中でも大規模な加古大池の横を通過しました。


↓加古大池

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さらに、南下をして、岡から県道384号。

徐々に交通量が増えてきます。

第2神明をくぐって、丘陵地に作られた住宅地を抜けて

JR大久保駅に到達。

そこから

JRをくぐって、おなじみのR250へ入るも、

ここから明石までは高架多発地帯で、

そのたびに自転車はアップダウンの激しい側道へ回らないといけないので

面倒になって、さらに1つ海側の県道718号へエスケープ。

こちらは路肩が狭く、交通量が多いので、あまり走らないのだけど、

わずかの区間だけだったので事なきを得る。


明石市街に入ったのが15:30。

せっかくなのでお土産にタコのうま煮を購入。

これで炊き込みご飯したらなまら旨いんだよな。


↓魚の棚

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おみやを購入したらすぐにリスタート。

朝霧まで海側のR28を疾走し、そこからR2へ入る。

さすがに人気ラインなのでほかのローディーもちらほら。

トラフィックは帰りの渋滞で混雑気味なので、

スピードは抑えめに安全確実に処理していきます。

で、岩屋まで来て、せっかくなのでとR2を外れて

路地裏のワンダカレーに寄ってみたら、

お昼休みの時間帯に入ってしまってて食べられず。が〜〜〜ん@@@

またリヴェンジしやないかんなあ。


↓ワンダカレー閉まってる@@@

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仕方がないので、R2に戻って、須磨のシーラインを爆走。

その勢いのまま三ノ宮間で進み、

すっかり喉カラカラなので

東遊園地のケータリングでコーヒータイム。

先週も来ましたねえ。


↓東遊園地でコーヒータイム

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そこからの帰りはおなじみのR2ハイウェイ。

幸い、他のローディーにほとんど出くわすことなく、

マイペースで帰れました。

R2の淀川大橋が、耐震補強工事で数年間片側封鎖なのは知ってたけど

既に実施されていてちょっと走りづらかった。

跡は淀川左岸を北上して19:15に帰宅。

ジャスト12時間のライドでした。


↓おみやはタコのうま煮

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↓本日のルート

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<スケジュール>

7:15自宅発⇒8:15宝塚⇒8:50西宮名塩SA⇒9:08赤坂峠⇒

9:15名来9:30⇒9:35宅原⇒10:00日西原⇒10:07黒滝10:15⇒

10:45道の駅東条11:00⇒11:15やしろステラパーク13:30⇒

14:10宗佐北14:30⇒加古大池14:37⇒15:30魚の棚15:40⇒

16:05岩屋⇒16:45東遊園地17:00⇒19:15帰宅


走行距離:167.1km

TOTAL:582.25km