『はじめての宗教論』右・左

『はじめての宗教論』右・左はキリスト教神学入門書。
新書。
最近ハマり気味の佐藤優の本。


右巻が最初で「見えない世界の逆襲」
左巻が次巻で「ナショナリズムと神学」
のサブ・タイトルがついている。


サブ・タイトルの与える印象とは反対に、
右巻のほうが易しい。左巻はややマニアック。
コネタ的に北朝鮮キリスト教の関係とか
ナチズムとキリスト教の関係とか
日本の大学のキリスト教各派との関係などを拾えて
リーダブルな部分の方が多いが、
全体としてこれまでの著作の中では雑な印象。
それでも面白いことには変らないので、よし。


しかし、キリスト教のロジックを読んで面白いとか思う日が来るとは思わなんだ。


はじめての宗教論 右巻 見えない世界の逆襲 (生活人新書)

はじめての宗教論 右巻 見えない世界の逆襲 (生活人新書)

はじめての宗教論 左巻 ナショナリズムと神学 (NHK出版新書)

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