貫間東の道祖神1




木立の日陰、脇には水路が流れ立地は抜群なのですが、白いスチール製ガードレールが興ざめでなんとも残念であります。
銘は明治年間となっていて、どうりで浸食も少なくその表情を明確に見てとれますね。
祝言像なのでしょうが、手に持っているモノが何なのかちょっと気になるところです。
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貫間西の道祖神2


イヌタデヒガンバナがが西陽に光る坂の上です。
撮影していたら一人の老婦人が近づいてきて「最近の若い方はこういうものを大切にしなくてねえ…」とシミジミと話しかけてきました。
その女性は時折ココに来ては周囲の清掃などしていると仰っていました。親から子へのそうした文化の引き継ぎが薄くなってきているのでしょうかね、ぜひ学校教育にも組みこんでいただきたいものだと思います。

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貫間西の道祖神1




整備された畑地の土止めコンクリートの一角に鎮座していて、なんだかちょっと不自然なカンジは否めなせんね。
それでもキチンとお手入れがされており大切に守られていることはよく解ります。
銘も消失していますし表情も読み取れませんが、僧の合掌像ということから元禄から元文の初期に造立されたものでしょうか。

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石像を撮影するボクをフシギに思ったのか、近くで作業をされていた男性が話しかけてきたので道祖神さまやその他の石造物のことなど少し説明しました。
残暑の厳しい時期でしたので水を飲んでいたらアンパンをひとつ差し出してくれました。オナカが空いていたのでとても有難く頂戴しました。

貫間上の道祖神



生姜や里芋そしてキャベツなどの畑地が拡がる道筋にある道祖神さまです。
双体の祝言像ということから天明から寛政にかけての造立と思われます。


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近くには神力大明神の幟がはためき、秋祭りの準備が始まっていました。
小さな赤い鳥居が青空に映えます。

貫間下の道祖神


茶畑の一角、しかも樹の下に隠れるように置かれているのでなかなか見つけることが出来ませんでした。
造立年は判りませんが、大きさの違いから夫婦の祝言像かと思われます。
強い意志を感じる表情がまたいいですね。


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下組町屋久保の道祖神



互いの肩に手を廻し握手をする道祖神さまです。
風化のためそのお顔を現在は見てとることは出来ませんが、穏やかで柔和な表情であっただろう…と想像できますね。
舟型・駒型・破風型の三つをミックスしたような珍しい碑型、寛政年間の造立です。


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下組横町の道祖神


シツレイな話ですが知らずに通ればただの漬物石かと思ってしまうような道祖神さまです。
それでも複雑に走る路の道標としての機能もあったのでしょうか、畑地の畔で静かに水路の安全を見守っているようでもあります。

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