鴨せいろ  

気のせいなのだろうか、年末も押し詰まってくると何故か蕎麦屋で昼食を摂るヒトが多くなるような気がする。買い物&野暮用の処理ついでにボクも市内の蕎麦屋へ。



信頼の置ける店なのだろう、年に数回ではあるが市内で蕎麦を食べたいと思う時は必ずココに来る。
二八や十割、更科から粗挽き田舎蕎麦切まで蕎麦そのもののバリエーションも豊富にある。お高くとまった高級店ではないので
「コレがウチの蕎麦だ!」
テキな押し付けがましさは一切なく
「どーぞスキなタイプをお好みの食べ方で…」
といったカンジに迎えてくれる庶民派蕎麦屋なのである。
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がその良心的なお店にも原油高騰の影響が出てしまっているのだろうか、ダイスキな『鴨せいろ』だけが値上がりしてしまった。
約¥200のアップはちと痛いが、従来からフランス産鴨ロースのみ使用してきたこの店ならば仕方のないコトだろう。
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濃厚な旨味が溶け込んだつゆには香ばしく焼かれた鴨と葱が蕎麦との出会いを待っている。
甘味さえ感ずる手打ちの蕎麦が鴨の脂をさらりとまとい口の中で発するエネルギーは、永遠に食べ続けたいというジツに横暴な欲を生み出してゆく。
あぁまた食べに来てヨカッタ…そんな幸福感が、師走の忙しさのタガをちょっとだけ弛めてくれたような気がした。


手打ち蕎麦 『 味 源


静岡県富士宮市三園平255
TEL : 0544-27-4041
11:00〜15:00 17:00〜20:00
年中無休





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今朝の富士山
荒々しい山肌が朝日に曝し出される


AF-S VR NIKKOR 70-300mm F4.5-5.6G ED / Nikon D300
2007.12.21. 07:06 @Fujinomiya-City