ペペロンチーノとバゲット

開店支援のおシゴトもようやく出口が見え始めてきたように思う。修正事項や対策もまだまだ必要だが、あとはマンパワーさえそろってくれば…と油断してはいけないのね〜脳ミソだけはアルデンテは通用しないんだから。
食べたいモノはいくらでもあるが、昨日はペペロンチーノが運ばれてゆくたびにビールに対する欲望が煮えたぎり「今日は帰ったらパスタを茹でてムフフ…」な計画をヴィノッキオで宣言していた。

帰宅してシャワーを浴びれば10時はすぎてはいるものの、美味しいモノを食べようと思えばメンドーだ疲れただのは言ってられないのである。いつものようにビールをキュ〜と飲りつつパスタを茹で始めるが、ガーリックのスライスや鷹の爪の準備はその間にやればよい。
アルデンテ直前になったらガーリックをたっぷりのオリーブオイルでソテー、パスタ投入と同時に輪切りにした鷹の爪をパラリと振りまく。
先日購入したアンデスの紅塩をミルで挽いて味を整えれば出来上がりのクイック・メニューだ。仕上げにパセコンを忘れてはせっかくの美味しいペペロンチーノの色気が減退しちゃうのね、あぶないあぶない…。
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お嬢ちゃまが買ってきてくれてあったバゲットも添えて出来たてのパスタを頬張る。
ん〜コレですよコレ♪
シンプルなだけにパスタそのものの味や舌ざわり、調味の塩梅がモロに出てしまうけどテキトーにつくってもコレはけっこーイケますねん。
ワインはもちろんイタリア〜ノ!IGT赤FBはヴィラ・キアラのカベルネ・ソーヴィニョンだ。イタリアものにしては珍しく明るいキャラクターのフルーティーさを発散してくれるワインで、まるでチリワインのような甘いブーケを感じる。
ペペロンチーノにはちょっと不向きなカンジだったけど、タンニンが抑制された個性はどんな料理にも無難なフィットをしてくれるでしょ。

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パンナコッタと桃のコンポート

シェフが手作りしているドルチェの一つだが、見た目の華やかさもあってかとても人気がある。シャンパングラスに盛りつけられたパンナコッタと白桃のコンポートは量的なものも丁度よいので、ピッツァで膨れたお腹にもするりと吸収されてゆく。
添えられたシナモンの細切りが桃のやわらかな香りにキュートなアクセントとなっている。
¥450



ピッツァ・スパッカ

ビール好きにはたまらないピッツァだろう、自家製の“ほうれん草ソース”とパンチのあるチョリソーのコンビネーションが、こめかみに垂れる汗をぬぐうのも忘れさせてくれる。
期待はずれの人間のことを「冷めたピザ」などと表現するが、チーズがそうであるようにチョリソーも脂肪分を多く含んでいるので、ぜひ熱々のうちに召し上がっていただきたい。同席者には申し訳ないが一枚を食べ終えるまでは会話をするよりもスパッカの醍醐味を堪能してもらいたいのである。
舌の火傷はビールで修復すれば済むことでもあるし…。
¥1790




イタリアン・レストラン「 Vinocchio 」( ヴィノッキオ )
TEL/FAX:0544-23-1115
静岡県富士宮市三園平1692 KSKビル2F
11:30→14:30 / 17:00→21:00
木曜定休(祝日は営業、翌日金曜休)
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