作って食べてみたのはちょっと前なのだが、夏の暑い時期に披露しなければイミないじゃん!なので日記に書くコトにしたのだ。
スタンダード袋麺の塩味はマルちゃんと双璧をなすサッポロ一番の製品、スリ胡麻ではなく“切りゴマ”つきというのがポイントで、食感と香りを両立させた優秀なアイデアなのである。
一度スタイルが完成されてしまったモノにテを加えるのは相当な勇気が要るものだが、サンヨー食品の商品開発部はよく頑張った。
テレビのCMなどでもご存じのように同社はインスタント袋麺の新たな需要掘り起こしに躍起になっているようだ。旬の野菜をトッピングしてみたり、ちょっと凝った炒め物などを合わせてみたりと忙しい。
たかがインスタントラーメンにそんなテを掛けてどーすんだよ…というジレンマを抱えながらも
「いや、こんなに美味しく食べられるんだよ!」
という食文化の担い手としての誇りも捨てられない…だからリッパなのである。
レモンの酸味やバジルの香りと云えばイタリアンなのだろうが、どうして中華のヌードルにもきっちりフィットし文字通り爽快な仕上がりになっている。
チーズのトッピングはボクのイタズラだが、ユニークな味でニンマリなのである。
(49)成城石井『3種の豆と野菜カリー』
静岡駅の駅ビルの改装に伴って成城の高級スーパーが徳川のおひざ元にも進出してきたのだ。同社は「グローバルスタンダード」をテーマにビジネスを展開成長し続けてきたが、店内に入りその品ぞろえや品質を確認すればナルホドと頷くべき点は多い。
レトルトのカレーに関してもインドやタイ、ベトナムなどからの輸入品はもとより、こうした国内メーカーとのタイアップ商品の開発にも尽力しており、良質な製品に消費者は納得の買い物ができるだろう。
このカレーはあの中村屋の開発協力商品、確かにベースの味は中村屋ちっくなテイストをたっぷり含んでいるが、金時豆・ひよこ豆・紫花豆とゴロリカットの根菜、淡路島産玉ねぎとコダワリを強く感じる具なのである。
トマトやココナツミルクが野菜の旨みを生かした満足のゆく仕上がり、ベジタブルカレーの見事な手本になっている。