水餃子


輸入食品の安全性が問われる中、国内産であるコトを大きくアピールする商品が増加している。
この冷凍水餃子も“讃岐で作った”というキャッチフレーズが外装に大きく印刷されており、消費者に安心感を与えるデザインに腐心しているようだ。
本来はそんなコトよりも食味のほうに心血を注いでほしいものだが、食習慣や生活スタイルが変わってしまった現代では冷凍食品は欠かせないものであり、安く大量に生産するための食材集めも一筋縄では行かないのだろう。
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昨晩はつるりとノドごしのよい水餃子を特製の葱ソースで食べてみた。刻んだネギに醤油やゴマ油などを加えてタレにするワケだが、夏向きにサッパリと古根生姜のみじん切りとほんのちょっとの黒酢を加え清涼感を出してみた。
茹でたてアツアツにかけて口に運ぶとヤケドを恐れるココロも何処へやらで、ビールと交互に動かす手が止まらない。
一緒に茹でたキャベツがいい塩梅のパートナーで、肉の脂肪でねろねろし始めた舌をキレイにクリーンアップしてくれるのだ。ポン酢醤油で食べるのはもちろん美味しいが、バシッとアンカーが効いた葱ソースも水餃子の味の輪郭を明瞭にしてくれる。 



バルドリーノ・ブラッツィ
DOC 赤/FB
バルドリーノ100%


初めて試すバルドリーノ種のぶどう
高品位な酸味が前面に出ているが滑らかなタンニンが薄く漂うようだ
フランボワーズのような果実味に枯草の薫もあり、クリーミィな甘さを感じる
旨みを小出しにするタイプなので、時間をかけて攻略したいワイン



(36) 北海道限定『やきそば弁当』


1975年発売のロングセラー、というよりも北海道でのカップ焼そば販売シェアの50%という巨人なのである。
コレがなぜ北海道限定なのかは東洋水産の販売戦略上のヒミツがあるのだろうが、スープ付きというアイデアはぜひ他の商品にも採用していただきたい。
初めて食べたのは高校生のコロだが、ガッコーのストーブには常に湯が沸かしてあったのでカップ麺つくりには良い環境であった。ラーメンはそのままで良いのだが焼そばの場合は湯切りをしなくてはならず、廊下の流しまで出るのがメンドーなので教室の窓から湯を捨てたボク。
運悪く体育のセンセに見つかってこっぴどく叱られた思い出があるが、ヘラヘラとハンセーもなく“窓あけ湯切り”がクラス仲間の常習行為となってしまったのが笑える。


かつおだしソースの“おかか風味”や“塩味”“ガーリック醤油”など派生した姉妹品も多く30余年を過ぎても進化し続ける『やきそば弁当
しかしこの基本のソース味がしっかりしているからこそのモノだろう
道外では北海道フェアなどでしか入手できないトコロがまたいいのかもしれない


東洋水産株式会社
http://www.maruchan.co.jp/