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福島県立美術館ブログ

2014年07月02日

開館30周年記念 コレクション名作選 始まりました!

福島県立美術館は今年で30周年を迎えます。
それにあわせ、今回の常設展では、コレクション名作選として
当館の代表作を一挙展示しています!

まず第一室。
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日本画は小茂田青樹、池田遙邨、速水御舟安田靫彦などが並びます。
本県出身の勝田蕉琴、酒井三良、大山忠作もお見逃しなく。

奥には伊砂利彦の染色。波の表現が涼やかです。
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また、佐藤朝山(玄々)も3点ほど。《冬眠》は蝦蟇の量塊表現が見事です。
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第2室は、彫刻と洋画。
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建畠覚造の《WAVING FIGURE7(大)》は久しぶり。
また、福島の彫刻家たちの作品の並ぶ様子には圧倒されます。

洋画は、関根正二村山槐多岸田劉生など。f:id:artmuseum_fukushima:20140702170703j:image
そのほか、長谷川利行松本竣介麻生三郎、吉井忠、斎藤義重、山口長男なども展示されていますよ。

第三室は海外の作品。
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ベン・シャーンアンドリュー・ワイエスを中心としたアメリカ美術、
また、ピサロモネコローなどのフランス美術を展示しています。
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最後の第四室は版画。
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500点を超える斎藤清の所蔵作品のなかから、《凝視》や《会津の冬》シリーズなど、
その代表作を展示しています。

反対側の壁は創作版画です。
恩地孝四郎の《母と子》、藤森静雄の《路傍の小猫》など。
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また、平川清蔵、川上澄生などの風景版画を展示しています。
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版画は前期・後期で展示替えを行います。
後期は、斎藤清は《競演》など、また創作版画に代わって銅版画を展示する予定でいます。
ぜひどちらもご覧ください!

信夫山を背後とした美術館の景観も美しい季節を迎えました。
ぜひ皆様お誘いあわせのうえお出かけください。
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(K.T)

2014年06月17日

ワークショップ「福島を撮る」レポート

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特集展示「瀬戸正人 バンコク・ハノイ・福島」展の開催にともなって、ワークショップ「福島を撮る」が、6月14日‐15日に開催されました。

これは、写真家・瀬戸正人さんと一緒に美術館周辺を歩きながら写真撮影をし、その後撮った作品を瀬戸さんに選んでもらって印刷し、美術館のエントランス・ホールに展示するというもの。


当日は天候にも恵まれ、絶好の散策日和となりました。
瀬戸さんが出したお題は、散策で出会った人を撮るというもの。
いざ散策を始めると、なかなか人に遭遇せずという予想だにしない展開にもかかわらず、
みなさん楽しく、思い思いの写真を撮影することができました。

2日目は、前日に撮った写真を、各自10枚ほど瀬戸さんに選んでもらい、
インクジェット・プリンターで2L版に印刷しました。そこからさらに瀬戸さんが厳選した写真を、各自A4版に印刷して、みなさんで展示しました。

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同じ場所を散策したのに、出来上がった写真はみなそれぞれ違っていて、ひとりひとりの個性がよく表れていました。また見慣れた福島の町には、まだまだ美しいものがそこら中に転がっていると気付かせてくれるワークショップでした。

参加してくださったみなさん、ワールドカップの誘惑にも負けず参加してくださりありがとうございました。

参加者のみなさんが撮影し、一緒に展示した写真は、美術館のエントランス・ホールに6月29日まで展示されています。

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なお、本ワークショップは、キヤノンマーケティングジャパン株式会社様より、
デジタル一眼レフカメラとインクジェット・プリンターをお借りして行いました。

S.A.

2014年05月24日

コレクション・クッキング

前回「瀬戸正人展」の予告をしましたが、さらに次の企画のご紹介をしましょう。

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タイトルは「コレクション・クッキング」。
料理の展覧会ですか?と聞かれるのですが、料理の展覧会ではありません。
美術作品を料理する、つまり味わい方、楽しみ方をみんなで考え、骨の髄まで美味しくいただきましょう、というわけです。
福島県立美術館は今年30周年を迎えます。これまでに縁あって美術館に収蔵された作品は3,300点を超えました。これらの作品をいろいろな方々と共に、いろいろな方法で楽しみたいと思います。実は展覧会だけではありません。常設展や館長講座、ワークショップ、そして近隣の施設との連携企画など、1年を通していろいろなことにチャレンジし、コレクションを味わい尽くそうというプロジェクトなのです。

そのメインの企画が展覧会「近くを視ること/遠くに想いを馳せること−対話と創造」です。
福島県出身の4人の作家たち、古川弓子(1975年、会津若松市生まれ)、three(1986年、福島市生まれ)、三瓶光夫(1974年、須賀川市生まれ)、高野正晃(1965年、いわき市生まれ)が、それぞれコレクションの中から作品を選び、自身の作品とコラボレーションします。今、作家さんたちの制作も追い込みに入っているようです。
コレクションがどのように料理され、どんな空間が生まれるでしょうか。展覧会を通して、コレクションの新たな魅力を作家、来館者の皆様と共有したいと考えています。

どうぞご期待下さい!

今回は展覧会だけでなく、いろいろな企画があります。そしていろいろな方々と一緒に活動をしていきます。若い方々も含め、広く発信をしていきたいと考え、コレクション・クッキングのFacebookを立ち上げました。情報はこちらで発信をしてきます。
Facebook:Collection Cooking(コレクション・クッキング 福島県立美術館)

是非チェックして下さい!
そして「いいね!」をクリックするのをお忘れなく。

A.Y.

2014年05月18日

「瀬戸正人展」のお知らせ

ご好評いただいている「世界をめぐる絵本の旅」展が終了すると、6月10日(火)から「瀬戸正人 バンコク・ハノイ・福島」展が始まります。

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瀬戸正人さんは、当館でも何度か作品をご紹介してきた日本を代表する写真家です。
1953年、日本人の父とベトナム人の母のもと、タイのウドーンタニに生まれました。1961年に父の故郷、福島県梁川町に移り住み、高校を卒業するまで福島で育ちます。父は写真館を営んでいました。

卒業後、東京写真学校で写真を学び、森山大道深瀬昌久らに師事。写真の腕を磨きます。
1989年、写真集『バンコク、ハノイ 1982-1987』で日本写真協会新人賞を受賞。96年には都会に生きる人々を特異な視点で捉えた写真集『Silent Mode』『Living Room, Tokyo 1989-1994』で第21回木村伊兵衛写真賞を受賞しました。

また99年、自伝エッセー『トオイと正人』で第12回新潮学芸賞を受賞し、文筆活動も行っています。
http://www.setos.jp/index.html

本展では、当館の収蔵作品の《バンコク、ハノイ 1982-1987》を含め、これまで撮りためてきた福島の風景、震災後の福島、そして昨年発表した『Cesium-137Cs』から合わせて約50点を展示し、瀬戸さんの身体に寄り添ってきた原風景、「福島」の姿を辿ります。

会期中、ワークショップも開催します。

「福島を撮る」
瀬戸さんと一緒に、美術館周辺を歩きながら写真撮影。そして講評会。エントランスホールに作品を展示します。

日時:6月14日(土)13:00〜16:00、15日(日)10:30〜16:00
対象:一般15名程度 2日間参加できる方(要申込・多数の場合は抽選)
経費など:無料(カメラはご持参いただくか、貸与も可。プリント代も含みます。)
締切:6月8日(日)
協力:キヤノンマーケティングジャパン株式会社

奮ってご応募下さい。
絶対に面白いです!間違いありません。

A.Y.

2014年05月16日

ミニツアー、やっています!

ちひろ美術館コレクション 世界をめぐる絵本の旅」展も、あと二週間ちょっと。
6月1日まで好評開催中です。

毎週金曜日 11:00からは、展覧会のおはなしをしながら世界旅行、という「ミニツアー」を開催しています。

きょうで3回目のミニツアーも、お客さんでいっぱい!
40名をこえるギャラリーに、担当学芸員が身ぶり、手ぶりに、実体験をまじえたお話で息をつかせず、あっというまの35分でした!

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23日、30日も 11:00から、約30分。
企画展チケットがあれば、どなたでも参加できます。

HY