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観劇、LIVE覚書

TANGO DokiDoki〜DIAMOND☆DOGS TANGO series FINAL 20111127

TANGO DokiDoki〜TANGO series FINAL

2011.11.23〜27
天王洲 銀河劇場

企画・制作・プロデューサー:栫ヒロ
構成・演出:荻田浩一
主催:ニッポン放送
企画・制作:M・G・H
音楽:アストロリコ
   松本俊行
   TAKA
振付:港ゆりか
構成・演出・振付:D☆D

出演
DIAMOND☆DOGS
安寿ミラ(GUEST)
香寿たつき(GUEST)
アストロリコ(TANGO ENSEMBLE)

緋色の哀切さと情熱のロンド、
今宵、舞い奏で酔いしれる…美しき魅惑のラストパーティ


TANGO DokiDoki 行ってきました〜。
当初はスケジュールきついから見送りと諦めてたけど、あれこれ行けるんじゃない?ってちょっと余裕が見えたらもう止まらなかった。
だってBBFも素晴らしく楽しかったけど、年内見納め森新吾はD☆Dがよかったんだもん!MDR行けないし…っ(泣)
ついでにサマストとSWAN09のDVD買っちゃった…。(買うのはサマストだけって決めてたのに、気付いたら「スワン」って言ってた)

タンゴ・ショーは初めて。始終通してショー形式なのかなって思ってたら、1部2部にわかれてた。
そして1部はD定番のダンス・オペラ。
そこに女性が入るとストーリーがふくらんでメリハリきいていいなぁ!D☆KIDSも愛らしさを添えていました。
男ばかりのガチンコダンスバトルも好きだけど、女性や子供が入る事でより男性的な魅力が引き立ちますね。

安寿ミラさんとよっくん、香寿たつきさんと皓ちゃんがペア。後の5人はモブ・・・って言ったら失礼か^^;。様々な役割をこなしてました。(パンフによると「運命の狭間にうつろう男たち」だそうな)
KIDSは女の子二人。一人がボーイッシュな感じで初めは男女ペアの記憶みたいな感じかなと思ってたら、観ている内にミラさんとたつきさんの過去の幻影なのだと気付きました。
ストーリーは、別々の道を辿っていた幼なじみ二人。ある日届いた一通の手紙に、それまで平穏に暮らしていた片割れがひきずられて闇に落ちていく・・・といった感じ。
パンフに書いてあった「ブエノスアイレスの夜の深みへと沈んでいった」って一節がすごく雰囲気があって素敵。
毎回観た印象とあまりずれないのにさすがと感心しちゃう。セリフもナレーションもない、ただ動きだけでここまでストーリーを見せるってすごい。
皓ちゃんとたつきさんは何だかかわいいカップルで、年上のたつきさんに皓ちゃんが一生懸命背伸びしてアピールしてる。
たつきさんに届いたミラさんからの手紙を取り合う所も、「見せろよ〜」「だーめ☆」って感じできゃっきゃうふふしてて、皓ちゃんを軽くあしらっちゃってるのがいい。
2部の挨拶で「手紙にまったく手が届かなかった中塚皓平です」って言ってたけど、本当に残念なくらい届かなかった(^▽^)でもそこがいい。
ミラさんとリーダーは、行きずりの男(?)にハマってしまったミラさんが、すげなくされても男を追いかけ、いつしか深みにはまっていくって感じでかなりダーク。
衣装も、たつきさんが青のドレスにハイヒールなのに、ミラさんは真っ赤な衣装に髪は少し乱れたかんじ。そして素足・・・
靴がないだけで何かすごく淋しく感じた。それだけじゃないとは思うんだけど、そこがすごく気になったのです。
このミラさんを翻弄するリーダーがめっちゃ「悪い男!」って感じでゾワゾワした。悪い意味でなくゾワゾワ。
多分、私はリーダーの陽の部分、例えばマシューだったりテンジンだったり与七だったりが好きなんだろうな。もちろんこの3人にも陰の部分はあるけど、それは陽と対になっているからキャラクターとしてバランスがとれていて気にならない。
でも今回は陰の部分だけが押し出されていて、ただただ恐ろしく冷たく暗い。だからぞわぞわして落ち着かないんだな。と気付いた。だからSWANやマスカレも同じ意味でぞわぞわするんだな〜。

と、話がそれた。
楽しく無邪気にじゃれあう皓平たつきペア。反して一人佇むミラさんはリーダーの影を追って更に深みにはまっていく。
二組が相反する雰囲気で互いを際立たせているかと思って観ていたら、ストーリーが進むにつれてたつきさんの様子が変わってきた。
皓ちゃんがじゃれても「あっちに行って」って感じで冷たく追い払って、熱っぽい表情でどこかに思いを馳せている。
追い払われた皓ちゃんがしょんぼりしてるんだけど、いつものDの公演のような子犬っぽさは感じなかった。今回の皓ちゃんはすごく男っぽくて、皓ちゃんのいいところが最大限に引き出されている気がした。
何かね、ちょっとリーダーより格好良かったよ?って言ってもきっと信じないだろうなぁ(笑)
ミラさんの周りに時々出現する新吾さん、利さん、泰ちゃん。時々類TAKAもいたなぁ。
すごくシンプルな衣装が似合ってた。
最初はフライヤーのシャツにサスペンダースタイル。その後、グレーのジャケットを羽織ってきたけど、そのジャケットがみんな形や裾の長さが少しずつ違ってて、こういう凝りかた好き〜。
リーダーと新吾さんは裾が長いから動く度に色んな表情をみせてかっこよかったし、新吾さんが裾をぱっと払って捌くところとかもうほんと何度も巻き戻して見たいくらい素敵だった。
リーダーのジャケットは布たっぷりつかってて(メインだものね)
回転しながらジャンプするところとかすごく見栄えしてたなぁ。
ダンスですごいなと思ったのはリーダーの足に巻き付いたミラさんをそのままに踊っていたこと。
なんて表現すればいいんだろう。リーダーの膝の上にミラさんが乗っかって足を絡ませてホールド。そのままリーダーが踊り続けるっていう振りがあって、「わぁ」ってなった。
Dのリフト要員皓ちゃんでもリーダーや新吾さん乗っけてアレはキツイだろうなぁ。
ミラさんが華奢なのもあって、今回のよっくんはすごく男性的に見えた。衣装のせいか(もしかしたらお腹に何かまいて足してたかも?)恰幅もよく見えて。今思ったけど、バハバスっぽいのかもしれない。(でもバハバスは毒というよりは度の高いお酒のような感じ)
気まぐれに訪れては消える。もしくは追いかけ、影を踏んだと思ったらもうそこにはいない。
そんな男を追うのに疲れたのか次第に陰っていくミラさんがたどり着いた駅舎で、他の客になりすましたD麺がまたカッコイイ。
スーツの上に今度はマントを羽織って、それを煽り棚引かせながら踊るなんて狡い・・・!
裾の閃くマントやコートにとにかく弱いのです。王子様願望ではなく、できるなら騎士でお願いしたい。しかもダークナイト(笑)きらきら眩しい王子様も素敵だけど、影のある方が好みです。英国魔術師とかでもいい・・・←病気
リーダーの分身のような古びたスーツケース(革張りの、古い映画に出てきそうな)を抱きしめたり、その上に座ったりするミラさん。その小道具を動かしているのが大体利さんと新吾さんなのもいいなぁ。
あ、そういえばVロック王子TAKAちゃんがめちゃ踊っててびっくりした。あまりにも踊っててちょっと目が釘つけになった。

ミラさんからの手紙に引き込まれたたつきさんの周りを、リーダーや新吾さん達が幻みたいにふわりと行き過ぎる。現実にはありえないんだけど、観た後の巻き戻し映像というか脳内再生ではリーダー達が半透明になっているから人間の脳って信用できない(笑)でもそんな雰囲気。
どんどんミラさん側に引きずられていくたつきさんに、皓ちゃんも次第に影を帯びてきて二人が義久ミラペアに浸食されていってるのがわかる。
このまま破滅するのかしらと見守っていたら、ミラさんがたつきさんの前に現れ、再開を遂げたところからまたストーリーが一転した。
女性二人で踊るタンゴは華やかで、でも湿気たにおいは残ったままだったから、あれはハッピーエンドではないんだろうなと思う。
ただ髪を下ろしたまま少し乱れた感じのミラさんがきちんと結い上げて靴を履いて出てきたら、舞台の上がピッと締まったように感じた。
すごく不思議なんだけど、今まで「向こう側」だった義久ミラペアの世界が「現実」になったって言ったらいいのかな。いままでぶれて見えていた二つの世界があわさって、視界がクリアになった。そんな感じ・・・心象を説明するのって難しいね。

もちろん照明や、音楽の力も大きいと思う。
照明は今回すごーく好みだった。
幕が開いてすぐ、透ける素材の縦縞の布が舞台を斜めに切っていて、上からの青い照明が交差して格子模様を描いていたのが第一インパクト。布の存在を2、3秒気付かなくて、照明だけで格子を描いてるのかとびっくりした。
丸いサスと四角いサス、舞台を上下半分に照明の色で分けていたのもあった。星を散らすような効果もあって、私あれがすごく好きなのでどの舞台でも見れるとテンションが上がる。
どれも二階席だから分かる特別な眺めだよね。一列目も「わっ」ってなるけど、やっぱり舞台は引きで観た方が好きだな〜と改めて思ったのでした。銀河だと二階席からでも表情が確り見えるから余計にね。

大人達の事ばかり書いてるけど、KIDSもいい存在感でした。
っていうか、内容が重いだけにKIDS出てくるといい意味で肩の力がぬけてほっとする。二人とも笑顔がチャーミングで、清涼飲料水のようでした。
とすると、飲み過ぎたアルコールを薄めるチェイサーのような役割になるのか?
うん。まぁ、大人達の毒っけが強すぎた。



2部はダンス・ショー。
1部が重めだったから少し明るいものを期待してたんだけど、こちらも少し暗め。
あ、でも途中笑いの要素があったり、皆がお得意のダンスを披露したりと盛り上がり、アストロリコさんの大阪のおばちゃんトークで一杯笑わせてもらった。

2部のダンスはD☆Dらしさがいっぱいだった。それぞれの得意ジャンルで活き活きと踊りながらもアストロリコさんの音楽にのっかっててどこか退廃的な感じ。D自体がちょっと陽より陰よりのステージングなのかなって改めて思った。
今回、とういか、この間のWALTZINGでもあったけど、新吾さんと皓ちゃんの組み合わせのダンスが新鮮。そして、結構このコンビ好きかもとそわそわしている。
泰ちゃんとリーダーのペアは最初見たときからかわいくてまた組んでくれないかなって期待してたけど、この新皓ペアもまた観たい組み合わせ。皓ちゃんが新吾さんをリフトして、新吾さんが空中で半回転して着地するのがすごく迫力があって「わっ」ってなる。いくら皓ちゃんがタッパあってムキムキしてるっていっても新吾さんも筋肉の塊で重量あるだろうし、それを軽々持ち上げてあらよっとひっくり返すってすごい。
もちろん義皓ペアも健在だったけど、真新しいからか新皓ペアに心ひかれたのでした。
あと、タンゴを踊るところで、最初架空の相手(?)と一人ダンスしていた麺が、それぞれペアになって踊るところも面白かった。
リーダーと利さん、リーダーと泰ちゃんの組み合わせが特に目をひいたかな〜。アストロリコさんにも言われてたけど、泰ちゃんはまだ「七五三」ぽくてタンゴを踊るには目いっぱい背延びしてる感じがするんだよね。それをリーダーがあえて(なのか?)リードされて踊る事でいい感じにバランスがとれてるのかなって思った。
あ、男役女役はなんか複雑〜にチェンジされているように見えたんだけど、私がステップも何も分かってないからなぁ。気のせいかもしれない。
意外だったのが新吾さんと泰ちゃんのペアがしっくり感じなかった。みだらちゃん。何でだろ?私味覚変わったのかしら・・・
それにしたって今回1番目を魅かれたのは皓ちゃんだった事が自分でも驚き。
手足長いし、身長もあるし、踊るときれいだなって前々から思ってはいたけど、こんなに素敵な人だったっけって目からウロコが落ちた気分だった。喋ると相変わらずなんだけど、まぁ・・・それは全員に言えることだから・・・もぐもぐ。
衣装のせいもあるのかなぁ・・・。1部ではずっとシャツをパンツインしてベスト着てたからスタイルの良さが際立って見えたし。体のラインが出ている事でダンスの表現がよりきれいに見えたのかも。
もちろんご本人の成長であるとか努力の成果であることは言わずもがなだから、来年のABZが楽しみ。定期公演もどんなジャンルでくるのかな。ちょっと皓ちゃんを注目してみてみよう。
そしてそして。定点観測の気持ち悪さで(本当に最近自分が気持ち悪くてしかたない)森新吾さんは新吾さんでした。気になったのが、どうも群舞の時にみんなと1から1.5テンポほど遅れることが多くて、観ていてちょーっと居心地わるかった。
もしかしてちょっとずつずらしてる振付なのかなって他を確認したけど、どうも違うみたいで謎。いつも新吾さんはみんなより半テンポ速いイメージなんだけどなぁ。そろわないユニゾンが特徴のDだけど、これだけずれると目立つものなのねと知りました。
新吾さんはKIDSと踊ってる時が毎回楽しそうで、あの自然と浮かんでるって感じの笑顔にきゅんきゅんしますね。うん、します。
女の子二人はある意味大人たちより身軽で、一生懸命なのが見えて、とっても好ましい。一人が腰にはさんだタオルを落としちゃったのを、すばやく拾って脇に投げる機転とか、プロだなぁと感心しました。
この二人が登場するきっかけがD麺が踊り終わった後で、「おつかれさまでした」って感じで一人一人にタオルを渡すんですが、新吾さんだけねっ転がったままピクリとも動かない。二人が呆れて揺さぶったり転がしたりしても起きない。で、何をどうするのかと観ていたら金色の大きな布で新吾さんを隠してマジックターイム☆
何が出てくるかな?ってドキドキしてたら、キンキラキンのジャケットを着た新吾さんが「ジャン!」って感じで飛び出してきて、3人で踊りだすという構成でした。
なんか怪しいお店の客引きのような新吾さんと、売るにはまだ青すぎるKIDS達の組み合わせがみょうちきりんで。さらにダンスがコミカルだから、ショーパブってこんな感じなのかなって変なこと考えてしまった。
この時も金色の布を新吾さんがマタドールみたいにはためかせる所があって、一部でもマントをそんな風に操ってる所があって、それを見るとBBFの謎の闘牛士思い出すから不思議。公演期間が詰まってると似てる振付が多くなるのは頭の中にそれが残ってるからなのかな。
このダンスの尾張は再び布で隠された新吾さんが皓ちゃんになって出てくるってオチなんだけど、どや顔でポーズ決めて飛び出してきた皓ちゃんがああやっぱり皓ちゃんだなって感じで安心した。

1曲ものすごいインパクトの曲があった。オギー節炸裂って言うか、どうしても人死にがでるのねと、出さないと気が済まないのねと若干呆れながらそれに慣れつつある自分がかなしい。できればハッピーエンドとはいわないから未来に希望がのこる終わり方が好きです。
レクイエド。英語のレクイエムなのかな?
語り部(歌い手?)の香寿たつきさんの迫力がすごくて、そんなことはとりあえず棚に上げて気持ち良く呑まれてきました。
これ詩なのかなぁ?愛し合う男女が居て、でもお互いの矜持のために「好き」であると告白が出来ず体の関係だけが続く。やがて疲弊しきった二人は死を選び、流れ落ち、自由になった彼女の血潮に男は初めて「愛している」と自分の命を彼女に重ねて後を追う。って感じのお話なんですが。ん?お話?でも歌ってた・・・歌って、合間合間にセリフが入る。こうゆうの何ていうんだろう。
ダンサーは利さんと泰ちゃん。何で泰ちゃんにしたんだろう、どうやら利さんが彼女役のようだったからよっくんか皓ちゃんもってきたら、たすきさんの迫力に添えて負けないものになったと思うんだけどなぁ。
泰ちゃんがどうというより、利さんと泰ちゃんだと見た目が二人ともソフトだから重量負けしてる気がしたってことです。
ヘビー級とミニマム級並べたら、そりゃ貧弱に見えるよね。

ラストダンスは私と
これはさすがに私でも知ってるタイトル。ここまでの一気ぬけが観ている側にも息もつかせぬ魅力満載だっただけにここでほっと一息つけた感じ。
群舞の後、一人残った泰ちゃんが歌い手安寿ミラさんをエスコート。ほほえましさにこちらも気を緩めていると、ミラさんが泰ちゃんにそっけない。あれれって観てたら、追い払われちゃった。
それでも歌は続いていて、次に登場したのは新吾・・・さん?
目を疑ったのは舞台の上に居たのが真っ赤なおかっぱヘアのウィッグかぶって大きなサングラスに口ひげ。バラの風船を持った怪しげなインチキデザイナー風。もしくは間違ったジョジョキャラ。
手に持った薔薇の風船をミラさんに差し出すけどミラさんは苦笑(失笑かもしれない)でパス。結構しつこくからんでたけど相手にされず、お次の利さんに押し出されるようにはけていきました。
捌けてくときにサングラス外していつもの照れ隠しシニカルスマイルしてたけど、それでもカッコイイってどういうことだ。
さて、利さん。登場するなり客席から黄色い悲鳴があがったからなんじゃいと観てみるとネコ耳つけてる・・・!でもヘアバンドの部分が白いから、もしかしたらあれはパンダ耳だったのかも。
歌に合わせて踊ってミラさんにアピールする利さん。でもあまりにも激しく動きすぎてそのたびにパンダ耳が取れてしまいます。それでも負けずにつけては踊り、アピールを繰り返す利さん。ミラさんに「どうぞ」って感じで耳をさしだしたりしたけど相手にされず、苦笑のミラさんにやっぱり追い払われてしまったのでした。
そしてここからどんどん酷くなる。
とてとて出てきたのは皓ちゃんですが、頭の上にはパンダの帽子が。あれ・・・上野動物園とかで売ってるのかなぁ。
どうやらサイズがあってないっぽいパンダの顔の形をした帽子をくしゅっとかぶっていつものゆるゆるスマイルの皓ちゃんに客席大爆笑。ミラさんももう笑いを堪えきれないって感じだったけど、それでも歌が途切れることがないのがすごい。プロ!
お手をどうぞと指しだしてもぺっと弾かれる皓ちゃん。それでもめげずにアピールしていると、会場がざわっと沸き立ちます。
本命の登場です。本命って言うよりオチです。
パンダの着ぐるみ頭部のみ(顔の部分だけ出てる)をかぶり、手にはご丁寧に黒いぬぐるみグローブを装着(肉球付)
これにはミラさんもかんべんしてって感じでしたがそれでも歌はぶれず。すごい!
更にここで皓ちゃんが捌けるのかと思いきやパンダ2頭態勢でミラさんに迫る二人。いや、二頭。
「どう?」ってアピールしてみたり。
「お手をどうぞ」とにょきにょき差しだしてみたり。
じゃまだったろうなぁ・・・←
それでもミラさんはがんばりました。「あっちいけ」とばかりに差し出される手を払いのけ、絡んでくる2頭を追い払い。歌い終わる直前にようやくよっくんがグローブを外して手をさしのべましたがやっぱり弾かれる始末。
スツールに腰掛けたミラさんの周りに決めポーズのパンダが二頭・・・シュール!
でもこの歌のおかげで相当笑った。他が本当に重いか迫力のあるナンバーばかりだったので、これとタンゴ・イタリアーノが軽めで気持ちが浮き立った。
新吾さんとKIDSのナンバーはなんていうのかな?DVD出たらチェックしておこう。


他にもたっぷり色んなナンバーを聴いて観て。何だかすごい贅沢な舞台でした。
生演奏っていいね。アストロリコさんが気になったのでググったら関西中心で活動していらっしゃる様子なので一度ライブとか行ってみたいです。
2部のトークの時に、バイオリンの麻場さんがめっちゃ大阪弁でD麺を転がしていくのが愉快で溜まりませんでした。
見た感じそんなにお年にも見えないのに、リーダーですらぼうや扱い(笑)
あんなにかしこまってそわそわしてるD☆D初めて見たかも!なんか親戚の叔母ちゃまの前に放り出された子供のようでした。
ちょっと面白かったので思い出せる限り(記憶力は信用しないで下さい)
利さん→「三年前に比べると男前になって、すっかり大人になったわね」
皓ちゃん→「まぁ・・・(じっと体を眺めて)ムキムキになって」
新吾さん→「あの時一番七五三だったのに、今は・・・飛び越えておじさんになっちゃったわねぇ」
TAKAちゃん→「気がついたら踊っててびっくりした」
類ちゃん→「あの頃は舞台の上で居場所がなさそうにしてたけど、ちゃんと居場所を見つけたのね」
リーダー→「・・・若さを保ってるわね」
泰ちゃん→「はじめまして」
泰「はじめまして」
麻「今回、七五三の要素はアナタが残していてね」
泰「・・・^^」
麻「素敵な大人になってね。で、今回あの素敵な宝塚OGの方と共演してどうだった?」
泰「えー・・・」
麻「私も宝塚OGなのよ」
泰「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・そーなんですか?」
ざわつくD麺に麻場さんしてやったりの笑顔で「そうよ。裏でね、演奏してたの」って。
泰ちゃんのあの間が泰ちゃんらしくてかわいかった。麻場さんの「あー若い子いじめるのって楽しいわぁ」って言葉に深く頷きました。
ほんと、歯に衣着せぬトークでD麺をばっさばっさ切っていくのは爽快でたまらない。是非また共演して、ばっさりやってほしい(笑)


そんな感じの初タンゴ・ショーでした。
最後は全員が赤い薔薇を持って宙へ・・・!かっこよかったなぁ。
内容は少し重かったけど、帰る足取りは軽く、行って良かったと思える舞台でした。
次は定期公演かな〜〜。何やるのか楽しみ^^*