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Strategic Choice

2014-05-02

[]コンウェイの法則

どういうこと?

組織の構造化が、「地理」「専門知識」「政治」などによって引き裂かれてしまうのであれば、主要な「組織構造」を「ビジネスドメイン構造」に合わせます。

そうして、「組織構造」が、「プロダクトのアーキテクチャ」を反映するようにします。

どうして?

組織の構成要素(チームや部課など)がプロダクトの構成要素を反映していない場合、あるいは組織間の関係がプロダクトの構成要素間の関係を反映していない場合には、そのプロジェクトは困ったことになります。

プロダクトのアーキテクチャにより、組織のコミュニケーションパスが形作られます。事実上の組織構造が正式な組織構造を形作るのです。そして、正式な組織構造が、今度はアーキテクチャを形作ります。

早期に作成されるアーキテクチャは、近似解でしかなく、不安定です。しかし、このアーキテクチャは、ある一定のリズムに支配されていて、そのリズムがビジネスドメインのコアコンピデンシーを反映しています。そして、このビジネスレベルの関心は、組織の構造と密接に結びつくのです。

どうすれば?

組織を、プロダクトのアーキテクチャと対比できるようにします。アーキテクチャが組織を駆動するべきであり、組織に応じてアーキテクチャを定めるべきではありません。

組織を、アーキテクチャに沿わせる理由は、アーキテクチャに制約を課す問題が、企業の存在意義と深く結びついているためです。

しかし、政治的な要因も侮れず、中核的なビジネスのニーズより優先されることもあります。こうした状況だと、やがて組織は深刻な苦労を味わうことになるので注意します。

組織は、そのアーキテクチャと考えられるプロジェクトマネジメント戦略を定期的にレビューします。こうしたミーティングの度に、「アーキテクチャ」と「組織の構造」を揃えます。そのために、「アーキテクチャ」と「組織の構造」を漸進的に変化させるのです。

長期的に見て最善の構造は、「ビジネスドメインの構造」「組織の構造」「ソフトウェアの構造(アーキテクチャ)」の三つが整合して、安定した状態です。

もちろん、これら三つの構造はどれも、マーケットや技術、スタッフの進化に対処するために、変化しなければなりません。しかし、うまくいっているビジネスでは、構成要素間の関係に対する本質的な想定は変化しません。

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    • 本法則の過去エントリです。
    • こちらの説明はシンプルですが、具体例もあり、とっつきやすいかもしれません。

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