徹底的に過去にさかのぼって日記を書く



広告-いい家が欲しい人の記憶は、何か実態的に存在するものではなく、その記憶の持ち主が、記憶について語ったり、思い出したりする、その場でたちあがるものだという話を最近聞いた。だとするならば、過去について書くとは終ってしまったことをただ単に事実として書くというよりは、新たなファクト?を立ち上げることに他ならないという事になる。実は本を読むという行為もまた、脳科学的にいえば、そういう新たなファクトを立ち上げることをやっているのかも知れない。
ブログを描いていて私自身時に大変苦痛なのは、常に絶対的な時間と張り付いてる、私の行動を記録しなければならないのではないかという強迫観念である。勿論そんなことを誰かに強制されたわけでもないのだが、その場、その場で、何か正しいこと、正確なことを言わなければと思う、おかしな歪んだ固定観念が自分の中にあるのだ。まずもって厄介な性格である。
ところで、ここにかかげた広告、自分が本作りにかかわる上で、すごく面白い何かぴんと来るものがあった。というのは、本というのは普通の人にとって、それを作る立場になれば、出版社などのスポンサー?がつかない限り、一生で一度だすかださないかという視点で言えば、家を建てるのと何か似ているなあと思ったからである。