World about the birds


 カナダの女性から、鳥かごの絵の入ったコラージュ・ギフトセットを送られたので、そのお返しと言うことでお蔵いりしていた籠の中の鳥を主題にしたコラージュ・セットを仕上げる。いったい私は鳥好き。多分、生まれた干支が酉年のせいなのだと思う。かみさんに言わせると、動作もとりに似て落ち着かない。鳥の絵を描くのも好きだし、鶏肉を食べるのも好き。ついでに言えば焼き鳥は大好きで、自宅でもガスレンジを利用してたまに作る。だが、家の中で鳥かごで鳥を飼うのは、ちょっと好みではない。「籠の中の鳥」という慣用句が直ぐ連想されて、何か誰かの自由を奪っていることの象徴のように思えるのだ。
 下の絵はそういうマイナスイメージを敢えてモチーフに取り上げてみた。椅子代わりのエジプトの絵には、なにやら銃をかまえた兵士のシルエットもあって、感情的には喪失感と不安がテーマか・・・。