DM200を軽く使ってみた感想

 結局今回も(5年振りにポメラの新モデル(DM200)を買ってしまったので、使ってみた感想を。
ネットワーク周りはまだ使ってないので、またあとで)

 なお、DM200関連については下記のサイトが充実してました:

禁則処理が一部改善されたけど、自分の望みとはちょっと違った

 僕は行頭に改行がきて欲しくなかったので、「句読点+改行」の時に改行が次の行に送られてしまうのが残念だった。
 改行が1文字だけはみ出る場合は句読点同様に行内に収まるようなので、改行と句読点が同じ処理になっているのかもしれない。
 「句読点+閉じ括弧」の時は句読点が次の行に送られるので、同じような扱いだとよかったのに。あるいは句読点の行頭禁則を(以前のような)閉じ括弧と同様の処理にして、改行だけ特別扱いにしてくれたほうがありがたい。

かな漢字変換はかなり改善されてるように感じる

 話し言葉変換も選べるようになったし、自動学習もするようになったあたりは嬉しいところ。括弧の使い分けに苦労することもなくなった。
(最初から入っている拡張辞書に「アニメ辞書」「エンタメ辞書」「スポーツ辞書」があったりもする。このあたりはアップデートの期待ができないのが残念ではある)
 DM100でATOKの変換に不満だった人にはかなりお薦め。
(ただ現行のATOKと同等ではないので、それを求めるなら厳しい)

画面表示は想像よりよかった

 液晶がちょっと心配だったけど、事前に心配されていたほど悪くはなかった。標準でノングレアのフィルム貼ってくれればよかったのにとは思う(貼るのに失敗したので……)。
 文字表示については明朝体が選べるようになったのがかなりいい。明朝体の場合は白地に黒だと細い線が痩せてしまうので、白黒反転したほうがより見やすい気がする(白地に黒でも細すぎるというほどではない)。
 DM100では視認性の悪かった16ドットや20ドットが結構見やすくなっていて、これなら利用するのも悪くないと思える。12ドットを残してもよかったかもしれない(さすがに厳しいかな)。

複数ファイルを操作する時はかなり便利になった

 以前要望を書いたけど、カーソル位置の記憶が直近30ファイルになったのはかなり良い。これで複数のファイルを切り替える時に非常に使いやすくなった。
 また2画面編集モードがかなり実用的になってて、これなら普通に使える(DM100の時は使う気になれなかった)。このとき参照側のフォントサイズを下げるといい感じ。
 欲を言えば2画面編集はデフォルトで右側を編集状態にしてほしかった(ファイル比較の時は左側に新しいファイルを開く)。アウトラインもそうなってるわけだし。設定で変えられないかなぁ。
 あとはウィンドウ毎のフォントサイズを記憶できたり、ウィンドウ幅を変えられるとさらによくなる気がするけど、さすがに望みすぎか。

その他DM100と変わった点

 ファイルの保存は圧倒的に早くなってる。
 全画面表示で画面を縦に広く使えるようになっているけど、全画面にしなくても1行分広くなっている(ファイル名+ステータス表示が2行だったのが1行になったため)。
 DM100よりDM200のほうが手垢とかが目立つ気がする。

気が向いたら改善して欲しい点

 前述の「禁則処理」「2画面編集」以外で改善して欲しいのは以下の点:
 DM100に比べて起動が遅く感じるのは起動画面がないためかもしれないので、起動画面を出すとよさげ。
(DM100も起動画面が出てから入力可能になるまでは多少待たされるし。DM200は「起動してるのかわからない」のがよくないと思う)
 閉じた状態でPCに接続した時にPCリンク状態になって欲しい気はする(PCリンクしない要望があったのなら、オプションで選択できればいいのだけど)。



 使っていくと気付いた点や要望がいろいろ出てくるかもしれませんが、ちょっと触った感じではこんな印象でした。