どっくしょん

花粉症かもしれぬ。
目頭がかゆく、くしゃみが時折止まらない。


週末部屋を掃除したところ、なんだかすっきりいい気分。
ワォ。


ここのところ読書していなかった。
ので久々にした。
だいぶ前に購入したものの読んでいなかった本を読む。

恋愛のディスクール・断章

恋愛のディスクール・断章

これは大学の授業で教材として指定されていたもの。
文学部っぽいですね。
当時はなんら興味なかったものの、
ちゃんと読めば面白いだろうと思い、
売ったりせずに取っておいた。
そして読んでみたら面白かった。
(稚拙)
内容は恋愛にまつわるディスクール、断章、
を様々な出典から集めたものに、記号学的な解釈を加えている。
記号学的な解釈というのは、おそらく、
「意味あるもの」は独立してあるものではなく、
ただ記号が存在し、その記号に対して我々が解釈を下し、
意味を生み出しているのだ、といったような感じなんじゃないだろうか。
テーマごとに分けられている。
沈黙、不安とかね。
で、それらについてウジウジ考えている感じ。
非常に読んでて楽しい。
やや硬いボーイズビーみたいなもんだ。


これは1年くらい前に買って、放置していたもの。
辺見庸坂本龍一の世界を巡る対談。
どうどうと自分たちを旧左翼といっている。
いまだに判然としないが、
それはマルクス主義者だったということなのか?
まぁどうでもいい。
おおざっぱな議論である印象はあるが、
世界の根底についての話で、
考えさせられる。
この今現在ある世界と、
理想とする世界。
どう自分は動くべきか。
いや、動くのか。


ふと、本をちゃぶ台に置いて、
ガラガラと窓を開ける。
窓に向かって座り、
ぼーっとしながら、
考える。
次第に、考えが拡散し、
収集するのも面倒になり、
また本を手に取る。


そんな読書だ。