どっくしょん
花粉症かもしれぬ。
目頭がかゆく、くしゃみが時折止まらない。
週末部屋を掃除したところ、なんだかすっきりいい気分。
ワォ。
ここのところ読書していなかった。
ので久々にした。
だいぶ前に購入したものの読んでいなかった本を読む。
- 作者: ロラン・バルト,三好郁朗
- 出版社/メーカー: みすず書房
- 発売日: 1980/09/25
- メディア: 単行本
- 購入: 4人 クリック: 30回
- この商品を含むブログ (42件) を見る
文学部っぽいですね。
当時はなんら興味なかったものの、
ちゃんと読めば面白いだろうと思い、
売ったりせずに取っておいた。
そして読んでみたら面白かった。
(稚拙)
内容は恋愛にまつわるディスクール、断章、
を様々な出典から集めたものに、記号学的な解釈を加えている。
記号学的な解釈というのは、おそらく、
「意味あるもの」は独立してあるものではなく、
ただ記号が存在し、その記号に対して我々が解釈を下し、
意味を生み出しているのだ、といったような感じなんじゃないだろうか。
テーマごとに分けられている。
沈黙、不安とかね。
で、それらについてウジウジ考えている感じ。
非常に読んでて楽しい。
やや硬いボーイズビーみたいなもんだ。
- 作者: 辺見庸,坂本龍一
- 出版社/メーカー: 朝日新聞社
- 発売日: 2005/04
- メディア: 文庫
- この商品を含むブログ (6件) を見る
辺見庸と坂本龍一の世界を巡る対談。
どうどうと自分たちを旧左翼といっている。
いまだに判然としないが、
それはマルクス主義者だったということなのか?
まぁどうでもいい。
おおざっぱな議論である印象はあるが、
世界の根底についての話で、
考えさせられる。
この今現在ある世界と、
理想とする世界。
どう自分は動くべきか。
いや、動くのか。
ふと、本をちゃぶ台に置いて、
ガラガラと窓を開ける。
窓に向かって座り、
ぼーっとしながら、
考える。
次第に、考えが拡散し、
収集するのも面倒になり、
また本を手に取る。
そんな読書だ。