京都新聞電子版に小型風車の記事を見つけました。

YOUYOUパーク西大路の街路灯には、小型風力発電機(ゼファー製)と太陽光発電機が取り付けられているそうです。
設置したのは、下着メーカーのワコール。


さすが京都議定書発行元!
他にも、小型風力発電機は活躍しているそうで、日本全国で5000基が稼働しているそうな。
意外と身近に風車があるかも。
探してみましょ。

京都の知人が現地レポート

  
新幹線や在来線のそばにあるためか、風車の音は全然気にならなかったそうです。
風は吹いたり止んだり、太陽光とのハイブリッドにしないと効果あがらないようですね。

場所は西大路駅のすぐ近くにワコールの建物があって,その手前の小スペースな一画を公園として整備したものでした。
駅から歩いてみると時計の塔がまず見えてその横で羽がくるくる回っていました。
風はまぁまぁあったのですが,羽は回ったり回らなかったり(微妙な風向きに左右されるんですかねぇ)
回り方は軽やかでした。
音はまったくしませんでした。(といっても場所が新幹線と在来線の線路がすぐ近くなので
多少の音は気にならないようなところです。でもモーター音は聞こえませんでした。)
あと看板にもあるように太陽光発電も行っているようで太陽光パネルもついていました。
あったのは写真の一基のみです。
でもどっかで同じようなもの見た気がするんですよねぇ〜
見かけたらまた報告します。



※追記(060828)

いつもお世話になっているブログ「風力発電と子育て日記」のコメントで、
 東伊豆町の観光公園にもハイブリッド型(太陽光・風力)が導入されている
と教えていただきました。
騒音問題が気になるところですが、災害発生時の電力確保には非常に効果的だと思います。
自治体はこういう取り組みについて、もっとアピールした方がいいと思います。


  • 小型風力発電 自家用で注目 南区の公園、街路灯で活躍


公園の街灯の電力を供給する小型風力発電施設(京都市南区
 小型の風力発電が、クリーンで環境にやさしい自然エネルギーとして注目されている。自家用の代替エネルギーは太陽光が主流だったが、発電機器の小型化、高性能化が急速に進んでいるうえ、太陽光に比べ設置費用が安いこともあり普及も進みつつあるようだ。

 京都市南区の公園「YOUYOUパーク西大路」。街灯の先端に飛行機の形をした発電機が取り付けられ、プロペラが回転している。公園に隣接する下着メーカーのワコールが2年前に設置。公園の街路灯に電力を供給している。

 小型発電機は風力発電機器専門のベンチャー「ゼファー社」(東京都)の製造。1997年の創立以来、海外製品を日本仕様にして販売してきたが、国内での拡販を目指し、東京大などの協力で国産第一号を開発した。木の枝が揺れる程度の風で家庭用電力の3分の1をまかなえるという。

 風力発電は、大型施設が各地で稼働しているが、毎秒20メートルを超える強風では危険性が高まるため運転を停止する仕組みになっている。一方、小型の場合は50メートル程度まで運転できるといい、同社によると強風地帯や風が乱れやすい地域にも向いているという。

 府と京丹後市の「うみかぜ風力エネルギー普及モデル支援事業」により同市内に11基設置されているほか、国内では現在、出力1キロワット程度の小型風力発電施設が公共施設を中心に5000基稼働している。長野県の山小屋には、トイレ浄化槽の電源として設置され、し尿による地下水汚染の防止に役立っている。

 自然代替エネルギーの普及を目指すNGO(非政府組織)、環境エネルギー研究所(東京都)の大林ミカ副所長は「代替エネルギーは無駄の多い集中・大型ではなく、小型・分散であるべきだ。その点で小型風力は重要な役割を果たすのではないか」と期待している。