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Shot in the Heart: NATIONAL BOOK CRITICS CIRCLE AWARD WINNER ペーパーバック – 1995/8/1
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Gary Gilmore, the infamous murderer immortalized by Norman Mailer in The Executioner's Song, campaigned for his own death and was executed by firing squad in 1977. Writer Mikal Gilmore is his younger brother. In Shot in the Heart, he tells the stunning story of their wildly dysfunctional family: their mother, a black sheep daughter of unforgiving Mormon farmers; their father, a drunk, thief, and con man. It was a family destroyed by a multigenerational history of child abuse, alcoholism, crime, adultery, and murder.
Mikal, burdened with the guilt of being his father's favorite and the shame of being Gary's brother, gracefully and painfully relates his story "from inside the house where murder is born... a house that, in some ways, [he has] never been able to leave." Shot in the Heart is the history of an American family inextricably tied up with violence, and the story of how the children of this family committed murder and murdered themselves in payment for a long lineage of ruin.
- 本の長さ416ページ
- 言語英語
- 出版社Anchor
- 発売日1995/8/1
- 寸法13.21 x 2.31 x 20.32 cm
- ISBN-100385478003
- ISBN-13978-0385478007
商品の説明
出版社からのコメント
"One of the most beautifully written, moving nonfiction ooks published in the past five years." -- Deidre Donahue, USA Today.
"Remarkable, astonishing... Shot In The Heart reads like a combination of Brothers Karamazov and a series of Johnny Cash ballads... chilling, heartbreaking, and alarming." -- Michiko Kakutani, The New York Times.
"Mesmerizing... riveting and immensely moving... Shot In The Heart is a gesture of sustained courage that just happens to be a page-turner." -- Daphne Merkin,The New Yorker.
レビュー
"One of the most beautifully written, moving nonfiction books published in the past five years." -- Deidre Donahue, USA Today.
"Remarkable, astonishing... Shot in the Heart reads like a combination of Brothers Karamazov and a series of Johnny Cash ballads... chilling, heartbreaking, and alarming." -- Michiko Kakutani, The New York Times.
"Mesmerizing... riveting and immensely moving... Shot in the Heart is a gesture of sustained courage that just happens to be a page-turner." -- Daphne Merkin,The New Yorker.
著者について
登録情報
- 出版社 : Anchor; Reissue版 (1995/8/1)
- 発売日 : 1995/8/1
- 言語 : 英語
- ペーパーバック : 416ページ
- ISBN-10 : 0385478003
- ISBN-13 : 978-0385478007
- 寸法 : 13.21 x 2.31 x 20.32 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 137,622位洋書 (洋書の売れ筋ランキングを見る)
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著者について
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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本著の一番の魅力は、徹底的に行われた取材によって明らかになった、目を覆いたくなるほどの悲劇的な過去を、その物語の渦中にいた著者が、逃げることなく直視し、しかし主観に流されずに、それでいて自分の気持ちを正直に織り交ぜながら語っている点。ともするとメロドラマチックなノンフィクションになりがちな主題だけれど、それが心に突き刺さる現実として読者に迫ってくる。まさに、タイトルのように、それはshot in the heartなのだ。
残虐な犯罪を犯して死に至った兄、Gary。そして、残虐な犯罪の犠牲者になって死んでいった兄、Gaylen。父も母も死に、残った兄の
Frank Jr.は失踪。そして一人取り残されたMaikelは、この呪われたGilmore家の呪縛はどこから始まるのだろうかと、自らのルーツを遡っていく。敬虔なモルモン教の一家に育った母Bessieと、一回り以上年上の夫Frankという2人の結婚は、始まりから暗いものだった。Frankには「何人もの」前妻や子供がいたし、謎めいた過去があった。酒に溺れ、犯罪を繰り返し、一つ所に定着できないFrankは、やがて妻子に暴力をふるうようになる。理由もなく殴られ、罵られ、鞭で打たれるFrank Jr.とGary。そんな幼少時代が、彼らの人格形成に与えた影響は…。Garyともう一人の兄、Gaylenは、犯罪に犯罪を重ね、刑務所を出たり入ったり。Maikelは、唯一父Frankの愛を受けて育つが、それは歪んだ愛情で、毎日は両親の罵倒や暴力、母の狂気に満ちていた。そんな家庭環境で育った兄の持つ犯罪への執拗なこだわりは決して理解できないものではなく、Maikelは自分にも同じ犯罪者の血が流れていることに恐怖を抱き、絶望に苛まれる。一方で、同じ境遇にいながらにして犯罪に手を染めなかったFrankの進む道も、決して容易いものではなく…。
犯罪者の家族となることが、どういうことなのか。死刑を執行するということに、どういう意味があるのか。目をそらしてはいけない現実を、深く考えさせられる一冊。そして何より、家族とは何なのか。家族の愛の深さに気づかされる。虚構ではない、真実だからこそ、読む人の心を揺さぶることができる物語なのだと思う。そして、真実は虚構の物語のように、ハッピーエンドでは終わらない。長い時を経て築きあげられたGilmore家に悲劇は、そう簡単には幕を閉じないし、MaikelとFrank Jr.は、今でも決して逃れることのできない亡霊に取り付かれ、悪夢を見続け、悩み、苦しんでいくのだろう。それが現実であり、その現実と対面して生きていくしかないのだろう。
かなり重い物語ではあったけれど、暗さよりも、生と死、家族の愛、運命を受け入れるというこ…そんなことについて、深く考えることができたので、貴重な一冊だったと思う。映画Dead Man Walkingをもう一度観たくなった。
核となる家族の話、両親それぞれの出自に加え、兄の処刑地となったユタ州とモルモン教の歴史も織り交ぜて書かれており、兄Garyが死刑囚となるまでの「血の連鎖」が深く理解できる。
文章は客観的であり、兄や両親の行動も時には容赦なく記している。しかし、ところどころに著者の感情があふれ出ている部分もあり、単なる「アウトサイダーによる記録」となっていない。
個人的には「幽霊」や著者の「夢」の描写部分は不要だと感じるが、それがこの作品に幻想的な味を加えていることは否めない。しかし、話が独特であることに加え、著者の文章への緩急のつけ方が秀逸であり、一気に読んだ。
作品を読んでいる最中にも、Garyの運命には大変心が痛んだ。
そして、作品の最後に明かされる家族の「秘密」に、ますます悲痛な思いがした。
日本語版は村上春樹氏が翻訳を手がけている。
大変良い作品であるので、英語・日本語どちらでも、読んでおきたい一冊と自信をもっておすすめする。