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Leviathan ペーパーバック – 2004/2/5
英語版
Paul Auster
(著)
Six days ago, a man blew himself up by the side of a road in northern Wisconsin. The explosion that detonates the narrative of Paul Auster's remarkable novel also ends the life of its hero, Benjamin Sachs, and brings two FBI agents to the home of one of Sachs's oldest friends, the writer Peter Aaron. What follows is Aaron's story, an intricate, subtle and gripping investigation of another man's life in all its richness and complexity.Leviathan is a compulsive, brilliant novel, an astonishingly original work of fiction by one of its accomplished masters.
- 本の長さ256ページ
- 言語英語
- 出版社Faber & Faber
- 発売日2004/2/5
- 寸法12.6 x 1.6 x 19.8 cm
- ISBN-100571169457
- ISBN-13978-0571169450
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商品の説明
著者について
Paul Auster was born in Newark, New Jersey in the United States in 1947. He graduated from Columbia University with an MA degree. In 1970 he worked as a merchant seaman on an Esso oil tanker. From 1971 to 1974 he lived in France, spending two years in Paris and one in Provence. After returning to New York in 1974, he began his writing career. Throughout the 1970s he wrote mainly poetry and essays which appeared in various magazines including the New York Review of Books. During the 1980s he concentrated on prose writing: a memoir and four novels were published. His screenplay Smoke and Blue in the Face was published in April 1996 to coincide with the release of the film, and in 1999 Faber published the screenplay Lulu on the Bridge. The Art of Hunger (a collection of essays, interviews and prose) and his Selected Poems were published in 1998. He is the author of nine novels, including The New York Trilogy.
登録情報
- 出版社 : Faber & Faber (2004/2/5)
- 発売日 : 2004/2/5
- 言語 : 英語
- ペーパーバック : 256ページ
- ISBN-10 : 0571169457
- ISBN-13 : 978-0571169450
- 寸法 : 12.6 x 1.6 x 19.8 cm
- カスタマーレビュー:
著者について
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2006年9月30日に日本でレビュー済み
勿論個人的な評価ですが、私はこのリバイアサンがオースターの作品の中で一番だと思います。余りにも繊細であった為に社会から姿を消し、そして爆弾魔として世間に舞い戻るしかなかった友人のことを、懸命に書き記そうとする主人公。アメリカとは何なのか、自由の女神とは何の象徴なのか、別にそんなことを考えなくても(考えた方がいいのには決まってますが)、十分に読ませてくれる作品です。オースターは実に色々なテーマに、色々なやり方でトライしている作家ですが、この作品は書きたい事とそこへのアプローチ、それに彼本来の美しい文体の全てが見事に一つにはまった、一発の特大ホームランのようなものではないでしょうか? 何度振り返っても、この主人公の友人である爆弾男のことがいとおしく思えてなりません。
2023年12月17日に日本でレビュー済み
「Oracle Night」に次いで読んだPaul Auster(1947~)の著作は、「Leviathan」である。出版は1992年だそうだから、Austerが45歳になろうという年である。
冒頭の描写が、何とも鮮烈である。一人の男が、1990年7月4日に、米国の独立記念日だ、ウィスコンシン州北部で爆弾により自死してしまったようすが描かれている。その男の名前はBenjamion Sachs、1945年8月6日生まれというから、ちょうど45歳になる1月前ほどに亡くなったことになっている。そしてこの日が広島に原爆が投下された日であることも、作中に描かれている。
さて主人公も作家であるように、Sachsも作家であったと言う設定になっている。その邂逅の場面も描出されているのだが、2人の男が酒を酌み交わしながら会話に興じる姿はなかなか想像だけの産物とは思えないほど真に迫っている。
それなりに成功した作家としての人生を歩んでいたSachsなのだが、1986年7月4日に事故にあってから人格が変容してしまう。その後のSachsは、半ばトランス状態のような生活を送っていくのだった。
それなりに楽しめる作品ではあるのだけれども、「Oracle Night」に比べると、やや魅力に欠ける印象が拭えない。
冒頭の描写が、何とも鮮烈である。一人の男が、1990年7月4日に、米国の独立記念日だ、ウィスコンシン州北部で爆弾により自死してしまったようすが描かれている。その男の名前はBenjamion Sachs、1945年8月6日生まれというから、ちょうど45歳になる1月前ほどに亡くなったことになっている。そしてこの日が広島に原爆が投下された日であることも、作中に描かれている。
さて主人公も作家であるように、Sachsも作家であったと言う設定になっている。その邂逅の場面も描出されているのだが、2人の男が酒を酌み交わしながら会話に興じる姿はなかなか想像だけの産物とは思えないほど真に迫っている。
それなりに成功した作家としての人生を歩んでいたSachsなのだが、1986年7月4日に事故にあってから人格が変容してしまう。その後のSachsは、半ばトランス状態のような生活を送っていくのだった。
それなりに楽しめる作品ではあるのだけれども、「Oracle Night」に比べると、やや魅力に欠ける印象が拭えない。
2010年8月22日に日本でレビュー済み
ポール・オースター(PA)の小説の魅力はやはり著者の作り出すあの不思議な世界です。やや乱暴な比較ですが、村上春樹ファンが彼の初期の作品に惹かれたように、PAもその独特の世界が読者を楽しませます。PA作品の特徴は、ストーリーが多重的で物語の中でまた別の物語が始まります(stories within stories)。「Leviathan」の場合、主人公Peter AaronがBenjamin Sachsのとった行動(物語の核心部分)を語るというスタイルになっています。著者自身かつてNPRのインタビューの中で「自分の世界が多重構造をとるのは、ストーリーどうしがぶつかり合う効果を期待するからです」という主旨のことを話していました。
さて、私の感想として、「Leviathan」の冒頭の部分は展開がやや遅いような気がしました(それ故あえて星4つとしました)。しかし第2章の、AaronとMaria Turnerが会う場面あたりから物語は俄然おもしろくなります。(PAを初めて読まれる方はそのあたりまではあきらめない方がよいのでは)
PAの英文スタイルについて触れれば、彼の英文はとても読みやすいと思います。よく「透明感のある文体」という形容がされますが、私個人的にはとても礼儀正しい、シンプルですっきりとした英語の文体でもって彼独特の複雑な人物描写をしていると思います。
かつて「The New York Trilogy」、「Oracle Night」、「Moon Palace」等を読みましたが、「Leviathan」も読者を十分楽しませる作品だと思います。お勧めの作品です。
さて、私の感想として、「Leviathan」の冒頭の部分は展開がやや遅いような気がしました(それ故あえて星4つとしました)。しかし第2章の、AaronとMaria Turnerが会う場面あたりから物語は俄然おもしろくなります。(PAを初めて読まれる方はそのあたりまではあきらめない方がよいのでは)
PAの英文スタイルについて触れれば、彼の英文はとても読みやすいと思います。よく「透明感のある文体」という形容がされますが、私個人的にはとても礼儀正しい、シンプルですっきりとした英語の文体でもって彼独特の複雑な人物描写をしていると思います。
かつて「The New York Trilogy」、「Oracle Night」、「Moon Palace」等を読みましたが、「Leviathan」も読者を十分楽しませる作品だと思います。お勧めの作品です。
2004年11月20日に日本でレビュー済み
~「私」の友人であるこの小説のヒーローが最後にとる行動、アメリカ各地での自由の女神像を爆破(ひとは誰も殺されない)は、日本人の私からみると(いや、私だけなのかもしれないが)、どうもちんけな行動にうつってしまうのだが・・・、アメリカにおける自由の女神像の爆破の意味をよくよく考えてみると、それはおどろくほどのインパクトがあることなのだな~~と思い知らされます。
「自由と民主主義」をイラクにもたらすんだと標榜してイラクに侵攻したアメリカ合衆国・・・、そこにはもはや自由と民主主義はなく、リヴァイアサン(旧約聖書にでてくる怪物)と化したアメリカの姿があるだけです。
作品の完成度と非常に濃密な構成からいえばオースター作品のなかでも最高の部類にはいるのでしょうが、その分、~~あまりに計算し尽くされているため行間から迸る熱情が薄れてしまったかのように見えるのが残念です。(私としては"Oracle~~ Night"のほうが好きです)
いずれにしろ、数多いの登場人物のさまざまでユニークな物語がかたられており(それぞれがこの小説の主人公みたいなもの)、その宝石のような短編(いや中編)小説群(?)が美しいジグソーパズルのように上手に散りばめられており読者を失望させることはありません。~
「自由と民主主義」をイラクにもたらすんだと標榜してイラクに侵攻したアメリカ合衆国・・・、そこにはもはや自由と民主主義はなく、リヴァイアサン(旧約聖書にでてくる怪物)と化したアメリカの姿があるだけです。
作品の完成度と非常に濃密な構成からいえばオースター作品のなかでも最高の部類にはいるのでしょうが、その分、~~あまりに計算し尽くされているため行間から迸る熱情が薄れてしまったかのように見えるのが残念です。(私としては"Oracle~~ Night"のほうが好きです)
いずれにしろ、数多いの登場人物のさまざまでユニークな物語がかたられており(それぞれがこの小説の主人公みたいなもの)、その宝石のような短編(いや中編)小説群(?)が美しいジグソーパズルのように上手に散りばめられており読者を失望させることはありません。~
2010年2月17日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
テーマの選び方、プロットの巧みさ、文章の美しさは言うまでもありません。にもかかわらず、ベンジャミン・サックスの言動に一貫性がないためか支離滅裂な印象も。他の作品と比べたら、読んでいる最中の興奮や、読後の充実感はやや少なかったかもしれません。
他の国からのトップレビュー
Marcone
5つ星のうち4.0
Escritores americanos em busca de si mesmos.
2020年9月26日にブラジルでレビュー済みAmazonで購入
Paul Auster escreve muito bem. Fala do mundo de escritores e artistas de uma forma mais sombria e intimista.
Julian Rubin
5つ星のうち5.0
Leviathan
2020年7月24日にメキシコでレビュー済みAmazonで購入
Muy buen thriller. Maravillosamente escrito. Es muy fácil de leer. Me gustó mucho. Lo recomiendo ampliamente a cualquiera la buena lectura.
Moussier Tombola
5つ星のうち5.0
Très bon livre très bien livré
2016年11月20日にフランスでレビュー済みAmazonで購入
Arrivé en France sans problème, la livraison a été de qualité.
Le livre est par ailleurs très bien écrit, et si comme moi vous n'êtes pas anglophone à 100% le niveau de langue est abordable.
Le livre est par ailleurs très bien écrit, et si comme moi vous n'êtes pas anglophone à 100% le niveau de langue est abordable.
Mark Dene
5つ星のうち5.0
Masterly, compellingly readable.
2011年1月27日に英国でレビュー済みAmazonで購入
For lack of a better superlative I'll say that this book is brilliant, like most of Paul Auster's books. This is the first line in the book "Six days ago a man blew himself up by the side of a road" - and from then on the book is an explosive narrative that grips you until the last line. The characters are real, alive and their story is a testimony to the complacency of modern life.